JPH05206581A - 半導体発光素子及びその製造方法 - Google Patents

半導体発光素子及びその製造方法

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JPH05206581A
JPH05206581A JP1145792A JP1145792A JPH05206581A JP H05206581 A JPH05206581 A JP H05206581A JP 1145792 A JP1145792 A JP 1145792A JP 1145792 A JP1145792 A JP 1145792A JP H05206581 A JPH05206581 A JP H05206581A
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light emitting
semiconductor
mesa
double heterojunction
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JP1145792A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Matsui
康浩 松井
Hideaki Horikawa
英明 堀川
Tetsuhito Nakajima
徹人 中島
Hiroshi Ogawa
洋 小川
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内部電流狭窄構造部を有する半導体レーザの
寄生容量を従来より低減でき然も該電流狭窄構造部で使
用する半導体層に要求される諸条件を従来より緩和でき
る構造を提供すること。 【構成】 n型InP基板31上にメサ状のダブルヘテ
ロ接合構造部33を具え、この基板の、ダブルヘテロ接
合構造部33両側部分上に、空気層で構成した絶縁物層
35bを有する電流狭窄構造部35を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体レーザ、発光
ダイオード等のような半導体発光素子及びその製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体発光素子は光通信用光源などをは
じめとして種々の分野で利用されている。このような半
導体発光素子は、高出力動作できかつ高速変調できるも
のが好ましい。それは、このようなものであると、例え
ば光通信分野では中継点数の軽減や情報伝送容量の向上
が図れるからである。
【0003】従来、この種の半導体発光素子としては、
例えば文献a(アイイーイーイージャーナル オブ カ
ンタム エレクトロニクス(IEEE JOURNAL
OF QUANTUM ELECTRONICS),V
OL.QE−23,No.6,(1987.6),p.
1054−1058)に開示の半導体レーザがあった。
図10はこの半導体レーザの構造説明に供する図であ
り、この半導体レーザをそのレーザストライプ方向と直
交する方向に切った断面図である。
【0004】この半導体レーザは、n型InP基板11
の一部分上にメサ状のダブルヘテロ接合構造部13を具
え、さらに、このn型InP基板11の、メサ状のダブ
ルヘテロ接合構造部13両側の部分上に、p型InP第
1ブロック層15a及びn型InP第2ブロック層15
bから成る電流狭窄構造部15とを具えていた。さら
に、この半導体レーザは、ダブルヘテロ接合構造部13
及び電流狭窄構造部15で構成される部分を所定幅W1
のメサ状にするために、ダブルヘテロ接合構造部13両
側の所定位置各々にコンタクト層17表面から基板11
に至る溝19a,19bを具えていた。なお、図10に
おいて、13aは活性層としてのInGaAsP層、1
3bはp型InP第1上側クラッド層、21はp型In
P第2上側クラッド層、23は絶縁膜としてのSiO2
膜である。
【0005】この半導体レーザでは、上側電極25と下
側電極27との間に電圧を印加すると電流はダブルヘテ
ロ接合構造部13に効率よく注入されるので、低閾値で
かつ高出力動作ができた。さらに、溝19a,19bを
設けることによって電流狭窄層15の幅を狭くしてある
ので、p型InP層15a及びn型InP層15bで構
成されるpn接合やp型InP層21及びn型InP層
15bで構成されるpn接合の各接合面で生じる容量が
溝19a,19bを設けない通常の埋め込み型の半導体
レーザに比べ少なくなり素子全体としての寄生容量が小
さくなるので、高速変調が可能であった。文献aによれ
ば、上述の幅W1を狭くする程(文献aではW1が20
μmより5μmの方が)寄生容量の低減が良好になされ
るという。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の半導体レーザでは、素子の寄生容量を低減する
ため2つの溝19a,19b間を狭くして電流狭窄構造
部15のpn接合面で生じる容量を低減していたが、こ
れら溝19a,19b間の寸法W1を狭くするにも加工
技術の制約から限界があるため、寄生容量をさらに低減
するにもおのずと限界があった。
【0007】また、電流狭窄構造部15により電流狭窄
を良好に行なうためには、p型InP第1ブロック層1
5a及びn型InP第2ブロック層15b各々の厚さを
それぞれ均一に1μm程度以上にすることが望ましくま
たこれら各層のキャリア濃度も5×1017〜1×1018
cm2 程度にすることが望ましいといった多くの条件を
満たす必要があるので、これらの軽減が望まれる。
【0008】また、これら各層15a,15bのキャリ
ア濃度を増すとこれらの界面の接合容量が増加して寄生
容量を増加させることとなるのでその最適化が難しいと
いう問題点もあった。
【0009】この出願はこのような点に鑑みなされたも
のであり、従ってこの出願の第一発明の目的は、内部電
流狭窄構造部を有する半導体発光素子の寄生容量を従来
より低減でき然も該電流狭窄構造部で使用する半導体層
に要求される諸条件を従来より緩和できる構造を提供す
ることにある。
【0010】また、この出願の第二発明の目的は、第一
発明の半導体発光素子を簡易に製造することができる方
法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的の達成を図るた
め、この出願の第一発明によれば、半導体基板上にメサ
状のダブルヘテロ接合構造部を具え、前述の半導体基板
の、前述のダブルヘテロ接合構造部両側部分上に電流狭
窄構造部を具える半導体発光素子において、電流狭窄構
造部の一部を絶縁物層で構成したことを特徴とする。
【0012】この第一発明の実施に当たり、前述の絶縁
物層の上下を半導体層で挟んで前述の電流狭窄構造部を
構成するのが好適である。
【0013】さらにこの第一発明の実施に当たり、前述
の絶縁物層の少なくとも一部を気体で構成するのが好適
である。
【0014】さらにこの第一発明の実施に当たり、前述
のダブルヘテロ接合構造部及びその両側の電流狭窄構造
部で構成される部分をメサ状としておくのが好適であ
る。
【0015】また、この出願の第二発明によれば、半導
体基板にメサ状のダブルヘテロ接合構造部を具え、前述
の半導体基板の、前述のダブルヘテロ接合構造部両側部
分に電流狭窄構造部を具える半導体発光素子を製造する
方法において、半導体基板上にメサ状のダブルヘテロ接
合構造部を形成する工程と、前述の半導体基板の、前述
のメサ状のダブルヘテロ接合構造部両側部分上に、少な
くとも第1の層、第2の層及び第3の層であって、該第
3の層が該第1及び第2の半導体層に対し選択的に除去
可能な材料で構成された第1〜第3の層を順に形成する
工程と、前述の第3の層上側から少なくとも前述の第2
の層に至る溝を形成する工程と、該溝により露出された
部分から前述の第2の層をサイドエッチングする工程と
を含むことを特徴とする。
【0016】ここで、これら第1〜第3の層は半導体基
板上に良好に成長できるもので、かつ、発光素子の特性
を損ねなければ種々の材料の層で良い。例えば、半導体
発光素子の製造で従来から用いている半導体層の中から
好適なものを選べば良い。なお、第3の層は、それ専用
の層として形成したものであっても、また設計によって
は専用の層として形成するのではなく半導体発光素子形
成のために形成される他の層例えばダブルヘテロ構造部
用の上側クラッド層などの層の一部で構成しても良い。
【0017】
【作用】この出願の第一発明の構成によれば、絶縁物層
で構成される障壁によって電流狭窄が行なえるので、p
n接合(p型及びn型半導体層を逆バイアス状態になる
ように配置したpn接合)による電流狭窄構造が不要と
なる。このため、素子中のpn接合面積が従来より低減
されるので、発光素子全体としての寄生容量を低減でき
る。
【0018】さらに、電流狭窄構造をpn接合により行
なわないことから、メサ状のダブルヘテロ接合構造部両
側に半導体層を用いる際にこの半導体層の、電流狭窄の
ために従来留意する必要があった導電型、膜厚、キャリ
ア濃度などの制約が、軽減又は無くなる。従って、この
半導体層は主に光学的な特性のみに留意すれば良くなる
ので半導体発光素子を製造するうえでの制約が軽減され
る。
【0019】さらに、絶縁物層の一部を気体で構成した
場合簡易に電流狭窄構造が構成できる。
【0020】さらに、ダブルヘテロ接合構造部及びその
両側の電流狭窄構造部で構成される部分をメサ状とする
構成の場合、このメサ状部分の側面から絶縁物層を形成
することができるので当該半導体発光素子を製造する上
で有利である。
【0021】また、この出願の第二発明の半導体発光素
子の製造方法によれば、メサ状のダブルヘテロ接合構造
部が形成された半導体基板の、該ダブルヘテロ接合構造
部両側部分上に、所定の第1〜第3層を順に形成し、そ
の後この試料上に例えば上側クラッド層やコンタクト層
などの層を形成し、その後、例えばこのコンタクト層表
面から前記第2の層に至る溝を形成する。この溝が形成
されると、この溝により第2の層の側面が露出される。
この第2の層は第1及び第3の層に対し選択的に除去で
きるので、この第2の層をサイドエッチングすることに
よりその除去跡に空洞を形成できる。
【0022】この空洞はそのまま利用すれば気体による
絶縁物層が構成できる。また、この空洞に例えばSiO
2 などの絶縁体を充填すれば固体絶縁物による絶縁物層
が構成できる。また、この空洞の一部に例えばSiO2
などの絶縁体を充填すれば少なくとも一部が気体で構成
された絶縁物層が構成できる。
【0023】
【実施例】以下、図面を参照して、第一発明の半導体発
光素子の実施例及び第二発明の製造方法の実施例につい
てそれぞれ説明する。なお、説明に用いる各図は、これ
らの発明が理解できる程度に、各構成成分の形状、大き
さおよび配置関係を概略的に示してあるにすぎない。
【0024】1.第一発明の説明 1−1.構造の説明 先ず、半導体レーザにこの第一発明を適用した例により
実施例を説明する。図1はその説明に供する図であり、
実施例の半導体レーザをそのレーザストライプに直交す
る方向に切って示した断面図である。
【0025】この実施例の半導体レーザは、半導体基板
としての例えば第一導電型のInP基板31上に、この
基板31の一部31a(基板31上にバッファ層を設け
その一部でも良い。)と、活性層としての所定の組成の
例えばInGaAsP33aと、第1上側クラッド層と
しての例えば第二導電型のInP層33bとで構成され
たメサ状のダブルヘテロ接合構造部33を具え、さら
に、この第一導電型のInP基板31の、メサ状のダブ
ルヘテロ接合構造部33両側の部分に、絶縁物層35a
及びその上下を挟む半導体層としての例えばInP層3
5b,35cで構成した電流狭窄構造部35を具えてい
る。
【0026】さらに、この実施例の半導体レーザは、ダ
ブルヘテロ接合構造部33及び電流狭窄構造部35で構
成される部分を所定幅Wのメサ状にするために、ダブル
ヘテロ接合構造部33両側の所定位置各々にコンタクト
層37表面から基板31に至る溝39a,39bを具え
ている。
【0027】なお、図1において、41は第二導電型I
nP第2上側クラッド層、43は絶縁膜としての例えば
SiO2 膜、45は上側電極、47は下側電極である。
【0028】ここで、メサ状のダブルヘテロ接合構造部
33は、その幅w0 が当該半導体レーザが横モード単一
発振できる幅のもので、図1紙面に垂直な方向の形状が
ストライプ状のものとしてある。
【0029】また、絶縁物層35aは、この実施例の場
合、気体(この場合空気)で構成したものとしてある。
【0030】また、溝39a,39bは、後の製造方法
の項において詳細に説明するが、絶縁物層35aである
空気層の形成を容易にするために設けたものである。従
って、絶縁物層35aの形成を後述の方法以外の他の好
適な方法で行なう場合は特に設けなくとも良い。しか
し、これら溝39a,39bを設ける場合はこれら溝3
9a,39b間の距離Wは、素子の寄生容量を低減する
意味では狭いほうが好ましい。ただし、この発明では絶
縁物層35aにより電流狭窄を図ってpn接合を可能な
限り素子中から排除しているためその点では溝間距離W
は図10を用いて説明した従来構造に比べ、広くするこ
とができる。
【0031】また、絶縁膜43は、電流狭窄構造部35
と上側電極45との間を絶縁するため、および、気体で
構成した絶縁物層35aの部分で上側電極45が段切れ
することを防止するために設けてある。このため、この
絶縁膜43の一部は、気体で構成された絶縁物層35a
の領域の一部分に入り込んで設けてある。
【0032】また、気体で構成した絶縁物層35aを挟
んでいるInP層35b,35c各々は、気体で構成し
た絶縁物層35aの空間(空洞部)を規定する機能を有
しているものである。このため、これらの層35b,3
5cの導電型、膜厚、キャリア濃度は本来任意にでき
る。しかし、これら各層35b,35cのうちの、In
P基板31と接しているInP層35bは、基板31の
導電型と同じ導電型のInP層か或いはノンドープ(高
抵抗のn層)のInP層とした方が基板31との間でp
n接合を構成せず接合容量が生じないので好ましい。た
だし、n型InP層はp型InP層より低抵抗なので耐
リーク電流の点では不利になると考えられるので、この
実施例ではInP層35bはp型InP層で構成してい
る。また、第二導電型のInP上側第2クラッド層41
と接しているInP層35cは、第二導電型の層とした
方が上側第2クラッド層との間でpn接合を構成せず接
合容量が生じないので好ましい。この場合もそうしてい
る。
【0033】この実施例の半導体レーザでは、pn接合
の逆バイアス構造を用いずに絶縁物層35aによる障壁
により電流狭窄を行なっているため、pn接合面積を従
来より低減できるので、その分素子の寄生容量を低減で
きる。また、電流狭窄をpn接合により行なわないた
め、電流狭窄のために電流狭窄構造部の半導体層の厚
さ、導電型、キャリア濃度を考慮しなければならなかっ
た従来構造に比べ、素子製造上の制約が軽減でき工程自
由度が高まる。したがって、これら各半導体層35b,
35cは主に光学的な特性を満足する(例えば活性層で
発した光を吸収することがない)ように設計すれば良く
なる。
【0034】1−2.電流狭窄構造部の構成例 上述の実施例の半導体レーザの電流狭窄構造部35にお
いて考え得るその具体的な構成例は次の通りである。図
2、図3、図4及び図5はその説明に供する要部断面図
であり、各構成例について図1のダブルヘテロ接合構造
部33及び電流狭窄構造部35の部分に着目して示した
図である。なお、これらの図において、×××を付した
部分は各例でのpn接合容量が生じる部分を示す。
【0035】(a).電流狭窄構造部の第1の例 この第1の例は、図2に示したように、基板31をn型
InP基板で構成し、電流狭窄構造部35の基板31側
の層35bをn型若しくはノンドープ(高抵抗のn型に
当たる)のInP層で構成し、かつ、上側クラッド層3
3b,41をp型InP層で構成した例である。この第
1の例の場合は、pn接合の面積が比較的少ないので素
子の寄生容量低減には有利であるが、リークパスとなる
危険性がある層35bを構成しているn型InP層はp
型InP層に比べ低抵抗なので、耐リーク電流特性に不
利と考えられる。
【0036】(b).電流狭窄構造部の第2の例 この第2の例は、図3に示したように、基板31をn型
InP基板で構成し、電流狭窄構造部35の基板31側
の層35bをp型InP層で構成し、かつ、上側クラッ
ド層33b,41をp型InP層で構成した例である。
この第2の例の場合は上記第1の例程素子の寄生容量低
減はできないが図10を用いて説明した従来構造のもの
よりは素子の寄生容量低減が図れる。また、リークパス
となる危険性がある層35bをp型InP層で構成して
あるのでn型InPで構成する場合よりリーク電流を低
減できる。
【0037】(c).電流狭窄構造部の第3の例 この第3の例は、図4に示したように、基板31をp型
InP基板で構成し、電流狭窄構造部35の基板31側
の層35bをp型InP層で構成し、かつ、上側クラッ
ド層33b,41をn型InP層で構成した例である。
この第3の例の場合はpn接合の面積が上記第1の例と
同様に比較的少ないため寄生容量の低減に有利であり、
また、リークパスとなる危険性のある層35bをp型I
nP層で構成してあるのでリーク電流を低減するうえで
も有利である。なお、層35bを構成するp型InP層
のキャリア濃度は低い方が良い。
【0038】(d).電流狭窄構造部の第4の例 この第4の例は、図5に示したように、基板31をp型
InP基板で構成し、電流狭窄構造部35の基板31側
の層35bをn型又はノンドープのInP層で構成し、
かつ、上側クラッド層33b,41をn型InP層で構
成した例である。この第4の例の場合は、pn接合面は
広いので寄生容量低減に不利であり、また、リークパス
となる危険性のある層35bをn型InP層で構成して
あるのでリーク電流を低減するうえでも不利である。
【0039】上記第1〜第4の構成毎の寄生容量低減効
果及びリーク電流低減効果についてこれら4つの構成例
間で比較した結果を下記の表1にまとめて示した。な
お、表中、◎、○、及び×は、◎側程効果が大きいこと
を示す。
【0040】
【表1】
【0041】1−3.実験結果 次に、上述した電流狭窄構造部の第1〜第4の構成例の
うちの第1の構成例及び第2の構成例と、図10を用い
て説明した従来の構成(この従来構成を以下比較例とい
う。)の3種類の構成の半導体レーザをそれぞれ作製
し、それらの素子での容量及び最大光出力をそれぞれ測
定した。その結果を下記の表2に示した。
【0042】なお、これら3種類の素子を作製する際の
使用材料や素子寸法、作製条件は勿論同じとしている。
主な条件を述べると次の通りである。絶縁物層35aは
空気で構成した。基板31としてキャリア濃度が2×1
18/cm3 のn型InP基板を用いた。この基板31
上にキャリア濃度が5×1017/cm3 のn型InPバ
ッファ層を設けた。第1の構成例(図2参照)での層3
5bはキャリア濃度が5×1015/cm3 のノンドープ
InP層で構成した。第2の構成例(図3参照)での層
35bはキャリア濃度が2×1017/cm3 のp型In
P層で構成した。比較例の電流ブロック層15a,15
b(図10参照。)は5×1017〜1×1018cm2
度とした。また、溝間距離(図2、図3でのWや図10
でのW1のこと)はこの場合約15μmとした。
【0043】
【表2】
【0044】表2の結果から明らかなように、素子の寄
生容量については上記第1の構成例、第2の構成例いず
れの場合も、従来より大幅に低減できることが分かる。
しかし、第1の構成例の場合は他の2者に比べ最大光出
力が劣る。これは、層35bをn型InP層で構成して
いる分リーク電流が他の2者に比べ生じ易いためと考え
られる。しかし、第1の構成例及び第2の構成例の結果
より、絶縁物層35a(この場合空気の絶縁物層)によ
り電流狭窄が可能なことは充分理解できる。また、絶縁
物層の形状の適正化を図ることによりリーク電流は改善
できると考えられるので、この第一発明の構造は素子の
寄生容量低減に有効であり所望の電流狭窄機能を持つ半
導体発光素子を得るのに有用なものであることが分か
る。
【0045】なお、この第一発明は上述の実施例のみに
限られず、例えば以下に説明するような変更を加えるこ
とができる。
【0046】例えば、上述の例では、ダブルヘテロ接合
構造部33の下側クラッド層を基板の一部31aにより
構成していたが、基板31上にバッファ層を設けてその
一部で下側クラッド層を構成するようにしても良い。
【0047】また、上述の例では絶縁物層35aの上側
にはInP層35cを専用に設けていたが設計によって
はこの層35cを別途に設けることなく上側第2クラッ
ド層41の一部で兼用しても良い。
【0048】また、上述の実施例では絶縁物層35aを
気体で構成していたが、絶縁物層35aを規定している
空間の全部又は一部にSiO2 膜やポリイミド樹脂など
の絶縁物を積極的に充填して絶縁物層35aを固体絶縁
物で全て構成するか、一部を気体で構成し残りを固体絶
縁物で構成するようにしてもよい。また、絶縁物層35
aの一部又は全部を気体で構成する場合に気体として空
気以外の好適なものを用いても良い。また、気体の代わ
りに絶縁性を有する液体を用いても良い。
【0049】また、上述の実施例では、InGaAsP
/InP系半導体レーザに第一発明を適用していたが、
半導体発光素子の構成材料や導電型は上述の例に限られ
ない。例えばGaAs系の半導体レーザなど他の材料を
用いたものにも広く適用できる。
【0050】また、上述の実施例ではこの第一発明を半
導体レーザに適用していたが、メサ上のダブルヘテロ接
合構造部及びこれを挟む電流狭窄構造部を供える発光ダ
イオードにも適用できることは明らかである。
【0051】2.製造方法の説明 次に、第二発明の製造方法の実施例について、図1を用
いて説明した半導体レーザを製造する例により説明す
る。ただし、以下の説明で述べる使用材料、薬品及び膜
厚、温度、材料の使用料などの数値的条件は単なる一例
にすぎない。なお、図6(A)及び(B)と図7(A)
及び(B)と図8(A)及び(B)と図9(A)〜
(C)とは、実施例の製造方法を説明するための工程図
であり、主な工程での素子の様子を図1に対応する位置
での断面図により示した工程図である。
【0052】先ず、半導体基板上にメサ状のダブルヘテ
ロ接合構造部を以下のように形成する。
【0053】半導体基板としての例えばn型InP基板
31の(100)面上に活性層形成用薄膜としてInG
aAsP層33xを0.1μmの膜厚で形成し、さらに
このInGaAsP層33x上に上側第1クラッド層形
成用薄膜としてのp型InP層33yを0.2〜0.8
μm程度の膜厚で形成する(図6(A))。勿論、必要
に応じ、基板31と活性層形成用薄膜33xとの間に第
一導電型のInPバッファ層を形成しても良い。
【0054】なお、これら各層33x,33yの形成を
有機金属気相成長法により行なう場合、これらの成長
は、例えば、成長温度を650℃とし、V族元素/III
族元素比を50〜200の間の値とし、インジウム(I
n)の原料をトリメチルインジウム(TMI)とし、ガ
リウム(Ga)の原料をトリエチルガリウム(TEG)
とし、リン(P)の原料をホスフィン(PH3 )とし、
砒素(As)の原料をアルシン(AsH3 )とし、p型
InPを得るための不純物添加用原料をジエチルジンク
(DEZn)とした条件により、行なうことができる。
また、バッファ層を形成する場合もこれに準じた方法に
より行なうことができる。
【0055】次に、p型InP層33y上に、ストライ
プ方向が[011]方向即ちレーザーストライプ方向で
あり幅ws が所定の寸法とされた、SiO2 膜で構成し
たマスク51を、公知のホトリソグラフィ技術及びエッ
チング技術により形成する(図6(A))。ここで、マ
スク51の幅ws は、次工程でのエッチングが終了して
形成されるメサ状のダブルヘテロ接合部33の幅が、当
該半導体レーザで単一基本横モード発振が可能な幅(通
常1〜1.5μm)にできるような幅とする。
【0056】次に、このマスク51を有する試料のマス
ク51で覆われていない部分をブロム(Br2 )とメタ
ノール(CH3 OH)との混合液により基板31に至る
までエッチングして、メサ状のダブルヘテロ接合構造部
33を形成する(図6(B))。このエッチングは活性
層形成用薄膜33xを貫くようになされれば設計に応じ
た任意の量で良い。この実施例ではメサ状のダブルヘテ
ロ接合構造部33の高さが2μm程度になるようにこの
エッチングを行なっている。
【0057】次に、マスク51を残したままの状態でメ
サ状のダブルヘテロ接合構造部33形成済みの基板31
の、ダブルヘテロ接合構造部33両側部分上に、少なく
とも第1の層35x、第2の層35y及び第3の層35
zであって、該第2の層35yが該第1及び第2の層3
5x,35zに対し選択的に除去可能な材料で構成され
た第1〜第3の層を順に形成する(図7(A))。この
実施例ではこれら第1〜第3の層のうちの第1及び第3
の層35x,35zをいずれもp型InP層で構成し、
第2の層35yをInGaAsP層で構成する。特に第
2の層35yは、第1及び第3の層であるInP層35
x,35zに対し選択性を持たせる意味でP(リン)を
含まないか含んでも微量の組成のInGaAs(P)層
で構成するのが良い。具体的には、第2の層35yはバ
ンドギャップ波長が1.3〜1.67の組成のInGa
As(P)層とするのが良い。これら各層35x,35
y,35zは例えば上述の有機金属化学気相法により形
成できる。この際、第1の層であるp型InP層35x
は、メサ状のダブルヘテロ接合構造部33の表面とほぼ
面一となるような膜厚に、この場合は膜厚が2μm程度
になるように形成するのが好適である。このようにする
と、ダブルヘテロ接合構造部33及び第1の層35x表
面が平坦面となるのでその後にこの上に形成される第2
の層35などの結晶成長を良好に行なえるからである。
なお、この第1の層35xの導電型は、素子の寄生容量
を低減する点では基板31の導電型と同じとした方が良
く、また、リーク電流を低減する点ではInP系の場合
はp型とした方が良いのでこれらの点を考慮して設計に
応じて決定する。また、第3の層35zの導電型は上側
第2クラッド層の導電型と同じとするのが好ましい。
【0058】また、第2の層35yの膜厚は、あまり厚
くすると後にこの層を選択的にサイドエッチングして形
成される空洞部(図8(B)参照)の開口口を絶縁膜4
3によって埋めることが困難になり余り薄いとこのサイ
ドエッチングが良好に行なえないことから、例えば15
0〜200nm程度とするのが良い。
【0059】また、第3の層35zは、マスク51を除
去するために試料を結晶成長装置(図示せず)から一度
出した後に上側第1InPクラッド層33b上及びIn
GaAs(P)層35y上に形成される上側第2InP
クラッド層41の結晶性を良好にする機能を主に持つの
で、これが得られる膜厚にすれば良い。つまり、第3の
層35zを設けずに上側第1InPクラッド層33b上
及びInGaAs(P)層35y上に第2InPクラッ
ド層41を直接成長させると、この成長前の熱処理など
においてInGaAs(P)層では、その組成がInP
層と異なっていればいる程As抜けが起こり結晶性が低
下する。このため、InGaAs(P)層35y上に形
成される第2InPクラッド層41の結晶性が低下す
る。しかしこの実施例のようにInGaAs(P)上に
InP層35zを設けておくと、上述のInGaAs
(P)層の結晶性低下は防止できるので結果的に第2I
nPクラッド層41の結晶性を良好にできる。なお、第
2の層35yが上述のような心配が無いものである場合
は、第3の層35zは専用に形成することなく第2の上
側クラッド層41の一部で兼用しても良い。
【0060】なお、第1の層35xはメサ状のダブルヘ
テロ接合構造部33の側面及び基板31で構成される下
地上に、この形状に倣って図9(A)〜(C)に示すよ
うに成長することを走査型電子顕微鏡によって確認して
いるので、第一の層35xの膜厚が2μmに満たない場
合であっても、活性層を構成するInGaAsP33a
と第2の層であるInGaAs(P)層35yとは、第
1の層35xによって分離できる。このため、後に行な
われるう第2の層(InGaAs(P))35yのサイ
ドエッチングにおいてInGaAsP活性層33aは保
護される。
【0061】次に、試料を結晶成長装置(図示せず)か
ら一度取り出した後マスク51をフッ酸(HF)により
除去する。次に、この試料上全面に上側第2クラッド層
41形成用薄膜として例えばp型InP層41x及びコ
ンタクト層37形成用薄膜として例えばp型InGaA
sP層37xを例えば有機金属化学気相成長法により形
成する(図7(B))。
【0062】次に、コンタクト層形成用薄膜37x上
に、この層37xの溝39a,39b(図1参照)形成
予定領域に当たる部分を露出する開口部を有するエッチ
ングマスク(図示せず)を形成した後、このコンタクト
層形成用薄膜37x表面から少なくとも第2の層35y
に至る溝好ましくは第2の層35yを貫く深さ(この礼
では基板31に至る深さ)の溝39a,39bを公知の
ウエットエッチング法により形成する(図8(A))。
【0063】次に、溝39a又は溝39bにより露出さ
れた前記第2の層であるInGaAs(P)層35yを
選択的にサイドエッチングする。これにより、第2の層
35yの除去跡に空洞部135が形成される(図8
(B))。なお、このサイドエッチングは、例えば、過
酸化水素水(H2 2 )と硫酸(H2 SO4 )と水(H
2 O)とを容積比1:3:1ないしは1:4:1の混合
比で混合した液体により室温において行なうことができ
る。また、この第2の層35yであるInGaAs
(P)層は光学的な点からは完全に除去するのが好まし
い。このInGaAs(P)層35yが残存すると、こ
の残存部分が活性層33aの光を吸収して半導体レーザ
の特性を低下させるからである。このような除去は、上
述のエッチング条件であれば3分程度のエッチングによ
り可能である。
【0064】次に、この試料上全面に絶縁膜としてのS
iO2 膜43を形成し、次に、このSiO2 膜43の、
コンタクト層37に当たる部分に開口部を形成してこの
開口部形成済みのSiO2 膜上に上側電極45を形成す
る。また、基板31の裏面に下側電極47を形成する
(図1)。なお、このSiO2 膜43の膜厚は第2の層
35yであるInGaAs(P)層の膜厚の1.5〜2
倍程度とするのが良い。このような膜厚であると、空洞
部135の開口口を塞ぐことができるので空気層で構成
した絶縁物層35を形成できかつ上側電極45の、空洞
部135での段切れを防止でき、さらに、SiO2 膜4
3自体にクラックが生じることもないからである。
【0065】なお、この第二発明は上述の実施例に限ら
れず以下に説明するような変更を加えることができる。
【0066】上述の実施例では第1の層35x、第3の
層35z各々をInP層とし第2の層35yをInGa
As(P)層としていたが、これらの層35x,35
y,35zは、基板31やメサ状のダブルヘテロ接合構
造部33との整合性が良く、光学的な条件を満たし、か
つエッチングの選択性が得られる組み合わせであれば他
の好適な層(半導体層以外の層も含む。)であっても勿
論良い。
【0067】また、この第二発明の方法はInGaAs
P/InP系の半導体レーザ以外の半導体発光素子(発
光ダイオードも含む)の製造にも適用できる。例えば、
GaAs系の半導体発光素子の製造に適用する場合は、
基板をGaAs基板で構成し、活性層をAlGaAs層
で構成し、上側及び下側クラッド層を活性層とは組成が
異なるAlGaAs層でそれぞれ構成し、第1の層35
x及び第3の層35z各々を例えばAlGaAs層で構
成し、第2の層35yをGaAsまたはAlGaPで構
成することにより実施例と同様な効果が得られる。
【0068】
【発明の効果】上述した説明からも明らかなように、こ
の出願の第一発明の構成によれば、pn接合による電流
狭窄構造が不要となるため、素子中のpn接合面積を従
来より低減できるので、発光素子全体としての寄生容量
を低減できる。このため、高速で動作する半導体発光素
子の構築が可能になる。
【0069】また、電流狭窄構造をpn接合により行な
わないことから、メサ状のダブルヘテロ接合構造部両側
に半導体層を用いる際にこの半導体層の、電流狭窄のた
めに従来留意する必要があった導電型、膜厚、キャリア
濃度などの制約が、軽減又は無くなる。従って、半導体
発光素子を製造するうえでの制約を従来より軽減でき
る。
【0070】また、リーク電流パスは活性層両側付近の
併せて3μm程度の幅の部分に限定されるのでリーク電
流低減効果も得られる。
【0071】また、この出願の第二発明の半導体発光素
子の製造方法によれば、メサ状のダブルヘテロ接合構造
部が形成された半導体基板の、該ダブルヘテロ接合構造
部両側部分上に、所定の第1〜第3層を順に形成し、そ
の後、所定の工程によってこの第2の層をサイドエッチ
ングすることによりその除去跡に空洞を形成する。この
空洞をそのまま利用することにより気体による絶縁物層
が構成できる。また、この空洞に例えばSiO2 などの
絶縁体を充填すれば固体絶縁物による絶縁物層が構成で
きる。また、この空洞の一部に例えばSiO2 などの絶
縁体を充填すれば少なくとも一部が気体で構成された絶
縁物層が構成できる。このように、この第二発明によれ
ば、第一発明の半導体発光素子を簡易に製造することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の半導体発光素子の説明に供する断面図
である。
【図2】実施例の半導体発光素子での電流狭窄構造部の
第1の例を示した要部断面図である。
【図3】実施例の半導体発光素子での電流狭窄構造部の
第2の例を示した要部断面図である。
【図4】実施例の半導体発光素子での電流狭窄構造部の
第3の例を示した要部断面図である。
【図5】実施例の半導体発光素子での電流狭窄構造部の
第4の例を示した要部断面図である。
【図6】(A)及び(B)は製造方法の実施例の説明に
供する工程図である。
【図7】(A)及び(B)は製造方法の実施例の説明に
供する図6に続く工程図である。
【図8】(A)及び(B)は製造方法の実施例の説明に
供する図7に続く工程図である。
【図9】(A)〜(C)は製造方法の説明に供する図で
あり、電流狭窄構造部の第1の層の成長過程の説明図で
ある。
【図10】従来の半導体発光素子を示した図である。
【符号の説明】
31:半導体基板(例えば第一導電型のInP基板) 33:メサ状のダブルヘテロ接合構造部 33a:活性層(例えばInGaAsP層) 33b:上側第1クラッド層(例えば第二導電型のIn
P層) 35:電流狭窄構造部 35a:絶縁物層(気体(空気)で構成した絶縁物層) 35b,35c:半導体層(例えばInP層) 37:コンタクト層(例えば第二導電型のInGaAs
P層) 39a,39b:溝 41:上側第2クラッド層 43:絶縁膜 45:上側電極 47:下側電極 51:マスク(例えばSiO2 膜) 135:空洞部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川 洋 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上にメサ状のダブルヘテロ接
    合構造部を具え、前記半導体基板の、前記ダブルヘテロ
    接合構造部両側部分上に電流狭窄構造部を具える半導体
    発光素子において、 電流狭窄構造部の一部を絶縁物層で構成したことを特徴
    とする半導体発光素子。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体発光素子におい
    て、 前記絶縁物層の上下を半導体層で挟んで前記電流狭窄構
    造部を構成したことを特徴とする半導体発光素子。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の半導体発光素子
    において、 前記絶縁物層の少なくとも一部を気体で構成してあるこ
    とを特徴とする半導体発光素子。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の半導体発光素子におい
    て、 前記ダブルヘテロ接合構造部及びその両側の電流狭窄構
    造部で構成される部分をメサ状としてあることを特徴と
    する半導体発光素子。
  5. 【請求項5】 半導体基板上にメサ状のダブルヘテロ接
    合構造部を具え、前記半導体基板の、前記ダブルヘテロ
    接合構造部両側部分上に電流狭窄構造部を具える半導体
    発光素子を製造する方法において、 半導体基板上にメサ状のダブルヘテロ接合構造部を形成
    する工程と、 前記半導体基板の、前記メサ状のダブルヘテロ接合構造
    部両側部分上に、少なくとも第1の層、第2の層及び第
    3の層であって、該第2の層が該第1及び第2の層に対
    し選択的に除去可能な材料で構成された第1〜第3の層
    を順に形成する工程と、 前記第3の層上側から少なくとも前記第2の層に至る溝
    を形成する工程と、 該溝により露出された部分から前記第2の層をサイドエ
    ッチングする工程とを含むことを特徴とする半導体発光
    素子の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の半導体発光素子におい
    て、 前記第1〜第3の各層を半導体層としたことを特徴とす
    る半導体発光素子の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9640944B2 (en) 2015-09-08 2017-05-02 Fuji Xerox Co., Ltd. Method of manufacturing optical semiconductor element
JP2019087714A (ja) * 2017-01-23 2019-06-06 住友電気工業株式会社 光半導体素子の製造方法

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US9640944B2 (en) 2015-09-08 2017-05-02 Fuji Xerox Co., Ltd. Method of manufacturing optical semiconductor element
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