JPH05206084A - ドライエッチング方法 - Google Patents

ドライエッチング方法

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Publication number
JPH05206084A
JPH05206084A JP1275892A JP1275892A JPH05206084A JP H05206084 A JPH05206084 A JP H05206084A JP 1275892 A JP1275892 A JP 1275892A JP 1275892 A JP1275892 A JP 1275892A JP H05206084 A JPH05206084 A JP H05206084A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ozone gas
organic film
etching
plate
organic substance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1275892A
Other languages
English (en)
Inventor
Masafumi Fukuda
雅史 福田
Michiharu Kamiya
三千治 神谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP1275892A priority Critical patent/JPH05206084A/ja
Publication of JPH05206084A publication Critical patent/JPH05206084A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 有機フィルムを除去するために、大気圧下の
容器にオゾンガスを流す方法において、面内のエッチン
グ速度のばらつきの問題と、非効率的なガスの供給方法
によるエッチング速度の問題を解決し、高速度,高均一
のエッチング処理を可能とすることを目的とする。 【構成】 有機フィルム2をエッチングする場合におい
て、有機フィルム2と対向する面に上板7をもってく
る。オゾンガスの導入は供給穴5から行い、オゾンガス
がクリアランス8を通過する間に有機フィルム2をエッ
チングし、排出穴6から排気される。このとき、有機フ
ィルム2を仕切るように板9をオゾンの流れ方向に対し
平行に設置するようにする。仕切り板9の上端は上板7
に接触するようにすることがあり、また有機フィルム2
を固定する枠13に加熱ヒーター12を設けることがあ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は有機物の除去方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、有機物の除去方法の1手法とし
て、大気圧下でのオゾンガスによるエッチングが用いら
れているが、オゾンガスは被エッチング物にノズルある
いはシャワーヘッドを通して供給されている。
【0003】以下に従来のエッチング方法について説明
する。図6は従来のシャワーヘッド板によるエッチング
方法を示す図である。図6において、1は有機物を保持
するヒーター付きの台である。2は被エッチング物の有
機物である。3はオゾンガスを放出させるためのシャワ
ーヘッド板である。4はオゾンガスのチャンバーであ
る。
【0004】以上のように構成された従来の装置につい
て、以下にその動作について説明する。まず、有機物2
はヒーターの内蔵された加熱台1の上で一定温度まで加
熱される。次にチャンバー4にオゾンガスが供給されて
内圧分布が一定となりシャワーヘッド板3よりオゾンガ
スが被エッチング物の有機物に供給される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の構成では、チャンバー4の部分の内圧が一定にな
りにくく、シャワーヘッド面に均一なガスが供給されに
くい。なおかつ、シャワーヘッド部のガス穴のサイズお
よび分布などの条件により、均一なガス流量が被エッチ
ング物である有機物に供給されない場合が多い。シャワ
ーヘッド部に均一なガス流量が供給された場合でも、被
エッチング物とシャワーヘッドも空間で面内の圧力分布
が発生してオゾンガスの流線ベクトルが一定でなくな
り、面内のエッチング速度にばらつきが生じる。また、
エッチングに使用されたガスはシャワーヘッドから供給
されるガスに対して90度横方向に排気されるので、こ
れらの排気されるガスと一緒にシャワーヘッドから供給
された新鮮なガスも一部はエッチングに使われることな
く排出されるという問題を有していた。
【0006】本発明は、上記従来問題点を解決するもの
で、容器内のオゾンガスの流れと温度分布を一定にする
エッチング方法を提供することを目的とする。
【0007】また、本発明の他の目的は、容器内のオゾ
ンガスの流れと温度分布を一定にするとともに、オゾン
ガスと被エッチング物である有機物を効率よく接触させ
るエッチング方法を提供するものである。
【0008】本発明の更に他の目的は、容器内のオゾン
ガスの流れと温度分布を一定にするとともに、効率的に
有機物を加熱するエッチング方法を提供するものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】第一の発明は、オゾンガ
スの流れ方向に対し平行に有機物を仕切る板を備えるも
のである。
【0010】第二の発明は、第一の発明の構成におい
て、有機物と有機物に対向する内壁とのクリアランス
に、有機物に対向する内壁と接触するように有機物を仕
切る板を設置するものである。
【0011】第三の発明は第一の発明または第二の発明
へ構成において有機物を固定する枠に加熱する機能を備
えるものである。
【0012】
【作用】第一の発明によれば、ガスの流れ方向に平行に
板を設置することにより、ガス流れが一定方向に揃い圧
力分布が発生しなくなるのと同時に、板からの熱伝達に
よりフィルムが均熱され、均一なエッチングができる。
【0013】第二の発明によれば、有機物と有機物に対
向する内壁とのクリアランスに、有機物に対向する内壁
と接触するように有機物を仕切る板を設置することによ
り、エッチングに使用されるガスが被エッチング物のフ
ィルムに接触しやすくなり、エッチング速度が向上す
る。
【0014】第三の発明によれば有機物を固定する枠を
加熱する機能をも備えたことにより、より均一なエッチ
ングが可能になる。
【0015】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の一実施例について、図面を
参照しながら説明する。
【0016】図1において、1は有機物を保持するため
のヒーター付きの台である。2は被エッチング物の有機
フィルムである。5はオゾンガスの供給口である。6は
オゾンガスの排出口である。7は被エッチング物の有機
フィルムとのクリアランスを保つための上板である。8
はオゾンガスの流れるクリアランスである。9は有機物
を仕切る板である。
【0017】以上のように構成されたドライエッチング
装置について、その動作を説明する。まず、ヒーター付
き試料台1に乗せられた有機フィルム2は、一定温度ま
で加熱される。次に、ガス供給口5からオゾンガスが供
給されクリアランス8の部分をオゾンガスが一定方向に
流れる。このときオゾンガスは有機フィルム2をエッチ
ングしてエッチングに使用されたガスは排出口6から排
気される。本実施例の実験条件を(表1)に示す。
【0018】
【表1】
【0019】本実施例によるエッチング特性と従来のエ
ッチング特性を(表2)に比較して示している。
【0020】
【表2】
【0021】この(表2)から明らかなように、本実施
例によるドライエッチングは、エッチング均一性の点で
優れた効果が得られる。
【0022】以上のように、本実施例によれば、ガスの
流れ方向に仕切り板を設置することにより、ガス流れが
一定方向に揃い圧力分布が発生しなくなるのと同時に、
板からの熱伝達によりフィルムが均熱されるため、均一
性の良いエッチングをすることができる。
【0023】(実施例2)以下、本発明の第2の実施例
について図面を参照しながら説明する。
【0024】図2において、1は有機フィルムを保持す
るためのヒーター付きの台である。2は被エッチング物
の有機フィルムである。5はオゾンガスの供給口であ
る。6はオゾンガスの排出口である。7は被エッチング
物のフィルムとのクリアランスを保つための上板であ
る。以上は図1の構成と同様なものである。図1の構成
と異なるのは、10のスペーサーを適宜交換してクリア
ランスの高さを調整し、仕切り板9の上端が上板(有機
フィルム2に対向する壁)7に接触するようにし、これ
によって仕切り板9と上板7と被エッチング物の有機フ
ィルム2とで囲まれたスペース11を設定するようにし
た点にある。
【0025】本実施例の実験条件を(表3)に示す。
【0026】
【表3】
【0027】本実施例による実験結果を(図3)に示
す。以上のように、本実施例によれば、有機物と有機物
に対向する内壁とのクリアランスに、有機物に対向する
壁と接触するように有機物を仕切る板を設置することに
より、エッチングに使用されるオゾンガスが被エッチン
グ物のフィルムに接触しやすくなり、エッチング速度を
向上させることができる。
【0028】(実施例3)以下本発明の第3の実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。
【0029】図4において、1は有機フィルムを保持す
るためのヒーター付きの台である。2は被エッチング物
の有機フィルムである。5はオゾンガスの供給口であ
る。6はオゾンガスの排出口である。7は被エッチング
物のフィルムとのクリアランスを保つための板である。
8はオゾンガスの流れるクリアランスで、以上は図1の
構成と同様なものである。図1の構成と異なるのはフィ
ルムを固定する枠13に加熱用ヒーター12を設置した
点である。
【0030】本実施例の実験条件を(表4)に示す。
【0031】
【表4】
【0032】本実施例による実験結果を(図5)に示
す。以上のように、本実施例によれば、有機物を固定す
る枠を加熱することにより、被エッチング物のフィルム
を反応に適した温度に設定することができ、効率の良い
エッチングを行うことができる。
【0033】
【発明の効果】以上のように、第一の発明は、ガスの流
れ方向に平行に板を設置することにより、ガス流れが一
定方向に揃い圧力分布が発生しなくなるのと同時に、板
からの熱伝達によりフィルムが均熱されるため、均一性
の良いエッチングをすることができる。
【0034】また、第二の発明によれば、有機物と有機
物に対向する内壁とのクリアランスに、有機物に対向す
る内壁と接触するように有機物を仕切る板を設置するこ
とにより、エッチングに使用されるオゾンガスが被エッ
チング物のフィルムに接触しやすくなり、エッチング速
度を向上させることができる。
【0035】更に、第3の発明によれば、有機物を固定
する枠を加熱することにより、被エッチング物のフィル
ムを反応に適した温度に設定することができ、効率の良
いエッチングを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるドライエッチン
グ装置の、左が正面断面を示し、右は側面断面を示す断
面図
【図2】同第2の実施例におけるドライエッチング装置
の、左が正面断面を示し、右は側面断面を示す断面図
【図3】同実施例における実験結果を示す図
【図4】本発明の第3の実施例におけるドライエッチン
グ装置の、左が正面断面を示し、右が側面断面を示す断
面図
【図5】同実施例における実験結果を示す図
【図6】従来の有機物ドライエッチング装置の構成図
【符号の説明】
1 台 2 有機フィルム 7 上板(壁) 8 クリアランス 9 仕切り板 12 ヒータ 13 枠

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機物を除去するために、大気圧下の容
    器にオゾンガスを導入するドライエッチング方法におい
    て、オゾンガスの流れ方向に対し平行に有機物を仕切る
    板を備えたことを特徴とするドライエッチング方法。
  2. 【請求項2】 有機物と有機物に対向する壁とのクリア
    ランスに、有機物に対向する壁と接触するように有機物
    を仕切る板を設置するようにする請求項1記載のドライ
    エッチング方法。
  3. 【請求項3】 有機物を固定する枠を加熱する機能を備
    えさせるようにする請求項1または2記載のドライエッ
    チング方法。
JP1275892A 1992-01-28 1992-01-28 ドライエッチング方法 Pending JPH05206084A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015016235A1 (ja) * 2013-07-30 2015-02-05 Asti株式会社 マイクロニードルアレイとマイクロニードルアレイ製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015016235A1 (ja) * 2013-07-30 2015-02-05 Asti株式会社 マイクロニードルアレイとマイクロニードルアレイ製造方法
JPWO2015016235A1 (ja) * 2013-07-30 2017-03-02 Asti株式会社 マイクロニードルアレイとマイクロニードルアレイ製造方法
US10500386B2 (en) 2013-07-30 2019-12-10 Asti Corporation Microneedle array manufacturing method

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