JPH0520565Y2 - - Google Patents

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JPH0520565Y2
JPH0520565Y2 JP8426989U JP8426989U JPH0520565Y2 JP H0520565 Y2 JPH0520565 Y2 JP H0520565Y2 JP 8426989 U JP8426989 U JP 8426989U JP 8426989 U JP8426989 U JP 8426989U JP H0520565 Y2 JPH0520565 Y2 JP H0520565Y2
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locking
operating lever
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はタイヤに対する着脱操作を容易にし、
且つ信頼性を向上せしめる自動車タイヤ用滑り止
め装置の係止機構に関する。
(従来技術) 従来、自動車タイヤ用滑り止め装置としては特
開昭61−287805号公報、特開昭62−122806号公報
等に掲載された装置が知られている。
即ち、前記特開昭61−287805号公報に掲載され
た自動車タイヤ用滑り止め装置は、第1図及び第
2図A,Bに示される通り、タイヤ1を覆うネツ
ト状或いは梯子状の滑り止め部材2と、タイヤ1
の両側部に副うように前記滑り止め部材2の両側
に取りつけられた縁部材3と、該縁部材3の両端
部を環状に形成する係止機構4とを具備し、前記
縁部材3は、一般的にコイルスプリング30と該
コイルスプリング30を挿通するロツクワイヤ3
1とで構成され、このロツクワイヤ31の長さ方
向の一端32は前記係止機構4に止着され、他端
は係止機構4を挿通して自由端とされている。そ
して、上記ロツクワイヤ31の自由端を止着する
係止機構4は第10図の断面図を示す如く、前記
ロツクワイヤ31が貫通する係止孔50を有する
ロツクデイスク5と各ロツクデイスク5を傾斜さ
せる一対の爪85を有するデイスクケース6と、
前記ロツクデイスク5を爪85に対して押圧する
デイスクスプリング7とを有し、また前記係止孔
50は一方の幅はロツクワイヤ31の厚さより僅
かに広く、他方の幅はロツクワイヤ31の幅より
充分に広く設定され、且つロツクデイスク5の厚
さ方向の係止孔50の端部に角部が形成され、さ
らに一対のロツクデイスク5に形成された係止孔
50は互いに直列に形成され、また、前記一対の
爪85は一対のロツクデイスク5を互いに90°異
なる方向に傾斜させるような構成とし、これをケ
ーシング10に内蔵させた装置である。
他方、特開昭62−122806号公報等に掲載された
自動車滑り止め装置は、前掲の第1図において説
明したと同様にして取付けられるが、その係止機
構4は第11図に示す如く、前記ロツクワイヤ3
1が貫通する係止孔(符号表示は省略する。)を
有するロツクデイスク5と該ロツクデイスク5を
前記ロツクワイヤ31と直交する位置に保持する
と共に直線移動してロツクデイスク5を中立位置
から両側方向に傾斜させることができる構成にし
たロツクデイスク受承部6a,6bと、前記ロツ
クデイスク5の両側に位置すると共にロツクデイ
スク5が傾斜した際にその傾斜を維持する一対の
デイスクスプリング7と、前記ロツクデイスク5
を傾動させてその傾斜方向を変換させる操作レバ
ー8とをケーシング10に内蔵させた構成であ
る。
(考案が解決しようとする課題) 以上の如く、この種自動車タイヤ用滑り止め装
置としては前掲の装置が実用されており、これら
の装置はタイヤへの装脱着が容易であり、しかも
滑り止めの効果が絶大な信頼性の高い装置である
が、係止機構における伸縮の円滑さ、耐高速走行
性、ロツクの確実さ及び軽量小型化等について若
干の改善点を残している。
即ち、上記特開昭61−287805号公報に掲載され
た装置では、ロツクワイヤのー自由端に対して2
枚のロツクデイスクで対応するような構成である
から、係止機構におけるロツクワイヤーの伸縮性
の円滑さに多少難点があり、また、ロツク部全体
を回動させる構成である為に横方向に大きな力が
負荷された場合には、時々ロツクが開放されるこ
とがあつてロツクの確実性がやゝ劣る等の問題点
が残り、これらの点についての改善が必要であ
る。
一方、特開昭62−122806号公報等に掲載された
装置では、ロツクデイスクの傾斜を維持するデイ
スクスプリング7の附勢方向がロツクワイヤーの
延在方向、即ち、ロツクワイヤーに作用する力の
方向に対して、斜め方向となる構成であるから、
大きな遠心力が負荷された場合には応力が小さく
なつて耐高速走行性が劣化する等の改善点が残つ
ている。
以上の通り、従来の何れの装置においても係止
機構における伸縮の円滑さ、耐高速走行性、ロツ
クの確実さ等の操作性、信頼性を満足させるには
至つていなかつた。
本考案は上述の観点に鑑み考案されたものであ
つて、自動車タイヤ用滑り止め装置としてロツク
ワイヤの伸縮の円滑さ、耐高速走行性、ロツクの
確実性等操作性と信頼性とを高めた係止機構を提
供するものである。
(課題を解決する為の手段) 前掲の課題を解決する為の手段として本考案
は、タイヤを覆うネツト状或いは梯子状の滑り止
め部材と、タイヤの両側部に副うように前記滑り
止め部材の両側に取りつけられた縁部材と、該縁
部材の両端部を環状に形成する係止機構とを具備
し、前記縁部材は弾性体と該弾性体中を装通する
ロツクワイヤとで構成され、このロツクワイヤの
長さ方向の一端は前記係止機構に止着され、他端
は該係止機構を挿通して自由端とされるか、又は
該係止機構を挿通して両端が自由端とされた自動
車タイヤ用滑り止め装置における係止機構であつ
て、前記係止機構は前記ロツクワイヤが貫通する
係止孔を有しこの係止機構の中央を基準に点対称
に配設される一対のロツクデイスクと、該ロツク
デイスクを両側両側から挟み前記ロツクワイヤと
直交する位置に保持すると共に移動してロツクデ
イスクを中立位置から両側方向に移行させること
が可能な構成にしたロツクデイスク受承部と、前
記ロツクデイスクの両側に位置して該位置のロツ
クワイヤに巻装すると共にロツクデイスクが移行
して傾斜した際にその傾斜を維持する一対のサイ
ドデイスクスプリングと、前記一対のロツクデイ
スク間に介在させて2本のロツクワイヤに共用し
て設けられるセンターデイスクスプリングとを内
蔵したケーシング本体と、該ケーシング本体の側
面に係合するケーシング側板と、該ケーシング側
板の変位運動に連動させて前記ロツクデイスク受
承部の位置を変位させる操作レバーと、該操作レ
バーの一端に支持されると共に他端は前記ケーシ
ング側板の端縁部に支持されてロツクおよびアン
ロツク位置の場合は操作レバー側の支持点が、前
記ケーシング側板の端縁部の支持点と操作レバー
をケーシング本体に枢支する点を結ぶ直線よりケ
ーシング本体側に位置するように附勢される連結
桿とを備えた構成を採用したものである。
(作用) 本考案の装置によれば、ロツクワイヤーのー自
由端に対して一個のロツクデイスクで対応する構
成を採用したので、ロツクワイヤーの抵抗が僅少
となり、該ロツクワイヤーの伸縮が円滑に行え、
デイスクスプリングの力がロツクワイヤーと平行
にロツクデイスクに作用するために遠心力の影響
を受けにくいので、耐高速走行性が向上する。
また、係止機構のロツクは操作レバーの回転運
動によつてケーシング側板を回転変位させると共
にその停止位置の維持は操作レバー自体の剛性力
が弾性部材により行うので操作が簡便である他、
ロツクが確実に行えるので信頼性が高く、しか
も、係止機構全体として軽量小型となる。
(実施例) 以下、本考案の実施例に係る自動車用タイヤの
滑り止め装置の係止機構を第3図乃至第6図に基
づき説明する。
なお本考案は、本願出願よりも先に同一出願人
によつて出願された先願である実願平1−36238
号の改良に係る考案であつて、滑り止め部材の両
側に取りつけられる縁部材の両端部を環状に形成
する個所に設けられ、アンロツク、ロツク、中立
の各動作を行わせることを特徴とする構造のロツ
クワイヤー係止手段については、前記先願の明細
書中に記載された内容と同じ構造であり、このロ
ツクワイヤー係止手段の構成については前記先願
の明細書に詳述された内容を援用して本明細書中
では詳細な説明を省略し、改良部分の構成に関し
て以下詳細に説明する。
本考案の自動車タイヤ滑り止め装置の全体構成
は、前述の第1図において説明した内容と同一で
あるから、その詳細説明は省略するが、縁部材3
は、第2図A,Bに示すようにコイルスプリング
30とこのコイルスプリング30中を貫通して配
置されたロツクワイヤー31とからなり、当該ロ
ツクワイヤー31の一端32が係止機構4のロツ
クワイヤーピン(後述)に係止され、他端部は係
止機構4を貫通してコイルスプリング30の適宜
な位置に配置され、自由端となつている。
この自由端は捩じり部が形成され、後述する係
止孔から抜け出ないように抜け止めがなされてい
る。
次に、本実施例になる自動車タイヤ滑り止め装
置の係止機構4を第3図の斜視図に基づいて説明
する。
係止機構4の全体構成は、同図に示す如く、後
述するロツクデイスク機構を内蔵する側面開口型
円形状のケーシング本体10cと、該ケーシング
本体10cの側面開口部に回転可能に係合するケ
ーシング側板10a,10bと、前記ケーシング
本体10c外周面に突設した後述する操作レバー
支持部材17の支軸11に枢着した操作レバー8
と、該操作レバー8上端部に挿通した支持ピン1
2端に一端部が支持され、且つ他端部が前記ケー
シング側板10a,10bの上端縁10a−1,
10b−1間に挿通した支持ピン13端に各々支
持された2本の連結桿15と、前記ケーシング側
板10a,10bの上端縁10a−1,10b−
1間に挿通した支持ピン13端に各々巻着され、
且つ先端16aが前記連結桿15に掛止された連
結桿附勢用弾性部材16とで構成されている。そ
して、前記ケーシング本体10c内にはロツクワ
イヤ31係止用のロツクデイスク機構が内蔵され
ている。
上記ロツクデイスク機構は、第4図の斜視図に
示す通り、ロツクワイヤー係止用の一対のロツク
デイスク5と、この各ロツクデイスク5を傾斜可
能にそれぞれ保持する保持部材としての一対のロ
ツクデイスク受承部(こゝではピン)6a,6b
と、ロツクデイスク5を傾斜させる為に弾力を附
勢する2個のサイドデイスクスプリング7,7間
に介在させた1個のセンターデイスクスプリング
9とで構成され、ケーシング10に内蔵させる。
上記ケーシング10は、前述の如く、予め分割
された一対の側板10a,10bと側面が開口し
た中空円筒形のケーシング本体10cとを一体的
に接合することにより形成させる。そして、この
ケーシング10の両端部にはロツクワイヤ挿通孔
18に係合するスリーブ14が一体に装着され、
このスリーブ14に前記コイルスプリング30の
端部が螺入されることによつてロツクワイヤ31
がコイルスプリング30内及びケーシング本体1
0c内に貫装される。
また、ケーシング10の側部には前記ケーシン
グ側板10a,10bを回転可能に係合し、且つ
前記操作レバー8の回転によりケーシング側板1
0a,10bの上端縁10a−1,10b−1が
変位するに必要な所定長さの円周方向の切欠10
d,10dが形成されており、これら側板10
a,10bがケーシング本体10cに一体化さ
れ、時計方向又は反時計方向に回転することが可
能な構成とされている。
そして、上述のようにケーシング10の一部と
して側板10a,10bが一体結合されゝば、上
述ロツクデイスク受承部6a,6bの両端は、側
板10a,10bに穿設された係止孔19に各々
貫通して固着され、このロツクデイスク受承部6
a,6bは操作レバー8並びに上記側板10a,
10bが回転した際には、その回転運動に連動し
て公転回転し、それにより該ロツクデイスク受承
部6a,6bが挟持するロツクデイスク5を時計
方向又は反時計方向に回転傾斜させる構成であ
る。
上記ロツクデイスク5は、本実施例においては
2個一組を所定間隔をもつた対向配置にして設け
られ、又形状は18が後述する一対のロツクデイ
スク受承部6a,6bにより挟持される折曲部5
aが形成された板状になつた全体形状であつて、
端部にはロツクワイヤ31の自由端側が貫通する
係止孔50を有している。
尚、図ではロツクワイヤ31が断面長方形に形
成され、これに対応して上記係止孔50がロツク
ワイヤ31よりやゝ大きい長方形に形成されてい
るが、このロツクワイヤ31の断面形状は長方
形、円形、その他の異形状でもよい。
さらに、上記係止穴50の形状もロツクワイヤ
31の形状に応じた形状であればよい。
上記一対のロツクデイスク5間にはセンタース
プリング9が巻装され、また、ロツクデイスク5
とケーシング本体10cとの間にはサイドスプリ
ング7,7が巻装されている。符号20は上記サ
イドスプリング7の受承板を示す。
そして、上記センター、サイドの各スプリング
7,9はロツクデイスク5,5の傾斜を附勢する
作用を行う。
本実施例の係止機構は以上の通りであるが、そ
の作動を第5図及び第6図の側面図に基づき詳述
する。
第5図はロツク位置の状態を示す側面図であつ
て、言い換えれば滑り止め部材2を第1図にある
ようにタイヤ1に装着し、走行している状態を示
しているが、この場合、操作レバー8は上記操作
レバー支軸11を中心として時計方向側へ転倒さ
れている。
この場合、前記ケーシングの側板10a,10
bには、タイヤの回転によつて滑り止め装置全体
に作用する遠心力による図中の矢示A方向の回転
力が附勢される。これに対し操作レバー8には上
記連結桿15に一端が係止されている弾性附勢部
材16(本実施例では弾性ばねを使用している。)
によつてケーシング本体10cに押圧されてお
り、又この時、支持ピン12の中心軸Z1は前記操
作レバー支軸11の中心軸Zと支持ピン13の中
心軸Z2とを結ぶ線より下方の位置、即ち、ケーシ
ング本体10cの外周面に近い位置にある関係
上、連結桿15による作用力は図中の矢示F方向
の力として作用し、前記操作レバー8をよりケー
シング本体10cに押圧されるようになる。
この為、係止機構としてロツク状態が固定・維
持される。
一方、第6図は前述とは異なりアンロツクの状
態を示す側面図であつて、図示の如く、操作レバ
ー8は第5図のロツク状態とは逆にレバー支軸1
1を中心として反時計方向側に転倒した位置にあ
り、この時、エンドリング部を伸長させると、ケ
ーシング本体10cには図中の矢示B方向の作用
力が働く。この作用力Bは、縁部材3を構成する
伸長された弾性体30が縮小しようとする力が、
ロツクデイスク5に伝播したものであるが、この
作用力は連結桿15にも作用し、図中の矢示f方
向の作用力として作用する。
従つて、上記の場合は第5図のロツク状態と同
様に連結桿15及びケーシングの側板10a,1
0bには図中の矢示f及びB方向の遠心力による
回転力が附勢されている。この時、支持ピン12
の中心軸Z1は前記操作レバー支軸11の中心軸Z
と支持ピン13の中心軸Z2とを結ぶ線より下方の
位置、即ち、ケーシング本体10cの外周面に近
い位置にある関係上、連結桿15による作用力は
図中の矢示F方向への力として作用し、前記操作
レバー8がよりケーシング本体10cに押圧され
るようになる。この為、係止機構としてアンロツ
ク状態が固定・維持される。
第7図は本考案の他の実施例を示す斜視図であ
つて、連結桿15に弾力を付与した構成の実施例
である。
具体的には同図に示す通り、連結桿15はバネ
鋼等弾性を有する材料によつて、基部151とそ
の基部151から二股に分岐した連結桿主部15
3とからなる形状に成形されたものである。
一方、ケーシング側板10a,10bは、上端
縁10a−1,10b−1をケーシング本体10
c内側に向けてL字型に折り曲げる。
そして、上記連結桿15の取着は前記第6図の
実施例と同様な要領で、その基部151をケーシ
ング側板10a,10bの上端縁10a−1,1
0b−1の前記折り曲げ個所にボルトで締着し、
先端152は操作レバー8に挿通した支持ピン1
2端部に各々支持させている。ここで本実施例で
は、二股に分岐した連結桿主部153が、ロツク
時には第8図に示す状態となつて、前記操作レバ
ー8を第5図の例の場合と同じように、よりケー
シング本体10cに押圧させる方向のバネ力が作
用しているように、一方、アンロツク時には第9
図に示す状態となつて、前記操作レバー8を第6
図の例の場合と同じように、よりケーシング本体
10cに押圧させる方向のバネ力が作用している
ように、連結桿15に予め所要のバネ力及び反り
形状を与えて図示の如く取り付けることが必要で
ある。
こうすることによつて、ロツク時およびアンロ
ツク時いずれの場合も支持ピン12の中心軸Z1
前記操作レバー支軸11の中心軸Zと支持部であ
る前記折り曲げ個所13の中心軸Z2とを結ぶ線よ
り下方の位置、即ち、ケーシング本体10cの外
周面に近い位置にある関係上、連結桿15による
作用力は図中の矢示F方向への力として作用し、
前記操作レバー8がよりケーシング本体10cに
押圧されるようになる。
尚、本実施例の他の構成並びに作動については
前述の実施例と同様であるので、詳細な説明は省
略する。
(考案の効果) 本考案の自動車用タイヤ滑り止め装置における
係止機構によれば、ロツクワイヤーの自由端に対
して一個のロツクデイスクで対応する構成を採用
したので、ロツクワイヤーの抵抗が僅少となり、
該ロツクワイヤーの伸縮が円滑に行え、デイスク
スプリングの力がロツクワイヤーと平行にロツク
デイスクに作用するために遠心力の影響を受けに
くいので、耐高速走行性が向上する。
また、係止機構によるロツクが確実に行えると
共に機構が簡素であるから全体が軽量小型となる
等操作性と信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は滑り止め装置をタイヤに取付けた状態
の斜視図、第2図A,Bはロツクワイヤ端の係止
例を示す概念図、第3図は本考案に係る係止機構
の実施例を示す斜視図、第4図は同係止機構の内
部構造を示す斜視図、第5図及び第6図は本考案
の係止機構の作動状態を示す側面図、第7図は本
考案の他の実施例を示す斜視図、第8図及び第9
図は第7図の他実施例における係止機構の作動状
態を示す側面図、第10図及び第11図は従来の
係止機構を示す側面図である。 符号の名称は以下の通りである。1……タイ
ヤ、2……滑り止め部材、3……縁部材、4……
係止機構、5……ロツクデイスク、6a,6b…
…ロツクデイスク受承部、7……サイドデイスク
スプリング、8……操作レバー、9……センター
デイスクスプリング、10……ケーシング、10
a,10b……ケーシングの側板、10c……ケ
ーシング本体、10d……ケーシング本体の切
欠、11……操作レバー支軸、12,13……支
持ピン、14……スリーブ、15……連結桿、1
6……弾性ばね、17……操作レバー支持部材、
18……スリーブ挿入孔、19……ロツクデイス
ク受承部挿入孔、30……コイルスプリング、3
1……ロツクワイヤ、32……ロツクワイヤの端
部、50……係止孔、151……基部、152…
…先端、153……連結桿主部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) タイヤ1を覆うネツト状或いは梯子状の滑り
    止め部材2と、タイヤ1の両側部に副うように
    前記滑り止め部材2の両側に取りつけられた縁
    部材3,3と、該縁部材3,3の両端部を環状
    に形成する係止機構4とを具備し、前記縁部材
    3は弾性体30と該弾性体30中を装通するロ
    ツクワイヤ31とで構成され、このロツクワイ
    ヤ31の長さ方向の一端は前記係止機構4に止
    着され、他端は該係止機構4を挿通して自由端
    とされるか、又は該係止機構4を挿通して両端
    が自由端とされた自動車タイヤ用滑り止め装置
    における係止機構であつて、前記係止機構4は
    前記ロツクワイヤ31が貫通する係止孔50を
    有しこの係止機構4の中央を基準に点対称に配
    設される一対のロツクデイスク5,5、該ロツ
    クデイスク5,5を両側両側から挟み前記ロツ
    クワイヤ31と直交する位置に保持すると共に
    移動してロツクデイスク5,5を中立位置から
    両側方向に移行させることが可能な構成にした
    ロツクデイスク受承部6a,6bと、前記ロツ
    クデイスク5,5の両側に位置して該位置のロ
    ツクワイヤ31に巻装すると共にロツクデイス
    ク5,5が移行して傾斜した際にその傾斜を維
    持する一対のサイドデイスクスプリング7,7
    と前記ロツクデイスク5,5間に介在させて2
    本のロツクワイヤ31,31に共用して設けら
    れるセンターデイスクスプリング9とを内蔵し
    たケーシング本体10cと、該ケーシング本体
    10cの側面に係合するケーシング側板10
    a,10bと、該ケーシング側板10a,10
    bの変位運動に連動させて前記ロツクデイスク
    受承部6a,6bの位置を変位させる操作レバ
    ー8と、該操作レバー8の一端に支持されると
    共に他端は前記ケーシング側板10a,10b
    の端縁部に支持されてロツクおよびアンロツク
    位置の場合は操作レバー8側の支持点が、前記
    ケーシング側板10a,10bの端縁部の支持
    点と操作レバー8をケーシング本体10cに枢
    支する点を結ぶ直線よりケーシング本体10c
    側に位置するように附勢される連結桿15とを
    備えた構成の自動車タイヤ用滑り止め装置にお
    ける係止機構。 (2) 前記連結桿15は、操作レバー8上端部に挿
    通した支持ピン12端に一端部が各々支持さ
    れ、且つ他端部がケーシング側板10a,10
    bの上端縁10a−1,10b−1間に挿通し
    た支持ピン13端に各々支持された一対構成と
    され、その基部にはケーシング側板10a,1
    0bの上端縁10a−1,10b−1間に挿通
    した支持ピン13端に各々巻着されると共にそ
    の先端が前記一対の連結桿15,15に掛止さ
    れた連結桿附勢用弾性部材16が装着されてい
    ることを特徴とする前記請求項(1)記載の自動車
    タイヤ用滑り止め装置における係止機構。 (3) 前記連結桿15は、それ自体がバネ鋼等の弾
    性を有する材料により成形されると共に基部1
    51と該基部151から二股に分岐した連結桿
    主部153とからなる構成とされ、その基部1
    51はケーシング側板10a,10bの上端縁
    10a−1,10b−1に固着され、又その先
    端152は操作レバー8に挿通した支持ピン1
    2端部に各々支持されてなることを特徴とする
    前記請求項(1)記載の自動車タイヤ用滑り止め装
    置における係止機構。
JP8426989U 1989-07-18 1989-07-18 Expired - Lifetime JPH0520565Y2 (ja)

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