JPH0520541Y2 - - Google Patents

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JPH0520541Y2
JPH0520541Y2 JP1987178968U JP17896887U JPH0520541Y2 JP H0520541 Y2 JPH0520541 Y2 JP H0520541Y2 JP 1987178968 U JP1987178968 U JP 1987178968U JP 17896887 U JP17896887 U JP 17896887U JP H0520541 Y2 JPH0520541 Y2 JP H0520541Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、複写機にかけると印影欄が黒ずんで
しまい印影のコピーが不能になるとともに用紙の
一部に複写物であることを知らしめる潜像を顕現
させたコピー不能な印鑑登録証明用紙に関する。
[従来の技術] 印鑑登録証明書は、原本に押捺した朱印がコピ
ーで発行されているため印影欄に鮮明な黒色とな
つて表示される。したがつてこの証明書を不正に
入手した第三者が印影部分を切り貼りしてコピー
すると真正なものに酷似したものが得られ、偽造
物を容易に作製できるという問題があつた。
そこで複写機にかけたときに印影がコピーされ
ないようにするために、用紙表面の印影欄に金銀
などの金属色調光輝膜を形成したものがある(例
えば実開昭58−196172号公報参照)。
上記用紙を印鑑登録証明書に使用すると光輝膜
上に印影は転写されるが、この証明書を原稿とし
て複写機にかけると光輝膜部分は真つ黒になるの
で印影は識別できず、それゆえ複写機による悪用
は未然に防止できるというものである。
[考案が解決しようとする課題] 上述の従来技術によると、光輝膜を形成するに
は金銀を箔押しするか光輝色を発現するインキを
用いて印刷する手段をとるが、前者の箔押し形成
によると製品が高価になるのに加え箔が付着しづ
らく、また印刷によると箔押しほどの光輝色が得
られない不利と、いずれの手段も光輝膜による鏡
面反射を利用したものであるため光輝膜上に半透
明のマツトフイルムを被せると鏡面反射効果がな
くなつて容易にコピーされてしまうという欠点が
あつた。
しかして上述の技術によるとコピー不能となる
のは印影欄のみであり、その他の紙面に記載され
た事項の偽造を防止するためには警告文字などの
潜像を別途設ける印刷手段(例えば特公昭58−
47708号公報参照)を講じなければならず甚だ実
用的でないという不都合があつた。
本考案はこのような従来の諸不利に鑑みてなさ
れたものであり、コピーをすると印影が黒ずんで
識別できなくなるとともに用紙が偽造されたもの
であることを知らしめる機能をもそなえた実用的
な印鑑登録証明用紙に関わる提案である。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために本考案は次のような
技術手段をとるものであつて、すなわち基紙の表
面にセピア調色相のインキで施した背景と潜像の
いずれか一方を60線10%程度の万線で他方を150
線10%程度の網点で構成し、潜像とは離れた位置
にある印影欄に前記インキでベタ印刷層を同時に
施し、しかして該ベタ印刷層に、セピア調色相の
インキで眩惑パターンを重ね刷りしてなることを
特徴とするコピー不能な印鑑登録証明用紙であ
る。
[作用] 上述の用紙からなる印鑑登録証明書は、登録さ
れた印影が印影欄に黒く表示されるとともに氏名
住所・年月日等が表面の該当欄に記載される。
このとき背景と潜像は微細な万線と網線によつ
て構成されているので薄いセピア調の一様表面と
して視認され、肉眼で潜像は識別されない。
そして上記証明書を複写機にかけると万線は再
現されるが網点は再現されないので両者に濃淡の
差が生じ、それゆえ潜像は背景と明瞭に識別され
る。一方印影欄はベタ印刷層に眩惑パターンが重
ね刷りされているので複写機にかけると頗る濃黒
色に発現し、このため印影の黒は印影欄に埋没し
たかたちになるので判別ができなくなる。
[実施例] 印鑑登録証明用紙となる基紙1は、表面に背景
2と、「コピー」と表示した潜像5がセピア調色
相インキで施されている。背景2は60線10%の万
線3で構成され潜像5は150線10%の網点4で構
成されている。したがつて万線3は複写機で再現
され網点4は再現されないが、万線も網点も微細
形状のため通常は一様表面として視認され潜像5
を肉眼で識別することはできず、コピーしたとき
に潜像5は淡色となることにより濃色に再現され
る万線で構成された背景と区別して認められる。
しかして図の左上部に位置する印影欄6は背景
2と同インキでベタ印刷層7を同時印刷してあり
更に該ベタ印刷層の上面に同色相のセピア調イン
キで眩惑パターン8を重ね刷りしてある。眩惑パ
ターンは大小の円形模様と格子状の縦横線を組み
合わせたものであり、ベタ印刷層7と重合するの
で印影欄6は一層濃色となる。
そしてこのような構成とした印影欄6に登録さ
れた印影9が転写されると該印影は黒く鮮明に視
認されるが、これを更にコピーするとベタ印刷層
7と眩惑パターン8は黒く発色するので黒の印影
は干渉を受けて判別が極めて困難になるとともに
印影の修正も不可能となる。
なお上記実施例とは逆に背景2を網点で、潜像
5を万線で形成してもよく、また眩惑パターンは
ベタ印刷層の下面に設けてもよい。
[考案の効果] 本考案は以下のような特有の効果を奏する。
(1) 本案用紙を複写機にかけると潜像が判然とす
るので偽造物であることが一目瞭然になるとと
もにコピーをすると黒く発色する印影欄によつ
て印影の判別が困難となるので、印影部の切り
貼りによる悪用が防止されるという一石二鳥的
効果がある。
(2) 印影欄は、ベタ印刷層が背景及び潜像と同時
に印刷される密接した関連性を有し、また眩惑
パターンを単に重ね刷りすれば得られるので、
容易に作製され頗る実用的である。
(3) 印影欄はセピア調色相のインキを用いて通常
の印刷を施したものであるから、従来の鏡面反
射を利用したものと異なつて印影が鮮明に視認
されるが、マツトフイルムを用いてもコピー不
能効果に何ら支障を生じない。すなわちセピア
調色相はコピーでは黒く発色するという原理を
利用しており、これは人間の目の色感度と複写
機の色感度ととの相違に基づくからである。
(4) コピーによつてある程度印影が再現されたと
しても眩惑パターンが印影の曲直線部に干渉す
るためあらゆる印影の判読が困難となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案用紙からなる印鑑登録証明書の概
略平面図、第2図は本案用紙における背景と潜像
の部分拡大図、第3図は印影欄の平面図、第4図
は第3図のA−A線拡大断面図、第5図は第1図
の用紙をコピーした状態の概略平面図である。 1……基紙、2……背景、3……万線、4……
網点、5……潜像、6……印影欄、7……ベタ印
刷層、8……眩惑パターン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基紙の表面にセピア調色相のインキで施した背
    景と潜像のいずれか一方を60線10%程度の万線で
    他方を150線10%程度の網点で構成し、潜像とは
    離れた位置にある印影欄に前記インキでベタ印刷
    層を同時に施し、しかして該ベタ印刷層に、セピ
    ア調色相のインキで眩惑パターンを重ね刷りして
    なることを特徴とするコピー不能な印鑑登録証明
    用紙。
JP1987178968U 1987-11-25 1987-11-25 Expired - Lifetime JPH0520541Y2 (ja)

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JP1987178968U JPH0520541Y2 (ja) 1987-11-25 1987-11-25

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JP1987178968U JPH0520541Y2 (ja) 1987-11-25 1987-11-25

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Publication Number Publication Date
JPH0183577U JPH0183577U (ja) 1989-06-02
JPH0520541Y2 true JPH0520541Y2 (ja) 1993-05-27

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ID=31470559

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5847708A (ja) * 1981-09-09 1983-03-19 Matsuzaki Sosenjo:Kk 首振り樋

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5847708A (ja) * 1981-09-09 1983-03-19 Matsuzaki Sosenjo:Kk 首振り樋

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Publication number Publication date
JPH0183577U (ja) 1989-06-02

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