JPH05203999A - 電気発色装置 - Google Patents
電気発色装置Info
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- JPH05203999A JPH05203999A JP4246330A JP24633092A JPH05203999A JP H05203999 A JPH05203999 A JP H05203999A JP 4246330 A JP4246330 A JP 4246330A JP 24633092 A JP24633092 A JP 24633092A JP H05203999 A JPH05203999 A JP H05203999A
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- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02F—OPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
- G02F1/00—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
- G02F1/01—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour
- G02F1/15—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour based on an electrochromic effect
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- G02—OPTICS
- G02F—OPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
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- G02F1/155—Electrodes
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- Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電気発色装置において、暗色化時間を短縮す
ると共に、電圧値が変化した時の発色の均一性を向上さ
せる。 【構成】 この装置は透明板（３、４）の片面上にそれ
ぞれ形成された２つの導電性層（５、６）の間に保持さ
れた電気発色層（２）、該導電性層（５、６）のそれぞ
れの上に形成された電極（８、９、１０、１１）、およ
びこれらの電極（８、９、１０、１１）に電気エネルギ
ーを選択的に供給する手段からなる電気発色装置であっ
て、該電極（８、９、１０、１１）が細長い形状を有
し、電気発色層（２）の面に対して本質的に対称的に、
２つの前記導電性層（５、６）の向き合った表面上に伸
びてなるものである。
ると共に、電圧値が変化した時の発色の均一性を向上さ
せる。 【構成】 この装置は透明板（３、４）の片面上にそれ
ぞれ形成された２つの導電性層（５、６）の間に保持さ
れた電気発色層（２）、該導電性層（５、６）のそれぞ
れの上に形成された電極（８、９、１０、１１）、およ
びこれらの電極（８、９、１０、１１）に電気エネルギ
ーを選択的に供給する手段からなる電気発色装置であっ
て、該電極（８、９、１０、１１）が細長い形状を有
し、電気発色層（２）の面に対して本質的に対称的に、
２つの前記導電性層（５、６）の向き合った表面上に伸
びてなるものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は電気発色装置に関し、よ
り詳しくは、窓、ディスプレーケース、自動車用の窓ま
たはバックミラー、電気光学シャッター、ディスプレー
スクリーンなどの装置または器械により透過される、ま
たは反射される光を変調するための装置に関する。
り詳しくは、窓、ディスプレーケース、自動車用の窓ま
たはバックミラー、電気光学シャッター、ディスプレー
スクリーンなどの装置または器械により透過される、ま
たは反射される光を変調するための装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】２個の透明な電極の間に閉じ込められた
電解材料の液体または固体層からなり、それらの２個の
電極間に電圧をかけることにより、電極の一方の上に金
属層が形成されるため、あるいは酸化物層中にイオンが
入り込むために発色する電気発色装置は公知である。装
置の光学密度を電気的に変化させることにより、例えば
周囲の照明の変化に合わせるために、上記の装置の透明
性または反射性を変調させることができる。
電解材料の液体または固体層からなり、それらの２個の
電極間に電圧をかけることにより、電極の一方の上に金
属層が形成されるため、あるいは酸化物層中にイオンが
入り込むために発色する電気発色装置は公知である。装
置の光学密度を電気的に変化させることにより、例えば
周囲の照明の変化に合わせるために、上記の装置の透明
性または反射性を変調させることができる。
【０００３】特に、本発明の出願人により１９９１年１
月１０日に提出された仏国特許出願第９１００２２３号
からは、少なくとも一つの有機溶剤および少なくとも一
つの電着可能な金属の塩からなり、さらに少なくとも一
つの有機酸およびその電着可能な金属塩を溶解し易くす
るための少なくとも一つの非電着性金属の塩を含む、均
質な溶液からなる電気発色性電解材料が公知である。一
例として、この材料は、臭化ビスマスのガンマ−ブチロ
ラクトン溶液からなり、さらに、臭化ビスマスを溶解し
易くするための臭化リチウムを含むことができる。その
ような材料は、熱安定性が改良されており、大型で簡単
な構造の光変調用電気発色装置内に、透過性および／ま
たは反射性金属堆積物を形成することができる。
月１０日に提出された仏国特許出願第９１００２２３号
からは、少なくとも一つの有機溶剤および少なくとも一
つの電着可能な金属の塩からなり、さらに少なくとも一
つの有機酸およびその電着可能な金属塩を溶解し易くす
るための少なくとも一つの非電着性金属の塩を含む、均
質な溶液からなる電気発色性電解材料が公知である。一
例として、この材料は、臭化ビスマスのガンマ−ブチロ
ラクトン溶液からなり、さらに、臭化ビスマスを溶解し
易くするための臭化リチウムを含むことができる。その
ような材料は、熱安定性が改良されており、大型で簡単
な構造の光変調用電気発色装置内に、透過性および／ま
たは反射性金属堆積物を形成することができる。
【０００４】そのような装置は、一般的に、添付の図１
に部分的に透視図法で示す構造を有する。この図では、
この装置が、ガラスのような透明な材料の２枚の板３、
４の間に閉じ込められた電気発色性材料の層２を含み、
それらの板が対向する面上にそれぞれ導電性層５、６を
有する、セル１の形を取る。例えば接着性材料の接続部
７は、電気発色層２を横方向で閉じ込め、それによって
板３、４がその間に予め決められた空間（数１０μm ）
を確保して組み立てられている。また、従来は、２つの
導電性層３、４に対する電圧は、セルの対向する２つの
縁部に沿ってそれぞれ導電性層５、６上に配置された細
長い平行な電極８、９によりそれぞれ印加されている。
電極８、９は、一般的にスズおよび／またはインジウム
の酸化物（ＩＴＯ）を真空下で堆積させることにより製
造される導電性層５、６の導電性よりもはるかに高い導
電性を有する材料からなる。したがって、電極８、９に
より、電源（図には示していない）から電気発色材料の
層全体に送られる電圧入力分布の一様性が向上する。
に部分的に透視図法で示す構造を有する。この図では、
この装置が、ガラスのような透明な材料の２枚の板３、
４の間に閉じ込められた電気発色性材料の層２を含み、
それらの板が対向する面上にそれぞれ導電性層５、６を
有する、セル１の形を取る。例えば接着性材料の接続部
７は、電気発色層２を横方向で閉じ込め、それによって
板３、４がその間に予め決められた空間（数１０μm ）
を確保して組み立てられている。また、従来は、２つの
導電性層３、４に対する電圧は、セルの対向する２つの
縁部に沿ってそれぞれ導電性層５、６上に配置された細
長い平行な電極８、９によりそれぞれ印加されている。
電極８、９は、一般的にスズおよび／またはインジウム
の酸化物（ＩＴＯ）を真空下で堆積させることにより製
造される導電性層５、６の導電性よりもはるかに高い導
電性を有する材料からなる。したがって、電極８、９に
より、電源（図には示していない）から電気発色材料の
層全体に送られる電圧入力分布の一様性が向上する。
【０００５】電気発色セルを使用する際に直面する第一
の難点は、例えばそのようなセルを備えたバックミラー
の反射表面に自動車のヘッドライトの光が当たった場合
のように、周囲の光の急激な変化についていけるよう
に、セルが急速に確実に暗色化する必要があることであ
る。この観点から、図１に示すように配置された２個の
電極を備えたセルで得られる応答時間未満の、非常に短
い応答時間を有する電気発色装置が現在必要とされてい
る。
の難点は、例えばそのようなセルを備えたバックミラー
の反射表面に自動車のヘッドライトの光が当たった場合
のように、周囲の光の急激な変化についていけるよう
に、セルが急速に確実に暗色化する必要があることであ
る。この観点から、図１に示すように配置された２個の
電極を備えたセルで得られる応答時間未満の、非常に短
い応答時間を有する電気発色装置が現在必要とされてい
る。
【０００６】図１に示す型のセルを確実に効率良く作動
させる上で直面するのは、このセルを構成する種々の層
に対して平行に、一つの電極から他の電極へセルを通っ
て横に流れる寄生電流が存在することに起因する難点で
ある。電気発色効果を生じるのに必要な、導電性層に対
して直角な電流に加えて、これらの電流が存在すること
は実験的に確認される。寄生電流は、図１に示す２個の
電極を備えた入力構造を使用する場合、セルの片側から
反対側にイオンを移行させる。これらの寄生電流は、た
だちに目に見える効果を有してはいないが、長期間に渡
って蓄積効果により、印加された電圧により非対称的な
セルの発色を引き起こし、できるだけ均一な発色を必要
とするのに反して、電極の一方の近くで発色がより強く
なる。
させる上で直面するのは、このセルを構成する種々の層
に対して平行に、一つの電極から他の電極へセルを通っ
て横に流れる寄生電流が存在することに起因する難点で
ある。電気発色効果を生じるのに必要な、導電性層に対
して直角な電流に加えて、これらの電流が存在すること
は実験的に確認される。寄生電流は、図１に示す２個の
電極を備えた入力構造を使用する場合、セルの片側から
反対側にイオンを移行させる。これらの寄生電流は、た
だちに目に見える効果を有してはいないが、長期間に渡
って蓄積効果により、印加された電圧により非対称的な
セルの発色を引き起こし、できるだけ均一な発色を必要
とするのに反して、電極の一方の近くで発色がより強く
なる。
【０００７】もう一つの難点は、導電性層５、６の一方
の、セルの発色を確保する金属堆積が起こる方が時間と
共に劣化することである。事実、導電性層上のそのよう
な堆積物により引き起こされる物理化学的作用により、
導電性が減少する。この減少は、２つの導電性層の一方
だけに影響し、図１に示す型の、２個の電極を有するセ
ルにおける電流分布が非対称になり、上記の寄生電流の
有害作用を増大し、電圧によるセルの発色の一様性が失
われる。
の、セルの発色を確保する金属堆積が起こる方が時間と
共に劣化することである。事実、導電性層上のそのよう
な堆積物により引き起こされる物理化学的作用により、
導電性が減少する。この減少は、２つの導電性層の一方
だけに影響し、図１に示す型の、２個の電極を有するセ
ルにおける電流分布が非対称になり、上記の寄生電流の
有害作用を増大し、電圧によるセルの発色の一様性が失
われる。
【０００８】また、同じ型の２個の電極を備えたセルに
おいて電極に近い所よりもセルの中央で発色がはるかに
弱くなることが観察されており、この現象は、電極８、
９を隔てる距離、したがってセルの幅が大きくなるにつ
れて益々著しくなる。
おいて電極に近い所よりもセルの中央で発色がはるかに
弱くなることが観察されており、この現象は、電極８、
９を隔てる距離、したがってセルの幅が大きくなるにつ
れて益々著しくなる。
【０００９】上記の発色の不均一性の問題に加えて、現
在の電気発色セルの技術では、これまで完全には満たさ
れていない他の様々な必要性が明らかである。そのよう
なセルを作動させるには、ある程度の電力消費が必要で
ある。電力消費を最少に抑えることができるセル構造が
望ましいことは明らかである。一方、電気発色装置の現
在の、または潜在的な用途の多くは自動車に関係してい
る。透明板３、４の水滴除去を行い、電気発色層を十分
な作動温度に再加熱することができる電気加熱の可能性
を取り入れたそのような装置が必要とされている。これ
に関して、図１の２個の電極を備えたセルは、導電性層
５、６の一方の片側から他方に電流を通し、ジュール効
果によりそれを加熱できないことは明らかである。ＥＰ
−Ａ−０４０８４２７は、そのような加熱を行うことが
できる第三の電極を含む電気発色性ガラス窓を開示して
いるが、２つの導電性層の一つだけである。
在の電気発色セルの技術では、これまで完全には満たさ
れていない他の様々な必要性が明らかである。そのよう
なセルを作動させるには、ある程度の電力消費が必要で
ある。電力消費を最少に抑えることができるセル構造が
望ましいことは明らかである。一方、電気発色装置の現
在の、または潜在的な用途の多くは自動車に関係してい
る。透明板３、４の水滴除去を行い、電気発色層を十分
な作動温度に再加熱することができる電気加熱の可能性
を取り入れたそのような装置が必要とされている。これ
に関して、図１の２個の電極を備えたセルは、導電性層
５、６の一方の片側から他方に電流を通し、ジュール効
果によりそれを加熱できないことは明らかである。ＥＰ
−Ａ−０４０８４２７は、そのような加熱を行うことが
できる第三の電極を含む電気発色性ガラス窓を開示して
いるが、２つの導電性層の一つだけである。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、暗色化時間が短く、電圧による発色の均一性が
改良された電気発色装置を提供することである。
目的は、暗色化時間が短く、電圧による発色の均一性が
改良された電気発色装置を提供することである。
【００１１】本発明の別の目的は、電気発色効果を得る
ための電力消費が低いそのような装置を製造することで
ある。
ための電力消費が低いそのような装置を製造することで
ある。
【００１２】本発明のもう一つの目的は、効率の良い加
熱手段を組み込んだそのような装置を製造することであ
る。
熱手段を組み込んだそのような装置を製造することであ
る。
【００１３】
【課題を解決するための手段】本発明のこれらの目的、
ならびに以下に記載する他の目的は、透明板の片面上に
それぞれ形成された２つの導電性層の間に保持された電
気発色性物質の層、導電性層のそれぞれの上に形成され
た電極、およびこれらの電極に電気エネルギーを選択的
に供給する手段からなる電気発色装置により達成され
る。本発明により、電極は細長い形状を有し、電気発色
層の面に対して本質的に対称的に、２つの導電性層の向
き合った表面上に伸びている。
ならびに以下に記載する他の目的は、透明板の片面上に
それぞれ形成された２つの導電性層の間に保持された電
気発色性物質の層、導電性層のそれぞれの上に形成され
た電極、およびこれらの電極に電気エネルギーを選択的
に供給する手段からなる電気発色装置により達成され
る。本発明により、電極は細長い形状を有し、電気発色
層の面に対して本質的に対称的に、２つの導電性層の向
き合った表面上に伸びている。
【００１４】この電極の配置により、電気発色層中の電
流の循環が対称的になり、その強度が与えられた電圧入
力に対して増大する。その結果、層の暗色化時間が短く
なり、上記の横方向の寄生電流が抑制されるために、暗
色化の均一性がこの層の全面にわたって改良される。こ
の対称化により、以下に説明するように、長期間に導電
性層の劣化により引き起こされることがある層の発色の
不均一性が低下する。
流の循環が対称的になり、その強度が与えられた電圧入
力に対して増大する。その結果、層の暗色化時間が短く
なり、上記の横方向の寄生電流が抑制されるために、暗
色化の均一性がこの層の全面にわたって改良される。こ
の対称化により、以下に説明するように、長期間に導電
性層の劣化により引き起こされることがある層の発色の
不均一性が低下する。
【００１５】本発明の一実施形態では、電気発色層は少
なくとも２つの本質的に真っ直ぐな長い縁部により制限
され、それらの縁部は、向き合って平行に、その２つの
縁部のそれぞれの近くに配置された少なくとも４個の電
極により限定されている。
なくとも２つの本質的に真っ直ぐな長い縁部により制限
され、それらの縁部は、向き合って平行に、その２つの
縁部のそれぞれの近くに配置された少なくとも４個の電
極により限定されている。
【００１６】電気発色層のこれらの側面間の距離１は、
１＜０．５・１c 、好ましくは１＜０．３・１c である
のが有利であり、１c は、以下に定義する臨界幅であ
る。本装置の別の特徴によれば、同じ導電性層により支
持される２個の平行な電極の一方が、電力供給源に選択
的に接続され、２個の電極間の導電性層で生じるジュー
ル効果により装置を加熱する。この目的には、直流用の
２個の電極に対する共通の電源に重複される交流電源を
使用する。また、装置の加熱および水滴除去を行うこと
もできるので有利である。
１＜０．５・１c 、好ましくは１＜０．３・１c である
のが有利であり、１c は、以下に定義する臨界幅であ
る。本装置の別の特徴によれば、同じ導電性層により支
持される２個の平行な電極の一方が、電力供給源に選択
的に接続され、２個の電極間の導電性層で生じるジュー
ル効果により装置を加熱する。この目的には、直流用の
２個の電極に対する共通の電源に重複される交流電源を
使用する。また、装置の加熱および水滴除去を行うこと
もできるので有利である。
【００１７】本発明の電気発色層は、全体で本質的に閉
じた輪郭を形成する複数の向き合った電極対、または本
質的に閉じた輪郭を形成する、例えば長方形または輪状
の２個の電極だけを有することもできる。そのような電
極の形状により、本発明の電気発色層装置に電圧をかけ
た時に、その発色の一様性を改良することができる。
じた輪郭を形成する複数の向き合った電極対、または本
質的に閉じた輪郭を形成する、例えば長方形または輪状
の２個の電極だけを有することもできる。そのような電
極の形状により、本発明の電気発色層装置に電圧をかけ
た時に、その発色の一様性を改良することができる。
【００１８】本発明の他の特徴および利点を、以下に添
付の図面を参照しながら説明する。
付の図面を参照しながら説明する。
【００１９】
【実施例】図２に関して、図１と同等の素子または装置
には同じ番号を付けている。したがって、図２に示す本
発明の実施例に係る電気発色素子は、図１のそれと同様
に、セルの形を取り、その中心に、２枚の透明板３、４
の間に閉じ込められた電気発色物質層２があり、それら
の透明板３、４はその向き合った面上にそれぞれ導電性
層５、６を有する。接着性接合部７が層２を板３、４の
間で横方向に閉じ込めている。
には同じ番号を付けている。したがって、図２に示す本
発明の実施例に係る電気発色素子は、図１のそれと同様
に、セルの形を取り、その中心に、２枚の透明板３、４
の間に閉じ込められた電気発色物質層２があり、それら
の透明板３、４はその向き合った面上にそれぞれ導電性
層５、６を有する。接着性接合部７が層２を板３、４の
間で横方向に閉じ込めている。
【００２０】電気発色層２は、電圧をかけることにより
発色し易いどのような材料で構成されていてもよく、特
に、上記の仏国特許出願第９１００２２３号に記載され
る電解物質でよい。導電性層５、６は、通常、陰極スパ
ッタリング（ＩＴＯ）、蒸着（ＦＴＯ）または熱分解の
ような真空下における堆積を行なうための良く知られた
技術により形成されたスズおよび／またはインジウム
（ＩＴＯ）またはフッ素の酸化物（ＦＴＯ）からなる。
発色し易いどのような材料で構成されていてもよく、特
に、上記の仏国特許出願第９１００２２３号に記載され
る電解物質でよい。導電性層５、６は、通常、陰極スパ
ッタリング（ＩＴＯ）、蒸着（ＦＴＯ）または熱分解の
ような真空下における堆積を行なうための良く知られた
技術により形成されたスズおよび／またはインジウム
（ＩＴＯ）またはフッ素の酸化物（ＦＴＯ）からなる。
【００２１】本発明のセルの本質的な特徴により、この
セルは図１のセルにおけるように電気発色層２の面に対
して非対称的に配置された２個の電極からなるのではな
く、４個の電極がこの層の面に対して対称的に配置さ
れ、層２の２つの退行する縁部の近くで平行な２つの対
８、１０および９、１１に分けられている。同じ対の電
極は本質的に真っ直ぐで互いに向き合って配置されてい
る。したがって、電極８、１１および９、１０が、導電
性層５、６の向き合った表面上に形成されている。直流
電源（図には示していない）を、端子により電極８、１
１に、別の端子により電極９、１０に選択的に接続する
ことができる。これらの端子およびこれらの電極の接続
点は、電極の延長部（図には示していない）上に設ける
ことができるが、これらの接続点に到達し易くするため
に、同じ対の他の電極に向いた所に位置してはならな
い。層２に印加される電圧の符号および振幅を適当に選
択することにより、層を発色させる（暗色化）、または
この色を消す（退色化）ことができる。
セルは図１のセルにおけるように電気発色層２の面に対
して非対称的に配置された２個の電極からなるのではな
く、４個の電極がこの層の面に対して対称的に配置さ
れ、層２の２つの退行する縁部の近くで平行な２つの対
８、１０および９、１１に分けられている。同じ対の電
極は本質的に真っ直ぐで互いに向き合って配置されてい
る。したがって、電極８、１１および９、１０が、導電
性層５、６の向き合った表面上に形成されている。直流
電源（図には示していない）を、端子により電極８、１
１に、別の端子により電極９、１０に選択的に接続する
ことができる。これらの端子およびこれらの電極の接続
点は、電極の延長部（図には示していない）上に設ける
ことができるが、これらの接続点に到達し易くするため
に、同じ対の他の電極に向いた所に位置してはならな
い。層２に印加される電圧の符号および振幅を適当に選
択することにより、層を発色させる（暗色化）、または
この色を消す（退色化）ことができる。
【００２２】本発明により電極８、９、１０、１１を配
置することにより、電気発色層中に完全に対称的な電流
の線を形成することができ、これらの線は電気発色層を
その面に対して直角に横切るので、本発明の背景で説明
したような、暗色化における層の発色の不均一性を生じ
得る横方向の寄生電流を避けることができる。
置することにより、電気発色層中に完全に対称的な電流
の線を形成することができ、これらの線は電気発色層を
その面に対して直角に横切るので、本発明の背景で説明
したような、暗色化における層の発色の不均一性を生じ
得る横方向の寄生電流を避けることができる。
【００２３】さらに、図１に示す型の２個の電極を有す
るセルで観察される電流に対する、与えられた供給電圧
に対するセル中の電流の強化を実験的に確認した。この
電流強化により、下記の表に測定結果を示すように、与
えられた電圧に対してセルの暗色化時間が短縮されるの
で有利である。
るセルで観察される電流に対する、与えられた供給電圧
に対するセル中の電流の強化を実験的に確認した。この
電流強化により、下記の表に測定結果を示すように、与
えられた電圧に対してセルの暗色化時間が短縮されるの
で有利である。
【００２４】 配合の種類 層（５、６）の抵抗 λ＝６３３nmにおける暗色化 図２のセル 図１のセル バックミラー １０Ω／平方 １．４秒間 ２．４秒間 バックミラー ４Ω／平方 １．３秒間 １．５秒間 大表面 ４Ω／平方 １１．９秒間 １７．４秒間 この表は、表面２．５ｘ４cm2 、電極８、１０および
９、１１間の距離が４cmより僅かに大きい実験セルで測
定した結果を示す。電気発色層には、上記の仏国特許第
９１００２２３号に記載されている２種類の異なった配
合の電界物質を使用した。配合の一つは自動車のバック
ミラーのような表面の小さな装置に適しており、もう一
つの配合は窓のような大きな表面を有する装置に適して
いる。
９、１１間の距離が４cmより僅かに大きい実験セルで測
定した結果を示す。電気発色層には、上記の仏国特許第
９１００２２３号に記載されている２種類の異なった配
合の電界物質を使用した。配合の一つは自動車のバック
ミラーのような表面の小さな装置に適しており、もう一
つの配合は窓のような大きな表面を有する装置に適して
いる。
【００２５】この表から、２つの配合で、暗色化時間が
明らかに短縮されているのが分かる。 上に述べた、与
えられた直流供給に対して、セル中で電流を強化するこ
とにより、他の方向で、同じ電流を得るためにより低い
電圧供給源を使用することができる。このようにして、
図１の型のセルで１．８ボルトの電圧供給源を、および
本発明のセルで１．５ボルトの電圧供給源を使用するこ
とにより、本質的に等しいセル電流が得られる。
明らかに短縮されているのが分かる。 上に述べた、与
えられた直流供給に対して、セル中で電流を強化するこ
とにより、他の方向で、同じ電流を得るためにより低い
電圧供給源を使用することができる。このようにして、
図１の型のセルで１．８ボルトの電圧供給源を、および
本発明のセルで１．５ボルトの電圧供給源を使用するこ
とにより、本質的に等しいセル電流が得られる。
【００２６】本発明のセルのモデルを製造することによ
り、セル中の電流の対称性および横方向電流の抑制が確
認された。また、このモデルにより、本発明により与え
られる他の利点、すなわち、本発明の背景で説明したよ
うな、長期間にわたって導電性層の一つに金属が堆積
し、その層が劣化するために引き起こされるセルの発色
の不均一性が減少することも同様に説明できる。したが
って、２つの導電性層の表面の抵抗が、長期間にわたっ
て、異なった値Ｒs およびＲ' s を取る場合、このモデ
ルは、これらの層が（Ｒs ＋Ｒ' s ）／２に等しい表面
抵抗を一様に与えたかのようにセル中の電流分布が起こ
ることを示している。この挙動が電気発色層の光学密度
の非対称性を長期間にわたり抑制する、または減少させ
る。
り、セル中の電流の対称性および横方向電流の抑制が確
認された。また、このモデルにより、本発明により与え
られる他の利点、すなわち、本発明の背景で説明したよ
うな、長期間にわたって導電性層の一つに金属が堆積
し、その層が劣化するために引き起こされるセルの発色
の不均一性が減少することも同様に説明できる。したが
って、２つの導電性層の表面の抵抗が、長期間にわたっ
て、異なった値Ｒs およびＲ' s を取る場合、このモデ
ルは、これらの層が（Ｒs ＋Ｒ' s ）／２に等しい表面
抵抗を一様に与えたかのようにセル中の電流分布が起こ
ることを示している。この挙動が電気発色層の光学密度
の非対称性を長期間にわたり抑制する、または減少させ
る。
【００２７】同じモデルにより、セル中央において密度
を連続的に低下させずに、セルの表面全体にわたって一
様な密度で発色させるための条件を確立することができ
た。事実、本発明により、臨界幅ｌc は ｌc ＝（２．Ｚ．Ｓ．）1/2 ／（Ｒs ） （式中、Ｚは電気発色層の実際のインピーダンス、Ｓは
その表面であり、Ｒs はオーム／平方で表した導電性層
の表面抵抗である。）で定義される。
を連続的に低下させずに、セルの表面全体にわたって一
様な密度で発色させるための条件を確立することができ
た。事実、本発明により、臨界幅ｌc は ｌc ＝（２．Ｚ．Ｓ．）1/2 ／（Ｒs ） （式中、Ｚは電気発色層の実際のインピーダンス、Ｓは
その表面であり、Ｒs はオーム／平方で表した導電性層
の表面抵抗である。）で定義される。
【００２８】このモデルおよび測定により、電気発色層
の幅ｌ（図２参照）が ｌ＜０．５・ｌc 好ましくは ｌ＜０．３・ｌc である場合、セルの表面全体にわたって非常に均一なセ
ル発色密度が得られることが分かった。
の幅ｌ（図２参照）が ｌ＜０．５・ｌc 好ましくは ｌ＜０．３・ｌc である場合、セルの表面全体にわたって非常に均一なセ
ル発色密度が得られることが分かった。
【００２９】この幅の条件を最も良く満たすためには、
図２に示す以外の電極配置を使用する。すなわち、電気
発色層の周囲全体に３対以上の直線電極を配置する、例
えば長方形の層の周囲に４対配置し、それによってその
層の４辺を電極で完全に取り囲むことができる。バック
ミラー、眼鏡、等の、電気発色層の形状が長方形でない
場合、その層を取り囲む完全に閉じた周囲全体にわたっ
てさらに多くの直線電極を配置することもできる。
図２に示す以外の電極配置を使用する。すなわち、電気
発色層の周囲全体に３対以上の直線電極を配置する、例
えば長方形の層の周囲に４対配置し、それによってその
層の４辺を電極で完全に取り囲むことができる。バック
ミラー、眼鏡、等の、電気発色層の形状が長方形でない
場合、その層を取り囲む完全に閉じた周囲全体にわたっ
てさらに多くの直線電極を配置することもできる。
【００３０】本発明により、向き合った表面全体にわた
って伸び、閉じた、または本質的に閉じた周辺部、長方
形、輪状、その他の輪郭を形成する、２個の電極だけか
らなるセルを製造することもできる。この形態を、同一
または類似の装置を示すのに上記と同じ番号を使用して
図３および４に示すが、そこではセルが本質的に円形の
電極８、９から構成されている。２個の電極への電気供
給は、突出部１４、１５上に形成された接点を通して行
われ、それらの突出部により電極の一方に到達すること
ができる。上記のモデルを製作することにより、この電
極の幾何学的形状により電気発色層中の電流の線が直角
になることが確認された。セル発色の均一性は、電気発
色層の直径を適切に選択することにより強化されるが、
直径は上に定義する臨界幅に関係する「幅」に一致す
る。
って伸び、閉じた、または本質的に閉じた周辺部、長方
形、輪状、その他の輪郭を形成する、２個の電極だけか
らなるセルを製造することもできる。この形態を、同一
または類似の装置を示すのに上記と同じ番号を使用して
図３および４に示すが、そこではセルが本質的に円形の
電極８、９から構成されている。２個の電極への電気供
給は、突出部１４、１５上に形成された接点を通して行
われ、それらの突出部により電極の一方に到達すること
ができる。上記のモデルを製作することにより、この電
極の幾何学的形状により電気発色層中の電流の線が直角
になることが確認された。セル発色の均一性は、電気発
色層の直径を適切に選択することにより強化されるが、
直径は上に定義する臨界幅に関係する「幅」に一致す
る。
【００３１】図３および４のセルの２個の電極の形状は
セルの加熱には適していないが、図２のセルの４個の電
極配置、およびそこから派生するすべての配置で、導電
性層５、６中で生じるジュール効果により、効果的に加
熱を行うことができる。必要な電気供給は、本発明によ
り、加熱中に電気発色させる場合にもその電気発色を妨
害しないように調整することができる。
セルの加熱には適していないが、図２のセルの４個の電
極配置、およびそこから派生するすべての配置で、導電
性層５、６中で生じるジュール効果により、効果的に加
熱を行うことができる。必要な電気供給は、本発明によ
り、加熱中に電気発色させる場合にもその電気発色を妨
害しないように調整することができる。
【００３２】この目的のために、本発明により、電極
８、９、１０、１１に電圧Ｖ8 、Ｖ9 、Ｖ10、Ｖ11を、 Ｖ8 ＝Ｖc1；Ｖ4 ＝Ｖc1＋Ｖc2 sinωｔ Ｖ10＝Ｖc2 Ｖ9 ＝Ｖc2 sinωｔ になるように供給するが、ここでＶc2−Ｖc1＝電気発色
効果を得るのに必要な電圧である。
８、９、１０、１１に電圧Ｖ8 、Ｖ9 、Ｖ10、Ｖ11を、 Ｖ8 ＝Ｖc1；Ｖ4 ＝Ｖc1＋Ｖc2 sinωｔ Ｖ10＝Ｖc2 Ｖ9 ＝Ｖc2 sinωｔ になるように供給するが、ここでＶc2−Ｖc1＝電気発色
効果を得るのに必要な電圧である。
【００３３】電圧（Ｖ11−Ｖ8 ）および（Ｖ10−Ｖ9 ）
により、それぞれ層５および６のジュール効果により熱
を発生することができ、交流成分Ｖc2 sinωｔの周波数
ｗ／２πは、電気発色層の光学密度の寄生変調を引き起
こさないように、十分に高く（一般的に＞５０Ｈｚ）選
択する。電極への電圧供給をこのように選択することに
より、向き合った電極の電圧差（Ｖ8 −Ｖ10）および
（Ｖ9 −Ｖ11）が等しくなる。この時点で加熱しても、
電気発色効果をまったく妨害しない。そのような加熱
は、自動車の場合のように、窓またはバックミラーの水
滴を除去する際に特に有用である。同時に、この加熱に
より電気発色層を適切な作動温度にすることもできる。
により、それぞれ層５および６のジュール効果により熱
を発生することができ、交流成分Ｖc2 sinωｔの周波数
ｗ／２πは、電気発色層の光学密度の寄生変調を引き起
こさないように、十分に高く（一般的に＞５０Ｈｚ）選
択する。電極への電圧供給をこのように選択することに
より、向き合った電極の電圧差（Ｖ8 −Ｖ10）および
（Ｖ9 −Ｖ11）が等しくなる。この時点で加熱しても、
電気発色効果をまったく妨害しない。そのような加熱
は、自動車の場合のように、窓またはバックミラーの水
滴を除去する際に特に有用である。同時に、この加熱に
より電気発色層を適切な作動温度にすることもできる。
【００３４】本発明の電気発色セルは公知の技術を用い
て製造できる。透明板３および４の組み立ては、電気発
色層２が固体の場合には、その板上の電気発色層の周囲
に接着性物質のリボンを施すことによって行う。電気発
色材料が液体の場合は、接着剤のリボンを先に堆積さ
せ、このリボンを使用して板３、４を組み立て、そのよ
うにして形成された囲いの中に例えば吸引により液体電
気発色物質を導入する。接着剤リボンは、硬化後、電気
発色物質を横方向で閉じ込める接続部７を構成する。こ
の目的には、エポキシまたはアクリル樹脂、ポリウレタ
ンまたはシリコーン接着剤、熱可塑性接着剤（エチレン
／酢酸ビニル、ポリアミド）、等の多くの接着剤を使用
できる。セルの密閉性を改良するために、２つの接着剤
リボンを平行に配置することもできる。接着性材料は、
電気発色物質を湿分および酸化から効果的に保護し、装
置の良好な機械的および熱的強度を保証できるように選
択しなければならない。
て製造できる。透明板３および４の組み立ては、電気発
色層２が固体の場合には、その板上の電気発色層の周囲
に接着性物質のリボンを施すことによって行う。電気発
色材料が液体の場合は、接着剤のリボンを先に堆積さ
せ、このリボンを使用して板３、４を組み立て、そのよ
うにして形成された囲いの中に例えば吸引により液体電
気発色物質を導入する。接着剤リボンは、硬化後、電気
発色物質を横方向で閉じ込める接続部７を構成する。こ
の目的には、エポキシまたはアクリル樹脂、ポリウレタ
ンまたはシリコーン接着剤、熱可塑性接着剤（エチレン
／酢酸ビニル、ポリアミド）、等の多くの接着剤を使用
できる。セルの密閉性を改良するために、２つの接着剤
リボンを平行に配置することもできる。接着性材料は、
電気発色物質を湿分および酸化から効果的に保護し、装
置の良好な機械的および熱的強度を保証できるように選
択しなければならない。
【００３５】同様にして、導電性層上に電極を、シルク
スクリーン印刷または銀を含むエポキシ接着剤、例えば
エポテクニー社からエポテックＨ２１Ｄ、Ｈ２２、Ｈ２
４の名称で市販されている接着剤、または白金または
金、パラジウムおよび銀、または銀だけを含む導電性ペ
ースト、例えばデグサ社から９７１０、９１１０、７１
１５の番号で市販されているペーストのリボンを、例え
ばロボットにより運転される注入装置により堆積させ、
続いて良く知られているように熱処理を行うなどの各種
の公知の技術を使用して形成することができる。
スクリーン印刷または銀を含むエポキシ接着剤、例えば
エポテクニー社からエポテックＨ２１Ｄ、Ｈ２２、Ｈ２
４の名称で市販されている接着剤、または白金または
金、パラジウムおよび銀、または銀だけを含む導電性ペ
ースト、例えばデグサ社から９７１０、９１１０、７１
１５の番号で市販されているペーストのリボンを、例え
ばロボットにより運転される注入装置により堆積させ、
続いて良く知られているように熱処理を行うなどの各種
の公知の技術を使用して形成することができる。
【００３６】
【発明の効果】本発明の電気発色装置により、暗色化の
時間を短縮し、長期間にわたる導電性層の劣化を防止
し、均質性を維持し、電力消費を低減させ、装置の加熱
および水滴除去を行うことができる。
時間を短縮し、長期間にわたる導電性層の劣化を防止
し、均質性を維持し、電力消費を低減させ、装置の加熱
および水滴除去を行うことができる。
【００３７】むろん、本発明は、上述した実施例として
説明した実施形態のみに限定されるものではない。した
がって、本発明は、例えばイオンまたはプロトン伝導性
を備えた電解質による、本発明により得られるセル電流
の対称性の利点を有する電気発色セルにも適用される。
説明した実施形態のみに限定されるものではない。した
がって、本発明は、例えばイオンまたはプロトン伝導性
を備えた電解質による、本発明により得られるセル電流
の対称性の利点を有する電気発色セルにも適用される。
【図１】本発明の背景で説明した、先行技術の電気発色
セルの部分透視図
セルの部分透視図
【図２】本発明の実施例に係る電気発色装置の部分透視
図
図
【図３】本発明の実施例に係る輪状電気発色装置の平面
図
図
【図４】図３の装置の線４−４における断面図
１ セル ２ 電気発色層 ３、４ 透明板 ５、６ 導電性層 ７ 接続部 ８、９、１０、１１ 電極 １２、１３ 接点
Claims (20)
- 【請求項１】 透明板（３、４）の片面上にそれぞれ形
成された２つの導電性層（５、６）の間に保持された電
気発色層（２）、該導電性層（５、６）のそれぞれの上
に形成された電極（８、９、１０、１１）、およびこれ
らの電極（８、９、１０、１１）に電気エネルギーを選
択的に供給する手段からなる電気発色装置であって、該
電極（８、９、１０、１１）が細長い形状を有し、電気
発色層（２）の面に対して本質的に対称的に、２つの前
記導電性層（５、６）の向き合った表面上に伸びている
ことを特徴とする装置。 - 【請求項２】 前記電気発色層（２）が少なくとも２つ
の本質的に真っ直ぐな縁部により制限され、その装置
が、２個ずつ平行に向き合って、これらの縁部のそれぞ
れの近くに配置された少なくとも４個の前記電極（８、
９、１０、１１）からなることを特徴とする請求項１記
載の装置。 - 【請求項３】 前記電気発色層の前記縁部間の距離
（２）が、１＜０．５・１c 、好ましくは１＜０．３・
１c であり、（ｌc ）が、式 ｌc ＝（２．Ｚ．Ｓ．）1/2 ／（Ｒs ） （式中、Ｚは前記電気発色層の実際のインピーダンス、
Ｓはその表面であり、Ｒs はオーム／平方で表した前記
導電性層の表面抵抗である。）により定義される臨界幅
であることを特徴とする請求項２記載の装置。 - 【請求項４】 前記電極対の向き合った電極が、すべて
の電極対に対して等しい強度の直流供給源に選択的に接
続できることを特徴とする請求項２記載の装置。 - 【請求項５】 前記電極対の向き合った電極が、すべて
の電極対に対して等しい強度の直流供給源に選択的に接
続できることを特徴とする請求項３記載の装置。 - 【請求項６】 同じ導電性層により支持される２個の平
行な電極の一方が、２個の電極間の前記導電性層で生じ
るジュール効果により装置を加熱するのに適した電気エ
ネルギー供給源に選択的に接続できることを特徴とする
請求項２記載の装置。 - 【請求項７】 同じ導電性層により支持される２個の平
行な電極の一方が、２個の電極間の前記導電性層で生じ
るジュール効果により装置を加熱するのに適した電気エ
ネルギー供給源に選択的に接続できることを特徴とする
請求項３記載の装置。 - 【請求項８】 前記供給源が、２個の電極に共通な直流
の供給源に重複する交流の供給源であることを特徴とす
る請求項６記載の装置。 - 【請求項９】 前記供給源が、２個の電極に共通な直流
の供給源に重複する交流の供給源であることを特徴とす
る請求項７記載の装置。 - 【請求項１０】 交流の供給源の周波数が、前記電気発
色層中に電気発色効果をまったく誘導しないように選択
された、予め決められた周波数よりも高いことを特徴と
する請求項８記載の装置。 - 【請求項１１】 交流の供給源の周波数が、前記電気発
色層中に電気発色効果をまったく誘導しないように選択
された、予め決められた周波数よりも高いことを特徴と
する請求項９記載の装置。 - 【請求項１２】 交流の供給源により供給される電極と
向き合って位置する電極が、同時にこの同じ供給源によ
り供給されることを特徴とする請求項１０記載の装置。 - 【請求項１３】 交流の供給源により供給される電極と
向き合って位置する電極が、同時にこの同じ供給源によ
り供給されることを特徴とする請求項１１記載の装置。 - 【請求項１４】 全体として本質的に閉じた輪郭を限定
する、複数の向き合った電極対からなることを特徴とす
る請求項１記載の装置。 - 【請求項１５】 本質的に閉じた輪郭を限定する、２個
の向き合った電極対だけからなることを特徴とする請求
項１記載の装置。 - 【請求項１６】 輪郭が長方形であることを特徴とする
請求項１５記載の装置。 - 【請求項１７】 輪郭が輪状であることを特徴とする請
求項１５記載の装置。 - 【請求項１８】 前記電気発色層が、少なくとも一つの
有機溶剤、少なくとも一つの電着可能な金属の塩、少な
くとも一つの有機酸、およびその金属塩を溶解し易くす
るための少なくとも一つの非電着性金属の塩からなる電
解材料により構成されていることを特徴とする請求項１
記載の装置。 - 【請求項１９】 前記電極が、銀を含むエポキシ接着剤
または少なくとも一つの金属を含む導電性ペーストのリ
ボンの堆積物からなることを特徴とする請求項１記載の
装置。 - 【請求項２０】 前記電気発色層が、２つの透明板を一
つの製品に接着により組み立てている接続部（７）によ
り横方向で閉じ込められていることを特徴とする請求項
１記載の装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| FR919111374A FR2681444B1 (fr) | 1991-09-16 | 1991-09-16 | Dispositif electrochrome. |
| FR9111374 | 1991-09-16 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05203999A true JPH05203999A (ja) | 1993-08-13 |
Family
ID=9416965
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4246330A Withdrawn JPH05203999A (ja) | 1991-09-16 | 1992-09-16 | 電気発色装置 |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5353148A (ja) |
| EP (1) | EP0532942A1 (ja) |
| JP (1) | JPH05203999A (ja) |
| KR (1) | KR930006485A (ja) |
| CA (1) | CA2077276A1 (ja) |
| FR (1) | FR2681444B1 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004504630A (ja) * | 2000-07-13 | 2004-02-12 | サン−ゴバン グラス フランス | エレクトロクロミック型電気化学装置又は光起電装置及びその電気的接続手段 |
| JP2022013899A (ja) * | 2020-07-01 | 2022-01-18 | フルシファー インコーポレイティド | 自己発熱エレクトロクロミック・デバイス及びその製造 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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