JPH05203649A - 磁性粒子回収装置およびそれを用いた検体濃縮方法 - Google Patents

磁性粒子回収装置およびそれを用いた検体濃縮方法

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JPH05203649A
JPH05203649A JP27775692A JP27775692A JPH05203649A JP H05203649 A JPH05203649 A JP H05203649A JP 27775692 A JP27775692 A JP 27775692A JP 27775692 A JP27775692 A JP 27775692A JP H05203649 A JPH05203649 A JP H05203649A
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magnetic
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Tomoo Saito
智雄 斉藤
Eiji Miyagawa
英二 宮川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 測定対象物を特異的に収集する装置、および
それを用いた希薄検体中の測定対象物を濃縮する方法を
提供する。 【構成】 本装置は、永久磁石の位置を変えることによ
り金属片の励磁、消磁を制御し、磁性粒子の回収を行う
装置である。高価な電磁石や電源、スイッチ等が不要で
ある為、安価であり構造が簡単である。又本方法は測定
対象物に特異的に反応する抗体又は抗原を結合させた磁
性粒子を用い、検体中の希薄に測定対象物を捕捉した後
磁場をかけて測定対象物を捕捉した前記磁性粒子を回収
することができるため、HCMVのような希薄な測定対
象物の測定に有効である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁性粒子を用いる免疫測
定用検体磁性粒子回収装置及び該装置を用いた検体の測
定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】尿などの測定対象物の濃度が希薄な検体
を用いて免疫測定を行なうにあたっては検体を濃縮する
ことが好ましい。しかしながら、一般に免疫測定の対象
となる物質は熱又はpHなどの変化に鋭敏に反応し、変
性してしまう。その為、検体を濃縮することはほとんど
行なわれず、細胞培養法によるウィルス分離等、2〜4
週間の時間をかける検査が行なわれている他、僅かに減
圧濃縮法、ロ紙等に塗布することによる濃縮方法が採用
されているのみである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】尿などの測定対象物の
濃度が希薄な検体を濃縮し、測定対象物の濃度を高くし
た上で免疫測定を行なう事ができれば、測定に要する時
間が短かくなるばかりか、細心の注意を必要とされた測
定操作が安定し、測定結果の信頼性を高くすることがで
きる。しかしながら、一般に検体中には測定対象物以外
に様々な物質が含まれており、検体それ自体を濃縮する
と、測定対象物以外の前記物質まで濃縮され、これらの
物質が測定時にノイズとなって現れたり、反応系に悪影
響を及ぼす原因となることがあるため測定対象物のみを
選択的に濃縮し、短時間で信頼性の高い測定結果が得ら
れる測定方法が望まれている。
【0004】例えば、臨床上特に移植患者等の免疫抑制
状態の患者に於いては、104 −101 PFU/mlの
ヒトサイトメガロウィルス(以下HCMVと記す。)が
排泄され、移植後の悪性化(HCMV肺炎等)の指標に
尿中HCMVの検出は有用とされている。しかし、従来
のプレート上でのELISAは103 PFU/mlが限
界であり、臨床応用を行うには至っていない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、測定対象
物に特異的に反応する抗体又は抗原を結合させた磁性粒
子を用い、検体中の希薄な測定対象物を十分に捕捉した
後、磁場をかけて測定対象物を捕捉した前記磁性粒子を
回収することにより、上記の問題を解決し、測定対象物
のみを濃縮し、迅速且つ安定した測定を行ない得ること
を見出した。本発明によれば、測定対象物を捕捉した抗
体又は抗原を結合した磁性粒子は、非磁性材料で成形さ
れたシリンダーに検体と共に吸引される途中、外部から
永久磁石により励磁された金属片に吸着し回収される。
回収された前記磁性粒子は、捕捉した測定対象物に応じ
た測定方法、例えばELISA法、PCR法、プローブ
アッセイ法を用いて測定する事ができる。
【0006】以下図に基づいてより詳細に説明する。図
1は本発明装置の縦断面図、図2は永久磁石を保持する
ためのホルダーの斜視図である。これらの図において本
発明装置は、金属片7が充填されたプラスチック等の非
磁性材料で成形された容器6の上に、永久磁石4を保持
するための強磁性材料以外の材料で成形されたホルダー
を装着し、該ホルダーは非磁性材料で形成されたシリン
ダー2と鉄等の強磁性材料で成形されたリング3を介し
て連結され、シリンダー2には非磁性材料で形成された
プランジャー1が装着されてなる構造を有する。
【0007】更に、本発明装置を用いた検体濃縮方法及
び回収された磁性粒子を用いた測定方法について説明す
る。検体の濃縮を行なうにあたっては、濃縮後に行なう
測定方法に応じて界面活性剤等を用いて測定対象物を断
片に破砕する。その後、測定対象物に特異的に反応する
抗体又は抗原を結合させた磁性粒子を加え、抗原抗体反
応を行なう。
【0008】本発明装置のホルダー5を位置1に配置
し、検体を吸引する。この時測定対象物を捕捉した磁性
粒子も共に吸引され、ホルダーに保持された永久磁石4
により励磁された金属片7に吸着する。プランジャー1
を操作する事により検体の吸引、排出を繰り返し、検体
に加えた磁性粒子を金属片7に吸着させ、全て回収す
る。
【0009】回収された磁性粒子を適宜緩衝液等で洗浄
した後、少量の緩衝液等を吸引し、ホルダー5を位置2
に配置する。この時ホルダー5に保持された永久磁石9
と鉄等の強磁性材料で成形されたリングの吸引力によ
り、ホルダー5は位置2に保持される。位置2では、金
属片7を貫通する磁束が減少するため、磁力を失なった
金属片7は測定対象物を結合した磁性粒子を溶液中に放
出する。この事により固相に担持された形態で測定対象
物のみが濃縮された溶液を得る。
【0010】回収された前記濃縮された溶液は、測定対
象物が既に固相に担持されているので、免疫化学的測定
方法、PCR法、プローブアッセイ法等を用いる分子生
物学的測定方法に供する事ができる。
【0011】本発明における免疫化学的測定法として
は、酵素免疫測定法を採用することができる。これらの
測定法は、標識を用いる免疫測定法であって、サンドイ
ッチ法あるいは競争法により、目的とする抗原あるいは
抗体を測定することができる。
【0012】本発明における酵素免疫測定は、既に一次
抗体との反応が終了しているため、酵素標識された2次
抗体を加え、10分〜3時間反応させ行うものである。
実施の際の反応温度は4℃〜40℃であり、好ましくは
25℃〜38℃である。未反応酵素標識抗体を洗浄後、
固相に結合した抗体結合酵素の量を酵素基質を加え活性
を測定することにより検体のリガンドの量を定量するこ
とができる。
【0013】本方法において用いることのできる酵素
は、パーオキシダーゼ、アルカリホスファターゼ、β−
ガラクトシダーゼ、グルコースオキシダーゼなどであ
る。この際基質は、用いる酵素に適したものを用いるこ
とはいうまでもなく、例えば、ABTS、ルミノール−
2 2 (パーオキシダーゼ用)、p−ニトロフェニル
ホスフェート、メチルウンベリフェリルホスフェート
(アルカリホスファターゼ用)、p−ニトロフェニル−
β−o−ガラクトース、メチルウンベリフェリル−β−
o−ガラクトース(β−ガラクトシダーゼ用)などを使
用することができる。
【0014】測定は、室温〜40℃で1分〜18時間反
応させ、生じた発色、蛍光あるいは、発光量を測定する
ことにより行うものである。他に測定は、4℃〜40℃
の範囲で加温しながら行う所謂レート法を採用すること
もできる。
【0015】また本発明の測定法は、イソルミノールや
アクリジンエステルなどをラベルした化学発光測定法、
フルオレッセンやロードダミンをラベルした蛍光免疫測
定法で行うこともできる。この際、ラベル体の標識は活
性化エステル法やイソシアネート法を採用することによ
り容易に行うことができる(「酵素免疫測定法」(医学
書院、1987年)参照)。
【0016】本発明におけるPCR法を用いた測定方法
は、捕捉したウィルスを界面活性剤等で破壊して得られ
たDNA又はRNA抽出溶液を検体として用い、目的と
なるDNA又はRNA配列と相補的な配列を有するプラ
イマーと重合試薬を加え、所定量の配列が生成するまで
必要なだけ繰り返して増幅し、電気泳動等の検出方法を
もってウィルスの測定を行なうものである。プローブア
ッセイ法では各種の標識プライマーを用いて増幅を行な
い、目的の配列を測定することができる。
【0017】
【作用】本発明は非磁性材料で成形されたプランジャー
とシリンダーに非磁性材料で成形された容器が鉄製リン
グを介して連結され、該容器は複数の金属片が充填され
ている。又該シリンダーと該容器の連結部位に永久磁石
を保持するリング状のホルダーが鉄片に磁場をかける位
置と、鉄片の磁場を消す位置の2つの位置をとることが
できるように装着されていることからなる磁性粒子回収
装置である。この装置は、測定対象物の濃度が希薄な検
体の濃縮に用いることができ、酵素免疫測定法、PCR
法等の測定方法に応用することができる。
【0018】
【実施例】
(実施例1)図1において、鉄球7を内包するプラスチ
ック製の容器6の上に永久磁石4が保持された真鍮製の
ホルダー5を装着し、該ホルダーはプラスチックで成形
されたシリンダー2と鉄製のリング3を介して連結さ
れ、シリンダー2にはプラスチックで形成されたプラン
ジャー1が装着されている。
【0019】上記の構造を有する本発明装置で検体を吸
引する。ここで検体には予めリガンドに特異的に反応す
る抗体又は抗原が結合した磁性粒子を所定量加え、抗原
抗体反応を行ない、測定対象物を磁性粒子に捕捉してお
く。
【0020】次にホルダー5を位置1に配置し検体を吸
引すると、リガンドを捕捉した磁性粒子も共に吸引さ
れ、ホルダーに保持された永久磁石4により励磁された
鉄球7に吸着する。プランジャー1により検体の吸引、
排出を数回繰り返し、検体に加えた磁性粒子を全て回収
する。更に緩衝液等を用いて同様の操作を繰り返し、回
収された磁性粒子を洗浄した後、少量の緩衝液を吸引す
る。この状態でホルダーを位置2に配置する。この位置
では、永久磁石と鉄製リングの吸引力により、ホルダー
は位置2を保持される。位置2では、金属片7を貫通す
る磁束が減少するため、磁力を失なった鉄球7は測定対
象物を捕捉した磁性粒子を溶液中に放出することによ
り、測定対象物であるリガンドのみが濃縮された溶液を
得る。
【0021】(実施例2)カルボキシル化磁性粒子は、
予め超音波洗浄機(バット型、日本精機製作所製)を用
いて蒸留水で60秒ずつ5回洗浄した。日本ペイント社
製磁性被覆粒子(核の平均粒径0.3μmのポリスチレ
ン製)5gに3−アミノプロピルトリエトキシシラン5
0mlを加え、更に氷酢酸30mlを添加し、室温下3
時間反応し、洗浄後、無水グルタル酸を反応させること
により得られる。氷酢酸は氷冷下撹拌しながら滴下し、
洗浄は蒸留水、メタノール、蒸留水で各々3回ずつ洗浄
し更に、0.1M炭酸水素ナトリウム溶液で300ml
ずつ5回洗浄した。無水グルタル酸との反応は、粒子の
5wt%(0.1M炭酸水素ナトリウム溶液)100m
lに無水グルタル酸2.85gを加え、10分間反応さ
せた。反応終了後、0.1M炭酸水素ナトリウム溶液で
300mlずつ3回洗浄し、更に蒸留水で5回洗浄し、
これをカルボキシル化磁性粒子として用いた。
【0022】(実施例3)20mMリン酸緩衝液(pH
4.5)5mlに実施例2で調製したカルボキシル化磁
性粒子50mgを分散させ、これに水溶性カルボジイミ
ド20mg加えた。室温で5分間反応させた後、上清を
除去し、マウス抗HCMVIgG溶液(1mg/ml,
50mMリン酸緩衝液、pH4.5)2mlを加え、エ
ンドオーバーエンドミキサーで撹拌した。1時間後この
粒子を2%BSA溶液(50mMTris−HCl、
0.15MNaCl,0.1%NaN3 ,pH7.2)
で4回洗浄した後、2%BSA溶液2ml中で一晩分散
し、更に2%BSA溶液で洗浄し、これを同じBSA溶
液に分散させ、マウス抗HCMVIgG結合カルボキシ
ル化磁性粒子とした。
【0023】(実施例4)培養により得たHCMV抗原
(106 PFU/ml)を用いてELISA用標準検体
及びPCR用標準検体を調製した。ELISA用標準検
体は、2%TritonX−100を含むリン酸緩衝液
(pH7.2)で101 〜105 PFU/mlになるよ
う希釈し、室温で30分間反応させて用いた。PCR用
標準検体は、リン酸緩衝液(pH7.2)で101 〜1
5 PFU/mlになるよう希釈して用いた。
【0024】(実施例5)マイクロプレートにマウス抗
HCMVIgGを100mg/mlとなるように0.1
M炭酸緩衝液で希釈し、各ウエルに100μlづつ分注
し、10℃で一晩放置した。この後、洗浄緩衝液(0.
05%Tween20を含む0.1Mリン酸緩衝液(p
H7.2))で3回洗浄し、3%BSAを含む0.1
M、リン酸緩衝液(pH7.2)を各ウエルに200μ
lづつ分注し、室温にて2時間放置し、ブロッキングを
行なった。これを洗浄緩衝液で3回洗浄し、ELISA
用プレートとした。
【0025】実施例4で調製した標準検体を101 PF
U/ml、102 PFU/ml、103 PFU/ml、
104 PFU/mlの濃度に調製し、前記ELISA用
プレートのウエルに各々100μlづつ加え、37℃で
1時間放置した。洗浄緩衝液で3回洗浄後、パーオキシ
ダーゼ標識マウス抗HCMVIgGを100μl加え、
37℃で1時間反応させた。洗浄緩衝液で3回洗浄後、
0.5mg/ml o−フェニレンジアミン及び0.0
2%過酸化水素を含む50mMクエン酸緩衝液(pH
5.0)より成る基質液100μlを加え、室温で30
分間放置した。4N硫酸100mlを加え、反応を停止
させ比色計(モレキュラーデバイス社製)で490nm
の波長で測定した。結果を図3に示す。
【0026】(実施例6)実施例4で調製した標準検体
2mlに最終濃度2%となる様にTritonX−10
0を加え、室温で3時間撹拌した。次に実施例3で調製
した磁性粒子を1%含む分散液を10/μl加え、室温
で一晩撹拌し、この後、実施例1と同様を以って磁性粒
子を回収した。
【0027】磁性粒子の回収にあたっては、0.05%
Tween20を含む溶液を用いて3回洗浄し、回収し
た。この後パーオキシダーゼ標識抗体(0.3μg/m
l)250μlを加え、室温で2時間撹拌し、実施例5
と同様に集磁、洗浄を5回行ない、0.5mg/ml
o−フェニレンジアミン及び0.02%過酸化水素を含
む50mMクエン酸緩衝液(pH5.0)よりなる基質
液200μlを加え室温で30分間放置した後4N硫酸
200μlを加え反応を停止し、比色計(モレキュラー
デバイス社製)で490nmの波長を測定した。結果を
図3に示す。
【0028】(実施例7)実施例4で調製した標準検体
2mlに実施例3で調製した磁性粒子を1%含む分散液
10μlを加え、室温で一晩撹拌し、この後、実施例1
と同様の操作を以て磁性粒子を回収した。
【0029】磁性粒子の回収にあたっては、リン酸緩衝
液を洗浄液として用い、4回洗浄し回収した。この後
0.1%ドデシル硫酸ナトリウムを含むトリス−塩酸緩
衝液(0.1M Tris−HCl、1μM MgCl
2 、0.1mM ZnCl2 、pH9.8)100μl
に懸濁し、37℃で10分間放置した。この懸濁液を3
000rpmで10分間遠心分離を行ない、上清液を分
取し、更に94℃で10分間熱処理し、DNA抽出液と
した。
【0030】前記DNA抽出液5μlに、d−ヌクレオ
チドトリホスフェート(dATP.dCTP.dGT
P.dTTP)を各々200μM、プライマー1及びプ
ライマー2(Demmler,G,T.,etal,
J.Infect.Dis.,158,1177(19
88))各10μM、Tagポリメラーゼ2.5u、
0.01%ゼラチンを含むトリス塩酸緩衝液(10mM
Tris−Hcl、50mMkcl、1.5mMMg
Cl2 、pH8.3)よりなる反応液25μlを加え、
変性(94℃、45秒)、アニーリング(55℃、1
分)、伸長反応(72℃、1分)を1サイクルとして、
40サイクルの反応を繰り返し、目的配列の増幅を行な
った。
【0031】増幅が終了した反応液を5%アクリルアミ
ドゲル上で電気泳動し、エチジウムブロマイド染色を行
ない、目的の435bpのバンドを測定した。結果を図
4に示す。
【0032】
【発明の効果】本発明の装置は永久磁石の位置を変える
ことにより鉄片の励磁、消磁を制御している。従って、
高価な電磁石や電源、スイッチ等が不要であり、安価で
簡単な構造にすることができる。又本発明装置を用いる
ことにより、測定対象物が希薄な検体から、他の物を濃
縮することなく測定対象物のみを濃縮することができ
る。本装置を免疫測定に応用することにより、ノイズが
少なく安定したデータが得られること、測定試薬の感度
を上げることなく高感度の測定を行なうことなどが可能
である。従って、測定が困難であったHCMV等の測定
を容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の断面図である。
【図2】永久磁石を保持するホルダーの斜視図である。
【図3】HCMVの2step法とELISA法による
測定結果を示す図である。
【図4】HCMVのPCR法による測定結果を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 プランジャー 2 シリンダー 3 鉄製リング 4 永久磁石 5 ホルダー 6 容器 7 鉄片

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性材料で成形されたシリンダーと、
    複数の鉄片を予め充填した非磁性材料で成形された容器
    と、永久磁石からなる磁性粒子回収装置。
  2. 【請求項2】 永久磁石がシリンダーと容器の結合部位
    に2つの位置をとることができるように装着されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の磁性粒子回収装置。
  3. 【請求項3】 永久磁石が常磁性材料で成形されたリン
    グ状のホルダーに保持されていることを特徴とする請求
    項2に記載の磁性粒子回収装置。
  4. 【請求項4】 磁性粒子に抗体又は抗原を結合させ、請
    求項1に記載の磁性粒子回収装置を用いる検体濃縮方
    法。
  5. 【請求項5】 磁性粒子に抗体又は抗原を結合させ、請
    求項4に記載の検体濃縮方法を用いる免疫化学的測定方
    法。
  6. 【請求項6】 磁性粒子に抗体又は抗原を結合させ、請
    求項4に記載の検体濃縮方法を用いるPCR測定方法。
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