JPH0520304U - ソレノイド用プランジヤ - Google Patents
ソレノイド用プランジヤInfo
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- JPH0520304U JPH0520304U JP7375791U JP7375791U JPH0520304U JP H0520304 U JPH0520304 U JP H0520304U JP 7375791 U JP7375791 U JP 7375791U JP 7375791 U JP7375791 U JP 7375791U JP H0520304 U JPH0520304 U JP H0520304U
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- Japan
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- plunger
- outer peripheral
- solenoid
- peripheral surface
- pipe
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ソレノイドにその可動部として装着され、軸
受と摺動するプランジャ4について、該プランジャ4の
素材を改めて外周面の面粗度を一層向上させ、もってヒ
ステリシスを一層減少させる。 【構成】 侵炭または窒化処理を施され、外周面を研磨
されたパイプ状部材6を軟鉄製のコア5の外周側に嵌着
して外周面の面粗度を一層向上させる。
受と摺動するプランジャ4について、該プランジャ4の
素材を改めて外周面の面粗度を一層向上させ、もってヒ
ステリシスを一層減少させる。 【構成】 侵炭または窒化処理を施され、外周面を研磨
されたパイプ状部材6を軟鉄製のコア5の外周側に嵌着
して外周面の面粗度を一層向上させる。
Description
【0001】
本考案は、ソレノイド用プランジャの改良に関する。本考案のプランジャは例 えば電流比例制御型のソレノイドに用いられ、更に該ソレノイドは例えば油圧を 制御するスプール型のバルブの駆動部として用いられる。
【0002】
従来から図3に示すような電流比例制御型のソレノイド1が知られており、該 ソレノイド1にはその可動部として図4に示すようなプランジャ2が装着されて いる。 しかして、従来のこのプランジャ2は、磁気ヒステリシスを減少させるために 炭素量の少ない軟鉄によって成形され、また該プランジャ2を支持する軸受3と の摺動抵抗を小さくするために外周面を研磨されて該外周面の面粗度を向上させ ている。しかしながら、このプランジャ2には素材自体が軟らかいために外周面 の面粗度を向上させるにも一定の限界があり、これがヒステリシスの減少を妨げ ている。図5はソレノイド1のストローク・吸引力特性を示しており、図上H部 にヒステリシスが出易くなっている。
【0003】
本考案は以上の点に鑑み、プランジャの素材を改めて外周面の面粗度を一層向 上させ、もってヒステリシスを一層減少させることを目的とする。
【0004】
上記目的を達成するため、本考案のソレノイド用プランジャは、ソレノイドに その可動部として装着され、軸受と摺動するプランジャにおいて、侵炭または窒 化処理を施され、外周面を研磨されたパイプ状部材を軟鉄製のコアの外周側に嵌 着したことを特徴とする。
【0005】
鉄製のパイプ状部材に侵炭または窒化処理を施すとその表面が硬くなり、この 硬い表面を研磨するとかなりの精度で面粗度を向上させることが可能である。
【0006】
つぎに本考案の実施例を図面にしたがって説明すると、当該プランジャは図4 に示した従来例と同様に図3に示した電流比例制御型のソレノイド1に装着され るものである。
【0007】 しかして、当該プランジャ4は、図1に示すように、コア5とパイプ状部材6 とを備えるもので、侵炭または窒化処理を施され、外周面を研磨された鉄製のパ イプ状部材6を純鉄に近い軟鉄製のコア5の外周側に嵌着してなる。 当該プランジャ4を製造するに際しては、先ず、パイプ状部材6に侵炭または 窒化処理を施してその表面全体を硬化させ、次いでこのパイプ状部材6をコア5 の外周側に圧入により嵌着する。次いでこれを外周研磨機(図示せず)に投入し てパイプ状部材6の外周面を研磨する。この時パイプ状部材6の外周面は既に硬 化していてかなりの精度で面粗度を向上させることが可能であるために軸受3と の摺動抵抗を小さくすることが可能であり、このためコア5が軟鉄製であること と相俟ってヒステリシスを従来よりも一層減少させることができる。図2は従来 例に係る図5のグラフに対応してソレノイド4のストローク・吸引力特性を示し ており、図5のH部に見られたヒステリシスが消滅している。
【0008】
本考案は次の効果を奏する。すなわち侵炭または窒化処理を施され、外周面を 研磨されたパイプ状部材を軟鉄製のコアの外周側に嵌着して外周面の面粗度を一 層向上させるようにしたために、ヒステリシスを一層減少させることができる。
【図1】本考案の実施例に係るプランジャの斜視図
【図2】同プランジャのストローク・吸引力特性を示す
グラフ
グラフ
【図3】ソレノイドの断面図
【図4】従来例に係るプランジャの斜視図
【図5】同プランジャのストローク・吸引力特性を示す
グラフ
グラフ
1 ソレノイド 2,4 プランジャ 3 軸受 5 コア 6 パイプ状部材
Claims (1)
- 【請求項1】 ソレノイド1にその可動部として装着さ
れ、軸受3と摺動するプランジャ4において、侵炭また
は窒化処理を施され、外周面を研磨されたパイプ状部材
6を軟鉄製のコア5の外周側に嵌着したことを特徴とす
るソレノイド用プランジャ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991073757U JP2541941Y2 (ja) | 1991-08-22 | 1991-08-22 | ソレノイド用プランジャ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991073757U JP2541941Y2 (ja) | 1991-08-22 | 1991-08-22 | ソレノイド用プランジャ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0520304U true JPH0520304U (ja) | 1993-03-12 |
JP2541941Y2 JP2541941Y2 (ja) | 1997-07-23 |
Family
ID=13527433
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991073757U Expired - Fee Related JP2541941Y2 (ja) | 1991-08-22 | 1991-08-22 | ソレノイド用プランジャ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2541941Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001227669A (ja) * | 2000-02-16 | 2001-08-24 | Denso Corp | 電磁駆動装置およびそれを用いた電磁弁 |
JP2007154947A (ja) * | 2005-12-02 | 2007-06-21 | Denso Corp | ソレノイドバルブ |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56117518U (ja) * | 1980-02-08 | 1981-09-08 |
-
1991
- 1991-08-22 JP JP1991073757U patent/JP2541941Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56117518U (ja) * | 1980-02-08 | 1981-09-08 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001227669A (ja) * | 2000-02-16 | 2001-08-24 | Denso Corp | 電磁駆動装置およびそれを用いた電磁弁 |
JP2007154947A (ja) * | 2005-12-02 | 2007-06-21 | Denso Corp | ソレノイドバルブ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2541941Y2 (ja) | 1997-07-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970121 |
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