JPH05202901A - バルブポジショナ - Google Patents
バルブポジショナInfo
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- JPH05202901A JPH05202901A JP1312192A JP1312192A JPH05202901A JP H05202901 A JPH05202901 A JP H05202901A JP 1312192 A JP1312192 A JP 1312192A JP 1312192 A JP1312192 A JP 1312192A JP H05202901 A JPH05202901 A JP H05202901A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 各種の調節弁とポジショナを合体してその入
出力特性を使用状態に合わせて最適化出来るように改良
したバルブポジショナを提供するにある。 【構成】 調節弁の弁開度を制御する入力信号と帰還信
号との偏差を演算して制御信号として出力する制御演算
手段と、制御信号により変換された空気圧信号により弁
開度が制御される調節弁と、この弁開度に対応する弁開
度信号を用いて所定の補正演算を実行して帰還信号とし
て出力する補正演算手段と、予め決めた入力信号に対す
る弁開度のバルブ特性が格納されたメモリから所望のバ
ルブ特性を選択する特性設定手段と、入力信号を所定の
割合で切り換える切換信号を出力して調節弁に流れる流
量に対応する信号と選択されたバルブ特性とから流量対
弁開度特性を算定しこのバルブ特性に対する偏差の補正
演算式を算定して補正演算手段に設定する特性演算手段
とを有するもの。
出力特性を使用状態に合わせて最適化出来るように改良
したバルブポジショナを提供するにある。 【構成】 調節弁の弁開度を制御する入力信号と帰還信
号との偏差を演算して制御信号として出力する制御演算
手段と、制御信号により変換された空気圧信号により弁
開度が制御される調節弁と、この弁開度に対応する弁開
度信号を用いて所定の補正演算を実行して帰還信号とし
て出力する補正演算手段と、予め決めた入力信号に対す
る弁開度のバルブ特性が格納されたメモリから所望のバ
ルブ特性を選択する特性設定手段と、入力信号を所定の
割合で切り換える切換信号を出力して調節弁に流れる流
量に対応する信号と選択されたバルブ特性とから流量対
弁開度特性を算定しこのバルブ特性に対する偏差の補正
演算式を算定して補正演算手段に設定する特性演算手段
とを有するもの。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、調節弁の弁開度を制御
するためのバルブポジショナに係り、特に各種の調節弁
とポジショナを合体してその入出力特性を使用状態に合
わせて最適化出来るように改良したバルブポジショナに
関する。
するためのバルブポジショナに係り、特に各種の調節弁
とポジショナを合体してその入出力特性を使用状態に合
わせて最適化出来るように改良したバルブポジショナに
関する。
【0002】
【従来の技術】調節弁には、グローブ弁、クイックオー
プン弁、リニア弁、イコールパーセンテイジ弁、バタフ
ライ弁、ボール弁、など各種の弁の形状を持つものがあ
り、これらの弁はいずれもそれぞれ固有の流量/弁開度
特性を有しているので、適用するプロセスの種類に応じ
て選択して用いる。
プン弁、リニア弁、イコールパーセンテイジ弁、バタフ
ライ弁、ボール弁、など各種の弁の形状を持つものがあ
り、これらの弁はいずれもそれぞれ固有の流量/弁開度
特性を有しているので、適用するプロセスの種類に応じ
て選択して用いる。
【0003】従って、例えば、上下流の差圧を一定とし
て非圧縮性流体を流したときの特性である固有流量特性
に基づいてあらかじめ最適な弁を選定しても、実際に配
管に設置して使用する際には、選定したような最適の特
性を得ることができない。
て非圧縮性流体を流したときの特性である固有流量特性
に基づいてあらかじめ最適な弁を選定しても、実際に配
管に設置して使用する際には、選定したような最適の特
性を得ることができない。
【0004】具体的には、弁開度によって弁の上下流の
差圧が大きく変化する調節弁のような場合は、弁開度に
対応して調節弁のゲイン、つまり流量/弁開度の関係が
大きく変化するので、その都度、例えば調節計の比例帯
を最適に設定しない限り、安定なプラントの制御をする
ことができない。
差圧が大きく変化する調節弁のような場合は、弁開度に
対応して調節弁のゲイン、つまり流量/弁開度の関係が
大きく変化するので、その都度、例えば調節計の比例帯
を最適に設定しない限り、安定なプラントの制御をする
ことができない。
【0005】このため、弁自体で制御特性の改良をする
場合には、プラントの特性変化を調節弁の特性で補って
やる必要が生じるが、この特性は、弁自体の圧力損失、
この弁の前後の配管での圧力損失など配管条件によって
微妙に変化するので、全ての環境条件に最適に合致する
特性を設定することは不可能である。
場合には、プラントの特性変化を調節弁の特性で補って
やる必要が生じるが、この特性は、弁自体の圧力損失、
この弁の前後の配管での圧力損失など配管条件によって
微妙に変化するので、全ての環境条件に最適に合致する
特性を設定することは不可能である。
【0006】以上の点から、調節弁の特性をプラントに
合わせて最適化することができず、このためプロセスの
制御が不安定になったり、ゲインが急激に変化する弁開
度では使用できなくなったりして、バルブのレンジアビ
リテイを低下させる要因となっている。
合わせて最適化することができず、このためプロセスの
制御が不安定になったり、ゲインが急激に変化する弁開
度では使用できなくなったりして、バルブのレンジアビ
リテイを低下させる要因となっている。
【0007】そこで、弁自体の特性は弁自体の形状など
によって決定されこれを容易に変更することができない
点に着目して、ポジショナを用いて入出力特性(入力信
号対弁開度特性)に一定の関係を持たせることにより、
部分的にこの不具合を除去する技術が開示されている。
によって決定されこれを容易に変更することができない
点に着目して、ポジショナを用いて入出力特性(入力信
号対弁開度特性)に一定の関係を持たせることにより、
部分的にこの不具合を除去する技術が開示されている。
【0008】このような構成の1例を図3に示す。入力
手段10には、例えば調節計などから電流信号Iiとし
て4〜20mAの電流が入力され、この入力手段10で
この電流信号Iiに対応する電圧信号Viに変換され、同
時にこの電流信号Iiを用いて回路で使用する定電圧電
源が作られる。
手段10には、例えば調節計などから電流信号Iiとし
て4〜20mAの電流が入力され、この入力手段10で
この電流信号Iiに対応する電圧信号Viに変換され、同
時にこの電流信号Iiを用いて回路で使用する定電圧電
源が作られる。
【0009】制御演算手段11には、この電圧信号Vi
と帰還信号Vf1とが入力され制御演算手段11はこれら
の偏差を演算して駆動信号VD1として出力する。空気圧
発生手段12はこの駆動信号VD1に対応する空気圧信号
P01に変換して調節弁13に出力する。この空気圧発生
手段12は例えば電磁アクチュエータによる力でノズル
/フラッパ機構のフラッパを変位させそのノズル背圧を
パイロットリレーて゛増幅して空気圧信号P01とする。
と帰還信号Vf1とが入力され制御演算手段11はこれら
の偏差を演算して駆動信号VD1として出力する。空気圧
発生手段12はこの駆動信号VD1に対応する空気圧信号
P01に変換して調節弁13に出力する。この空気圧発生
手段12は例えば電磁アクチュエータによる力でノズル
/フラッパ機構のフラッパを変位させそのノズル背圧を
パイロットリレーて゛増幅して空気圧信号P01とする。
【0010】調節弁13はこの空気圧信号P01によりそ
のステムSを変位して弁14の弁開度VOを制御する。
この弁開度はステムSを介して弁開度検出手段15によ
り弁開度信号VO1として変換される。
のステムSを変位して弁14の弁開度VOを制御する。
この弁開度はステムSを介して弁開度検出手段15によ
り弁開度信号VO1として変換される。
【0011】補正演算手段16は、弁開度信号VO1に
対して必要があれば弁開度検出手段15にこれ自体に存
在する特有のノンリニアがあるときはこの誤差を補正
し、さらに特性設定記憶手段17で設定された特性曲線
に対応する補正演算をして帰還信号Vf1として制御演算
手段11に出力する。
対して必要があれば弁開度検出手段15にこれ自体に存
在する特有のノンリニアがあるときはこの誤差を補正
し、さらに特性設定記憶手段17で設定された特性曲線
に対応する補正演算をして帰還信号Vf1として制御演算
手段11に出力する。
【0012】この特性設定記憶手段17には、電流信号
Iiに対する弁開度VOの関係が例えば図4に示すよう
に特性Aに示すようなリニア特性、特性Bに示すような
イコールパーセンテイジ特性、或いは特性Cに示すよう
なクイックオープン特性などになるような特性演算式が
記憶されており、これらのうち必要な特性を選定して補
正演算手段16に設定する。
Iiに対する弁開度VOの関係が例えば図4に示すよう
に特性Aに示すようなリニア特性、特性Bに示すような
イコールパーセンテイジ特性、或いは特性Cに示すよう
なクイックオープン特性などになるような特性演算式が
記憶されており、これらのうち必要な特性を選定して補
正演算手段16に設定する。
【0013】このような、特性演算式を帰還回路に用い
る設定により調節弁13の形式が変更されても容易に対
応することができる利点が生じる。
る設定により調節弁13の形式が変更されても容易に対
応することができる利点が生じる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ようなバルブポジショナは予め決められた標準の状態に
おけるリニア特性、イコールパーセンテイジ特性、或い
はクイックオープン特性などに対してはその特性を維持
することは可能であるが,配管条件などの環境の変化が
あると所定の特性が得られず、バルブポジショナで最適
なプラントの制御をすることが出来ないという問題があ
る。
ようなバルブポジショナは予め決められた標準の状態に
おけるリニア特性、イコールパーセンテイジ特性、或い
はクイックオープン特性などに対してはその特性を維持
することは可能であるが,配管条件などの環境の変化が
あると所定の特性が得られず、バルブポジショナで最適
なプラントの制御をすることが出来ないという問題があ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の課題を
解決するための構成として、調節弁の弁開度を制御する
電流信号が入力される電流入力手段と、この入力手段か
ら出力される入力信号と帰還信号との偏差を演算して制
御信号として出力する制御演算手段と、この制御信号を
空気圧信号に変換する空気圧変換手段と、この空気圧信
号により弁開度が制御される調節弁と、この調節弁の弁
開度を検出して弁開度信号として出力する弁開度検出手
段と、この弁開度信号を用いて所定の補正演算を実行し
て先の帰還信号として出力する補正演算手段と、予め決
めた先の電流信号に対する先の弁開度のバルブ特性が格
納されたメモリから所望のバルブ特性を選択する特性設
定手段と、所定の流量信号が入力される流量入力手段
と、先の電流入力手段に所定の割合で先の電流信号を切
り換える切換信号を出力しこれに伴って先の調節弁に流
れる先の流量信号と選択された先のバルブ特性とから流
量対弁開度特性を算定しこの特性の先のバルブ特性に対
する偏差の補正演算式を算定して先の補正演算手段に設
定する特性演算手段とを具備するようにしたものであ
る。
解決するための構成として、調節弁の弁開度を制御する
電流信号が入力される電流入力手段と、この入力手段か
ら出力される入力信号と帰還信号との偏差を演算して制
御信号として出力する制御演算手段と、この制御信号を
空気圧信号に変換する空気圧変換手段と、この空気圧信
号により弁開度が制御される調節弁と、この調節弁の弁
開度を検出して弁開度信号として出力する弁開度検出手
段と、この弁開度信号を用いて所定の補正演算を実行し
て先の帰還信号として出力する補正演算手段と、予め決
めた先の電流信号に対する先の弁開度のバルブ特性が格
納されたメモリから所望のバルブ特性を選択する特性設
定手段と、所定の流量信号が入力される流量入力手段
と、先の電流入力手段に所定の割合で先の電流信号を切
り換える切換信号を出力しこれに伴って先の調節弁に流
れる先の流量信号と選択された先のバルブ特性とから流
量対弁開度特性を算定しこの特性の先のバルブ特性に対
する偏差の補正演算式を算定して先の補正演算手段に設
定する特性演算手段とを具備するようにしたものであ
る。
【0016】
【作 用】制御演算手段は調節弁の弁開度を制御する電
流信号に対応する入力信号と帰還信号との偏差を演算し
て制御信号として出力する。空気圧変換手段はこの制御
信号を空気圧信号に変換して調節弁に出力し弁開度を制
御する。弁開度検出手段はこの調節弁の弁開度を検出し
て弁開度信号として出力し、補正演算手段はこの弁開度
信号を用いて所定の補正演算を実行して先の帰還信号と
して出力する。
流信号に対応する入力信号と帰還信号との偏差を演算し
て制御信号として出力する。空気圧変換手段はこの制御
信号を空気圧信号に変換して調節弁に出力し弁開度を制
御する。弁開度検出手段はこの調節弁の弁開度を検出し
て弁開度信号として出力し、補正演算手段はこの弁開度
信号を用いて所定の補正演算を実行して先の帰還信号と
して出力する。
【0017】特性設定手段は予め決めた先の電流信号に
対する先の弁開度のバルブ特性が格納されたメモリから
所望のバルブ特性を選択して特性演算手段に設定する。
一方、特性演算手段は、電流入力手段に所定の割合で先
の電流信号を切り換える切換信号を出力し、これに伴っ
て先の調節弁に流れる先の流量信号と選択された先のバ
ルブ特性とから流量対弁開度特性を算定し、この特性の
先のバルブ特性に対する偏差の補正演算式を算定して先
の補正演算手段に設定する。以上により、調節弁の設置
条件が変化しても電流信号に対する所定の流量特性を以
て制御できるバルブポジショナが実現できる。
対する先の弁開度のバルブ特性が格納されたメモリから
所望のバルブ特性を選択して特性演算手段に設定する。
一方、特性演算手段は、電流入力手段に所定の割合で先
の電流信号を切り換える切換信号を出力し、これに伴っ
て先の調節弁に流れる先の流量信号と選択された先のバ
ルブ特性とから流量対弁開度特性を算定し、この特性の
先のバルブ特性に対する偏差の補正演算式を算定して先
の補正演算手段に設定する。以上により、調節弁の設置
条件が変化しても電流信号に対する所定の流量特性を以
て制御できるバルブポジショナが実現できる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について図を用いて説
明する。図1は本発明の1実施例の構成を示すブロック
図である.なお、図3に示す従来のバルブポジショナと
同一の機能を有する部分には同一の符号を付して適宜に
その説明を省略する。
明する。図1は本発明の1実施例の構成を示すブロック
図である.なお、図3に示す従来のバルブポジショナと
同一の機能を有する部分には同一の符号を付して適宜に
その説明を省略する。
【0019】制御演算手段11には、入力手段10の出
力端に発生する電圧信号Viと帰還信号Vf2とが入力さ
れ、制御演算手段11はこれらの偏差を演算して駆動信
号V D2として空気圧発生手段12に出力する。空気圧発
生手段12はこの駆動信号V D2に対応する空気圧信号P
02に変換して調節弁13に出力する。
力端に発生する電圧信号Viと帰還信号Vf2とが入力さ
れ、制御演算手段11はこれらの偏差を演算して駆動信
号V D2として空気圧発生手段12に出力する。空気圧発
生手段12はこの駆動信号V D2に対応する空気圧信号P
02に変換して調節弁13に出力する。
【0020】調節弁13はこの空気圧信号P02によりそ
のステムSを変位して弁14の弁開度VOを制御する。
この弁開度はステムSを介して弁開度検出手段18によ
り弁開度信号VO1、VO2に変換される。
のステムSを変位して弁14の弁開度VOを制御する。
この弁開度はステムSを介して弁開度検出手段18によ
り弁開度信号VO1、VO2に変換される。
【0021】補正演算手段19は、あらかじめ仮に固有
流量特性曲線が設定されてあるが、このほかに弁開度信
号VO1に対して弁開度検出手段18自体に存在する特
有のノンリニアがあるときはこの誤差を補正する補正演
算を実行する。
流量特性曲線が設定されてあるが、このほかに弁開度信
号VO1に対して弁開度検出手段18自体に存在する特
有のノンリニアがあるときはこの誤差を補正する補正演
算を実行する。
【0022】特性設定手段20は、図4に示すような各
種の特性が格納されているメモリを有しており、これら
の特性のうち必要なバルブ特性Xを特性演算手段21に
外部から設定し、かつ補正演算式を算出するための開始
信号ST1を特性演算手段21に出力する。
種の特性が格納されているメモリを有しており、これら
の特性のうち必要なバルブ特性Xを特性演算手段21に
外部から設定し、かつ補正演算式を算出するための開始
信号ST1を特性演算手段21に出力する。
【0023】流量信号入力手段22には、調節弁13と
接続された流量計等からの流量信号VQが入力され、こ
れを例えばデジタル信号VQ’などに変換して特性演算
手段21に出力する。特性演算手段21には、このほか
に弁開度検出手段18から弁開度信号VO2が入力され
ている。
接続された流量計等からの流量信号VQが入力され、こ
れを例えばデジタル信号VQ’などに変換して特性演算
手段21に出力する。特性演算手段21には、このほか
に弁開度検出手段18から弁開度信号VO2が入力され
ている。
【0024】そして、特性設定手段20から出力された
開始信号ST1に基づいて、特性演算手段21は入力切
換手段23に入力手段10の出力である電圧信号Viを
段階的に切り換える切換信号ST2を出力する。
開始信号ST1に基づいて、特性演算手段21は入力切
換手段23に入力手段10の出力である電圧信号Viを
段階的に切り換える切換信号ST2を出力する。
【0025】特性演算手段21は、切り換えられた電圧
信号Viに対応する弁開度信号VO2と流量信号VQとか
ら流量対弁開度特性Yを算定し、この流量対弁開度特性
Yとバルブ特性Xとから補正曲線Zを算定してこれを補
正演算手段19に設定する。
信号Viに対応する弁開度信号VO2と流量信号VQとか
ら流量対弁開度特性Yを算定し、この流量対弁開度特性
Yとバルブ特性Xとから補正曲線Zを算定してこれを補
正演算手段19に設定する。
【0026】これ以後は、補正演算手段19に設定され
た補正曲線Zを用いて電流信号Iiで調節弁13弁開度
を制御する。このような構成を用いることによりプラン
トの制御を精度良く実行できる。
た補正曲線Zを用いて電流信号Iiで調節弁13弁開度
を制御する。このような構成を用いることによりプラン
トの制御を精度良く実行できる。
【0027】なお、以上の補正演算手段19、特性設定
手段20、特性演算手段21などは、説明の便宜上、機
能ブロックとして記載してあるが、これらはマイクロプ
セッサ、リードオンリメモリ、ランダムアクセスメモリ
などをベースとするソフトウエア演算により実行するこ
とができる。
手段20、特性演算手段21などは、説明の便宜上、機
能ブロックとして記載してあるが、これらはマイクロプ
セッサ、リードオンリメモリ、ランダムアクセスメモリ
などをベースとするソフトウエア演算により実行するこ
とができる。
【0028】次に、図2に示すフローチャートに従って
図1に示す構成の動作について説明する。先ず、ステッ
プ1において、弁特性を補正したい範囲の最大値に電流
信号Iiを固定する。例えば,4〜20mAの電流信号
で0〜100%の補正をする場合には20mAに設定す
る。
図1に示す構成の動作について説明する。先ず、ステッ
プ1において、弁特性を補正したい範囲の最大値に電流
信号Iiを固定する。例えば,4〜20mAの電流信号
で0〜100%の補正をする場合には20mAに設定す
る。
【0029】次に、ステップ2に移行し、特性設定手段
20により最終的に実現したい図4に示すようなバルブ
特性Xを例えばリードオンリメモリの中から選定する。
ステップ3では、特性設定手段20から補正曲線の算定
の開始を始める開始信号ST1を例えばボタン等により
特性演算手段21に設定する。
20により最終的に実現したい図4に示すようなバルブ
特性Xを例えばリードオンリメモリの中から選定する。
ステップ3では、特性設定手段20から補正曲線の算定
の開始を始める開始信号ST1を例えばボタン等により
特性演算手段21に設定する。
【0030】この開始信号ST1により、ステップ4で
は、特性演算手段21は入力切換手段23に入力手段1
0の出力である電圧信号Viを段階的に切り換える切換
信号ST2を出力する。例えば、最大値に対して5分
割、或いは10分割などとする信号をマイクロプロセッ
サの制御のもとに所定のプログラムにしたがって出力す
る。
は、特性演算手段21は入力切換手段23に入力手段1
0の出力である電圧信号Viを段階的に切り換える切換
信号ST2を出力する。例えば、最大値に対して5分
割、或いは10分割などとする信号をマイクロプロセッ
サの制御のもとに所定のプログラムにしたがって出力す
る。
【0031】次に、ステップ5において、この電圧信号
Viにより調節弁13の弁開度VOが変更されるので、
この調節弁13に接続されている流量計などからの流量
信号VQを流量信号入力手段22を介して取り込み、例
えばランダムアクセスメモリなどに格納する。
Viにより調節弁13の弁開度VOが変更されるので、
この調節弁13に接続されている流量計などからの流量
信号VQを流量信号入力手段22を介して取り込み、例
えばランダムアクセスメモリなどに格納する。
【0032】さらに、ステップ6において、弁開度検出
手段18から弁開度信号VO2を読み込んで、同様にし
てランダムアクセスメモリの所定領域に格納する。
手段18から弁開度信号VO2を読み込んで、同様にし
てランダムアクセスメモリの所定領域に格納する。
【0033】ステップ7では、ステップ5とステップ6
で格納された流量信号VQと弁開度信号VO2とから、リ
ードオンリメモリなどに格納されている特性算出演算手
順に従ってマイクロプロセッサは流量対弁開度特性Yを
求め、ランダムアクセスメモリに格納する。
で格納された流量信号VQと弁開度信号VO2とから、リ
ードオンリメモリなどに格納されている特性算出演算手
順に従ってマイクロプロセッサは流量対弁開度特性Yを
求め、ランダムアクセスメモリに格納する。
【0034】このあと、ステップ2でリードオンリメモ
リの中から選定されたバルブ特性Xとこの流量対弁開度
特性Yとの偏差をマイクロプロセッサがメモリに格納さ
れた所定の偏差演算手順にしたがって分割されて入力さ
れた電圧信号Viに対して演算してこの偏差をなくすた
めの補正曲線Zを求める。
リの中から選定されたバルブ特性Xとこの流量対弁開度
特性Yとの偏差をマイクロプロセッサがメモリに格納さ
れた所定の偏差演算手順にしたがって分割されて入力さ
れた電圧信号Viに対して演算してこの偏差をなくすた
めの補正曲線Zを求める。
【0035】つぎに、ステップ8に移行し、この補正曲
線Zが完成されているか否かを所定の手順にしたがって
マイクロプロセッサが判断し、未完成であればステップ
4に移行して再度ステップ4からステップ8までの手順
を実行する。完成していれば、次のステップ9に移行す
る。
線Zが完成されているか否かを所定の手順にしたがって
マイクロプロセッサが判断し、未完成であればステップ
4に移行して再度ステップ4からステップ8までの手順
を実行する。完成していれば、次のステップ9に移行す
る。
【0036】完成しているか否かの判断は、例えばバル
ブ特性Xと流量対弁開度特性Yとの偏差が所定値の中に
あるか否かなどにより判断される。ステップ9では、完
成した補正曲線Zを補正演算手段19に設定し、バルブ
ポジショナの特性を固定して補正曲線の算定を終了す
る。以後、これをベースとして調節弁13の弁開度を制
御する。
ブ特性Xと流量対弁開度特性Yとの偏差が所定値の中に
あるか否かなどにより判断される。ステップ9では、完
成した補正曲線Zを補正演算手段19に設定し、バルブ
ポジショナの特性を固定して補正曲線の算定を終了す
る。以後、これをベースとして調節弁13の弁開度を制
御する。
【0037】なお、以上のようなステップ1〜ステップ
9に示す手順は、バルブポジショナを配管に設置したあ
と、少なくとも1回実行すれば良く、いったん補正演算
手段19に補正曲線Zが正確に設定されれば、その後は
変更する必要がない。
9に示す手順は、バルブポジショナを配管に設置したあ
と、少なくとも1回実行すれば良く、いったん補正演算
手段19に補正曲線Zが正確に設定されれば、その後は
変更する必要がない。
【0038】
【発明の効果】以上、実施例と共に具体的に説明したよ
うに本発明によれば、調節弁に取りつけられたポジショ
ナがその調節弁の使用条件において電流信号、弁開度信
号、流量信号を用いて補正演算式を算出してこれを用い
て補正することができるようにしたので、入力信号から
調節弁の出力流量までの有効流量特性をどんな条件下で
も所望の特性となるように設定することができる。ま
た、使用プロセスに対して調節弁の特性を常に最適に設
定することができ、安定したプロセス制御が可能とな
り、さらに調節弁の入出力ゲインも最適化でき、安定で
かつ高い制御性能のバルブポジショナを実現できる。な
お、使用条件によっては調節弁のレンジャビリテイ(流
量調節可能範囲)を拡大することもできる。
うに本発明によれば、調節弁に取りつけられたポジショ
ナがその調節弁の使用条件において電流信号、弁開度信
号、流量信号を用いて補正演算式を算出してこれを用い
て補正することができるようにしたので、入力信号から
調節弁の出力流量までの有効流量特性をどんな条件下で
も所望の特性となるように設定することができる。ま
た、使用プロセスに対して調節弁の特性を常に最適に設
定することができ、安定したプロセス制御が可能とな
り、さらに調節弁の入出力ゲインも最適化でき、安定で
かつ高い制御性能のバルブポジショナを実現できる。な
お、使用条件によっては調節弁のレンジャビリテイ(流
量調節可能範囲)を拡大することもできる。
【図1】本発明の1実施例の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図2】図1に示す実施例の動作を説明するフローチャ
ート図である。
ート図である。
【図3】従来のバルブポジショナの構成を示すブロック
図である。
図である。
【図4】各種バルブの特性を説明する説明図である。
10 入力手段 11 制御演算手段 12 空気圧発生手段 13 調節弁 15、18 弁開度検出手段 16、19 補正演算手段 17 特性設定記憶手段 20 特性設定手段 21 特性演算手段 22 流量信号入力手段 23 入力切換手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩本 雄 東京都武蔵野市中町2丁目9番32号 横河 電機株式会社内 (72)発明者 久保田 龍作 東京都武蔵野市中町2丁目9番32号 横河 電機株式会社内 (72)発明者 林 寛 東京都武蔵野市中町2丁目9番32号 横河 電機株式会社内 (72)発明者 笠原 康男 東京都武蔵野市中町2丁目9番32号 横河 電機株式会社内 (72)発明者 翠川 稔 東京都武蔵野市中町2丁目9番32号 横河 電機株式会社内 (72)発明者 井上 晃 東京都武蔵野市中町2丁目9番32号 横河 電機株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】調節弁の弁開度を制御する電流信号が入力
される電流入力手段と、この入力手段から出力される入
力信号と帰還信号との偏差を演算して制御信号として出
力する制御演算手段と、この制御信号を空気圧信号に変
換する空気圧変換手段と、この空気圧信号により弁開度
が制御される調節弁と、この調節弁の弁開度を検出して
弁開度信号として出力する弁開度検出手段と、この弁開
度信号を用いて所定の補正演算を実行して前記帰還信号
として出力する補正演算手段と、予め決めた前記電流信
号に対する前記弁開度のバルブ特性が格納されたメモリ
から所望のバルブ特性を選択する特性設定手段と、所定
の流量信号が入力される流量入力手段と、前記電流入力
手段に所定の割合で前記電流信号を切り換える切換信号
を出力しこれに伴って前記調節弁に流れる前記流量信号
と選択された前記バルブ特性とから流量対弁開度特性を
算定しこの特性の前記バルブ特性に対する偏差の補正演
算式を算定して前記補正演算手段に設定する特性演算手
段とを具備することを特徴とするバルブポジショナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1312192A JPH05202901A (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | バルブポジショナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1312192A JPH05202901A (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | バルブポジショナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05202901A true JPH05202901A (ja) | 1993-08-10 |
Family
ID=11824329
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1312192A Pending JPH05202901A (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | バルブポジショナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05202901A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014178808A (ja) * | 2013-03-14 | 2014-09-25 | Azbil Corp | 調節弁開度制御システム |
-
1992
- 1992-01-28 JP JP1312192A patent/JPH05202901A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014178808A (ja) * | 2013-03-14 | 2014-09-25 | Azbil Corp | 調節弁開度制御システム |
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