JPH05202827A - 二サイクルエンジンの燃料噴射ポンプ - Google Patents

二サイクルエンジンの燃料噴射ポンプ

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JPH05202827A
JPH05202827A JP4216150A JP21615092A JPH05202827A JP H05202827 A JPH05202827 A JP H05202827A JP 4216150 A JP4216150 A JP 4216150A JP 21615092 A JP21615092 A JP 21615092A JP H05202827 A JPH05202827 A JP H05202827A
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chamber
stopper
pump
diaphragm
pump piston
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JP4216150A
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Michael Wissmann
ヴィスマン ミヒャエル
Hans Nickel
ニッケル ハンス
Ralf Tuckermann
トゥッカーマン ラルフ
Werner Geyer
ガイヤー ヴェルナー
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Andreas Stihl AG and Co KG
Original Assignee
Andreas Stihl AG and Co KG
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Publication date
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    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M69/00Low-pressure fuel-injection apparatus ; Apparatus with both continuous and intermittent injection; Apparatus injecting different types of fuel
    • F02M69/10Low-pressure fuel-injection apparatus ; Apparatus with both continuous and intermittent injection; Apparatus injecting different types of fuel peculiar to scavenged two-stroke engines, e.g. injecting into crankcase-pump chamber
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
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Abstract

(57)【要約】 【目的】燃料噴射量を内燃機関の作動温度に確実に且つ
簡単に適合できるように燃料噴射ポンプを改良するこ
と。 【構成】ストッパー(40)は、温度に依存してポンプ
ピストン(25)のストローク方向へ位置調整可能であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気圧の作用を受ける
駆動室を有し、該駆動室が、ダイアフラムによって、ク
ランク室の圧力の作用を受ける衝撃室と背室とに分割さ
れており、ダイアフラムを保持しているダイアフラム皿
状保持体が、ポンプ室を画成しているポンプピストンに
連結され、衝撃室内の正の圧力衝撃が、ダイアフラム皿
状保持体と、該ダイアフラム皿状保持体に連結されてい
るポンプピストンとを、背室内に配置されている弾性体
の弾性力に抗してポンプ室内へ挿入させることにより燃
料が噴射され、ダイアフラム皿状保持体がストッパーに
よって決定されるホームポジションへ復帰するときに燃
料がポンプ室内へ吸い込まれるように構成された二サイ
クルエンジンの燃料噴射ポンプに関し、特にパワーチェ
ーンソーのように手で案内される携帯可能な作業機械に
おける二サイクルエンジンの燃料噴射ポンプに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】この種の噴射ポンプは、クランクケース
内の圧力を駆動に利用するためのものである。ピストン
が下死点の方向へ下降すると、クランクケース内に過圧
が発生し、次にピストンが上昇すると、クランクケース
内の圧力は負圧まで低下する。衝撃室に過圧が存在する
と、ダイアフラム皿状保持体を介してポンプピストンが
ポンプ室へ侵入する。これにより燃料が二サイクルエン
ジンの燃焼室内へ噴射される。一方衝撃室内に負圧が存
在すると、ポンプピストンはばねの作用で、ストッパー
によって決定されるホームポジションへ復帰する。この
ように実施されるポンプピストンのストロークは、燃料
の噴射量に直接比例する。
【0003】内燃機関が冷えている場合に、燃焼室に燃
料を濃くした混合気を供給することは知られている。エ
ンジンの暖気段階が終了すると、混合気は最適な混合状
態になるべく薄められる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、燃料
噴射量を内燃機関の作動温度に確実に且つ簡単に適合で
きるように、この種の燃料噴射ポンプを改良することで
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、ストッパーが、温度に依存してポンプピス
トンのストローク方向へ位置調整可能であることを特徴
とするものである。
【0006】ストッパーは、バイメタルまたはメモリメ
タルから成るストライプであって、少なくとも一端にて
ケーシングに固定されているストライプによって形成さ
れているのが有利である。バイメタルは、温度に比例し
て位置が変化し、一方メモリメタルは、限界値以下では
第1の位置を占め、限界値以上では跳躍的に第2の位置
を占める。メタルストライプは、両端にてケーシングに
固定され、この場合その中央部分はストッパーを形成し
ている。この場合、メタルストライプが、ストッパーを
形成しているその中央部分により、静止位置からポンプ
ピストンの長手軸線にたいして軸方向へ両方向にて移動
可能であるのが有利である。この場合、両方向における
移動距離が、それぞれ一つのストッパーによって制限さ
れているのが有利である。このように構成され、衝撃室
内に配置されるメタルストライプは、駆動のために供給
されるクランクケースのガスによって洗われる。これに
より、内燃機関とメタルストライプとの間の熱的な連結
が簡単に得られる。内燃機関が始動することにより、衝
撃室に供給されるガスは、まず周囲温度になる。それ故
メタルストライプはその静止位置に留まり、この静止位
置で、燃焼室に供給される混合気は濃くされている。作
動温度が上昇すると、クランクケース内のガスも熱くな
り、よってメタルストライプはストッパーの方向へ急激
に(メモリメタル)、または比例的に(バイメタル)位
置調整され、ポンプピストンのストロークが減少する。
【0007】このような構成により、特にメタルストラ
イプをバイメタルストライプとして構成する場合には、
氷点下における始動のために混合気をより濃くすること
ができる。なぜなら、ストッパーがケーシングの方向へ
位置調整されて、ポンプピストンのストロークが大きく
なるからである。
【0008】温度に依存したポンプピストンのストロー
ク制御が他の影響を受けないようにするため、弾性体が
皿ばねであり、その端部が支持部材で支持されており、
該支持部材は、共通の担持体、有利には担持フレームで
保持されている。従って、支持部材で吸収されるべき支
持力は共通の担持体に導入され、ケーシングによって吸
収する必要がない。よって、温度差によるケーシングの
長さの変化は、皿ばねの支持に影響を与えない。
【0009】
【実施例】次に、本発明の実施例を添付の図面を用いて
説明する。
【0010】図示した噴射ポンプ(図1,2)は、二サ
イクルエンジン2、特に手で案内されれるパワーソーの
ような作業機械に用いられるものである。エンジン2
は、シリンダ3と、ピストン4と、燃焼室5と、噴射ノ
ズル6と、クランクケース7と、クランク腕1を備えた
クランク軸8と、ピストン4用の連接棒9とを有してい
る。さらに図1に示すように、燃焼空気用の吸気接続部
材38が設けられている。吸気接続部材38は、クラン
クケース7に通じている。供給される燃焼空気の量は、
吸気接続部材38の中に設けられる絞り弁39の位置に
よって決定される。
【0011】ピストン4が下方へ移動すると、クランク
ケース7内の圧力が増大し(過圧)、次にピストン4が
上方へ移動したときに負圧まで低下する。クランクケー
ス7には、圧力管12により噴射ポンプ10の駆動装置
が接続されている。搬送ポンプ15と燃料管13とを介
して、タンク14から循環系に燃料が供給される。燃料
は、燃料フィルタ11の前方において逆止弁として構成
されている吸い込み弁16に供給され、圧力制限弁33
と還流管24とを介してタンク14内へ排出される。圧
力制限弁33の開弁圧は、吸い込み弁16の開弁圧より
も高く設定され、その結果吸い込み時に燃料は蒸気泡を
形成することなく吸い込まれる。
【0012】吸い込み弁16は、ポンプ室18の片側に
位置している。ポンプ室18の他の側には、逆止弁とし
て構成された排出弁19が配置されている。この排出弁
19から噴射管20は二サイクルエンジン2の噴射ノズ
ル6へ通じている。
【0013】クランクケース7の圧力管12は、噴射ポ
ンプ10の衝撃室21へ通じている。衝撃室21は、対
向する背室23からダイアフラム22によって仕切られ
ている。衝撃室21と背室23とは、噴射ポンプ10の
筒状の駆動室を形成している。
【0014】ダイアフラム22を保持しているダイアフ
ラム皿状保持体22aの中央部には、ポンプピストン2
5が固定されている。ポンプピストン25は、ケーシン
グ17内のポンプシリンダ26内で案内され、ポンプ室
18を画成している。ダイアフラム22またはダイアフ
ラム皿状保持体22aは、皿ばねパック体によって形成
されている弾性体30により、図示した上部ホームポジ
ションへ付勢されている。
【0015】皿ばねパック体は、別個の二つの皿ばね3
1と32から成っている。ダイアフラム皿状保持体22
a側の皿ばね31は、ダイアフラム皿状保持体22aと
は逆の側の皿ばね32よりも長く構成されている。皿ば
ね31と32の端部30aと30bは、共通の支持点で
それぞれ支持部材27または28で支持されている。支
持部材27,28は、図示した実施例では、角形止め部
材として構成されている。支持部材27,28は、共通
の担持体50内に配置されている。担持体50は、リン
グ状のフレームとして構成され、その結果支持部材2
7,28で吸収されるべき支持力は担持体50に導入さ
れず、噴射ポンプのケーシング17によって吸収されな
い。このことは特に、ケーシング17が温度係数の高い
材料から成り、または温度が上昇したときに材料がやわ
らかくなって、支持力の作用で軟弱になるような場合に
有利である。リング状のフレームとして構成された担持
体50を配置することにより、温度に依存して膨張して
も、また場合によっては材料が軟弱になっても皿ばね3
1,32の支持には影響せず、よってポンプピストン2
5のストロークに影響を与えない。
【0016】支持部材27は担持体50内に配置され、
一方他の支持部材28は調整ねじ29を用いて皿ばね3
1と32の長手方向に、且つ担持体50にたいして半径
方向に、他の支持部材27にたいして相対的に移動可能
である。調整ねじ29は、担持体50内に半径方向にね
じ込まれている。このように皿ばね31を調整して、ダ
イアフラム皿状保持体22aまたはポンプピストン25
のホームポジションで皿ばね31を弛緩させ、復帰力作
用を及ぼさないようにすることができる。
【0017】ピストン4が下方へ移動すると、クランク
ケース7内の正の衝撃力が圧力管12を介してダイアフ
ラム22へ作用し、これによりポンプピストン25がポ
ンプ室18内へ挿入され、排出弁19と噴射管20と噴
射ノズル6とを介して燃料が二サイクルエンジン2の燃
焼室5内へ噴射される。
【0018】ピストン4が上方へ移動すると、クランク
ケース7内の圧力は負圧まで低下し、その結果ダイアフ
ラム22はポンプピストン25と共に、皿ばね30と衝
撃室21内の負の圧力衝撃の作用でホームポジションへ
復帰する(図1)。ポンプピストン25が上昇すると、
吸い込み弁16を介して、予圧のもとにある燃料がポン
プ室18内へ吸い込まれる。
【0019】図示した実施例では、より長い皿ばね31
は、ポンプピストン25の縦中心軸線47の領域で、よ
り短い皿ばね32にたいして軸方向に間隔を持って配置
されている(図2)。従って、ポンプピストン25のス
トロークが大きくなると、まず皿ばね31が、次に皿ば
ね32が作動し、これにより、絞り弁39の位置に応じ
て空気の供給に適合した、屈曲した特性曲線が得られ
る。
【0020】特に拡大した図2からわかるように、ダイ
アフラム皿状保持体22aとこれに向いあっている皿ば
ね31との間には、皿状ストッパー34が配置されてい
る。皿状ストッパー34は、皿ばねパック体30側にス
トッパー面35を有している。ストッパー面35は、対
向している皿ばね31と同じ方向に湾曲している。ポン
プピストン25のストロークが大きくなると、対向して
いる皿ばね31は、大きくなった縦部分を介して皿状ス
トッパー34に当接する。これにより、ポンプピストン
25のストロークが大きくなるにつれて皿ばね31が硬
くなる。このようにして、すでに皿ばねの特性曲線をそ
の下部荷重領域において制御することができる。
【0021】ダイアフラム皿状保持体22aのホームポ
ジション、従ってポンプピストン25のホームポジショ
ンは、特に図2と図3からわかるようにストッパー40
によって決定される。このストッパー40は、金属スト
ライプ41の一部分42によって形成されている。金属
ストライプ41は、少なくとも一端41a,41bにて
ケーシングに固定されている。図示した実施例では、金
属ストライプ41は、両端41aと41bにてケーシン
グ17に固定されるバイメタルストライプである。この
場合、バイメタルストライプ41はポンプピストン長手
軸線47と半径方向にて交差している。従って、ストッ
パーを形成している中央部分42は、ポンプピストン2
5の一端に対向している。
【0022】バイメタルストライプの代わりに、メモリ
メタルストライプを使用することもできる。ストッパー
40は、基本的にはワックス歪要素によって形成するこ
ともできる。また、所定の時間が経過した後ストッパー
の用を成す時間制御式ストッパーを使用することもでき
る。この時間は、例えばメタルストライプを加熱する加
熱装置によって決定することができる。
【0023】バイメタルストライプ41は、その端部4
1aと41bにおいて支持部36と37に接している。
支持部36,37は、衝撃室21の、ダイアフラム皿状
保持体22aに対向している内面21aに設けた隆起部
として設けられている。隆起部36と37では、バイメ
タルストライプ41がクランプ43によって保持され
る。クランプ43は、バイメタルストライプ41のほぼ
全長及び全幅にわたって延びている。クランプ43の端
部43aと43bは、支持部36と37の方向へほぼ直
角に屈曲されており、その端面はバイメタルストライプ
41の端部41aまたは41bに載置されている。図2
に示すように、クランプ43は、長手側に設けられてい
る固定フランジ44が、ねじ45によりケーシング17
に固定される。クランプ43のサイズは次のように選定
されており、即ちねじ45を締めたときに、ほぼ半分の
長さを占めるように配置されている固定フランジ44が
クランプ43をわずかに弾性的に変形させ、その結果ク
ランプ43の端部43aと43bが、対応する締め付け
力によりバイメタルストライプ41の端部41aと41
bを支持部36に固定するように選定されている。
【0024】クランプ43は、中央部分42の領域に窓
部43cを有している。この窓部43cにより、ダイア
フラム皿状保持体22aまたはポンプピストン25のス
トッパーカム46を、ストッパーを形成しているバイメ
タルストライプ41の中央部分42に接触させることが
できる。ストッパーカム46は、そのホームポジション
(図2)において、ストッパーを形成している前記中央
部分42に接触する。
【0025】特に図3の拡大図からわかるように、中央
部分42は、ポンプピストン長手軸線47の方向におい
て、衝撃室21の内面21aに隆起するように設けた対
向ストッパー21bにたいして間隔uを持って位置して
いる。逆の方向においては、中央部分42はクランプ4
3の中央部分48にたいして間隔vを持って位置してい
る。クランプ43の中央部分48は、クランプ43のさ
ら穴部として構成されている。従って、ストッパーを形
成しているバイメタルストライプ41の中央部分42
の、二重矢印49の方向に可能な調整経路は、一方では
ケーシング17の対向ストッパー21bによって制限さ
れ、他方ではクランプ43の対向ストッパー48によっ
て制限されている。
【0026】図3に図示したバイメタルストライプ41
の静止位置は次のように選定されており、即ち混合気が
暖気運転に必要な程度に油性を帯びるような量の燃料
が、ストッパーを形成する前記中央部分42によりポン
プピストン25のバックストローク時に吸い込まれるよ
うに選定されている。衝撃室21内に配置されているバ
イメタルストライプ41は、クランクケース7から圧力
管12を介して供給されるガスにより常時洗われる。内
燃機関の作動時間が増大するにつれてガスは熱くなり、
バイメタルストライプ41を湾曲させる。これにより、
ストッパーを形成している前記中央部分42は、間隔v
が減少してクランプ43の対向ストッパー48の方向へ
変位し、これに接触する。これによってポンプピストン
25のバックストロークが減少し、燃料の噴射量が減少
する。対向ストッパー48の軸方向の位置は、エンジン
が暖まったときに、最適な混合気が燃焼室5に供給され
るように選定されている。
【0027】周囲温度が氷点下の極端な始動条件のもと
では、バイメタルストライプ41は対向ストッパー21
bの方向へ湾曲し、これにより、ストッパーを形成して
いる前記中央部分42は間隔uが減少してケーシング1
7の対向ストッパー21bの方向へ移動するので、ポン
プピストン25のバックストロークが大きくなる。この
ようにして、極端に寒い冬の日の冷間始動に必要な混合
気の濃縮が得られる。
【0028】次に、本発明の有利な構成を列記してお
く。
【0029】(1)ストッパー(40)が、バイメタル
またはメモリメタルから成るストライプ(41)であっ
て、少なくとも一端(41a,41b)にてケーシング
に固定されているストライプ(41)によって形成され
ていることを特徴とする燃料噴射ポンプ。
【0030】(2)メタルストライプ(41)が、両端
(41a,41b)にてケーシングに固定され、その中
央部分(42)がストッパー(40)を形成しているこ
とを特徴とする、上記第1項に記載の燃料噴射ポンプ。
【0031】(3)メタルストライプ(41)が、スト
ッパーを形成しているその中央部分(42)により、静
止位置からポンプピストン(25)の長手軸線(47)
にたいして軸方向へ両方向にて移動可能であることを特
徴とする、上記第1項または第2項に記載の燃料噴射ポ
ンプ。
【0032】(4)両方向における移動距離が、それぞ
れ一つのストッパー(21b,48)によって制限され
ていることを特徴とする、上記第3項に記載の燃料噴射
ポンプ。
【0033】(5)メタルストライプ(41)が、該メ
タルストライプ(41)の長さ方向及び幅方向へ延びケ
ーシング(17)に位置固定されているクランプ(4
3)により、ケーシング(17)内の二つの支持部(3
6,37)に締め付け固定され、ストッパーを形成して
いる前記中央部分(42)の領域にしてクランプ(4
3)に、ダイアフラム皿状保持体(22a)のストッパ
ーカム(46)を貫通させるための窓部(43c)が形
成されていることを特徴とする、上記第1項から4項ま
でのいずれか1つに記載の燃料噴射ポンプ。
【0034】(6)クランプ(43)が、前記移動経路
を制限するためのストッパーを形成していることを特徴
とする、上記第4項または第5項に記載の燃料噴射ポン
プ。
【0035】(7)メタルストライプ(41)が衝撃室
(21)内に配置されていることを特徴とする、上記第
1項から6項までのいずれか1つに記載の燃料噴射ポン
プ。
【0036】(8)弾性体(30)が皿ばねであり、そ
の端部(30a,30b)が支持部材(27,28)で
支持されており、該支持部材(27,28)は、共通の
担持体(50)、有利には担持フレームで保持されてい
ることを特徴とする、上記第1項から7項までのいずれ
か1つに記載の燃料噴射ポンプ。
【0037】(9)一方の支持部材(27)が、担持体
(50)にねじ込まれる調整ねじ(29)を介して、他
方の支持部材(28)にたいして相対的に皿ばね(3
1,32)の長手方向へ位置調整可能であることを特徴
とする、上記第8項に記載の燃料噴射ポンプ。
【0038】(10)ストッパー(40)が歪要素、特
にワックス歪要素であることを特徴とする燃料噴射ポン
プ。
【0039】
【発明の効果】温度に依存してストッパーをポンプピス
トンのストローク方向へ位置調整することにより、ポン
プピストンのバックストロークは温度に依存して調整さ
れる。これにより、バックストロークのたびに吸い込ま
れる燃料の量は温度に依存して変化する。この場合スト
ッパーは温度に依存して次のように位置調整され、即ち
暖気段階においては、作動温度が上昇するにつれてポン
プピストンのバックストロークが減少し、従って燃料噴
射量が減少するように位置調整される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による噴射ポンプを備えた噴射装置の断
面図である。
【図2】本発明による噴射ポンプの拡大断面図である。
【図3】噴射ポンプの駆動ユニットの部分拡大図であ
る。
【符号の説明】
18 ポンプ室 21 衝撃室 22 ダイアフラム 22a ダイアフラム皿状保持体 23 背室 25 ポンプピストン 30 皿ばね(弾性体) 40 ストッパー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ラルフ トゥッカーマン ドイツ連邦共和国 デー・7000 シュツッ トガルト1 リストシュトラーセ 25 (72)発明者 ヴェルナー ガイヤー ドイツ連邦共和国 デー・7050 ヴァイブ リンゲンイム ゼーマン 73

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気圧の作用を受ける駆動室を有し、該
    駆動室が、ダイアフラム(22)によって、クランク室
    の圧力の作用を受ける衝撃室(21)と背室(23)と
    に分割されており、ダイアフラム(22)を保持してい
    るダイアフラム皿状保持体(22a)が、ポンプ室(1
    8)を画成しているポンプピストン(25)に連結さ
    れ、衝撃室(21)内の正の圧力衝撃が、ダイアフラム
    皿状保持体(22a)と、該ダイアフラム皿状保持体
    (22a)に連結されているポンプピストン(25)と
    を、背室(23)内に配置されている弾性体(30)の
    弾性力に抗してポンプ室(18)内へ挿入させることに
    より燃料が噴射され、ダイアフラム皿状保持体(22
    a)がストッパー(40)によって決定されるホームポ
    ジションへ復帰するときに燃料がポンプ室(18)内へ
    吸い込まれるように構成された二サイクルエンジンの燃
    料噴射ポンプにおいて、 前記ストッパー(40)が、温度に依存してポンプピス
    トンのストローク方向へ位置調整可能であることを特徴
    とする二サイクルエンジンの燃料噴射ポンプ。
JP4216150A 1991-09-06 1992-08-13 二サイクルエンジンの燃料噴射ポンプ Pending JPH05202827A (ja)

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