JPH0520211U - 高圧耐火ケーブル - Google Patents

高圧耐火ケーブル

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JPH0520211U
JPH0520211U JP1662491U JP1662491U JPH0520211U JP H0520211 U JPH0520211 U JP H0520211U JP 1662491 U JP1662491 U JP 1662491U JP 1662491 U JP1662491 U JP 1662491U JP H0520211 U JPH0520211 U JP H0520211U
Authority
JP
Japan
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flame
retardant
value
tape
fire
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Pending
Application number
JP1662491U
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English (en)
Inventor
俊祐 堀田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Original Assignee
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】優れた耐火性能を有し高圧,耐火試験に合格す
るコストダウンされた高圧耐火ケーブルをえる。 【構成】所望本数の絶縁線芯をOI値30以上の難燃性
物質製介在物を介在せしめて撚合せ、その外側にOI値
30以上の難燃性物質によるテープを巻回し、最外層に
OI値30以上の難燃性物質からなるシースを設けたこ
とを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は高圧耐火ケーブルの改良に関するものであり、6.6KV配電用に使 用出来ると共に消防法に好適なコストダウンされた高圧耐火ケーブルを提供する ものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の高圧耐火ケーブルは図2に示す如く、導体2,2′,2″の外側にガラ スマイカテープを巻回して耐火材層3,3′,3″を設け、その外側に架橋ポリ エチレン等による絶縁層4,4′,4″を設け、更にその外側に半導電性テープ を巻回して遮へい層5,5′,5″と銅テープ等を巻回して遮へい層6,6′, 6″を夫々設けた耐火性絶縁線芯1,1′,1″の複数本をシュートポリプロピ レン紐、紙等を介在物7として用いて一体に撚合せ、その外側に不織布布テープ ,ゴム引布テープ等の押えテープ8を巻回し、最外層に難燃性ポリエチレン等に よる耐燃性シース9を設ける6,6KVの高圧耐火ケーブルをえているものであ る。
【0003】 又、上記押えテープ8の外側に更に難燃性EVA引布テープによる第2耐火層 を設けたものと出現されている。
【0004】 このように従来の高圧耐火テーブルにおいては複数本の絶縁線芯を格別に耐火 難燃性などが配慮されていない介在物を介して撚合し、その外側に通常の不織布 テープ等の押えテープを巻回し、或いは更にその上に上記の如く難燃性テープに よる第2耐火層を設けたものであり、該第2耐火層も特に難燃性には何等規定す ることなく単に難燃性物質によるテープを漠然と使用しているにすぎないもので ある。
【0005】 又複数本の絶縁線芯を撚合せるための介在物としても、シュート,ポリプロピ レン紐,紙等を使用しているがこれらの物質にも格別にケーブルの耐火性能の向 上化の配慮がなされていなかった。
【0006】 更に前記の如く第2耐火層を設けたとしても複数本の絶縁線芯の外側にはまず 押えテープを設け、その外側に第2耐火層を設けているため作業性を著しく低下 せしめると共にコストが高くなるという問題があった。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
本考案はかかる現状に鑑み鋭意研究を行った結果、ケーブルを形成するための 介在層及び押さえテープなどを形成するための物質について、所定の難燃特定を 有する材料に限定して構成することによりケーブルコストを低減でき、かつ優れ た耐火性能を有し、しかも高圧にたえうる高圧耐火ケーブルを開発したものであ る。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、導体上に耐火材層を設けてなる所望本数の耐火性絶縁線芯を、OI 値(酸化指数以下OIという)30以上を有する難燃性介在物を介在せしめて撚 合せ、その外側にOI値、30以上を有する難燃性テープを巻回し、最外層にO I値30以上を有する難燃性物質によるシースを設けたこと特徴とするものであ る。
【0009】
【作用】
本考案において介在物,押えテープ難燃シースなどにOI値30以上の耐難燃 性物質製と限定した理由はこれらの材料のOI値が30未満の難燃性物質では得 られるケーブルに十分な耐火性を付与せしめることができないためであり特にO I値は30〜35の範囲のものを用いることが好ましい。
【0010】 なお介在物に使用する難燃性物質としては、OI値が30以上の難燃性ポリプ ロピレン,難燃性ジュート、難燃性紙等であり、又押えテープに使用する難燃性 テープとしては、OI値が30以上の難燃EVA引布テープが好ましく、又シー スに使用する難燃性物質としては、OI値が30以上の難燃性ポリエチレン難燃 性ポリ塩化ビニル等が好ましい。
【0011】 又本考案では従来絶縁線芯の外側に施していた可燃性の押えテープを省略し、 直接OI値が30以上の難燃性テープによる押えテープ層を設けているためケー ブルの耐火性のアップ並みにケーブル製造の作業性を著しく向上せしめることが 出来るのである。
【0012】
【実施例】
図1に示す如く導体2,2′,2″の外側にガラスマイカテープを巻回して耐 火層3,3′,3″を設けその外側にポリエチレンによる絶縁層4,4′,4″ を設け、更にその外側に半導電性テープを巻回して第1遮へい層5,5′,5″ と銅テープを巻回して来て遮へい層6,6′,6″を夫々設けた絶縁線芯1,1 ′,1″をOI値が32を有する難燃性ポリプロピレン製介在紐10を介在させ て撚合せ、その外側にOI値が35を有する難燃性EVA引布テープを巻回し、 その上にOI値が30を有する難燃性ポリビニル樹脂によるシース12を設けて 本考案による6,6KV配電用高圧耐火性ケーブルをえた。
【0013】 而して得たケーブル1は高圧耐火試験に合格した。
【0014】
【考案の効果】
以上詳述した如く本考案高圧耐火ケーブルによれば絶縁線芯の外側に直接OI 値30以上の難燃性物質による押えテープ層を設けると共に介在層材及びシース 材をも何れもOI30以上の難燃性物質製にて形成したため耐火性が飛躍し、高 圧耐火ケーブルとして、十分にその目的を達成せしめると共に構造が簡単である ため作業性が向上する等工業上有用なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案高圧耐火ケーブルの1例を示す断面図。
【図2】従来の高圧耐火ケーブルの1例を示す断面図,
【符号の説明】
1,1′,1″…絶縁線芯、2,2′,2″…導体、
3,3′,3″…耐火層、4,4′,4″…絶縁層、
5,5′,5″…第1遮へい層、6,6′,6″…第2
遮へい層、7…介在層、8…押えテープ、9…シース、
10…介在層、11…難燃性テープ、12…シース。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年9月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】考案の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【考案の名称】 高圧耐火ケーブル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導体上に耐火材層を設けてなる所望本数
    の耐火性絶縁線芯を、酸素指数、(OI)値30以上を
    有する難燃性物質介在せしめて撚合せ、その外側にOI
    (酸素指数)値30以上を有する難燃性テープを巻向
    し、最外層にOI(酸素指数)値30以上を有する難燃
    性物質によるシースを設けたことを特徴とする高圧耐火
    ケーブル。
JP1662491U 1991-02-27 1991-02-27 高圧耐火ケーブル Pending JPH0520211U (ja)

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JP1662491U JPH0520211U (ja) 1991-02-27 1991-02-27 高圧耐火ケーブル

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JPH0520211U true JPH0520211U (ja) 1993-03-12

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