JPH05201364A - インストルメントパネルの組付け方法 - Google Patents

インストルメントパネルの組付け方法

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JPH05201364A
JPH05201364A JP4014476A JP1447692A JPH05201364A JP H05201364 A JPH05201364 A JP H05201364A JP 4014476 A JP4014476 A JP 4014476A JP 1447692 A JP1447692 A JP 1447692A JP H05201364 A JPH05201364 A JP H05201364A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 組付け効率の向上を図る。 【構成】 予備組立体16として、インストルメントパ
ネル1に取付けたステアリングサポートメンバー3にス
テアリングシャフト4を仮支持させたものを準備し、そ
の後、この予備組立体を車体に組付ける。上記仮支持作
業として、ステアリングシャフトを治具によりステアリ
ングサポートメンバーに対して所定のコラプス角度より
前端部4aが下がった状態に支持し、かつ、後端部4b
をボルト14により前端部4aが上方へ移動可能に仮取
付けする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の車室前部に組
み付けられるインストルメントパネルの組付け方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、インストルメントパネルの組
付け方法として、組付け用のロボットアームを用いてそ
の組付けを自動化したものが知られている(例えば、特
開平1−145284号公報参照)。一般に、この種の
組付け方法により組付けられるインストルメントパネル
と、ステアリングシャフトとは互いに別の工程で組付け
られており、このステアリングシャフトは、一般に、そ
の後端部を車体に取付けられたステアリングサポートメ
ンバーに、前端部をダッシュパネル下部のブラケットに
それぞれ取付けることにより、車体に対して斜めの所定
の取付け角度に組付ける方法が採られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記インス
トルメントパネルの組付けに際し、そのインストルメン
トパネルに上記ステアリングシャフトをあらかじめ組付
けて、このインストルメントパネルとステアリングシャ
フトとからなる予備組立体をあらかじめ準備し、この予
備組立体を車体に組付けることにより、組付け効率の向
上を図ることが考えられる。
【0004】ところが、上記ステアリングシャフトが衝
突時の作用荷重により収縮してその荷重を吸収するコラ
プシブルステアリングシャフトである場合、そのステア
リングシャフトを所定の取付け角度(コラプス角度)に
高精度に取付ける必要があり、しかも、上記インストル
メントパネルの車体への組み付け方向と、上記ステアリ
ングシャフトのコラプス角度とは互いに異なり、上記組
み付けロボットによる組み付け方法では不具合が生じ
る。すなわち、上記予備組立体を車体に対して上記イン
ストルメントパネルの組み付け方向に搬送して組み付る
場合、その組付け方向が上記コラプス角度と異なるため
上記ステアリングシャフトの前端部と上記ダッシュパネ
ル下部のブラケットなどとの干渉が生じ、逆に上記コラ
プス角度に対応する組付け方向に搬送して組付ける場
合、上記インストルメントパネルと車室前部の車体部分
などとの干渉が生じる。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、上記予備組立
体を不具合なく車体に組付けることができるようにして
車体への組付け作業における組付け効率の向上を図るこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、車体への組付け前に、イン
ストルメントパネルとステアリングサポートメンバーと
を互いに一体的に組付けて予備組立体を準備するに際
し、ステアリングシャフトを上記予備組立体に仮支持状
態に組付けておく方法を採る。このステアリングシャフ
トの上記予備組立体への組付け方法として、上記ステア
リングシャフトを前端部が後端部より下位になるように
上記ステアリングサポートメンバーに対して斜めに配置
し、このステアリングシャフトの前後方向中間部を上記
ステアリングサポートメンバーに対して上記前端部が上
記中間部を支点として上下方向に揺動可能に仮取付けす
る。併せて、この仮取付け位置より前後方向に離れた部
位のステアリングシャフトを支持する治具を上記予備組
立体に取付けて、上記ステアリングシャフトをその前端
部が車体側への取付け後の状態より上下方向に変位した
状態に仮支持する。そして、この状態の上記予備組立体
を車体に組付けた後、上記ステアリングシャフトの前端
部を上下方向に移動させて上記車体側の取付部に取付け
る構成とするものである。
【0007】
【作用】上記の構成により、請求項1記載の発明では、
車体への組付け前の予備組立体にステアリングシャフト
が仮支持状態で組付けられており、この予備組立体を車
体に組付けることにより、上記ステアリングシャフトを
車体に個別に組付ける場合よりも車体への組付け工数が
低減する。また、上記ステアリングシャフトの前端部が
車体への組付け後の状態よりも上下方向に変位した状態
に仮支持されているため、上記予備組立体の車体への組
付けに際して上記ステアリングシャフトの前端部が車体
側の取付部などに対して干渉することはない。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0009】図1は本発明の実施例に係わる組付け方法
により組付けた後の状態の車室前部を示し、図2および
図3はその組付け手順を示す。これらの図において、1
は車室2の前部に配置されるインストルメントパネル、
3はこのインストルメントパネル1の裏側に配置された
ステアリングサポートメンバー、4はこのステアリング
サポートメンバー3の下側を通り前端部4aが斜め下方
に向けて配置されたステアリングシャフト、5はこのス
テアリングシャフト4を上記ステアリングサポートメン
バー3に仮支持するための治具、6は上記車室2とエン
ジン室Eとの間を隔てるダッシュパネルである。
【0010】上記インストルメントパネル1は樹脂一体
成形などにより形成されたコアフレーム1aに、計器類
1bなどがあらかじめサブアッセンブリラインで組付け
られるトリムインスト式のものであり、上記コアフレー
ム1aが図示しないブラケットを介して上記ステアリン
グサポートメンバー2に固定されている。
【0011】上記ステアリングサポートメンバー3は左
右両側のカウルサイドパネル7,7(図2にのみ示す)
の間に車室の幅方向(以下、左右方向という)に架設さ
れており、上記ステアリングサポートメンバー3の両端
部に上下方向に突出された一対の端部ブラケット3a
を、中央部に下方に突出する一対の中間ブラケット3b
をそれぞれ備えている。上記各端部ブラケット3aは上
記各カウルサイドパネル7に固定された取付部7aに、
上記各中間ブラケット3bは車室2のトンネル部2aの
各側面に図示しないボルトによりそれぞれ取付けられ
て、上記ステアリングサポートメンバー3は車体に固定
されている。
【0012】また、上記端部ブラケット3aには、図4
に詳細を示すように、後述の予備組立体16の車体への
組付け方向に合致した方向に突出するガイドピン3bが
固定されており、このガイドピン3bが上記取付部7a
に形成されたガイド孔7bに装入されることにより、上
記予備組立体16の組付け時のガイドが行われるように
なっている。
【0013】さらに、上記ステアリングサポートメンバ
ー3の上記ステアリングシャフト4が交差する位置には
取付ブラケット8が溶着などの手段により固定されてお
り、この取付ブラケット8に上記ステアリングシャフト
4の後端部4bが取付けられるようになっている。
【0014】上記ステアリングシャフト4はその外周囲
を覆うステアリングコラム9を備えており、上記ステア
リングシャフト4の前端部4aはユニバーサルジョイン
ト10を介して連結シャフト11に接続されている。こ
の連結シャフト11は上記ダッシュパネル6を貫通して
他のユニバーサルジョイント12を介して図示しないス
テアリングギアおよびタイロッドに接続されている。上
記ステアリングシャフト4の後端4cは上記インストル
メントパネル1を貫通して車室側に突出されており、こ
の後端4cに図示しないステアリングホイールが取付け
られている。
【0015】上記ステアリングコラム9は前後部にそれ
ぞれ固定された一対のブラケット13a,13bを備え
ており、この前部ブラケット13aは上記ステアリング
シャフト4の前端部4aに相当する位置に、上記後部ブ
ラケット13bは後端部4bに相当する位置にそれぞれ
設けられている。この後部ブラケット13bは上記取付
ブラケット8の下向き面に面接触した状態で両者を上下
に貫通する所定長さのボルト14によりその取付ブラケ
ット8に固定され、上記前部ブラケット13aは上記ダ
ッシュパネル6の下部に固定された車体側の取付部であ
る取付ブラケット6aの下向き面に接触した状態で両者
を貫通するボルト15によりその取付ブラケット6aに
固定されている。そして、これら前後部のブラケット1
3a,13bがステアリングサポートメンバー3および
ダッシュパネル6にそれぞれ取付けられることにより、
ステアリングシャフト4は所定のコラプス角度に取付け
られるようになっている。
【0016】また、上記治具5は、図5に詳細に示すよ
うに、横杆5aと、この横杆5aの両端から上方に延び
る縦杆5b,5bと、この各縦杆5bの上端を貫通する
取付け用ボルト5cとからなる。この治具5は、両縦杆
5b,5bの間に、上記後部ブラケット13bの前方位
置の上記ステアリングコラム9の両側部を挟み、かつ、
その横杆5a上に上記ステアリングコラム9の下部を載
せた状態で、上記ボルト5c,5cにより上記取付ブラ
ケット8の前向き面に取付けられている。
【0017】上記各縦杆5bは、図6に詳細に示すよう
に、上記ステアリングシャフト4を上記コラプス角度に
配置した状態(図1に実線で、図5に一点鎖線でそれぞ
れ示す状態)より前端部4aが下位になるようにボルト
14の近傍位置を支点として傾けた仮支持状態(図3お
よび図5に実線で示す状態)で、そのステアリングシャ
フト4を上記横杆5a上に載せて支持することができる
長さを有している。つまり、この治具5によって、車体
への組付け前における上記ステアリングシャフト4は、
ステアリングサポートメンバー3に仮支持された上記仮
支持状態と、上記所定のコラプス角度に配置された上記
の状態との間を揺動可能に支持されるようになってい
る。すなわち、上記仮支持状態では、後部ブラケット1
3bと取付ブラケット8との間に所定の隙間が形成され
る程度にボルト14を仮締めしかつステアリングシャフ
ト4の前端部4aをフリーにした状態で、その前端部4
a側の自重が上記横杆5aにより支持されるようになっ
ている。そして、上記仮支持状態から上記前端部4aを
持ち上げることによりステアリングシャフト4が上記ボ
ルト14の近傍位置を支点として上方に傾動する結果、
前部ブラケット13aが取付ブラケット6aに接触して
上記コラプス角度に配置された状態に至るようになって
いる。
【0018】そして、上記インストルメントパネル1
と、このインストルメントパネル1が取付けられたステ
アリングサポートメンバー3と、上記仮支持状態のステ
アリングシャフト4とによって、車体組付け前のサブア
ッセンブリラインで組み立てられる予備組立体16が構
成されている。
【0019】次に、上記予備組立体16の組立と、この
予備組立体16の車体への組付け手順について説明す
る。
【0020】まず、上記予備組立体16をサブアッセン
ブリラインで組み立てる。この組立は、計器類1bなど
を組み込んだインストルメントパネル1にステアリング
サポートメンバー3を取付け、このステアリングサポー
トメンバー3にステアリングシャフト4を仮支持させる
ことにより行なう。上記ステアリングシャフト4の仮支
持は、このステアリングシャフト4を上記ステアリング
サポートメンバー3の下方に位置せしめ、後部ブラケッ
ト13bと上記取付ブラケット8との間に所定の隙間が
形成される程度にボルト14を仮締めし、かつ、治具5
を上記ステアリングシャフト4の上記ボルト14の前方
位置に下方から外嵌し、ボルト5c,5cにより上記ス
テアリングサポートメンバー3に取付けて、そのステア
リングシャフト4の前端部4a側の自重を横杆5aによ
り支持させることにより行なう。これにより、上記ステ
アリングシャフト4は、上記ボルト14と治具5とによ
り上記ステアリングサポートメンバー3に支持された仮
支持状態になる。これにより、予備組立体16の組立が
完了する。
【0021】次に、この予備組立体16を図示しないロ
ボットアームに装着して車室2の後部から前部に向けて
所定の組付け方向(例えば水平前進方向に対して10度
の斜め下方向)に前進させる。そして、ステアリングサ
ポートメンバー3の両端部のガイドピン3cを取付部7
aのガイド孔7bに装入させ、各端部ブラケット3aを
取付部7a,7aに、各中間ブラケット3bをトンネル
部2aにそれぞれボルトにより取付けて位置固定する。
これにより、上記ステアリングサポートメンバー3およ
びインストルメントパネル1の車体への組付けが完了す
るとともに、ステアリングシャフト4の前部ブラケット
13aが取付ブラケット6aの所定の下方位置に配置さ
れる。なお、上記ロボットアームによる上記予備組立体
16の車室2内への搬入は、上記予備組立体16を左右
方向に対して斜めに位置変換してフロントウインド装着
前の両フロントピラー17,17の間の開口部を通して
行なえばよく、その後、車室2内で上記予備組立体16
を位置変換して復元させればよい。
【0022】そして、ステアリングシャフト4の前端部
4aを上方に持ち上げて上記前部ブラケット13aを上
記取付ブラケット6aに当接させた後、両者をボルト1
5により連結して上記前端部4aを位置固定する。この
後、ボルト14を締め付けて上記ステアリングシャフト
4の後端部4bを位置固定する。これにより、上記ステ
アリングシャフト4は、所定のコラプス角度に配置され
た状態で車体に位置固定される。そして、上記治具5を
取り外し、エンジン室7側からの連結杆11を上記前端
部4aに連結する。
【0023】上記組付け方法の場合、インストルメント
パネル1およびステアリングサポートメンバー3の車体
への組付けることにより、ステアリングシャフト4を最
終組付け状態の直前の状態にすることができる。このた
め、車体への組付けを個別に行なう場合のステアリング
シャフト4の搬入や所定位置での仮受けなどの作業を省
略することができ、組付け作業の効率化を図ることがで
きる。
【0024】この際、ステアリングシャフト4を、治具
5により、ステアリングサポートメンバー3に対して所
定のコラプス角度より下方に傾斜して、前端部4aが取
付ブラケット6aとの取付け位置よりも下方に位置した
状態に仮支持させることができる。このため、車体への
組付けに際し、上記予備組立体16をインストルメント
パネル1の組付け方向に前進させた場合であっても、ス
テアリングシャフト4と取付ブラケット6aとの互いの
干渉を防止することができる。その結果、ロボットアー
ムによる組付けを上記予備組立体16に対して適用する
ことができる。そして、上記前端部4aの取付ブラケッ
ト6aへの取付けに際し、上記ステアリングシャフト4
の後端部4bがボルト14により所定位置に仮支持され
ているため、前端部4aを上方に持ち上げるだけで上記
取付ブラケット6aとの取付け位置が決まり、その取付
け作業を容易に行うことができる。
【0025】また、上記予備組立体16を所定の組付け
方向から組付けるようにしているため、下方に突出する
各中間ブラケット3bとトンネル部2aとの互いの干渉
をも防止することができる。
【0026】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、その他種々の変形例を包含するものであ
る。すなわち、上記実施例では、予備組立体16を車体
へ組付けた後、治具5を取り外しているが、この治具5
は必ずしも取り外す必要はなく、これを取り付けたまま
の状態で残してもよい。
【0027】上記実施例では、ステアリングシャフトの
後端部4bをステアリングサポートメンバー3に取付け
るようにしているが、これに限らず、例えば上記ステア
リングシャフトのほぼ中央部などのステアリングシャフ
ト4の長手方向の中間の部位を上記ステアリングサポー
トメンバー3に取付けるようにしてもよい。
【0028】上記実施例では、治具5によりステアリン
グシャフト4を吊り下げ支持するようにしているが、こ
れに限らず、例えば治具を上記ステアリングシャフト4
を上から押さえ付けて支持するように構成し、この治具
をボルト14の位置より後方位置に配置して前端部4a
が所定の下方位置になるようにステアリングシャフト4
を支持してもよい。
【0029】上記実施例では、ボルト14より前方位置
に配置した治具5によりステアリングシャフト4の前端
部4aが所定のコラプス角度の状態よりも下方側に位置
するように仮支持して、上方に持ち上げることにより取
付ブラケット6aに取付けるようにしているが、これに
限らず、例えば前端部が上記取付ブラケット6aより上
方側に位置するようにステアリングシャフトを仮支持し
て、その前端部を下方に移動することにより上記取付ブ
ラケット6aに取付けるように構成してもよい。この場
合、上記ステアリングシャフトの中間部をステアリング
サポートメンバーに仮取付けし、その中間部より後方位
置に治具を配置するようにすればよい。
【0030】上記実施例では、ステアリングシャフト4
をステアリングサポートメンバー3の下側に配置してい
るが、これに限らず、上側に配置してもよい。
【0031】また、上記実施例では、後端部4bを最終
固定手段であるボルト14を用いて仮取付けを行なって
いるが、これに限らず、その仮取付けを上記ボルト14
を用いずに例えば凸部と凹部との係合などの手段により
行ない、上記ボルト14により最終的な固定を行なうよ
うにしてもよい。
【0032】さらに、上記実施例では、治具5をステア
リングサポートは3に取付けているが、これに限らず、
インストルメントパネル1に取付けてもよい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明におけるインストルメントパネルの組付け方法によれ
ば、予備組立体として、インストルメントパネルに取付
けたステアリングサポートメンバーにステアリングシャ
フトを仮支持させたものを準備し、その後、この予備組
立体を車体に組付けるようにしているため、インストル
メントパネルとステアリングシャフトとを車体に個別に
組付ける場合に比べて、ステアリングシャフトの車体へ
の組付け作業の一部を省略することができ、全体として
組付け作業の効率化を図ることができる。
【0034】しかも、上記車体への組付けに際して、ス
テアリングシャフトを治具によりステアリングサポート
メンバーに対して所定のコラプス角度より下方に傾斜し
た状態に仮支持することができ、そのステアリングシャ
フトを上記コラプス角度の位置に固定した場合に生じ
る、車体側のブラケットなどとの干渉を防止することが
でき、ロボットアームによる組付けの適用が可能にな
る。さらに、上記ステアリングシャフトは上記治具によ
り仮支持されているため、そのステアリングシャフトの
車体への取付け作業を容易に行うことができ、確実に所
定のコラプス角度に取付けることができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を適用して予備組立体を組付け
た後の車室の前部構造を示す断面図である。
【図2】予備組立体の組付け前の分解斜視図である。
【図3】予備組立体の車体への組付け直前の状態の図1
相当図である。
【図4】ステアリングサポートメンバーの両端部と車体
との取付部の断面図である。
【図5】図3のA−A線における拡大断面図である。
【図6】図3の部分拡大図である。
【符号の説明】
1 インストルメントパネル 2 車室 3 ステアリングサポートメンバー 4 ステアリングシャフト 4a 前端部 4b 後端部(前後方向中間部) 5 治具 6a 取付ブラケット(車体側の取付部) 16 予備組立体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インストルメントパネルとステアリング
    サポートメンバーとを互いに一体的に組付けて予備組立
    体を準備した後、この予備組立体を車体に組付けるイン
    ストルメントパネルの組付け方法であって、 上記予備組立体の準備の際に、上記ステアリングシャフ
    トを前端部が後端部より下位になるように上記ステアリ
    ングサポートメンバーに対して斜めに配置し、このステ
    アリングシャフトの前後方向中間部を上記ステアリング
    サポートメンバーに対して上記前端部が上記中間部を支
    点として上下方向に揺動可能に仮取付けし、かつ、この
    仮取付け位置より前後方向に離れた部位のステアリング
    シャフトを支持する治具を上記予備組立体に取付けて、
    上記ステアリングシャフトをその前端部が車体側への取
    付け後の状態より上下方向に変位した状態に仮支持し、 この状態の予備組立体を車体に組付けた後、上記ステア
    リングシャフトの前端部を上下方向に移動させて上記車
    体側の取付部に取付けることを特徴とするインストルメ
    ントパネルの組付け方法。
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US20140238179A1 (en) * 2013-02-28 2014-08-28 Steering Solutions Ip Holding Corporation Steering column anti-rotation pin
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