JPH0520007U - イメージセンサの発光装置 - Google Patents

イメージセンサの発光装置

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JPH0520007U
JPH0520007U JP7637791U JP7637791U JPH0520007U JP H0520007 U JPH0520007 U JP H0520007U JP 7637791 U JP7637791 U JP 7637791U JP 7637791 U JP7637791 U JP 7637791U JP H0520007 U JPH0520007 U JP H0520007U
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JP
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light
light source
light emitting
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image sensor
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JP7637791U
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English (en)
Inventor
輝明 松本
Original Assignee
グローリー工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案の目的は、同一の光源から光ファイバ
により取り出して構成するイメージセンサの発光装置に
おいて、各発光点の強度を均一にすることができるイメ
ージセンサの発光装置を提供することにある。 【構成】 光源13の前方に中心拡散フィルタ14及び
全面拡散フィルタ15を設ける。また、投光ファイバ1
を10束に分け、そのうちの8束については、光源
13からの周辺光を入射するように周辺に構成する。残
りの2束は中心部に構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、紙葉類,硬貨等の被識別媒体に光を照射し、その反射光あるいは透 過光を受光して識別を行なうイメージセンサに関し、特に被識別媒体に光を照射 するイメージセンサの発光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、イメージセンサの発光装置としては、例えばCCDラインセンサに対向 して設けるようにしたホトダイオードアレイで構成されるラインセンサの発光装 置がよく知られている。また、蛍光灯を発光素子として使用したものもあるが、 装置の小型化が困難であるという欠点があった。そこで、まだ実現化されてはい ないが、単一光源から光ファイバで光を取り出しイメージセンサに対向して使用 できるようにした発光装置が考えられる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述した単一光源から光ファイバで光を取り出すようにした発光装 置は、図6に示すように、通常光源自体に指向性があるため、光の強度は光源の 発光軸上が最も強く、軸からずれるにしたがって減少していく。したがって、光 源管の一端に光源を配したものでは、光源管の中心軸上の光の強度が最も強く、 その周辺にいくごとに弱くなっており、また周辺にいくごとに光量の変化量も大 きくなっている。この状態で、光源管の他端に光ファイバを繋ぐと、光源管の中 心軸付近に繋がれた光ファイバは強い光をセンサヘッドに送って被識別媒体に強 い光を照射することになり、一方、光源管の中心軸から外れた周辺に繋がれた光 ファイバは弱い光をセンサヘッドに送って被識別媒体に弱い光を照射することに なる。
【0004】 したがって、同一の光源から光ファイバで取り出した光であるにも拘らず、各 々のファイバごとに発光強度が異なる事態が生じ、センサによる識別に悪影響を 及ぼしていた。
【0005】 本考案は上述のような事情から成されたものであり、本考案の目的は、同一の 光源から光ファイバにより取り出して構成するイメージセンサの発光装置におい て、各発光点の強度を均一にすることができるイメージセンサの発光装置を提供 することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、紙葉類,硬貨等の被識別媒体に光を照射し、その反射光あるいは透 過光を受光して識別を行なうイメージセンサに関し、特に被識別媒体に光を照射 するイメージセンサの発光装置に関するものであり、本考案の上記目的は、光を 発光する光源と、被識別媒体に光を照射する発光点を複数個水平な平面に設けて なるセンサヘッドと、前記光源の光を前記センサヘッドの発光点に送る複数本の 光ファイバからなる光ファイバ束を複数本集めてなる投光ファイバと、少なくと も内側が円筒状の筒管からなり、その一端に前記光源を配設し、他端に前記投光 ファイバを接続した光源管と、前記光源管における一端の光源と他端の投光ファ イバの間に、光源側から順に配設するようにした前記光源管の円筒の中心軸上の 中心部分付近の光を拡散する中心拡散フィルタ及び円筒の全面の光を拡散する全 面拡散フィルタとを具備することによって達成される。また、更に前記光源管に おける円筒管の内側円筒の中心軸に対して所定の円周上の位置に前記投光ファイ バを構成する光ファイバ束を配設することによって達成される。
【0007】
【作用】
本考案にあっては、光源管の円筒の中心軸上の中心部分付近の光を拡散する中 心拡散フィルタと円筒の全面の光を拡散する全面拡散フィルタとを、光源管にお ける一端の光源と他端の投光ファイバの間に光源側から順に配設することにより 、投光ファイバの全断面に関して均一な光が入射される。また、光源管における 筒管の内側円筒の中心軸に対して所定の円周上の位置に投光ファイバを構成する 光ファイバ束を配設することにより、投光ファイバから照射される光は更に均一 となる。
【0008】
【実施例】
以下、図面に基づいて本考案の実施例について詳細に説明する。 図1は、本考案のイメージセンサの発光装置における一実施例の構成を示す図で あり、同図(A)は正面図、同図(B)は束ねたファイバの断面図、同図(C) は平面図である。同図において、装置本体1には電源ライン11が供給されてい る。装置本体1内部には光源管12が組み込まれており、更にその光源管12に 挿入される形態で電源ライン11からの電源の供給を受ける光源13が備わって いる。そこで、本考案では、光源13の前方に中心拡散フィルタ14及び全面拡 散フィルタ15を設ける。
【0009】 図2は、フィルタの詳細な配列の例を示す図である。同図に示すように、実際 には中心拡散フィルタ14の前段に赤外線カットフィルタ19や一定の波長の光 を通過させる帯域フィルタ20を備えて、一定の波長の光のみを取り扱うように する。尚、中心拡散フィルタ14及び全体拡散フィルタ15における光を拡散さ せる部分(図においては、斜線部分)は、例えば「すりガラス」で構成すればよ い。
【0010】 一方、図1において、投光ファイバ18を投光ファイバホルダ16により束 ねて全体拡散フィルタ15を透過した光が投光ファイバ18に垂直に入射する ように構成する。このとき、同図(B)に示すように投光ファイバ18を10 束に分け、そのうちの8束については、光源13からの周辺光を入射するように 周辺に構成する。残りの2束は中心部に構成する。このように構成することによ り、中心拡散フィルタ14及び全体拡散フィルタ15により均一化された光のう ち、周辺部の特に均一化された光を中心に投光ファイバ18の一端に入射させ ることができる。
【0011】 投光ファイバ18の他端は、装置本体1の全面(走査面)に一列に配列され 、被識別媒体に光を照射するようになっている。投光ファイバ18から照射さ れた光は被識別媒体で反射し、図3(B)に示すように投光ファイバ18に沿 って装置本体1の全面に配設された受光ファイバ18の他端で受光される。尚 、図3(A)に示すように、装置本体1の発光・受光部では投光ファイバ18 ,受光ファイバ18はチャンネルa,b,c,・・・,i,jの順で配設され ている。反射光を受光した受光ファイバ18は、10束に分けられて受光ファ イバ用出力端子17に導かれている。図4は、装置本体1の受光面の詳細を示す 図である。同図に示すように、表面は基板31で構成されており、また受光ファ イバ18はホトダイオード32の受光面に接続されている。
【0012】 図5は、上述した実施例における構成の場合の各チャンネル内の光量のばらつ きを実験で求めた結果を示す図である。上述した実施例では、光量のばらつきが 各チャンネル全てにおいて±10%以内に抑えられ、安定した光量が得られた。
【0013】 尚、上述した実施例においては、中心部にもチャンネルe,fとしてファイバ を配設したが、高精度が要求される場合にはチャンネルe,fのファイバは配設 せず、周辺の8束のみで行なう。ただし、中心拡散フィルタ14及び全体拡散フ ィルタ15の精度次第でチャンネルe,fを設けても周辺のファイバと同等に均 一にすることができる。また、更に中心拡散フィルタ14及び全体拡散フィルタ 15の精度が向上すれば、ファイバを10束に分けることなく1束で構成するこ とも可能となる。
【0014】
【考案の効果】
以上のように本考案のイメージセンサの発光装置によれば、光源として単一光 源を採用しても被識別媒体に照射する光を均一にすることができる。したがって 、小型で均一な光を照射できる発光装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のイメージセンサの発光装置における一
実施例の構成を示す図である。
【図2】フィルタの詳細な配列の例を示す図である。
【図3】受光ファイバ18の接続を示す図である。
【図4】装置本体1の受光面の詳細を示す図である。
【図5】各チャンネル内の光量のばらつきを実験で求め
た結果を示す図である。
【図6】単一光源の指向特性を示す図である。
【符号の説明】
1 装置本体 11 電源ライン 12 光源管 13 光源 14 中心拡散フィルタ 15 全面拡散フィルタ 16 投光ファイバホルダ 17 受光ファイバ用出力端子 18 投光ファイバ 18 受光ファイバ 19 紫外線カットフィルタ 20 帯域フィルタ 31 基板 32 ホトダイオード

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を発光する光源と、被識別媒体に光を
    照射する発光点を複数個水平な平面に設けてなるセンサ
    ヘッドと、前記光源の光を前記センサヘッドの発光点に
    送る複数本の光ファイバからなる光ファイバ束を複数本
    集めてなる投光ファイバと、少なくとも内側が円筒状の
    筒管からなり、その一端に前記光源を配設し、他端に前
    記投光ファイバを接続した光源管と、前記光源管におけ
    る一端の光源と他端の投光ファイバの間に、光源側から
    順に配設するようにした前記光源管の円筒の中心軸上の
    中心部分付近の光を拡散する中心拡散フィルタ及び円筒
    の全面の光を拡散する全面拡散フィルタとを具備したこ
    とを特徴とするイメージセンサの発光装置。
  2. 【請求項2】 前記光源管における筒管の内側円筒の中
    心軸に対して所定の円周上の位置に前記投光ファイバを
    構成する光ファイバ束を配設するようにした請求項1に
    記載のイメージセンサの発光装置。
  3. 【請求項3】 前記センサヘッドは、その複数の発光点
    を一列の直線上に配設してラインセンサのセンサヘッド
    とした請求項1または2に記載のイメージセンサの発光
    装置。
JP7637791U 1991-08-28 1991-08-28 イメージセンサの発光装置 Pending JPH0520007U (ja)

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