JP3041062B2 - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置

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JP3041062B2
JP3041062B2 JP3048551A JP4855191A JP3041062B2 JP 3041062 B2 JP3041062 B2 JP 3041062B2 JP 3048551 A JP3048551 A JP 3048551A JP 4855191 A JP4855191 A JP 4855191A JP 3041062 B2 JP3041062 B2 JP 3041062B2
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寛 藤田
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Description

【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、照明光学系の光伝送路
に用いる光ファイバ・バンドルを改良した内視鏡装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の光ファイバ・バンドル
は、この光ファイバ・バンドルの先端に対向配置させる
拡散レンズと組み合せて(図5参照)、内視鏡における
照明光学系として配設していた。このように拡散レンズ
と組み合せた理由は、従来のこの種の光ファイバ・バン
ドルにおける先端部端面が平坦にそろえられ、これによ
り先端部端面からの照射光が中心部分付近で明るくその
周縁側ほど暗くなる配光特性を有していることによる。
つまり、上記配光特性を考慮して光ファイバ・バンドル
の中心部分の明るさと、その周縁側の明るさの差を拡散
レンズにて小さくするように工夫している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように光ファイバ・バンドルと拡散レンズとを単に組み
合せただけでは、光ファイバ・バンドルの中心部分の明
るさとその周縁側の明るさとの差を更に小さくすること
ができなかった。そのため、従来のこの種の光ファイバ
・バンドルを内視鏡の照明光学系に適用した場合におい
ては、光ファイバ・バンドルの照射光分布が不均一とな
る。従って、CCD等の2次元固体撮像素子により被写
体を撮像して得られる画像に、画像むらが生じることに
なるという不具合があった。
【0004】本発明は、係る課題に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、光ファイバ・バンドル
における中心部分付近とその周縁側との間の明るさの差
異を解消することにある。 [発明の構成]
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、第1発明では、照明光学系の光伝送路に
光ファイバ・バンドルを有し、拡散レンズを介して被検
体を照明する内視鏡装置において、前記光ファイバ・バ
ンドルの出射端面は、平坦な端面の中心部分に該光ファ
イバ・バンドル径より小さい径で底面が平坦な凹状のく
ぼみを設けて形成された形状であることを特徴とするも
のである。また、第2発明では、前記くぼみの側面がテ
ーパ状に連続変化していることを特徴とするものであ
る。
【0006】第3発明では、照明光学系の光伝送路に光
ファイバ・バンドルを有する内視鏡装置において、前記
光ファイバ・バンドルの出射端面は、平坦な端面の中心
部分に該光ファイバ・バンドル径より小さい径で先端が
平坦な凸状に飛び出た部分を設けて形成された形状であ
ることを特徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明による第1及び第2の発明の構成であれ
ば、先端部端面の中心部分の照射光を周辺部まで拡散で
きるから、光ファイバ・バンドルの中心部付近とその周
縁側との間の明るさの差異を大幅に小さくできる。した
がって、被写体を広範囲に亘り一様照射できる。
【0008】また、第3発明の構成であれば、拡散レン
ズを用いることなく、先端部端面の照射光を周辺部にま
で拡散できる。
【0009】
【実施例】図1は第1発明が適用された光ファイバ・バ
ンドル1の構造を示す構成図、図2は第2発明が適用さ
れた光ファイバ・バンドル2の構造を示す構成図であ
る。図1の光ファイバ・バンドル1は、同図(a) の縦断
面図及び同図(b)の正面図に示すように、先端部3の端
面3aの中央部分4が凹状に落ち込んだ先端部形状のも
ので、多数本の光ファイバ素線5を束ねて形成したもの
である。なお、図中、4aは先端部3での延出長の長い
光ファイバ素線による側面を示している。
【0010】図2の光ファイバ・バンドル2は、同図
(a) の縦断面及び同図(b) の正面図に示すように、先端
部3の端面3aの中央部分4が凹状に落ち込み且つ中央
部分4からその周縁6の先端側までテーパ状に連続変化
した先端部形状のもので多数本の光ファイバ・バンドル
素線5を束ねて形成したものである。
【0011】これらの光ファイバ・バンドル1,2は、
先端部3の端面3aに例えば図3の如く、拡散レンズ7
を対向配置して組み合せることにより、先端部3の端面
3aの中心部分の照射光を以下説明するように先端部3
全体の照射角近傍まで拡散できる。但し、各光ファイバ
素線5から光が射出する時の広がり角N.A.をN.
A.=0.55(約67°)とする。また各光ファイバ
素線5の配光特性はガウス分布に従うものとする。
【0012】図3は、光ファイバ・バンドル1を拡散レ
ンズ7と組み合せた本発明適用構造の照明光学系を示し
たものである。なお図中、8は光ファイバ・バンドル1
の中心に配設されている光ファイバ素線の先端を示し、
また9,10は拡散レンズ7の両端から射出するような
光ファイバ・バンドル1の位置に配設されている光ファ
イバ素線の先端をそれぞれ示している。なお、拡散レン
ズ7の中心部7aと先端9,10との間の距離の2倍
が、その中心部7aと先端8との間の距離に等しくなる
ように光ファイバ・バンドル1及び拡散レンズ7を設計
している。
【0013】この本発明適用構造の照明光学系におい
て、光ファイバ・バンドル1における3つの各先端8,
9,10から射出される光の広がりを計算機により算出
し、プロットすると図中の光線11,12,13とな
る。即ち、光線11は、先端8から射出した光の広がり
を表わす。同様に光線12,13は、それぞれ先端9,
10より射出した光の広がりを表わす。
【0014】図3に示した光線11〜13による光の広
がりの関係にある場合、光ファイバ・バンドル1の中心
部分4は凹状に落ち込んだ形状であるため、延出長の長
い光ファイバ素線による側面4aによってその中心部分
4から射出される光の一部にけられが生じる。このけら
れを考慮し、光の広がりと明るさとの関係を計算機によ
り算出し、プロットして示したものが図4の特性曲線で
ある。なお、図4における横軸は光ファイバ・バンドル
の中心軸からの角度を表わし、縦軸に明るさを表し、最
大値を1にして規格化している。
【0015】上述した本発明適用構造の照明光学系に対
して、従来構造の照明光学系は、図5に示すように先端
部端面が平坦にそろえられた光ファイバ・バンドル14
と、この光ファイバ・バンドル14の先端部に対向配置
させる拡散レンズ15とを組み合せてなる。なお、図
中、16は光ファイバ・バンドル14の中心に配設され
ている光ファイバ素線の先端を示し、また17,18は
拡散レンズ15の両端から射出するような光ファイバ・
バンドル14の位置に配設されている光フィイバ素線の
先端をそれぞれ示している。
【0016】この従来構造の照明光学系において、光フ
ァイバ・バンドル14における3つの各先端16,1
7,18から射出される光の広がりを計算機により算出
し、プロットすると、図中の光線19,20,21とな
る。即ち、光線19は、先端16から射出した光の広が
りを表わす。同様に光線20,21は、それぞれ先端1
6,17より射出した光の広がりを表わす。
【0017】図5に示した光線19〜21による光の広
がりの関係にある場合、光の広がりと明るさとの関係を
計算機により算出し、プロットして示したのが図6の特
性曲線である。なお、図6における横軸は光ファイバ・
バンドルの中心軸からの角度を表わし、縦軸は明るさを
表し、最大値を1に規格化している。
【0018】前述した本発明適用構造の照明光学系と、
従来構造の照明光学系とを対比して見ると、特に図4の
特性曲線と図6の特性曲線とを比較して見ると、図1の
光ファイバ・バンドル1を用いた本発明適用構造の照明
光学系の方が従来構造のそれよりも、一様な明るさの部
分が広がっていることがわかる。また光ファイバ・バン
ドルの中心部分の明るさのゆらぎも軽減されていること
がわかる。
【0019】また、図2の光ファイバ・バンドル2を用
いた本発明適用構造の照明光学系については図示を省略
しているが、図1の光ファイバ・バンドル1を用いたも
のと同等もしくはそれ以上に上記した利点を得ることが
できるものである。
【0020】また、前述した第1及び第2発明の光ファ
イバ・バンドル1,2は照明光学系を構築する場合に拡
散レンズを必要としているが、図7に示すような第3発
明の光ファイバ・バンドル22であれば、光フィイバ・
バンドル22のみで広帯域に一様な明るさの照射光を射
出でき、また拡散レンズが不要のものである。即ち、図
7の光ファイバ・バンドル22は、同図(a)の縦断面図
及び同図(b)の正面図に示すように、先端部3の先端3
aの中央部分4が凸状に飛び出た先端部形状のもので、
多数本の光ファイバ素線5を束ねて形成したものである
から、上記した効果が得られるものである。
【0021】次に、第1図,第2図及び第3図の光ファ
イバ・バンドル1,2,22を用いた本発明適用構造の
照明光学系を内視鏡に配設した一例を図8に従って説明
する。
【0022】図8に示すように、装置本体23の光源2
4から内視鏡スコープ25のスコープ先端部26まで本
発明適用構造の照明光学系27を配設しておけば、被写
体Pに対し広範囲に亘り照射むらのない一様な照射光で
照明できる。そのため、スコープ先端部26に設けたC
CD28で得られた光電交換信号をカメラコントロール
ユニット(CCU)29で映像信号に変換後、装置本体
23の画像処理部30において映像信号を基に被写体P
に対応する内視鏡画像を構成し、この内視鏡画像を表示
系31で表示した際、上記したように照射光に照射むら
がないため、画像むらのない内視鏡画像の表示がなされ
る。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、光
ファイバ・バンドルにおける中心部分付近とその周縁側
との間の明るさの差異が解消され、一様な照射光分布で
広範囲に亘り被写体を照明できる。そのため、この照明
下で被写体を撮像した場合、この撮像にて得られる画像
のS/N比が大幅に改善される。また、これにともない
本発明適用構造の照明光学系を採用した画像表示装置は
画像の信頼性が向上したものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1発明が適用された光ファイバ・バ
ンドルの構造を示す構成図である。
【図2】本発明の第2発明が適用された光ファイバ・バ
ンドルの構造を示す構成図である。
【図3】本発明適用構造の照明光学系の作用を示す図で
ある。
【図4】本発明適用構造の照明光学系における光の広が
りと明るさとの関係を示す特性曲線図である。
【図5】本発明適用構造の照明光学系を説明するために
用いた従来構造の照明光学系の作用を示した図である。
【図6】本発明適用構造の照明光学系を説明するために
用いた従来構造の照明光学系における光の広がりと明る
さとの関係を示す特性曲線図である。
【図7】本発明の第3発明が適用された光フィイバ・バ
ンドルの構造を示す構成図である。
【図8】本発明適用構造の照明光学系が配設された内視
鏡の概略を示す構成図である。
【符号の説明】
1 光ファイバ・バンドル 2 光ファイバ・バンドル 3 先端部 4 光ファイバ・バンドルの中心部分 5 光ファイバ素線 6 光ファイバ・バンドルの周縁部分 7.拡散レンズ 8,9,10 光ファイバ素線の先端 22 光ファイバ・バンドル

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照明光学系の光伝送路に光ファイバ・バ
    ンドルを有し、拡散レンズを介して被検体を照明する内
    視鏡装置において、 前記光ファイバ・バンドルの出射端面は、平坦な端面の
    中心部分に該光ファイバ・バンドル径より小さい径で底
    面が平坦な凹状のくぼみを設けて形成された形状である
    ことを特徴とする内視鏡装置。
  2. 【請求項2】前記くぼみの側面がテーパ状に連続変化し
    ていることを特徴とする請求項1記載の内視鏡装置。
  3. 【請求項3】 照明光学系の光伝送路に光ファイバ・バ
    ンドルを有する内視鏡装置において、 前記光ファイバ・バンドルの出射端面は、平坦な端面の
    中心部分に該光ファイバ・バンドル径より小さい径で先
    端が平坦な凸状に飛び出た部分を設けて形成された形状
    であることを特徴とする内視鏡装置。
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