JPH10510638A - ビデオ画像の画素を照射するために設けられ、光導波路に入射される拡散の小さい光束を伝送するための方法及び装置 - Google Patents

ビデオ画像の画素を照射するために設けられ、光導波路に入射される拡散の小さい光束を伝送するための方法及び装置

Info

Publication number
JPH10510638A
JPH10510638A JP9538501A JP53850197A JPH10510638A JP H10510638 A JPH10510638 A JP H10510638A JP 9538501 A JP9538501 A JP 9538501A JP 53850197 A JP53850197 A JP 53850197A JP H10510638 A JPH10510638 A JP H10510638A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light beam
optical
light
optical waveguide
diameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9538501A
Other languages
English (en)
Inventor
ディーター、クリストハルト
Original Assignee
エルディティ ゲーエムベーハー ウント シーオー.レーザー−ディスプレー−テクノロギー カーゲー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エルディティ ゲーエムベーハー ウント シーオー.レーザー−ディスプレー−テクノロギー カーゲー filed Critical エルディティ ゲーエムベーハー ウント シーオー.レーザー−ディスプレー−テクノロギー カーゲー
Publication of JPH10510638A publication Critical patent/JPH10510638A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/12Picture reproducers
    • H04N9/31Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM]
    • H04N9/3129Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM] scanning a light beam on the display screen
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/26Optical coupling means
    • G02B6/32Optical coupling means having lens focusing means positioned between opposed fibre ends
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/74Projection arrangements for image reproduction, e.g. using eidophor

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)

Abstract

(57)【要約】 光束を伝送するための方法であって、ビデオ画像の画素を照射するために設けられるとともに、光束は生成方法によって決定される拡散角及び光束径を有し、光束は光導波路に入射されるとともに、光導波路(6)から伝送される光束(15)を集光するための光学システムから出射される光束を伝送するための方法において、光導波路(6)を出射した光束(15)における拡散角は、光学システム(4)によって、生成方法によって決定される拡散角と比例するように調整され、この際比例係数は前記光学システムから出射される光束の光束径及び光導波路(6)に入射される前に付与された光束径との比率である。この方法を実現するビデオシステムはこの方法に基づいて設計される光学システム(4)を有する。

Description

【発明の詳細な説明】 ビデオ画像の画素を照射するために設けられ、光導波路に入射される拡散の小 さい光束を伝送するための方法及び装置 発明の属する分野 本発明は、光束の生成方法によって決定される拡散角及び光束径を有し、光導 波路に入射されるとともに、光導波路から伝送される光束を集光するための光学 システムを用いて、ビデオ画像の画素を照射するために設けられる光束を伝送す るための方法に関する。更に、ビデオ画像の画素を照射するための光束を放射す るための光源と、光を伝送するための光導波路を備え、光源によって付与される 拡散及び光束径を有し、伝送されるべき光束は前記光導波路に入射されることと 、伝送される光束を集光するための光学システムとからなる方法を実現するため のビデオシステムに関する。 従来技術 光束を利用して画素を照射するためのビデオシステムはドイツ特許第4324 848号に開示されている。このビデオシステムにおいて、光束は画像規格に基 き、走査されてスクリーン上に偏向される。これは電子線を利用して走査するた めに設けられる偏向コイルを用いて、画像を生成するテレビにおいて周知である 。この電子線と類似の方法でスクリーン上に表示される個々の画素に対して画像 内容に相当する輝度レベル又は色を生成するために、この光束は輝度変調される 。レーザ光は極めて精度の高い平行光であり、スクリーンからラスタ装置までの 距離が長くても高い解像度が保たれるので、光束として一般的に使用される。 ドイツ特許第4324848号にレーザ変調装置の後において、レーザ光が拡 散する方向にレーザ光を走査するための装置を分離することが開示されている。 これは保守及び、特に有効に空間を利用するために、極めて小型のレーザ投影シ ステムにおいて効果的である。光導波路がレーザ変調装置及び走査装置の間にレ ーザ光を伝送するために用いられる。光導波路として、特に光ファイバが周知で あり、光はファイバ内において、コアの内部を案内される。光がコアから外に出 ることはコア及びクラッド間の全反射によって回避される。 光ファイバにおいて、入射したレーザ光の高い平行性は光ファイバのコア及び タラッド間の種々の反射に基づいて、更に高められるため、光ファイバから出る 光は、入射したレーザ光より基本的に高い拡散を有する。ドイツ特許第4324 848号において、この拡散を減少させるために、光学システムが光ファイバの 後に設けられており、このシステムは光ファイバから出る光束を平行にする。 しかし、この種の光束は、実際には光ファイバに入射する前の光より不都合な 放射特性を有する。従って、十分な平行は達成され得ない。 高解像度を有するビデオ画像、とりわけ将来のHDTV規格ために僅少な拡散 を達成するための諸条件は、要求される走査線解像度に対応するために、画素の 大きさを決定するレーザ光スポットがスクリーン上において小さいということで ある。前述した論点に示すように、拡散は光ファイバを使用する場合に大きくな る。入射したレーザ光を平行にすることに代えて、スクリーン上に集光させるこ とが可能である。しかし、この場合はほぼ平行なレーザ光から得られる利点を放 棄せねばならないだろう。この利点は走査装置からスクリーンまでの距離を変更 する場合、集光条件を変更することなく、常に鮮明な画像が得られるということ である。画素を照射するために、ほぼ平行な光が有するこの効果的な特性は、例 えば任意の形状を備える対象を鮮明に表示することを可能にする。しかし、これ はプロジェクタなどにおいては不可能である。 レーザ光のモード構成に対する決定的な影響は、特に光ファイバ内の伝送を通 して受ける。これはマルチモード用光ファイバを使用する場合、レーザ光の単一 モード構成は複数のモードに分解される。ドイツ特許第4324848号に記載 の説明によると、発生するモードの一つのモードを平行にする場合、他のモード は拡散する。従って、光ファイバから出る全体の光束は高解像度を有するビデオ 画像に適合する解像度を構成しない。 ドイツ特許第4324848号において、凸レンズが光導波路の光出口面に設 けられており、この凸レンズの焦点は光出口面の中心と一致する。従って、凸レ ンズの光軸を含む光出口面の点は無限上に結像される。光導波路の光出口面は有 限であるため、且つ光導波路の全横断面にわたってレーザ光の拡散条件のため、 例えば光ファイバのクラッドの付近において、レーザ光は平行を達成し得ない。 光軸に平行に放射されるレーザ光のレンズを用いた投影は、このレンズによって 拡散して、スクリーン上に到達する光束に基づき、達成可能な解像度を極端に減 少させる。 発明の概要 本発明の課題は従来技術から見た一般的な方法及びそれによるビデオシステム を改善することであり、その結果光導波路を用いる伝送にも関わらず、画像表示 のためのほぼ平行な光束に基づき、高い解像度が達成可能となる。 この課題は光学システムを用いる方法において、光導波路を出射した光束にお ける拡散角は、光学システムによって、生成方法によって決定される拡散角と比 例するように調整され、この際比例係数は前記光学システムから出射される光束 の光束径及び光導波路に入射される前に付与された光束径との比率である。更に 、ビデオシステムは本発明に基づき、光学システムは光導波路に対して相対的な 一つの位置に配置され、決まった焦点距離を有すること、光導波路を出た光束に おける拡散角は光源によって付与される拡散角と比例し、この際比例係数は前記 光学システムから出射される光束の光束径及び光導波路に入射される前に付与さ れた光束径との比率である。 実際に、これらの条件は光導波路によって生成される全ての異なるモードにお いても適合する。 本発明に基づき、光導波路から出射される光束は平行にされない。従来技術に 対して、拡散角は許容されるのではなく要求される。これは、更に見解と対照的 に極めて長い距離を進行する平行光束において、ビデオシステムは、通常小さい 集光点を要求する。これに対して、本発明は光導波路を省いて限定できる画素の 大きさを達成できるとともに、画素の大きさは拡散に基づき、光束の生成の際に 付与される光束の拡散に基づいて決定されて、画素の大きさを改善できないとい う考え方が根底にある。 光束の生成の際に発生する僅少な拡散のために、光導波路内及びその後に続く 光学システムにわたって拡散が改善されるということは不可能である。これは、 光学において基本的に重要な周知のヘルムホルツ・ラグランジェ定数が、既に光 生成に基づいて拡散が存在する場合、任意に適切に集光することを認めないこと による。 位相空間体積内の複数の量子に関した考察及び普遍的なリウヴィユの法則によ る量子力学的な考察においても、位相空間体積内の量子数は保持され、任意の位 置に適切に集光を行うことが可能であるということは、初期条件が満たされれば 明らかであろう。このため、与えられた条件に基づいて光束が光導波路から光学 システムを用いて放射されるとともに、前記拡散は入射された光束の拡散に同じ であり、集光は理想的に行われるということが予測できる。この種の考察は光フ ァイバだけでなく他の光導波路、例えば光伝導ロッド又は内周面を蒸着されたシ リンダにも通用し、従って本発明は全ての光導波路に適用可能である。 この拡散に関する考察は、位相空間体積内の成分が保存される場合に通用し、 入射光束の直径は出射光束の直径に等しい。これを一般化する場合、入射光束の 拡散を定義するためにヘルムホルツ−ラグランジェ定数の使用において、光束径 及び拡散角の積は入射光束及び出射光束において等しいことが含まれる。製造規 格又は光路における拡散による妨害に基づいて、この得るべき同一性は、常には 達成されない。伝送され、入射される光束の光束積が入射光束の2倍に相当する 場合、入射される光束は、更に十分に高い平行を達成され得る。 ドイツ特許第4324848号に基づいて、光学システムの使用を考慮するこ とができる。この光学システムにおいて、第一のレンズシステムはこの特許に記 載の凸レンズによって構成されており、この第一のレンズシステムに接続される 第二のレンズシステムは負の屈折力を与えられ、この第二のレンズシステムを用 いて本発明に基づいて要求される拡散は生成され得る。この種の光学システムは アフォーカルシステムを備えており、その焦点距離は理論的に無限大である。 実際に、ビデオシステムが本発明に基づく効果的な実施形態において示される 。このビデオシステムにおいて、光学システムは正の屈折力を有しており、対物 側の焦点は光導波路の出口部の中心に位置する。効果的な方法において、前述し たシステム内のレンズが削減される。極端な場合、色補正を放棄することが可能 であり、別の実施形態に基づき、簡単なレンズシステムが実現される。 本発明の更に効果的な実施例に基づき、光学システムの光軸は光ファイバの出 口側のコア面に対して垂直に、且つ前記コア平面の中心から延伸するとともに、 前記光学システムは対物側の基準面を有しており、この位置は、コアの外周部か ら始まるとともに、光導波路から出射される光束の光軸に対する拡散角をもって 延びる直線と光軸との交点によって与えられる。 コアの中心部から出射される光束が、本発明に基づいて要求される拡散を有す ること及び光導波路内に存在するコアの全面から出射される光束は本発明に基づ く拡散を備えて伝送されることとを保証するため、この装置は特に効果的である 。これは光学システムを単一レンズとして考えると、基準面は特定のレンズ位置 を定める。これは、その拡散角に基づいて光導波路のコアの外周部から出射され る光束の部分光束がこれらのレンズの中心部を通る光束に同一であり、与えられ た構成に基づき、正確に要求される拡散を有することによる。 前述した考察は、とりわけ位相空間体積内のパルス成分と関連する。入射した 光束の位相空間内の光子は光導波路によって伝送される場合、特に輝度に関して 効果的な状況を有する。これに関する本発明の効果的な実施形態に基づき、光導 波路はコア径dk及び光の拡散における開口数Aを有しており、dk及びAの積 が単位ラジアンを用いて測定された拡散角及び予め付与された拡散を有する入射 光束の直径との積に等しい。 これは位相空間体積の保存の法則から導かれ、この際とりわけ拡散角の正弦は 僅少な拡散に基き、単位ラジアンを用いた角度に置き換えられる。ここに使用し た光学の原理は正弦条件又は特別な場合、ヘルムホルツ・ラグランジェ定数に基 づく光束積を有する光束において周知である。 原理的に、この実施形態に基づく光導波路の選択は入力側に入射した光束の全 輝度が光導波路内に伝送されるということを可能にする。この光導波路への光束 の完全な伝送は詳しく後述する。 これに対して、伝送される光束の一部が、例えば場合によって設けられる絞り を通過する場合、又はコア径より大きな直径を有する光束の一部が光導波路にそ の光導波路から伝送される場合、伝送される光束の実際の直径に代えて、例えば 絞りの直径又は光導波路のコア径に同一の直径が光導波路の選択に関連して用い られる。 前述した説明によって明らかなように、光束の理想的な伝送は、基本的に光導 波路の開口数に依存する。光導波路の開口数が0.05及び0.1の間にあり、 光導波路のコア径が10μmから30μmまでのの範囲内にある場合、特に、本 発明は最も効果的に実現され得る。特に、これに関連して開口数は0.1の値を 有し、光導波路は15μmのコア径を有することが推奨される。 光学システム及び光導波路の間の距離は任意に選択することはできない。これ は、とりわけ焦点がコアの近くに位置するため、焦点距離に影響を与えることに よる。光導波路の出口部から大きな距離をとることは、結果として大きなレンズ を必要とし、また僅少な距離は調整を困難にする。本発明の効果的な実施形態に 基づき、理想的な光学システムにおける焦点距離を選択する場合、正の屈折力を 有する光学システムは15mmから25mmまでの範囲内の焦点距離を有し、効果的 には20mmの値を有する。 既に記載したように、光源によって生成される全レーザ光束を光導波路に接続 することを目的とする。これは本発明の効果的な実施形態に基づき、別の光学シ ステムが光束を光導波路に入射するために設けられることによって達成される。 特に、本発明の効果的な実施形態において、別の光学システムが付与された拡 散を有して、伝送されるべき光束を光導波路のコアの中心部に集光させる場合、 適切な結合が得られる。その際、別の光学システムによってコア上に生成され、 回析によって制限を受け、集光された光束の直径はコア径より小さいか、又はコ ア径の2/3に等しい。更に、別の光学システムの光軸が光導波路の入力部にお いて、コア径の方向に対して垂直で、中心と一致する場合、本発明の効果的な実 施形態に基づいて、特に効果的な接続が行われる。この実施形態に基づいて、回 析による光導波路の外部への損失はコア及びクラッドの間の直接反射によって回 避される。 図面の簡単な説明 以下に本発明を図示して詳述する。 図1は本発明の実施例の概略図である。 図2は光学システムを備えた実施例の幾何学的な配置を説明するための断面図 である。 図3は光ファイバに接続するための別の光学システムの幾何学的な配置である 。 図4は光ファイバが光学システムとの組み合わせにおいて、使用される画像投 影システムための装置の斜視図である。 図面の詳細な説明 個々の実施例の説明を行う前に、図1に基づいて本発明の基礎となる原理を詳 述する。 図1において、入射する光束が矢印1によって示され、出射する光束が別の矢 印2によって示されている。矢印1及び矢印2の軸は入射光束及び出射光束の拡 散を示すために先端が切り取られた円錐形状を有している。図1から分かるよう に、出射光束(矢印2)が入射光(矢印2)と同じ拡散角を有することを説明す るために、矢印1及び矢印2の軸は同じ傾斜になっている。 更に、図面に示す入射光束及び出射光束は同一の直径を有する。即ち、出射光 束の拡散角及び光束径との積は入射光束のそれと同一である。次ぎに行う考察は 入射光束及び出射光束の同一の光束径に関する。光束径が変化する場合、次ぎに 述べる拡散は放射経路内に存在する光学システムによって、基本的に同じ光束積 になるように適合される。 同一の光束径において、拡散が同一であることは光学システム4によって保証 されており、この光学システムは適切な方法によって配置されるとともに、光フ ァイバ6の出射口に関連して配置される。光ファイバ6内において、更に光を案 内するコア8が示される。矢印9及び矢印10は出射光束の最大の拡散角を示す 。 更に、図1において、コア8と中心を同じくするとともに、コア出射面に対し て垂直に延伸する光ファイバ6の光軸12が破線によって示されており、この光 軸には出射側において、光学システム4の光軸と一致するとともに、入射側にお いて、矢印1で示される入射光束の光軸と一致する。 破断図で示される光ファイバ6は、単に入射側及び出射側における光束の伝送 態様の細部のみを明確にする。光ファイバ6の両端部は、実際はねじれているか 、又は互いに位置がずれているかの少なくともいずれか一方である。 図1に、矢印1を用いて、僅少な拡散を有する光束が光ファイバ6に入射され ることが示される。コアと光ファイバ6クラッドとの間の反射によって、伝送さ れる光束は矢印9及び矢印10が示すように拡散する。 冒頭に記載した従来技術では、光ファイバ6から出射する光束は光学システム 4を利用して平行にされる。これに対して、本発明に基づく光学システム4は、 特に光ファイバ6からの距離に関連して、矢印2によって示される光束が矢印1 によって示される入射光束と同一の拡散となるように構成される。図1において 、拡散が同一であるということは、矢印1及び矢印2が先端が切り取られた同一 の円錐形状をなしていることによって示される。 入射光束は、直接光ファイバ6のコア8を指向し得る。一般的な場合、ビデオ システムに使用され得るレーザ光の直径は、光ファイバ6のコアより大きいため 、矢印1によって示される光束は別の光学システムを介して光ファイバ6に入射 される。図3に、このための実施例を示す。 図2に基づいて、先ず光ファイバ6及び光学システム4の出射側の幾何学的関 係を詳述する。 光学システム4は、簡単にするために単一のレンズとして示される。例えば、 色補正のための複数のレンズ及び色消しレンズから構成される光学システムが使 用される。図2の符号Hによって形成されるレンズとしての光学システム4にお ける平面は、対物側の基準面であると同時に、画像側の基準面である。 図2において、出射光束の拡散は拡散角θによって示される。拡散角θは、光 軸と光ファイバのコアの外周上の点から光軸とHとの交点を通る直線との間の角 度である。これは、図3に示す僅少な拡散を有する入射光束14の拡散角θと同 一になるように光学システム4の設計により調整される。 実施例において、この光学システム4は焦点距離に関連して、光ファイバ6か ら角度Aをなして出射される光束が光学システム4に入射した光束14と同一の 拡散角θを有し、矢印に示す光束15として出射されるように設計される。この 角度Aは、この実施例では開口数と称される。実施例における光ファイバは0. 05〜0.15の間の小さな値の開口数、特に、0.1の開口数を有するため、 一般的に開口数を示す角度の正弦は、単位ラジアンを用いて表される角度に近似 され得る。上述した関係は空気(屈折率=1)に対しても適用でき、前記開口数 の値は空気中に出射された光束の角度に関係づけられる。光ファイバのための他 の媒体又は他の材料による製品において、考慮すべき光束積は屈折率、光束径及 びコア径の積から推測する必要がある。 一定の光束を得る条件は、開口数及びコア径の積が、光ファイバに入射した光 束(図3)の直径dと掛けられて、入射光束14の拡散角θに等しくなるように 光ファイバ6が選択されることである。図3における入射光束は別の光学システ ム20を介して光ファイバ6に入射されるため、一定の光束積を得るための条件 が入射の場合にも適用できる。従って、別の光学システム4を介して光束14を 入射する実施例において、ビデオプロジエクタに使用され、光ファイバ6から出 射する光束15は、実際光源から出射される光束と同一の拡散を有する。マルチ モード用光ファイバが使用される場合においても、モード構成に関係なくこの構 成は維持されるため、この効果的な特性が生じる。 0.05から0.15までの前記開口数の値は光ファイバの10μmから30 μmまでの直径に関連づけられる。特に、これは15μmに関係付けられる。 図2から光学システム4の別の特性が明らかになる。光学システム4は対物側 の基準面Hを有して一つの場所に配置され、その場所においてコア8の外周部か ら光軸12を指向し、角度θの傾斜をなす直線18は光軸12を横切る。直線1 8に沿って進行し、光ファイバ6から出射される光束は光軸12に対して角度θ の傾斜をなして、光学システム4の基準面Hの中心を通る。即ち、コア8の外周 部から出た光は光ファイバ8光軸付近からでた光と同一の拡散を有する。光学シ ステム4はコア8から出射される全ての光を光束15に反映する。従って、コア 8の全平面領域は光学システム4を介して均一に伝送される。このため、光束1 5は平行性及び直径に関して、基本的に入射した光束14とほぼ同一の特性を有 する。 光路の可逆性に基づき、光ファイバ6に光束14を入射する場合、光束に関し て同様の考察を行う必要があろう。コア8の入射平面が別の光学システム20の 焦点に配置されること及びコア8上への光束14の回析限界における焦点がコア 径dkより小さいか、又はコア径dkのほぼ2/3になるように設計されること は効果的である。その際、光ファイバ6のコアークラッド面における反射及び損 失は、ほぼ回避されるため、入射光14は十分に光ファイバ6に入射される。 実施例において、焦点距離20mmを有する単独レンズが光学システム4及び光 学システム20のために使用される。特に、焦点距離15mm〜25mmの光学シス テムが適合する。 図4は、本発明に基づき光ファイバ6からビデオプロジェクタ装置に光束を接 続する方法を示す。このビデオプロジェクタ装置はドイツ特許第4324848 号に詳述されているため、これに関する詳しい記載は不必要である。第1の構成 グループ内に3個のレーザ32,33,34が配置されており、これらから出射 される光束は変調装置35,36,37を介して輝度変調される。変調装置35 ,36,37から出射される光束は鏡システム40を介して一つの光束14に集 束 される。この光束は光学システム20を介して光ファイバ6に入射される。前述 した光学システム4は出射のために機能し、この光学システムから出射する光束 15は多角形鏡42及び回転鏡44から構成されるラスタ装置に投影されて、変 換レンズ46を介してスクリーン50上に偏向される。これは矢印の方向に座る 観測者のためにビデオ画像として目に見えるようになる。 この実施例において、マルチモード用光ファイバは3つの光束を伝送するため に異なる波長において使用される。とりわけ、図1から図3に示した原理は単一 モード用光ファイバにも適用される。このとき、カラービデオシステムにおいて 、それぞれ個々の光ファイバ6は光学システム4及び光学システム20を用いて 異なる波長を有するそれぞれのレーザ光に割り当てられる。この鏡システム40 は光束を集束するために、それぞれに必要な光ファイバの後に、それぞれの光フ ァイバに続いて設けられる光学システム4の後に配置される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 光束を伝送するための方法であって、ビデオ画像の画素を照射するために 設けられるとともに、光束は生成方法によって決定される拡散角及び光束径を有 し、光束は光導波路に入射されるとともに、光導波路(6)から伝送される光束 (15)を集光するための光学システムから出射される光束を伝送するための方 法において、光導波路(6)を出射した光束(15)における拡散角は、光学シ ステム(4)によって、生成方法によって決定される拡散角と比例するように調 整され、この際比例係数は前記光学システムから出射される光束の光束径及び光 導波路(6)に入射される前に付与された光束径との比率であることを特徴とす る光束の伝送方法。 2. 請求項1の方法を実行するためのビデオシステムであって、ビデオ画像の 画素を照射するための光束(14)を放射するための光源(32,33,34) と、光を伝送するための光導波路(6)と、光源によって付与される拡散及び光 束径を有する伝送されるべき光束は前記光導波路に入射されることと、伝送され る光束を集光するための光学システム(4)とからなる方法を実現するためのビ デオシステムにおいて、光学システム(4)は光導波路(6)に対して相対的な 一つの位置に配置され、決まった焦点距離を有すること、光導波路(6)を出た 光束(15)における拡散角は光源によって付与される拡散角と比例し、この際 比例係数は前記光学システムから出射される光束の光束径及び光導波路(6)に 入射される前に付与された光束径との比率であることとを特徴とするビデオシス テム。 3. 光学システム(4)は正の屈折力を有し、その対物側の焦点は光導波路( 6)の出口部のコア(8)の領域内に位置する請求項2に記載のビデオシステム 。 4. 光学システム(4)の光軸は光ファイバ(6)の出口側のコア面に対して 垂直に、且つ前記コア平面の中心から延伸するとともに、前記光学システム(4 )は対物側の基準面(H)を有しており、この位置は、コアの外周部から始まる とともに、光導波路(6)から出射される光束(14)の光軸に対する拡散角( θ)をもって延びる直線と光軸との交点によって与えられる請求項3に記載のビ デオシステム。 5. コア径dk及び光の拡散のために自身に付随する開口数Aを有する光導波 路(6)を特徴とし、dk及びAの積が単位ラジアンを用いて測定された拡散角 (θ)及び予め付与された拡散を有する入射光束(14)の直径との積に等しい 請求項2乃至4のいずれか1項に記載のビデオシステム。 6. 光導波路(6)の開口数は0.05から0.15までの範囲内の値及び光 導波路(6)のコア径dkは10μmから30μmまでの範囲内の値を有する請 求項2乃至5のいずれか1項に記載のビデオシステム。 7. 前記開口数は0.1の値及び光導波路(6)は15μmのコア径を有する 請求項6に記載のビデオシステム。 8. 光学システム(4)は正の屈折力及び15mmから25mmまでの範囲内 の焦点距離の値を有する請求項5乃至7のいずれか1項に記載のビデオシステム 。 9. 前記値が20mmである請求項8に記載のビデオシステム。 10. 光導波路(6)に光束(14)を入射するために別の光学システム(2 0)が設けられる請求項2乃至9のいずれか1項に記載のビデオシステム。 11. 前記別の光学システム(20)は予め付与された拡散を有し、入射すべ き光束(14)を光導波路(6)のコア(8)上の中心に集光し、このとき別の 光学システム(20)のコア(8)上に生成され、回析によって制限される焦点 径はコア径(dk)より小さいか、又はコア径(dk)の2/3に等しい請求項 10に記載のビデオシステム。 12. 前記別の光学システム(20)の光軸は光導波路(6)の入射口部にお いて、コア径に対して垂直及びコア(8)の中心に延伸する請求項10又は11 に記載のビデオシステム。
JP9538501A 1996-04-26 1997-04-14 ビデオ画像の画素を照射するために設けられ、光導波路に入射される拡散の小さい光束を伝送するための方法及び装置 Pending JPH10510638A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19616843.0 1996-04-26
DE19616843A DE19616843A1 (de) 1996-04-26 1996-04-26 Verfahren und Vorrichtung zum Übertragen eines zum Ausleuchten von Bildpunkten eines Videobildes vorgesehenen, in einen Lichtleiter eingekoppelten Lichtbündels geringer Divergenz
PCT/EP1997/001863 WO1997041473A1 (de) 1996-04-26 1997-04-14 Verfahren und vorrichtung zum übertragen eines zum ausleuchten von bildpunkten eines videobildes vorgesehenen, in einen lichtleiter eingekoppelten lichtbündels geringer divergenz

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10510638A true JPH10510638A (ja) 1998-10-13

Family

ID=7792602

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9538501A Pending JPH10510638A (ja) 1996-04-26 1997-04-14 ビデオ画像の画素を照射するために設けられ、光導波路に入射される拡散の小さい光束を伝送するための方法及び装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US5892556A (ja)
EP (1) EP0839333A1 (ja)
JP (1) JPH10510638A (ja)
DE (1) DE19616843A1 (ja)
WO (1) WO1997041473A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7343343B1 (en) 1999-09-01 2008-03-11 Sony Corporation Electronic goods-purchasing method and commercial-transaction apparatus therefor

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19726860C1 (de) * 1997-06-24 1999-01-28 Ldt Gmbh & Co Verfahren und Vorrichtung zur Darstellung eines Videobildes sowie ein Herstellungsverfahren für die Vorrichtung
DE19805111A1 (de) * 1998-02-09 1999-08-19 Ldt Gmbh & Co Vorrichtung zum Ablenken, ihre Verwendung sowie ein Videosystem
JP2003295112A (ja) * 2002-04-05 2003-10-15 Canon Inc 走査型画像表示光学系、走査型画像表示装置および画像表示システム
US7088353B2 (en) * 2002-07-10 2006-08-08 Fuji Photo Film Co., Ltd. Display device
DE10240057B4 (de) * 2002-08-30 2007-10-25 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Optischer Multiplexer und Demultiplexer für optische Fasern mit großer numerischer Apertur
KR100634539B1 (ko) * 2005-02-07 2006-10-13 삼성전자주식회사 주사 광학 이미징 시스템
US20100195058A1 (en) * 2007-06-27 2010-08-05 Koninklijke Philips Electronics N.V. Laser scanning projection device

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2154017B (en) * 1984-02-03 1987-09-30 Gen Electric Laser material processing through a fiber optic
US4823402A (en) * 1986-04-21 1989-04-18 Trw Inc. Agile optical beam steering system
US4818049A (en) * 1987-06-10 1989-04-04 Allied-Signal Inc. Method and apparatus for efficiently conveying light over a distance and effecting controlled illumination by projection thereof
US4868361A (en) * 1988-04-01 1989-09-19 General Electric Company Coupling device for high power laser beam transmitting optical fibers
DE4105719A1 (de) * 1991-02-23 1992-09-03 Aesculap Ag Vorrichtung zur uebertragung medizinisch wirksamer laserstrahlung sowie verfahren zur uebertragung von laserstrahlung
DE4324848C1 (de) * 1993-07-23 1995-03-30 Schneider Rundfunkwerke Ag Videoprojektionssystem

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7343343B1 (en) 1999-09-01 2008-03-11 Sony Corporation Electronic goods-purchasing method and commercial-transaction apparatus therefor

Also Published As

Publication number Publication date
US5892556A (en) 1999-04-06
DE19616843A1 (de) 1997-11-06
WO1997041473A1 (de) 1997-11-06
EP0839333A1 (de) 1998-05-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6227682B1 (en) Coupling of light from a small light source for projection systems using parabolic reflectors
US6567584B2 (en) Illumination system for one-dimensional spatial light modulators employing multiple light sources
US8965161B2 (en) Decohered laser light production system
KR0180794B1 (ko) 비디오 투사장치
US20070019912A1 (en) Illuminateur laser
JP3640391B1 (ja) 照明光学装置
JPH0884311A (ja) 光投射システム
JPH10510638A (ja) ビデオ画像の画素を照射するために設けられ、光導波路に入射される拡散の小さい光束を伝送するための方法及び装置
JP2009045358A (ja) 撮像装置
US5864390A (en) Optical system for use in a photographic printer
JP2000021712A5 (ja)
KR100636089B1 (ko) 반사형 칼라 프로젝터
JP4574229B2 (ja) 広角レンズ装置、カメラおよびプロジェクタ
CN101750854B (zh) 一种光纤激光宽幅投影装置
CN201340509Y (zh) 一种光纤激光宽幅投影装置
US7480095B2 (en) Microscope
JPH10253841A (ja) 結像光学装置
JP2001228402A (ja) 共焦点用光スキャナ及び共焦点顕微鏡
US7248404B2 (en) Microscope
JP2826315B2 (ja) 内視鏡用光源光学系
US6890079B2 (en) Method of manufacturing different types of image display apparatuses and image display apparatus manufactured by the method
JP2776107B2 (ja) ライトガイド
JPH0767832A (ja) 内視鏡装置の光源ユニット
US6400442B1 (en) Optical system for use in a photographic printer
JP2002122805A (ja) 投写型表示装置