JPH05199724A - 電動機 - Google Patents

電動機

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JPH05199724A
JPH05199724A JP4007860A JP786092A JPH05199724A JP H05199724 A JPH05199724 A JP H05199724A JP 4007860 A JP4007860 A JP 4007860A JP 786092 A JP786092 A JP 786092A JP H05199724 A JPH05199724 A JP H05199724A
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JP
Japan
Prior art keywords
permanent magnet
rotor
magnet
end ring
step portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP4007860A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisao Igarashi
久男 五十嵐
Masahiko Kurosawa
雅彦 黒澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibaura Mechatronics Corp
Original Assignee
Shibaura Engineering Works Co Ltd
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Publication date
Application filed by Shibaura Engineering Works Co Ltd filed Critical Shibaura Engineering Works Co Ltd
Priority to JP4007860A priority Critical patent/JPH05199724A/ja
Publication of JPH05199724A publication Critical patent/JPH05199724A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 回転子9の軸方向端部に外径を小さくする環
状の段部を形成し、この段部に嵌合する環状の永久磁石
12を備え、この永久磁石12をラジアル異方性のプラ
スチックマグネットで構成し、この永久磁石12を前記
段部に接着して取り付けた電動機。 【効果】 段部と永久磁石12との間には、熱膨張係数
が近似しており、運転によって温度変化があっても両者
間における嵌合関係が変化せず、接着で十分取付け強度
を得ることができる。そして、永久磁石12をラジアル
異方性にしたことで磁束密度が大きく、ホ―ル素子14
で検出される信号が固定子などの他の磁束の影響を受け
なくなり、確実な制御ができるようになり、回転数制御
を行う電動機の製造を画期的に良くすることができ、そ
の効果は実質的に格別のものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転子に取り付けられ
る永久磁石の回転数をホ―ル素子で検出して回転数制御
を行う電動機に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】印加電圧
などによって回転数が変化する電動機の回転数制御は、
回転子の回転数を検出してフイ―ドバックする方法が一
般的である。
【0003】この様な方法は、構造が簡単になるばかり
か、比較的正確で広範囲の回転数制御ができるといった
特徴があった。
【0004】しかしながら、回転子に永久磁石を取り付
けるのに種々の問題点があった。
【0005】すなわち、回転子は、鉄心と二次導体のア
ルミニウムなどによって構成され、しかも、固定子との
間に形成される隙間が0.1mm程度の僅かなものであ
り、永久磁石を取り付ける部分がなく、回転子を支持す
る軸上に回転子と並べるように取り付けていた。
【0006】しかし、軸上に回転子と永久磁石とを並べ
て備えると軸長が長くなり、しかも、これらの構成部品
をフレ―ムの中に収容しなければならないため、外形が
大きくなるといった欠点を有していた。
【0007】また、回転子の二次導体となるエンドリン
グの端部を切削して環状の段部を形成し、この段部にリ
ング状の永久磁石を嵌合することが試みられているが、
この場合、永久磁石とエンドリングとの熱膨張係数が異
なるため、接着で固定すると運転による発熱などによっ
て脱落することがあった。
【0008】特に、安価な焼結フェライトマグネットを
使用すると温度差が大きくなると簡単に割れるといった
問題点があった。
【0009】また、永久磁石は、磁束密度が低いと固定
子の磁束の影響を受けるため、永久磁石の磁束を検出す
るホ―ル素子に磁気的なSN比が悪くなり、誤動作の原
因になった。
【0010】このため、永久磁石の磁束密度を大きくす
る必要があり、磁束密度の高いラジアル異方性にする
と、環状に形成した場合に簡単に割れるといった欠点を
有していた。
【0011】このため、環状の永久磁石を回転子に一体
に取り付けるには、割れたり脱落したりしないようにネ
ジ止めするなどの機械的な取り付け方法に頼っており、
さらに機械的強度の十分な構造が望まれていた。
【0012】本発明は、この様な事情に鑑みてなされた
ものであり、簡単に回転子と永久磁石とを一体にして信
頼できる回転数制御が行える電動機を提供することを目
的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、回転子の軸方
向端部にアルミニウムからなるエンドリングを形成し、
このエンドリングの外側に外径を小さくする環状の段部
を形成し、この段部に嵌合する環状の永久磁石を備え、
この永久磁石をラジアル異方性のプラスチックマグネッ
トで構成し、前記永久磁石を前記段部に接着して取り付
けたことによって問題点を解決している。
【0014】
【作 用】エンドリングに接着して取り付けられる永久
磁石は、プラスチックマグネットによって構成されてい
るため、エンドリングと永久磁石との間には、熱膨張係
数が近似しており、運転によって温度変化があっても両
者間における嵌合関係が変化せず、接着で十分取付け強
度を得ることができる。
【0015】そして、磁束密度が大きく、ホ―ル素子で
検出される信号が固定子などの他の磁束の影響を受けな
くなり、確実な制御ができるようになる。
【0016】
【実施例】本発明を図面に示された一実施例に基づいて
説明すると、図1は、本発明の一実施例による電動機の
半断面図である。
【0017】図2は、回転子に永久磁石を取り付ける状
態を示す要部斜視図である。
【0018】図3は、回転子に永久磁石が取り付けられ
た状態を示す縦断面図である。
【0019】図4は、固定子を形成する状態を示した要
部縦断面図である。
【0020】図1において、電動機は、鉄心1に巻線2
が巻装され固定子Aを形成し、固定子Aの外側がプリミ
ックスによるモ―ルドでフレ―ム3が形成されている。
【0021】そして、フレ―ム3の一方には、フレ―ム
3と一体に軸受ハウジング4が形成されており、軸受5
aを備えると共に軸6を支承している。
【0022】さらに、フレ―ム3の他方には、ブラケッ
ト7が嵌合されている。ブラケット7は、フレ―ム3に
ネジ8によって固定されており、軸受5bを備え、軸6
を支承している。
【0023】軸6には、回転子9が備えられており、回
転子9は、積層鋼板によって鉄心を構成し、アルミニウ
ムによる二次導体が形成される篭型回転子を構成してお
り、二次導体を形成するエンドリング10、11を備え
ている。
【0024】そして、一方のエンドリング11は、環状
の永久磁石12を備えており、この永久磁石12は、ラ
ジアル異方性のプラスチックマグネットによって構成さ
れている。
【0025】固定子Aには、鉄心1の軸方向にプリント
基板13が備えられており、プリント基板13には、ホ
―ル素子14が取り付けられて永久磁石12に対向する
ように構成されている。
【0026】そして、プリント基板13は、温度リレ―
15を備えており、巻線2の温度を検出するように構成
され、温度リレ―15は、プリント基板13を支持する
支持部16に形成された切欠部によって支持されてお
り、支持部16は、鉄心1を絶縁する絶縁層に一体に形
成されているものである。
【0027】さらに、プリント基板13には、ブッシン
グ17を介してリ―ド線18が引き出されており、外部
の制御回路や電源に接続されるように構成されている。
【0028】図2において、回転子9は、積層鋼板とア
ルミニウムによる二次導体とによって篭型回転子を形成
しており、一方の二次導体であるエンドリング11の軸
方向の端部が環状に切削されて段部19を形成してい
る。
【0029】そして、この段部19に環状の永久磁石1
2が嵌合されるように構成されている。
【0030】さらに、この環状の永久磁石12は、ラジ
アル異方性のプラスチックマグネットによって構成さ
れ、周方向に極NSが配極されており、段部19に接着
剤で固定されるように構成されている。
【0031】図3において、回転子9は、段部19に永
久磁石12が嵌合されており、両者の間は、接着剤によ
って接着固定されている。
【0032】そして、段部19と永久磁石12との断面
積がほぼ同じになるように構成され、段部19に永久磁
石12が取り付けられた状態では、回転子9の外径と永
久磁石12の外径とが同一になるように構成されてい
る。
【0033】図4において、固定子Aの形成は、鉄心1
の外側を覆うように備えられた絶縁層20と一体に形成
された支持部16にプリント基板13が支持されてお
り、支持部16は、切欠部21が形成され、温度リレ―
15をプリント基板13によって押えるようにして支持
している。
【0034】そして、鉄心1は、芯金22に支持される
と共に上型23aと下型23bとによって形成されるモ
―ルド型に治められている。
【0035】さらに、モ―ルド型には、プリミックス2
4が充填され、フレ―ム3を形成するように構成されて
いる。
【0036】また、ホ―ル素子14は、プリント基板1
3に固定された状態でプリミックスによってモ―ルドさ
れ、回転子9に取り付けられた永久磁石12に対向する
位置に備えられている。
【0037】この様な構成において、電動機は、積層鋼
板によって鉄心1を形成し、絶縁層20を備えて巻線2
を巻装し、プリント基板13などを組み立て、治具22
および上型23a、下型23bによってプリミックス2
4でモ―ルドし、フレ―ム3を形成する。
【0038】そして、回転子9は、同じく鋼板にアルミ
ニウムで二次導体を形成し、篭型回転子を構成し、一方
のエンドリング11に段部19を形成する。
【0039】そして、この段部19は、軸6と同軸的に
形成されているため、機械で切削してもよいが、アルミ
ニウムで成型する際、成型によって同時に形成してもよ
い。
【0040】ただし、一般には、アルミニウムの成型は
精度があまり良くなく、永久磁石12を取り付けた際の
精度が十分に得られない場合は、切削できる寸法を残し
ておき、精度が得られるように少し切削するように構成
するとよい。
【0041】さらに、形成された段部19に永久磁石1
2を嵌合し、接着剤を浸透させて固定する。
【0042】この場合、段部19に先に接着剤を塗布し
ておくことも可能であり、接着剤の性質によって都合の
良い接着を行うことができる。
【0043】前者の段部19に永久磁石12を嵌合して
から接着剤を浸透させる方法では、低粘度の瞬間接着剤
が適し、後者の先きに段部に接着剤を塗布しておく方法
では、高粘度の一般的なボンドを用いると都合が良い。
【0044】特に永久磁石12がプラスチックマグネッ
トであるため、接着剤に対する結合力が大きく、また、
アルミニウムによって形成される段部19の接着面につ
いても、磁器の如く表面が滑かではなく、接着剤による
結合力は十分であり、確実に接着ができ、また、あまり
接着剤の種類が特定されることがなく、製造上の都合が
良い。
【0045】この様に組み立てられた電動機は、回転子
9が回転することによって回転子9と一体の永久磁石1
2が回転し、この永久磁石12のNS極が走行すること
をホ―ル素子14が検出し、回転子9の回転数を検出す
ることがきる。
【0046】そして、このホ―ル素子14の検出した信
号は、図示されない制御回路へ伝達され、演算されて固
定子Aに印加する電圧を制御し、適切な回転数が得られ
るように動作する。
【0047】この様なホ―ル素子14に現れる信号は、
永久磁石12がラジアル異方性のため、従来に比し表面
の磁束密度が200ガウス程度向上し、大きくSN比が
向上して固定子Aなどから発生する磁束の影響を受ける
ことが少なくなり、確実な制御ができるようになる。
【0048】また、永久磁石12がプラスチックマグネ
ットで形成されているため、電動機が運転停止を繰り返
したり、あるいは寒暖の激しい場所で使用された場合で
も、段部19と永久磁石12との熱膨張係数が近似して
おり、影響を受けることがない。
【0049】さらに、永久磁石12は、プラスチックマ
グネットのため、成型性が良く、任意の形状を得ること
ができるため、多機種にわたる電動機の製造に効果的で
ある。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、エンドリングと永久磁
石との間には、熱膨張係数が近似しており、運転によっ
て温度変化があっても両者間における嵌合関係が変化せ
ず、接着で十分な取付け強度を得ることができる。
【0051】そして、磁束密度が大きく、ホ―ル素子で
検出される信号が固定子などの他の磁束に影響を受けな
くなり、確実な制御ができるようになり、回転数制御を
行う電動機の製造を画期的に良くすることができ、その
効果は実質的に格別のものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による電動機の半断面図であ
る。
【図2】回転子に永久磁石を取り付ける状態を示す要部
斜視図である。
【図3】回転子に永久磁石が取り付けられた状態を示す
縦断面図である。
【図4】固定子を形成する状態を示した要部縦断面図で
ある。
【符号の説明】
1……鉄心 2……巻線層 3……フレ―ム 10……回転子 11……エンドリング 12……永久磁石 13……プリント基板 14……ホ―ル素子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転子に同軸的にリング状の永久磁石を取
    付け、この永久磁石に近接するホ―ル素子を備えて回転
    数を検出する電動機において、 回転子の軸方向端部にアルミニウムからなるエンドリン
    グを形成し、 このエンドリングの外側に外径を小さくする環状の段部
    を形成し、 この段部に嵌合する環状の永久磁石を備え、 この永久磁石をラジアル異方性のプラスチックマグネッ
    トで構成し、 前記永久磁石を前記段部に接着して取り付けたことを特
    徴とする電動機。
JP4007860A 1992-01-20 1992-01-20 電動機 Pending JPH05199724A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4007860A JPH05199724A (ja) 1992-01-20 1992-01-20 電動機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4007860A JPH05199724A (ja) 1992-01-20 1992-01-20 電動機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05199724A true JPH05199724A (ja) 1993-08-06

Family

ID=11677409

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4007860A Pending JPH05199724A (ja) 1992-01-20 1992-01-20 電動機

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JP (1) JPH05199724A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6013961A (en) * 1998-03-18 2000-01-11 Asmo Co., Ltd. Electric motor having rotation detection sensor
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CN113300542A (zh) * 2021-06-01 2021-08-24 广东威灵电机制造有限公司 转子、电机及家用电器

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