JPH0993898A - 無刷子電動機 - Google Patents
無刷子電動機Info
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- JPH0993898A JPH0993898A JP7250699A JP25069995A JPH0993898A JP H0993898 A JPH0993898 A JP H0993898A JP 7250699 A JP7250699 A JP 7250699A JP 25069995 A JP25069995 A JP 25069995A JP H0993898 A JPH0993898 A JP H0993898A
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Landscapes
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- Motor Or Generator Frames (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ブラケットに位置検出装置を固定することに
より、位置検出装置の変形や損傷による動作不良をなく
し、位置検出装置が必要でも不要でも固定子を成形固化
するための金型を一種類で行うことができる。 【構成】 複数のスロットを有する環状の固定子鉄心1
に、絶縁層2を介して巻線3を巻装した固定子鉄心1を
電気絶縁性を有する熱硬化性樹脂4で一体的に成形固化
した固定子5の中央部に磁極を有する回転子6を挿入
後、この回転子6の軸受け部7を保持し、磁極を検知す
るための位置検出装置8を圧入嵌合して固定するように
板金を絞り加工したブラケット9のフランジ部10を固
定子5の軸方向端面の凹部11に嵌合させて、通しボル
トあるいはリベット12により固着して無刷子電動機を
構成する。
より、位置検出装置の変形や損傷による動作不良をなく
し、位置検出装置が必要でも不要でも固定子を成形固化
するための金型を一種類で行うことができる。 【構成】 複数のスロットを有する環状の固定子鉄心1
に、絶縁層2を介して巻線3を巻装した固定子鉄心1を
電気絶縁性を有する熱硬化性樹脂4で一体的に成形固化
した固定子5の中央部に磁極を有する回転子6を挿入
後、この回転子6の軸受け部7を保持し、磁極を検知す
るための位置検出装置8を圧入嵌合して固定するように
板金を絞り加工したブラケット9のフランジ部10を固
定子5の軸方向端面の凹部11に嵌合させて、通しボル
トあるいはリベット12により固着して無刷子電動機を
構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ルームエアコンや給湯
機などの送風ファン駆動源として用いられる小形電動機
の固定子鉄心と巻線とを一体的にモールドした無刷子電
動機に関するものである。
機などの送風ファン駆動源として用いられる小形電動機
の固定子鉄心と巻線とを一体的にモールドした無刷子電
動機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、送風あるいは燃焼効率の点から送
風ファンの回転数制御を頻繁に行うようになっており、
無刷子電動機の使用要望が増えつつあるが、使用用途か
ら駆動するまでの時間短縮のために位置検出装置が必要
なものと、特に制限がなく本体制御用のマイコンにて駆
動させる位置検出装置が不要なものとに分かれて、無刷
子電動機の製造メーカとして同出力範囲において共用で
きる構造のものの要求が高まってきている。
風ファンの回転数制御を頻繁に行うようになっており、
無刷子電動機の使用要望が増えつつあるが、使用用途か
ら駆動するまでの時間短縮のために位置検出装置が必要
なものと、特に制限がなく本体制御用のマイコンにて駆
動させる位置検出装置が不要なものとに分かれて、無刷
子電動機の製造メーカとして同出力範囲において共用で
きる構造のものの要求が高まってきている。
【0003】従来のこの種の無刷子電動機について図1
3および図14を参照しながら説明する。図に示すよう
に、複数のスロットを有する環状の固定子鉄心101に
絶縁層102を介して巻線103を巻装した固定子鉄心
101に回転子106の磁極を検知するための位置検出
装置108を取りつけ部材109にて固定し、電気絶縁
性を有する熱硬化性樹脂104で一体的に成形固化した
固定子105の中央部に、回転子106を挿入後、この
回転子106の軸受け部107を保持するように、板金
を絞り加工で形成したブラケット109を通しボルトあ
るいはリベット111により固定子105の軸方向端面
に固着していた。
3および図14を参照しながら説明する。図に示すよう
に、複数のスロットを有する環状の固定子鉄心101に
絶縁層102を介して巻線103を巻装した固定子鉄心
101に回転子106の磁極を検知するための位置検出
装置108を取りつけ部材109にて固定し、電気絶縁
性を有する熱硬化性樹脂104で一体的に成形固化した
固定子105の中央部に、回転子106を挿入後、この
回転子106の軸受け部107を保持するように、板金
を絞り加工で形成したブラケット109を通しボルトあ
るいはリベット111により固定子105の軸方向端面
に固着していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の無刷
子電動機によれば、固定子に位置検出装置が取りつけら
れてから熱硬化性樹脂で一体的に成形固化させるため
に、金型の熱や熱硬化性樹脂の射出圧力で位置検出装置
の基板が変形したり、損傷するため動作不良がおこる可
能性が大きいという問題があった。また、固定子の積厚
が同じでも位置検出装置の必要なものと、不要なものと
で2種類の成形用の金型に分ける必要があるために投資
金額が2倍になり、コスト的に高くなるという問題があ
った。また、位置検出装置と固定子に巻装された巻線と
の取りつけ位置関係が変わると特性値が異なるため、位
置検出装置の周方向の取りつけ位置に精度が必要で、使
用点が異なるものに転用する時は巻線仕様を変える必要
があるという問題があった。
子電動機によれば、固定子に位置検出装置が取りつけら
れてから熱硬化性樹脂で一体的に成形固化させるため
に、金型の熱や熱硬化性樹脂の射出圧力で位置検出装置
の基板が変形したり、損傷するため動作不良がおこる可
能性が大きいという問題があった。また、固定子の積厚
が同じでも位置検出装置の必要なものと、不要なものと
で2種類の成形用の金型に分ける必要があるために投資
金額が2倍になり、コスト的に高くなるという問題があ
った。また、位置検出装置と固定子に巻装された巻線と
の取りつけ位置関係が変わると特性値が異なるため、位
置検出装置の周方向の取りつけ位置に精度が必要で、使
用点が異なるものに転用する時は巻線仕様を変える必要
があるという問題があった。
【0005】本発明は上記課題を解決するもので、位置
検出装置に熱や圧力のストレスがかからないので動作不
良が削減でき、使用用途にあわせて位置検出装置が必要
でも、不要でも、成形用の金型が1種類で共用できるの
で投資が少なくてすみ、コストが安く、形状の標準化が
できる無刷子電動機を提供することを第1の目的として
いる。
検出装置に熱や圧力のストレスがかからないので動作不
良が削減でき、使用用途にあわせて位置検出装置が必要
でも、不要でも、成形用の金型が1種類で共用できるの
で投資が少なくてすみ、コストが安く、形状の標準化が
できる無刷子電動機を提供することを第1の目的として
いる。
【0006】第2の目的は位置検出装置の周方向の位置
決めを精度良くして、安定した動作を得ることにある。
決めを精度良くして、安定した動作を得ることにある。
【0007】第3の目的は位置検出装置と固定子に巻装
された巻線との周方向の取りつけ位置を巻線仕様を変え
ることなく、使用点ごとに最適な位置に変更して運転効
率の良い安定した動作を得ることにある。
された巻線との周方向の取りつけ位置を巻線仕様を変え
ることなく、使用点ごとに最適な位置に変更して運転効
率の良い安定した動作を得ることにある。
【0008】第4の目的は、無刷子電動機の出力が異な
り固定子の積厚が変化しても位置検出装置と回転子の磁
極との距離が変わらないようにすることで位置検出装置
からの出力電圧が一定になり、駆動回路部品が共通化で
き、安定した動作を得ることにある。
り固定子の積厚が変化しても位置検出装置と回転子の磁
極との距離が変わらないようにすることで位置検出装置
からの出力電圧が一定になり、駆動回路部品が共通化で
き、安定した動作を得ることにある。
【0009】第5の目的は、ブラケットを薄くするとと
もに放熱効果を高くすることで固定子の積厚を少なくし
て電動機全体を薄くすることにある。
もに放熱効果を高くすることで固定子の積厚を少なくし
て電動機全体を薄くすることにある。
【0010】第6の目的は、位置検出装置の軸方向と周
方向の位置決め精度を良くして安定した動作を得ること
にある。
方向の位置決め精度を良くして安定した動作を得ること
にある。
【0011】第7の目的は、ブラケットを薄くするとと
もに低振動の電動機を提供することにある。
もに低振動の電動機を提供することにある。
【0012】第8の目的は、電動機内での結露水に対し
て電気的接合部を樹脂で一体成形することで防水され、
安定した動作を得るとともに低振動の電動機を提供する
ことにある。
て電気的接合部を樹脂で一体成形することで防水され、
安定した動作を得るとともに低振動の電動機を提供する
ことにある。
【0013】第9の目的は位置検出装置のホール素子の
リード部が長くても変形することがなく、磁極に対して
磁束の発生する方向と垂直の位置関係を保ち、安定した
動作を得ることにある。
リード部が長くても変形することがなく、磁極に対して
磁束の発生する方向と垂直の位置関係を保ち、安定した
動作を得ることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の無刷子電動機は
上記第1の目的を達成するために第1の手段は複数のス
ロットを有する環状の固定子鉄心と、前記固定子鉄心に
絶縁層を介して施した巻線と、この巻線と前記固定子鉄
心とを電気絶縁性を有する熱硬化性樹脂で一体的に成形
固化してなる固定子と、この固定子の中央部に内装され
た磁極を有する回転子と、この回転子の磁極を検知する
ための位置検出装置と、前記回転子を支持する軸受け部
を保持し、フランジ部を有するブラケットを備え、この
ブラケットの固定子接合面の開口部から位置検出装置を
圧入嵌合した構成とする。
上記第1の目的を達成するために第1の手段は複数のス
ロットを有する環状の固定子鉄心と、前記固定子鉄心に
絶縁層を介して施した巻線と、この巻線と前記固定子鉄
心とを電気絶縁性を有する熱硬化性樹脂で一体的に成形
固化してなる固定子と、この固定子の中央部に内装され
た磁極を有する回転子と、この回転子の磁極を検知する
ための位置検出装置と、前記回転子を支持する軸受け部
を保持し、フランジ部を有するブラケットを備え、この
ブラケットの固定子接合面の開口部から位置検出装置を
圧入嵌合した構成とする。
【0015】また、第2の目的を達成するために、第2
の手段はブラケットのフランジ部と同じ鍔部を有した基
板形状を持つ位置検出装置を備え、この位置検出装置を
ブラケットと固定子の軸方向端面との間に重ねて固着し
た構成とする。
の手段はブラケットのフランジ部と同じ鍔部を有した基
板形状を持つ位置検出装置を備え、この位置検出装置を
ブラケットと固定子の軸方向端面との間に重ねて固着し
た構成とする。
【0016】また、第3の目的を達成するために、第3
の手段は軸方向端面の開口部に固定子鉄心と同芯状で外
径の大きな段部を形成し、この段部の周上に突起を設け
た固定子と、前記固定子の段部と同径で前記突起と嵌合
する複数個の切りかきを設けた位置検出装置と、この位
置検出装置の外径より小さい同芯状のフランジの平坦部
を有するブラケットを備え、前記位置検出装置の切りか
きと固定子の突起で周方向位置を調節して、前記位置検
出装置をブラケットのフランジ平坦部と固定子の段部で
挟んで保持した構成とする。
の手段は軸方向端面の開口部に固定子鉄心と同芯状で外
径の大きな段部を形成し、この段部の周上に突起を設け
た固定子と、前記固定子の段部と同径で前記突起と嵌合
する複数個の切りかきを設けた位置検出装置と、この位
置検出装置の外径より小さい同芯状のフランジの平坦部
を有するブラケットを備え、前記位置検出装置の切りか
きと固定子の突起で周方向位置を調節して、前記位置検
出装置をブラケットのフランジ平坦部と固定子の段部で
挟んで保持した構成とする。
【0017】また、第4の目的を達成するために、第4
の手段は位置検出装置と回転子の磁極との距離を一定に
する軸長のスペーサと、このスペーサで位置検出装置と
ブラケットを接合した構成とする。
の手段は位置検出装置と回転子の磁極との距離を一定に
する軸長のスペーサと、このスペーサで位置検出装置と
ブラケットを接合した構成とする。
【0018】また、第5の目的を達成するために、第5
の手段は位置検出装置の周方向の位置決め用のダボを設
けたブラケットと、このブラケットと位置検出装置との
間に電気絶縁性の接着剤を介して固着した構成とする。
の手段は位置検出装置の周方向の位置決め用のダボを設
けたブラケットと、このブラケットと位置検出装置との
間に電気絶縁性の接着剤を介して固着した構成とする。
【0019】また、第6の目的を達成するために、第6
の手段は突起部を軸方向と周方向に交互にずらして配置
したブラケットと、前記突起部より大きな凹部を設けた
位置検出装置を備え、前記ブラケットの突起で位置検出
装置の軸方向と周方向の位置決めを行った構成とする。
の手段は突起部を軸方向と周方向に交互にずらして配置
したブラケットと、前記突起部より大きな凹部を設けた
位置検出装置を備え、前記ブラケットの突起で位置検出
装置の軸方向と周方向の位置決めを行った構成とする。
【0020】また、第7の目的を達成するために、第7
の手段は軸方向に先端が矢印形状で可動機能を有したポ
ールを一体成形した樹脂製のブラケットと、このポール
で位置検出装置を接合した構成とする。
の手段は軸方向に先端が矢印形状で可動機能を有したポ
ールを一体成形した樹脂製のブラケットと、このポール
で位置検出装置を接合した構成とする。
【0021】また、第8の目的を達成するために、第8
の手段は位置検出装置を絶縁性樹脂で一体成形したブラ
ケットを有した構成とする。
の手段は位置検出装置を絶縁性樹脂で一体成形したブラ
ケットを有した構成とする。
【0022】また、第9の目的を達成するために、第9
の手段は位置検出装置のリード部の長いホール素子をガ
イドして収納するスペースを形成した成形固化してなる
固定子を持った構成とする。
の手段は位置検出装置のリード部の長いホール素子をガ
イドして収納するスペースを形成した成形固化してなる
固定子を持った構成とする。
【0023】
【作用】本発明は上記した第1の手段の構成により、固
定子を一体的に成形固化する時に、熱や樹脂による圧力
がかからないので、位置検出装置は変形や損傷すること
がなくなり、安定した動作が得られる。また、位置検出
装置が必要でも、不要でも、ブラケットに位置検出装置
を固定するかしないかで使い分けることができるので、
固定子成形用の金型を1種類で共用することができる。
定子を一体的に成形固化する時に、熱や樹脂による圧力
がかからないので、位置検出装置は変形や損傷すること
がなくなり、安定した動作が得られる。また、位置検出
装置が必要でも、不要でも、ブラケットに位置検出装置
を固定するかしないかで使い分けることができるので、
固定子成形用の金型を1種類で共用することができる。
【0024】また、第2の手段の構成により、固定子に
巻装された巻線と位置検出装置との周方向の取りつけ位
置関係が、通電の切り替えタイミングを最適にするよう
に精度良く固定することができるので安定した動作が得
られる。
巻装された巻線と位置検出装置との周方向の取りつけ位
置関係が、通電の切り替えタイミングを最適にするよう
に精度良く固定することができるので安定した動作が得
られる。
【0025】また、第3の手段の構成により、使用点が
異なっても固定子に巻装された巻線と位置検出装置との
周方向の取りつけ位置を変更することができるので、巻
線仕様を変えることなく、常に最適の通電切り替えのタ
イミングが得られる。
異なっても固定子に巻装された巻線と位置検出装置との
周方向の取りつけ位置を変更することができるので、巻
線仕様を変えることなく、常に最適の通電切り替えのタ
イミングが得られる。
【0026】また、第4の手段の構成により、固定子の
積厚が変化して、回転子の磁極と位置検出装置との軸方
向の距離が変わっても、スペーサの軸長を変えたものを
使い分けることで位置検出装置と磁極との距離を一定に
保つことになるので位置検出装置からの出力電圧が一定
になり、回路部品の標準化を図ることができ、安定した
動作が得られる。
積厚が変化して、回転子の磁極と位置検出装置との軸方
向の距離が変わっても、スペーサの軸長を変えたものを
使い分けることで位置検出装置と磁極との距離を一定に
保つことになるので位置検出装置からの出力電圧が一定
になり、回路部品の標準化を図ることができ、安定した
動作が得られる。
【0027】また、第5の手段の構成により、ブラケッ
トと位置検出装置との間に絶縁距離が不要のため、ブラ
ケットを薄くするとともに、ブラケットと位置検出装置
との空気層がなくなるため熱放散がよくなり、固定子の
積厚を少なくして電動機を薄くすることができる。
トと位置検出装置との間に絶縁距離が不要のため、ブラ
ケットを薄くするとともに、ブラケットと位置検出装置
との空気層がなくなるため熱放散がよくなり、固定子の
積厚を少なくして電動機を薄くすることができる。
【0028】また、第6の手段の構成により、軸方向は
ブラケットの2つの突起部で位置検出装置を挟み、周方
向は位置検出装置を前記突起部の軸方向の中間位置に設
けた別の突起部にあたるまで回転させることで位置決め
ができるので、位置検出装置の軸方向、周方向の位置決
め精度が良くなり、安定した動作が得られる。
ブラケットの2つの突起部で位置検出装置を挟み、周方
向は位置検出装置を前記突起部の軸方向の中間位置に設
けた別の突起部にあたるまで回転させることで位置決め
ができるので、位置検出装置の軸方向、周方向の位置決
め精度が良くなり、安定した動作が得られる。
【0029】また、第7の手段の構成により、位置検出
装置の電気的接合部とブラケットとの間に絶縁距離が不
要のため、ブラケットを薄くするとともに樹脂を介して
いるので軸受の振動を吸収することになり、低振動の電
動機が得られる。
装置の電気的接合部とブラケットとの間に絶縁距離が不
要のため、ブラケットを薄くするとともに樹脂を介して
いるので軸受の振動を吸収することになり、低振動の電
動機が得られる。
【0030】また、第8の手段の構成により、電気的接
合部が絶縁性樹脂で覆われているため、結露水による漏
電が防止でき、安定した動作が得られるとともに、樹脂
を介しているので軸受の振動を吸収することになり、低
振動の電動機が得られる。
合部が絶縁性樹脂で覆われているため、結露水による漏
電が防止でき、安定した動作が得られるとともに、樹脂
を介しているので軸受の振動を吸収することになり、低
振動の電動機が得られる。
【0031】また、第9の手段の構成により、位置検出
装置のホール素子が成形固化された固定子のスペースに
ガイドされて挿入されることになり、リード部を変形す
ることがなくなるとともに、回転子から発生する磁束に
対して垂直の位置関係となるためホール素子からの出力
電圧が高くなり安定した動作を得ることができる。
装置のホール素子が成形固化された固定子のスペースに
ガイドされて挿入されることになり、リード部を変形す
ることがなくなるとともに、回転子から発生する磁束に
対して垂直の位置関係となるためホール素子からの出力
電圧が高くなり安定した動作を得ることができる。
【0032】
(実施例1)以下、本発明の第1実施例について図1お
よび図2を参照しながら説明する。図に示すように、複
数のスロットを有する環状の固定子鉄心1に、絶縁層2
を介して巻線3を巻装した固定子鉄心1を電気絶縁性を
有する熱硬化性樹脂4で一体的に成形固化した固定子5
の中央部に磁極を有する回転子6を挿入後、この回転子
6の軸受け部7を保持し、固定子側接合面の開口部から
磁極を検知するための位置検出装置8を圧入嵌合して固
定するように板金を絞り加工したブラケット9のフラン
ジ部10を固定子5の軸方向端面の凹部11に嵌合させ
て、通しボルトあるいはリベット12により固着して無
刷子電動機を構成する。
よび図2を参照しながら説明する。図に示すように、複
数のスロットを有する環状の固定子鉄心1に、絶縁層2
を介して巻線3を巻装した固定子鉄心1を電気絶縁性を
有する熱硬化性樹脂4で一体的に成形固化した固定子5
の中央部に磁極を有する回転子6を挿入後、この回転子
6の軸受け部7を保持し、固定子側接合面の開口部から
磁極を検知するための位置検出装置8を圧入嵌合して固
定するように板金を絞り加工したブラケット9のフラン
ジ部10を固定子5の軸方向端面の凹部11に嵌合させ
て、通しボルトあるいはリベット12により固着して無
刷子電動機を構成する。
【0033】上記構成において、位置検出装置8は固定
子鉄心1に固定されていないので、熱硬化性樹脂4で一
体的に成形固化して固定子5を形成する時にかかる金型
の熱や、熱硬化性樹脂4の射出圧力の影響を受けない。
そのため、位置検出装置8の変形や損傷をなくすことが
でき安定した動作が得られる。
子鉄心1に固定されていないので、熱硬化性樹脂4で一
体的に成形固化して固定子5を形成する時にかかる金型
の熱や、熱硬化性樹脂4の射出圧力の影響を受けない。
そのため、位置検出装置8の変形や損傷をなくすことが
でき安定した動作が得られる。
【0034】また、使用用途によって位置検出装置8が
必要でも不要でも、ブラケット9に位置検出装置8を取
りつけるか取りつけないかで分けることができるので、
固定子鉄心1に位置検出装置8を固定する部材が不要
で、固定子5を成形固化するための金型も1種類だけで
共用することになる。
必要でも不要でも、ブラケット9に位置検出装置8を取
りつけるか取りつけないかで分けることができるので、
固定子鉄心1に位置検出装置8を固定する部材が不要
で、固定子5を成形固化するための金型も1種類だけで
共用することになる。
【0035】このように本発明の第1実施例の無刷子電
動機によれば、位置検出装置8の変形や損傷による動作
不良がなくなるとともに、位置検出装置8を固定子鉄心
1に固定する部材が必要なく、固定子5を成形固化する
金型が一種類ですむので投資する費用も少なく、製造の
際の切り替えロスもなくなるのでコストを安くすること
ができる。
動機によれば、位置検出装置8の変形や損傷による動作
不良がなくなるとともに、位置検出装置8を固定子鉄心
1に固定する部材が必要なく、固定子5を成形固化する
金型が一種類ですむので投資する費用も少なく、製造の
際の切り替えロスもなくなるのでコストを安くすること
ができる。
【0036】(実施例2)つぎに、本発明の第2実施例
について図3を参照しながら説明する。なお、第1実施
例と同一部分については、同一符号を付して詳細な説明
は省略する。
について図3を参照しながら説明する。なお、第1実施
例と同一部分については、同一符号を付して詳細な説明
は省略する。
【0037】図に示すように、位置検出装置8の基板形
状をブラケット9のフランジ部10形状と同様に、外周
方向に鍔部13を設けて固定子5の軸方向端面の凹部1
1にブラケット9のフランジ部10と位置検出装置8を
重ねて嵌合し、通しボルトあるいはリベット12にて固
着した構成である。
状をブラケット9のフランジ部10形状と同様に、外周
方向に鍔部13を設けて固定子5の軸方向端面の凹部1
1にブラケット9のフランジ部10と位置検出装置8を
重ねて嵌合し、通しボルトあるいはリベット12にて固
着した構成である。
【0038】上記構成により、固定子鉄心1に巻装され
た巻線3と位置検出装置8との周方向の位置関係が常に
一定になる。すなわち、位置検出装置8の取りつけ位置
により、回転子6の磁極の位置に対する固定子鉄心1に
巻装された各巻線3への供給する通電切り替えのタイミ
ングを一定にすることができる。
た巻線3と位置検出装置8との周方向の位置関係が常に
一定になる。すなわち、位置検出装置8の取りつけ位置
により、回転子6の磁極の位置に対する固定子鉄心1に
巻装された各巻線3への供給する通電切り替えのタイミ
ングを一定にすることができる。
【0039】このように本発明の第2実施例の無刷子電
動機によれば、最適なタイミングで各巻線3への通電を
切り替えることができるので、安定した動作を得ること
ができる。
動機によれば、最適なタイミングで各巻線3への通電を
切り替えることができるので、安定した動作を得ること
ができる。
【0040】(実施例3)つぎに、本発明の第3実施例
について図4を参照しながら説明する。なお、第1実施
例と同一部分については、同一符号を付して詳細な説明
は省略する。
について図4を参照しながら説明する。なお、第1実施
例と同一部分については、同一符号を付して詳細な説明
は省略する。
【0041】図に示すように、軸方向端面の開口部に固
定子鉄心1と同芯状で外径の大きな段部14を形成し、
この段部14の周上に突起15を設けた固定子5と、こ
の固定子5の段部14と同径でこの突起15と嵌合する
複数個の切りかき16を設けた位置検出装置8と、この
位置検出装置8の外径より小さい同芯状のフランジ平坦
部17を有するブラケット9を備え、位置検出装置8の
切りかき16と固定子5の突起15で周方向位置を調節
して、位置検出装置8をブラケット9のフランジ平坦部
17と固定子5の段部14で挟んで保持した構成であ
る。
定子鉄心1と同芯状で外径の大きな段部14を形成し、
この段部14の周上に突起15を設けた固定子5と、こ
の固定子5の段部14と同径でこの突起15と嵌合する
複数個の切りかき16を設けた位置検出装置8と、この
位置検出装置8の外径より小さい同芯状のフランジ平坦
部17を有するブラケット9を備え、位置検出装置8の
切りかき16と固定子5の突起15で周方向位置を調節
して、位置検出装置8をブラケット9のフランジ平坦部
17と固定子5の段部14で挟んで保持した構成であ
る。
【0042】上記構成により、固定子5に巻装された巻
線3と位置検出装置8との周方向の取りつけ位置関係は
位置検出装置8の切りかき16と固定子5の段部14上
の突起15との組合せを変えることで調節することがで
きる。
線3と位置検出装置8との周方向の取りつけ位置関係は
位置検出装置8の切りかき16と固定子5の段部14上
の突起15との組合せを変えることで調節することがで
きる。
【0043】このように本発明の第3実施例の無刷子電
動機によれば、巻線仕様が同じで使用点が異なっても固
定子に巻装された巻線と位置検出装置との周方向の取り
つけ位置を変更することができるので、常に最適の通電
切り替えが得られる。
動機によれば、巻線仕様が同じで使用点が異なっても固
定子に巻装された巻線と位置検出装置との周方向の取り
つけ位置を変更することができるので、常に最適の通電
切り替えが得られる。
【0044】(実施例4)つぎに、本発明の第4実施例
について図5および図6を参照しながら説明する。な
お、第1実施例と同一部分については、同一符号を付し
て詳細な説明は省略する。
について図5および図6を参照しながら説明する。な
お、第1実施例と同一部分については、同一符号を付し
て詳細な説明は省略する。
【0045】図に示すように、先端が矢印形状18で径
方向に可動し、可動部から軸方向にブラケット9や位置
検出装置8の基板の板厚分だけ径が小さい段部19を設
けたスペーサ20がブラケット9と位置検出装置8との
軸方向距離を一定に保つように固着された構成である。
方向に可動し、可動部から軸方向にブラケット9や位置
検出装置8の基板の板厚分だけ径が小さい段部19を設
けたスペーサ20がブラケット9と位置検出装置8との
軸方向距離を一定に保つように固着された構成である。
【0046】上記構成により、使用用途の出力差により
固定子鉄心1の積厚が変化して、固定子5の軸方向端面
と回転子6の磁極の軸方向との距離が変化しても、スペ
ーサ20の軸方向長さを調節したものを複数個用いるこ
とで位置検出装置8と回転子6の磁極との軸方向距離が
変わらないので磁極からの磁束量が一定になり、位置検
出装置8からの出力電圧が一定になる。
固定子鉄心1の積厚が変化して、固定子5の軸方向端面
と回転子6の磁極の軸方向との距離が変化しても、スペ
ーサ20の軸方向長さを調節したものを複数個用いるこ
とで位置検出装置8と回転子6の磁極との軸方向距離が
変わらないので磁極からの磁束量が一定になり、位置検
出装置8からの出力電圧が一定になる。
【0047】このように本発明の第4実施例の無刷子電
動機によれば、位置検出装置からの出力電圧が一定にな
るため、回路部品が標準化され、安定した動作を得るこ
とができる。
動機によれば、位置検出装置からの出力電圧が一定にな
るため、回路部品が標準化され、安定した動作を得るこ
とができる。
【0048】(実施例5)つぎに、本発明の第5実施例
について図7を参照しながら説明する。なお、第1実施
例と同一部分については、同一符号を付して詳細な説明
は省略する。
について図7を参照しながら説明する。なお、第1実施
例と同一部分については、同一符号を付して詳細な説明
は省略する。
【0049】図に示すように、位置検出装置8の取りつ
けは、周方向に対してブラケット9のダボ21にて行
い、軸方向に対して電気絶縁性の接着剤22にて固着さ
れる。
けは、周方向に対してブラケット9のダボ21にて行
い、軸方向に対して電気絶縁性の接着剤22にて固着さ
れる。
【0050】上記構成により、位置検出装置8とブラケ
ット9との接触面に絶縁距離が不要となるので、ブラケ
ット9の軸方向の厚みを薄くできるとともに電動機の内
部から発生する熱もブラケット9の空気層がなくなるの
で、熱放散性が向上する。
ット9との接触面に絶縁距離が不要となるので、ブラケ
ット9の軸方向の厚みを薄くできるとともに電動機の内
部から発生する熱もブラケット9の空気層がなくなるの
で、熱放散性が向上する。
【0051】このように本発明の第5実施例の無刷子電
動機によれば、ブラケットを薄くできるとともに放熱効
果が高くなることで固定子の積厚を少なくでき、電動機
の軸方向長さを薄くすることができる。
動機によれば、ブラケットを薄くできるとともに放熱効
果が高くなることで固定子の積厚を少なくでき、電動機
の軸方向長さを薄くすることができる。
【0052】(実施例6)つぎに、本発明の第6実施例
について図8および図9を参照しながら説明する。な
お、第1実施例と同一部分については、同一符号を付し
て詳細な説明は省略する。
について図8および図9を参照しながら説明する。な
お、第1実施例と同一部分については、同一符号を付し
て詳細な説明は省略する。
【0053】図に示すように、ブラケット9は固定子側
接合面の開口部下側から交互に形成された突起部A23
a,突起部B23b,突起部C23cを有し、位置検出
装置8は前記突起部より大きな凹部24を有した構成で
ある。
接合面の開口部下側から交互に形成された突起部A23
a,突起部B23b,突起部C23cを有し、位置検出
装置8は前記突起部より大きな凹部24を有した構成で
ある。
【0054】上記構成において、位置検出装置8はブラ
ケット9の固定子側接合面の開口部下側から突起部A2
3a,突起部B23bを越えて挿入され、突起部C23
cにて止まり、この位置検出装置8を回転させることで
軸方向に対して突起部A23aと突起部C23cにて挟
みこまれ、周方向に対しては位置検出装置8が突起部B
23bにあたることで固定されることになる。
ケット9の固定子側接合面の開口部下側から突起部A2
3a,突起部B23bを越えて挿入され、突起部C23
cにて止まり、この位置検出装置8を回転させることで
軸方向に対して突起部A23aと突起部C23cにて挟
みこまれ、周方向に対しては位置検出装置8が突起部B
23bにあたることで固定されることになる。
【0055】このように本発明の第6実施例の無刷子電
動機によれば、ブラケットの突起部と位置検出装置の凹
部の嵌合で軸方向と周方向の位置決めができるので電動
機の安定した動作を得ることができる。
動機によれば、ブラケットの突起部と位置検出装置の凹
部の嵌合で軸方向と周方向の位置決めができるので電動
機の安定した動作を得ることができる。
【0056】(実施例7)つぎに、本発明の第7実施例
について図10を参照しながら説明する。なお、第1実
施例と同一部分については、同一符号を付して詳細な説
明は省略する。
について図10を参照しながら説明する。なお、第1実
施例と同一部分については、同一符号を付して詳細な説
明は省略する。
【0057】図に示すように、ブラケット9は先端が矢
印形状26で径方向に可動するポール25を一体成形し
た樹脂製で位置検出装置8の穴部27で嵌合して固定さ
れる構成である。
印形状26で径方向に可動するポール25を一体成形し
た樹脂製で位置検出装置8の穴部27で嵌合して固定さ
れる構成である。
【0058】上記構成において、ブラケット9は樹脂製
のため位置検出装置8の電気的接合部と接触しても漏電
することがなく、絶縁距離が不要になり、ブラケット9
を薄くできる。また、軸受を樹脂にて覆っているため、
電動機より発生する振動を吸収することになる。
のため位置検出装置8の電気的接合部と接触しても漏電
することがなく、絶縁距離が不要になり、ブラケット9
を薄くできる。また、軸受を樹脂にて覆っているため、
電動機より発生する振動を吸収することになる。
【0059】このように本発明の第7実施例の無刷子電
動機によれば、ブラケットを薄くできるとともに、軸受
からの振動を低減できることになる。
動機によれば、ブラケットを薄くできるとともに、軸受
からの振動を低減できることになる。
【0060】(実施例8)つぎに、本発明の第8実施例
について図11を参照しながら説明する。なお、第1実
施例と同一部分については、同一符号を付して詳細な説
明は省略する。
について図11を参照しながら説明する。なお、第1実
施例と同一部分については、同一符号を付して詳細な説
明は省略する。
【0061】図に示すように、ブラケット9は位置検出
装置8を絶縁性樹脂28で一体成形した構成である。
装置8を絶縁性樹脂28で一体成形した構成である。
【0062】上記構成において、位置検出装置8の電気
的接合部は絶縁性樹脂で覆われているので電動機内で結
露が発生しても漏電をすることがなく、軸受も樹脂にて
覆っているため、電動機より発生する振動を吸収するこ
とになる。
的接合部は絶縁性樹脂で覆われているので電動機内で結
露が発生しても漏電をすることがなく、軸受も樹脂にて
覆っているため、電動機より発生する振動を吸収するこ
とになる。
【0063】このように本発明の第8実施例の無刷子電
動機によれば、結露が発生しても電気的に安全で安定し
た動作が得られるとともに、軸受からの振動を低減でき
ることになる。
動機によれば、結露が発生しても電気的に安全で安定し
た動作が得られるとともに、軸受からの振動を低減でき
ることになる。
【0064】(実施例9)つぎに、本発明の第9実施例
について図12を参照しながら説明する。なお、第1実
施例と同一部分については、同一符号を付して詳細な説
明は省略する。
について図12を参照しながら説明する。なお、第1実
施例と同一部分については、同一符号を付して詳細な説
明は省略する。
【0065】図に示すように、熱硬化性樹脂4で成形固
化した固定子5に位置検出装置8に用いられるリード部
が長いホール素子29をガイドして収納できるスペース
30を形成し、位置検出装置8のホール素子29は回転
子6の磁極の発生する磁束に対して垂直方向に配置構成
されている。
化した固定子5に位置検出装置8に用いられるリード部
が長いホール素子29をガイドして収納できるスペース
30を形成し、位置検出装置8のホール素子29は回転
子6の磁極の発生する磁束に対して垂直方向に配置構成
されている。
【0066】上記構成により、電動機を組立てる時に位
置検出装置8のホール素子29のリード部が長いために
変形して磁極との位置関係が変わることがなくなり、さ
らに、磁極の発生する磁束方向と垂直の位置関係になる
ため、位置検知に必要な磁束量が十分確保される。
置検出装置8のホール素子29のリード部が長いために
変形して磁極との位置関係が変わることがなくなり、さ
らに、磁極の発生する磁束方向と垂直の位置関係になる
ため、位置検知に必要な磁束量が十分確保される。
【0067】このように本発明の第9実施例の無刷子電
動機によれば、位置検出装置のホール素子の取りつけ位
置が安定し、十分な磁束量が確保されるので、電動機の
動作を安定させることができる。
動機によれば、位置検出装置のホール素子の取りつけ位
置が安定し、十分な磁束量が確保されるので、電動機の
動作を安定させることができる。
【0068】
【発明の効果】以上の実施例の説明からも明らかなよう
に、本発明によれば、ブラケットに位置検出装置を固定
することにより、位置検出装置の変形や損傷による動作
不良がなくなるとともに、位置検出装置を固定子鉄心に
固定する部材が必要なく、固定子を成形固化する金型が
一種類ですむので投資する費用も少なく、製造の際の切
り替えロスもなくなるのでコストを安くすることができ
る。
に、本発明によれば、ブラケットに位置検出装置を固定
することにより、位置検出装置の変形や損傷による動作
不良がなくなるとともに、位置検出装置を固定子鉄心に
固定する部材が必要なく、固定子を成形固化する金型が
一種類ですむので投資する費用も少なく、製造の際の切
り替えロスもなくなるのでコストを安くすることができ
る。
【0069】また、位置検出装置と固定子に巻装された
巻線との位置関係を固定することにより、適正なタイミ
ングで各巻線への通電を切り替えることができるので、
安定した動作を得ることができる。
巻線との位置関係を固定することにより、適正なタイミ
ングで各巻線への通電を切り替えることができるので、
安定した動作を得ることができる。
【0070】また、位置検出装置の切りかきと固定子の
突起との嵌合位置を使用点によって変えることにより、
固定子に巻装された巻線と位置検出装置との周方向の位
置関係を変えることができ、常に最適のタイミングの通
電切り替えが行える。
突起との嵌合位置を使用点によって変えることにより、
固定子に巻装された巻線と位置検出装置との周方向の位
置関係を変えることができ、常に最適のタイミングの通
電切り替えが行える。
【0071】また、位置検出装置と磁極との距離が一定
に保たれることにより、出力が異なる固定子の積厚違い
でも、位置検出装置からの出力電圧が一定になるため、
回路部品が標準化され、安定した動作を得ることができ
る。
に保たれることにより、出力が異なる固定子の積厚違い
でも、位置検出装置からの出力電圧が一定になるため、
回路部品が標準化され、安定した動作を得ることができ
る。
【0072】また、位置検出装置を電気絶縁性の接着剤
を用いてブラケットのフランジ部に固定することによ
り、ブラケットを薄くして、空気層を無くして熱放散性
を向上させることができるので固定子の積厚を少なくし
て、電動機を薄くすることができる。
を用いてブラケットのフランジ部に固定することによ
り、ブラケットを薄くして、空気層を無くして熱放散性
を向上させることができるので固定子の積厚を少なくし
て、電動機を薄くすることができる。
【0073】また、ブラケットの突起部と位置検出装置
の凹部を嵌合させることにより軸方向と周方向の位置決
め精度を良くして安定した動作を得ることができる。
の凹部を嵌合させることにより軸方向と周方向の位置決
め精度を良くして安定した動作を得ることができる。
【0074】また、ブラケットを樹脂で構成すること
で、絶縁距離が不要になり、ブラケットを薄くするとと
もに低振動の電動機を提供することができる。
で、絶縁距離が不要になり、ブラケットを薄くするとと
もに低振動の電動機を提供することができる。
【0075】また、電動機内での結露水に対して電気的
接合部を樹脂で一体成形することで漏電を防止して、安
定した動作を得るとともに低振動の電動機を提供するこ
とができる。
接合部を樹脂で一体成形することで漏電を防止して、安
定した動作を得るとともに低振動の電動機を提供するこ
とができる。
【0076】また、位置検出装置のホール素子の取りつ
け位置が固定されることにより、磁極との位置関係が安
定するとともに、十分な磁束量が確保されるので、電動
機の動作を安定させることができる。
け位置が固定されることにより、磁極との位置関係が安
定するとともに、十分な磁束量が確保されるので、電動
機の動作を安定させることができる。
【図1】本発明の第1実施例の無刷子電動機を示す断面
図
図
【図2】同無刷子電動機の位置検出装置とブラケットの
斜視図
斜視図
【図3】本発明の第2実施例の無刷子電動機の位置検出
装置とブラケットの斜視図
装置とブラケットの斜視図
【図4】本発明の第3実施例の無刷子電動機の斜視図
【図5】本発明の第4実施例の無刷子電動機を示す断面
図
図
【図6】同無刷子電動機の位置検出装置とブラケットの
斜視図
斜視図
【図7】本発明の第5実施例の無刷子電動機の位置検出
装置とブラケットの斜視図
装置とブラケットの斜視図
【図8】本発明の第6実施例の無刷子電動機の斜視図
【図9】本発明の第6実施例の無刷子電動機を示す断面
図
図
【図10】本発明の第7実施例の無刷子電動機の斜視図
【図11】本発明の第8実施例の無刷子電動機を示す断
面図
面図
【図12】本発明の第9実施例の無刷子電動機の斜視図
【図13】従来の無刷子電動機を示す断面図
【図14】同無刷子電動機の位置検出装置を取りつけた
固定子の斜視図
固定子の斜視図
1 固定子鉄心 2 絶縁層 3 巻線 4 熱硬化性樹脂 5 固定子 6 回転子 7 軸受け部 8 位置検出装置 9 ブラケット 10 フランジ部 11 凹部 12 リベット 13 鍔部 14 段部 15 突起 16 切りかき 17 フランジ平坦部 18 矢印形状 19 段部 20 スペーサ 21 ダボ 22 電気絶縁性接着剤 23a 突起部A 23b 突起部B 23c 突起部C 24 凹部 25 ポール 26 矢印形状 27 穴部 28 絶縁性樹脂 29 ホール素子 30 スペース
Claims (9)
- 【請求項1】 複数のスロットを有する環状の固定子鉄
心と、前記固定子鉄心に絶縁層を介して施した巻線と、
この巻線と前記固定子鉄心とを電気絶縁性を有する熱硬
化性樹脂で一体的に成形固化してなる固定子と、この固
定子の中央部に内装された磁極を有する回転子と、この
回転子の磁極の位置を検知するための位置検出装置と、
前記回転子を支持する軸受け部を保持し、フランジ部を
有するブラケットを備え、このブラケットの固定子側接
合面の開口部に位置検出装置を圧入嵌合した無刷子電動
機。 - 【請求項2】 ブラケットのフランジ部と同じ鍔部を有
した基板形状を持つ位置検出装置を備え、この位置検出
装置をブラケットと固定子の軸方向端面との間に重ねて
固着した請求項1記載の無刷子電動機。 - 【請求項3】 軸方向端面の開口部に固定子鉄心と同芯
状で外径の大きな段部を形成し、この段部の周上に突起
を設けた固定子と、前記固定子の段部と同径で前記突起
と嵌合する複数個の切りかきを設けた位置検出装置と、
この位置検出装置の外径より小さい同芯状のフランジの
平坦部を有するブラケットを備え、前記位置検出装置の
切りかきと固定子の突起で周方向位置を調節して、前記
位置検出装置をブラケットのフランジ平坦部と固定子の
段部で挟んで保持した請求項1記載の無刷子電動機。 - 【請求項4】 位置検出装置と回転子の磁極との距離を
一定にする軸長のスペーサと、このスペーサで位置検出
装置とブラケットを接合した請求項1記載の無刷子電動
機。 - 【請求項5】 位置検出装置の周方向の位置決め用のダ
ボを設けたブラケットと、このブラケットと位置検出装
置の間に電気絶縁性の接着剤を介して固着した請求項1
記載の無刷子電動機。 - 【請求項6】 突起部を軸方向と周方向に交互にずらし
て配置したブラケットと、前記突起部より大きな凹部を
設けた位置検出装置を備え、前記ブラケットの突起で位
置検出装置の周方向と軸方向の位置決めを行い、嵌合し
た請求項1記載の無刷子電動機。 - 【請求項7】 軸方向に先端が矢印形状で可動機能を有
したポールを一体成形した樹脂製のブラケットと、この
ポールで位置検出装置を接合した請求項1記載の無刷子
電動機。 - 【請求項8】 位置検出装置を絶縁性樹脂で一体成形し
たブラケットを有する請求項1記載の無刷子電動機。 - 【請求項9】 位置検出装置のリード部の長いホール素
子をガイドして収納するスペースを形成した成形固化し
てなる固定子を持った請求項1記載の無刷子電動機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7250699A JPH0993898A (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | 無刷子電動機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7250699A JPH0993898A (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | 無刷子電動機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0993898A true JPH0993898A (ja) | 1997-04-04 |
Family
ID=17211733
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7250699A Pending JPH0993898A (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | 無刷子電動機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0993898A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009213277A (ja) * | 2008-03-05 | 2009-09-17 | Kayaba Ind Co Ltd | モータ |
WO2014155631A1 (ja) * | 2013-03-28 | 2014-10-02 | 三菱電機株式会社 | モールド電動機および空調室外機 |
CN118646220A (zh) * | 2024-08-16 | 2024-09-13 | 安徽艾格赛特电机科技有限公司 | 永磁机转子与检测环轴集成结构 |
-
1995
- 1995-09-28 JP JP7250699A patent/JPH0993898A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009213277A (ja) * | 2008-03-05 | 2009-09-17 | Kayaba Ind Co Ltd | モータ |
WO2014155631A1 (ja) * | 2013-03-28 | 2014-10-02 | 三菱電機株式会社 | モールド電動機および空調室外機 |
JP5951114B2 (ja) * | 2013-03-28 | 2016-07-13 | 三菱電機株式会社 | モールド電動機および空調室外機 |
US9853520B2 (en) | 2013-03-28 | 2017-12-26 | Mitsubishi Electric Corporation | Molded motor and air-conditioning outdoor unit |
CN118646220A (zh) * | 2024-08-16 | 2024-09-13 | 安徽艾格赛特电机科技有限公司 | 永磁机转子与检测环轴集成结构 |
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