JPH05199322A - テレライティング装置 - Google Patents

テレライティング装置

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JPH05199322A
JPH05199322A JP4008830A JP883092A JPH05199322A JP H05199322 A JPH05199322 A JP H05199322A JP 4008830 A JP4008830 A JP 4008830A JP 883092 A JP883092 A JP 883092A JP H05199322 A JPH05199322 A JP H05199322A
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JP4008830A
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Fusakichi Okochi
房吉 大河内
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、テレライティング装置に関し、ライ
ティングパッドに表示される複数画面の各種画情報を連
続する1画面単位あるいは1頁のラスター情報として符
号化したテレライティング画像情報により相手先と交信
し、該テレライティング画像情報のまま蓄積、同期表示
をし、会話を中断せずに複数画面の処理、再表示を可能
にすることを目的とする。 【構成】複数画面の画情報を連続する1頁のテレライテ
ィング画像情報として構成する際の最大画面数は、装置
1内のメモリ容量との関係で決められ、1画面を640
画素×400ラインとすると、1画面32KB、画面数
Nは、A4/200dpiとすると、512KBで16
画面分が1頁単位で処理される。表示データはラスター
データであるから、VRAM11上のデータに対し、MM
R方式による圧縮率は、約1/30となり、512KB
のデータを16KB程度とすることができ、電送時間や
蓄積時間を大幅に短縮できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテレライティング装置に
関し、特に、ライティングパッドに複数画面を表示する
とともに、該複数画面で表示される各種画情報を交信す
る際の電送効率を改善するテレライティング装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】テレライティング装置は、CCITT
(国際電信電話諮問委員会)勧告T.150に規定され
ており、通信回線を通じて遠隔値の端末と接続し、表示
器と手書き入力装置を用い、会話しながら双方の手書き
入力情報を伝達し、表示することにより会話を補助する
通信端末である。
【0003】従来のこの種のテレライティング装置とし
ては、例えば、このCCITT勧告T.150のテレラ
イティング機能を実装した島津製作所製の「ペンテレホ
ン(ファクシミリ機能つき手書き通信端末機TW10
1)」があり、この装置では、文字や図形から成る描画
情報を双方の液晶画面上に表示し、この液晶画面上に形
成された透明タブレットを専用ペンで手書き入力するこ
とにより、入力された描画情報がリアルタイムで双方の
液晶画面に表示されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のペンテレホンにあっては、その表示中の画面
範囲だけでの手書き入力が可能であるだけであったた
め、会話している内容のメモが、複数ページにわたる場
合は、ローカルな処理としてプリンタに記録し、表示中
の画面を消去して次の手書き情報を書き込まなければな
らなかった。
【0005】このため、スムーズな会話環境を中断し、
また前の描画情報を再度表示して利用できないという不
具合があった。また、複数画面にわたるメモをファイル
として蓄積する機能もない。このようなテレライティン
グ情報を蓄積すると、勧告T.150に基づく符号を蓄
積することになり、この場合、ファイルが画面の情報量
に比較して一般的には大きくなり、すなわち、ファクシ
ミリ通信により蓄積するラスター情報量に比べてテレラ
イティング情報量は大きくなり、テレライティング情報
を蓄積するためには、大容量のメモリが必要となり、装
置のコスト高を招くという不具合も発生する。
【0006】そこで本発明は、ライティングパッドに表
示される複数画面の各種画情報を連続する複数画面から
成る1画面単位あるいは1頁のラスター情報として符号
化したテレライティング画像情報により相手先テレライ
ティング装置との間で交信するとともに、該テレライテ
ィング画像情報のまま蓄積、同期表示を行って、会話を
中断せずに同一会話に関連したメモを複数画面として処
理し、かつ前のメモの再表示が簡単に行えるテレライテ
ィング装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
文書情報、描画情報、図表情報等の各種画情報を複数の
画面に表示し、該各画面上の座標情報や各種制御情報を
指示操作することにより該各種画情報の書き換えやスク
ロール等が行われるライティングパッドと、ISDN等
の公衆回線網に接続され、該ライティングパッドの画面
に表示される各種画情報および各画面において操作指示
される座標情報や各種制御情報を該公衆回線網を介して
相手先テレライティング装置との間でリアルタイムで交
信する通信制御部と、を備えたテレライティング装置で
あって、前記ライティングパッドで複数画面に表示され
る各種画情報を当該複数画面が連続する1画面単位から
成るテレライティング画像情報として構成する画像構成
手段を設け、通信制御部がライティングパッドに複数画
面で表示される各種画情報を公衆回線網を介して相手先
テレライティング装置との間で交信する際に、画像構成
手段により構成される1画面単位から成るテレライティ
ング画像情報により行うとともに、受信したテレライテ
ィング画像情報をライティングパッドに表示する際に
は、当該テレライティング画像情報に基づく1画面単位
で相手先テレライティング装置と同期して表示すること
を特徴とし、請求項2記載の発明は、文書情報、描画情
報、図表情報等の各種画情報を複数の画面に表示し、該
各画面上の座標情報や各種制御情報を指示操作すること
により該各種画情報の書き換えやスクロール等が行われ
るライティングパッドと、ISDN等の公衆回線網に接
続され、該ライティングパッドの画面に表示される各種
画情報および各画面において操作指示される座標情報や
各種制御情報をリアルタイムで該公衆回線網を介して相
手先テレライティング装置との間で交信する通信制御部
と、を備えたテレライティング装置であって、前記テレ
ライティングパッドに複数画面で表示される各種画情報
を1頁のラスター情報として所定の符号化方式により符
号化するとともに、公衆回線網を介して相手先テレライ
ティング装置から受信あるいは蓄積したラスター情報を
復号化する符号化・復号化手段と、該符号化したラスタ
ー情報に当該符号化方式や1ライン当たりの画素数等の
属性情報を付加してテレライティング画像情報を構成す
る画像構成手段と、該符号化して属性情報が付加された
テレライティング画像情報を蓄積する蓄積手段と、を設
け、通信制御部がライティングパッドに複数画面で表示
される各種画情報を公衆回線網を介して相手先テレライ
ティング装置との間で交信する際に、符号化して属性情
報を付加したテレライティング画像情報により行い、蓄
積あるいは受信したテレライティング画像情報をライテ
ィングパッドに表示する際には、付加された属性情報に
基づいて復号化して1頁のラスター情報として表示し、
また、受信したテレライティング画像情報は、1頁のラ
スター情報として蓄積手段に蓄積することを特徴として
いる。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明では、公衆回線網に接続さ
れ、ライティングパッドの複数画面に表示される各種画
情報および各画面において操作指示される座標情報や各
種制御情報を該公衆回線網を介して相手先テレライティ
ング装置との間でリアルタイムで交信するテレライティ
ング装置であって、ライティングパッドに複数画面で表
示される各種画情報を公衆回線網を介して相手先テレラ
イティング装置との間で交信する際に、当該複数画面が
連続する1画面単位から成るテレライティング画像情報
により行われるとともに、受信したテレライティング画
像情報をライティングパッドに表示する際には、当該テ
レライティング画像情報に基づく1画面単位で相手先テ
レライティング装置と同期して表示される。
【0009】したがって、ライティングパッドに複数の
画面を表示し、相手先テレライティング装置と相互に同
期して複数画面にわたる各種画情報を表示することがで
き、会話を中断するこなくスムーズなテレライティング
の操作環境を提供することができる。請求項2記載の発
明では、公衆回線網に接続され、ライティングパッドの
複数画面に表示される各種画情報および各画面において
操作指示される座標情報や各種制御情報を該公衆回線網
を介して相手先テレライティング装置との間でリアルタ
イムで交信するテレライティング装置であって、ライテ
ィングパッドに複数画面で表示される各種画情報を公衆
回線網を介して相手先テレライティング装置との間で交
信する際に、符号化して属性情報を付加したテレライテ
ィング画像情報により行われ、蓄積あるいは受信したテ
レライティング画像情報をライティングパッドに表示す
る際には、付加された属性情報に基づいて復号化して1
頁のラスター情報として表示され、また、受信したテレ
ライティング画像情報は、1頁のラスター情報として蓄
積される。
【0010】したがって、ライティングパッドに複数の
画面を表示し、相手先テレライティング装置と相互に同
期して複数画面にわたる各種画情報を表示することがで
き、会話を中断するこなくスムーズなテレライティング
の操作環境を提供することができ、また、ラスター情報
によりテレライティング画像情報が処理されるので送・
受信および蓄積する際の画像情報量を大幅に削減するこ
とがでかき、処理時間を大幅に短縮することができると
ともに、ラスター情報として符号化することによりファ
クシミリ通信手順を若干変更するだけで複数画面のテレ
ライティング画像情報の通信を行うことができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
図1〜図3は、本発明のテレライティング装置の一実施
例を示す図である。図1は、テレライティング装置1の
ブロック図であり、テレライティング装置1は、CPU
2、INTC3、DMAC4、RAM5、ROM6、H
DC7、FDC8、PRN部9、GC部10、VRAM1
1、CG部12、VRAM−TC13、DISP−TC14、
表示器15、ISDN i/f16、LAPD部17、MPX
/DMPX部18、Audio部19、RS232C20、2
1、DCR部22及びLAPB部23、24等から構成されて
おり、各部はバス25により接続されている。
【0012】CPU(Central Processing Unit)2は、
ROM6内に格納されているプログラムに従って各部を
制御してテレライティング装置1としてのシーケンスを
実行し、特に、CPU2は、相手先テレライティング装
置との間で交信する際に、後述するテレライティング画
像情報処理の際に各部を制御する。INTC3は、実行
プログラムと非同期で発生する事象をCPU2に知らせ
るための割り込み制御処理を実行する。
【0013】DMAC部4は、単なるデータの転送から
CPU2を解放し、それを高速に実行することで、CP
U2をプログラムの実行に専念させ、システム全体の処
理の高速化を実現するDMA(Direct Memory Access)
制御を行う。RAM(Random Access Memory)5は、C
PU2がデータ及びプログラムの格納のために使用す
る。
【0014】ROM(Read Only Memory)6は、プログ
ラムおよび固定データの格納のために使用する。HDC
7は、図外のハードディスク(HD)(蓄積手段)の制
御を行って、後述するテレライティング画像情報の蓄積
を制御する。FDC8は、図外のフロッピディスク(F
D)の制御を行う。
【0015】PRN9は、プリンタの制御のためのイン
タフェースである。GC部10は、グラフィック制御をV
RAMを対象に高速に実行し、且つ表示のためのタイミ
ングを提供する。VRAM(Video Random Accesss Mem
ory )11は、表示のためのデータを格納し、CPU2と
GC部11からアクセスされる。VRAM11は、シリアル
入出力ポートを持ち、高速な表示のためのビデオデータ
出力を可能にする。
【0016】CG部12は、GC部10からアクセスされ、
表示器15に文字を表示するデータを格納している。VR
AM−TC13は、CPU2、GC部11、DISP−TC
14間でVRAM11のアクセスおよびリフレッシュを制御
する。DISP−TC14は、表示タイミング信号を発生
する。VRAM11のシリアル出力をGC部10が発生する
表示タイミング信号に従って表示器15が必要とする信号
を発生し、表示器15に表示データを転送する。
【0017】表示器15は、CRTやLCDなどが考えら
れる。表示器15により制御と表示データの形式が異なる
ので使用する表示器15でDISP−TC14が異なる。ま
た、表示器15は、図外のライティングパッドと一体的に
形成される。ISDN i/f16は、図外のISDN網
と物理的に接続するインタフェースを提供する。
【0018】LAPD(Link Access Procedureon the
Dchannel)部17は、ISDNのDchレイヤ2を処理す
るLSI(Large Scale Integrated Circuit)により構
成される。MPX/DMPX部18は、この端末で使用す
る、音声(Audio)、データ(2個のLAPB)、
データ3の信号をISDNの基本インタフェース(BR
I)上に多重化及びそれを分離する。また、MPX/D
MPX部18は、後述するH.221規定に基づいて複数
画面から成る画像データを連続する1画面単位のテレラ
イティング画像情報として構成する画像構成手段として
の機能を有する。
【0019】Audio部19は、音声をアナログ/デジ
タル、およびデジタル/アナログに変換する音声処理デ
バイスから構成される。RS232C20、21は、シリア
ルデータを外部とやり取りし、本実施例では、2本分用
意されており、RS232C20には、本発明を実現する
ための図外のライティングパッドからテレライティング
用の手書き入力データが入力され、他方のRS232C
21からは、データ3と対になり、外部のユニットを制御
するための信号が提供される。
【0020】DCR部(符号化・復号化手段)22は、符
号化方式としてMMR方式により後述するテレライティ
ング画像情報をラスターデータとして圧縮(符号化)を
行うとともに、符号化されたラスターデータの伸張(復
号化)を行う。LAPB(Link Access Protocol-Balan
ced)部23、24は、ISDN Bchレイヤ2を処理する
LSIにより構成され、本発明により再構成されるテレ
ライティング画像情報の交信処理が実行される。LAP
B部23、24は、通信制御部としての機能を有する。
【0021】次に、作用を説明する。本実施例では、テ
レライティング装置1が、同様の相手先テレライティン
グ装置との間でテレライティング画像情報を交信する際
に、表示器15に複数画面に表示される文書情報、描画情
報、図表情報等の各種画情報を1画面単位(1ページ)
のラスター情報としてDCR部22で符号化を行った後、
送信、蓄積及び再表示等の処理を行うところにその特徴
がある。
【0022】まず、回線の接続について説明する。テレ
ライティング装置1が起動される前にISDNの回線を
つなぐ必要があり、これは、LAPD17を通じて行われ
る通常のISDN発呼手順に従って行われる。また、高
位レイヤの整合性は、AGC(Audio Graphic Conferen
ce) 、低位レイヤ整合性は、CCITT(国際電信電話
諮問委員会)勧告H.221により規定されたSETU
P(呼設定メッセージ)が出力され、相手先テレライテ
ィング装置から同様の能力を持つCONN(応答メッセ
ージ)が帰ってきた場合に呼が確立される。H.221
に基づく処理は、MPX/DMPX部18により実行され
る。このH.221に規定されるBAS(Bit Allocati
on Signal)を用いて、LAPB部23、24の制御によるB
ch上で能力の設定確認が行われ、共通能力で必要なチ
ャネルの設定が行われる。これにより、ここで問題にし
ているテレライティング画像情報を交信するのに必要な
ビットレートのデータチャネルが割り当てられる。
【0023】次いで、図2に示すテレライティング処理
のフローチャートに基づいてテレライティング装置1に
おける呼接続後の動作について説明する。テレライティ
ングデータは、一方のLAPB部23、24を通じて相手と
接続されるとともに、RS232C21を介して、図外の
ライティングパッドからの手書き入力の位置の情報が入
力されると(ステップS1)、CPU2は、モードの変
更か、処理の継続かを判断する(ステップS2)。モー
ド変更がない場合は、現在のモードにしたがって処理
し、かつその処理内容を相手先テレライティング装置に
通知し(ステップS3)、ステップS1の再度入力待ち
に戻る。モード変更のある場合は、指定されたモードを
設定して処理し(ステップS4〜S21)、相手に送信し
て、ステップS1の再度入力待ちに戻る。
【0024】このとき、オペレータが選択可能なモード
としては、例えば、トレース(ステップS4、S5)、
イレース(ステップS6、S7)、マーカ(ステップS
8、S9)、線幅(ステップS10、S11)、次ページ
(ステップS12、S13)、前ページ(ステップS14、S
15)、ファイル(ステップS16、S17)、送信(ステッ
プS18、S19)及び終了(ステップS20、S21)等があ
る。受信は、自動的に処理される。また、処理終了で、
再び入力待ちになる。
【0025】このように手書き入力の繰り返しで各モー
ド処理が実行され、その処理内容が、相手先テレライテ
ィング装置に通知され、表示の同期がとられる。以上の
処理において、本発明のポイントとなる部分が、図3に
示すデータを構成する処理であり、図3に示すように、
複数画面の画像データを連続する1ページ単位のテレラ
イティング画像情報として再構成するところにその特徴
がある。
【0026】この図3のデータ構成において、最大画面
数は、テレライティング装置1内で処理されるメモリ容
量との関係で決められ、例えば、1画面の画素数を64
0画素×400ラインとすると、1画面が32KB(キ
ロバイト)である。画面数Nとしては、A4サイズ20
0dpiの1ページ分を考慮するものとし、512KB
とするとN=16画面分が1ページ単位で処理可能とな
る。
【0027】次ページ、前ページのモードで、640画
素×400ラインの場合は、32KB単位にスクロール
させればよい。これをテレライティング用の画像ファイ
ルとして蓄積する場合、ライティングパッドから入力さ
れるデータを蓄積するとなると、入力データは、座標値
であるので1画面のラスターデータとしたときよりはる
かに蓄積容量が多くなる。したがって、この座標データ
に対しては、データ圧縮をかけてデータ容量の圧縮効果
を多くは得られない。
【0028】上述した従来のテレライティング機能を規
定するT.150勧告では、このデータ圧縮について2
つの方式(ZC(Zone Coding)法、DCC(Diffrenti
alChain Coding)法)が記述されているが、これらのデ
ータ圧縮方法によっても大幅なデータ圧縮効果は得られ
ない。データ圧縮率を大幅に上げる方法としては、画面
の表示データは基本的にラスターデータであるから、V
RAM11上のデータに対し、ファクシミリ装置で利用さ
れているデータ圧縮方法を適用することが可能である。
手書き入力データの特徴から、多量の微細な情報や、ハ
ーフトーン情報を入力することはできないため、殆どは
白データである。このため、MMR方式を適用した場
合、圧縮率は、約1/30程度となる。このため、51
2KBのデータを16KB程度のファイルサイズとする
ことができ、テレライティング画像情報を電送するとき
の電送時間や蓄積するときの蓄積時間を大幅に短縮する
ことができる。
【0029】但し、例えば、1画面640画素×400
ラインとすると31,25KBであるので、1画面を3
2KBとすると少し端数が生じる。これは、圧縮動作を
する場合に400ライン毎に、32KBの境界から続き
の画面データとして圧縮動作を最終画面まで行うことで
解決可能である。最後にRTCコードを入れてデータ送
信の終了とする。これは、上記図3に示したように、複
数画面を1ページとして扱うことを意味している。画面
入力時も、32KBを単位として「次ページ」の処理を
すれば、符号化とのつじつまはとれる。これらの画像フ
ァイルの蓄積に際しては、ブロックなしのミクストモー
ドデータとして扱うものとする。すなわち、符号化した
複数画面から成る画像ファイルの先頭部分にドキュメン
トプロファイルを定義し、Document-application-profi
leを定義して付加する。これにより、追加される属性情
報としては、画面の1ラインの画素数とライン数であ
り、画素数は、復号時に必要になり、ライン数は表示す
るときに必要になる。
【0030】また、ページサイズは、BMU(Basic Me
asurement Unit)値でなく、画面の画素数とライン数を
固定値として定義されることになる。単純に表現すれ
ば、ドキュメントをA4/200dpiとして表現し、
それに対して暗黙に1ラインの画素数を定義するのでな
く(A4をBMU値で表現するのではなく)、画面の1
ラインの画素数とライン数として表現すればよい。この
画面の1ラインの画素数とライン数として表現は、上記
付加するDocument-application-profile 内でTW(テ
レライティングを意味する)を定義すれば、本来のミク
ストモードデータのときに、定義される数値以外の数値
であっても、相手先テレライティング装置との間で解釈
の変更が可能である。
【0031】これらの定義により、G4ファクシミリ通
信と同様の手順で符号化・復号化の処理が可能になり、
それに対する再修正を表示されたラスターイメージ上で
行うことができ、最初にドキュメントを作る場合と同じ
処理を適用することができる。したがって、テレライテ
ィング装置1内で処理されるファイルサイズも極めて小
さいものとなり、多数(複数画面)のドキュメントファ
イルの蓄積及び表示が相手先テレライティング装置との
間で同期して実行することが可能になる。
【0032】このように、本実施例のテレライティング
装置1においては、テレライティング画像の画面を複数
表示し、相手先テレライティング装置と相互に表示画面
の同期がとれるので、従来のように会話を中断すること
なくコミュニケーション端末として途切れのないスムー
ズな操作環境を提供することができる。また、複数画面
を1ページのラスターイメージとして蓄積、転送できる
ので、ファイルサイズと転送時間を大幅に短縮すること
ができる。さらにまた、蓄積ファイル、または受信ファ
イルを再表示し、同じテレライティングのプロセスで再
処理することが容易になる。また、ラスターイメージと
して符号化するので、G4ファクシミリ通信手順を若干
変更することで本発明の複数画面のテレライティング画
像情報の通信に適用することも容易になる。
【0033】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、公衆回線
網に接続され、ライティングパッドの複数画面に表示さ
れる各種画情報および各画面において操作指示される座
標情報や各種制御情報を該公衆回線網を介して相手先テ
レライティング装置との間でリアルタイムで交信するテ
レライティング装置であって、ライティングパッドに複
数画面で表示される各種画情報を公衆回線網を介して相
手先テレライティング装置との間で交信する際に、当該
複数画面が連続する1画面単位から成るテレライティン
グ画像情報により行うとともに、受信したテレライティ
ング画像情報をライティングパッドに表示する際には、
当該テレライティング画像情報に基づく1画面単位で相
手先テレライティング装置と同期して表示しているの
で、ライティングパッドに複数の画面を表示し、相手先
テレライティング装置と相互に同期して複数画面にわた
る各種画情報を表示することができ、会話を中断するこ
なくスムーズなテレライティングの操作環境を提供する
ことができる。
【0034】請求項2記載の発明によれば、公衆回線網
に接続され、ライティングパッドの複数画面に表示され
る各種画情報および各画面において操作指示される座標
情報や各種制御情報を該公衆回線網を介して相手先テレ
ライティング装置との間でリアルタイムで交信するテレ
ライティング装置であって、ライティングパッドに複数
画面で表示される各種画情報を公衆回線網を介して相手
先テレライティング装置との間で交信する際に、符号化
して属性情報を付加したテレライティング画像情報によ
り行い、蓄積あるいは受信したテレライティング画像情
報をライティングパッドに表示する際には、付加された
属性情報に基づいて復号化して1ページのラスター情報
として表示し、また、受信したテレライティング画像情
報は、1ページのラスター情報として蓄積しているの
で、ライティングパッドに複数の画面を表示し、相手先
テレライティング装置と相互に同期して複数画面にわた
る各種画情報を表示することができ、会話を中断するこ
なくスムーズなテレライティングの操作環境を提供する
ことができ、また、ラスター情報によりテレライティン
グ画像情報が処理されるので送・受信および蓄積する際
の画像情報量を大幅に削減することがでかき、処理時間
を大幅に短縮することができるとともに、ラスター情報
として符号化することによりファクシミリ通信手順を若
干変更するだけで複数画面のテレライティング画像情報
の通信を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるテレライティング装置のブロック
構成図。
【図2】本発明によるテレライティング装置における動
作を説明するためのフローチャート。
【図3】本発明によるテレライティング装置内で再構成
されるテレライティング画像情報の構成を示す図。
【符号の説明】
1 テレライティング装置 2 CPU 3 INTEC 4 DMAC 5 RAM 6 ROM 7 HDC 8 FDC 9 PRN部 10 GC部 11 VRAM 12 CG部 13 VRAM−TC 14 DISP−TC 15 表示器 16 ISDN i/f 17 LAPD部 18 MPX/DMPX部 19 Audio部 20、21 RS232C 22 DCR部 23、24 LAPB部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】文書情報、描画情報、図表情報等の各種画
    情報を複数の画面に表示し、該各画面上の座標情報や各
    種制御情報を指示操作することにより該各種画情報の書
    き換えやスクロール等が行われるライティングパッド
    と、 ISDN等の公衆回線網に接続され、該ライティングパ
    ッドの画面に表示される各種画情報および各画面におい
    て操作指示される座標情報や各種制御情報を該公衆回線
    網を介して相手先テレライティング装置との間でリアル
    タイムで交信する通信制御部と、 を備えたテレライティング装置であって、 前記ライティングパッドで複数画面に表示される各種画
    情報を当該複数画面が連続する1画面単位から成るテレ
    ライティング画像情報として構成する画像構成手段を設
    け、 通信制御部がライティングパッドに複数画面で表示され
    る各種画情報を公衆回線網を介して相手先テレライティ
    ング装置との間で交信する際に、画像構成手段により構
    成される1画面単位から成るテレライティング画像情報
    により行うとともに、受信したテレライティング画像情
    報をライティングパッドに表示する際には、当該テレラ
    イティング画像情報に基づく1画面単位で相手先テレラ
    イティング装置と同期して表示することを特徴とするテ
    レライティング装置。
  2. 【請求項2】文書情報、描画情報、図表情報等の各種画
    情報を複数の画面に表示し、該各画面上の座標情報や各
    種制御情報を指示操作することにより該各種画情報の書
    き換えやスクロール等が行われるライティングパッド
    と、 ISDN等の公衆回線網に接続され、該ライティングパ
    ッドの画面に表示される各種画情報および各画面におい
    て操作指示される座標情報や各種制御情報をリアルタイ
    ムで該公衆回線網を介して相手先テレライティング装置
    との間で交信する通信制御部と、 を備えたテレライティング装置であって、 前記テレライティングパッドに複数画面で表示される各
    種画情報を1頁のラスター情報として所定の符号化方式
    により符号化するとともに、公衆回線網を介して相手先
    テレライティング装置から受信あるいは蓄積したラスタ
    ー情報を復号化する符号化・復号化手段と、 該符号化したラスター情報に当該符号化方式や1ライン
    当たりの画素数等の属性情報を付加してテレライティン
    グ画像情報を構成する画像構成手段と、 該符号化して属性情報が付加されたテレライティング画
    像情報を蓄積する蓄積手段と、 を設け、通信制御部がライティングパッドに複数画面で
    表示される各種画情報を公衆回線網を介して相手先テレ
    ライティング装置との間で交信する際に、符号化して属
    性情報を付加したテレライティング画像情報により行
    い、蓄積あるいは受信したテレライティング画像情報を
    ライティングパッドに表示する際には、付加された属性
    情報に基づいて復号化して1頁のラスター情報として表
    示し、また、受信したテレライティング画像情報は、1
    頁のラスター情報として蓄積手段に蓄積することを特徴
    とするテレライティング装置。
JP4008830A 1992-01-22 1992-01-22 テレライティング装置 Pending JPH05199322A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6965442B1 (en) 1997-08-27 2005-11-15 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Document information communicating system

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6965442B1 (en) 1997-08-27 2005-11-15 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Document information communicating system

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