JP2752375B2 - 遠隔会議システム、その端末装置及び遠隔会議方法 - Google Patents

遠隔会議システム、その端末装置及び遠隔会議方法

Info

Publication number
JP2752375B2
JP2752375B2 JP14702388A JP14702388A JP2752375B2 JP 2752375 B2 JP2752375 B2 JP 2752375B2 JP 14702388 A JP14702388 A JP 14702388A JP 14702388 A JP14702388 A JP 14702388A JP 2752375 B2 JP2752375 B2 JP 2752375B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
terminal devices
conference
image signal
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP14702388A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH022794A (ja
Inventor
箭内則文
浩三 中村
成司 丸尾
正弘 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP14702388A priority Critical patent/JP2752375B2/ja
Publication of JPH022794A publication Critical patent/JPH022794A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2752375B2 publication Critical patent/JP2752375B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、遠隔会議システムに係り、特に、端末装置
における画像信号の表示方法の統一を図ることを可能と
した、遠隔会議方式およびその端末装置に関する。
[従来の技術] 従来、公衆回線を用いてサービスされる情報は、電話
による音声信号に限られていたが、近年、フアクシミリ
の目覚ましい普及があり、画像通信に対する重要性が増
加している。さらに、サービスの種類や性能に制限の多
いアナログ回線に代り、統合サービスデイジタル網(IS
DN)を用いる通信サービスが開始されようとしている。
このISDNは、高速な情報伝送、2値静止画像、フルカラ
ー静止画像、音声等のマルチメデイアの複合通信を可能
とするものである。
一方、このような通信網に接続可能な端末装置は、多
くの点で異なつた多種類の端末装置が混在して使用され
ている。例えば、端末装置のデイスプレイの走査線の数
は、表示に用いる有効走査線に限ると、放送用テレビジ
ヨン通信に準じたものが約500本、パーソナルコンピユ
ータの多くのものが400本、高解像度のものが780本とい
うように、複数の走査方式がある。また、画像信号は情
報量が多いため、その通信に膨大な通信容量を必要とす
る。このため、一般に、画像通信では、情報量圧縮のた
めの符号化処理を行った後に画像通信を行うのが一般的
である。この種符号化処理に関しては、公的機関による
標準化が進められているが、現状は、複数方式が併存し
て用いられている。このため、従来、マルチメデイア通
信は、仕様が同一の端末装置でのみ行われていた。
異なる仕様の端末装置相互間でマルチメデイア通信を
可能とする従来技術として、例えば、特開昭62-194775
号公報に記載された技術が知られている。この従来技術
は、端末装置相互間の異なる信号方式を相互に信号変換
することにより、仕様の異なる端末装置相互間でのマル
チメデイア通信を可能とするものである。
[発明が解決しようとする課題] 遠隔会議を行う場合、端末装置相互間での情報の送受
信および画像情報の表示を行うことが可能であるという
機能の外に、遠隔会議に参加している全端末装置が共通
の画像情報を同時に表示できなければならない。
しかしながら、前記従来技術は、全端末装置が共通の
画像情報を同時に表示するという点についての配慮がな
されておらず、遠隔会議中に、全端末装置において同一
の資料を同時に表示させることができないという問題点
があつた。
本発明の目的は、デイスプレイ等の表示装置の仕様が
異なる端末装置間において、共通の画像信号を表示する
ことのできる、遠隔会議における端末装置機能管理方法
およびその端末装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、表示する画像信号の種類
を、遠隔会議の最中に変更することのできる端末表示機
能管理方法を有する遠隔会議方式およびその端末装置を
提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明によれば、前記目的は、遠隔会議に参加する全
端末装置がそれぞれに有する同一内容の画像信号を複数
の種類に分類し、各端末装置毎に仕様の異なる複数の表
示ウインドウやデイスプレイのそれぞれに、1種類の画
像信号を割り当て、次に、同一の種類の画像信号を表示
するウインドウやデイスプレイの使用部の大きさを、端
末装置相互間で協議させることによつて統一し、さら
に、画像信号の原付法から、表示すべきウインドウやデ
イスプレイの使用部分の大きさに切り出す位置を全端末
装置で同一にするための制御信号を、端末装置相互間で
送信し合うことにより達成される。
また、本発明によれば、前記他の目的は、遠隔会議中
に、各端末装置の複数のウインドウやデイスプレイに割
り当てる画像信号の種類を変更し、再度ウインドウやデ
イスプレイの使用部の大きさの統一を行うことにより達
成される。
[作用] 同一種類の画像信号を表示するウインドウまたはデイ
スプレイの仕様は、各端末装置毎に異なるが、ウインド
ウまたはデイスプレイの使用部分に関して、端末装置相
互間で協議を行うことにより、ウインドウまたはデイス
プレイの最も小さい仕様に合わせて、それらの使用部を
決定することが可能になるので、ある端末装置で表示で
きている画像信号が、他の端末装置では、その端が削ら
れてしまうということがなくなる。
また、画像信号から一部を切り出す位置も、全端末装
置で制御信号により統一されているため、全端末装置に
同時に同一範囲の画像信号を表示することができる。
[実施例] 以下、本発明による遠隔会議方式およびその端末装置
の一実施例を図面により詳細に説明する。
第1図(a),(b),(c)は端末表示機能管理方
法の管理手段を説明する図、第2図は遠隔会議システム
の構成を示すブロック図、第3図は端末装置の構成を示
すブロック図、第4図(a),(b),(c)は表示装
置の構成を説明する図、第5図は画像合成回路の構成を
示すブロック図、第6図は表示機能協議結果テーブルを
説明する図、第7図は画像信号の切り出し位置を説明す
る図である。第2図〜第5図において、1は端末装置、
2は画像合成回路、11は中央処理装置、12はシステムバ
ス、13は画像入力部、14は記憶部、15は通信制御部、16
は制御信号入力部、21はバスコントローラ、22はローカ
ルバス、23は画像合成処理プロセツサ、24はグラフイツ
クメモリ、25は表示機能協議結果テーブル、26は作業メ
モリ、41〜43は表示装置、100は通信路である。
まず、本発明が適用される遠隔会議システムの構成を
第2図により説明する。
第2図に示す遠隔会議システムは、複数の表示仕様の
異なる端末装置1が、通信路100により相互に接続され
て構成されている。各端末装置1のそれぞれには、画像
合成回路2と仕様がそれぞれ異なる表示装置41〜43が接
続されている。
遠隔会議に参加する全端末装置は、原則として内容が
同一の画像信号を保有する必要がある。画像信号は、そ
の仕様によつて、フルカラーのものと白黒(2値)のも
の、高解像度のものと低解像度のもの、静止画像と動画
像というように分類することができる。表示装置に要求
される機能は、これらの画像信号の仕様に左右されるた
め、これらの仕様に従つて画像を分類して、それぞれの
端末装置1内にフアイルしておけば、端末装置における
画像を出力する表示装置の選択が簡単にできる。第2図
に示す例では、αは2値静止画、βはフルカラー静止
画、γはフルカラー動画であるとする。すなわち、第2
図に示す端末装置1は、それぞれ内容が共通の画像信号
を、前述の3種に分類して保持している。
端末装置1は、第3図に示すように、画像入力部13
と、記憶部14と、通信制御部15と、制御信号入力部16
と、これら全体及び画像合成回路2を介して表示装置41
〜43を制御する中央処理装置(以下CPUという)11と、
これらの間を接続するシステムバス12とにより構成され
ている。
この端末装置において、CPU11は、システムバス12を
介して、該システムバスに接続されている各信号処理部
の制御及び各種の信号処理を行う。会議に用いられる資
料等の画像信号は、画像入力部13から、あるいは、通信
制御部15を介して他の端末装置から与えられ、記憶部14
に蓄積される。また、画像入力部13から入力された画像
信号は、通信信号部15、通信路100を介して他の端末装
置にも与えられる。これにより、遠隔会議に参加する各
端末装置1の記憶部14には、内容が同一の画像信号が蓄
積されるが、この画像信号は、第2図でも説明したよう
に、2値静止画α、フルカラー静止画β、フルカラー動
画γに分類されて蓄積される。これらの画像信号は、前
述のように会議に使用される資料等であるが、特に、フ
ルカラー動画γは、会議中の発諸の映像等であつてもよ
く、その場合、この画像信号は、フアイリングされるこ
となく、伝送された信号を直接表示するようにできる。
制御信号入力部16は、これらの画像信号の一部を切り出
すために必要な切り出し位置等の情報を入力するために
用いられる。
次に、表示装置41〜43の表示面の構成を第4図
(a),(b),(c)により説明する。
一般に、表示装置は、マルチウインドウ表示のウイン
ドウ数やデイスプレイの数によつて種々の機能,形式の
ものが存在する。本発明の実施例では、次の3種の表示
装置を用いるものとする。
第4図(a)は、表示装置41の構成を説明するもので
あり、表示装置41は、A,B,C,Dの4個のウインドウから
成るマルチウインドウ表示の可能な単一のデイスプレイ
から成るものとする。
第4図(b)は、表示装置42の構成を説明するもので
あり、表示装置42は、E,F,Gの3個のウインドウから成
るマルチウインドウ表示の可能な単一のデイスプレイか
ら成るもおんとする。
第4図(c)は、表示装置43の構成を説明するもので
あり、表示装置43は、H,Iの2個のデイスプレイによつ
て構成されるものとする。
前述のウインドウやデイスプレイのそれぞれは、1種
類の画像信号を表示するという点で共通の機能を有して
いるので、以下、これらを表示面と総称することにす
る。
前述のような表示面を備える表示装置41〜43を制御す
る画像合成回路2は、第5図に示すように構成される。
以下、これについて説明する。
画像合成回路2は、表示機能協議テーブル25、画像合
成処理プロセツサ23、作業メモリ26、表示装置41〜43を
制御するグラフイツクメモリ24、これらの間を相互に接
続するローカルバス22、該ローカルバス22とシステムバ
ス12との間を接続するバスコントローラ21により構成さ
れる。
第5図において、画像合成処理プロセツサ23は、遠隔
会議において、表示装置に表示するように要求のあつた
画像信号を、バスコントローラ21を介してシステムバス
12より受け取り、表示機能協議結果テーブル25に登録さ
れている方法に従つて、必要であれば、合成作業領域と
して作業メモリ26を用い、受け取つた画像信号を合成処
理してグラフイツクメモリ24に入力する。グラフイツク
メモリ24内に構築された表示画面は、表示装置41〜43の
表示面のいずれかに表示出力される。前述の動作のため
に用いられる表示機能協議結果テーブル25の内容とその
作成方法について、後に詳述する。
次に、本発明による端末表示機能管理方法の管理手順
について、第1図(a),(b),(c)により説明す
る。
第1図(a)は遠隔会議の進行手順を説明するフロー
チヤートである。この図において、71,72は説明の便宜
のために挿入した中継点である。
基本的な会議の進行は、次のように行われる。
(1) 会議の開始直後に、会議に必要な資料等の画像
情報を端末装置1相互間で転送する。この動作は、すで
に、第3図により説明した通りであり、必要な画像情報
は分類されて各端末装置1内の記憶部14に格納される
(ステツプ10)。
(2) その後、表示面協議が各端末装置1相互間で行
われ、夫々の端末装置における表示面へ出力する資料の
種類,切り出し部等が決定される(ステツプ73)。
(3) この状態で会議が進行され、会議中に資料等の
画像情報の表示方法を変更する必要が生じた場合、随時
前述のステツプ73に戻つて表示画面協議を行つて画像情
報の表示方法を変更して会議を継続する。全ての会議が
終つたとき、その会議を終了する(ステツプ74)。
前述したステツプ73における表示画面協議は、第6図
に示すような表示機能協議結果テーブル25を用いて、第
1図(b)に示すフローチヤートに従つて行われる。
まず、第6図により、表示機能協議結果テーブル25の
内容について説明する。
このテーブル25は、協議前最大機能部と協議後機能部
を有する。協議前最大機能部は、会議に参加する各端末
装置が備える複数の表示面の有する機能の最大値を示す
テーブル部である。この協議前最大機能部の項目は、表
示面画素数と表示画像信号とに大別され、表示画像信号
は、さらに、2値静止画,フルカラー静止画,フルカラ
ー動画に分けられている。この第6図における表示画像
信号の欄の丸印は、その画像信号が該当する表示面に表
示可能であることを意味している。例えば、表示装置41
の表示面A,B,C,Dについては、2値静止画は、全ての表
示面で表示可能、フルカラー静止画は、表示面B,Cでの
み表示可能、フルカラー動画は、表示面C,Dでのみ表示
可能である。また、それぞれの表示面の画素数は、表示
面Aが800画素(水平方向)×500画素(垂直方向)であ
り、他の表示面は400画素×400画素である。以下、本発
明の説明において、画素数の表記を水平方向画素数×垂
直方向画素数として示すことにする。
また、協議後機能部は、協議前最大機能を端末装置相
互間の協議によつて制限したものであり、協議前最大機
能部と同様な項目を持つて構成されている。ここでの丸
印は、その画像信号を表示すべき表示面を示している。
第1図(b)は、前述した各端末装置の協議前最大機
能に基づいて各端末装置間で行われる協議の手順を説明
するフローチヤートであり、以下、これについて説明す
る。このフローのスタートは、第1図(a)の中継点71
であり、終了は、中継点72である。
協議は、それぞれの画像信号毎に実行される。すなわ
ち、まず、2値静止画の表示面協議(ステツプ75)が行
われ、次に、フルカラー静止画の表示面協議(ステツプ
76)が行われ、最後に、フルカラー動画の表示面協議
(ステツプ77)が行われる。前記それぞれの表示面協議
(ステツプ75〜77)においては、フロー70として示す共
通の手順を用いて表示面協議が行われる。
(1) 最初の2値静止画の表示面協議において、ま
ず、表示装置41において2値静止画を表示すべき表示面
の選択を行う。ここでは、表示面Aが選択されたとする
(ステツプ61)。
(2) 次に、表示装置42において2値静止画を表示す
べき表示面の選択を行う。ここでは表示面Eが選択され
たとする(ステツプ62)。
(3) 同様に、表示装置43において2値静止画を表示
すべき表示面の選択を行う。ここでは表示面Hが選択さ
れたとする(ステツプ63)。
(4) 前述のステツプ61〜63により、各表示装置41〜
43において、2値静止画を表示すべき表示面がそれぞれ
A,E,Hと定まつたので、これら3個の表示面に共通な画
素数を求める。本発明の実施例では、各表示面の水平方
向の画素数の最小値を、共通な水平方向の画素数とし、
各表示面の垂直方向の画素数の最小値を、共通な垂直方
向の画素数とする。すなわち、第6図に示す協議前最大
機能において、水平方向画素数は、表示面Aが800、表
示面Eが700、表示面Hが800であるので、共通な水平方
向画素数を700とする。同様に、垂直方向画素数は、表
示面Aが500、表示面Eが700、表示面Hが700であるの
で、共通な垂直方向素数を500とする。このような協議
の結果、2値静止画の表示面は、A,E,Hであり、表示面
の画素数は700×500画素と決定されることになる。この
結果は、第6図に示すテーブルの協議後機能部の所定の
欄に格納される(ステツプ64)。
前述した同様な協議が、フルカラー静止画およびフル
カラー動画に対しても行われ、それぞれの画像を表示す
べき表示面と、その画素数が決定される。その際、すべ
てに表示すべき画像が決まつている表示面とできるだけ
重複しないように表示面の選択が行われる。
その結果、フルカラー静止画の表示面の協議におい
て、例えば、表示装置41の表示面C、表示装置42の表示
面Fおよび表示装置43の表示面1が選択され、これらに
対する表示面の共通の画素数が、300×400画素を決定さ
れる。
また、同様にして、フルカラー動画の表示面の協議に
おいて、例えば、表示装置41の表示面D、表示装置42の
表示面Gおよび表示装置43の表示面Iが選択され、これ
らに対する表示面の共通の画素数が、300×400画素と決
定される。
前述の例において、表示装置43は、2面の表示面H,I
しか備えていないので、フルカラー静止画とフルカラー
動画の同一の表示面Iに出力することになる。このた
め、表示装置43を有する端末装置は、フルカラー静止画
とフルカラー動画の重ね合わせた表示、あるいは、切り
替え表示を行わせる等の機能を備えるようにする。
前述により、会議に参加する全端末装置のそれぞれに
おいて、画像の種類毎に表示すべき表示面の決定と、そ
れぞれの表示面の画素数の統一が図られたことになる。
しかし、遠隔会議に用いる画像信号の画素数が、統一の
図られた表示面の画素数より小さい場合には問題ない
が、多くの場合、逆に、表示面の画素数よりも、表示す
べき画像信号の画素数の方が多い。このとき、画像信号
の一部を、表示面の画素数に合わせて切り出す処理が必
要となり、遠隔会議においては、画像信号の切り出し位
置を全端末装置で共通にする必要がある。
第7図は、このおゆな場合の画像信号の切り出し位置
を説明する図であり、以下、画像信号の切り出しについ
て説明する。
本発明の実施例では、一例として、各画像信号の画素
数を次のような画素数であるとした。すなわち、2値静
止画αは1728×2376画素、フルカラー静止画βは768×4
80画素、フルカラー動画γは384×240画素である。
これに対し、例えば、前述で決定された、表示装置41
における各表示面の使用部分の画素数は、表示面Aが70
0×500画素、表示面Cが300×400画素、表示面Dが300
×400画素であるから、画像信号からその表示部分を切
り出す必要がある。この表示部分の切り出し位置を定義
する方法は、いくつかあるが、第7図に示す本発明の一
実施例では、画像信号の左下隅から切り出し部分の左下
隅へのベクトルとして切り出し位置を定義する方法を用
いることとした。
第7図において、50は2値静止画の切り出し位置を示
すベクトル、51はフルカラー静止画の切り出し位置を示
すベクトル、52はフルカラー動画の切り出し位置を示す
ベクトルである。フルカラー動画の垂直方向の画素数
は、240画素で表示面の使用部分の垂直方向の画素数400
よりも小さいため、ベクトル52は、水平方向の切り出し
位置のみが有効な情報となる。これらの切り出し位置を
示すベクトルを、端末装置相互間で統一することができ
れば、画像信号の切り出し位置を全端末装置で共通にす
ることができる。
第1図(c)は前述した画像信号の切り出し位置を端
末装置相互間で統一するための表示信号を説明する図で
あり、第1図(c)において、50は2値静止画における
画像信号切り出し位置を、51はフルカラー静止画におけ
る画像信号切り出し位置を、52はフルカラー動画におけ
る画像信号切り出し位置を示す表示制御信号であり、そ
れぞれ第7図に説明したベクトル50〜52に対応するもの
である。
さらに、第1図(c)において、53は2値静止画にお
ける拡大,縮小倍率を、54はフルカラー静止画における
拡大,縮小倍率を、55はフルカラー動画における拡大,
縮小倍率を示す表示制御信号である。これらの表示制御
信号は、会議に参加する全端末装置において、表示画像
を共通の大きさに拡大、縮小表示を行う場合に、その倍
率を指定するために用いられる。この倍率指定の一例を
第7図により、次に説明する。
いま、全端末装置において、フルカラー静止画の倍率
を2倍に拡大するものとする。この場合、表示装置41に
おける表示面Cの画素数は、拡大のない場合、300×400
画素を有しているが、2倍に拡大して画像を表示させる
場合、画像信号から切り出す部分の画像の大きさは、そ
の半分の150×200画素とされ、この150×200画素の画像
信号が、機能ブロツク56により拡大されて、表示面Cの
300×400画素の範囲内に表示されることになる。このと
きのフルカラー静止画の切り出し位置もベクトル51によ
つて指定することができる。
前述では、表示制御信号として、画像信号の切り出し
位置と、拡大、縮小の倍率とをあげて説明したが、これ
らの外に画像信号の処理項目として全端末装置相互間で
統一する必要のある項目があれば、表示制御信号とし
て、それらを追加することができる。
前述したような画像情報に対する表示制御信号は、通
学、発言権を有する端末装置から他の端末装置に送信さ
れ、全端末装置における表示画像の統一が図られる。
前述したように、本発明の実施例によれば、複数の端
末装置が複数に分類される同一内容の画像信号を保持
し、それぞれの端末装置が1つまたは複数の表示面を備
える遠隔会議方式において、特定の種類の画像信号を表
示する端末装置毎の表示面を全端末装置の協議によつて
選択し、この選択された表示面の使用部分の大きさを全
端末装置の協議によつて統一し、画像信号が表示面より
も大きい場合には、画像信号の切り出し位置,拡大,縮
小倍率等を指示する表示制御信号を伝送することによつ
て、全端末装置に同一位置から切り出した画像信号を共
通に表示させることが可能となる。
また、画像信号の表示面とその使用部分を定めるため
の全端末装置による協議は、会議開始の直後に限らず、
会議中の任意の時点でも行うことができる。すなわち、
第1図(a)ですでに説明したように、会議中(ステツ
プ74)から中継点71に戻り、表示面協議を再度行うこと
ができる。これにより、表示装置における表示面と画像
信号との対応関係を会議中に変更可能となる。
また、前述した本発明の実施例は、2値静止画,フル
カラー静止画,フルカラー動画の全ての画像信号に関し
て、端末装置間で協議を行つたが、本発明は、共通に見
る必要のある画像が、例えば、2値静止画およびフルカ
ラー静止画だけで充分な場合には、フルカラー動画に関
しての協議を行わないようにすることができる。このよ
うに、協議の不要な画像信号に関して、その協議を省略
することにより、端末装置における協議の効率を向上さ
せることができる。
また、前述の実施例において、画像信号の表示面とそ
の使用部分を定めた全端末装置間の協議結果は、第3図
に示した記憶部14に記憶されてもよく、第5図に示した
表示機能協議結果テーブル25に記憶されてもよい。記憶
部14に協議結果を記憶させた場合、CPUによる協議結果
の参照速度が速くなるという効果を奏し、表示機能協議
結果テーブル25に協議結果を記憶させた場合、画像合成
処理プロセツサ23による協議結果の参照速度が速くなる
という効果を奏する。
また、前述の実施例は、表示装置における表示面と画
像信号の種類との対応関係を会議中に変更するため、会
議中に再び端末装置相互間で協議を行うとしたが、本発
明は、会議開始直後に表示面協議を複数回行い、その協
議による異なつた複数の協議結果を、記憶部14または表
示機能協議結果テーブル25に記憶させ、会議中にこれら
の結果を切り替えて用いるようにすることもできる。
この場合、表示制御信号として、使用する協議結果を
表示する制御信号を送信する必要があるが、会議中に再
度協議を行わなくてもよいので、会議のより円滑な進行
を行うことができるという効果を奏する。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、異なる使用の
表示装置を持つ複数の端末装置を用い、お互いに同一の
画像信号を見ながら遠隔会議を行うことが可能となり、
これまで、特定の端末装置間でのみ行われていた遠隔会
議を、より広範囲の端末装置で行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b),(c)は端末表示機能管理方法
の管理手順を説明する図、第2図は遠隔会議システムの
構成を示すブロツク図、第3図は端末装置の構成を示す
ブロツク図、第4図(a),(b),(c)は表示装置
の構成を示す図、第5図は画像合成回路の構成を示すブ
ロツク図、第6図は表示機能協議結果テーブルを説明す
る図、第7図は画像信号の切り出し位置を説明する図で
ある。 1……端末装置、2……画像合成回路、11……中央処理
装置(CPU)、12……システムバス、13……画像入力
部、14……記憶部、15……通信制御部、16……制御信号
入力部、21……バスコントローラ、22……ローカルバ
ス、23……画像合成処理プロセツサ、24……グラフイツ
クメモリ、25……表示機能協議結果テーブル、26……作
業メモリ、41〜43……表示装置、100……通信路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 正弘 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社 日立製作所日立研究所内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 7/15

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれが1つまたは複数の表示面を有す
    る表示装置を備える複数の端末装置と、前記複数の端末
    装置相互間を接続する通信路とにより構成され、同一内
    容の画像信号を前記複数の端末装置の前記表示面に表示
    して会議を行う遠隔会議システムにおいて、会議に参加
    する前記複数の端末装置は、自装置の表示装置の表示面
    の表示能力を通信路に送信し、他の端末装置からの表示
    能力を受信する通信制御手段と、前記端末装置相互間で
    の表示能力の送受信により交換し合った表示能力及び前
    記同一内容の画像信号の属性から、前記同一内容の画像
    信号を前記表示面に表示する際に使用する前記複数の端
    末装置で使用する統一した表示能力を、複数の端末装置
    のそれぞれが共通に使用可能な表示画面の水平方向及び
    垂直方向の画素数として決定する手段とを備え、前記複
    数の端末装置の前記表示面に、前記手段により決定され
    た統一した表示能力を使用して前記同一内容の画像信号
    を表示して会議を行うことを特徴とする遠隔会議システ
    ム。
  2. 【請求項2】前記会議に参加する複数の端末装置が使用
    する統一された表示能力の決定は、遠隔会議の途中の任
    意の時点で行われることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の遠隔会議システム。
  3. 【請求項3】前記複数の端末装置の1つは、前記統一し
    た表示能力で前記同一内容の画像信号を表示するための
    画像信号の切り出し位置、及び拡大、縮小の倍率の少な
    くとも1方を指示する表示制御信号を他の端末装置に送
    信することを特徴とする特許請求の範囲第1項または第
    2項記載の遠隔会議システム。
  4. 【請求項4】表示制御信号の送信は、遠隔会議の途中の
    任意の時点で行われることを特徴とする特許請求の範囲
    第3項記載の遠隔会議システム。
  5. 【請求項5】それぞれが1つまたは複数の表示面を有す
    る表示装置を備える複数の端末装置と、前記複数の端末
    装置相互間を接続する通信路とにより構成され、同一内
    容の画像信号を前記複数の端末装置の前記表示面に表示
    して会議を行う遠隔会議システムに使用する端末装置に
    おいて、自装置の表示装置の表示面の表示能力を通信路
    に送信し、他の端末装置からの表示能力を受信する通信
    制御手段と、前記端末装置相互間での表示能力の送受信
    により交換し合った表示能力及び前記同一内容の画像信
    号の属性から、前記同一内容の画像信号を前記表示面に
    表示する際に使用する前記複数の端末装置で使用する統
    一した表示能力を、複数の端末装置のそれぞれが共通に
    使用可能な表示画面の水平方向及び垂直方向の画素数と
    して決定する手段とを備えることを特徴とする端末装
    置。
  6. 【請求項6】それぞれが1つまたは複数の表示面を有す
    る表示装置を備える複数の端末装置が、同一内容の画像
    信号を前記表示面に表示し、前記複数の端末装置相互間
    を接続する通信路を介して会議を行う遠隔会議方法にお
    いて、会議に参加する前記複数の端末装置は、会議の開
    始に先立って、端末装置間のそれぞれの表示面の表示能
    力を交換し、交換し合った表示能力及び前記同一内容の
    画像信号の属性から、前記同一内容の画像信号を前記表
    示面に表示する際に使用する前記複数の端末装置で使用
    する統一した表示能力を、複数の端末装置のそれぞれが
    共通に使用可能な表示画面の水平方向及び垂直方向の画
    素数として決定し、会議に参加する複数の端末装置が使
    用する表示能力を統一することを特徴とする遠隔会議方
    法。
JP14702388A 1988-06-16 1988-06-16 遠隔会議システム、その端末装置及び遠隔会議方法 Expired - Lifetime JP2752375B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14702388A JP2752375B2 (ja) 1988-06-16 1988-06-16 遠隔会議システム、その端末装置及び遠隔会議方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14702388A JP2752375B2 (ja) 1988-06-16 1988-06-16 遠隔会議システム、その端末装置及び遠隔会議方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH022794A JPH022794A (ja) 1990-01-08
JP2752375B2 true JP2752375B2 (ja) 1998-05-18

Family

ID=15420797

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14702388A Expired - Lifetime JP2752375B2 (ja) 1988-06-16 1988-06-16 遠隔会議システム、その端末装置及び遠隔会議方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2752375B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH022794A (ja) 1990-01-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5737011A (en) Infinitely expandable real-time video conferencing system
US5657096A (en) Real time video conferencing system and method with multilayer keying of multiple video images
US5896128A (en) System and method for associating multimedia objects for use in a video conferencing system
EP0781485B1 (en) Versatile multipoint video composition and bridging system
US6243129B1 (en) System and method for videoconferencing and simultaneously viewing a supplemental video source
EP1068723B1 (en) A multistream switch-based video editing architecture
US5408261A (en) Method and apparatus for controlling image communication between a plurality of terminals and an exchange
US5812185A (en) Multipoint video teleconferencing apparatus for processing and combining compressed image information
NZ275397A (en) Multimedia network: video/audio data carried on distinct network overlayed on digital control network
CA2258091C (en) System and method for associating multimedia objects
JP2752375B2 (ja) 遠隔会議システム、その端末装置及び遠隔会議方法
Hoshi et al. B-ISDN multimedia communication and collaboration platform using advanced video workstations to support cooperative work
EP1401203B1 (en) Method of realizing combination of multi-sets of multiple digital images and bus interface technique
JPH099220A (ja) 通信装置および通信システム
EP0592099A1 (en) Computer workstation
US6707434B1 (en) Computer workstation
JP3215137B2 (ja) 遠隔会議用通信端末装置
JP2882632B2 (ja) 画像会議装置
KR100203279B1 (ko) 단말정보를 갖는 화상회의 다지점제어장치
JP2000152204A (ja) 会議映像表示方法および会議映像表示システム
JP2004282785A (ja) 表示制御装置及び表示制御方法
JP3281055B2 (ja) テレライティング通信端末装置
JPH08274961A (ja) 画像伝送方法及び装置並びに解像度制御装置
JPH09162996A (ja) テレビ会議装置及びテレビ会議システム
JPH05336517A (ja) テレビ会議装置