JPH0519921Y2 - - Google Patents

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JPH0519921Y2
JPH0519921Y2 JP1986185362U JP18536286U JPH0519921Y2 JP H0519921 Y2 JPH0519921 Y2 JP H0519921Y2 JP 1986185362 U JP1986185362 U JP 1986185362U JP 18536286 U JP18536286 U JP 18536286U JP H0519921 Y2 JPH0519921 Y2 JP H0519921Y2
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JP
Japan
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ceramic case
wire
case
fixed resistor
pipe
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JP1986185362U
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  • Details Of Resistors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、凍結を防止するためにパイプ等に取
付けられるヒーター用の固定抵抗器に関するもの
である。
(従来の技術) 従来のこの種の固定抵抗器を第4図及び第5図
に示す。第4図において、1は抵抗体、2は抵抗
体1の両端に嵌着された金属キヤツプ端子、3は
金属キヤツプ端子2に接続された被覆電線、4は
以上のように構成された抵抗素子を内部に挿着す
るセラミツクケースである。セラミツクケース4
は、一面が開放されており、両端に被覆電線引出
用の切欠き5が形成され、また両側面の開放面側
縁部に取付金具位置決め用の切欠き6が形成され
ている。更に開放面に対向する面の外側は、長手
方向に沿つた断面円弧状の溝7となつている。
セラミツクケース4に抵抗素子を挿着した後、
その上から無機絶縁物8を充填、固化し、更にケ
ースと被覆電線3の間隙部をシールするためのシ
ール材9を塗着、固化する。
このようにして構成された固定抵抗器は、セラ
ミツクケース4の円弧状の溝7が凍結を防止する
パイプ10の外周面に当接され、取付バンド等に
より固定される。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、セラミツクケース4の底部に設
けた円弧状の溝7の曲率半径がパイプ10の外周
の曲率半径に一致する場合は、底面全体がパイプ
に接するため熱伝達効率が非常によいが、例えば
焼成時の収縮率が大きいセラミツクの製造ロツト
によつて溝の曲率半径が予定より少しでも小さく
なると、溝の両端がパイプにつかえて中央部が浮
き上がることになる。従つて一般的には溝7の曲
率半径がパイプ10のそれより大きくしてある。
このようにすると、セラミツクケース4とパイプ
10の実際の接触は1本の線接触となり、思つた
より熱伝達効率が悪いことが判明した。
また、セラミツクケース4の被覆電線引出部に
塗着するシール材9は、手作業により塗着するの
で非常に作業性が悪かつた。
本考案は、上記従来例の欠点を改善するもの
で、熱伝達効率と作業性の向上を図るようにした
固定抵抗器を提供するものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案になる固定抵抗器は、セラミツクケース
の開放した面に対向する面の外側が、その長手方
向に沿つた断面略V字形の凹状溝となつている。
また、セラミツクケースの内部の被覆電線引出部
近傍に、ケースと電線との間隙をシールするシー
ル材充填部形成のための突起を設ける。
(作用) 上記構成によれば、セラミツクケースの底部と
パイプとは2線接触となり、熱伝達効率を上げる
ことができると共に、径の異なるパイプに対して
も同等の効率で適用することができる。また、ケ
ースに抵抗素子を挿着した後、ケース内部のシー
ル材充填部にシール材を滴下して固化すればよ
く、そのシール材の滴下は、機械化が可能である
から作業性が著しく改善される。
(実施例) 以下、図面を参照して実施例を詳細に説明す
る。第1図は、本考案の一実施例を示したもので
ある。第1図において、1は抵抗体、2は金属キ
ヤツプ端子、3は被覆電線であり、以上のものは
第4図のものと同一である。金属キヤツプ端子2
と被覆電線3との接合は、例えば溶接による。
14は一面が開放されたセラミツクケースで、
第2図に示してあるように、開放面に対向する面
(以下底面という)の外側は、長手方向に沿つた
断面略V字形の凹状溝17となつている。なお、
凹状溝17における中央線の両側の2面は、曲率
半径の大きい円弧状になつていても構わない。こ
の凹状溝17の開き角度は略130°位が適当であ
る。セラミツクケース14の両端には被覆電線引
出用の切欠き15が形成されている。また、長手
方向外側面の1つには取付金具の位置決め用の突
起16が形設されている。この位置決め用突起1
6を片方の側面のみに設けたのは、円管以外の平
坦な面を持つパイプに適用する場合、突起16の
ない側面をそのパイプに当接させることができる
からである。セラミツクケース14の内部の被覆
電線引出部近傍には底面から側面にわたつて突起
18が形設されている。そしてこの突起18と切
欠き15を設けた側面との間がシール材充填部と
なる。
このような構造を有するセラミツクケース14
に抵抗素子を挿着し、シール材充填部にシール材
9を滴下充填し、固化した後、更に無機絶縁物8
を充填して固化すれば、第1図のような固定抵抗
器が完成する。
以上のように構成された本実施例の固定抵抗器
を、その略V字形凹状溝17が凍結防止するパイ
プ10の周面に当接するようにして取付ければ、
ケースとパイプとは必ず2線接触となり、従来の
1線接触に比べて熱伝達効率が向上することは容
易に理解されよう。なお、このような固定抵抗器
を複数直列に接続し、パイプに取付けてもよい。
固定抵抗器の幅を12mmとし、凹状溝17の開き角
度を略130°とすると、6〜15mmφの範囲のパイプ
に適用することができる。
第3図は、本考案の他の実施例を示したもの
で、セラミツクケース24の長さを極力短くして
小形化を図つたものである。この場合、抵抗素子
のリード線22を折り曲げて金属キヤツプ端子の
隣で被覆電線3と接続するため、被覆電線を引き
出す切欠き25を中央より若干片側に寄せて設け
てある。他の構成は、第1図のものと同様であ
る。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、底面を
略V字形の凹状溝にすることによりパイプとの接
触が2線接触となり、熱伝達効率が向上する。ま
た、従来は、適用するパイプの径に合せて円弧の
曲率半径を選択しなければならなかつたが、本考
案によれば、異なる径のパイプにもそのまま適用
することができ、非常に経済的である。更に、シ
ール材の形成工程が、シール材をシール材充填部
に滴下するという簡単な工程になるから機械化が
可能になり、作業性の著しい改善となるなど、
種々の利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例の構成図、第2図
は、同セラミツクケースの構成図、第3図は、本
考案の他の実施例の構成図、第4図は、従来例の
抵抗素子とセラミツクケースの斜視図、第5図
は、従来例の外観とパイプへの取付けを示す斜視
図である。 1……抵抗体、2……金属キヤツプ端子、3…
…被覆電線、8……無機絶縁物、9……シール
材、10……パイプ、14……セラミツクケー
ス、16,18……突起、17……V字形凹状
溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 抵抗体の両端に金属キヤツプ端子を介して被
    覆電線を接続した抵抗素子を、一面が開放し両
    端に前記被覆電線引出部を有するセラミツクケ
    ース内に挿着して無機絶縁物を充填してなる固
    定抵抗器において、前記セラミツクケースの前
    記開放した面に対向する面の外側が、その長手
    方向に沿つた断面略V字形の凹状溝となつてお
    り、かつその略V字形の凹状溝の開き角度が略
    130°であると共に、前記セラミツクケースの内
    部の前記被覆電線引出部近傍に、ケースと電線
    との間〓をシールするシール材充填部を形成す
    るための突起を有することを特徴とする固定抵
    抗器。 (2) セラミツクケースは、長手方向外側面の1つ
    に取付金具位置決め用の突起を有することを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第(1)項記載の
    固定抵抗器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2845503B2 (ja) * 1989-07-18 1999-01-13 松下電器産業株式会社 固定抵抗器
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