JPH05198512A - 光cvd装置 - Google Patents

光cvd装置

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JPH05198512A
JPH05198512A JP25798591A JP25798591A JPH05198512A JP H05198512 A JPH05198512 A JP H05198512A JP 25798591 A JP25798591 A JP 25798591A JP 25798591 A JP25798591 A JP 25798591A JP H05198512 A JPH05198512 A JP H05198512A
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JP
Japan
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gas
substrate
reaction
port
light source
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JP25798591A
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English (en)
Inventor
Shigefumi Itsudo
成史 五戸
Koichi Tamagawa
孝一 玉川
Seiichi Takahashi
誠一 高橋
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Ulvac Inc
Original Assignee
Ulvac Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 反応ガスの流れに対して垂直方向の膜厚分布
を自在にコントロールして、低コストの成膜が可能でコ
ンパクトな大口径基板対応光CVD装置をうること。 【構成】 処理すべき基板22を収容する反応室21内
に、基板22の表面にほぼ平行に反応ガスが流れるよう
に反応ガス導入口23と排出口24を設け、該反応室2
1と光源室29との間に、多数の小孔30を有する光透
過性ガス噴出板27を配置し、光源室29に開口する不
活性ガス導入口31より流入する不活性ガスを、該小孔
30を通して基板22上の表面に対して垂直方向より導
入する。上記反応ガス導入口23の端面に形成されるス
リット状の吹出し口25の吹出し幅の垂直方向の厚み
を、幅方向(水平方向)に変化させて、反応ガスの流れ
に対して垂直方向の膜厚分布を自在にコントロールす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体や液晶ディスプ
レイ等の製造に用いられる薄膜形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光のエネルギーを用い、シラン、
ジシランなどの化合物ガスを分解し、シリコンウエハや
ガラス基板上に薄膜を形成する、光CVD装置の開発が
積極的になされている。これら光を用いた光CVD装置
は、プロセスの低温化が可能であり、荷電粒子による基
板や形成膜の劣化も発生しないことから、次世代のデバ
イス製造方法として大きく注目されている。しかしなが
ら、このような光CVD装置においては、反応生成物が
光透過窓やランプ表面を汚し、光量が低下するという大
きな問題があった。このような問題点に対処するため
に、例えば、特開昭60−209248号公報に示され
るように、反応室と光源室とを紫外線透過性の多孔板で
仕切り、該多孔板を通して不活性ガスをパージすること
により、光透過窓やランプ表面の汚れを防止する提案が
なされている。ところが、このような汚れ防止機構を採
用するとパージガスによる希釈効果が発生するため、反
応ガス導入口側から排気口側に向って非常に大きな膜厚
分布が発生するという問題が新たに発生した。
【0003】上記の問題に対処するために、本発明者ら
は、場所により小孔の分布密度を変化させた紫外線透過
性の多孔板(ガス噴出板)を用い、ガス吹出し量を場所
により変化させることで、±5%程度の比較的良好な膜
厚分布を得ることができるようにした光CVD装置を開
発(発明)した。
【0004】図6は、上記構成の光CVD装置を示す断
面図であって、1は処理すべき基板2を収容する反応室
であり、反応ガスの導入系及び排気系がそれぞれ導入口
3及び排気口4に接続されている。導入口3は、図7に
示すように、吹出し口5の厚みaが1mmで、長さ
(幅)bが250mmのスリット状の形状をとってい
る。反応室1中には、基板2を装着するステージ6が設
置され、通常、ヒーター7等により一定温度に制御され
ている。またこの反応室1は、小孔を多数持った石英製
の噴出板8を介して光源室9と接続されている。多数の
小孔を持った石英製のガス噴出板8は、図8に示されて
いるように、均一な直径をもった小孔10がほぼ全面に
不均一な密度で分布しており、反応ガスの上流から下流
にかけて吹出し量が減少するよう設計されている。一
方、光源室9には、光化学反応に好適な波長を放出する
光源11が設置されており、基板2上に光を照射できる
ようになっている。また、不活性ガスの導入系も導入口
12に接続されている。
【0005】反応ガスは、反応ガス導入系から導入口3
の吹出し口5を経て基板2の表面にほぼ平行にシート状
に導入され、好適な波長の光により分解または反応を起
こし、該基板2上に薄膜を堆積する。この時、不活性ガ
ス導入口12より導入した不活性ガスを、小孔10を多
数もった石英製の噴出板8を通して基板2の表面に対向
するように反応室1へ導入し、光源11への膜付着を防
止できるよう構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成した
光CVD装置を用いることにより、6インチ基板内全領
域で±5%の良好な膜厚分布を得ることができるように
なった。しかしながら、このような良好な膜厚分布を得
るには、基板の直径に対してある長さ以上の吹出し幅を
持った反応ガス導入口が必要となる。図9は、6インチ
基板を用いた成膜において、基板直径に対し、それぞれ
1.1倍、1.3倍、1.6倍の吹出し幅を持ったガス
導入口を用いて成膜した時の、流れに垂直方向の膜厚分
布を示したものである。図9に見られるように、吹出し
幅が小さい場合、基板の周辺部において膜厚が極端に低
下している。一方、吹出し幅の増加に伴い、周辺部の膜
厚低下が改善されていることがわかる。このことは、吹
出し幅から吹出す反応ガスの流れが均一ではなく、吹出
し口5の端部で吹出し量が低下しているためのと考えら
れる。
【0007】従って、上記のように構成した光CVD装
置を用いて、大面積基板に均一な膜を堆積しようとすれ
ば、基板直径に対して、最低1.6倍の吹出し幅をもつ
ガス導入口を用いることが必要となる。ところが、この
ようにすれば、装置作製の観点から装置の大型化や反応
ガスの大流量化につながり、ひいては高コスト化を招く
ことになるという問題点があった。
【0008】本発明は、上記のような問題点を解決し、
コンパクトで低コストの大口径基板対応光CVD装置を
提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の光CVD装置は、処理すべき基板を収容
する反応室と、該反応室内に反応ガスを導入するための
ガス導入口及び導入したガスを排気する排気口並びに排
気手段と、該反応ガスを光化学反応させ、該基板上に薄
膜を形成させるための光源と、該光源を収容する光源室
と、該反応室と該光源室の間に、多数の小孔を持った光
透過性のガス噴出板を配置し、該反応室内に収容された
基板の表面にほぼ平行に該ガス導入口より第1のガス流
をシート状に導入し、また該基板上の表面に、この表面
に垂直な方向から第2のガス流を、該多数の小孔を持っ
た光透過性のガス噴出板より導入して、該基板の表面の
近傍に上記第1のガス流を層流状態に保持するようにし
た光CVD装置において、上記第1のガス導入口の吹出
し幅の厚みを場所により変化させたことを特徴としてい
る。
【0010】
【作用】上記のように構成した本発明の光CVD装置
は、ガス導入口の吹出し幅の厚みを場所により変化さ
せ、流れに垂直方向の反応ガスの濃度分布を自在にコン
トロールすることが可能となるため、比較的小型のガス
導入口、具体的には、基板の直径に対して1〜1.3倍
程度のものを用いることにより、従来の光CVD装置と
同程度の膜厚分布を得ることができるようになる。
【0011】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面と共に説明す
る。図1は、本発明の一実施例を示す大口径基板対応の
光CVD装置の概略断面図、図2(a)及び(b)は、
本実施例で使用した吹出し幅の厚みを場所により変化さ
せた反応ガス導入口の概略斜視図及び該導入口の端面に
形成された吹出し口の正面図である。
【0012】図において、21は6インチガラス基板2
2を収容するアルミ製の反応室であり、反応ガスの導入
系及び排気系がそれぞれ導入口23及び排気口24に接
続されている。この反応ガス導入口23の端面に形成さ
れた吹出し口25は、図2(a)(b)に示すように、
幅200mmの長さを持ちほぼ3分割されていて、中心
部と両脇で1対2の割り合いで反応ガスを供給できるよ
うに構成されている。また反応室21中には、6インチ
ガラス基板22を装着するステージ26が設置され、赤
外ランプヒーター27により250℃に制御されてい
る。またこの反応室は、直径0.6mmの小孔を多数持
ち、大きさ200mm×300mmで厚さ2mmの石英
製の噴出板28を介して光源室29と接続されている。
この石英製の噴出板28は、直径0.6mmの小孔30
が上流、中流、下流の3つの領域にそれぞれ3対2対1
の吹出し量となるように孔数を変化させて形成されてい
る。光源室29には、光化学反応に好適な波長を放出す
る大面積の低圧水銀ランプ31が設置されており、ガラ
ス基板22上に均一の照度で光を照射できるようになっ
ている。また不活性ガスの導入系も導入口32に接続さ
れている。
【0013】上記のように構成した装置において、反応
ガスにシラン及び水銀蒸気、不活性ガスにアルゴンガス
を用いて、6インチサイズのガラス基板22にアモルフ
ァスシリコン膜を堆積させ膜厚分布を測定した。結果を
図5に示す。この図の○印から明らかなように、反応ガ
ス流に垂直方向において総べての領域に亙り±5%以内
の良好な膜厚分布が得られていることが分かる。これは
基板直径に対して1.6倍以上の吹出し幅を持つ従来型
の反応ガス導入口を用いた場合の分布とほぼ一致してい
る。
【0014】上記の実施例では幅200mmのスリット
を3分割した形状をとっているが、必ずしもこのような
形状をとる必要はなく、図3(a)(b)に示すよう
に、中心から端部にかけて徐々に厚みが増すような形
や、図4(a)(b)に示すように、中心部のある領域
を塞いでしまい、端部のみを開口した形状のものであっ
てもよい。要は、実験や計算機シュミレーション等を用
いて、反応ガスの流れに対して、垂直方向の分布を均一
にできるように、中心部と端部の吹出し口の厚みを調節
したものであればどのようなものでも可能である。実
際、図3及び図4のガス導入口を用いて成膜実験を行な
った場合、図5に見られるように、上記実施例とほとん
ど同様な分布が得られることが分かる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ガス導入口の吹出し幅の厚みを場所により変化させたこ
とにより、反応ガスの流れに対して垂直方向の膜厚分布
を自在にコントロールすることができるため、コンパク
トで低コストの光CVD装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す光CVD装置の断面図
である。
【図2】本発明の光CVD装置に使用した反応ガス導入
口の一実施例を示し、(a)は概略斜視図、(b)は吹
出し口の正面図である。
【図3】本発明の光CVD装置に使用した反応ガス導入
口の他の実施例を示し、(a)は概略斜視図、(b)は
吹出し口の正面図である。
【図4】本発明の光CVD装置に使用した反応ガス導入
口の更に他の実施例を示し、(a)は概略斜視図、
(b)は吹出し口の正面図である。
【図5】図2ないし図4のガス導入口を用いて行なった
成膜の反応ガス流れに垂直方向の膜厚分布特性図であ
る。
【図6】従来例を示す光CVD装置の断面図である。
【図7】図6の反応ガス導入口の斜視図である。
【図8】図6のガス噴出板の模式図である。
【図9】従来型の光CVD装置においてガス導入口の吹
出し幅を変えた時に得られた膜厚分布特性図である。
【符号の説明】 21 反応室 22 ガラス基板 23 反応ガス導入口 24 排気口 25 吹出し口 26 ステージ 27 赤外ランプヒータ 28 石英製噴出板 29 光源室 30 小孔 31 低圧水銀ランプ 32 不活性ガス導入口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を収容する反応室と、該反応室内に
    反応ガスを導入するためのガス導入口及び導入したガス
    を排気する排気口並びに排気手段と、該反応ガスを光化
    学反応させ、該基板上に薄膜を形成させるための光源
    と、該光源を収容する光源室と、該反応室と該光源室の
    間に、多数の小孔を持った光透過性のガス噴出板を配置
    し、該反応室内に収容された基板の表面にほぼ平行に該
    ガス導入口より第1のガス流をシート状に導入し、また
    該基板上の表面に、この表面に垂直な方向から第2のガ
    ス流を、該多数の小孔を持った光透過性のガス噴出板よ
    り導入して、該基板の表面の近傍に上記第1のガス流を
    層流状態に保持するようにした光CVD装置において、
    上記第1のガス導入口の吹出し幅の厚みを可変にしたこ
    とを特徴とする光CVD装置。
JP25798591A 1991-10-04 1991-10-04 光cvd装置 Pending JPH05198512A (ja)

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