JPH05198070A - ディスクカートリッジローディング機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カートリッジを挿入するときに駆動用のギア
に負荷がかからないようにする。 【構成】 カートリッジホルダ３は駆動ガイド２ａ，２
ｂの移動によってカートリッジホルダ用Ｌ字孔１１ａ〜
１１ｄおよびカートリッジホルダ用案内孔２１ａ〜２１
ｄに案内されて水平方向および垂直方向に移動する。ク
ランプホルダ４は駆動ガイド２ａ，２ｂの移動によって
クランプ用Ｌ字孔１２ａ〜１２ｄおよびクランプ用案内
孔２２ａ〜２２ｄに案内されて水平方向および垂直方向
に移動する。Ｖ形ロック８は一端が駆動ガイド２ａの当
接部２０に当接される当接部材８ａと、一端がカートリ
ッジホルダ３の当接部３ｆに当接される当接部材８ｂと
からなる。当接部材８ａ，８ｂの他端は互いに接続され
ており、この接続部において固定軸８ｃによって軸支さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【技術分野】本発明はディスクカートリッジローディン
グ機構に関し、特に光ディスク装置のディスクカートリ
ッジローディング機構に関する。

【０００２】

【従来技術】従来、この種のディスクカートリッジロー
ディング機構においては、図３および図４に示すよう
に、図示せぬカートリッジホルダを水平方向および垂直
方向に移動するためのギア６が減速機構３１のギア３７
に噛合されている。

【０００３】減速機構３１は駆動モータ３０に接続され
たウォームギヤ３２と、ウォームギヤ３２に噛合された
ウォームホイールギア３３と、ウォームホイールギア３
３と同軸上に配設されたプーリ３４と、プーリ３４に駆
動ベルト３５で接続されたプーリ３６と、プーリ３６と
同軸上に配設されたギア３７とから構成されている。

【０００４】今、図示せぬカートリッジをカートリッジ
ホルダに挿入する場合、カートリッジホルダを固定しな
ければならない。そのため、カートリッジホルダを水平
方向および垂直方向に移動するためのギア６が回転しな
いように、減速機構３１によってギア６を固定してい
る。

【０００５】このような従来のディスクカートリッジロ
ーディング機構では、カートリッジをカートリッジホル
ダに挿入するときにカートリッジホルダを駆動用のギア
６で固定しているため、ギア６および減速機構３１に必
要以上の力が加わるという欠点がある。

【０００６】

【発明の目的】本発明は上記のような従来のものの欠点
を除去すべくなされたもので、カートリッジを挿入する
ときに駆動用のギアに負荷がかからないようにすること
ができるディスクカートリッジローディング機構の提供
を目的とする。

【０００７】

【発明の構成】本発明によるディスクカートリッジロー
ディング機構は、ディスクカートリッジを収納するディ
スクカートリッジホルダを水平方向および垂直方向に案
内する案内板を有するディスクカートリッジローディン
グ機構であって、一端が前記ディスクカートリッジホル
ダの当接部に当接する第１の当接部材および一端が前記
案内板の当接部に当接する第２の当接部材各々の他端を
互いに接続して構成した抑止部材と、前記抑止部材を前
記第１および第２の当接部材の接続部で回動自在に軸支
する固定軸支部材とを設け、前記第２の当接部材と前記
案内板の当接部との当接に連動して前記接続部を中心に
回動する前記第１の当接部材が前記ディスクカートリッ
ジホルダに当接するよう前記固定軸支部材を配設したこ
とを特徴とする。

【０００８】

【実施例】次に、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。

【０００９】図１は本発明の一実施例の分解斜視図であ
る。図において、カートリッジホルダ３に配設された案
内軸３ａ〜３ｄは夫々シャーシ１ａ，１ｂのカートリッ
ジホルダ用Ｌ字孔１１ａ〜１１ｄおよび駆動ガイド２
ａ，２ｂのカートリッジホルダ用案内孔２１ａ〜２１ｄ
に貫通し、シャーシ１ａ，１ｂおよび駆動ガイド２ａ，
２ｂに係合されている。

【００１０】また、クランプホルダ４に配設された案内
軸４ａ〜４ｄ（案内軸４ｃ，４ｄは図示せず）は夫々シ
ャーシ１ａ，１ｂのクランプ用Ｌ字孔１２ａ〜１２ｄお
よび駆動ガイド２ａ，２ｂのクランプ用案内孔２２ａ〜
２２ｄに貫通し、シャーシ１ａ，１ｂおよび駆動ガイド
２ａ，２ｂに係合されている。

【００１１】クランプホルダ４に支持されたクランプ５
は案内軸４ａ〜４ｄが夫々クランプ用Ｌ字孔１２ａ〜１
２ｄの一番下にきたときに、カートリッジホルダ３のク
ランプ孔３ｅに挿通するようになっている。

【００１２】駆動ガイド２ａ，２ｂには伝達軸７の両端
に配設された駆動用のギア６ａ，６ｂに夫々噛合するラ
ック２３ａ，２３ｂが設けられている。駆動用のギア６
ａ，６ｂが回転すると、ラック２３ａ，２３ｂによって
駆動ガイド２ａ，２ｂが水平方向に移動する。

【００１３】この駆動ガイド２ａ，２ｂの移動によっ
て、カートリッジホルダ３の案内軸３ａ〜３ｄが夫々カ
ートリッジホルダ用Ｌ字孔１１ａ〜１１ｄおよびカート
リッジホルダ用案内孔２１ａ〜２１ｄに案内されるの
で、カートリッジホルダ３は水平方向および垂直方向に
移動する。

【００１４】同時に、クランプホルダ４の案内軸４ａ〜
４ｄも夫々クランプ用Ｌ字孔１２ａ〜１２ｄおよびクラ
ンプ用案内孔２２ａ〜２２ｄに案内されるので、クラン
プホルダ４も水平方向および垂直方向に移動する。

【００１５】Ｖ形ロック８は一端がシャーシ１ａの貫通
穴１３を通って駆動ガイド２ａの当接部２０に当接され
る当接部材８ａと、一端がカートリッジホルダ３の当接
部３ｆに当接される当接部材８ｂとからなる。ここで、
当接部材８ａ，８ｂの他端は夫々相互に接続されてお
り、この接続部において固定軸８ｃによって軸支されて
いる。

【００１６】図２は本発明の一実施例の動作を示す図で
ある。図２（ａ）はカートリッジホルダ３がＶ形ロック
８によって固定されている状態を示しており、図２
（ｂ）はカートリッジホルダ３がＶ形ロック８による固
定から解除されている状態を示している。

【００１７】これら図１および図２を用いて本発明の一
実施例の動作について説明する。カートリッジ９がカー
トリッジホルダ３に挿入される場合、ギア６ａ，６ｂの
回転によって駆動ガイド２ａ，２ｂが矢印Ａの方向に移
動すると、カートリッジホルダ３も矢印Ａの方向に移動
する。このとき、駆動ガイド２ａの当接部２０の傾斜部
２０ａがＶ形ロック８の当接部８ａに当接され、当接部
８ａが傾斜部２０ａに沿って矢印Ｂの方向に回動する。

【００１８】当接部材８ａの回動によって当接部材８ｂ
も矢印Ｂの方向に回動し、カートリッジホルダ３の当接
部３ｆに当接される。よって、カートリッジホルダ３は
Ｖ形ロック８によって矢印Ａの方向に対して固定状態と
なる。この状態で、カートリッジホルダ３にカートリッ
ジ９が挿入されても、カートリッジホルダ３が矢印Ｃの
方向に移動することはない。

【００１９】カートリッジ９がカートリッジホルダ３に
挿入されると、ギア６ａ，６ｂの回転によって駆動ガイ
ド２ａ，２ｂが矢印Ｃの方向に移動する。この駆動ガイ
ド２ａの矢印Ｃの方向への移動によってＶ形ロック８の
当接部８ａが矢印Ｄの方向に回動するので、当接部材８
ｂも矢印Ｄの方向に回動し、カートリッジホルダ３の当
接部３ｆとの当接が解除される。

【００２０】よって、カートリッジホルダ３は矢印Ｃの
方向への移動が可能となる。すなわち、ギア６ａ，６ｂ
の回転によって駆動ガイド２ａ，２ｂが矢印Ｃの方向に
移動することで、カートリッジホルダ３もカートリッジ
ホルダ用Ｌ字孔１１ａ〜１１ｄおよびカートリッジホル
ダ用案内孔２１ａ〜２１ｄに案内されて矢印Ｃの方向に
移動する。

【００２１】このように、一端がカートリッジホルダ３
の当接部３ｆに当接する当接部材８ｂおよび一端が駆動
ガイド２ａの当接部２０に当接する当接部材８ａ各々の
他端を互いに接続して構成したＶ形ロック８を当接部材
８ａ，８ｂの接続部で固定軸８ｃによって回動自在に軸
支し、当接部材８ａと駆動ガイド２ａの当接部２０との
当接に連動して回動する当接部材８ｂがカートリッジホ
ルダ３の当接部３ｆに当接するよう固定軸８ｃを配設す
ることによって、カートリッジ９のカートリッジホルダ
３への挿入時に、当接部材８ｂおよび固定軸８ｃによっ
てカートリッジホルダ３の矢印Ｃの方向への移動を抑止
することができる。よって、カートリッジ９を挿入する
ときに駆動用のギア６ａに負荷がかからないようにする
ことができる。

【００２２】尚、本発明の一実施例では光ディスク装置
のディスクローディング機構について述べたが、他のデ
ィスク媒体の装置に対しても適用できるのは明白であ
り、これに限定されない。

【００２３】

【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、一
端がディスクカートリッジホルダの当接部に当接する第
１の当接部材および一端が案内板の当接部に当接する第
２の当接部材各々の他端を互いに接続して構成した抑止
部材を固定軸支部材によって第１および第２の当接部材
の接続部で回動自在に軸支し、第２の当接部材と案内板
の当接部との当接に連動して回動する第１の当接部材が
ディスクカートリッジホルダに当接するよう固定軸支部
材を配設することによって、ディスクカートリッジを挿
入するときに駆動用のギアに負荷がかからないようにす
ることができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示す構成図である。

【図２】本発明の一実施例の動作を示す図である。

【図３】従来例を示す図である。

【図４】従来例を示す図である。

【符号の説明】

１ａ，１ｂ シャーシ ２ａ，２ｂ 駆動ガイド ３ カートリッジホルダ ３ａ〜３ｄ 案内軸 ３ｆ 当接部 ６ａ，６ｂ ギア ８ Ｖ形ロック ８ａ，８ｂ 当接部材 ８ｃ 固定軸 ２０ 当接部 ２０ａ 傾斜部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ディスクカートリッジを収納するディス
   クカートリッジホルダを水平方向および垂直方向に案内
   する案内板を有するディスクカートリッジローディング
   機構であって、一端が前記ディスクカートリッジホルダ
   の当接部に当接する第１の当接部材および一端が前記案
   内板の当接部に当接する第２の当接部材各々の他端を互
   いに接続して構成した抑止部材と、前記抑止部材を前記
   第１および第２の当接部材の接続部で回動自在に軸支す
   る固定軸支部材とを設け、前記第２の当接部材と前記案
   内板の当接部との当接に連動して前記接続部を中心に回
   動する前記第１の当接部材が前記ディスクカートリッジ
   ホルダに当接するよう前記固定軸支部材を配設したこと
   を特徴とするディスクカートリッジローディング機構。