JPH0519802Y2 - - Google Patents

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JPH0519802Y2
JPH0519802Y2 JP14899986U JP14899986U JPH0519802Y2 JP H0519802 Y2 JPH0519802 Y2 JP H0519802Y2 JP 14899986 U JP14899986 U JP 14899986U JP 14899986 U JP14899986 U JP 14899986U JP H0519802 Y2 JPH0519802 Y2 JP H0519802Y2
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cavity
semiconductor
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protrusions
semiconductors
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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Fluid Adsorption Or Reactions (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の利用分野] この考案は排気ガスセンサの改良に関し、特に
キヤビテイからの半導体の脱落の防止に関する。
[従来技術] 出願人は、耐熱絶縁性基体に設けたキヤビテイ
に金属酸化物半導体を充填し、排気ガスセンサと
することを提案した(例えば昭和59年12月27日出
願の実願昭59−199872号,実開昭61−112260号公
報)。この場合、半導体はキヤビテイに充填され、
焼結されてキヤビテイに保持される。しかし半導
体はキヤビテイ内での焼結で収縮し、キヤビテイ
から遊離してしまう。
[考案の課題] この考案は、半導体のキヤビテイへの保持強度
を高め、センサの耐久性や信頼性を向上させるこ
とを課題とする。
[考案の構成] この考案の排気ガスセンサは、キヤビテイ内に
その開口部に向けて断面積が増大する突起を設
け、半導体の脱落を防止することを特徴とする。
[実施例] 第1図、第2図に実施例を示す。図において、
2はアルミナ等の耐熱絶縁性基板で、その先端に
は、底部にR部Rを設けた、2つの円柱状キヤビ
テイ4,6を設ける。キヤビテイ4,6の内部に
は、頭部に向かつて断面積が拡大するようにテー
パを付けた、ロープ止めに類似の突起8,10を
設ける。12はn形金属酸化物半導体、14はp
形金属酸化物半導体で、キヤビテイ4,6内に充
填して焼結され、突起8,10により脱落が防止
されている。半導体12,14には、溝に収容し
た各一対の電極16を接続する。18は電極16
の保護のためのアルミナの溶射層、20はヒータ
である。
このセンサでは、n形金属酸化物半導体12と
p形金属酸化物半導体14の抵抗値の積からセン
サ温度を検出してヒータ20を制御し、抵抗値の
比から排気ガスの組成を検出する。
ここでキヤビテイ4,6内に特定の突起8,1
0を設けることを除き、センサの形状や構造は任
意であり、例えばパイプ状の基体の先端にキヤビ
テイを設けて半導体を充填しても良く、半導体は
n形12やp形14の一方のみとしても良い。
キヤビテイの形状は円柱状の他に、楕円柱状の
ものや、直方体状のもの等も用い得る。しかし最
も好ましいものは、円柱や楕円柱を基礎とし、底
部にR部を設けたものである。このようにする
と、キヤビテイ内への半導体の均一な充填が容易
であり、またレーザ等によるキヤビテイの加工も
容易となる。更に焼結時に半導体が収縮しても、
キヤビテイの底面や側面と半導体との密着性を保
つことができ、基板2と半導体12,14との伝
熱性を高めることができる。
第3図に、単純な円柱状のキヤビテイ5,7を
用いた変形例を示す。この変形例は、キヤビテイ
5,7の底部にR部を設けず、単なる円柱状とし
た他は、第1図、第2図の実施例と同一である。
この変形例では、キヤビテイの底面と側面とのシ
ヤープエツヂの為、レーザ等での加工が困難であ
る。次にシヤープエツヂの為、半導体を均一に充
填するのも困難となる。更に半導体が焼結時に収
縮すると、キヤビテイの底面や側面と半導体との
間にすき間が生じ、半導体と基板2との熱伝導が
抑制される。このことは2つの半導体12,14
に温度差を与え、検出誤差の原因となる。これに
対して、キヤビテイ4,6の底部にR部Rを設け
ておくと、半導体が収縮しても、半導体はキヤビ
テイ底部のRに沿つて収縮し、基板と半導体との
密着性を保つことが出来る。
突起8,10は頭部へ向かい断面積が増す部分
が有れば良く、図のようなR部を有する円柱状の
他、楕円柱を基礎としたもの等も用い得る。突起
8,10は、図のようにテーパを用いて断面積を
変化させるのが好ましいが、例えばボルト状の突
起のようにテーパを用いないものも可能である。
またこのようなキヤビテイ4,6や突起8,10
はレーザ加工等で設けることができる。
半導体12,14の脱落は、以下のようにして
防がれる。半導体をキヤビテイに充填し焼結する
と、半導体は収縮し、キヤビテイから遊離する。
収縮の程度は、BaSnO3やSrTiO3,SrFeO3等の
複合金属酸化物半導体で大きく、TiO2やSnO2
の単純な金属酸化物半導体ではこれよりも小さ
い。ここで突起8,10を設けると、収縮した半
導体は突起を締め付け、突起により半導体が係止
される。これは半導体が収縮すると、突起8,1
0に接した面も収縮しようとするからである。
考案者は、これ以外に様々なキヤビテイ構造を
検討した。例えばキヤビテイの側周にR部を設け
てキヤビテイの断面積を不均一として、突起8,
10を用いずに半導体の脱落を防止するのであ
る。しかしこの場合も、収縮により半導体がキヤ
ビテイから遊離することにかわりはなく、振動等
で半導体が破損する危険性が有る。
n形半導体12としてBaSnO3を用い、p形半
導体14としてSrTiO3を用い、耐久テストを行
つた。半導体はいずれも1200℃で焼成したもの
を、充填後1300℃で1時間焼結して用いた。キヤ
ビテイ4,6は内径2mmで深さ0.8mmの円柱状と
し、突起8,10は底部の外径が0.4mm、最大部
の外径が0.8mmとした。また比較例として、突起
8,10を除いて、キヤビテイの両側で無機接着
剤により電極を基板に固着し、電極16により間
接的に半導体12,14をキヤビテイに固定した
ものを用いた。テストは、加速度30G、振動数
230Hzの振動を5時間加えて行つた。これは自動
車用電装品への、標準的試験条件である。比較例
では、電極を介して、接着剤で半導体を固定して
いるにもかかわらず、p形、n形とも半導体が脱
落した。一方実施例では、いずれも異常は見られ
なかつた。さらに比較例のものでは、接着剤が電
極を介して半導体に侵入するため、応答特性が低
下していた。
[考案の効果] この考案では、半導体の基体からの浮きを防止
し、センサの耐久性、信頼性を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例の排気ガスセンサの平面図、
第2図はその−方向拡大断面図、第3図は変
形例の排気ガスセンサの要部拡大断面図である。 図において、2……基板、4,6……キヤビテ
イ、8,10……突起、12,14……半導体、
16……電極、R……R部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 耐熱絶縁性基体に設けたキヤビテイに、ガスに
    より抵抗値が変化する金属酸化物半導体を充填し
    た排気ガスセンサにおいて、 前記キヤビテイ内に、キヤビテイの開口部に向
    けて断面積が増大する突起を設けたことを特徴と
    する、排気ガスセンサ。
JP14899986U 1986-09-29 1986-09-29 Expired - Lifetime JPH0519802Y2 (ja)

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