JPH0543069Y2 - - Google Patents

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JPH0543069Y2
JPH0543069Y2 JP1988067557U JP6755788U JPH0543069Y2 JP H0543069 Y2 JPH0543069 Y2 JP H0543069Y2 JP 1988067557 U JP1988067557 U JP 1988067557U JP 6755788 U JP6755788 U JP 6755788U JP H0543069 Y2 JPH0543069 Y2 JP H0543069Y2
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JP
Japan
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solid electrolyte
tapered
flat
alumina
cracks
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    • Y02E60/12

Landscapes

  • Measuring Oxygen Concentration In Cells (AREA)
  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野) この考案は、ナトリウム−イオウ二次電池用あ
るいはAMTEC(Alkali Metal Thermo−
Electric Converter)と呼ばれる熱電変換装置用
Na+イオン伝導性固体電質管、またSOxセンサー
用固体電解質管に用いられるβ−アルミナ固体電
解質管の改良に関する。 (従来の技術) 周知のようにβ−アルミナは、Na2O・xAl2
O3(xは5〜11の数)で表わされる不定比化合物
であつて、広義にはβ″−アルミナを含む固体電解
質である。従来、この種のβ−アルミナを上記分
野で用いる場合、その形状は一端封じの袋管状を
なし、その底部を半球状または丸底に形成してい
る。また底部を平底とし底部の内外を1段のテー
パー部に形成してなるものは例えば実開昭59−
164167号公報に図示のように提案されている。 (考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来のものの場合、β−ア
ルミナ固体電解質管は、その底部を半球状または
丸底としていることで、その使用に際しては据置
の形では使用することができず、焼成時において
は倒置し、又は横に寝かして焼成するものであ
り、自重によつて変形を発生しやすいものであ
る。さらに倒置して焼成する場合には開口端が自
重によつて均一に収縮しにくく、開口端の変形を
生じるおそれがある。また、平底筒状体とすると
成形時のクラツク発生が多く、焼成時においても
耐熱衝撃性の低下に起因するクラツク等が起こり
やすく、製品の歩留まりが低くなつてしまい、コ
ストが上昇するものであり、また底部内外に1段
のテーパーを形成するだけでは発生するクラツク
が多く、実用上充分ではないものである。そこ
で、この考案は上記従来のものの持つ欠点を改善
するものであり、成形性、焼結時においての耐熱
衝撃性を向上させようとするものである。 (課題を解決するための手段) そのために、β−アルミナ固体電解質管の底部
を平底とした上、本体内底部近傍に内底面にわた
り複数段のテーパー部を、同様に、外底部近傍に
は外底面にわたり複数段のテーパー部を設けてな
るものである。 (作用) 上記構成を具えるので、底部を平底にすること
により、焼成を直立状態で行なうことが可能とな
り、変形を減少させることができ、また成形体の
内底部と外底部に複数段のテーパー部を設けるこ
とにより、応力の分散を図ることができ、焼成及
び冷却時に発生し易いクラツクを顕著に減少させ
るとともに、均一な収縮が達成でき、耐熱衝撃性
も向上させることができる。 (実施例) この考案を図に示す実施例により更に説明す
る。第1図において、1は、この考案の実施例で
あるβ−アルミナ固体電解質管であり、このβ−
アルミナ固体電解質管1の外底部2を平底とした
上、本体内底部3近傍に、軸方向には内底面4よ
り開口端5までの全長の2/1000〜1/3、径方向に
は内径の2/1000〜1/3の範囲で第1段目のテーパ
ー部6を、さらに内表面各コーナー部7には内径
の2/1000〜1/10の範囲で第2段目のテーパー部8
を設けると共に、外底部2近傍には全高の2/1000
〜1/3、外径の2/1000〜1/3の範囲で同様な第1段
目のテーパー部9を、さらに外表面各コーナー部
10にも外径の2/1000〜2/10の範囲で第2段目の
テーパー部11を設けてなるものである。このた
め、まず外底部2を平底にすることにより、焼成
を直立状態で行なうことが可能となり、開口端5
と全体の変形を減少させることができ、また成形
体の内底部4あるいは外底部2にテーパー部6,
9を設けることにより、応力の分散が図られ焼成
及び冷却時に発生し易いクラツクを著しく減少さ
せるとともに、均一な収縮が達成でき、耐熱衝撃
性も向上させることができる。第2図に示すもの
はコーナー部のみをテーパー部とした対照例であ
り、他は実施例とほぼ同一であり、実施例におけ
る対照例と同一部分符号は同一部分を示すもので
ある。そこで、この考案の実施例と従来のものと
対照例とを成形実験(表1)、焼成実験(表2)
及び焼結体1底部をガスバーナーによつて10秒以
内に室温から800℃にまで加熱する耐熱衝撃実験
(表3)を比較、検討したところ、クラツク発生
の本数が実施例において最も少なく、テーパーを
1段とするもの(対照例)がこれに次ぎ、この対
照例と比べてもこの考案の効果が安定して著しく
十分に認められた。
【表】
【表】
【表】 (考案の効果) 以上のとおり、底部を平底とした上、複数段の
テーパー部を本体、内外底部及び内外表面に設け
ることにより、製品の焼成、冷却時におこるクラ
ツク等を顕著に防止することができ、構成部品と
して組み込むとき位置ぎめを容易にし作業の効率
を向上させることのできる優れた効果を有するも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の第1実施例であるβ−ア
ルミナ固体電解質管の断面図であり、第2図は、
対照例の断面図である。 1……β−アルミナ固体電解質管、2……外底
面、3……内底部、4……内底面、5……開口
端、6,8,9,10……テーパー部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 底部を平底とした上、本体内底部近傍に内底面
    にわたり複数段のテーパー部を、同様に外底部近
    傍には外底面にわたり複数段のテーパー部を設け
    てなるβ−アルミナ固体電解質管。
JP1988067557U 1988-05-24 1988-05-24 Expired - Lifetime JPH0543069Y2 (ja)

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JPH01173139U JPH01173139U (ja) 1989-12-08
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5859368A (ja) * 1981-10-02 1983-04-08 Tokai Rika Co Ltd エンジン自動始動装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5859368A (ja) * 1981-10-02 1983-04-08 Tokai Rika Co Ltd エンジン自動始動装置

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JPH01173139U (ja) 1989-12-08

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