JPH0541526Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0541526Y2 JPH0541526Y2 JP3459588U JP3459588U JPH0541526Y2 JP H0541526 Y2 JPH0541526 Y2 JP H0541526Y2 JP 3459588 U JP3459588 U JP 3459588U JP 3459588 U JP3459588 U JP 3459588U JP H0541526 Y2 JPH0541526 Y2 JP H0541526Y2
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- JP
- Japan
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- wire
- thermistor
- glass
- sealed
- glass material
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
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- 239000011521 glass Substances 0.000 claims description 9
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Landscapes
- Details Of Resistors (AREA)
- Thermistors And Varistors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は家電機器、住設機器、自動車機器など
の温度センサとして用いられ、特に400℃までの
温度領域においても連続使用可能な信頼性の高い
ガラス封止サーミスタに関するものである。
の温度センサとして用いられ、特に400℃までの
温度領域においても連続使用可能な信頼性の高い
ガラス封止サーミスタに関するものである。
従来の技術
従来、この種のガラス封止サーミスタは、第2
図に示すような構成であつた。
図に示すような構成であつた。
第2図において、1は対向する両面に電極2を
形成した平板形または円板形などのサーミスタ素
子体であり、ジユメツト線3を前記サーミスタ素
体1の両面の電極面に固定し、前記ジユメツト線
3の一部を除く全体を鉛ガラス材4にて密閉封止
した構成であつた。
形成した平板形または円板形などのサーミスタ素
子体であり、ジユメツト線3を前記サーミスタ素
体1の両面の電極面に固定し、前記ジユメツト線
3の一部を除く全体を鉛ガラス材4にて密閉封止
した構成であつた。
考案が解決しようとする課題
このような従来の構成では、以下に示すような
問題があつた。すなわち、ジユメツト線の構成
は、42%Fe−Ni芯線のまわりをCu材にて被覆し
た構成であるが、400℃の高温放置試験では、ジ
ユメツト線のCu部分が酸化され、サーミスタ素
体の抵抗値不良や、オープン不良を発生し、機能
を果たさなくなる欠点があつた。
問題があつた。すなわち、ジユメツト線の構成
は、42%Fe−Ni芯線のまわりをCu材にて被覆し
た構成であるが、400℃の高温放置試験では、ジ
ユメツト線のCu部分が酸化され、サーミスタ素
体の抵抗値不良や、オープン不良を発生し、機能
を果たさなくなる欠点があつた。
本考案はこのような問題点を解決するもので、
安定した特性を有する信頼性の高いガラス封止サ
ーミスタの提供を目的とするものである。
安定した特性を有する信頼性の高いガラス封止サ
ーミスタの提供を目的とするものである。
課題を解決するための手段
そこで前記問題点を解決するために本考案は、
サーミスタ素体の両面の電極面にニツケルメツキ
をほどこした52%Fe−Ni線を固定し、アルカリ
バリウム系ガラス材にて密閉封止してなるもので
ある。
サーミスタ素体の両面の電極面にニツケルメツキ
をほどこした52%Fe−Ni線を固定し、アルカリ
バリウム系ガラス材にて密閉封止してなるもので
ある。
作 用
この構成によれば、52%Fe−Ni線を用いるこ
とにより、400℃の連続使用に対して、酸化によ
る不良はなくなり、安定した特性を有する高信頼
性のガラス封止サーミスタを供給することができ
る。
とにより、400℃の連続使用に対して、酸化によ
る不良はなくなり、安定した特性を有する高信頼
性のガラス封止サーミスタを供給することができ
る。
実施例
以下、本考案の一実施例について第1図を参照
しながら説明する。第1図は本考案の一実施例に
よるガラス封止サーミスタの断面図であり、第1
図において、対向する両面に電極6を形成した平
板形または円板形などのサーミスタ素体5の両面
の電極面にニツケルメツキをほどこした52%Fe
−Ni線7を固定し、前記ニツケルメツキをほど
こした52%Fe−Ni線7の一部を除く全体をアル
カリバリウム系ガラス材8にて大気中で密封封止
した。
しながら説明する。第1図は本考案の一実施例に
よるガラス封止サーミスタの断面図であり、第1
図において、対向する両面に電極6を形成した平
板形または円板形などのサーミスタ素体5の両面
の電極面にニツケルメツキをほどこした52%Fe
−Ni線7を固定し、前記ニツケルメツキをほど
こした52%Fe−Ni線7の一部を除く全体をアル
カリバリウム系ガラス材8にて大気中で密封封止
した。
以上のように本実施例によれば、52%Fe−Ni
線を用いることにより、400℃の連続使用が可能
となる。また、52%Fe−Ni線の表面にニツケル
メツキをほどこしていることにより、ガラス封止
時において、リード線としての52%Fe−Ni線の
表面に酸化鉄の層を形成することはなく、ガラス
材との封止状態は良好なものとなる。さらに、ア
ルカリバリウム系ガラス材の歪点は約420℃であ
り、400℃連続使用に対して何ら問題はなく、か
つガラス材、リード線(52%Fe−Ni線)および
サーミスタ素体の熱膨張係数を±10%以内とする
ことができるので、ガラス材にクラツクが発生す
ることもないものとなる。
線を用いることにより、400℃の連続使用が可能
となる。また、52%Fe−Ni線の表面にニツケル
メツキをほどこしていることにより、ガラス封止
時において、リード線としての52%Fe−Ni線の
表面に酸化鉄の層を形成することはなく、ガラス
材との封止状態は良好なものとなる。さらに、ア
ルカリバリウム系ガラス材の歪点は約420℃であ
り、400℃連続使用に対して何ら問題はなく、か
つガラス材、リード線(52%Fe−Ni線)および
サーミスタ素体の熱膨張係数を±10%以内とする
ことができるので、ガラス材にクラツクが発生す
ることもないものとなる。
考案の効果
以上のように本考案によれば、以下のような効
果が得られる。すなわち、52%Fe−Ni線を用い
ることにより、400℃の連続使用に対して、酸化
による不良はなくなり、安定した特性を有する高
信頼性のガラス封止サーミスタを供給することが
できる。
果が得られる。すなわち、52%Fe−Ni線を用い
ることにより、400℃の連続使用に対して、酸化
による不良はなくなり、安定した特性を有する高
信頼性のガラス封止サーミスタを供給することが
できる。
第1図は本考案の一実施例によるガラス封止サ
ーミスタを示す断面図、第2図は従来のガラス封
止サーミスタを示す断面図である。 5……サーミスタ素体、6……電極、7……52
%Fe−Ni線、8……アルカリバリウム系ガラス
材。
ーミスタを示す断面図、第2図は従来のガラス封
止サーミスタを示す断面図である。 5……サーミスタ素体、6……電極、7……52
%Fe−Ni線、8……アルカリバリウム系ガラス
材。
Claims (1)
- 対向する両面に電極を形成したサーミスタ素体
の両面の電極面にニツケルメツキをほどこした2
本の52%Fe−Ni線を固定し、前記52%Fe−Ni線
の一部を除く全体をアルカリバリウム系ガラス材
にて密閉封止したガラス封止サーミスタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3459588U JPH0541526Y2 (ja) | 1988-03-16 | 1988-03-16 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3459588U JPH0541526Y2 (ja) | 1988-03-16 | 1988-03-16 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01139407U JPH01139407U (ja) | 1989-09-22 |
JPH0541526Y2 true JPH0541526Y2 (ja) | 1993-10-20 |
Family
ID=31261296
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3459588U Expired - Lifetime JPH0541526Y2 (ja) | 1988-03-16 | 1988-03-16 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0541526Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-03-16 JP JP3459588U patent/JPH0541526Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01139407U (ja) | 1989-09-22 |
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