JPH0519797Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0519797Y2
JPH0519797Y2 JP1985076657U JP7665785U JPH0519797Y2 JP H0519797 Y2 JPH0519797 Y2 JP H0519797Y2 JP 1985076657 U JP1985076657 U JP 1985076657U JP 7665785 U JP7665785 U JP 7665785U JP H0519797 Y2 JPH0519797 Y2 JP H0519797Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
diaphragm
pressure
internal space
members
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1985076657U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61190842U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985076657U priority Critical patent/JPH0519797Y2/ja
Publication of JPS61190842U publication Critical patent/JPS61190842U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0519797Y2 publication Critical patent/JPH0519797Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、油圧計、水位計または血圧計等に使
用される圧力センサに関する。
〈従来の技術〉 圧力検出素子を取付けたダイヤフラムを構成要
素とし、このダイヤフラムをケース内部に周辺固
定して内蔵させた圧力センサは従来より公知であ
る。この種の圧力センサにおいては、ケースによ
るダイヤフラムの周辺固定構造に関して、圧力シ
ールを考慮に入れ、かつ、熱応力など外的不安定
要因を極力抑える必要がある。また、低コスト化
を図るために、上述の圧力シール及び外乱抑制の
機能を充分に果した上で、組立工程を簡略化し得
るハウジング構造を取ることも重要なことであ
る。
第2図は従来のこの種の圧力センサの断面図で
あつて、ケース1の内部に台座2を固定すると共
に、この台座2の上にダイヤフラム3を周辺固定
して取付けた構造となつている。ダイヤフラム3
は、周辺部に筒状の支持部31を設けると共に、
この支持部31の内側に円板状の受圧部32を形
成し、受圧部32の表面イ側を受圧面とし、背面
ロに圧電振動子または歪ゲージ等で成る圧力検出
素子4を取付け構造となつていて、支持部31の
下端面を台座2上に取付け固定することにより、
ケース1の内部に周辺固定して内蔵させてある。
ダイヤフラム3の受圧部31の表面イは、ケー
ス1に設けた圧力導入口5に連通する受圧室6に
面する受圧面としてあり、圧力検出素子4を取付
けた受圧部31の背面ロ側はこの受圧室6に対し
て気密性を保つように、圧力シールを施す必要が
ある。その手段として、この従来例では、台座2
の周辺とケース1の内壁面との間、及び、ダイヤ
フラム3の支持部31の下端面と台座2との間を
封着7,8してある。
次に第3図に示す従来例では、ダイヤフラム3
の周辺部をケース部材101−102の端面間で
挟込み固定して、圧力シールとダイヤフラム3の
周辺固定とを同時に行なう構造になつている。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながら、第2図及び第3図に示した従来
例には次のような問題点がある。
(イ) まず、第2図に示す従来構造では、ケース1
内に台座2及びダイヤフラム3を封着した後で
なければ、圧力特性を測定することができな
い。このため、最終組立状態で特性の合否判定
を行なうこととなり、不合格の場合のコスト上
の損失が大きくなる。
(ロ) 次に、第3図に示したものは、構造は簡単で
あるが、熱応力による出力変動を抑えるため
に、ケース1とダイヤフラム3とを同一材質、
或いは熱膨張係数のほぼ等しいものによつて構
成しなければならず、設計上、種々の制約が生
じる。また、小型のものや、ダイヤフラム材質
の性質上、大型化できないもの、或いは周辺固
定部からの影響を受け易い微圧用等のもので
は、ダイヤフラム3の周辺部を同一材質もしく
は物理特性の近似した台座に固着した後、ケー
ス1に封着する構造としなければならず、構造
が複雑化する。
そこで、本考案の課題は、上述する従来の問題
点を解決し、周辺固定と同時にOリングによる圧
力シールを形成すると共に、ダイヤフラムをケー
ス端面から浮かして外乱を抑制し、圧力検出精度
及び感度を向上させた組立の容易な圧力センサを
提供することである。
〈課題を解決するための手段〉 上述した課題解決のため、本考案は、ケース
と、ダイヤフラムと、Oリングとを含む圧力セン
サであつて、 前記ケースは、2つのケース部材を含み、両ケ
ース部材のそれぞれが凹部を有し、前記凹部及び
その周りの端面が対向するように組合されて内部
空間を形成し、前記ケース部材の少なくとも一方
が前記内部空間に連なる圧力導入孔を有してお
り、 前記ダイヤフラムは、厚み方向の一面に圧力検
出素子を有し、厚み方向の両面の周辺部が前記両
第ケース部材の前記端面間に位置し、外周縁が前
記ケースの内面との間に空間を保つように、前記
ケースの前記内部空間内に配置されており、 前記Oリングは、2つ備えられ、それぞれが前
記ダイヤフラムの厚み方向の両面においてその周
辺部に配置され、前記ダイヤフラムの周辺部を前
記両ケース部材の前記端面から浮かしている。
〈作用〉 ケースは、両ケース部材のそれぞれが対向する
ように組合されて内部空間を形成し、ダイヤフラ
ムは厚み方向の両面の周辺部が両ケース部材の端
面間に位置するように、ケースの内部空間内に配
置されているから、特性の合否判定において、例
えば不合格になつた場合、再度組立て直すことが
できる。このため、不合格の場合のコスト損失が
少なくて済む。
ケースは、ケース部材の少なくとも一方が内部
空間に連なる圧力導入孔を有しており、ダイヤフ
ラムは、厚み方向の一面に圧力検出素子を有し、
ケースの内部空間内に配置されているから、圧力
導入孔を通してケースの内部空間内に導入された
圧力をダイヤフラムに備えられた圧力検出素子に
よつて検出することができる。
ケースは両ケース部材のそれぞれが凹部の周り
の端面が対向するように組合されて内部空間を形
成しており、ダイヤフラムは厚み方向の両面の周
辺部が両ケース部材の端面間に位置するように、
ケースの内部空間内に配置されており、Oリング
は、ダイヤフラムの厚み方向の両面においてその
周辺部に配置され、ダイヤフラムの周辺部を両ケ
ース部材の端面から浮かしているから、ダイヤフ
ラムの周辺固定と同時に、Oリングによる圧力シ
ールを形成でき、接着等による封着構造を省略す
ることができる。
しかも、ケースとダイヤフラムとの間におい
て、ダイヤフラムの厚み方向に作用する熱応力ま
たは締付け力等の外部応力を、Oリングによつて
吸収緩和すると共に、ダイヤフラムをケース端面
から浮かし、全体として外的要因による出力変動
を充分に抑制し、圧力検出精度及び感度を向上さ
せることができる。
更に、ダイヤフラムは、外周縁がケースの内面
との間に空間を保つように、ケースの内部空間内
に配置されているから、ケースとダイヤフラムと
の間において、ダイヤフラムの面と平行する方向
へ作用する熱応力または締付け力等の外部応力
を、ダイヤフラムの外周縁とケースの内周との間
の空間によつて遮断し、外的要因による出力変動
を充分に抑制し、圧力検出精度及び感度を向上さ
せることができる。
〈実施例〉 第1図は本考案に係る圧力センサの断面図であ
る。図において、第2図及び第3図と同一の参照
符号は同一性のある構成部分を示している。ケー
ス1は、2つのケース部材101,102を含
み、両ケース部材101,102のそれぞれが凹
部を有し凹部及びその周りの端面101a,10
2aが対向するように組合されて内部空間を形成
している。ケース部材101,102は内部空間
に連なる圧力導入孔101,102を有してい
る。ケース部材101及び102の端面101a
−102a間に、ダイヤフラム3の周辺部を挟み
込む構造とし、その際、ダイヤフラム3の周辺部
の両面にOリング9,10を配置し、Oリング
9,10を介してダイヤフラム3の周辺部をケー
ス部材101及び102の端面101a及び10
2a間に挟み込んで固定してある。ダイヤフラム
3は外周縁がケース部材102の内面との間に空
間を保つように、ケース1の内部空間内に配置さ
れている。ケース部材101及び102はネジ止
め等の手段によつて一体的に結合してある。ダイ
ヤフラム3の面上に取付けられた圧力検出素子4
は、圧電振動子または歪ゲージ等によつて構成さ
れている。
上述のように、ダイヤフラム3の周辺部を、O
リングを介して、ケース部材101,102の端
面101a−102a間で挟み込んで周辺固定し
てあるから、ケース部材101,102によるダ
イヤフラム3の周辺固定と同時に、Oリング9,
10による圧力シールを形成でき、接着等による
封着構造を省略することができる。
しかも、ケース部材101,102とダイヤフ
ラム3との間において、ダイヤフラム3の厚み方
向に作用する熱応力または締付け力等の外部応力
を、Oリング9,10によつて吸収緩和できるの
で、外的要因による検出精度、検出感度の低下を
確実に防止できる。
また、ダイヤフラム3をケース部材101,1
02の端面101a,102aから浮かし、全体
として外的要因による出力変動を充分に抑制し、
圧力検出精度及び感度を向上させることができ
る。
更に、ダイヤフラム3は、外周縁がケース部材
102の内面との間に空間を保つように、ケース
1の内部空間内に配置されているから、ケース1
とダイヤフラム3との間において、ダイヤフラム
3の厚み方向と直交する面方向へ作用する熱応力
または締付け力等の外部応力を、ダイヤフラム3
の外周縁とケース部材102の内周との間の空間
によつて遮断し、外的要因による出力変動を充分
に抑制し、圧力検出精度及び感度を向上させるこ
とができる。
また、圧力特性の測定において、不合格となつ
た場合には、ケース部材101,102の結合を
解き、ダイヤフラム3を交換できるから、不合格
の場合のコスト上の損失も小さくなる。
実施例では、ダイヤフラム3の両面側に圧力導
入孔11,12を形成してあるので、ケース部材
101,102の何れの方向からも圧力検出端を
接続できる。
〈考案の効果〉 以上述べたように、本考案によれば、次のよう
な作用効果を得ることができる。
(a) ケースは、両ケース部材のそれぞれが対向す
るように組合されて内部空間を形成し、ダイヤ
フラムは厚み方向の両面の周辺部が両ケース部
材の端面間に位置するように、ケースの内部空
間内に配置されているから、組立が容易で、し
かも不合格の場合のコスト損失が少なくて済む
圧力センサを提供できる。
(b) ケースは、ケース部材の少なくとも一方が内
部空間に連なる圧力導入孔を有しており、ダイ
ヤフラムは、厚み方向の一面に圧力検出素子を
有し、ケースの内部空間内に配置されているか
ら、圧力導入孔を通してケースの内部空間内に
導入された圧力をダイヤフラムに備えられた圧
力検出素子によつて検出し得る圧力センサを提
供できる。
(c) ケースは、両ケース部材のそれぞれが凹部の
周りの端面が対向するように組合されて内部空
間を形成しており、ダイヤフラムは厚み方向の
両面の周辺部が両ケース部材の端面間に位置す
るように、ケースの内部空間内に配置されてお
り、Oリングは、ダイヤフラムの厚み方向の両
面においてその周辺部に配置され、ダイヤフラ
ムの周辺部を両ケース部材の端面から浮かして
いるから、ダイヤフラムの周辺固定と同時に、
Oリングによる圧力シールを形成でき、接着に
よる封着構造を省略することの可能な圧力セン
サを提供できる。
(d) ケースとダイヤフラムとの間において、ダイ
ヤフラムの厚み方向に作用する熱応力または締
付け力等の外部応力を、Oリングによつて吸収
緩和すると共に、ダイヤフラムをケース端面か
ら浮かし、全体として外的要因による出力変動
を充分に抑制し、圧力検出精度及び感度を向上
させた圧力センサを提供できる。
(e) ダイヤフラムは、外周縁がケースの内面との
間に空間を保つように、ケースの内部空間内に
配置されているから、ケースとダイヤフラムと
の間において、ダイヤフラムの面と平行する方
向へ作用する熱応力または締付け力等の外部応
力を、ダイヤフラムの外周縁とケースの内周と
の間の空間によつて遮断し、外的要因による出
力変動を充分に抑制し、圧力検出精度及び感度
を向上させた圧力センサを提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る圧力センサの部分断面
図、第2図は従来の圧力センサの部分断面図、第
3図は同じく別の従来例における部分断面図であ
る。 101,102……ケース部材、3……ダイヤ
フラム、4……圧力検出素子、9,10……Oリ
ング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ケースと、ダイヤフラムと、Oリングとを含
    む圧力センサであつて、 前記ケースは、2つのケース部材を含み、両
    ケース部材のそれぞれが凹部を有し、前記凹部
    及びその周りの端面が対向するように組合され
    て内部空間を形成し、前記ケース部材の少なく
    とも一方が前記内部空間に連なる圧力導入孔を
    有しており、 前記ダイヤフラムは、厚み方向の一面に圧力
    検出素子を有し、厚み方向の両面の周辺部が前
    記両第ケース部材の前記端面間に位置し、外周
    縁が前記ケースの内面との間に空間を保つよう
    に、前記ケースの前記内部空間内に配置されて
    おり、 前記Oリングは、2つ備えられ、それぞれが
    前記ダイヤフラムの厚み方向の両面においてそ
    の周辺部に配置され、前記ダイヤフラムの周辺
    部を前記両ケース部材の前記端面から浮かして
    いる圧力センサ。 (2) 前記圧力検出素子は、圧電振動子でなる実用
    新案登録請求の範囲第1項に記載の圧力セン
    サ。 (3) 前記圧力検出素子は、歪ゲージでなる実用新
    案登録請求の範囲第1項に記載の圧力センサ。
JP1985076657U 1985-05-22 1985-05-22 Expired - Lifetime JPH0519797Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985076657U JPH0519797Y2 (ja) 1985-05-22 1985-05-22

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985076657U JPH0519797Y2 (ja) 1985-05-22 1985-05-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61190842U JPS61190842U (ja) 1986-11-27
JPH0519797Y2 true JPH0519797Y2 (ja) 1993-05-25

Family

ID=30618991

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985076657U Expired - Lifetime JPH0519797Y2 (ja) 1985-05-22 1985-05-22

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0519797Y2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4400941C1 (de) * 1994-01-14 1995-04-20 Pvb Medizintechnik Gmbh Druckmeßwandler zur Messung des Druckes einer Flüssigkeit, insbesondere zur invasiven Blutdruckmessung
JP2003083829A (ja) * 2001-09-12 2003-03-19 Toyo Commun Equip Co Ltd 圧力センサ
DE102006037692A1 (de) * 2006-08-11 2008-02-14 Robert Bosch Gmbh Schaltungsmodul
JP5712666B2 (ja) * 2011-02-18 2015-05-07 セイコーエプソン株式会社 力検出器
JP7105492B2 (ja) * 2019-02-25 2022-07-25 ヤマシンフィルタ株式会社 差圧検出装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4865880A (ja) * 1971-12-10 1973-09-10
JPS57153232A (en) * 1981-03-18 1982-09-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd Water pressure detecting device

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4865880A (ja) * 1971-12-10 1973-09-10
JPS57153232A (en) * 1981-03-18 1982-09-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd Water pressure detecting device

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61190842U (ja) 1986-11-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2696375B2 (ja) 隔離装置
US5157973A (en) Pressure sensor with integral overpressure protection
US3484732A (en) Dual range pressure sensor
US4073191A (en) Differential pressure transducer
JPH0519797Y2 (ja)
JPH09297082A (ja) 圧力センサ
JPS59125032A (ja) 差圧測定装置
US7661317B2 (en) High pressure transducer having an H shaped cross-section
US3278882A (en) Pressure transducers
JPS632332B2 (ja)
US7559248B2 (en) High pressure transducer having an H shaped cross-section
JPS6042351Y2 (ja) 圧力計
JPH0351726Y2 (ja)
JPS6333150Y2 (ja)
JPH0212581Y2 (ja)
JPS5930447Y2 (ja) 圧力計
JP3521322B2 (ja) 差圧測定装置
JPS587320Y2 (ja) 差圧応動装置
JP2523910Y2 (ja) 荷重変換器の起歪部密閉用カバー
JPS6326745Y2 (ja)
JPH076507Y2 (ja) 静電容量形差圧測定装置
US3324728A (en) Pressure transducer
JPH04194718A (ja) 差圧測定装置
JPS6346832Y2 (ja)
JPH0192634A (ja) 半導体差圧センサ