JPH05197086A - レンズ付きフイルムユニット - Google Patents
レンズ付きフイルムユニットInfo
- Publication number
- JPH05197086A JPH05197086A JP771592A JP771592A JPH05197086A JP H05197086 A JPH05197086 A JP H05197086A JP 771592 A JP771592 A JP 771592A JP 771592 A JP771592 A JP 771592A JP H05197086 A JPH05197086 A JP H05197086A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- front cover
- film unit
- satin
- unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B2219/00—Cameras
- G03B2219/02—Still-picture cameras
- G03B2219/04—Roll-film cameras
- G03B2219/045—Roll-film cameras adapted for unloading the film in the processing laboratory, e.g. disposable, reusable or recyclable cameras
Landscapes
- Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 金型の製造コストを低減して、レンズ付きフ
イルムユニットの製造コストを安価にする。 【構成】 前カバー１２の前面全体を梨地面１１にし
た。 【効果】 前カバーの金型を放電加工で彫込んだまま、
利用することができるから、マスキング工程を省略でき
る、またブラストやエッチングにより行われる梨地加工
は、表面を光沢面にする磨き加工が必要であるが、放電
加工された表面は梨地面となるので、従来行っていた磨
き工程をも省略することができる。これにより、金型の
製造コストを安価にすることができる。
イルムユニットの製造コストを安価にする。 【構成】 前カバー１２の前面全体を梨地面１１にし
た。 【効果】 前カバーの金型を放電加工で彫込んだまま、
利用することができるから、マスキング工程を省略でき
る、またブラストやエッチングにより行われる梨地加工
は、表面を光沢面にする磨き加工が必要であるが、放電
加工された表面は梨地面となるので、従来行っていた磨
き工程をも省略することができる。これにより、金型の
製造コストを安価にすることができる。
Description
【産業上の利用分野】本発明はレンズ付フイルムユニッ
トに関し、更に詳しくはレンズ付きフイルムユニットの
前カバーの改良に関するものである。
トに関し、更に詳しくはレンズ付きフイルムユニットの
前カバーの改良に関するものである。
【０００１】
【従来の技術】カメラを携帯していなくても気軽に写真
撮影ができように、本出願人から撮影レンズ，シャッタ
等の簡単な撮影機構を備えたユニット本体に予め写真フ
イルムを収納させたレンズ付きフイルムユニット（商品
名「写ルンですＨｉ」）が提供されている。このレンズ
付きフイルムユニット（以下、単にフイルムユニットと
いう）は製造コストを抑えるために、前記ユニット本体
を構成する前カバー，本体部，後カバーをそれぞれ樹脂
で一体成形している。またユニット本体は紙箱に収納さ
れているが、この紙箱には前記撮影レンズ等を露出させ
るための開口等が形成されているため、フイルムユニッ
トはこのままの状態で撮影を行うことができる。
撮影ができように、本出願人から撮影レンズ，シャッタ
等の簡単な撮影機構を備えたユニット本体に予め写真フ
イルムを収納させたレンズ付きフイルムユニット（商品
名「写ルンですＨｉ」）が提供されている。このレンズ
付きフイルムユニット（以下、単にフイルムユニットと
いう）は製造コストを抑えるために、前記ユニット本体
を構成する前カバー，本体部，後カバーをそれぞれ樹脂
で一体成形している。またユニット本体は紙箱に収納さ
れているが、この紙箱には前記撮影レンズ等を露出させ
るための開口等が形成されているため、フイルムユニッ
トはこのままの状態で撮影を行うことができる。
【０００２】このようなフイルムユニットでは紙箱とユ
ニット本体との間に隙間ができる。この隙間から入りこ
んだ不要な光が、ユニット本体の穴や合わせ目から内部
に進入するのをできるだけ防ぐために、前カバーの一部
（図５に示す網目部分）を梨地面にしている。この梨地
面１１を前カバー１２に形成するために、前カバー１２
を成形する金型には表面を梨地にするためのブラスト加
工やエッチング加工が施されている。
ニット本体との間に隙間ができる。この隙間から入りこ
んだ不要な光が、ユニット本体の穴や合わせ目から内部
に進入するのをできるだけ防ぐために、前カバーの一部
（図５に示す網目部分）を梨地面にしている。この梨地
面１１を前カバー１２に形成するために、前カバー１２
を成形する金型には表面を梨地にするためのブラスト加
工やエッチング加工が施されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たブラストやエッチングで金型を梨地加工するときに
は、梨地の程度を均一にするために一旦下地の表面を光
沢面にする磨き加工や、所定の範囲をマスキングするマ
スキング工程が必要となる。このような金型の製造は手
間がかかりコストが高くなるので、従来のフイルムユニ
ットではその製造コストを低減できないという問題があ
った。
たブラストやエッチングで金型を梨地加工するときに
は、梨地の程度を均一にするために一旦下地の表面を光
沢面にする磨き加工や、所定の範囲をマスキングするマ
スキング工程が必要となる。このような金型の製造は手
間がかかりコストが高くなるので、従来のフイルムユニ
ットではその製造コストを低減できないという問題があ
った。
【０００４】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
コストの安いレンズ付きフイルムユニットを提供するこ
とを目的とする。
コストの安いレンズ付きフイルムユニットを提供するこ
とを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のフイルムユニットでは、ユニット本体を
構成する前カバーの前面全体を梨地にしたものである。
また、請求項２の発明では放電加工により前カバーの金
型に梨地を形成している。
めに、本発明のフイルムユニットでは、ユニット本体を
構成する前カバーの前面全体を梨地にしたものである。
また、請求項２の発明では放電加工により前カバーの金
型に梨地を形成している。
【０００６】
【実施例】図５は本発明を実施したレンズ付きフイルム
ユニット（以下、単にフイルムユニットという）を示す
ものである。フイルムユニット２は予め未露光の写真フ
イルムを収納した樹脂製のユニット本体３と、これを収
納する紙箱４とから構成されている。ユニット本体３の
前面には撮影レンズ５を保持するレンズマウント６，フ
ァインダ対物開口７が、またユニット本体３の上面に
は、レリーズボタン８，フイルムカウンタ窓９が設けら
れている。更にユニット本体３の背面には写真フイルム
を巻き上げる巻上げノブ１０が設けられている。
ユニット（以下、単にフイルムユニットという）を示す
ものである。フイルムユニット２は予め未露光の写真フ
イルムを収納した樹脂製のユニット本体３と、これを収
納する紙箱４とから構成されている。ユニット本体３の
前面には撮影レンズ５を保持するレンズマウント６，フ
ァインダ対物開口７が、またユニット本体３の上面に
は、レリーズボタン８，フイルムカウンタ窓９が設けら
れている。更にユニット本体３の背面には写真フイルム
を巻き上げる巻上げノブ１０が設けられている。
【０００７】前記紙箱４には撮影レンズ５，ファインダ
対物開口７，レリーズボタン８，フイルムカウンタ窓９
及び巻上げノブ１０を露出させるための開口が形成され
ており、フイルムユニット２ではユニット本体３を紙箱
４に収納した状態で写真撮影を行うことができる。な
お、図中に示す網目部分は梨地面１１であり、レンズマ
ウント６の近傍から、不要な光がユニット本体３と紙箱
４との間に進入しないようにしている。この梨地仕上げ
は図１に示すように、前カバー１２の前面全体に施され
ている。
対物開口７，レリーズボタン８，フイルムカウンタ窓９
及び巻上げノブ１０を露出させるための開口が形成され
ており、フイルムユニット２ではユニット本体３を紙箱
４に収納した状態で写真撮影を行うことができる。な
お、図中に示す網目部分は梨地面１１であり、レンズマ
ウント６の近傍から、不要な光がユニット本体３と紙箱
４との間に進入しないようにしている。この梨地仕上げ
は図１に示すように、前カバー１２の前面全体に施され
ている。
【０００８】前カバー１２は図３に示すような射出成形
機で成形される。ホッパー２０から投入された樹脂は射
出シリンダ２１に入り、射出プランジャ２２で図中左方
向に送られる。射出シリンダ２１の先端部にはヒータ２
３が取り付けられており、前記樹脂はここで溶融され、
射出プランジャ２２の押圧により、ノズル２４から押し
出される。押し出された樹脂はスプルー２５，ランナー
２６，ゲート２７を経て、キャビティブロック２８，コ
アブロック２９で形成される射出空間３０に送り出され
る。
機で成形される。ホッパー２０から投入された樹脂は射
出シリンダ２１に入り、射出プランジャ２２で図中左方
向に送られる。射出シリンダ２１の先端部にはヒータ２
３が取り付けられており、前記樹脂はここで溶融され、
射出プランジャ２２の押圧により、ノズル２４から押し
出される。押し出された樹脂はスプルー２５，ランナー
２６，ゲート２７を経て、キャビティブロック２８，コ
アブロック２９で形成される射出空間３０に送り出され
る。
【０００９】前記キャビティブロック２８は放電加工に
より、図４の矢線に示す方向から彫込みが行われ、網目
部分が梨地面３１となっているから、前記射出空間３０
内に充満した樹脂は冷却されると、前面全体が梨地面１
１となった前カバー１２になる。なお、前記彫込みは放
電加工の加工精度例えば荒→中→仕上げと切り換えなが
ら行われる。また放電加工は上述したように加工精度を
簡単に変えることができるから、梨地の程度を任意に選
択することができる。
より、図４の矢線に示す方向から彫込みが行われ、網目
部分が梨地面３１となっているから、前記射出空間３０
内に充満した樹脂は冷却されると、前面全体が梨地面１
１となった前カバー１２になる。なお、前記彫込みは放
電加工の加工精度例えば荒→中→仕上げと切り換えなが
ら行われる。また放電加工は上述したように加工精度を
簡単に変えることができるから、梨地の程度を任意に選
択することができる。
【００１０】以下、本発明のフイルムユニットの作用に
ついて説明する。フイルムユニット２に用いられる前カ
バー１２は前面全体が梨地面１１であるから、彫込みを
放電加工で行ったキャビティブロック２８をそのまま使
用することができる。このキャビティブロックでは加工
表面が梨地面３１となるから、ブラストやエッチングに
よる梨地加工を省略することができる。更にブラストや
エッチングによる梨地加工の際に行われる下地を光沢面
とする磨き工程，マスキング工程及び省くことができ
る。このキャビティブロック２８を用いて成形された前
カバー１２は、ユニット本体３の組立て時に、後カバー
を装着した本体部に取り付けられる。この後、紙箱４に
ユニット本体３を装填すると、図２に示すフイルムユニ
ット２が組立てが完成する。
ついて説明する。フイルムユニット２に用いられる前カ
バー１２は前面全体が梨地面１１であるから、彫込みを
放電加工で行ったキャビティブロック２８をそのまま使
用することができる。このキャビティブロックでは加工
表面が梨地面３１となるから、ブラストやエッチングに
よる梨地加工を省略することができる。更にブラストや
エッチングによる梨地加工の際に行われる下地を光沢面
とする磨き工程，マスキング工程及び省くことができ
る。このキャビティブロック２８を用いて成形された前
カバー１２は、ユニット本体３の組立て時に、後カバー
を装着した本体部に取り付けられる。この後、紙箱４に
ユニット本体３を装填すると、図２に示すフイルムユニ
ット２が組立てが完成する。
【００１１】このフイルムユニット２では、前カバー１
２の前面全体を梨地面１１としているが、紙箱４によっ
てレンズマウント６を除く部分は遮蔽されるので、その
外観や機能については従来のフイルムユニットと替わる
ことがない。
２の前面全体を梨地面１１としているが、紙箱４によっ
てレンズマウント６を除く部分は遮蔽されるので、その
外観や機能については従来のフイルムユニットと替わる
ことがない。
【００１２】なお、この実施例では前カバー１２の射出
成形をホットランナー方式で行ったが、コールドランナ
ー方式やランナレス方式の射出成形で、前カバー１２を
製造しても同様な効果を得ることができる。また、上記
実施例ではノーマルタイプのフイルムユニットの前カバ
ーについて説明したが、他のフイルムユニット例えば望
遠タイプ，パノラマタイプ，接写タイプ等のフイルムユ
ニットやプレワインド軸を内蔵した使い捨てタイプのカ
メラ及びダブルパトローネを内蔵する使い捨てタイプの
カメラの前カバーにおいても、本発明を適用することが
できる。
成形をホットランナー方式で行ったが、コールドランナ
ー方式やランナレス方式の射出成形で、前カバー１２を
製造しても同様な効果を得ることができる。また、上記
実施例ではノーマルタイプのフイルムユニットの前カバ
ーについて説明したが、他のフイルムユニット例えば望
遠タイプ，パノラマタイプ，接写タイプ等のフイルムユ
ニットやプレワインド軸を内蔵した使い捨てタイプのカ
メラ及びダブルパトローネを内蔵する使い捨てタイプの
カメラの前カバーにおいても、本発明を適用することが
できる。
【００１３】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明で
は、前カバーの前面全体を梨地にし、これを形成する金
型の梨地面を放電加工で形成したから、ブラストやエッ
チングによる梨地加工の際に行われる磨き加工やマスキ
ング工程を省略できるので、金型の加工時間を短縮する
とともに、その製造コストを安価にすることができる。
したがって、この金型で成形された前カバーのコストは
安価となるから、この前カバーを用いたレンズ付きフイ
ルムユニットはその製造コストを安価にすることができ
る。更にまた、前記梨地面は従来のものより平面度が向
上するから、部品精度を高めることができる。
は、前カバーの前面全体を梨地にし、これを形成する金
型の梨地面を放電加工で形成したから、ブラストやエッ
チングによる梨地加工の際に行われる磨き加工やマスキ
ング工程を省略できるので、金型の加工時間を短縮する
とともに、その製造コストを安価にすることができる。
したがって、この金型で成形された前カバーのコストは
安価となるから、この前カバーを用いたレンズ付きフイ
ルムユニットはその製造コストを安価にすることができ
る。更にまた、前記梨地面は従来のものより平面度が向
上するから、部品精度を高めることができる。
【図１】前カバーを示す斜視図である。
【図２】レンズ付きフイルムユニットを示す斜視図であ
る。
る。
【図３】前カバーを成形する射出成形機を示す概略図で
ある。
ある。
【図４】キャビティブロックを破断して示す斜視図であ
る。
る。
【図５】従来の前カバーを示す斜視図である。
２ フイルムユニット ３ ユニット本体 ４ 紙箱 ５ 撮影レンズ １１，３１ 梨地面 １２ 前カバー ２７ ゲート ２８ キャビティブロック ２９ コアブロック
Claims (2)
- 【請求項１】 撮影レンズ，シャッタ等の簡単な撮影機
構を備え、予めパトローネ付き未露光のフイルムを装填
した樹脂製のユニット本体と、このユニット本体を収納
する外装体とからなるレンズ付きフイルムユニットにお
いて、 前記ユニット本体を構成する前カバーは、その前面全体
を梨地面にしたことを特徴とするレンズ付きフイルムユ
ニット。 - 【請求項２】 前記梨地仕上げは放電加工された金型で
行われることを特徴とする請求項１記載のレンズ付きフ
イルムユニット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP771592A JPH05197086A (ja) | 1992-01-20 | 1992-01-20 | レンズ付きフイルムユニット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP771592A JPH05197086A (ja) | 1992-01-20 | 1992-01-20 | レンズ付きフイルムユニット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05197086A true JPH05197086A (ja) | 1993-08-06 |
Family
ID=11673438
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP771592A Pending JPH05197086A (ja) | 1992-01-20 | 1992-01-20 | レンズ付きフイルムユニット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05197086A (ja) |
-
1992
- 1992-01-20 JP JP771592A patent/JPH05197086A/ja active Pending
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