JPH10260509A - レンズ付きフイルムユニット構成部品の製造方法 - Google Patents
レンズ付きフイルムユニット構成部品の製造方法Info
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- JPH10260509A JPH10260509A JP9063385A JP6338597A JPH10260509A JP H10260509 A JPH10260509 A JP H10260509A JP 9063385 A JP9063385 A JP 9063385A JP 6338597 A JP6338597 A JP 6338597A JP H10260509 A JPH10260509 A JP H10260509A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/26—Moulds
- B29C45/2673—Moulds with exchangeable mould parts, e.g. cassette moulds
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29L—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
- B29L2031/00—Other particular articles
- B29L2031/764—Photographic equipment or accessories
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 機種ごとに異なったレンズ付きフイルムユニ
ット構成部品の射出成形するのに有効なレンズ付きフイ
ルムユニット構成部品の製造方法を提供する。 【解決手段】 基本金型30,31の一部に、キャビテ
ィの輪郭内で入れ子式に着脱される補助金型を組み合わ
せて、前カバーの成形金型29を構成する。ストロボ内
蔵型のものに使用する前カバーの場合は、ストロボ発光
窓や切欠を成形する成形型38,39を一体に設けた補
助金型36,37が組み込まれる。補助金型36には、
注意表示を表すマークと文字を形成するための成形型4
0が一体形成されている。基本金型30,31に補助金
型36,37を組み込んだ成形金型29で射出成形する
と、前面壁にストロボ発光窓,切欠,マーク,文字が一
体成形された前カバーが得られる。ストロボ非内蔵型の
ものに使用する前カバーを射出成形する場合は、対向面
が平面の補助金型を組み込むことで、得られる。
ット構成部品の射出成形するのに有効なレンズ付きフイ
ルムユニット構成部品の製造方法を提供する。 【解決手段】 基本金型30,31の一部に、キャビテ
ィの輪郭内で入れ子式に着脱される補助金型を組み合わ
せて、前カバーの成形金型29を構成する。ストロボ内
蔵型のものに使用する前カバーの場合は、ストロボ発光
窓や切欠を成形する成形型38,39を一体に設けた補
助金型36,37が組み込まれる。補助金型36には、
注意表示を表すマークと文字を形成するための成形型4
0が一体形成されている。基本金型30,31に補助金
型36,37を組み込んだ成形金型29で射出成形する
と、前面壁にストロボ発光窓,切欠,マーク,文字が一
体成形された前カバーが得られる。ストロボ非内蔵型の
ものに使用する前カバーを射出成形する場合は、対向面
が平面の補助金型を組み込むことで、得られる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機種が異なったレ
ンズ付きフイルムユニットにそれぞれ用いられ、成形金
型の抜き方向に関して外形が共通で前記抜き方向に交差
する面に機種に対応した異形部を有するレンズ付きフイ
ルムユニット構成部品の製造方法に関するものである。
ンズ付きフイルムユニットにそれぞれ用いられ、成形金
型の抜き方向に関して外形が共通で前記抜き方向に交差
する面に機種に対応した異形部を有するレンズ付きフイ
ルムユニット構成部品の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】レンズ付きフイルムユニットは、簡単な
撮影機構を備え予め新品のフイルムが装填されたユニッ
ト本体の表面を、装飾用の印刷が施された紙製の外装体
で覆うことにより構成されている。レンズ付きフイルム
ユニットには、ストロボ内蔵型とストロボ非内蔵型の二
種類がある。
撮影機構を備え予め新品のフイルムが装填されたユニッ
ト本体の表面を、装飾用の印刷が施された紙製の外装体
で覆うことにより構成されている。レンズ付きフイルム
ユニットには、ストロボ内蔵型とストロボ非内蔵型の二
種類がある。
【0003】ストロボ非内蔵型のものでは、露光範囲を
決定するアパーチャーを挟む両側にフイルムロール室と
カートリッジ室とが一体形成され、フイルムロール室の
外壁の側面が前方に向かって半円筒状に突出して設けら
れた本体基部と、この本体基部の前後を覆うように組み
付けられる前カバー及び後カバーとからユニット本体を
構成している。各部品は射出成形によって製造されてい
る。
決定するアパーチャーを挟む両側にフイルムロール室と
カートリッジ室とが一体形成され、フイルムロール室の
外壁の側面が前方に向かって半円筒状に突出して設けら
れた本体基部と、この本体基部の前後を覆うように組み
付けられる前カバー及び後カバーとからユニット本体を
構成している。各部品は射出成形によって製造されてい
る。
【0004】ストロボ内蔵型のものでは、ストロボ用の
回路部品を組み付けた回路基板を、フイルムロール室の
外壁の側面のアパーチャーに近い側に組み込むため、本
体基部はアパーチャーとフイルムロール室との間が長く
されており、それに伴って前カバー及び後カバーもスト
ロボ非内蔵型のものに比べて横長になっている。また、
前カバーには、ストロボ発光窓及びストロボ内蔵に伴う
注意表示が成形されている。
回路部品を組み付けた回路基板を、フイルムロール室の
外壁の側面のアパーチャーに近い側に組み込むため、本
体基部はアパーチャーとフイルムロール室との間が長く
されており、それに伴って前カバー及び後カバーもスト
ロボ非内蔵型のものに比べて横長になっている。また、
前カバーには、ストロボ発光窓及びストロボ内蔵に伴う
注意表示が成形されている。
【0005】ところで、ストロボ内蔵型及びストロボ非
内蔵型のレンズ付きフイルムユニットの生産コストを低
下させるために、ストロボ内蔵型の本体基部や後カバー
をストロボ非内蔵型のものにも共通して用いる方法が考
えられている。この場合、キャビティにストロボ発光窓
及びストロボ内蔵に伴う注意表示を成形するための成形
型を一体に設けた成形金型と、成形型の無い成形金型の
二種類の成形金型を用いて、ストロボ発光窓及びストロ
ボ内蔵に伴う注意表示の成形の有り無しの二種類の前カ
バーを製造すればよい。
内蔵型のレンズ付きフイルムユニットの生産コストを低
下させるために、ストロボ内蔵型の本体基部や後カバー
をストロボ非内蔵型のものにも共通して用いる方法が考
えられている。この場合、キャビティにストロボ発光窓
及びストロボ内蔵に伴う注意表示を成形するための成形
型を一体に設けた成形金型と、成形型の無い成形金型の
二種類の成形金型を用いて、ストロボ発光窓及びストロ
ボ内蔵に伴う注意表示の成形の有り無しの二種類の前カ
バーを製造すればよい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記したも
のでは、二種類の前カバーを射出成形するために二種類
の成形金型が必要となるので、コスト高である。また、
成形金型に成形型を一体に設けているので、外観の一部
が変更される場合でも新たな成形金型を製作しなくては
ならず、またそれを載せ替える手間が生じるため、前カ
バーの供給が遅延してしまうという問題があった。
のでは、二種類の前カバーを射出成形するために二種類
の成形金型が必要となるので、コスト高である。また、
成形金型に成形型を一体に設けているので、外観の一部
が変更される場合でも新たな成形金型を製作しなくては
ならず、またそれを載せ替える手間が生じるため、前カ
バーの供給が遅延してしまうという問題があった。
【0007】本発明は従来技術の上記問題点を解決する
ためになされたもので、機種ごとに異なったレンズ付き
フイルムユニット構成部品の射出成形するのに有効なレ
ンズ付きフイルムユニット構成部品の製造方法に関する
ものである。
ためになされたもので、機種ごとに異なったレンズ付き
フイルムユニット構成部品の射出成形するのに有効なレ
ンズ付きフイルムユニット構成部品の製造方法に関する
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、請求項1記載の発明では、共通な外形に対
応したキャビティを形成する基本金型の一部に、キャビ
ティの輪郭内で入れ子式に着脱される補助金型を組み合
わせて成形金型を構成するとともに、補助金型を複数種
類用意してその各々に異形部に対応した型を設け、製造
対象となる機種に応じて基本金型に組み合わせる補助金
型を選択して用いることにより、基本金型を共通して使
用して機種ごとに異なったレンズ付きフイルムユニット
構成部品の射出成形を行うものである。
するために、請求項1記載の発明では、共通な外形に対
応したキャビティを形成する基本金型の一部に、キャビ
ティの輪郭内で入れ子式に着脱される補助金型を組み合
わせて成形金型を構成するとともに、補助金型を複数種
類用意してその各々に異形部に対応した型を設け、製造
対象となる機種に応じて基本金型に組み合わせる補助金
型を選択して用いることにより、基本金型を共通して使
用して機種ごとに異なったレンズ付きフイルムユニット
構成部品の射出成形を行うものである。
【0009】また、請求項2記載の発明では、レンズ付
きフイルムユニット構成部品はユニット本体の前面を構
成する前カバーであり、ストロボ内蔵型,ストロボ非内
蔵型の機種ごとに用意された補助金型のうち、ストロボ
内蔵型のものにのみストロボ発光窓及びストロボ内蔵に
伴う注意表示を成形するための成形型が設けられている
ものである。
きフイルムユニット構成部品はユニット本体の前面を構
成する前カバーであり、ストロボ内蔵型,ストロボ非内
蔵型の機種ごとに用意された補助金型のうち、ストロボ
内蔵型のものにのみストロボ発光窓及びストロボ内蔵に
伴う注意表示を成形するための成形型が設けられている
ものである。
【0010】
【作用】補助金型を複数種類用意してその各々に異形部
に対応した型を設け、製造対象となる機種に応じて補助
金型を選択して基本金型に組み合わせることで、基本金
型を共通して使用して機種ごとに異なったレンズ付きフ
イルムユニット構成部品の射出成形を行える。基本金型
を共用できるので設備経費を削減でき、大幅なコストの
低減を図ることができる。
に対応した型を設け、製造対象となる機種に応じて補助
金型を選択して基本金型に組み合わせることで、基本金
型を共通して使用して機種ごとに異なったレンズ付きフ
イルムユニット構成部品の射出成形を行える。基本金型
を共用できるので設備経費を削減でき、大幅なコストの
低減を図ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図2に、ストロボ内蔵型のレンズ
付きフイルムユニットを示しており、図3に、これの前
カバーを示している。レンズ付きフイルムユニット2で
は、略矩形状をしたユニット本体3が、折り曲げて箱形
にした厚紙製の包装体4で覆われている。ユニット本体
3は、簡単な撮影機構とストロボ装置を備え、予め新品
のフイルムとカートリッジとが装填されている。ユニッ
ト本体3は、本体基部5と、その前後から覆う前カバー
6及び後カバー7とからなっており、射出成形によって
製造されている。包装体4の各部に設けた開口は、突出
部10,ファインダ対物レンズ11,ストロボ充電開始
ボタン12,ストロボ発光部13等を外部に露呈してい
る。
付きフイルムユニットを示しており、図3に、これの前
カバーを示している。レンズ付きフイルムユニット2で
は、略矩形状をしたユニット本体3が、折り曲げて箱形
にした厚紙製の包装体4で覆われている。ユニット本体
3は、簡単な撮影機構とストロボ装置を備え、予め新品
のフイルムとカートリッジとが装填されている。ユニッ
ト本体3は、本体基部5と、その前後から覆う前カバー
6及び後カバー7とからなっており、射出成形によって
製造されている。包装体4の各部に設けた開口は、突出
部10,ファインダ対物レンズ11,ストロボ充電開始
ボタン12,ストロボ発光部13等を外部に露呈してい
る。
【0012】前カバー6には、前カバー6の前面壁に突
出部10を一体に設けている。この突出部10には、撮
影レンズ15を含む簡単な撮影機構を収納している。突
出部10の近隣には、前カバー6の前面壁を嵌通して対
物窓17を設けている。この対物窓17からファインダ
対物レンズ11が外部に露呈されている。
出部10を一体に設けている。この突出部10には、撮
影レンズ15を含む簡単な撮影機構を収納している。突
出部10の近隣には、前カバー6の前面壁を嵌通して対
物窓17を設けている。この対物窓17からファインダ
対物レンズ11が外部に露呈されている。
【0013】本体基部5には、露光済みとなったフイル
ムを収納するカートリッジ室が、本体基部5の前方に向
かって半円筒型に突出して形成されている。そのため、
前カバー6の前面壁の一方側には、撮影時に保持される
グリップ部14が、カートリッジ室の外形に倣って前方
に突出して形成されている。
ムを収納するカートリッジ室が、本体基部5の前方に向
かって半円筒型に突出して形成されている。そのため、
前カバー6の前面壁の一方側には、撮影時に保持される
グリップ部14が、カートリッジ室の外形に倣って前方
に突出して形成されている。
【0014】前カバー6の前面壁の他方側には、ストロ
ボ発光窓20とストロボ充電開始ボタン12が上下に設
けられている。ストロボ発光窓20は、前カバー6の前
面壁を嵌通して設けられ、ストロボ発光部13を外部に
露呈している。ストロボ充電開始ボタン12は、前カバ
ー6の前面壁を嵌通して設けた切欠22によって、前カ
バー6の前面壁に一体に設けられている。
ボ発光窓20とストロボ充電開始ボタン12が上下に設
けられている。ストロボ発光窓20は、前カバー6の前
面壁を嵌通して設けられ、ストロボ発光部13を外部に
露呈している。ストロボ充電開始ボタン12は、前カバ
ー6の前面壁を嵌通して設けた切欠22によって、前カ
バー6の前面壁に一体に設けられている。
【0015】ストロボ発光窓20とストロボ充電開始ボ
タン12の間には、ストロボ内蔵に伴う注意表示とし
て、例えば「感電注意」を表すマーク23と文字24が
設けられている。マーク23と文字24は包装体4によ
って覆われており、包装体4が破かれたときに観察され
る。
タン12の間には、ストロボ内蔵に伴う注意表示とし
て、例えば「感電注意」を表すマーク23と文字24が
設けられている。マーク23と文字24は包装体4によ
って覆われており、包装体4が破かれたときに観察され
る。
【0016】また、図4に、ストロボ非内蔵型のレンズ
付きフイルムユニットの前カバーを示す。前カバー27
の前面壁には、突出部10,対物窓17,グリップ部1
4が前カバー6と共通して設けられており、前カバー2
7の上面,底面,両側面は前カバー6と同じ形状になっ
ている。ここでは、共通部材には、同じ符号を付してい
る。また、ストロボ非内蔵型であるため、ストロボ発光
窓20,切欠22,マーク23と文字24は設けられて
おらず、その部分は平面で形成されている。
付きフイルムユニットの前カバーを示す。前カバー27
の前面壁には、突出部10,対物窓17,グリップ部1
4が前カバー6と共通して設けられており、前カバー2
7の上面,底面,両側面は前カバー6と同じ形状になっ
ている。ここでは、共通部材には、同じ符号を付してい
る。また、ストロボ非内蔵型であるため、ストロボ発光
窓20,切欠22,マーク23と文字24は設けられて
おらず、その部分は平面で形成されている。
【0017】図1に、前カバーを製造する成形金型を示
す。成形金型29は、共通な外形に対応したキャビティ
を形成する固定型及び可動型からなる基本金型30,3
1と、この基本金型30,31の一部に、キャビティの
輪郭内で入れ子式に着脱される複数種の補助金型を組み
合わせて構成される。補助金型は、製造対象となる機種
に応じて、共通する基本金型30,31に選択して用い
られるものである。
す。成形金型29は、共通な外形に対応したキャビティ
を形成する固定型及び可動型からなる基本金型30,3
1と、この基本金型30,31の一部に、キャビティの
輪郭内で入れ子式に着脱される複数種の補助金型を組み
合わせて構成される。補助金型は、製造対象となる機種
に応じて、共通する基本金型30,31に選択して用い
られるものである。
【0018】基本金型30,31のキャビティには、前
カバー6,27の共通部分を成形する成形型を設けてい
る。成形金型の抜き方向に交差する面、すなわち向かい
合う面には成形型32,33,34を設けている。成形
型32〜34により前カバー6,27で共通な突出部1
0,対物窓17,グリップ部14が成形される。成形型
32〜34は、前カバー6及び前カバー27に共通する
部分を成形するためのものなので、基本金型30,31
のキャビティに一体形成されている。成形金型の抜き方
向の面は、前カバー6,27の上面,底面、両側面を共
通して成形する成形型が設けられている。
カバー6,27の共通部分を成形する成形型を設けてい
る。成形金型の抜き方向に交差する面、すなわち向かい
合う面には成形型32,33,34を設けている。成形
型32〜34により前カバー6,27で共通な突出部1
0,対物窓17,グリップ部14が成形される。成形型
32〜34は、前カバー6及び前カバー27に共通する
部分を成形するためのものなので、基本金型30,31
のキャビティに一体形成されている。成形金型の抜き方
向の面は、前カバー6,27の上面,底面、両側面を共
通して成形する成形型が設けられている。
【0019】基本金型30,31のキャビティの成形金
型の抜き方向に交差する面には、グリップ部を成形する
成形型34の反対側に凹部30a,31aが形成されて
いる。ストロボ内蔵型の前カバー6を射出成形する場
合、補助金型36,37が凹部30a,31aに組み込
まれる。補助金型36,37の対向面には、ストロボ発
光窓20,切欠22を成形するための成形型38,39
が一体に設けられている。前カバー6の前面壁を形成す
る補助金型36には、ストロボ内蔵に伴う注意表示を表
すマーク23,文字24を形成するための成形型40,
41が一体形成されている。
型の抜き方向に交差する面には、グリップ部を成形する
成形型34の反対側に凹部30a,31aが形成されて
いる。ストロボ内蔵型の前カバー6を射出成形する場
合、補助金型36,37が凹部30a,31aに組み込
まれる。補助金型36,37の対向面には、ストロボ発
光窓20,切欠22を成形するための成形型38,39
が一体に設けられている。前カバー6の前面壁を形成す
る補助金型36には、ストロボ内蔵に伴う注意表示を表
すマーク23,文字24を形成するための成形型40,
41が一体形成されている。
【0020】以上のような構成の金型を用いて前カバー
を製造する手順を説明する。前カバー6を製造する場
合、補助金型36,37を基本金型30,31に組み込
み、基本金型31を矢印方向に駆動して基本金型30に
組み合わせた成形金型29に、溶融した樹脂を注入して
前カバー6を成形する。基本金型30,31に一体に設
けた成形型32〜34によって、突出部10,対物窓1
7,グリップ部14が前カバー6に一体に成形される。
これと同時に、補助金型36,37に一体形成した成形
型38〜41によって、ストロボ発光窓20,切欠22
が前カバー6の前面壁を嵌通して成形され、マーク2
3,文字24が前カバー6の前面壁の表面に成形され
る。
を製造する手順を説明する。前カバー6を製造する場
合、補助金型36,37を基本金型30,31に組み込
み、基本金型31を矢印方向に駆動して基本金型30に
組み合わせた成形金型29に、溶融した樹脂を注入して
前カバー6を成形する。基本金型30,31に一体に設
けた成形型32〜34によって、突出部10,対物窓1
7,グリップ部14が前カバー6に一体に成形される。
これと同時に、補助金型36,37に一体形成した成形
型38〜41によって、ストロボ発光窓20,切欠22
が前カバー6の前面壁を嵌通して成形され、マーク2
3,文字24が前カバー6の前面壁の表面に成形され
る。
【0021】また、前カバー27を製造する場合は、補
助金型36,37の代わりに、対向面を平面で構成した
補助金型を基本金型30,31に組み込んで射出成形す
ればよい。対向面を平面で構成しているため、スロボ発
光窓20,切欠22,マーク23,文字24が成形され
ないので、この部分が平面で形成された前カバー27を
得ることができる。
助金型36,37の代わりに、対向面を平面で構成した
補助金型を基本金型30,31に組み込んで射出成形す
ればよい。対向面を平面で構成しているため、スロボ発
光窓20,切欠22,マーク23,文字24が成形され
ないので、この部分が平面で形成された前カバー27を
得ることができる。
【0022】上記構成では、基本金型に、ストロボ発光
窓,切欠,マーク,文字を成形するための成形型を一体
形成しなくてもよいので、基本金型を共用できる。した
がって、大幅なコストの低減を図ることができる。ま
た、前カバーを製造する他に、レンズ付きフイルムユニ
ットを構成する後カバーや本体基部、露光ユニットのベ
ース部材等のレンズ付きフイルムユニット構成部品の製
造にも適用することができる。
窓,切欠,マーク,文字を成形するための成形型を一体
形成しなくてもよいので、基本金型を共用できる。した
がって、大幅なコストの低減を図ることができる。ま
た、前カバーを製造する他に、レンズ付きフイルムユニ
ットを構成する後カバーや本体基部、露光ユニットのベ
ース部材等のレンズ付きフイルムユニット構成部品の製
造にも適用することができる。
【0023】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明では、射
出成形品の金型を、共通な外形に対応したキャビティを
形成する基本金型の一部に、キャビティの輪郭内で入れ
子式に着脱される補助金型を組み合わせて成形金型を構
成するとともに、補助金型を複数種類用意してその各々
に異形部に対応した型を設け、製造対象となる機種に応
じて基本金型に組み合わせる補助金型を選択して用いる
ことにより、基本金型を共通して使用して機種ごとに異
なったレンズ付きフイルムユニット構成部品の射出成形
を行うことができる。基本金型を共用できるので設備経
費を削減でき、大幅なコストの低減を図ることができ
る。また、ストロボ内蔵型,ストロボ非内蔵型の機種ご
とに用意された補助金型のうち、ストロボ内蔵型のもの
にのみストロボ発光窓及びストロボ内蔵に伴う注意表示
を成形するための成形型を設けているので、両方の前カ
バーを成形する基本金型を共用できる。
出成形品の金型を、共通な外形に対応したキャビティを
形成する基本金型の一部に、キャビティの輪郭内で入れ
子式に着脱される補助金型を組み合わせて成形金型を構
成するとともに、補助金型を複数種類用意してその各々
に異形部に対応した型を設け、製造対象となる機種に応
じて基本金型に組み合わせる補助金型を選択して用いる
ことにより、基本金型を共通して使用して機種ごとに異
なったレンズ付きフイルムユニット構成部品の射出成形
を行うことができる。基本金型を共用できるので設備経
費を削減でき、大幅なコストの低減を図ることができ
る。また、ストロボ内蔵型,ストロボ非内蔵型の機種ご
とに用意された補助金型のうち、ストロボ内蔵型のもの
にのみストロボ発光窓及びストロボ内蔵に伴う注意表示
を成形するための成形型を設けているので、両方の前カ
バーを成形する基本金型を共用できる。
【図1】レンズ付きフイルムユニットの前カバーの成形
金型の構成を示す斜視図である。
金型の構成を示す斜視図である。
【図2】レンズ付きフイルムユニットの外観斜視図であ
る。
る。
【図3】ストロボ内蔵型のレンズ付きフイルムユニット
の前カバーの斜視図である。
の前カバーの斜視図である。
【図4】ストロボ非内蔵型のレンズ付きフイルムユニッ
トの前カバーの斜視図である。
トの前カバーの斜視図である。
29 成形金型 30,31 基本金型 36,37 補助金型
Claims (2)
- 【請求項1】 機種が異なったレンズ付きフイルムユニ
ットにそれぞれ用いられ、成形金型の抜き方向に関して
外形が共通で前記抜き方向に交差する面に機種に対応し
た異形部を有するレンズ付きフイルムユニット構成部品
の製造方法において、 前記共通な外形に対応したキャビティを形成する基本金
型の一部に、前記キャビティの輪郭内で入れ子式に着脱
される補助金型を組み合わせて成形金型を構成するとと
もに、前記補助金型を複数種類用意してその各々に前記
異形部に対応した型を設け、製造対象となる機種に応じ
て前記基本金型に組み合わせる補助金型を選択して用い
ることにより、基本金型を共通して使用して機種ごとに
異なったレンズ付きフイルムユニット構成部品の射出成
形を行うことを特徴とするレンズ付きフイルムユニット
構成部品の製造方法。 - 【請求項2】 前記レンズ付きフイルムユニット構成部
品はユニット本体の前面を構成する前カバーであり、ス
トロボ内蔵型,ストロボ非内蔵型の機種ごとに用意され
た補助金型のうち、ストロボ内蔵型のものにのみストロ
ボ発光窓及びストロボ内蔵に伴う注意表示を成形するた
めの成形型が設けられていることを特徴とする請求項1
記載のレンズ付きフイルムユニット構成部品の製造方
法。
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JP9063385A JPH10260509A (ja) | 1997-03-17 | 1997-03-17 | レンズ付きフイルムユニット構成部品の製造方法 |
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JP9063385A JPH10260509A (ja) | 1997-03-17 | 1997-03-17 | レンズ付きフイルムユニット構成部品の製造方法 |
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