JPH05196656A - 実効値測定装置 - Google Patents

実効値測定装置

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JPH05196656A
JPH05196656A JP4172032A JP17203292A JPH05196656A JP H05196656 A JPH05196656 A JP H05196656A JP 4172032 A JP4172032 A JP 4172032A JP 17203292 A JP17203292 A JP 17203292A JP H05196656 A JPH05196656 A JP H05196656A
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JP4172032A
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Inventor
Ronald L Swerlein
ロナルド・エル・スワーレイン
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HP Inc
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Hewlett Packard Co
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Publication date
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R19/00Arrangements for measuring currents or voltages or for indicating presence or sign thereof
    • G01R19/25Arrangements for measuring currents or voltages or for indicating presence or sign thereof using digital measurement techniques
    • G01R19/2506Arrangements for conditioning or analysing measured signals, e.g. for indicating peak values ; Details concerning sampling, digitizing or waveform capturing
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R19/00Arrangements for measuring currents or voltages or for indicating presence or sign thereof
    • G01R19/02Measuring effective values, i.e. root-mean-square values
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R19/00Arrangements for measuring currents or voltages or for indicating presence or sign thereof
    • G01R19/25Arrangements for measuring currents or voltages or for indicating presence or sign thereof using digital measurement techniques

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】測定精度が高く、安価な実効値電圧計を提供す
る。 【構成】被測定信号が入力結合回路網を介して、高周波
応答が良好で時定数の短い第1のRMS変換器に結合さ
れる。第1のRMS変換器の出力は、A/D変換器によ
ってディジタル化され、第2のRMS変換器により処理
される。第2のRMS変換器の時定数は、ほんの数Hz
の第1のRMS変換器からのリップル周波数を測定する
のに充分な長さに選ぶことができる。第2のRMS変換
器は、入力結合回路網内のDCブロックによる被測定入
力信号の減衰を補償するプリエンファシス・フィルタを
備えることができる。第3のRMS変換器が第1のRM
S変換器の出力に結合されて、自動レンジ切替えロジッ
クを制御するのに用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、RMS(実効値)電圧
計に関する。
【0002】
【従来の技術】「平均値に応答するがRMSボルトで校
正されている」ありふれた多様なAC電圧計は、正弦波
についてのみ、したがって入力が有意の歪の無い単一周
波数信号である場合に限り、正しい指示を与えるという
ことは、電圧計のユーザには一般的に認識されている。
これらの制限事項は満たすことができるときもあるが、
屡々満たすことができないかまたは単に無視される。し
たがって、市場入手可能なDC電圧計が日常的に、1ボ
ルトを6けたまたは8けたまで完全に測定する一方、平
均値に応答する電圧計を用いて行われる典型的なAC測
定では、4けたを超える部分は信用することはできな
い。この、または他の理由で、平均値に応答する代わり
に、印加される信号のRMS値に直接応答するAC電圧
計への関心が高まってきている。
【0003】RMS計器の不可欠な要素はRMS変換器
である。一つの形式のRMS変換器は、それ自身がDC
信号であるかまたは一定周波数より高く他の周波数より
低い成分から成るAC印加入力信号のRMS値に比例す
るDC出力電圧を発生する。熱変換器およびアナログ記
録回路はRMS変換器として頻繁に使用されている。到
来する波形を周期的に正確にサンプルし、ディジタル化
し、RMS値を計算する手法も行われている。ヒューレ
ット・パッカード3458Aはこの後者の技法の一例で
ある。
【0004】電圧計のユーザ集団は、AC測定の正確さ
がDC測定で進行中の改善に相応して向上することを期
待している、ということを人は言いたくなることがあ
る。このことはRMS測定への関心の高まりを暗示して
おり、事実、多数のRMS変換器が現在市販されてい
る。RMS測定の費用は下りつつありその代表的正確さ
は増しつつある。それにもかかわらず、時間変化する信
号の真のRMS電圧の測定は、通常認められるより困難
なことが屡々ある。RMS測定の次の3つの局面を考え
よう。
【0005】これら局面の第1はRMS変換器の応答の
時定数の選択である。任意の波形のRMS電圧の測定を
考える。この特定の波形は入出する或る種の変調を表わ
すと仮定する。変調が存在しないときは、変調信号のR
MS値は0であると言うことにする。変調が存在すると
きはRMS値は或る明白な値を持っている。さて変調は
時間の30%で連続的に存在し、時間の残り70%では
存在しないと仮定しよう。オン/オフ時間が30ミリ秒
/70ミリ秒である場合に対し、30秒/70秒である
としたら相違が生ずるであろうか?またはマイクロ秒で
あったらどうであろうか?ほとんどのユーザは相違が生
ずると予想し、事実そうなることを望んでいる。必要な
ものが、すべての変調に対する総合的な値を進行中の全
体として測定するのと比較して、それが存在するとき
(およびそれが存在しないときを除いて)変調のRMS
値であれば相違が生ずるであろう。或るユーザは数秒
の、または数十秒さえもの時定数(または平均化ウィン
ドウ)を必要とすることがあり、一方他のユーザは数十
分の1秒の時定数で一層便利に目的をかなえている。
【0006】RMSとは平方自乗平均を意味しており、
筆者等の例が示しているものは、平均すなわちプロセス
の平均化部分が信号値の過去の事実の寄与を減少する何
等かの方法を備えているということである。これを行う
ことができる少くとも三つの方法がある。すなわち、時
定数と共に指数的に減衰させること(熱変換器式に)、
進行平均、および所定時間間隔中に取った一団の読みに
わたる単なる平均。
【0007】信号内の過去の事象の寄与をこのように減
らすことは、他に理由が無くても、望ましいことであ
り、電圧計の読みが信号を計器に加えてから「適切な」
時間以内に「上昇」(静定)し、したがってまた同様
に、「定常状態」の変化であると考えられる印加値の変
化を反映するようにもなる。
【0008】変調信号の例を更に少し詳述すると、上述
の信号オン対信号オフの「デューティサイクル」の問題
を取巻く考察が信号がオンである間に進行するものにも
結び付けられることが明らかである。すなわち、読みに
影響し、読みに固執する短いが極端な信号レベルの増大
または減少はどの程度であるか?本質的には、デューテ
ィサイクルの問題および応答時間の問題は実際には同じ
事柄を異なる見地から見たものである。
【0009】それで明らかに、汎用RMS計器は選択可
能な時定数を持つべきである。しかし、このような選択
可能性は言うは易いが行い難い。排気したガラスの包囲
体内に隔離されている熱電対から成る熱変換器の(熱)
時定数をどうして変えるか?記録回路式RMS変換器の
時定数を変えることができるということは正しい。しか
し、このような切換え(恐らくは低い誘電吸収を示す割
増価格のコンデンサの)は、余分な出費を伴わないこと
はなく、所定の選択しか得られない。この点に関しては
ディジタル化して計算する形式のRMS変換器が有利で
あると思われる。というのはこの変換器は実際のスイッ
チおよび実際のコンデンサを使用しないディジタル濾過
を行うからである。
【0010】関心の第2の局面は、低周波追尾に関する
ことである。これは、或る時点で、RMS変換器が、た
とえそれが多数の可能性の中から選択されたものであっ
たとしても、或る特定の(およびしたがって有限の)時
定数を持つことになるという点で、応答の時定数の概念
に関連している。低周波追尾が意味することは、どんな
所定の時定数に対しても、たとえどんなに長くても、R
MS変換器がゆっくり変化する定常状態信号として処理
する入力周波数が存在するということである。すなわ
ち、これら信号に対してRMS変換器の出力は定常状態
(DC)成分および変化(AC)成分に分離し得るゆっ
くり変化する出力になる。入力周波数が低ければ低いほ
どDC出力信号は小さくなり、AC成分は大きくなる。
1Hzを測定する熱変換器はこの挙動を示す。0.1H
zでは状況は更に悪くさえなり、次のように言って正し
い。「なるほど、これはDCで大いに動作し、これは丁
度変動DC入力である。」この状況は、まさに、熱変換
器にではなく、すべてのRMS変換器に適用されるとい
うことを認識することが重要である。これは明確な時定
数が存在しなければならないために生ずる。
【0011】高周波および中程度の周波数での追尾の効
果は一般にRMS変換器の出力を濾過することにより緩
和される。原理的にはこのような濾過を行えば(以下に
示すように)誤差が入ってくるが、実際には誤差は比較
的小さく、測定で厄介なジッタを避けるのに伴う代価は
少いと考えられている。
【0012】低周波追尾は厄介な状況になる可能性があ
る。他方、濾過しないままにしておけば表示結果に不確
実すなわちジッタを生じ、その結果の変動がユーザに不
確実さを警告することがあってもユーザがジッタを正し
く解釈するという保証はない。ユーザは信号に雑音が多
いと結論するであろう。どんな場合にも、経験によれ
ば、多数のユーザは、或る程度正確さを犠牲にしても、
安定な読みを好むことがわかっている。しかし他方、低
周波追尾の存在を隠すのに充分な実際の測定回路の前に
RMS変換器の出力を甚だしく濾過すれば結果に重大な
誤差が入ってくることになる。
【0013】このような濾過が誤差を生ずる理由を認め
るため、次の場合を考える。低周波数(たとえば1H
z)のピークツーピーク2ボルトの正弦波を、印加入力
の周期に比較して比較的短い時定数、たとえば1秒の2
0分の1または50分の1の時定数を有するRMS変換
器に加えると仮定する。解析のため、更にRMS変換器
の利得は1であり、したがって1ボルトのRMS入力に
対して1ボルトのRMS出力が期待されると仮定する。
(この例では、RMS入力は0.707ボルトであ
る。)このような条件下でこのRMS変換器の出力はど
のように現われるか?
【0014】第1に、出力は、電源のブリッジ整流器の
(未濾過の)出力が正弦入力に関連しているとほとんど
同じように、入力後直ちに行われる絶対値の機能に酷似
している。それは、全く正確にではないが、それに極め
て近い。RMS変換器への入力が毎秒2回0を通過する
にもかかわらずRMS変換器の出力は決して完全に0ま
では下らないからである。入力が或る所定時間だけ0に
なっていなければならないことがある場合、その所定期
間は時定数の5ないし10倍の長さになるからである。
同様に、出力は決して1ボルトまで完全には上らない
が、かなり近くにはなる。
【0015】今度は、たとえばRC低域フィルタで、出
力を濾過する。答は、勿論、0と1ボルトとの間であ
り、恐らくは0.6366ボルトからはそんなに離れて
いないであろうが、この値は正弦波のピーク値とその平
均整流値との間の関係を記述する周知の定数である。し
かし0.707ボルトの値から少しでも離れていれば誤
差がある。今度は、周波数が低ければ低いほど変換器の
出力はブリッジ整流器の出力に一層似てくると共に、答
が0.6366ボルトの限界値に一層近づく。明らか
に、RMS変換器の出力を簡単に濾過してその出力を入
力のRMS値と同じDC値まで回復することはできな
い。これを行うには、出力のRMS値を取らなければな
らないが、これにはAC成分のRMS値をDC成分と組
合せる必要がある。要約すれば次のようになる。追尾が
悪化するにつれて、RMS変換器の出力の多くがAC成
分になるが、濾過すれば、DC成分を抽出するのでAC
成分が除去される。濾過により、AC成分は平均すれば
0にならなければならず、濾過は平均化であるから、A
C成分は除去される。それ故、RMS変換器の出力のR
MS値は、平均値応答電圧計で測定することができず、
任意波形のRMS値以上はすべて先づ最初に平均値応答
電圧計で測定することができる。
【0016】関係する第3の局面は難しくない。RMS
変換器の前には入力DC阻止コンデンサが存在すること
が非常に多い。その低周波での容量性キャパシタンスは
入力回路の他のインピーダンスと組合わされて高域フィ
ルタを形成する。これによりRMS変換器の低周波応答
が制限される。或る点を超えると、この濾過の効果を除
去するのに一層大きいコンデンサは魅力的な解決法では
なくなり、しかも阻止コンデンサを設けることは必ずし
も可能ではない。
【0017】最後に、電圧計内の自動レンジ調節機構の
存在について考える。典型的に、レンジ調節についての
決定はデータを表示装置に供給するのに用いられるのと
同じRMS変換器の出力を用いて行われる。これは一般
に、レンジ調節の決定は表示応答を得るのに用いられる
のと同じ一般則に従って得られるRMS値に基いている
ので波高因子や低周波追尾のような問題は一方で自動レ
ンジ調節の決定について他方で実際の表示読みについて
動作しないようになるという点で適切である。このよう
な異なる動作は不適切なレンジ選択を生ずる可能性があ
る。しかし、関係する時定数が長いときは、二つの機能
に対して同じRMS変換器を使用すると適切なレンジを
選択するのにセットアップ時間が長くなる可能性があ
る。自動レンジ調節機構を操作するのに別のRMS変換
器を採用することができればそれが望ましい。この別の
変換器は、その静定時間が幾らか短い他は、すべての局
面で、(応答が異なることから生ずる悪影響を極小にす
るため)主RMS変換器と可能な限り同じにする。この
考え方は、自動レンジ調節に対する論理には或る量のヒ
ステリシスが組込まれているので、どうしても自動レン
ジ調節機構に必要な正確な測定をはるかに少なくすると
いうことである。この構成の欠点は、勿論、余分なRM
S変換器全体の費用が追加されることである。
【0018】
【発明の目的】本発明は、測定精度の高い、安価な実効
値電圧計を提供することを目的とする。
【0019】
【発明の概要】低周波追尾は致命的ではない。低周波追
尾は普通には認められていないが、RMS変換器が出力
のRMS値が入力のRMS値に比例する形式のものであ
るとき処理することができる。熱変換器を使用するRM
S測定の幾つかは、多様な記録回路から成る一定のRM
S変換器のように、この部類に適合する。行うことがで
きるのはRMS変換器の出力をAC成分とDC成分とに
分離することである。次いで分離した値を測定し、混合
して真のRMS値を作る。AC成分を別のRMS変換器
で測定する。DC成分はその別のRMS変換器で測定す
ることもできる。
【0020】最初に何故単に「もっと良い」RMS変換
器を使用しないのか?その答は、困難であると共に経費
がかかるということである。このようなRMS変換器は
良好な高周波応答および選択可能な時定数を備えている
であろう。後章で示すように、それは第1のRMS変換
器の時定数を最小値にしておき、低周波数を追尾させ、
第1のRMS変換器のACおよびDC出力成分を測定
し、これを調節可能な時定数を有する他のRMS変換器
と混合させるのに充分である。このようにして、第1の
RMS変換器は良好な高周波応答および固定されてはい
るが短い時定数を備えることができ、一方第2のRMS
変換器は良好な高周波応答の無い選択可能な時定数を備
えることができる。(結局、それが見るACは第1のR
MS変換器からの低周波リップルだけである。)
【0021】アナログRMS変換器は、その費用に対し
て最良の高周波動作を行うことができ、且つその動作を
適度な正確さで行うので、第1のRMS変換器に対する
理想的な選択である。サンプリング/ディジタルフィル
タ式のRMS変換器は、それが処理しなければならない
低周波について適度な費用で良好な正確さを発揮するこ
とができ、またディジタルフィルタの時定数を必要に応
じて容易に変えることができるので、第2のRMS変換
器として理想的である。
【0022】二つのRMS変換器のこの構造は更に洗練
して、所定の周波数まで、RMS変換器全体の内部の容
量性結合の効果を補正することができる。これは第2の
RMS変換器のディジタル濾過の性格を調節して低い方
の周波数を強調するようにすることにより行われる。こ
の補正は或る所定の遮断周波数まで非常にほとんど正確
であり、容量結合が入力信号の単極ロールオフを生ずる
か複極ロールオフを生ずるかに関係なく使用することが
できる。
【0023】第2のRMS変換器をサンプリング/ディ
ジタルフィルタ式のものとして選択すると、二乗、ディ
ジタル濾過、および根を求めるマイクロプロセッサを組
込むのに費用効果的である。これは自動レンジ調節機構
を制御する「別の」第3のRMS変換器を実施する特に
調和の取れた方法となる。第2および第3のRMS変換
器の双方に対して同じサンプラを使用する。マイクロプ
ロセッサは異なるディジタルフィルタの別々の事例およ
びそれらの取巻く算術プロセスを実行する。
【0024】ここに説明する方法および装置は、RMS
電圧計に限定されるものではなく、或る時間変動量のR
MS値に応答(して「RMS計器」を作る)するどんな
測定装置(「計器」)の動作を改善するのにも適用する
ことができる。特に、電流の測定にも使用することがで
きる。用途の性格(すなわち、どんな種類の「計器」
か)に応じて、完全なRMS変換器にするのに第2およ
び第3の変換器を必要としないことがある。これら変換
器を二乗および平方根を省略し、単なるフィルタとする
ことが望ましい場合もある。このような構造は、RF電
力計でのような、或るトランスジューサが既に電力に比
例している信号を発生しており、単に直接平均すること
ができる場合に望ましいことがある。更に別の変形とし
て、たとえばサーミスタマウントを用いて、電力を測定
するとき、既に電力に比例している得られた電圧信号を
平均し(これにより変調エンベロープにより生ずる変動
を明らかにし、)平方根を取ってRMS RF電圧を発
生することができる。
【0025】
【実施例】次に図1を参照すると、RMS測定用の好適
回路1の簡略部分ブロック図が示されている。測定すべ
き信号Vinが1対の入力端子2に加えられる。入力結
合回路3は測定すべき信号を第1のRMS変換器4に結
合する。入力結合回路3はAC結合またはDC結合のい
ずれでもよい。AC結合の場合には該回路3は高域通過
フィルタとして動作するが、この高域通過フィルタは未
補償のままに放置されていれば測定回路1の低周波応答
を不必要に制限することに注目のこと。入力結合回路3
は、当業者に周知の仕方で、大入力信号の減哀および小
入力信号の増幅をも行う。このようにして第1のRMS
変換器4はそれ自身、電圧計が全体として動作すること
を期待されるミリボルトからキロボルトの全ダイナミッ
クレンジにわたって動作する必要はない。
【0026】第1のRMS変換器4はその出力のRMS
値が印加入力VinのRMS値に比例する(またはほと
んど比例する)形式のものであることが望ましい。第1
のRMS変換器4の主なタスクは印加入力信号Vinを
その大きさがその印加入力信号のRMS値に比例してい
るDC出力信号7に変換することである。一定の周波数
より上では出力7はAC成分の悪い厳密な(または非常
にほとんど厳密な)DCである。しかしそれより低い周
波数では、またはその振幅が或る割合より少い割合で変
化する入力周波数の場合には、第1のRMS変換器4の
出力7はAC成分およびDC成分を共に含んでいる。そ
れで、解析の目的で、単純に、充分に高い周波数で且つ
安定した振幅の入力信号について、また充分に高い周波
数で且つ振幅が充分高い割合で変化する入力信号につい
て、AC成分は0(または全く問題にならない)である
ということにする。
【0027】第1のRMS変換器4の周波数応答は測定
すべき印加信号の最高有意周波数成分に釣合うだけ充分
高くなければならない。この基本要求事項からの逃げ道
は存在しない。記録回路、熱変換器、およびサーミスタ
およびボロメータマウンドでさえ、第1のRMS変換器
4として使用することができる手法の例である。本発明
を取入れた特定の一つの製品(カリフォルニア州パロア
ルトのヒューレット・パッカード社製のHP34401
A型マルチメータでは、第1のRMS変換器4はマサチ
ュセッツ州ノーウッドのアナログ・デバイセズ社製のA
D637である。
【0028】原価、正確さ、印加信号に対する感度、周
囲温度の変化に対する感度などのような多様な因子も第
1のRMS変換器4を選択するに当って単なる周波数応
答の他に重要であるが、重要とする必要の無い一つの事
項は応答に対するその時定数である。ただし応答に対し
て短い時定数が必要である測定状況についてその時定数
が充分短い時に限られる。すなわち、第一のRMS変換
器4は印加入力信号を追尾するAC成分を発生すること
を許可され得る。
【0029】第一のRMS変換器4の出力7は第2のR
MS変換器5の入力にDC結合している。第2のRMS
変換器5の応答に対する時定数は好適に選択可能である
から、回路1に対する応答の全時定数は全体として、短
い時定数を必要とするとき、および長い時定数が適切で
あるとき必要である限り、第1のRMS変換器4のもの
とほぼ同じ程短くすることができる。
【0030】第2のRMS変換器5は、印加入力のRM
S値に比例する「DC出力」8を発生するが、原理的に
は、第1のRMS変換器4からの測定可能なリップルが
存在する最高周波数よりはるか上で周波数応答を持つ必
要はない。この目的で、第2のRMS変換器5を、その
出力データの流れを算術的にRMS値に変換し、ディジ
タルフィルタにより動作するサンプリングAD変換器と
することが望ましい。その後、第2のRMS変換器5の
出力を計器またはディジタル表示機構6に加える。
【0031】図1の実施例の各種実行例が確かに可能で
あり、第2のRMS変換器5を、アナログフィルタがま
たはディジタルフィルタに結合されたアナログ、ディジ
タル変換器かが後に続くアナログRMS変換機構とする
ことができることが考えられる。
【0032】今度は図2を考えると、自動レンジ調節R
MS電圧計の簡略ブロック図9が示されている。図2の
ブロック図9は図1のブロック図と同様であり、対応す
る要素には同じ参照数字を付けてある。図2で追加され
ているものはやはり第1のRMS変換器4からの出力信
号7を受取る第3のRMS変換器10である。第3のR
MS変換器10は、その静定時定数が恐らく第2のRM
S変換器5の2分の1または4分の1であることを除い
て、第2のRMS変換器5と同等であることが望まし
い。
【0033】第3のRMS変換器10の出力11は、自
動レンジ調節コントローラ12に結合されており、この
コントローラは入力結合回路3に結合されている。入力
減衰および増幅というレンジ調節機能は入力結合回路3
に帰せられていたことが想起されよう。当業者に周知の
仕方で自動レンジ調節コントローラ12は第3のRMS
変換器10からの出力に応答して入力結合回路3にある
適切な減衰または増幅の機能を選択する。
【0034】次に図3を参照すると、プロセッサと共に
図2のブロック図9の第2および第3のRMS変換器部
分5および10を実現する簡略ハードウェアブロック図
22が示されている。アナログ低域通過フィルタ13が
第1のRMS変換器4の出力7に結合されている。フィ
ルタ13の機能は、次に記すアナログ・ディジタル変換
によるエイリアシングを防止することである。或る実施
例ではフィルタ13を、そのアナログ・ディジタル変換
のサンプリング割合が第1のRMS変換器4からの出力
7に現われる最高有意リップル周波数の少くとも2倍で
あれば、省略することができる。
【0035】フィルタ13の(アナログ)出力はA/D
(アナログ・ディジタル)変換器14に結合されてい
る。A/D変換器14は、サンプリング割合が毎秒10
00サンプルの近辺にあり且つ分解能が17ビットの大
きさに符号ビットを加えたものである積分型またはシグ
マ・デルタ型のものであることが望ましい。フィルタ1
3を適格に選択してあれば、サンプリング割合を毎秒5
00サンプルに減らすことが望ましい。A/D変換器1
4の出力15はマイクロプロセッサ16に結合された一
連の(並列)ディジタル値である。
【0036】マイクロプロセッサ16は適切な母線およ
び制御線17および19によりそれぞの記憶装置18お
よびインターフェース回路20に結合されている。記憶
装置18は読出し専用部分(ROM)および読出し/書
込み部分(RAM)の双方を備えているが、これらは別
々に図示してはない。ROM部分はマイクロプロセッサ
16が実行してRMS変換およびディジタル濾過という
その機能を行う各種プログラムを保持していることが理
解されるであろう。インターフェース回路20はここで
は一般的な仕方で簡単に示してあるが、マイクロプロセ
ッサ16が(線21を介して)電圧計内部の状態を確認
し、変更を行うのに使用される。マイクロプロセッサ1
6として選択される装置の特性はインターフェース回路
20の性質に影響するが、「メモリ写像I/O」はイン
ターフェース回路20を実現する方法の一例であるが、
メモリ写像I/Oの手法では、個々のラッチまたはレジ
スタが一方でアドレス可能記憶装置としてのマイクロプ
ロセッサに応答する。他方その実際のメモリセル素子は
メモリIC内部に「埋込」まれてはいず、マイクロプロ
セッサ16に接続されている回路により(線21で示し
たように)アクセス可能である。図に示したとおり、出
力データを表示装置に結合する線8はインターフェース
回路20を経由してマイクロプロセッサ16に結合され
ている。これは選択の問題であり、別の機構が表示装置
(の他に恐らくはIEE488またはRS232のよう
な更に一般的なデータ/制御ポート)をマイクロプロセ
ッサ16に結合することが可能である。同様に、図3の
アナログ・ディジタル変換器13の出力はマイクロプロ
セッサ16の直前にあるとして示してある。介在するイ
ンターフェース回路は(分離して示してなく、恐らくは
回路20とすることもできる)、必要ならば使用してい
るマイクロプロセッサの形式により採用されることを理
解すべきである。
【0037】図3はマイクロプロセッサを組込んだシス
テムを描くハードウェア構造であることがわかる。正確
ではあるが、特に第2のRMS変換器5および第3のR
MS変換器10の行動を達成する方法を示すにはこれは
不完全である。勿論、状況はアナログ・ディジタル変換
器14がマイクロプロセッサ16が実行するプログラム
と協働してこれらの機能を行うということである。この
協働と機能的に同等のものを図4に示してある。
【0038】次に図4を参照すると、これは第2のRM
S変換器5の機能を行うのに使用することができるハー
ドウェアの等価ブロック図23である。ブロック図23
によれば低域通過フィルタ13のアナログ出力は、入力
結合回路3のDC阻止コンデンサの効果を補正するプリ
エンファシスフィルタ24に結合されている。プリエン
ファシスフィルタ24のDCでの利得は1であり、利得
は補正を行うべき最低周波数F1 で或る特定の値にまで
上昇する。(補正はDCからF1 までの範囲では行われ
ない。)この最低周波数F1 より上の周波数では利得は
安定して減少し、遂に周波数F2 に達し、それから後
は、1より大きい或る実質的に一定の利得が維持され
る。DC阻止の効果が補償されるのはF1 <=Fin<
=F2 の範囲である。F2 より上では補償は、原理的に
は、可能であるが、それに対する真の必要性は無いの
で、その量は無視することができる。
【0039】プリエンファシスフィルタ24は、スイッ
チ25の位置により決まるところに従って、信号径路内
に設けても良いしそうでなくても良い。ここでの考え方
は、DC阻止が不必要であるとわかっているとき、また
は恐らくは望ましくないとさえわかっているとき機会が
存在するということである。副次的効果として、DC阻
止補正の特徴は静定時間を幾らか増大させる。しかも存
在する測定状況は電圧計により測定可能な最低周波数が
DC阻止コンデンサが補正を必要とする誤差を発生する
周波数より高いことである。したがって、プリエンファ
シスフィルタ24を、必要なとき信号径路から除去する
ことができるようにするには、スイッチ25が存在する
ことが望ましい。プリエンファシスフィルタ24を用い
るDC阻止補正の完全な特性については後章で別に説明
することにする。
【0040】ブロック図23の径路における次の要素は
二乗回路26である。その出力はその入力の二乗であ
る。これは「RMS」の「S」(「squared」
(二乗))に対応する。二乗回路26の出力は調節可能
な時定数を持っている平均回路27に結合されている。
その出力はその入力の所定形式の平均である。これは
「RMS」の「M」(「mean」(平均))に対応す
る。ブロック図23の径路にある次の要素は平方根回路
28である。その出力はその入力の平方根である。これ
は「RMS」の「R」(「root」(根))に対応す
る。信号径路として包括的に取れば、要素26、27、
および28はRMS検出器を備えている。図4に示すよ
うに、このRMS検出器の出力は計器または表示回路6
に結合されている。図4を離れる前に次の点に注目すべ
きである。
【0041】第1に、図4は、要素26、27、および
28が第2のRMS変換器5を構成しているという点で
図1に対応している。図4の他の変種を容易に思い描く
ことができ、その変種では要素26’、27’、および
28’の第2の例が図2の第3のRMS変換器10を構
成していることが理解される。好適に、この第2の例は
スイッチ25の出力から、二乗回路26への入力と並列
に供給される。このようにして第2のRMS変換器5お
よび第3のRMS変換器10が共に同一入力を受取る。
【0042】第2に、好適実施例では個別に要素24、
25、26、26’、27、27’、28、および2
8’に対応する別のハードウェア要素が存在しない。代
りに、図3に示すように、A/D変換器14およびマイ
クロプロセッサ16が存在する。差異は、勿論、マイク
ロプロセッサ16が実行するプログラムの中に見つか
る。第3に、マイクロプロセッサ16が実行するプログ
ラムの一定の部分はこれらの要素に個別に対応してい
る。これはそのプログラムの性格であり、これに今度は
注意を向けることにする。
【0043】ここに本発明に従って構成されたRMS電
圧計に有用な或る制御用ソフトウェアの部分の擬似コー
ドリストを掲げる。
【0044】
【表1】
【0045】上に示した擬似コードはDC阻止補正、第
2のRMS変換器5の他に第3のRMS変換器10をも
含んでいる。先づ最初に、DC阻止補正が必要でなく、
従って行4および11のIF文がそれぞれ行5および1
2〜18の周りを操縦すると仮定する。これらの仮定を
行って、次は第2のRMS変換器5および第3のRMS
変換器10の実現の説明である。行2はA/D変換器1
4からの最初の読みを取るが、これは次に行7により図
4の平均回路27に対応する測定(ディジタル)フィル
タの他に図2の第3のRMS変換器10の対応するディ
ジタルフィルタ(図示せず)をプリチャージするのに使
用される。行7のプリチャージはこれらRMS変換器5
および10の初期静定時間を短くする。
【0046】行8〜42は、使用するレンジの変化が無
いかぎり連続的に実行されるループである。これら主要
な活動はループ内で行われる。これらの最初のものは、
DC阻止(プリエンファシスフィルタ24)の補正であ
り、第2は第2のRMS変換器5に対するRMS変換で
あり、第3は第3のRMS変換器10に対するRMS変
換である。行9はA/D変換器14から新しい読みXを
得る。好適実施例ではこれら新しい読みは少くとも毎秒
1000の割合で利用できる。行10は既知のオフセッ
トに対して補正を適用する。
【0047】我々の仮定によれば、行11から行19ま
では飛び越される(DC阻止補償が無い)。今度は第2
のRMS変換器に転ずると、行20は新しい読みを二乗
する。これは図4の二乗回路26に対応する。行21〜
29はその入力がX(これはこの時までに二乗入力値を
備えている)でありその出力がOUTDであるディジタ
ルフィルタである。行21〜29は図4の平均回路27
に対応する。行30はフィルタ出力の平方根を取り、し
たがって図4の平方根回路28に対応する。行31は平
方根を表示し、このようにして計器または表示回路6を
作動させる。
【0048】上の擬似コードリストの行32〜41は第
3のRMS変換器10である。これが行う最初のことは
行9および10で得た最後の読み(オフセットについて
補正されているがDC阻止誤差については補償されてい
ない)のそれ自身のコピー(Y)を二乗することであ
る。Yの二乗値を、変数OUTGに現われる出力値で濾
過する。所要RMS値はOUTGの平均根を取ることに
より得られる。これをPILOT_VALUEに保存す
る。行41はレンジを変えるべきか否かを決定するのに
PILOT_VALUEを使用する手順AUTO_RA
NGEの呼出しである。変更を必要としなければ、行8
〜42のWHILEループが継続する。レンジを変更す
べき場合にはWHILEループを阻止してレンジを変更
する。レンジの変更に続き、行1〜7を通してWHIL
Eループに再び入る。
【0049】上の行21〜29に示したディジタルフィ
ルタはそれ自身伝統的なものであり、その縦列接続部に
A、B、C、およびDと名付けてある4極フィルタと見
ることができる。行32〜41にあるフィルタは、三つ
の部分しかないこと以外は、同様である。これら部分は
E、F、およびGと名付けられている。N_MEAおよ
びD_MEAはその値がFILTER_SPEEDに対
して選択された値に従って選択されている定数である。
下の表Iはこの関係を記している。N_MEAおよびD
_MEAは測定値を計算する(MEAsurement
(測定))ディジタルフィルタに使用する分子および分
母を表わす。これらは図2の第3のRMS変換器10に
使用される(AutoRaNGe(自動レンジ調節))
ディジタルフィルム用の、やはり表Iに示してあるが、
値N_ARNGおよびD_ARNGと同じである。測定
および格納のディジタルフィルタに使用される分子およ
び分母の値はこれらフィルタの遮断周波数を決定する。
これらの値も表Iに示してある。
【0050】下記関係はディジタルフィルタがDCでの
利得1を持つために保持する必要がある。 (1)2*N_MEA−D_MEA=1 (2)2*N_ARNG−D_ARNG=1 次の記法はディジタルフィルタに適用される。第2のR
MS変換器に対するフィルタの四つの段をA、B、C、
およびDと呼び、この順に縦列接続されている。A段へ
の最初の入力はXであり、A段の出力はOUTAであ
る。OUTAはA段からの前の出力であり、B段への入
力である。OUTBはB段の出力であり、その前の出力
はOUTB1である。以下同様。第3のRMS変換器に
対するフィルタには三つの段E、F、およびGがある。
同様な記法はそのフィルタに対する入力、出力、および
前の値について適用される。
【0051】コードは測定フィルタおよび自動レンジ調
節フィルタのコピーが交互に実行されるように配列され
ている。マイクロプロセッサは毎秒1000読取りの読
取り速さを維持することができるのに充分な程速い。
【0052】
【表2】
【0053】上の表Iを調べることによりわかるとお
り、第2のRMS変換器5に対する測定フィルタおよび
第3のRMS変換器10に対する自動レンジ調節フィル
タは各々、測定可能最低周波数および所要静定時間に関
するユーザの指令により、異なる特性を備えている。こ
れら指令の結果はFILTER_SPEEDと呼ばれる
変数に対するSLOW、MEDIUM、またはFAST
という値である。次にFILTER_SPEEDの種々
な値に対するフィルタの性質を説明する。
【0054】FILTER_SPEEDがSLOWにセ
ットされると、測定フィルタの各極は0.45Hzに3
dBの点を有する。フィルタは5秒で0.01%に落付
く。自動レンジ調節フィルタの3dBの点は2.0Hz
にあり、そのフィルタは0.39秒で5%以内に落付き
0.53秒で1%以内に落付く。(DC阻止補償プリエ
ンファシスフィルタは、その性質についてはそのうちに
説明することになっているが、2.5秒で0.001%
に落着く。)
【0055】FILTER_SPEEDをMEDIUM
にセットすると、測定フィルタは2.5Hzに3dBの
点を有する。このフィルタは1秒で0.01に落付く。
自動レンジフィルタの3dBの点は8Hzにあり、その
フィルタは0.1秒で5%以内に、0.13秒で1%以
内に落付く。(DC阻止補償はFILTER_SPEE
DがMEDIUMにセットされるときは行われない。)
【0056】FILTER_SPEEDをHIGHにセ
ットすると、測定フィルタは30Hzに3dBの点を有
する。このフィルタは0.9秒で0.01%に落付く。
この動作モードについて自動レンジフィルタは測定フィ
ルタと同じである。(DC阻止補償はFILTER_S
PEEDがHIGHにセットされたときは行われな
い。)
【0057】今度は行4〜6および11〜19によって
行われるDC阻止補償に転ずる。最初に、図5を参照す
ると、入力結合回路3の一層詳細なブロック図が示され
ている。図示してあるのはHP34401マルチメータ
に使用される特定の好適実施例であるが、これは単なる
例示であり、RMS電圧計に対するDC阻止補償の他の
用途が種々なDC阻止構成を組込むことができることが
理解されるであろう。
【0058】図5で、加えられた入力電圧Vin2は入力
抵抗器30と直列に入力結合コンデンサ29に結合され
ている。入力抵抗器30は入力減衰器/インピーダンス
変換器31に結合されており、この変換器31の機能は
(1)加えられたVinの値を、フィードバック回路32
の値により5分の1または500分の1に減らすこと、
および(2)利得段33を駆動することである。利得段
33の利得は、1、10、および100に選択可能であ
る。好適実施例では要素31、32、および33は図2
の自動レンジコントローラ12により制御されている。
利得段33の出力は出力結合コンデンサ34を介して結
合され、且つ出力抵抗器35を横断して現われ、そこか
ら第1のRMS変換器4に加えられる。
【0059】減衰器31および利得段33はDC結合さ
れているので、図5の回路は2極高域通過フィルタのA
C周波数応答を有する。DC阻止補償の必要性を生ずる
低周波数を通すのはこのリラクタンスである。図5に示
す特定の入力結合回路3により好適実施例の読みに生ず
る誤差は次の形を有する。 (1)%誤差=100{[1/(1+0.72/F)]−1} 上の式(1)の−1は実際の応答(括弧[ ]の中にあ
る項)から1という理想的利得を差引くことにより誤差
を表わす。100を掛けると減算による分数の結果が百
分率に変換される。図6は式(1)により得られる誤差
百分率のグラフである。
【0060】DC阻止補償がどう動作するかを実証する
には、第2のRMS変換器5の出力を下の式(2)で表
わすことができることに注目する。 (2)ROOT=[(DCOUT1 2 +(ACOUT1 2 1/2 〔注:DCOUT1 は第1のRMS変換器4のDC出力
成分であり、ACOUT1 は第1のRMS変換器4のA
C出力成分である。正弦波に対しては、ACOUT1
周波数=2*fin 。]
【0061】補正しなければROOTは、入力結合回路
3が第1のRMS変換器4に達する信号の振幅を減らす
ので、低い周波数において誤差を有する。誤差は式
(2)のDCOUT1 およびACOUT1 の両方の項に
現われ、各項について周波数f(DC阻止の性質によ
る)および第1のRMS変換器4がその出力をDCOU
1 とACOUT1 との間で如何に分割するかの関数で
ある。二つの項DCOUT1 およびACOUT1 の一つ
をその平方根を取っている和が関連の或る低い周波数に
まで補正されるように調節する関数G(f)を見つける
ことができれば、二つの項DCOUT1 およびACOU
1 に対する個々の正確な補償は必要ない。G(f)
は、勿論、図4のプリエンファシスフィルタ24の伝達
関数である。
【0062】特定の第1のRMS変換器4および特定の
入力結合回路3を与えれば、プリエンファシスフィルタ
24の伝達関数は丁度周波数fの関数に還元されるの
で、またその周波数fはそれ自身本質的にACOUT1
に現われ、DCOUT1 からは現われないので、G
(f)をACOUT1 に対して見ることができるか、お
よびDCOUT1 だけを残すことができるか否かを尋ね
れば利益が得られる。このようなG(f)を事実見つけ
ることができる。
【0063】実際には、加えたVinの周波数がfであれ
ば、ACOUT1 の周波数は2*finである。これはR
MS変換器により行われる「整流」から生ずる。という
のはその出力に入力の絶対値の提示が入っているからで
ある。これは60Hzの電力線路周波数で動作する全波
ブリッジ整流器による120Hzリップルの発生と同じ
である。
【0064】図7は、HP34401Aマルチメータで
実施される好適実施例に使用されている特定のプリエン
ファシスフィルタ24の周波数応答のグラフである。横
座標は2*finであることに注意。以下に説明する解析
により、図6のDC阻止誤差をほとんど正確に補正する
周波数の関数を見つけることが可能である。補正は、
(1)G(2*fin)を得る際に或る小さな近似が便利
であることがあり、(2)finは歪のない正弦波である
と仮定しているから、真に正確ではない。丁度平均値応
答AC電圧計の場合のように、G(2*fin)は任意に
関連する複数の周波数の存在(すなわち、複雑な波形ま
たはゆがんだ正弦波)により理想からずれている。
【0065】このようなほとんど正確に正しい周波数の
関数は、とにかく、下の行に沿う或る時期の考察が確認
するように、実用的でもないし、望ましくもない。代り
に、ほとんど正確な関数は、その有効性を下げずに、一
層実用的に且つ実現可能にするよう「調節」される。我
々が探すG(2*fin)はこのような調節された関数で
あり、図7のグラフはこのようなG(2*fin)のもの
である。
【0066】周波数が減少するにつれて容量性リアクタ
ンスが増大することはDC阻止誤差の基本的理由であ
る。増大は周波数が減少するにつれて限りなく行われる
ので、誤差(百分率として)は限りなく増大する。この
ことは補償用プリエンファシスフィルタ24の利得が周
波数の減少と共に限りなく増大する必要があるというこ
とを意味する。しかし、周波数が0(DC)という限ら
れた場合にはプリエンファシスフィルタの利得は1でな
ければならないので、第1のRMS変換器からのDC成
分は減衰しない。すなわち、すべての周波数に対して働
く補正関数はfin=0で不連続である。この障害を無視
すれば、ほとんど正確な補正が、破線36が左半部に取
って代っている状態で、図7の右半部に対して図示のよ
うに現われる。すなわち、2*fin=100Hzより上
のACOUT1 の周波数に対して、利得は或る漸近線に
近づき、これは現在の場合では線GAIN=1.143
915である。ACOUT1 の周波数が減少するにつれ
て利得は増大し、2*fin=2Hzより下では破線36
で示したように単純に上昇し続ける。
【0067】しかし、次の点に留意すべきである。実際
の回路網は無限の利得を持つことができず、DCで単位
利得に真に突然に移り変ることもできない。それ以上
に、このような事態を近似しようとするとプリエンファ
シスフィルタの静定時間が極めて長くなり、これは最も
望ましくない。
【0068】代りに、電圧計は或る低い方の周波数限
界、たとえば、fin=3Hzまでの使用について指定さ
れているだけであるという事実を利用する。こうすれ
ば、プリエンファシスフィルタ24の利得が周波数が0
(DC)に近づくとき事実1である限り、その利得が、
たとえば、2*fin=4Hzよりたとえ低くてももはや
問題ではない。それで正確な利得G(2*fin)は逆の
極および逆のゼロを加えてACOUT1 に対して1Hz
の周波数における利得の増大をくい止め、近似的に1に
近づき始める2*fin=0.186Hzの周波数までそ
れを迅速に減衰させる。
【0069】図7のグラフを詳しく調べると、プリエン
ファシスフィルタ24の利得は周波数が増大するにつれ
て1に戻ることはないことが明らかになる。代りに、そ
れは漸近的に或る限界値に近づくが、これは現在の場合
では1.1439の利得である。この理由は、式(2)
の項ACOUT1 が周波数が増大するにつれて決して全
く0にはならないからである。それで、周波数が絶えず
高くなると第1のRMS変換器からの項ACOUT1
絶えず減少し、これは少量だけ調節される。ACOUT
1 に対して約100Hzより上の周波数ではこの効果は
無視できる。
【0070】今度はプリエンファシスフィルタ24の利
得関数を見つける方法である。Vinの電圧が電圧計に印
加されることを想起する。Vinを周波数finの正弦波で
あるとしよう。加えられるVinは入力結合回路3のDC
阻止を通って進む。出現するもの(および第1のRMS
変換器4に加えられるもの)をVwrong と呼ぶことにし
よう。勿論、Vwrong の振幅は、DC阻止の容量性リア
クタンスの効果のため、低過ぎる。第1のRMS変換器
4はDCOUT1 およびACOUT1 を発生するが、こ
れらは各々或る量だけ誤差を有している(低過ぎる)。
次に、Vwrong の実際の値は正にfinに依存するだけで
はなく、DC阻止それ自身のトポロジにも依存する。図
5は好適実施例に使用されている特定のDC阻止トポロ
ジを示す。これは二つの縦列接続RC極(29、30、
および34、35)から構成されている。AC回路網の
解析を熟知している者は、下の式(3)Vwrong をVin
およびfinの項で記述していることを理解するのであろ
う。(この解析では要素31/32の減衰および要素3
3の利得を無視するのが便利である。これらはfinと共
に変化せずどんな特定の測定シナリオに対しても一定で
ある。) (3)Vwrong =Vin/[1+(f0 /fin2 ] 上の方程式(3)でf0 はコンデンサ29/34の容量
性リアクタンスが抵抗器30/35の抵抗に等しい周波
数である。(3)は図5のトポロジに適合する。トポロ
ジが異なっていれば(極の数が異なる、極の周波数が等
しくない、またはインダクタの存在)、式(3)の形は
それに従って変る。読者にAC回路網に関する教科書に
各種の形態の目録ガ掲載され、説明されていることを注
意しておく。
【0071】また次のように示されている方程式(4)
を取る。 (4)ACOUT1 =C*Vwrong /[1+(fin/f1 2 1/2 注:C=[1−8/π2 1/2 下記注意を方程式(4)に払う。第1に、方程式それ自
身の形はそれが記述するRMS変換器の性格によって変
る。方程式(4)は特に第1のRMS変換器4に関係
し、その一般形はその変換器の内部で進行する伝統的な
解析によって達せられた。他の形式のRMS変換器は異
なる形の記述方程式を持つことができる。Cは単にその
解析で項を便宜的に集めることにより作られる定数であ
る。項f1 は記述されているRMS変換器(これはこの
場合には第1のRMS変換器4である)の時定数によっ
て決まり、必要な場合には経験的に見つけることができ
る。
【0072】次に、下の方程式(5)は、ROOTをV
wrong で置き換えた、方程式(2)の単なる並べ換えで
ある。式(2)および(5)は共に、それらが変換器の
出力のRMS値が入力のRMS値に等しいRMS変換器
を記述しているという事実から生ずる。 (5)DCOUT1 =[Vwrong 2 −ACOUT1 2 1/2 方程式(5)は次の理由で有用である。早い項はDC阻
止誤差はACOUT1 およびDCOUT1 を共に攪乱す
ると言われた。計画はACOUT1 を「固定する」こと
であり、ACOUT1 の式をVwrong の項で、Vwrong
の式をVinおよびfinの項で得ている。したがって、方
程式(5)によりDCOUT1 について知っている事柄
を置き換えることができ、これにより[どれがG(2*
in)であるか]という苦境を解決することができる方
程式(下の)からDCOUT1 が除かれる。
【0073】方程式(2)のROOTは低い周波数では
誤差を含んでいるということを想起する。G(2*
in)は次のように存在すると想像しよう。 (6)GOODRMS= {DOUT1 2+[G(2*fin)*ACOUT1 21/2 =Vin
【0074】次に(式(5)に従って)DCOUT1
置き換えて上の方程式(6)の中間および右側の項で形
成される方程式をG(2*fin)について解く。寛大に
も、且つまた簡潔のために、その実証は省略されてき
た。或る小さな簡略近似を次の式を作るのに採用するこ
とができる。 (7)G(2*fin)=K1 *{1+[K2 /(2*fin)]21/2 ここで K1 ={1+[8*fo 2 /(C*F1 2 ]}1/2 2 =81/2 *fo /(C*K1 ) 上の方程式(7)の中のG(2*fin)は、プリエンフ
ァシスフィルタ24の基礎として使用する場合には、図
7の破線線分36に関連し且つその図に関連して説明し
たほとんど正確ではあるが非実用的な補償に対応する。
代りに、このようなディジタルフィルタに対する(プリ
エンファシスフィルタ24に対する)方程式は(再び、
図7に関連して説明したように)それを減衰するように
修正される。その修正されたフィルタの実施例は上の擬
似コードリストに示してあるものである。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明を用いるこ
とにより、測定精度の高い、安価な実効値電圧計を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理に従って構成された、RMS測定
用回路の簡略部分ブロック図である。
【図2】自動レンジ切替えRMS電圧計用回路の簡略部
分ブロック図である。
【図3】本発明の原理に従って構成された、図2に示す
自動レンジ切替えRMS電圧計用回路の簡略部分ブロッ
ク図である。
【図4】図3に示すRMS電圧計のハードウェア及びソ
フトウェア・システムの等価ハードウェアブロック図で
ある。
【図5】図1及び2の入力結合回路網の特定例の、より
詳細なブロック図である。
【図6】図1、2に示すRMS電圧計の読みにおける誤
差の周波数特性を示す図である。
【図7】図6のDCブロッキング誤差の補償と関連して
用いられるプリエンファシス・フィルタの利得の周波数
特性を示す図である。
【符号の説明】
3:入力結合回路、 4:第1のRMS変換器 5:第2のRMS変換器、 6:計器又は表示器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の時定数を有し、被測定信号を入力し
    て該入力信号の実効値を示す、交流成分と直流成分との
    混合より成る第1信号を発生するRMS変換器と、 前記第1信号の交流成分及び直流成分を測定する手段で
    あって、前記第1時定数以上の長さの第2時定数を有
    し、前記RMS変換器の出力に結合されて前記被測定信
    号の実効値に比例した直流値を出力する第1のRMS変
    換手段と、 前記第1のRMS変換手段の出力に結合され、前記被測
    定信号の実効値を示す手段と、 を備えて成る実効値測定装置。
JP4172032A 1991-06-06 1992-06-05 実効値測定装置 Pending JPH05196656A (ja)

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