JPH05196368A - 焼結用点火炉及びその操業方法 - Google Patents

焼結用点火炉及びその操業方法

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JPH05196368A
JPH05196368A JP721692A JP721692A JPH05196368A JP H05196368 A JPH05196368 A JP H05196368A JP 721692 A JP721692 A JP 721692A JP 721692 A JP721692 A JP 721692A JP H05196368 A JPH05196368 A JP H05196368A
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JP
Japan
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burner
pallet
raw material
sintering
fuel
Prior art date
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Pending
Application number
JP721692A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Fukuyo
寛 福与
Michinori Hattori
道紀 服部
Bungo Iino
文吾 飯野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
Application filed by NKK Corp, Nippon Kokan Ltd filed Critical NKK Corp
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  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】使用燃料が少なく、かつ高歩留で焼結鉱を得る
ことができる焼結用点火炉及びその操業方法を提供する
ことを目的とする。 【構成】焼結原料13を搬送するためのパレット11と、パ
レット11上の焼結原料に燃焼火炎21を当てるための燃焼
バーナー20とを備えた焼結用点火炉を準備する。燃焼バ
ーナー20の燃料使用量及び空燃比と、燃焼バーナー20が
形成する燃焼火炎21における焼結原料の着火が最適にな
る位置との関係、並びにその位置での燃焼火炎21の幅と
の関係を予め求めておき、パレット11の移動速度に応じ
てパレット11の単位面積当りの燃料供給量が一定になる
ようにバーナー20の燃料使用量を制御し、この燃料使用
量から上記関係に基づいてバーナー20の角度及び高さを
制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、焼結原料を焼成して
焼結鉱を製造する焼結用点火炉及びその操業方法に関す
る。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】焼結鉱は
粉状の鉄鉱石や製鉄所内で発生する粉塵、加工工程で発
生するミルスケールなどを塊成処理してつくられるもの
である。このような焼結鉱は、一般的に、点火炉により
着火することが行われている。点火炉において着火され
る原料は、ベルトコンベア式のパレット上に載置され、
パレットを移動しながら点火バーナーにより着火され、
その後空気を吸引することにより焼結する。
【0003】しかしながら、点火バーナーで原料を加熱
する場合には、バーナー直下にしか火炎が供給されない
ため、焼結状態にばらつきが生じやすい。すなわち、パ
レット移動速度等の操業条件によって原料の焼結状態が
大きく変化して、歩留りが低下してしまう。
【0004】このような不都合を回避するために、従
来、パレットの移動速度に応じて、点火バーナーの燃料
使用量を制御し、点火強度を一定に保持する技術が提案
されている(実公昭49−8082号公報)。この技術
は、パレット上の原料の単位面積あたりの燃料使用量を
一定にして、原料に供給されるエネルギーを一定にしよ
うとするものである。しかし、点火バーナーからの火炎
における最適燃焼位置はバーナーの燃料使用量によって
変化するため、燃料使用量を制御したとしても最適燃焼
位置で着火していないこととなる。従って、やはり歩留
りが悪く、燃料使用量をさらに増加させる必要がある。
【0005】このような不都合を回避するために、燃料
使用量を制御するのみならず、バーナーの高さを最適燃
焼位置で着火するように制御する技術も提案されている
(特開昭50−22704号公報)。しかし、この方法
の場合には、上記問題点は解決されるものの、パレット
移動速度が変化した場合に、原料の火炎との接触時間が
変化することとなる結果、必ずしも焼結状態を所望の状
態に保てず、やはり歩留り低下を招いてしまう。
【0006】この発明はかかる事情に鑑みてなされたも
のであって、使用燃料が少なく、かつ高歩留で焼結鉱を
得ることができる焼結用点火炉及びその操業方法を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決するために、焼結原料を焼成して焼結鉱を製造する
ための焼結用点火炉であって、焼結原料を搬送するため
のパレットと、パレット上を搬送中の焼結原料に燃焼火
炎を当てるための燃焼バーナーと、パレット移動速度に
応じてバーナーの燃料使用量、バーナーの高さ及びバー
ナーの角度を制御するための制御手段とを有することを
特徴とする焼結用点火炉、並びに、この焼結用点火炉に
おいて、前記燃焼バーナーの燃料使用量及び空燃比と、
燃焼バーナーが形成する燃焼火炎における焼結原料の着
火が最適になる位置との関係、並びに上記位置での燃焼
火炎の幅との関係を予め求めておき、前記パレットの移
動速度に応じてパレットの単位面積当りの燃料供給量が
一定になるように前記バーナーの燃料使用量を制御し、
この燃料使用量から上記関係に基づいて燃焼バーナーの
角度及び高さを制御することを特徴とする焼結点火炉の
操業方法を提供する。
【0008】
【作用】この発明においては、燃料使用量及びバーナー
高さのみならず、バーナーの角度を制御することができ
るので、パレット移動速度に応じて、原料に火炎が当た
る時間を調節することができる。従って、少ない燃料で
歩留り良く焼結鉱を得ることができる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例について詳細に説明
する。
【0010】図1は、この発明の一実施例に係る焼結用
点火炉を模式的に示す図である。この点火炉は、焼結原
料を搬送するためのパレット11と、パレット上の原料
に火炎を供給するためのバーナー20とを備えている。
パレット11は2つのロール16,17に巻きかけられ
ており、モータ18によりロール16を駆動させること
によって矢印A方向に移動する。
【0011】パレット11の一端部の上方には、焼結す
るべき原料13を貯留したホッパ12が配設されてお
り、このホッパ12から供給ロール14及び案内部材1
5を介して原料13がパレット11上に供給される。
【0012】バーナー20には、2つのガスライン31
及び32が連結されており、このガスライン31及び3
2から、夫々Cガス等の燃料ガス及び燃焼用の空気が供
給され、火炎21が形成される。この火炎21により原
料13が着火され、その後の吸引工程を経て焼結鉱とな
る。これらガスライン31,32には、夫々流量計2
5,26及びバルブ27,28が設けられている。ま
た、バーナー20は駆動装置22によりその高さ及び角
度を変化させることができるようになっている。
【0013】演算制御装置24は設定装置23の入力値
及びモータ18の回転速度から求めたパレットの移動速
度に基づいて、駆動装置22に制御信号を出力する。ま
た、ガス流量の演算値と、設定装置23に予め設定され
ている空燃比及び流量計25,26からの入力信号とか
らバルブ27,28に制御信号を出力する。
【0014】次に、このように構成される点火炉の制御
動作について説明する。演算制御装置24には、バーナ
ー20の燃料使用量及び空燃比と、燃焼バーナーが形成
する燃焼火炎における焼結原料の着火が最適になる位置
との関係、及びその位置での燃焼火炎の幅との関係を設
定装置23により予め設定しておく。
【0015】パレット11の移動速度を変化させる場合
には、図2示す制御フローに従って制御される。先ず、
設定装置23に新しいパレットの移動速度を設定する。
これにより、モータ18が新しい速度に切り替えられ
る。演算制御装置24ではパレットの移動速度の変化量
が測定値に基づいて演算され、この演算値に基づいて燃
料使用量の変化量が求められ、新しい燃料使用量が演算
される。この燃料使用量の演算値と、設定装置23に予
め設定されている空燃比及び流量計25,26からの入
力値とに基づいて、バルブ27,28に制御信号が出力
され、単位面積当りのガス使用量が一定になるように
(Nm3 /m2 が一定)、バルブ27,28の開度が制
御される。
【0016】さらに演算制御装置24では予め設定され
た燃料使用量及び空燃比と、燃焼バーナーが形成する燃
焼火炎における焼結原料の着火が最適になる位置との関
係に基づいて、バーナー先端から火炎の最適燃焼位置ま
での距離が演算される。さらに演算制御装置24では、
測定・演算されたパレットの移動速度の変化量からバー
ナー火炎の原料表層との接触時間の変化量が演算され、
この値及び予め求めた上記燃料使用量及び空燃比と火炎
幅との関係からバーナー角度の変化量が演算され、これ
に基づいてバーナー角度の制御信号が駆動装置22に出
力される。
【0017】そして、上記バーナー先端から火炎の最適
燃焼位置までの距離と、バーナー角度とからバーナー高
さが演算され、バーナー高さの制御信号が駆動装置22
に出力される。このようにしてパレット移動速度に応じ
てバーナーの角度及び高さが制御されることとなる。こ
の発明を実際に適用した場合の具体的効果を表1に示
す。 表1 返鉱原単位(kg/ton) Cガス原単位(Nm3 /ton) 本発明 177 1.31 従来技術1 198 1.75 従来技術2 190 1.60
【0018】表1中、返鉱原単位は、焼結鉱1ton 当た
りにおける焼結不良などで返鉱された原料の重量を示
し、Cガス原単位は焼結鉱1ton 当たり使用したCガス
量を示す。この表1に示すように、この発明を適用する
ことにより高歩留りで焼結鉱を得ることができ、使用燃
料も少なくすむことが確認された。
【0019】
【発明の効果】この発明によれば、少ない燃料で歩留り
良く焼結鉱を得ることができる焼結用点火炉及びその操
業方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にの一実施例係る焼結用点火炉を模式
的に示す図。
【図2】この発明における点火炉の制御フローを示す
図。
【符号の説明】
11…パレット、13…原料、18…モータ、19…焼
結鉱、20…バーナー、21…火炎、22…駆動装置、
23…設定装置、24…演算制御装置、25,26…流
量計、27,28…バルブ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焼結原料を焼成して焼結鉱を製造するた
    めの焼結用点火炉であって、焼結原料を搬送するための
    パレットと、パレット上を搬送中の焼結原料に燃焼火炎
    を当てるための燃焼バーナーと、パレット移動速度に応
    じてバーナーの燃料使用量、バーナーの高さ及びバーナ
    ーの角度を制御するための制御手段とを有することを特
    徴とする焼結用点火炉。
  2. 【請求項2】 焼結原料を搬送するためのパレットと、
    パレット上の焼結原料に燃焼火炎を当てるための燃焼バ
    ーナーとを備え、パレット上の焼結原料を焼成して焼結
    鉱を製造するための焼結用点火炉の操業方法であって、
    前記燃焼バーナーの燃料使用量及び空燃比と、燃焼バー
    ナーが形成する燃焼火炎における焼結原料の着火が最適
    になる位置との関係、並びにその位置での燃焼火炎の幅
    との関係を予め求めておき、前記パレットの移動速度に
    応じてパレットの単位面積当りの燃料供給量が一定にな
    るように前記バーナーの燃料使用量を制御し、この燃料
    使用量から上記関係に基づいて燃焼バーナーの角度及び
    高さを制御することを特徴とする焼結点火炉の操業方
    法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011052858A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Jfe Steel Corp 焼結機
CN103836645A (zh) * 2014-03-20 2014-06-04 莱芜钢铁集团有限公司 一种低煤气单耗的烧结点火方法
JP2014202372A (ja) * 2013-04-01 2014-10-27 Jfeスチール株式会社 焼結用点火炉およびその操業方法
CN105066704A (zh) * 2015-07-28 2015-11-18 天津钢铁集团有限公司 一种烧结机烧结点火控制方法

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