JPH05195926A - 内燃機関用点火装置及び方法 - Google Patents

内燃機関用点火装置及び方法

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JPH05195926A
JPH05195926A JP4273034A JP27303492A JPH05195926A JP H05195926 A JPH05195926 A JP H05195926A JP 4273034 A JP4273034 A JP 4273034A JP 27303492 A JP27303492 A JP 27303492A JP H05195926 A JPH05195926 A JP H05195926A
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JP
Japan
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charging
ignition
capacitor
discharge
signal
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JP4273034A
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English (en)
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Takafumi Narushige
孝文 成重
Shingo Morita
伸吾 森田
Mitsuru Koiwa
満 小岩
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、消費電力及び発熱の抑制並びに
小形化を実現した内燃機関用点火装置を得る。 【構成】 運転状態信号Q及び昇圧回路3の入力電流I
に対応した信号並びに延長用コンデンサ8の充電電圧V
8に応答して充電トリガ信号T6を生成する充電トリガ回
路20と、延長用コンデンサの充電路に挿入されて充電ト
リガ信号によりオンされる充電用スイッチング手段6A
とを設け、必要最小限の充電電圧となるように延長用コ
ンデンサを充電する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、放電持続用閉回路を
用いて放電持続時間を延長させた容量放電形の内燃機関
用点火装置及び方法に関し、特に運転状態に応じて放電
延長を必要最小限に設定して消費電力及び発熱の抑制並
びに小形化を実現した内燃機関用点火装置及び方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、予め昇圧された電圧をコンデ
ンサに充電しておき、コンデンサからの昇圧電圧を点火
コイルの一次側に放電させて、点火プラグに放電を発生
させる容量放電形の内燃機関用点火装置(CDI)は良く
知られている。この種の内燃機関点火装置においては、
例えば、低温始動時等の失火を防止するために、インダ
クタを含む放電持続用閉回路を点火コイルの一次側に並
設し、インダクタに蓄積されたエネルギにより、点火プ
ラグの放電持続時間を延長(LCDI)させるようにな
っている。
【0003】図2はLCDIからなる従来の内燃機関用
点火装置を示す構成図であり、図において、1は装置全
体の制御を行うECU、2はECU1からの点火信号G
に応答して連続パルスからなるドライブ信号Dを生成す
るドライブ回路である。3はバッテリ電圧VBを昇圧する
昇圧回路であり、バッテリに接続された昇圧用コイル31
と、ドライブ信号Dにより昇圧用コイル31の通電遮断を
繰り返すための昇圧用スイッチング手段即ちパワートラ
ンジスタ32とを含んでいる。
【0004】4はECU1からの点火信号Gの立ち下が
りタイミングで放電トリガ信号Tを生成する放電トリガ
回路、5及び6は昇圧用コイル31の一端即ち昇圧回路3
の出力端子に並列接続されて昇圧電圧を通過させるダイ
オード、7及び8は昇圧回路3の動作に応答して各ダイ
オード5及び6を介した昇圧電圧を個別に充電する点火
用コンデンサ及び延長用コンデンサ、9は各コンデンサ
7及び8の充電側端子間に挿入されて延長用コンデンサ
8の放電エネルギを蓄える放電持続時間延長用のインダ
クタである。この場合、放電出力電圧決定用の点火用コ
ンデンサ7及び放電持続用の延長用コンデンサ8の他端
は共にバッテリ電圧VBが印加されている。
【0005】10は各コンデンサ7及び8の放電時に昇圧
電圧が一次側に供給される点火コイル、11は点火コイル
10の二次側に接続された点火プラグ、12は点火コイル10
の一次側の両端間に接続されて一次側での電流振動を防
止する第1の整流素子即ちダイオード、13は点火コイル
10の一次側とバッテリとの間に挿入されて放電トリガ信
号Tによりオンされる放電用スイッチング手段即ちサイ
リスタである。
【0006】14は点火コイル10の一次側及びサイリスタ
13の接続点と延長用コンデンサ8及びインダクタ9の接
続点との間に挿入されたダイオードであり、インダクタ
9及び点火コイル10の一次側と共に放電持続用閉回路を
構成している。又、点火用コンデンサ7、点火コイル10
の一次側及びサイリスタ13は第1の放電用閉回路を構成
し、延長用コンデンサ8、インダクタ9、点火コイル10
の一次側及びサイリスタ13は第2の放電用閉回路を構成
している。
【0007】ドライブ回路2は、点火信号Gをトリガと
して、点火サイクル毎にパワートランジスタ32のベース
に印加するドライブ信号Dを生成し、パワートランジス
タ32を繰り返しドライブする(オンオフさせる)ように
なっている。これにより、パワートランジスタ32のオン
時に昇圧用コイル31に電流が流れ、オフ時に昇圧用コイ
ル31の負極側に高電圧(昇圧電圧)が発生し、昇圧回路
3からの昇圧電圧は、ダイオード5及び6を介して放電
後の各コンデンサ7及び8に再充電される。
【0008】次に、図2に示した従来の内燃機関用点火
装置の動作について説明する。通常、各コンデンサ7及
び8には、昇圧回路3からの昇圧電圧により所定の充電
電圧(数100V)が充電されている。この状態で、内燃機関
の要求に応じた所定点火時期に、ECU1から点火信号
Gが発生すると、点火信号Gの立ち下がりタイミングで
放電トリガ回路4から放電トリガ信号Tが生成される。
【0009】この放電トリガ信号Tによりサイリスタ13
がオンとなり、点火用コンデンサ7の充電電圧V7は、第
1の放電用閉回路(即ち、点火コイル10の一次側及びサイ
リスタ13)を介して急速に放電し、点火コイル10の二次
側に高電圧を発生して点火プラグ11に放電火花を発生さ
せる。同様に、延長用コンデンサ8の充電電圧V8は、第
2の放電用閉回路(即ち、インダクタ9、点火コイル10の
一次側及びサイリスタ13)を介して放電する。サイリス
タ13は、各コンデンサ7及び8の放電電流が導通保持電
流以下になるとオフする。
【0010】このとき、延長用コンデンサ8の放電エネ
ルギの一部は、第2の放電用閉回路内のインダクタ9に
蓄えられ、各コンデンサ7及び8の放電終了後もインダ
クタ9から放電持続用の電流となって、放電持続用閉回
路を介して点火コイル10の一次側に流れ続ける。
【0011】従って、点火コイル10の二次側に接続され
た点火プラグ11には点火信号Gの立ち下がりで放電が発
生し、更にインダクタ9の電流が持続中は放電持続時間
が延長されて、所望の点火が確実に行われる。例えば、
サイリスタ13を含む第1の放電用閉回路を介した点火用
コンデンサ7の放電時間が100μ秒程度であるのに対し、
インダクタ9を含む放電持続用閉回路の放電時間は1.5
m秒程度である。
【0012】一方、ドライブ回路2は、各コンデンサ7
及び8の放電後、点火信号Gに応答してドライブ信号D
を生成し、昇圧回路3内のパワートランジスタ32を繰り
返し通電遮断して昇圧用コイル31から昇圧電圧を発生さ
せ、ダイオード5及び6を介して各コンデンサ7及び8
を充電する。このとき、放電時間延長が要求されない安
定運転状態、例えばエンジン回転が高回転数で安定し、
エンジンが冷却されていないときにおいても、延長用コ
ンデンサ8を点火用コンデンサ7と同等の所定電圧に充
電し、十分過ぎる放電時間を確保している。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来の内燃機関用点火
装置及び方法は以上のように、運転状態にかかわらず、
延長用コンデンサ8を常に一定電圧に充電しているの
で、放電時間延長が要求されないエンジン回転安定時等
には不必要な充電電力が浪費され、発熱が大きくなるう
え、耐熱部品を使用するために装置が大形化するという
問題点があった。
【0014】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、エンジンの運転状態に応じて延
長用コンデンサの充電電圧を必要最小限に抑制すること
により、消費電力及び発熱の抑制並びに小形化を実現し
た内燃機関用点火装置及び方法を得ることを目的とす
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明に係る内燃機関
用点火装置は、内燃機関の運転状態信号、昇圧回路の入
力電流に対応した信号及び各充電電圧に応答して充電ト
リガ信号を生成する充電トリガ回路と、延長用コンデン
サの充電路に挿入されて充電トリガ信号によりオンされ
る充電用スイッチング手段と、第2の放電用閉回路に順
方向に挿入され且つインダクタに直列接続されて点火用
コンデンサの充電電圧が延長用コンデンサに印加される
のを防止する第2の整流素子とを設け、充電トリガ回路
は、点火用コンデンサの充電電圧が所定電圧に達したと
きに運転状態信号に応じた充電トリガ信号を生成し、充
電トリガ信号は、充電用スイッチング手段を介した昇圧
電圧により、運転状態信号に応じた必要最小限の充電電
圧となるように延長用コンデンサを充電するようにした
ものである。
【0016】又、この発明に係る内燃機関用点火方法
は、運転状態信号に基づいて延長用コンデンサの充電電
圧を必要最小限の電圧値に設定するようにしたものであ
る。
【0017】
【作用】この発明の内燃機関用点火装置においては、運
転状態信号、昇圧回路の入力電流に対応した信号及び充
電電圧に基づく充電トリガ信号によって充電用スイッチ
ング手段をオンさせ、点火用コンデンサの充電電圧を所
定電圧値に確保すると共に、延長用コンデンサの充電電
圧を必要最小限の電圧値にする。
【0018】又、この発明の内燃機関用点火方法におい
ては、運転状態信号に応じて必要最小限の充電電圧とな
るように延長用コンデンサを充電する。
【0019】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明による内燃機関用点火装置の一実
施例を示す構成図であり、1〜5及び7〜14は前述と同
様のものである。6Aは昇圧回路3から延長用コンデンサ
8への充電路に挿入された充電用スイッチング手段即ち
サイリスタであり、ゲートに印加される充電トリガ信号
6(後述する)によりオンされる。
【0020】15は第2の放電用閉回路に順方向に挿入さ
れ且つインダクタ9に直列接続された第2の整流素子即
ちダイオードであり、点火用コンデンサ7の充電電圧が
延長用コンデンサ8に印加されるのを防止する。19はド
ライブ信号Dに応答して昇圧回路3に流れる入力電流
(以下、単に電流という)Iを検出する抵抗器であり、
パワートランジスタ32とグランドとの間に挿入されてお
り、電流Iに対応した検出電圧を出力する一端が充電ト
リガ回路20(後述する)に接続されている。
【0021】20はサイリスタ6Aのゲートに対する充電ト
リガ信号T6を生成する充電トリガ回路であり、ECU1
から得られる運転状態信号Q、回転数信号R及び点火信
号Gと、ドライブ信号Dに対応して抵抗器19の一端から
検出される電流Iと、点火用コンデンサ7の充電電圧V7
と、延長用コンデンサ8の充電電圧V8とに応答して、充
電トリガ信号T6を生成すると共に、充電電圧V7又はV8
の確認後にドライブ回路2に対する停止信号を生成す
る。
【0022】充電トリガ回路20は、点火用コンデンサ7
の充電電圧V7が所定値に達して所要電圧が確保されたこ
とを検出した時点で、エンジン運転状態が安定であれば
充電トリガ信号T6を生成せずにドライブ回路2を停止さ
せ、運転状態が不安定であれば、回転数信号R等に基づ
く充電トリガ信号T6によりサイリスタ6Aをオンさせて延
長用コンデンサ8を充電し、必要最小限の充電電圧V8
検出された時点でドライブ回路2を停止させるようにな
っている。尚、エンジンの回転数信号Rの他に充電トリ
ガ回路20に入力される運転状態信号Qとしては、エンジ
ン負荷信号、エンジン温度(冷却水温)、気筒内圧力、吸
気量、吸気温度等がある。
【0023】次に、図1に示したこの発明の実施例1の
動作について説明する。尚、点火信号Gに基づく各コン
デンサ7及び8の放電動作、放電持続時間の延長動作及
び基本的な充電動作については、前述と同様なので、こ
こでは説明しない。
【0024】まず、昇圧回路3からの昇圧電圧により、
点火用コンデンサ7のみが所定電圧(数100V)に充電さ
れる。続いて、充電トリガ回路20は、点火用コンデンサ
7の充電電圧V7が所定電圧に確保されたことを検出した
時点で、エンジン運転状態に応じて、ドライブ回路2の
停止、又は、充電トリガ信号T6の生成を選択的に行
う。
【0025】即ち、充電トリガ回路20は、エンジンの運
転状態が不安定であって放電時間延長が必要な場合に
は、ドライブ回路2の動作を継続すると共に、充電トリ
ガ信号T6を生成してサイリスタ6Aをオンし、延長用コン
デンサ8を充電する。尚、エンジンの不安定運転状態と
しては、エンジン冷却時(所定温度以下)、急な加減速、
吸気量等のエンジン負荷が所定値以下の場合があげられ
る。
【0026】このとき、延長用コンデンサ8の充電電圧
V8は、運転状態(例えば、回転数)に応じて、点火用コン
デンサ7と同様の所定電圧から必要最小限の要求電圧ま
での間の任意の電圧値に設定される。例えば、エンジン
回転数が低くて運転状態の不安定性が高ければ充電電圧
V8を所定電圧に設定し、回転数が高くて運転状態の不安
定性が低ければ、ほぼ0Vに近い数V程度の電圧値に設
定される。
【0027】充電電圧V8の設定は、例えば充電トリガ信
号T6を所定時間だけオフにしてサイリスタ6Aを遮断する
ことにより行われる。充電トリガ回路20は、充電電圧V8
が設定電圧に達した時点で、充電トリガ信号T6をオフに
すると共にドライブ回路2を停止させる。
【0028】一方、エンジン運転状態が安定であって放
電時間延長が不要な場合、充電トリガ回路20は、ECU
1からの点火信号G、運転状態信号Q及び回転数信号R
に基づいて、エンジンの安定状態、即ち回転安定状態、
又は、エンジンが冷却されていない状態を判定し、充電
トリガ信号T6をオフのままにしてサイリスタ6Aの遮断状
態を継続すると共に、ドライブ回路2を停止させる。
【0029】延長用コンデンサ8の充電電圧V8が必要最
小限の電圧値に達した後は昇圧電圧が不要となるため、
充電トリガ回路20は、停止信号を生成してドライブ回路
2を停止させる。必要最小限の電圧値が0の場合には、
点火用コンデンサ7の充電電圧V7が所定電圧に達した時
点で、直ちにドライブ回路2を停止させる。尚、各コン
デンサ7及び8の放電後は、ドライブ回路2を再度動作
させることは言うまでもない。
【0030】これにより、延長用コンデンサ8の充電電
圧V8は所定電圧以下の必要最小限の電圧値に抑制される
が、点火用コンデンサ7の充電電圧V7は所定電圧に確保
されているので、点火プラグ11の放電動作に何ら支障は
与えることはない。
【0031】充電トリガ回路20は、具体的には、抵抗器
19の一端から検出される昇圧回路3の電流Iに基づい
て、点火信号Gに応答したドライブ信号Dの発生を判定
し、充電トリガ信号T6のパルス数を変化させて延長用コ
ンデンサ8の充電回数を制御するか、又、回転数信号R
及び充電電圧V8に基づいて、充電電圧V8を所定の必要最
小限電圧にフィードバック制御する。
【0032】実施例2.尚、上記実施例においては、充
電トリガ回路20は、充電トリガ信号T6により、延長用コ
ンデンサ8の充電電圧V8を運転状態信号Q(例えば、回
転数信号Rやエンジン温度)に応じた必要最小限電圧値
に設定したが、放電延長不要領域を検出した場合には、
充電トリガ信号T6を直ちにオフさせて充電電圧V8を0に
設定してもよい。
【0033】実施例3.又、充電トリガ回路20を動作さ
せるために、充電トリガ回路20に昇圧回路3の電流Iを
入力したが、電流Iに対応した信号、即ちドライブ信号
D又は点火信号Gを入力してもよい。
【0034】実施例4.又、昇圧回路3として、昇圧用
トランスを含むDC−DCコンバータを用いて昇圧用ト
ランスの二次側から昇圧電圧を発生させてもよい。この
場合、昇圧用トランスの二次側の基準電圧をグランド電
位に設定すると、昇圧回路3、各コンデンサ7、8及び
サイリスタ13等の共通端子は、バッテリの正極側又はグ
ランド側のいずれにも設定することができる。
【0035】実施例5.又、1つの気筒を駆動する場合
を示したが、点火コイル10、点火プラグ11及びサイリス
タ13をそれぞれ個別に含む複数の気筒を駆動する場合に
も適用できることは言うまでもない。
【0036】実施例6.更に、上記実施例では、延長用
コンデンサ8の充電電圧V8を抑制するために、サイリス
タ6Aを用いて延長用コンデンサ8の充電時間又は充電回
数を制御するようにしたが、点火用コンデンサ7の充電
電圧V7をも抑制するために、ドライブ信号Dを制御し
て、パワートランジスタ32のオン時間又はオン回数を抑
制してもよい。
【0037】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、内燃機
関の運転状態信号、昇圧回路の入力電流に対応した信号
及び各充電電圧に応答して充電トリガ信号を生成する充
電トリガ回路と、延長用コンデンサの充電路に挿入され
て充電トリガ信号によりオンされる充電用スイッチング
手段と、第2の放電用閉回路に順方向に挿入され且つイ
ンダクタに直列接続されて点火用コンデンサの充電電圧
が延長用コンデンサに印加されるのを防止する第2の整
流素子とを設け、充電トリガ回路は、点火用コンデンサ
の充電電圧が所定電圧に達したときに運転状態信号に応
じた充電トリガ信号を生成し、充電トリガ信号は、充電
用スイッチング手段を介した昇圧電圧により、運転状態
信号に応じた必要最小限の充電電圧となるように延長用
コンデンサを充電するようにしたので、消費電力及び発
熱の抑制並びに小形化を実現した内燃機関用点火装置が
得られる効果がある。
【0038】又、この発明によれば、運転状態信号に基
づいて延長用コンデンサの充電電圧を必要最小限の電圧
値に設定するようにしたので、消費電力及び発熱の抑制
並びに小形化を実現した内燃機関用点火方法が得られる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による内燃機関用点火装置の一実施例
を示す構成図である。
【図2】従来の内燃機関用点火装置を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
2 ドライブ回路 3 昇圧回路 31 昇圧用コイル 32 昇圧用スイッチング手段 4 放電トリガ回路 6A サイリスタ(充電用スイッチング手段) 7 点火用コンデンサ 8 延長用コンデンサ 9 インダクタ 10 点火コイル 11 点火プラグ 12 ダイオード(第1の整流素子) 13 サイリスタ(放電用スイッチング手段) 15 ダイオード(第2の整流素子) 20 充電トリガ回路 D ドライブ信号 G 点火信号 Q 運転状態信号 R 回転数信号 T 放電トリガ信号 T6 充電トリガ信号 V7 点火用コンデンサの充電電圧 V8 延長用コンデンサの充電電圧

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇圧用コイル及びこの昇圧用コイルから
    昇圧電圧を発生させるための昇圧用スイッチング手段を
    含む昇圧回路と、 点火信号に応答して前記昇圧用スイッチング手段をドラ
    イブするためのドライブ信号を生成するドライブ回路
    と、 前記昇圧回路の動作に応答して前記昇圧電圧を充電する
    点火用コンデンサ及び延長用コンデンサと、 二次側に点火プラグが接続された点火コイルと、 前記点火用コンデンサ及び前記点火コイルの一次側と共
    に第1の放電用閉回路を構成し且つ前記点火信号と同期
    してオンされる放電用スイッチング手段と、 前記延長用コンデンサ、前記点火コイルの一次側及び前
    記放電用スイッチング手段と共に第2の放電用閉回路を
    構成し且つ前記延長用コンデンサの放電エネルギを蓄え
    るインダクタと、 前記点火コイルの一次側の両端間に接続されて前記一次
    側の電流振動を防止する第1の整流素子と、 前記点火信号に同期した放電トリガ信号を生成して前記
    放電用スイッチング手段をオンさせる放電トリガ回路と
    を備え、 前記放電トリガ信号により前記点火用コンデンサ及び前
    記延長用コンデンサの各充電電圧を前記第1及び第2の
    放電用閉回路を介して放電させ、前記点火プラグに放電
    を発生させると共に、前記インダクタに蓄えられたエネ
    ルギによる電流を前記点火コイルの一次側を含む放電持
    続用閉回路に供給し、前記点火プラグの放電持続時間を
    延長させる内燃機関用点火装置において、 内燃機関の運転状態信号、前記昇圧回路の入力電流に対
    応した信号及び前記各充電電圧に応答して充電トリガ信
    号を生成する充電トリガ回路と、 前記延長用コンデンサの充電路に挿入されて前記充電ト
    リガ信号によりオンされる充電用スイッチング手段と、 前記第2の放電用閉回路に順方向に挿入され且つ前記イ
    ンダクタに直列接続されて前記点火用コンデンサの充電
    電圧が前記延長用コンデンサに印加されるのを防止する
    第2の整流素子とを設け、 前記充電トリガ回路は、前記点火用コンデンサの充電電
    圧が所定電圧に達したときに前記運転状態信号に応じた
    充電トリガ信号を生成し、 前記充電トリガ信号は、前記充電用スイッチング手段を
    介した前記昇圧電圧により、前記運転状態信号に応じた
    必要最小限の充電電圧となるように前記延長用コンデン
    サを充電することを特徴とする内燃機関用点火装置。
  2. 【請求項2】 昇圧回路からの昇圧電圧を点火用コンデ
    ンサ及び延長用コンデンサに充電し、点火信号に同期し
    て前記各コンデンサの充電電圧を点火コイルの一次側に
    放電させ、前記点火コイルの二次側に接続された点火プ
    ラグに放電を発生させると共に、延長用コンデンサの放
    電路内のインダクタに蓄えられたエネルギにより前記点
    火コイルの一次側の電流を持続させ、前記点火プラグの
    放電持続時間を延長させる内燃機関用点火方法におい
    て、運転状態信号に基づいて、前記点火用コンデンサ及
    び前記延長用コンデンサの充電電圧を必要最小限の電圧
    値に設定することを特徴とする内燃機関用点火方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2015156308A1 (ja) * 2014-04-10 2015-10-15 株式会社デンソー 内燃機関用点火装置

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