JPH0519579U - スクイズ式コンクリートポンプ - Google Patents

スクイズ式コンクリートポンプ

Info

Publication number
JPH0519579U
JPH0519579U JP7561991U JP7561991U JPH0519579U JP H0519579 U JPH0519579 U JP H0519579U JP 7561991 U JP7561991 U JP 7561991U JP 7561991 U JP7561991 U JP 7561991U JP H0519579 U JPH0519579 U JP H0519579U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pumping tube
casing
rotating body
squeeze roller
squeeze
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7561991U
Other languages
English (en)
Inventor
隆 木村
隆夫 舘沢
克夫 金田
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
石川島建機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 石川島播磨重工業株式会社, 石川島建機株式会社 filed Critical 石川島播磨重工業株式会社
Priority to JP7561991U priority Critical patent/JPH0519579U/ja
Publication of JPH0519579U publication Critical patent/JPH0519579U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Reciprocating Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポンピングチューブの内壁に発生する局部摩
耗を低減し、ポンピングチューブの寿命を延ばす。 【構成】 内周壁面を同一半径の円弧にした円筒状のケ
ーシング1内に、回転体3を組み込む。回転体3の外端
部に、スクイズローラ2を1個所だけ取り付けて支持さ
せる。スクイズローラ2より絞り作用を与えるポンピン
グチューブ6を、ケーシング1の内周壁面に360°の
範囲にわたり配置する。回転体3が1回転する毎に、ス
クイズローラ2によるポンピングチューブ6の圧潰開始
から圧潰終了に至る吸入、吐出工程を1回宛行う。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はコンクリートを打設個所へ向けて吐出させるためのコンクリートポン プのうち、特に、ケーシング内に挿入したポンピングチューブをローラで絞るこ とによりコンクリートをポンピングチューブの一端から吸入して他端より吐出さ せるようにしたスクイズ式コンクリートポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
スクイズ式コンクリートポンプは、図3に一例を示す如く、ほぼ円筒状に形成 したケーシング1内に、180°対向位置となる両端にスクイズローラ2を回転 自在に取り付け支持してなる回転体3を組み込み、ケーシング1の外側に設置し てある油圧モータ4により上記回転体3が回転させることにより2つのスクイズ ローラ2を公転させるようにしてあり、又、上記ケーシング1内の一部には、回 転体3の軸心Oを中心とする円弧面を形成し、該円弧面を含むケーシング1の内 壁面に沿わせて弾性体製のパッド5を設け、且つケーシング1に挿入したポンピ ングチューブ6を上記パッド5に沿わせると共に中間部6aをケーシング1の円 弧状の内壁面に沿わせて配置したポンピングチューブ6の両端を上記ケーシング 1より外部に突出させて、一端を吸入口7とすると共に他端を吐出口8とし、上 記回転体3を回転させることにより、上記スクイズローラ2とパッド5との間で ポンピングチューブ6の中間部6aを円形から扁平状に連続的に絞って吸入口7 から吸い込んだコンクリートを吐出口8側へ運んで吐出口8から吐出されるよう にしてある。なお、上記ケーシング1内は、ポンピングチューブ6が円形に復元 し易いように真空引きされるようにしてある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記従来のスクイズ式コンクリートポンプの場合、スクイズローラ 2によってポンピングチューブ6を連続的に圧潰することによりコンクリートの 輸送を行う方式であるため、ポンピングチューブ6の圧潰開始部Aと圧潰終了部 Bにおいて砂利や砂を噛むことにより内壁が局部的に摩耗する問題があり、又、 特に、吐出側は高圧になっているので、スクイズローラ2が圧潰終了部Bを通過 したときに、吐出口8に接続されている図示しない輸送管からコンクリートが逆 流しようとし、このとき、ポンピングチューブ6内に後続のコンクリートが充分 に吸入されていないと、ポンピングチューブ6の上記圧潰終了部Bの上流に位置 する部分Cの内壁がコンクリートの逆流により削られて摩耗してしまい、これら 内壁の摩耗がポンピングチューブ6の寿命を支配する大きな要因となっていた。
【0004】 上記スクイズ式コンクリートポンプでは、ポンピングチューブ6の中間部6a をケーシング1の円弧状とした内壁面に沿わせて180°の範囲だけ湾曲配置し 、且つスクイズローラ2を回転体3の180°対向位置に取り付けた180°U ターン配置方式としてあることから、回転体3が半回転する度に、上記圧潰開始 部Aや圧潰終了部B等を摩耗させ、ポンピングチューブ6の寿命を短くしており 、しかも回転体3が半回転する度に脈動が発生する問題がある。
【0005】 そこで、本考案は、従来、回転体が半回転する度に発生していたポンピングチ ューブの局部摩耗を低減してポンピングチューブの寿命を延ばすことができるよ うにすると共に、回転体の半回転毎の脈動を抑えて脈動回数を低減することがで きるようにしようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記課題を解決するために、円筒状のケーシング内に挿入されたポ ンピングチューブの一端と他端をケーシング外に突出させ、該ケーシング内に組 み込んだ回転体のスクイズローラでポンピングチューブを絞ることにより該ポン ピングチューブの一端から吸入したコンクリートを他端から吐出させるようにし てあるスクイズ式コンクリートポンプにおいて、上記内周壁面を同一半径の円弧 にしたケーシング内に挿入してあるポンピングチューブを、上記ケーシングの内 周壁面に沿わせて少なくとも360°の範囲にわたり配置し、且つ上記スクイズ ローラを、回転体の外端部に1個所だけ取り付け支持させた構成とする。
【0007】
【作用】
回転体を回転させると、スクイズローラによってポンピングチューブに連続的 な絞り作用が与えられてコンクリートの吸入、吐出が行われるが、この際、回転 体が1回転する間に、スクイズローラによるポンピングチューブの圧潰開始から 圧潰終了に至る吸入・吐出工程が1回だけ行われる。
【0008】
【実施例】
以下、図面に基づき本考案の実施例を説明する。
【0009】 図1及び図2は本考案の一実施例を示すもので、図3に示すスクイズ式コンク リートポンプと同様に、真空引きされる円筒状のケーシング1内に、外端部にス クイズローラ2を取り付けた回転体3を組み込み、該回転体3を回転させること により、ケーシング1の内壁面に沿わせてあるパッド5と上記スクイズローラ2 との間でポンピングチューブ6を円形から扁平状に連続的に絞って吸入口7から 吸い込んだコンクリートを吐出口8側へ運び、吐出口8から吐出させるようにし てある構成において、円筒状のケーシング1を、内周面が同一半径の円弧をなす ように真円状に形成して、その内周壁面に沿って連続的にパッド5を配置し、上 記ポンピングチューブ6の中間位置となるスクイズローラ2と接する部分を、ケ ーシング1内周壁面に沿わせて少なくとも360°の範囲(実用的には360° 〜450°)にわたり配置すると共に、該ポンピングチューブ6の吸入口7と吐 出口8となる両端側を交差させた後、両端部をケーシング1の外部へ互いに逆向 きで略接線方向に突出させ、且つ上記スクイズローラ2を、回転体3の外端部に 1個所だけの取り付けとし、更に、上記回転体3の他の外端部には、ポンピング チューブ6の内径側に接触してガイドさせるようにするガイドローラ9を、周方 向に適宜間隔で配列して支持させ、上記回転体3が360°回転する(1回転す る)毎に、スクイズローラ2がポンピングチューブ6の圧潰開始部Aと圧潰終了 部Bを1回通過してコンクリートの吸入・吐出工程が360°回転する都度1回 宛行われるようにする。なお、図中10は吸入口7に接続したコンクリートホッ パを示す。
【0010】 コンクリートの輸送を行う場合、従来と同様に、回転体3を回転させることに より行うが、この際、ケーシング1内の内周壁面に沿い360°以上の範囲で配 置してあるポンピングチューブ6に対して、1個のスクイズローラ2だけで、3 60°の範囲に亘って円形から扁平状に連続して絞り作用を与えることができる ので、従来のスクイズ式コンクリートポンプに比してポンピングチューブ6の寿 命を延ばすことができる。すなわち、図3に示す従来のスクイズ式コンクリート ポンプでは、回転体3が1回転する間に、2個のスクイズローラ2がポンピング チューブ6に各々2度当って中間部6aに対してそれぞれ交互に180°の範囲 で絞り作用を与えると共に、各々2度ポンピングチューブ6から離れることにな る。各スクイズローラ2がそれぞれ圧潰開始部Aと圧潰終了部Bを通過するとき には砂利等を噛むことにより内壁に摩耗作用を与えると共に、圧潰終了部Bを通 過した直後にコンクリートの逆流により圧潰終了部Bの上流部分Cにも摩耗作用 を与えることになるが、回転体3が1回転する間にスクイズローラ2がポンピン グチューブ6に当る回数が多いので、上記ポンピングチューブ6に対する摩耗が はげしいが、この点本考案においては、ケーシング1内に挿入されたポンピング チューブ6はケーシング1の内周壁面に沿わされて少なくとも360°回転させ た配置としてあって、しかも1個のスクイズローラ2によって絞り作用を与える 方式としてあることから、回転体3が1回転する間に圧潰開始部Aと圧潰終了部 Bを1回通過するだけとなるため、回転体3が1回転するときにスクイズローラ 2がポンピングチューブ6に当る回数は1回である。したがって、従来のコンク リートポンプにおいて、回転体1回転でスクイズローラ2がポンピングチューブ 6に当って潰し始める回数が2回であるのに比してポンピングチューブ6の内壁 に発生させる局部摩耗の量を半減でき、これによりポンピングチューブ6の寿命 を延ばすことができる。又、ポンピングチューブ6をケーシング1内に360° 配置方式としたことから、180°Uターン配置方式の従来のコンクリートポン プに比し、1個のスクイズローラ2による圧潰開始部Aから圧潰終了部Bに至る 間のコンクリートの吐出量を2倍にすることができ、且つ360°の範囲にわた り1個のスクイズローラ2だけで絞り作用を与えるようにすることから、脈動回 数も半減させることができる。
【0011】 なお、本考案は上記実施例のみに限定されるものではなく、本考案の要旨を逸 脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0012】
【考案の効果】
以上述べた如く、本考案のスクイズ式コンクリートポンプによれば、ケーシン グ内のポンピングチューブを、ケーシングの内周壁面に沿い少なくとも360° の範囲にわたり配置し、且つ該ポンピングチューブを圧潰してコンクリートに絞 り作用を与えるスクイズローラを、回転体に1個だけ取り付けた構成としたので 、スクイズローラによるポンピングチューブに対する圧潰開始と圧潰終了を、回 転体が1回転する間にそれぞれ1回だけとすることができ、ポンピングチューブ の180°Uターン配置方式とした従来のコンクリートポンプに比し、スクイズ ローラがポンピングチューブに当る回数を半減できてポンピングチューブの内壁 に発生させる摩耗を半減でき、ポンピングチューブの寿命を延ばすことができ、 又、スクイズローラの360°の動きによる脈動も半減でき、更に、1個のスク イズローラによるコンクリートの吐出量を2倍にすることができる、等の優れた 効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のスクイズ式コンクリートポンプの一実
施例の概要を示す切断側面図である。
【図2】図1のII−II矢視図である。
【図3】従来のスクイズ式コンクリートポンプの概要を
示す断面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 スクイズローラ 3 回転体 5 ケーシング 6 ポンピングチューブ 6a 中間部 A 圧潰開始部 B 圧潰終了部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 舘沢 隆夫 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社技術研究所内 (72)考案者 金田 克夫 東京都中央区八重洲二丁目9番7号 石川 島建機株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状のケーシング内に挿入されたポン
    ピングチューブの一端と他端をケーシング外に突出さ
    せ、該ケーシング内に組み込んだ回転体のスクイズロー
    ラでポンピングチューブを絞ることにより該ポンピング
    チューブの一端から吸入したコンクリートを他端から吐
    出させるようにしてあるスクイズ式コンクリートポンプ
    において、内周壁面を同一半径にした上記ケーシング内
    に挿入してあるポンピングチューブを、上記ケーシング
    の内周壁面に沿わせて少なくとも360°の範囲にわた
    り配置し、且つ上記スクイズローラを、回転体の外端部
    に1個所だけ取り付け支持させた構成を有することを特
    徴とするスクイズ式コンクリートポンプ。
JP7561991U 1991-08-28 1991-08-28 スクイズ式コンクリートポンプ Pending JPH0519579U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7561991U JPH0519579U (ja) 1991-08-28 1991-08-28 スクイズ式コンクリートポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7561991U JPH0519579U (ja) 1991-08-28 1991-08-28 スクイズ式コンクリートポンプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0519579U true JPH0519579U (ja) 1993-03-12

Family

ID=13581411

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7561991U Pending JPH0519579U (ja) 1991-08-28 1991-08-28 スクイズ式コンクリートポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0519579U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012189045A (ja) * 2011-03-14 2012-10-04 Aquatech:Kk チューブポンプ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012189045A (ja) * 2011-03-14 2012-10-04 Aquatech:Kk チューブポンプ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2693766A (en) Rotary pump of the resilient tube type
JPH0519579U (ja) スクイズ式コンクリートポンプ
JPH0519581U (ja) スクイズ式コンクリートポンプ
JP2013072287A (ja) スクイズポンプ、弾性チューブ接続管
JPS601391A (ja) スラリ−ポンプ
KR101074104B1 (ko) 스크롤 유체기계
US2876706A (en) Fluid pump
CN108266373B (zh) 一种弹性复合螺旋轴向泵
JPS60182378A (ja) 一軸偏心ねじポンプのロ−タ−駆動装置
JPS61187988U (ja)
JPH0564490U (ja) スクイズ式コンクリートポンプ
JPH076508B2 (ja) ポンピングチユーブ
CN102748279A (zh) 椭圆旋转滑片泵
JPS6252153B2 (ja)
JPH06280749A (ja) チューブポンプシステム
JPH03111684A (ja) 圧送用スクィーズポンピングチューブ及びスクィーズ型ポンプ
JPH0422075Y2 (ja)
JPS5819874B2 (ja) ロ−タリ−ポンプ
SU80800A1 (ru) Объемный насос дл жидкостей и газов
JPS62157287A (ja) スクイズポンプ
JPS5810188A (ja) スクイズポンプ
JPS5951182A (ja) 回転ポンプ
JPS6234951B2 (ja)
JPS61192586U (ja)
JP2541943Y2 (ja) スクイズ式コンクリートポンプ