JPH05195772A - エンジンの冷却構造 - Google Patents

エンジンの冷却構造

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JPH05195772A
JPH05195772A JP2718692A JP2718692A JPH05195772A JP H05195772 A JPH05195772 A JP H05195772A JP 2718692 A JP2718692 A JP 2718692A JP 2718692 A JP2718692 A JP 2718692A JP H05195772 A JPH05195772 A JP H05195772A
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radiator
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Toru Shirahase
徹 白波瀬
Mutsumi Kishida
睦 岸田
Osamu Nozaki
修 野崎
Naoki Hayashi
直己 林
Yukio Arakawa
幸雄 荒川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ラジエータからのリターン通路と車室暖房用
ヒータからのリターン通路とを接続したサーモバルブを
備えたエンジンの冷却構造において、上記サーモバルブ
にヒータからリターンした冷却水とラジエータからリタ
ーンした冷却水とが同時に流入してもバルブのハンチン
グが生じないようにした。 【構成】 ラジエータ4と、バイパス通路13と、ヒー
タ6と、ウオータポンプ8とを備えたエンジンの冷却構
造において、上記ラジエータ4のリターン通路10と上
記バイパス通路13とのリターン通路11とを接続する
サーモバルブ9が、ラジエータ4とウオータポンプ8と
の中間位置に配設され、上記ヒータリターン通路11が
所定長さLに亘り上記サーモバルブ9からウオータポン
プ8に至る吸込通路12に熱伝達可能に接合してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンの冷却構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭60−98120号公報によれ
ば、V型エンジン1の両バンク1a,1b間のエンジン
前端部および後端部には、それぞれウオータポンプ4か
ら送給され、各バンク1a,1bのシリンダブロック部
及びシリンダヘッドの各ウオータジャケット8を経た冷
却水を集合させる冷却水コネクタ9,10が設けられて
いる。前端側コネクタ9は冷却水通路12を介してラジ
エータ3に、且つバイパス通路11を介してウオータポ
ンプ4にそれぞれ接続され、内部にサーモスタット19
が設けられている。
【0003】そして前側冷却水コネクタ9に流通集合し
たエンジン冷却水のラジエータ3への循環をその温度に
応じて許容又は阻止制御するようになされている。また
ウオータジャケット8から後端側コネクタ10を経て高
温の冷却水を通す車室内暖房用のヒータ6が配設されて
いる。
【0004】また他の従来技術として上記サーモスタッ
ト19に相当するサーモバルブに、ラジエータからのリ
ターン通路とヒータからのリターン通路とが共に接続さ
れ、且つ各通路の冷却水をウオータポンプに送給する。
吸込通路がサーモバルブに接続されてなるエンジンの冷
却装置がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記後者の従来技術に
おいて、サーモバルブはサーモワックスの熱膨張により
弁の開閉が行われており、このサーモワックスに流入す
るラジエータからのエンジン冷却水は比較的低温である
が、ヒータから流入するエンジン冷却水は高温であるた
め、弁の開閉がハンチングを起し易く適正なサーモバル
ブの作動が行われないという問題がある。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、サーモバルブにラジエータ及びヒータからそれぞ
れエンジン冷却水が流れる場合でもバルブのハンチング
が生じないようにしたエンジンの冷却構造を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、図1〜図3に
示すようにエンジン冷却水を冷却するラジエータ4と該
ラジエータ4をバイパスするバイパス通路13と、エン
ジン本体1からの冷却水が供給される車室暖房用ヒータ
6と、エンジン本体1に冷却水を供給するウオータポン
プ8とを備えたエンジンの冷却構造において、上記ラジ
エータ4のリターン通路10と上記バイパス通路13と
の合流部に冷却水温度により冷却水径路を切換えるサー
モバルブ9と、該サーモバルブ9からウオータポンプ8
へ冷却水を送る吸込通路12とを設けると共に、ヒータ
6からのリターン通路11を上記吸込通路12と所定長
さLに亘り接合させて上記サーモバルブ9に接続してな
るエンジンの冷却構造である。
【0008】
【実施例】図1は本発明の1実施例の説明図、図3は図
1の要部の平面図で、符号1は横置きV型エンジンのエ
ンジン本体で、フロント側バンク1a及びリア側バンク
1bからなり各バンクはそれぞれエンジンブロック2
a,2bの上部にヘッド3a,3bを備えている。4は
エンジン本体1の前方に配設されたラジエータで、上記
各ヘッド3a,3bからそれぞれ延出されたアウトレッ
ト通路5a,5bを中途で合流した通路5cを接続して
いる。
【0009】6は車室暖房用ヒータで、上記リア側ヘッ
ド3bから延出したヒータインレット通路7を接続して
いる。8はエンジン本体1に冷却水を供給するウオータ
ポンプ、9はサーモバルブで、上記ラジエータ4からの
リターン通路10とバイパス通路13との合流部に配設
され、冷却水温度により冷却水径路を切換えるものであ
る。また、サーモバルブ9からウオータポンプ8へ冷却
水を送る吸込通路12及びサーモバルブ9とヒータ6と
を接続するヒータリターン通路11が配設されている。
そして上記ヒータリターン通路11はそのサーモバルブ
9側の所定長さLに亘り上記吸込通路12に熱伝達可能
な状態で接合している。
【0010】また上記サーモバルブ9は、図2に示すよ
うに弁体9aが冷却水温度の低い時には実線で示すよう
にラジエータリターン通路10を閉じているが、エンジ
ンの高回転、高負荷運転時に水温が高くなると、その熱
により内蔵されたサーモワックスが膨張するため弁体9
aが鎖線で示す位置に変位して上記バイパス通路13を
閉止するように構成されている。なお、14はサブタン
ク通路である。
【0011】上記構成によりエンジンの通常運転時は、
エンジン本体1のクランクシャフトの回転でウオータポ
ンプ8が回転し、冷却水はエンジンブロック2a,2b
及びヘッド3a,3bを循環した後アウトレットパイプ
5a,5bからラジエータ4に送られ、ここで空冷され
てラジエータリターン通路10を経てサーモバルブ9に
入る。
【0012】この通常運転時のラジエータ4からリター
ンした冷却水は通常の温度であるため、図2における弁
体9aはサーモワックスがやや膨張して上記リターン通
路10を少し開いた位置に変位し上記冷却水は吸込通路
12に流入する。そして、再びウオータポンプ8により
冷却水がエンジン本体1へ供給される。
【0013】一方、上記ウオータポンプ8の給水により
エンジン本体1内を循環した高温の冷却水は常時ヒータ
インレット通路7、ヒータ6、ヒータリターン通路1
1、サーモバルブ9を経て上記吸込通路12に入る。上
記ヒータリターン通路11を通る高温の冷却水は、所定
長さLの区間に於いて吸込通路12を通る比較的温度の
低い冷却水との間の熱交換により冷却されてサーモバル
ブ9に入ることになる。従って、サーモバルブ9にラジ
エータリターン通路10から流入する冷却水と、ヒータ
リターン通路11から流入する冷却水との温度差はそれ
程大きくなくなるため、サーモバルブ9のハンチングの
発生が防止される。
【0014】また、エンジン本体1内を循環した冷却水
はバイパス通路13を通ってサーモバルブ9に入るが、
エンジンの高回転、高負荷時には冷却水は非常に高温と
なるため、サーモワックスが膨張して図2に示すように
弁体9aは二点鎖線で示す位置に変位しバイパス通路1
3が閉止されて冷却水の流入は阻止される。
【0015】上記のように、フロント及びリヤの2つの
バンク1a,1bに対しそれぞれ1個のウオータポンプ
8により冷却水を高温時、低温時において常に等しい水
量を供給し、両バンク1a,1bの冷却性能の偏りを無
くすには次の2つの条件を必要とする。即ち1つはフロ
ントヘッド3aからのアウトレットパイプ5aの流量
は、ヒータ6を通る流量とリアヘッド3bからのアウト
レットパイプ5bの流量との和に等しい。2つ目はバイ
パス通路13の流量はヒータ6を通る流量に等しいとい
う条件である。
【0016】エンジンの冷却構造の他の実施例として図
4に示すように、エンジン本体1の後方上部にインター
クーラー15が配設され、エンジンルーム内に導入され
た一点鎖線で示す走行風がインタークーラー15に当た
って冷却を行い、更にその走行風は下方に方向転換され
てキャタライザー16に当り冷却を行うように構成され
その熱害を防止できる。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、エンジン循環後の高温
の冷却水を通す車室暖房用ヒータからのリターン通路
と、ラジエータからのリターン通路等との合流部に設け
たサーモバルブに対し、該バルブに接続するヒータリタ
ーン通路を、比較的低温の冷却水を通すウオータポンプ
への吸込通路に、熱伝達可能に接合しているため、上記
ヒータリターン通路中の高温の冷却水が熱交換によって
冷却されて上記サーモバルブに流入する。したがって従
来のようにサーモバルブに高温と低温の冷却水が同時に
流入することによるバルブのハンチングの発生が防止さ
れる。また上記ヒータの性能向上が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示す説明図である。
【図2】図1中のサーモバルブのシステム図である。
【図3】本発明の要部の平面図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 エンジン本体 4 ラジエータ 5a アウトレット通路 5b アウトレット通路 6 ヒータ 7 ヒータインレット通路 8 ウオータポンプ 9 サーモバルブ 10 ラジエータリターン通路 11 ヒータリターン通路 12 吸込通路 13 バイパス通路 L 所定長さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 直己 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 荒川 幸雄 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン冷却水を冷却するラジエータ
    と、該ラジエータをバイパスするバイパス通路と、エン
    ジン本体からの冷却水が供給される車室暖房用ヒータ
    と、エンジン本体に冷却水を供給するウオータポンプと
    を備えたエンジンの冷却構造において、上記ラジエータ
    のリターン通路と上記バイパス通路との合流部に冷却水
    温度により冷却水経路を切換えるサーモバルブと、該サ
    ーモバルブからウオータポンプへ冷却水を送る吸込通路
    とを設けると共に、ヒータからのリターン通路を上記吸
    込通路と所定長さに亘り接合させて上記サーモバルブに
    接続したことを特徴とするエンジンの冷却構造。
  2. 【請求項2】 横置きV型エンジンのフロント側及びリ
    ア側各バンクのヘッドからそれぞれ延出されたアウトレ
    ット通路が、中途で合流した後にラジエータに接続さ
    れ、また上記フロント側ヘッドからサーモバルブに至る
    バイパス通路及び上記リア側ヘッドからヒータを経てサ
    ーモバルブに至るヒータインレット,アウトレット通路
    が配設されてなることを特徴とする請求項1記載のエン
    ジンの冷却構造。
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