JPH0519552Y2 - - Google Patents

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JPH0519552Y2
JPH0519552Y2 JP15937386U JP15937386U JPH0519552Y2 JP H0519552 Y2 JPH0519552 Y2 JP H0519552Y2 JP 15937386 U JP15937386 U JP 15937386U JP 15937386 U JP15937386 U JP 15937386U JP H0519552 Y2 JPH0519552 Y2 JP H0519552Y2
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JP
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engine
vehicle
vehicle speed
brake
braking
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、車両の運転状態に応じて自動的にエ
ンジンを停止または始動させるアイドルストツプ
装置に係り、特にエンジン始動条件に車両停止条
件を加えて始動時の安全性を改善したものに関す
る。
[従来の技術] エンジンの回転数がアイドリング時の回転数と
同等になつた場合、エンジンが自動的に停止し、
再始動の際はクラツチペダルの踏込み操作などを
行なうと、スタータスイツチが自動的にオンとな
り、エンジンが始動するというアイドルストツプ
装置が、一部の自動車に搭載されるに至つてい
る。従来このアイドルストツプ装置は、その自動
始動条件に、エンジン停止を前提として、水温が
上昇し、ギヤがニユートラル位置に来た後に、ク
ラツチペダルが踏まれることを要求している(例
えば実開昭60−188833号公報)。即ち、エンジン
回転、水温、ギヤ、クラツチをチエツクしている
が、車両停止やブレーキ状態を始動条件にしてい
ない。エンジン回転は問題にするが、車両が停車
しているか否かは問題としていないのである。
このため、アイドルストツプ状態下では、車両
が停止しているにせよ、車両が走行しているにせ
よ、クラツチ以外の自動始動条件を満足したうえ
でクラツチペダルを踏むと、エンジンが自動始動
することになる。
したがつて、例えば降坂路に停車中、ブレーキ
を解除して車が動き出した後、クラツチペダルを
踏むとエンジンが自動始動することになる。これ
はドライバが惰行運転で発進させようとする場合
に使われている。
また同じく降坂路にあつて、ブレーキは作動状
態にあるのだが、ブレーキ系が故障してブレーキ
の効きが甘いため、車が惰行運転に入つてしまつ
た場合でも、ドライバがブレーキ系の故障に気が
付かず、クラツチペダルを踏むなどして始動条件
が満されてしまうとエンジンが自動始動してしま
うことになる。
[考案が解決しようとする問題点] 上記したように自動始動条件に車両停止やブレ
ーキ状態をチエツクしていないものでは、ブレー
キ系の故障に起因してもたらされる惰行運転であ
つてもクラツチペダルを踏み込みさえすれば発進
してしまう。しかし、惰行運転が生じる降坂路に
あつては、特にブレーキ系が故障しているにも拘
わらずエンジンが自動始動してしまうと非常に危
険であつた。
したがつて本考案の目的は、車速及びブレーキ
の作動状態をエンジン自動始動条件に加えること
によつて、上記従来の問題点を解消し、エンジン
の自動始動を安全に行なうことができるアイドル
ストツプ装置を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 本考案のアイドルストツプ装置は、トランスミ
ツシヨンギヤ位置がニユートラルで、エンジンが
アイドリング運転状態のときエンジンが自動停止
され、かつ、その停止状態からクラツチペダルが
踏み込まれたときをもつて、自動始動条件を満た
したとして、エンジンを自動始動させる制御手段
と、車速センサと、制動・非制動をそのON・
OFFで検出するブレーキスイツチと、車速が零
でブレーキスイツチOFFの時は車速が零の時と
同様に制御手段を作動させる手段と、車速が零で
なくブレーキスイツチONの時は制御手段を作動
させないで警報を発する手段とを有するものであ
る。
[作用] アイドルストツプ状態にある車両が交差点など
で停止すると、これを車速センサが検出して、制
御手段を作動可能にさせる。したがつて、所定の
自動始動条件が満たされるとエンジンが自動始動
する。
アイドルストツプ状態にある車両が降坂路など
で惰行運転すると、これが車速センサで検出され
たうえで、ブレーキスイツチON/OFFが検出さ
れる。ブレーキスイツチがOFFであればドライ
バが惰行運転で発進させる意思があるものとして
制御手段を作動させ、その条件が満されると、エ
ンジンが自動始動する。逆にブレーキスイツチが
ONであれば、ブレーキが効いていないために惰
行運転しているのであり、ブレーキ系が故障して
いるものとしてアイドルストツプ装置を作動させ
ずに警報を発する。
[実施例] 本考案の実施例を第1図〜第2図に基づいて説
明すると以下の通りである。
第1図は本考案のアイドルストツプ装置例を示
す。
1は制御手段であり、エンジン回転速度センサ
2及びクラツチスイツチ3、ニユートラルスイツ
チ4、車速センサ5…などの各種センサ、スイツ
チからの情報を、マイクロコンピユータで構成さ
れたコントロールユニツト6で収集し、これらか
らトランスミツシヨンギヤ位置がニユートラル
で、クラツチペダルが踏まれておらず、かつ、エ
ンジンがアイドリング運転状態のとき、すなわち
アイドルストツプ条件が満たされたときはエンジ
ンストツパ7を作動させてエンジンを自動停止さ
せ、その停止状態からクラツチペダルが踏み込ま
れたとき、すなわち自動始動条件が満されたとき
はスタータ8を作動させてエンジンを自動始動さ
せるようになつている。
このような制御手段1のコントロールユニツト
6の入力側には、上記各種センサ、スイツチに加
えて、パーキングブレーキスイツチ10及びフツ
トブレーキスイツチ11が接続される。これらの
スイツチ10,11は共にブレーキ作動のとき
ON、非作動のときOFFとなる。出力側には警告
を発するウオーニング表示器12が接続される。
また、コントロールユニツト6内には新たに加え
られた制御プログラムに基づく機能を発揮する手
段が設けられる。これはエンジン自動始動条件
に、それまで含まれていなかつた車速センサ5及
びパーキングブレーキスイツチ10、フツトブレ
ーキスイツチ11から得られる条件を加味するも
ので、この条件によつてはエンジン自動始動を行
なわせないでウオーニング表示器12を点灯させ
る。
上記手段を含めたコントロールユニツト6の自
動始動に関する諸機能を第2図に示す。即ち、2
点鎖線で囲つた部分が新たに加えられた部分で、
それ以外は従来行なわれている自動始動のルーチ
ンである。このルーチンは、エンジン回転速度が
零で、トランスミツシヨンギヤ位置がニユートラ
ルにあり、しかもクラツチペダルが踏まれたとき
のみ自動始動条件が満されてスタータ8をONに
する一方、エンジン回転速度が400rpmを超えた
とき始めてスタータ8をOFFにする。フラグA
はこのルーチン内でのみ扱われる状態フラグであ
る。
追加部分は、上記自動始動条件を判断するに先
立つて行なわれ、車速が零か否かを判断し、否の
ときは車両が動いているとして更にパーキングブ
レーキスイツチ10及びフツトブレーキスイツチ
11がOFFか否かを判断する。ブレーキスイツ
チが共にOFFであれば、車速が零のときと同様
に上記自動始動条件のルーチンへ進む。ブレーキ
スイツチ10,11の少なくとも1つがONのと
きは、ブレーキが作動しているにも拘わらず車両
が動いているとしてウオーニング表示指令を出し
て、上記自動始動条件のルーチンから外す。
さて次に、上記したような構成における作用
を、エンジンストツプ状態から自動始動に入る場
合について説明する 例えば平坦路にせよ、降坂路にせよ、パーキン
グブレーキまたはフツトブレーキを作動させて、
或いは全然作動させないで車両が停車していると
き、即ち、完全に停車していてブレーキ状態が問
題とならないとき、これを車速センサ5の零情報
からコントロールユニツト6が自動始動させても
不都合がないと判断して、一定の自動始動条件が
満されるとスタータ8にON指令を出力してエン
ジンを自動始動させる。
また降坂路で、停車中、ドライバが惰行運転さ
せながら発進させようとしてパーキングブレーキ
もフツトブレーキも共に非作動にして車両を惰行
運転させたとき、これを車速が零でないという車
速センサ5の情報及びパーキングブレーキスイツ
チ10、フツトブレーキスイツチ11のOFF情
報からコントロールユニツト6が惰行運転で発進
させても不都合がないと判断して、一定の自動始
動条件が満されると上述したのと同様にスタータ
8にON指令を出力してエンジンを自動始動させ
る。即ち、惰行運転で発進させることができる。
ところが、降坂路で停車中、ドライバがパーキ
ングブレーキまたはフツトブレーキを作動させ惰
行運転で発進させまいとしているにも拘わらず、
車両が惰行運転を始めたとき、パーキングブレー
キスイツチ10、フツトブレーキスイツチ11は
共にONの情報を、また車速センサ5は車速が零
でないという情報をコントロールユニツト6に与
えるので、コントロールユニツト6はブレーキ系
統が故障している故に、このままもし一定の自動
始動条件が満されてエンジンが自動始動した場合
には非常に危険であると判断して、自動始動条件
を吟味することなくウオーニング表示器12にウ
オーニング表示指令を出力し、ウオーニング表示
器12を点灯させる。一般にパーキングブレーキ
とフツトブレーキとが同時に故障するということ
は極めてまれであり、したがつてウオーニング表
示器12の点灯に気付いたドライバは故障してい
ないブレーキを作動させて、事故が起きる前に車
両を停止させることができる。
上述したように本実施例によれば、特に降坂路
などでの惰行運転で発進させようとするときに、
車速とブレーキ状態とを検出して、ブレーキ系統
が故障しているときには発進させないようにした
ので、安全性を可及的に向上させることができ
る。
[考案の効果] 以上要するに本考案によれば、所定の自動始動
条件に車速と制動条件を加えて、制動しているに
も拘わらず、車両が動いているときには自動始動
条件が満されていても自動始動させず、警告を発
するようにしたので、自動始動時の安全性を向上
することができるという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るアイドルスト
ツプ装置のブロツク構成図、第2図は第1図に示
すコントロールユニツトの諸機能を説明するフロ
ーチヤートである。 図中、1は制御手段、5は車速センサ、6は各
種手段の中枢となるコントロールユニツト、8は
スタータ、10,11は制動・非制動を検出する
手段であるパーキングブレーキスイツチ及びフツ
トブレーキスイツチ、12はウオーニング表示器
である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. トランスミツシヨンギヤ位置がニユートラル
    で、エンジンがアイドリング運転状態のときエン
    ジンが自動停止され、かつ、その停止状態からク
    ラツチペダルが踏み込まれたときをもつて、自動
    始動条件を満たしたとして、エンジンを自動始動
    させる制御手段と、車速センサと、制動・非制動
    を検出する手段と、車速零でない非制動時に車速
    零時と共に制御手段を作動させる手段と、車速零
    でない制動時に制御手段を作動させず警告を発す
    る手段とを備えたアイドルストツプ装置。
JP15937386U 1986-10-20 1986-10-20 Expired - Lifetime JPH0519552Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15937386U JPH0519552Y2 (ja) 1986-10-20 1986-10-20

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JP15937386U JPH0519552Y2 (ja) 1986-10-20 1986-10-20

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Publication Number Publication Date
JPS6365831U JPS6365831U (ja) 1988-04-30
JPH0519552Y2 true JPH0519552Y2 (ja) 1993-05-24

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JP15937386U Expired - Lifetime JPH0519552Y2 (ja) 1986-10-20 1986-10-20

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