JPH0519513Y2 - - Google Patents

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JPH0519513Y2
JPH0519513Y2 JP1986089636U JP8963686U JPH0519513Y2 JP H0519513 Y2 JPH0519513 Y2 JP H0519513Y2 JP 1986089636 U JP1986089636 U JP 1986089636U JP 8963686 U JP8963686 U JP 8963686U JP H0519513 Y2 JPH0519513 Y2 JP H0519513Y2
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interlayer
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は建築用板ガラスとして好適する窓ガラ
スに関するものである。
(従来の技術) 粘弾性効果のある中間膜、例えばエチレン酢酸
ビニール樹脂、塩化ビニールエチレンメタクリル
酸グリシジル樹脂等で二枚以上の板ガラスを合せ
た合せガラスが例えば特開昭58−136087号等で実
用にされ、この種の合せガラスは前記中間膜をガ
ラスの対向する重ね合せ面に夫々接着している。
以上の他、中間膜としてポリビニールブチラー
ル(PVB)等の引き裂き強度の高いフイルムを
中間膜として二枚の板ガラス間に臨ませ、夫々の
ガラス対向面に接着した自動車用の合せガラスも
実用に供され、この場合も防音ガラスとして効果
がある。
(考案が解決しようとする問題点) 以上の従来技術は、先ずコストが高く、これは
二枚の板ガラス間に両面接着用の中間膜を臨ま
せ、中間膜を夫々に展開状態で、しわ等が発生し
ないように重ね合せ接着する必要があるためで、
加工設備が複雑化し、加工が面倒、且つ煩雑で、
更には熟練を要し、従つてコストが高くなる、そ
して次に現場での切断が困難、(中間膜が二枚の
ガラス夫々に接着されているので一方から切断を
行つても他方のガラスが切断できず、正確な方法
での切断が行えず、非切断側のガラスは割れたり
する)で、従つて寸法を特定したものを工場で製
造する必要があり、この結果建築用として使用す
る場合、現場での迅速な使用、施工が難かしく不
便であり、前記と相俟つてコストは高くなる。
本考案は以上の如き問題点を解決すべくなされ
たもので、その目的とする処は、製造が容易でコ
ストが低く、且つ現場での切断が容易で施工上有
利であり、更に防音効果も合せガラスに対して遜
色のない優れた性能の防音ガラスを提供するにあ
る。
(問題点を解決するための手段) 以上の問題点を解決するための手段は、積層さ
れた少なくとも二枚の板ガラスがらなり、樹脂か
ら成る防音中間膜を各板ガラスの重ね合せ面に
夫々接着し、中間膜相互の重ね合せ面は非接着と
したことである。
(以上手段による作用) 上記手段によれば、板ガラスの重ね合せ面の一
方にのみ接着された中間膜を備える板ガラスの重
ね合せ積層体なので合せガラスと同様に中間膜が
板ガラス間に合つて振動吸収、減衰作用を行い高
い防音効果が得られ、又板ガラスの片面にのみ中
間膜が接着されているので製造が容易であり、且
つ切断も容易、確実に行える。
(実施例) 次に本考案の好適する一実施例を添付図面を参
照しつつ詳述する。
第1図は本考案に係るガラスの縦断側面図、第
2図は同要部の拡大図、第3図、第4図は製造工
程を説明する断面図である。
建築用の板ガラスは強度上等の理由から一般に
は5mm前後の板厚のものが用いられ、本実施例は
二枚の板ガラスを重ね合せて積層体として用いる
ので、在来の単板窓ガラスと同等の厚みにするた
めに各ガラス板の厚みを3mmとした。
二枚のガラス2,3は同厚で実施例では3mm厚
とし、夫々は同様のものを用意し、夫々の重ね合
せ面2a,3aには中間膜4,5を展開して接着
6,7し、各ガラス2,3は個々に片面2a,3
aに独立して中間膜4、又は5を接着6,7す
る。中間膜としては例えばポリエステル系の樹脂
で市販されている飛散防止フイルム厚さ50μのも
のをガラス2,3の片面2a,3aに接着剤6,
7で接着した。中間膜は上記に限られず任意なも
のを用い、例えばその他の樹脂系のフイルム、紙
系、金属系のフイルムでも良く、従つて透明、不
透明を問わず、紙系のものでは和障子的な感じと
なり、又金属光沢のあるものでは鏡面的なガラス
壁面となる。中間膜の厚さは5〜200μとし、又
板ガラスの厚さは2mm〜3mm厚が好ましい。
以上の如く片面2a,3aに中間膜4及び5を
個々に独立して接着した板ガラス2,3を中間膜
4,5の非接着面4a,5aを向い合うように重
ね合せて積層し、積層体1を第4図で示した。こ
のさい中間膜相互は接着しない。かかる積層体1
の外周縁1aを塩化ビニール製のグレージングビ
ート8で囲撓シールして保持せしめて防音ガラス
9を得これを第1図で示し、障子等に組み込む。
以上で得られた防音ガラス9は、二枚の板ガラ
ス2,3の対向する重ね合わせ面2a,3aの中
間膜4,5相互が非接着で、従つて片面に中間膜
を夫々接着展設した板ガラスを重ね合わせて一体
化しただけ得られる。
以上で得られた防音ガラス9は、二枚の板ガラ
ス2,3間に相互に非接着の中間膜4,5が介設
されているので、板ガラスの一方から他方に係わ
る音、振動は中間膜で吸収、減衰され、防音効果
が得られる。
ところで以上の防音ガラスの防音効果を実測し
た結果を第7図で示した。
グラフ中Aを厚さ5mmの板ガラスを、同Bを従
来の中間膜を二枚の板ガラスの対向面に接着した
合せガラスを、同Cは本考案にかかるガラスを示
し、縦軸を音響透過損失dBとし、横軸を周波数
Hzとし、本考案にかかわるものCは合せガラスB
と同等或は同等以上の効果を示し、特に2000〜
3000Hz以上での音響透過損失が従来のAのものに
比して高く、合せガラスBと殆ど同等であり、
4000Hzでの低下を除けば合せガラスBの略々同じ
値を示し、平均音響透過損失は何れも30dBであ
つた。一方、従来の5mm厚の一枚の板ガラスから
なるものはAの如く明らかに2500Hz附近で極端に
落ち込んでおり、本考案に係る防音ガラスの遮音
性能に優れることが立証された。
第5図は本考案を建築用窓ガラスとして用いた
実施例を示し、101は既述と同様に対向する片
面102a,103aに中間膜104,105を
接着し、中間膜104,105の対向する面を非
接着とした積層体で、これの外周にゴム等をビー
ト109を囲繞介装し、チヤンネル状のアダプタ
110で嵌挿保持し、框111にアダプタ110
の突条110aをビート112を介して嵌挿保持
せしめ、開閉戸や嵌め殺し用の窓を形成したもの
である。
第6図はアダプタ110を外した実施例で、框
111に積層体101をビート109を介して直
接落し込み、嵌挿保存したものである。
(考案の効果) 以上で明らかな如く本考案によれば、二枚の板
ガラス間に中間膜を介装したので合せガラスと同
等の高い防音効果が得られ、建築物の窓や開閉戸
のガラスとして用いることができること、合せガ
ラスと異り、片面に中間膜(防音フイルム)を展
開接着した二枚の板ガラスをガラス、中間膜相互
を接着しないで重ね合わせるだけなので製造上で
は板ガラスに中間膜を展開接着するだけで足り、
製造が容易で安価に提供することができ、設備も
簡単なもので足りること、合せガラスと異り中間
膜相互が非接着なのでガラス切断が容易に行え、
建築現場や窓、障子の製作現場で自由に切断で
き、従つて規格化された寸法のものを提供して現
場で切断して組み付ければ良く、納期も早く、自
由度の高い施工が行え、建築用防音ガラスとして
諸種の点で優れたものが得られる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は防音ガラスの縦断側面図、第2図は同要部の拡
大図、第3図及び第4図は防音ガラス製造工程の
説明図、第5図、第6図は変更実施例の要部の拡
大縦断側面図、第7図は本考案と合せガラス、従
来のガラスの防音効果を比較したグラフである。 尚、図面中2,3は板ガラス、4,5は中間膜
である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 積層された少なくとも二枚の板ガラスからな
    り、樹脂から成る防音中間膜を各板ガラスの重
    ね合せ面に夫々接着し、中間膜相互の重ね合せ
    面は非接着としたことを特徴とする防音ガラ
    ス。 (2) 前記各板ガラスはその厚さが3mm以下である
    前記実用新案登録請求の範囲第1項の防音ガラ
    ス。
JP1986089636U 1986-06-12 1986-06-12 Expired - Lifetime JPH0519513Y2 (ja)

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JP1986089636U JPH0519513Y2 (ja) 1986-06-12 1986-06-12

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JPS62201287U JPS62201287U (ja) 1987-12-22
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5436096A (en) * 1977-08-03 1979-03-16 Bfg Glassgroup Light permeable fireproof shield panel

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58172440U (ja) * 1982-05-13 1983-11-17 積水化学工業株式会社 遮音性積層ガラス

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5436096A (en) * 1977-08-03 1979-03-16 Bfg Glassgroup Light permeable fireproof shield panel

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JPS62201287U (ja) 1987-12-22

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