JPH05194613A - アクリルアミドのミクロ乳化したホモポリマーの製法 - Google Patents

アクリルアミドのミクロ乳化したホモポリマーの製法

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JPH05194613A
JPH05194613A JP4246026A JP24602692A JPH05194613A JP H05194613 A JPH05194613 A JP H05194613A JP 4246026 A JP4246026 A JP 4246026A JP 24602692 A JP24602692 A JP 24602692A JP H05194613 A JPH05194613 A JP H05194613A
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microemulsion
acrylamide
pam
polymerization
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JP4246026A
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Sun-Yi Huang
サン−イ・フアング
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Wyeth Holdings LLC
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American Cyanamid Co
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    • C08F20/02Monocarboxylic acids having less than ten carbon atoms, Derivatives thereof
    • C08F20/52Amides or imides
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    • C08F20/56Acrylamide; Methacrylamide
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 少くとも15%の重合体固体濃度及び外部か
ら添加された酸塩の不存在下において、アクリルアミド
単量体の単独重合体の安定なミクロ乳化液を製造する際
に、アクリルアミド単量体からなる水性相及び炭化水素
油とHLB範囲約6〜約10の非イオン性表面活性剤と
からなる有機相を生成させ、但し表面活性剤とアクリル
アミドの比が約0.3〜1.4:1であり、有機相を、水
性相と有機相の比が約0.5:1〜約2:1になるよう
に水性相に添加してミクロ乳化液を生成せしめ、該単量
体を、発熱を約100℃より低く維持しながら重合さ
せ、そして得られる透明で安定なミクロ乳化液を回収す
ることを特徴とする該安定なミクロ乳化液の製造法。 【効果】 外部から添加されたカルボン酸の塩を用いな
いので、費用もかからず且つ得られたラテックスは、更
なる反応や或いはラテックスの用途に悪影響を及ぼす異
質の塩を含有しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、アクリルアミド単独重合体のミ
クロ乳化液の製造法に関する。
【0002】逆相ミクロ乳化液形でのポリアクリルアミ
ド(PAM)の製造は、最初にスパイザー(Speiser)
[J.フアーム・サイ(Pharm.Sci.)65(1
2)、1763(1976)及び米国特許第4,021,
364号]によって報告された。これらの刊行物におい
て、800Åより小さい直径を有する架橋された球形の
PAMミクロ乳化液粒子は、生物学的に又は製薬学的に
活性物質をカプセル化させるために低固体含量及び高表
面活性剤濃度で製造された。その時以来、逆相ミクロ乳
化液重合によるPAM重合体の製造法を記述する多くの
刊行物が公表された:米国特許第4,521,317号及
び第4,681,912号;英国特許第2,169,492
A号、及びWO第88/10274号。
【0003】一般に、これらの方法は低固体(10%又
はそれ以下)及び高表面活性剤濃度で行われ、或いは
(1)イオン性単量体の存在下に又は(2)高固体(1
0〜32%)を達成するために添加される塩の存在下に
行われる。PAM単独重合体は安定化する塩又はイオン
性共単量体の助けなしに高固体、低表面活性剤量で製造
されることはなかった。
【0004】米国特許第4,521,317号は、カチオ
ン性又はアニオン性表面活性剤を用いる低固体、高表面
活性剤のアクリルアミド単独重合体のミクロ乳化液重合
法を記述している。この方法は安定な逆相PAMミクロ
乳化液の製造には成功したが、多量の表面活性剤と油を
必要とし、結果としてその固有の費用の高さから商業的
に実施されていない。
【0005】高固体、低表面活性剤のアクリルアミド/
アニオン性共重合体及びアクリルアミド/カチオン性共
重合体ミクロ乳化液も公知である。米国特許第4,68
1,912号は、非イオン性表面活性剤又は正しいHL
Bで正しい割合の非イオン性表面活性剤混合物を選択す
ることにより、高固体含量且つ低表面活性剤量で(メ
ト)アクリルアミド/(メト)アクリル酸共重合体ミク
ロ乳化液を製造する方法を記述する。WO第88/10
274号、及び1988年12月9日付けの関連特許願
第07/285,938号は、非イオン性表面活性剤又
は正しいHLBで正しい割合の非イオン性表面活性剤混
合物を選択することにより、高固体含量且つ低表面活性
剤量で(メト)アクリルアミド/カチオン性共重合体が
製造できる方法を記述している。
【0006】高固体、低表面活性剤PAM単独重合体が
添加された塩の存在下に製造しうるというその製造法を
記述する参考文献もいくつかある。例えば米国特許第
2,169,492A号は、ミクロ乳化液水性相が「脂肪
族モノカルボン酸のアルカリ金属塩少くとも1種を、該
アルカリ金属塩とビニル単量体の重量比を0.1/1〜
0.3/1にして」含有する場合だけ、高固体、低表面
活性剤のPAMミクロ乳化液が製造できるということを
教示している。この参考文献によれば、不安定なPAM
ミクロ乳化液ラテックスは塩の不存在下に生成する。更
に高固体PAMミクロ乳化液単独重合体は、AMDミク
ロ乳化液重合を、添加された塩又はイオン性単量体の存
在下に行わないならば製造できないということを特に指
摘するジヤーナルの論文も発表された[参照、J.コロ
イド・アンド・インター・サイ(Colloid and Inte
r. Sci.)、114(2)、398(1986);J.
コロイド・アンド・インター・サイ、125(1)、9
7(1988);コロイド・アンド・ポリマー・サイ
(Colloid and Polymer Sci.)、265、106
7(1987)]。
【0007】驚くことに、今回英国特許第2,169,4
92A号における如く高重合体固体量及び低表面活性剤
濃度を有する非イオン性PAMミクロ乳化液が脂肪族モ
ノカルボン酸の金属塩の不存在下に製造しうることが発
見された。結果として、本発明の方法は、塩が省略でき
るから費用がかからない。更に得られるPAMラテック
スは、ラテックス中のPAMの後続反応に又はPAMラ
テックスの使用しうるある用途に悪影響を及ぼすことの
ある異質の塩を含まない。
【0008】更に驚くことに、透明で安定なPAMミク
ロ乳化液は、光学的に透明な単量体ミクロ乳化液から出
発してない組成物においてでさえ製造しうることも発見
された。結果として、本方法は単相系と異なって、特性
的に完全にミクロ乳化液でない濁った乳化液(即ち粗い
乳化液又はミクロ乳化液以外のある相である画分が系に
存在する)の使用を包含する。しかしながら特性的に完
全にミクロ乳化液である系と異なって、これらの濁った
系は約25〜30%までの固体量を有する安定で、非イ
オン性ポリアクリルアミド(PAM)ミクロ乳化液を生
成する(重合体粒子直径約1000Å及びそれ以下並び
に狭い粒径分布)。
【0009】水性アクリルアミド単量体相にカルボン酸
の塩を用いる必要なしにPAM単独重合体ミクロ乳化液
を製造しうることは、塩の関与する分だけ本発明の方法
をより安価にする。
【0010】更に重要なことには、異質の塩はPAMの
ラテックスでの後続の反応に又はPAMラテックスが使
用できるある種の用途に対して悪影響を及ぼすことがあ
る。例えばPAMミクロ乳化液を安定化されるために用
いた脂肪族モノカルボン酸アルカリ金属塩によって付与
される緩衝pH以外のpHを必要とするPAMミクロ乳化
液の後継反応はこの緩衝塩の存在によって妨害される。
この塩は適用する時のpHに悪影響し、或いは適用時に
所望よりも低い程度で他の種と相互作用することもあり
うる。
【0011】本発明の方法は、機能化されたPAMミク
ロ乳化液生成物への更なる反応に対するPAMミクロ乳
化液単独重合体中間体を製造するのに理想的に適してい
る。例えば本発明のPAMミクロ乳化液単独重合体は、
カチオン性凝集剤として有用であるマンニッヒ(Manni
ch)PAMミクロ乳化液を製造するためにジメチルアミ
ン/ホルムアルデヒドと反応させることができる。
【0012】本発明は、少くとも15%の重合体固体濃
度及び外部から添加された酸塩の不存在下において、ア
クリルアミド単量体の単独重合体の安定なミクロ乳化液
を製造する際に、アクリルアミド単量体からなる水性相
及び炭化水素油とHLB範囲約6〜約10の非イオン性
表面活性剤とからなる有機相を生成させ、但し表面活性
剤とアクリルアミドの比が約0.3〜1.4:1であり、
有機相を、水性相と有機相の比が約0.5:1〜約2:
1になるように水性相に添加してミクロ乳化液を生成せ
しめ、該単量体を、発熱を約100℃以下に維持しなが
ら重合させ、そして得られる透明で安定なミクロ乳化液
を回収することを含んでなる該安定なミクロ乳化液の製
造法を含んでなる。
【0013】含まれるアクリルアミド単量体は、本質的
にアクリルアミドであってよく、そして他のアクリルア
ミド例えばメタクリルアミド、エタクリルアミド、N-
アルキルアクリルアミド、N,N-ジアルキルアクリルア
ミド、N-ビニルピロリドンなどを含む。
【0014】水性相の単量体含量は約15〜90%、好
ましくは約25〜80%である。更に水性相は開始剤も
含有しうる。水溶性の開始剤はパーオキサイド、パーサ
ルフエート、ブロメート、及びアゾ形開始剤例えば2,
2′-アゾビス-(2-アミジノ-プロパン)2塩酸塩など
から選択しうる。酸化性開始剤と一緒に使用して開始剤
レドックス対を形成するサルフアイト、ビサルフアイ
ト、二酸化硫黄、及び他の還元性試剤も使用しうる。水
性相中の単量体の全重量に基づいて約0.1〜約0.01
重量%の低濃度で、キレート剤例えばジエチレントリア
ミンペンタ酢酸ペンタナトリウム塩も添加することがで
きる。単量体構成溶液の水性相はミクロ乳化液重合に対
するいずれかのpHで調製しうるが、pHは好ましくは
7.0以下である。更に水性相はpHを約7.0以下に維
持するために十分な量の酸を含有しよう。使用しうる酸
は鉱酸例えば硫酸、塩酸、燐酸など、有機酸例えば酢
酸、アジピン酸、グルタール酸などを含む。連鎖移動剤
例えばイソプロパノール、メルカプトエタノールなども
使用しうる。
【0015】有機相は炭化水素又は炭化水素混合物例え
ばパラフイン及び/又はイソパラフイン系炭化水素及び
混合物からなる。炭化水素油はアイソパー(IsoparR
M及び低臭パラフイン溶媒(LOPS)、及びエクソー
ル(ExxsolR)油を含む。鉱油、トルエン、燃料油、ケ
ロセン、無臭鉱油スピリッツなども使用しうる。油相
は、選択した開始剤が油溶液であるならば、随時開始剤
を含有していてもよい。典型的には2,2′-アゾ-ビス
(イソブチロニトリル)、2,2′-アゾ-ビス(2,4-
ジメチルバレロニトリル)及びベンゾイルパーオキサイ
ド、ベンゾイン-n-ブチルエーテルなどである。開始剤
は系の特別な必要性に依存して水溶性又は油溶性のいず
れかが選択できることは同業者にとって十分公知であ
る。
【0016】水性相と有機相の重量比は約0.5:1〜
約3:1、好ましくは約1.0:1〜約2.0:1の範囲
であり、水性相は好ましくは有機相に添加される。
【0017】有機相は更に非イオン性でなければならな
い且つ約6〜約10、好ましくは約7.5〜約8.5の範
囲のHLBを有さねばならない表面活性剤を含有する。
用いる表面活性剤の濃度は技術的に公知のようにミクロ
乳化液を生成せしめるのに必要なものである。一般に有
機相の全重量に基づいて約5〜20重量%の範囲が使用
される。適当な非イオン性表面活性剤は、アトラス(A
tlas)G-1086R(ポリオキシエチレン(40)ソル
ビトールヘキサオレエート)及びアーラセル(Arlacel
R)83(ソルビタンセスキオレエート)の混合物;ア
トラスG-1086R及びアーラセル80(ソルビタンモ
ノオレエート)の混合物;アトラスG-1086及びパ
ムサーフ(PamsurfR)(ジエタノールオレアミド)の
混合物;ツウイーン(TweenR)85(ポリオキシエチ
レン(20)ソルビタントリオレエート);アーラセル
80及びツウイーン85及びパムサーフの混合物;ブリ
ジュ(BrijR)93(ポリオキシエチレンオレイルエー
テル)及びアルフオニック(AlfonicR)1412-60
(エトキシル化線状アルコール(E.O.60%));
パムサーフを含む。
【0018】重合温度は、重合の発熱を約100℃以下
に、好ましくは85℃以下に維持できるように制御すべ
きである。光化学的又は熱的重合開始剤、即ち紫外線照
射、遊離基発生剤例えばアゾビスイソブチロニトリル、
過硫酸カリウムなどを使用することができる。
【0019】得られる重合体の粒子寸法は約4000Å
以下、好ましくは約1000Å以下である。標準粘度で
決定される如き分子量は、0.2%水性重合体溶液50
gを2N NaCl水溶液50gに添加し、得られた混合
物を5分間撹拌し、そして粘度を、ULアダプターを有
するブルックフイールド粘度計(LVT型)を60rpm
で用いて25±1℃で測定することによって測定して一
般に約2.0以上である。
【0020】次の実施例は例示の目的で示すだけであっ
て、特許請求の範囲に示すものを除いて本発明を限定す
るものとして見なすべきでない。すべての部及びパーセ
ントは特記しない限り重量によるものとする。
【0021】
【実施例】実施例1 アイソパーM(240.0部)、アトラスG-1086
(43.78部)及びアーラセル83(15.50部)を
含有する有機相299.3部に、アクリルアミド(84.
69部)、ナトリウムブロメート(0.0042部)、
及びN-(2-ヒドロキシエチル)エチレンジアミントリ
酢酸を含有する水性相(pH3.0)200.0部を窒素
下にゆっくりと添加した。次いでこのミクロ乳化液にS
2ガスをバブリングさせて重合を開始し、ガスの供給
速度を、重合の発熱を40℃以下に保つように調節し
た。数時間後に重合は完了し、透明で安定なPAMミク
ロ乳化液を与えた。このSVは3.7であった。
【0022】実施例2 アイソパーM(240.0部)、アトラスG-1086
(43.78部)及びアーラセル83(15.50部)を
含有する有機相299.3部に、アクリルアミド(84.
69部)、ナトリウムブロメート(0.0042部)、
ジエチレントリアミンペンタ酢酸ペンタナトリウム
(0.04部)及びイソプロパノール(1.27部)を含
む水性相(pH3.0)299.0部をゆっくり添加し
た。得られた透明なミクロ乳化液を窒素で30分間パー
ジした。次いで、このミクロ乳化液にSO2ガスをバブ
リングさせて重合を開始し、ガスの供給速度を、重合の
発熱を40℃以下に保つように調節した。数時間後に重
合は完了し、透明で安定な重合体ミクロ乳化液を与え
た。得られたPAMは2.7のSVを有した。
【0023】実施例3 アイソパーM(199.7部)、アトラスG-1086
(31.6部)及びアーラセル83(13.9部)を含む
有機相245.5部に、アクリルアミド(109.8
部)、ナトリウムブロメート(0.0055部)、ジエ
チレントリアミンペンタ酢酸ペンタナトリウム塩(0.
04部)及びイソプロパノール(1.65部)を含む水
性相(pH3.0)242.5部をゆっくり添加した。次
いで得られる濁った乳化液を窒素で30分間パージし
た。この乳化液にSO2ガスをバブリングさせて重合を
開始し、ガスの速度を調節して重合の発熱を40℃以下
に保った。数時間後、重合は完了し、透明で安定な重合
体ミクロ乳化液を与えた。得られるPAMは2.6のS
Vを有した。
【0024】実施例4 アイソパーM(127.4部)、アトラスG-1086
(21.4部)及びアーラセル83(7.59部)を含む
有機相157.7部に、アクリルアミド(89.7部)、
ナトリウムブロメート(0.00555部)、ジエチレ
ントリアミンペンタ酢酸ペンタナトリウム塩(0.04
部)及びイソプロパノール(1.35部)を含む水性相
(pH3.0)207.4部をゆっくり添加した。次いで
得られる濁った乳化液を窒素で30分間パージした。こ
の乳化液にSO2ガスをバブリングさせて重合を開始
し、ガスの速度を調節して重合の発熱を45℃以下に保
った。数時間後、重合は完了し、透明で安定な重合体ミ
クロ乳化液を与えた。得られるPAMは2.6のSVを
有した。
【0025】実施例5 アイソパーM(120.6部)、アトラスG-1086
(24.3部)及びアーラセル83(11.8部)を含む
有機相156.7部に、アクリルアミド(91.0部)、
ナトリウムブロメート(0.0055部)、ジエチレン
トリアミンペンタ酢酸ペンタナトリウム塩(0.004
部)及びイソプロパノール(1.37部)を含む水性相
(pH3.0)207.5部をゆっくり添加した。次いで
得られる濁った乳化液を窒素で30分間パージした。こ
の乳化液にSO2ガスをバブリングさせて重合を開始
し、ガスの速度を調節して重合の発熱を45℃以下に保
った。数時間後、重合は完了し、透明で安定な重合体ミ
クロ乳化液を与えた。得られるPAMは2.6のSVを
有した。
【0026】実施例6 実施例2〜5の重合したラテックスのミクロ乳化液重合
体粒子の寸法を透過型電子顕微鏡(TEM)で決定し
た。TEM分析のための試料を、PAMミクロ乳化液を
アイソパーMで希釈することによって調製し、得られる
TEMビデオ記録像をビデオプラン(Videoplan)像解
析機で解析した。下表は数長さ平均直径(XNL=XdN/
dN)、表面容量平均直径(XSV=X3dN/X2dN)及び粒
子の寸法分布の多分散性(P=XSV/XNL)を含む。
【0027】
【表1】 本発明の方法のPAMミクロ乳化液粒子はすべてがミク
ロ乳化液の粒子寸法範囲内に十分入る平均粒子直径を有
した。更にPAMミクロ乳化液の多分散性は全く狭かっ
た。
【0028】実施例7 ロプス(LOPS)(399.4部)、アトラスG-10
86(63.2部)及びアーラセル83(27.8部)を
含む有機相490.4部に、アクリルアミド(219.6
部)、脱イオン水(266部)、ジエチレントリアミン
ペンタ酢酸ペンタナトリウム塩(40%)(0.2
部)、ナトリウムブロメート(1%)(1.10部)、
硫酸(98%)(0.3部)、及びメルカプトエタノー
ル(1%)(0.66部)を含む水性相(pH3.0)4
87.2部にゆっくり添加した。次いでSO2ガスをこの
ミクロ乳化液にバブリングして重合を開始させ、ガスの
速度を調節して重合の発熱を85℃以下に保った。数時
間後、重合は完結した。得られるPAMの透明なミクロ
乳化液は3.4cpsのSV、30cpsのかさ粘度、及び6
00Åの粒子寸法を有した。
【0029】実施例8 ロプス(399.4部)、アトラスG-1086(63.
2部)及びアーラセル83(27.8部)を含む有機相
490.4部に、アクリルアミド(218.4部)、脱イ
オン水(245.6部)、ジエチレントリアミンペンタ
酢酸ペンタナトリウム塩(40%)(0.2部)、ナト
リウムブロメート(1%)(1.12部)、硫酸(98
%)(0.3部)、メルカプトエタノール(1%)(0.
7部)及び氷酢酸(13.2部)を含む水溶液(pH3.
0)466.2部をゆっくり添加した。次いでSO2ガス
をミクロ乳化液にバブリングして重合を開始させ、ガス
の速度を調節して重合の発熱を85℃以下に保った。重
合は完結し、透明で安定なPAMミクロ乳化液を与え
た。このSVは3.4cpsであり、粒子寸法は550Åで
あった。
【0030】実施例9〜13 アトラスG-1086(ポリオキシエチレン(40)ソ
ルビトールヘキサオレエート)及びソルビタンセスキオ
レエートをLOPSに溶解して油相を調製した。水性相
はジエチレントリアミンペンタ酢酸ペンタナトリウム
塩、メルカプトエタノール、ベンゾイン-n-ブチルエー
テル及びグルタル酸と共にアクリルアミドの水溶液を脱
イオン水に溶解して調製した。水性相のpHは3.4であ
った。次いで油相に水性単量体溶液を添加した。得られ
た単量体乳化液を窒素でパージし、25℃下UV光で開
始した。重合を約2時間続けた。得られた重合体乳化液
は透明であった。
【0031】
【表2】油相 実施例9 実施例10 実施例11 実施例12 実施例13 HLB 7.3 7.5 7.7 7.9 8.1 ロプス 199.7 199.7 199.7 199.7 199.7 アトラス G-1086 25.2 26.6 28 29.4 30.8 アーラセル83 20.3 18.9 17.5 16.1 14.7水性相 AMD(51.6%) 212.4 212.4 212.4 212.4 212.4 Na5DTPA(40%) 0.1 0.1 0.1 0.1 0.1 H2SO4(98%) 0.15 0.15 0.15 0.15 0.15 グルタール酸(100%) 18.6 18.6 18.6 18.6 18.6 メルカプト エタノール(1%) 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 DIH2O 18.9 18.9 18.9 18.9 18.9 ベンゾインブチル エーテル(2%) 1.1 1.1 1.1 1.1 1.1単量体乳化特性 白濁 白濁 白濁 うす濁り 透明 重合体ミクロ ラテックス 透明 透明 透明 透明 透明SV(cps) 2.65 2.7 2.7 2.7 2.7実施例14 ロプス(199.7部)、パムサーフ(37.3部)及び
アルフオニック1412-60を含む有機相245.2部
に、アクリルアミド(14.7部)、ナトリウムブロメ
ート(0.0055部)、H2SO4(0.15部)、ジエ
チレントリアミンペンタ酢酸ペンタナトリウム塩(40
%)(0.1部)、メルカプトエタノール(1%)(0.
33部)を含む水溶液(pH3.3)242.7部を窒素
下にゆっくり添加した。次いでSO2ガスをミクロ乳化
液中にバブリングして重合を開始させ、ガスの速度を調
節して重合の発熱を57℃以下に保った。数時間後に重
合は完結し、透明で安定なPAMミクロ乳化液を与え
た。このSVは2.9cpsであった。
【0032】実施例15 低臭パラフイン溶媒(199.7部)、ツウイーン85
(HLB=11.0)(26.2部)パムサーフ(HLB
=6.5)(19.3部)を含む有機相(得られるHLB
=9.3)244.7部に、アクリルアミド(109.8
部)、脱イオン水(132.5部)、硫酸(98%)
(0.15部)、ジエチレントリアミンペンタ酢酸ペン
タナトリウム塩(40%)(0.1部)、及びt-ブチル
ハイドロパーオキサイド(1%)(1.1部)を含む水
性相(pH3.4)243.6部を窒素下にゆっくり添加
した。次いでSO2ガスをミクロ乳化液中にバブリング
して重合を開始させ、ガスの速度を調節して重合の発熱
を53℃以下に保った。数時間後に重合は完結し、透明
で安定なPAMミクロ乳化液を与えた。このSVは3.
6cpsであった。
【0033】本発明の特徴及び態様は以下の通りであ
る: 1.少くとも15%の重合体固体濃度及び外部から添加
された酸塩の不存在下において、アクリルアミド単量体
の単独重合体の安定なミクロ乳化液を製造する際に、ア
クリルアミド単量体からなる水性相及び炭化水素油とH
LB範囲約6〜約10の非イオン性表面活性剤とからな
る有機相を生成させ、但し表面活性剤とアクリルアミド
の比が約0.3〜1.4:1であり、有機相を、水性相と
有機相の比が約0.5:1〜約2:1になるように水性
相に添加してミクロ乳化液を生成せしめ、該単量体を、
発熱を約100℃より低く維持しながら重合させ、そし
て得られる透明で安定なミクロ乳化液を回収することを
特徴とする該安定なミクロ乳化液の製造法。
【0034】2.水性相のpHを、重合に先立って鉱
酸、脂肪族モノカルボン酸又はジカルボン酸で7.0又
はそれ以下に調節する上記1の方法。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少くとも15%の重合体固体濃度及び外
    部から添加された酸塩の不存在下において、アクリルア
    ミド単量体の単独重合体の安定なミクロ乳化液を製造す
    る際に、アクリルアミド単量体からなる水性相及び炭化
    水素油とHLB範囲約6〜約10の非イオン性表面活性
    剤とからなる有機相を生成させ、但し表面活性剤とアク
    リルアミドの比が約0.3〜1.4:1であり、有機相
    を、水性相と有機相の比が約0.5:1〜約2:1にな
    るように水性相に添加してミクロ乳化液を生成せしめ、
    該単量体を、発熱を約100℃より低く維持しながら重
    合させ、そして得られる透明で安定なミクロ乳化液を回
    収することを特徴とする該安定なミクロ乳化液の製造
    法。
JP4246026A 1991-08-30 1992-08-24 アクリルアミドのミクロ乳化したホモポリマーの製法 Pending JPH05194613A (ja)

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