JPH05193246A - 改竄防止方法 - Google Patents
改竄防止方法Info
- Publication number
- JPH05193246A JPH05193246A JP4048108A JP4810892A JPH05193246A JP H05193246 A JPH05193246 A JP H05193246A JP 4048108 A JP4048108 A JP 4048108A JP 4810892 A JP4810892 A JP 4810892A JP H05193246 A JPH05193246 A JP H05193246A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- original document
- pattern
- original copy
- tampering prevention
- alteration
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Combination Of More Than One Step In Electrophotography (AREA)
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
- Printing Methods (AREA)
- Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】原文書が改竄されコピーされても、通常の注意
能力を有する第三者が、容易に見破ることのできる原文
書の加工方法を提供する。 【構成】原文書上に重畳して微細な連続性パターンを描
画することにより、原文書の文字と微細な連続性パター
ンが一体化した複雑紋様ができ、その文字・数字の一部
なりとも連続性パターンを乱さずに改竄することが不可
能になる。
能力を有する第三者が、容易に見破ることのできる原文
書の加工方法を提供する。 【構成】原文書上に重畳して微細な連続性パターンを描
画することにより、原文書の文字と微細な連続性パター
ンが一体化した複雑紋様ができ、その文字・数字の一部
なりとも連続性パターンを乱さずに改竄することが不可
能になる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコピー機を使用した文書
改竄等の不正行為の防止方法に関する。
改竄等の不正行為の防止方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コピー機を利用した不正行為を防
止するために、専ら正常なコピーのとれない用紙を開発
することが行われてきた。例えば、人間の目には見えな
いが、電子写真方式コピー機の露光にたいしては用紙に
結像するインクで事前に特定の文言を印刷しておき、コ
ピーされたときその文言を浮かび上がらせることなどで
ある。
止するために、専ら正常なコピーのとれない用紙を開発
することが行われてきた。例えば、人間の目には見えな
いが、電子写真方式コピー機の露光にたいしては用紙に
結像するインクで事前に特定の文言を印刷しておき、コ
ピーされたときその文言を浮かび上がらせることなどで
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】原文書がコピーされる
ことは著作権等が絡まない範囲であれば、オフィスにお
ける正常なワークの一環である。証書をコピーして第三
者に提示する必要がある場合も多く、コピーされること
が問題なのではなく、原証書の内容の真正な複製物であ
ることの確認が第三者に容易でないところに問題があ
る。故に本発明の課題は、原文書が改竄されコピーされ
ても、通常の注意能力を有する第三者が、容易に見破る
ことのできる原文書の加工方法を提供することにある。
ことは著作権等が絡まない範囲であれば、オフィスにお
ける正常なワークの一環である。証書をコピーして第三
者に提示する必要がある場合も多く、コピーされること
が問題なのではなく、原証書の内容の真正な複製物であ
ることの確認が第三者に容易でないところに問題があ
る。故に本発明の課題は、原文書が改竄されコピーされ
ても、通常の注意能力を有する第三者が、容易に見破る
ことのできる原文書の加工方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は鋭意検討の結
果、原文書上に重畳して微細な連続性パターンを描画す
ることにより、原文書の文字と微細な連続性パターンが
一体化した複雑紋様ができ、その文字・数字の一部なり
とも連続性パターンを乱さずに改竄することが不可能に
なること、および、パターン描画色を原文書の記載文字
色以外および/または原文書の記載文字色より低濃度に
すること、パターン描画インクに人間の目には見えない
が電子写真方式コピー機の露光にたいしては用紙に結像
する成分を含有さすこと、などにより原文書のイメージ
を損なわずに該目的を達成できること、を見いだし本発
明に到達したものである。
果、原文書上に重畳して微細な連続性パターンを描画す
ることにより、原文書の文字と微細な連続性パターンが
一体化した複雑紋様ができ、その文字・数字の一部なり
とも連続性パターンを乱さずに改竄することが不可能に
なること、および、パターン描画色を原文書の記載文字
色以外および/または原文書の記載文字色より低濃度に
すること、パターン描画インクに人間の目には見えない
が電子写真方式コピー機の露光にたいしては用紙に結像
する成分を含有さすこと、などにより原文書のイメージ
を損なわずに該目的を達成できること、を見いだし本発
明に到達したものである。
【0005】
【作用】本発明は、原文書上に重畳して微細な連続性パ
ターンを描画することにより、原文書の文字と微細な連
続性パターンを一体化させるところに特徴がある。原文
書の視認性を維持しイメージを損なわないためには、パ
ターンが出来るかぎり細線で描画すること、原文書記載
の文字色と異なる色のインクを使用すること、原文書記
載の文字色より濃度の低いインクを使用すること、イン
クに人間の目には見えないが電子写真方式コピー機の露
光にたいしては用紙に結像する成分を含有さすこと、な
どが有効であるが、コピーされたとき明瞭に用紙に結像
すべきことは言うまでもない。電子写真方式コピー機に
用いられる乾式トナーの粒度が大体20〜50ミクロン
程度であるので、光導電体の帯電安定性の感度を考慮し
ても、パターン描画細線の幅としては0.05mm程度
はコピー機種にかかわらず安定した再現が期待できる。
原文書の文字と微細な連続性パターンが一体化した文書
は複雑な紋様状となるので、修正インクで文字を消した
り切り張りを行っても、微細な連続性パターンの連続性
を破壊してしまうので、コピーされても通常の注意能力
を有する第三者は容易に改竄部分を見破ることができ
る。パターン描画方法としては、熱転写インクにより転
写シートにパターンを印刷しておき、該転写シートと原
文書を密着して加熱することによりパターンを原文書に
転写する熱転写法が、微細な表現ができる印刷技術を活
用でき、しかもそれを簡便に原文書に転写できるので好
ましい。なお、熱転写機については前記転写シートを市
販のラミネーターに組み込む構造が実用的である。
ターンを描画することにより、原文書の文字と微細な連
続性パターンを一体化させるところに特徴がある。原文
書の視認性を維持しイメージを損なわないためには、パ
ターンが出来るかぎり細線で描画すること、原文書記載
の文字色と異なる色のインクを使用すること、原文書記
載の文字色より濃度の低いインクを使用すること、イン
クに人間の目には見えないが電子写真方式コピー機の露
光にたいしては用紙に結像する成分を含有さすこと、な
どが有効であるが、コピーされたとき明瞭に用紙に結像
すべきことは言うまでもない。電子写真方式コピー機に
用いられる乾式トナーの粒度が大体20〜50ミクロン
程度であるので、光導電体の帯電安定性の感度を考慮し
ても、パターン描画細線の幅としては0.05mm程度
はコピー機種にかかわらず安定した再現が期待できる。
原文書の文字と微細な連続性パターンが一体化した文書
は複雑な紋様状となるので、修正インクで文字を消した
り切り張りを行っても、微細な連続性パターンの連続性
を破壊してしまうので、コピーされても通常の注意能力
を有する第三者は容易に改竄部分を見破ることができ
る。パターン描画方法としては、熱転写インクにより転
写シートにパターンを印刷しておき、該転写シートと原
文書を密着して加熱することによりパターンを原文書に
転写する熱転写法が、微細な表現ができる印刷技術を活
用でき、しかもそれを簡便に原文書に転写できるので好
ましい。なお、熱転写機については前記転写シートを市
販のラミネーターに組み込む構造が実用的である。
【0006】
【実施例】以下、実施例にもとずいて本発明をさらに詳
細に説明するが、本発明はこれら実施例に何ら限定され
るものではない。 (実施例1)16ミクロン厚のポリエステルフイルムの
表面にポリエチレンワックス(融点103℃)を20重
量%分散した水性エマルジョンを塗布乾燥市、厚さ2g
/m2のワックス層を得た。該ワックス層の表面に次の
処方のグラビアインクで、線幅0.1mm、ピッチ0.
4mmの波線模様を印刷し転写シートを得た。 エチレン−酢酸ビニル共重合体 4重量部 酢酸ビニル含量28重量% 融点63℃ カーボンブラック 1重量部 トルエン 20重量部 上記転写シートを上質紙に文字を記載した原文書に重
ね、130℃で5秒間密着保持した。この結果、複雑文
様のできた改竄不能の原文書を得た。
細に説明するが、本発明はこれら実施例に何ら限定され
るものではない。 (実施例1)16ミクロン厚のポリエステルフイルムの
表面にポリエチレンワックス(融点103℃)を20重
量%分散した水性エマルジョンを塗布乾燥市、厚さ2g
/m2のワックス層を得た。該ワックス層の表面に次の
処方のグラビアインクで、線幅0.1mm、ピッチ0.
4mmの波線模様を印刷し転写シートを得た。 エチレン−酢酸ビニル共重合体 4重量部 酢酸ビニル含量28重量% 融点63℃ カーボンブラック 1重量部 トルエン 20重量部 上記転写シートを上質紙に文字を記載した原文書に重
ね、130℃で5秒間密着保持した。この結果、複雑文
様のできた改竄不能の原文書を得た。
【0007】
【発明の効果】本発明により、原文書に切り張りをした
あとコピーするという文書改竄を防止することが可能に
なった。
あとコピーするという文書改竄を防止することが可能に
なった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/22 101 Z 6830−2H
Claims (4)
- 【請求項1】原文書上に重畳して微細な連続性パターン
を描画すること、を特徴とする改竄防止方法。 - 【請求項2】パターン描画色が、原文書の記載文字色以
外および/または原文書の記載文字色より低濃度である
こと、を特徴とする請求項1記載の改竄防止方法。 - 【請求項3】パターン描画インクが、人間の目には見え
ないが電子写真方式コピー機の露光にたいしては用紙に
結像する成分を含有すること、を特徴とする請求項1記
載の改竄防止方法。 - 【請求項4】パターン描画方法が、熱転写インクにより
転写シートにパターンを印刷し、該転写シートと原文書
を密着して加熱することによりパターンを原文書に転写
する熱転写法であること、を特徴とする請求項1、2お
よび3記載の改竄防止方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4048108A JPH05193246A (ja) | 1992-01-22 | 1992-01-22 | 改竄防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4048108A JPH05193246A (ja) | 1992-01-22 | 1992-01-22 | 改竄防止方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05193246A true JPH05193246A (ja) | 1993-08-03 |
Family
ID=12794124
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4048108A Pending JPH05193246A (ja) | 1992-01-22 | 1992-01-22 | 改竄防止方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05193246A (ja) |
-
1992
- 1992-01-22 JP JP4048108A patent/JPH05193246A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4168088A (en) | Protected document and method of making the same | |
TW591949B (en) | Enhanced copy protection of proprietary material employing multiple watermarks | |
CA2060716C (en) | Security, information document | |
US4227719A (en) | Protection system for documents | |
US5785353A (en) | Negotiable document having enhanced security for deterring generation of copies of the negotiable document | |
CA2288985C (en) | Security document containing encoded data block | |
US5575508A (en) | Method and apparatus for inhibiting the copying of checks and negotiable documents | |
US5984364A (en) | Negotiable document having enhanced security for deterring generation of copies by use of thermochromatic ink | |
CA1106872A (en) | Document protection using colors below critical density of copier | |
CA2050228C (en) | Security device comprising optically variable data and method for making the same | |
JPH07319347A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH05193246A (ja) | 改竄防止方法 | |
JPH0229679A (ja) | コピー牽制シート | |
JP3325943B2 (ja) | 改竄防止用印字シート | |
US20020067828A1 (en) | Copy protected document | |
JP4016707B2 (ja) | 像変化機能を有する媒体 | |
JP2001184184A (ja) | 画像処理装置、画像処理方法及び記録媒体 | |
JPH0762780B2 (ja) | 再複写防止電子写真用受容シ−ト | |
JPS6110482A (ja) | 複写防止原稿シ−ト | |
JPH0531980U (ja) | 複製プルーフ用紙 | |
JP2003234892A (ja) | 画像処理装置およびその方法 | |
JPS63256980A (ja) | 再コピ−不能用紙 | |
JPS5993465A (ja) | 機密文書複写防止装置 | |
CA2149947C (en) | Heat sensitive system and use thereof | |
JPS6318030Y2 (ja) |