JPH05192931A - 樹脂製品成形用型及びその製造方法 - Google Patents

樹脂製品成形用型及びその製造方法

Info

Publication number
JPH05192931A
JPH05192931A JP2741892A JP2741892A JPH05192931A JP H05192931 A JPH05192931 A JP H05192931A JP 2741892 A JP2741892 A JP 2741892A JP 2741892 A JP2741892 A JP 2741892A JP H05192931 A JPH05192931 A JP H05192931A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
concrete
metal layer
resin product
mold material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2741892A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Maeda
直己 前田
Kiyoshi Saito
清 斉藤
Kazuhiko Sato
和彦 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maeta Concrete Industry Ltd
Original Assignee
Maeta Concrete Industry Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Maeta Concrete Industry Ltd filed Critical Maeta Concrete Industry Ltd
Priority to JP2741892A priority Critical patent/JPH05192931A/ja
Publication of JPH05192931A publication Critical patent/JPH05192931A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C33/00Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor
    • B29C33/38Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor characterised by the material or the manufacturing process
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29KINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
    • B29K2709/00Use of inorganic materials not provided for in groups B29K2703/00 - B29K2707/00, for preformed parts, e.g. for inserts
    • B29K2709/06Concrete

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 型を加熱するための熱量が少なくて済み、し
かも製造が容易な樹脂製品成形用の型を提供することを
目的とする。 【構成】 コンクリート製型材2の全表面2a又は一部
2bに、溶射により形成したセラミックス又は金属の層
4を具備した樹脂製品成形用型1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂製品成形用の型に
関し、特に熱硬化性樹脂材による成形品の成形に使用し
て最適なコンクリート製の型に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種熱硬化性樹脂材による成形
品用の型は高温で使用されて摩耗しやすいため、構造強
度が大きく、且つ耐摩耗性のある鋼製の素材を使用し、
鋼材に切削等の機械加工を施して所望形状の型材を形成
した後、通常はこの型材に焼入れをして金型を形成して
いる。そして、この金型の加熱は、例えば図8に示すよ
うに、金型1の背面に取付けたパネルヒーター3により
加熱し、金型1全体を加熱することによりその表面、す
なわち樹脂との接触部2を加熱している。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、従来
の金型1は型全体が金属製であり、金型1の背面のパネ
ルヒーター3から金型全体に熱が伝わり、このパネルヒ
ーター3と反対側の樹脂との接触部2が加熱されるよう
構成さているため、途中で放熱して熱が逃げ易く、接触
部2が所要の温度になるまでには多くの熱量を必要と
し、不経済である。また、金型材料は耐摩耗性のある強
度の大きい鋼材を使用しているため、高価であるとゝも
に、切削等の機械加工を施して形成する必要があるた
め、機械加工に手数がかかり加工費用も高くなる欠点が
ある。さらにまた、金型の使用回数は通常数千〜数万回
であるが、同じ金型により成形する製品の数量は比較的
少量の場合が多く、量産によるコストダウンはあまり期
待できないとゝもに、他の鋳型法でもコスト高となると
いった問題点がある。
【0004】
【問題点を解決するための手段】本発明は、上記のよう
な従来の問題点を解決するためになされたもので、金型
を加熱するための熱量が少なくて済み、然も製造が容易
な金型を提供することを目的としたものであり、その要
旨は、コンクリート製型材の全表面又は一部に、溶射に
より形成したセラミックス又は金属の層を具備したこと
を特徴とする樹脂製品成形用型、及びマスターモデルよ
り反転型を製作し、該反転型内にコンクリートを打設し
てコンクリート製型材を製作するとゝもに、該コンクリ
ート製型材の全表面又は一部にセラミックス又は金属を
溶射してセラミックス又は金属の層を形成することを特
徴とした樹脂製品成形用型の製造方法にある。
【0005】
【実施例】以下、本発明を図1乃至図7の実施例に基づ
き詳細に説明する。なお、図1は本発明に係る一実施例
である樹脂製品成形用型の斜視図であり、図2は同拡大
横断面図、図3は同製造工程を示すブロック図、図4は
マスターモデルによる反転型を製作する説明図であり、
図5は同反転型による型の製作説明図、図6は同型を使
用して樹脂製品を成形する成形説明図、図7は同通電と
温度との関係を示す図である。
【0006】図において、1は本発明に係る樹脂製品成
形用型で、その基盤(型材)2はコンクリートで形成さ
れており、必要に応じて、シリカヒュームやレジン又は
高炉スラグ等の微粉末が混入されている。3は前記型材
1の表面2aに並列して形成した複数個の円弧状凸条
で、成形品と反転の逆形状のものであり、該表面2aに
は溶射によって形成したセラミックス又は金属の層4が
形成されている。
【0007】このセラミックス又は金属の層4は、図示
の実施例では、型材1の表面2a全面に形成されている
が、図2のイに示すように、複数の凹条溝2bを例えば
2〜3cmの間隔で並列して形成し、該凹条溝2b内に
のみ前記セラミックス又は金属の層4を形成してもよ
く、この場合には、溶射材料を節約することができるこ
と、層4の厚さを一定に形成し易いこと、及び後述する
通電用の電極の設置位置を設定し易いといった諸効果を
期待することができる。なお、図中5は上記樹脂製品成
形用型1、詳しくは前記セラミックス又は金属の層4を
加熱するための通電用電極である。
【0008】而して、上記樹脂製品成形用型1の製造方
法は、図3に示すように、先ずマスターモデル製作工程
Aにおいて、前記型材2と同型の、上面に複数個の円弧
状凸状6aを有するマスターモデル6を木材等所望の材
料で製作する。そして、次の反転型製作工程Bにおい
て、図4に示すように、ボックス形状の型枠7内に、上
記マスターモデル6をその円弧状凸状6aを上にして載
置し、このマスターモデル6の表面と型枠7の四方の側
壁7aの表面に夫々離型剤を塗布した後、空隙8内に例
えば石こうSを投入し、この石こうSが硬化した後に型
枠7の天地を逆にして脱型することにより、前記マスタ
ーモデル6とは凹凸逆の石こう型9を形成する。次に、
図5に示すように、この石こう型9を型枠10内に載置
することにより反転型11が形成される。
【0009】そして、次のコンクリート打設工程Cにお
いて、上記石こう型9の円弧状凹状9aと型枠10の四
方の側壁10aの表面に夫々離型剤を塗布した後、反転
型11内に例えばシリカヒューム混入のコンクリートK
を打設し、このコンクリートKが硬化することによりコ
ンクリート製の型材2が形成される。ここで、上記シリ
カヒューム混入のコンクリートKの配合例としては、表
1に示すように、セメントに対するシリカヒュームの混
和率を約8%としたが、セメントに微粒子のシリカヒュ
ームの粒子が最密かつ均一に充填されて密実となるた
め、高強度で且つ耐摩耗性の高い型材2を得る。
【0010】
【表1】
【0011】そして、次の養生工程Dにおいて、前記コ
ンクリート製の型材2を型枠10内に入れたまゝの状態
で、20℃で1日恒温自然養生、その後65℃で3時間
蒸気養生し、この養生工程Dが完了した後に型枠10の
天地を逆にして脱型することにより、シリカヒューム混
入コンクリート製の型材2を得る。
【0012】更に溶射工程Eにおいて、先ず上記型材2
の円弧状凸条3の表面2a全体又は凹条溝2b内に予備
研磨を施し、つぎに研削材をその表面2a又は凹条溝2
b内に吹き付けて粗面化した後、約50℃〜90℃に加
熱して溶射直前の水分を除去する。そして、溶射におい
ては、例えばプラズマ発生装置より噴射する高速,高温
のプラズマの熱を利用して、これに添加したセラミック
ス又は金属の粉末を溶融あるいはそれに近い状態まで加
熱し、この溶融粉末を粗面化した前記型材2の表面2a
又は凹条溝2b内に高速で吹き付けてセラミックス又は
金属の層4を形成する。
【0013】ここで、溶射材料である前記金属として
は、酸化チタン,ニッケルクロム,酸化マンガン,酸化
コバルト,酸化クロム或いは酸化ニッケル等の粉末を使
用し、該金属の層4の部分に通電用の一対の端子5等の
部品を取り付けて樹脂製品成形用型1が完成する。な
お、上記電極5はコンクリート打設時に埋め込んでおい
てもよい。
【0014】次に、上記樹脂製品成形用型1を使用し、
熱硬化性樹脂材による成形品の成形方法ついて述べる
と、図6に示すように、上記樹脂製品成形用型1を型枠
12内に入れ、該型1の両電極5,5に導線13を連結
する。そして、上記導線13に200Vの電源を通電す
ることにより、約10分間で上記型1のセラミックス又
は金属の層4、或いは該層4と近接位置にある型材2の
表面2aの温度は約100℃に達するので、このセラミ
ックス又は金属の層4と型枠12の四方の側壁12aと
で囲まれた空隙14内に熱硬化性樹脂Rを注入する。そ
の結果、該樹脂Rは約10分で硬化する。なお、200
Vでの通電を継続して型枠1の表面2a温度が100℃
に達した後は、100V,150Vの通電の状態でも熱
硬化性樹脂の硬化が可能である。
【0015】そして、熱硬化性樹脂Rが硬化した後、こ
れを型枠12内から脱型すると、図1に示す樹脂製品成
形用型1とは逆の形状、すなわち円弧状凹条を有する熱
硬化性樹脂製の成形品が得られる。そして、次の樹脂を
注入することにより次の成形品ができる。ここで、上記
成形例における通電時間と型の温度との関係を示すと図
7のようになる。なお、樹脂製品成形用型1の形状は上
記形状に限定されるものではなく、種々の形状の型が製
造可能であることは勿論である。
【0016】
【発明の効果】本発明は上記のような構成からなるもの
であるから、製造が容易であり、少量多品種の成形型を
自在に且つ廉価に製造することができるとゝもに、型材
も金属に比較して安価であり、然も構造強度及び耐摩耗
性も大きい。また型の加熱はセラミックス又は金属の層
に通電することにより行うことができるため、樹脂と接
触する部分である表面だけを集中して加熱することが出
来、熱源を効率的に利用することが出来るとゝもに、セ
ラミックス又は金属の層の裏面にある型材は熱伝導率が
低く、且つ放熱しにくいため熱が逃げ難く、経済的であ
るといった諸効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る樹脂製品成形用型の斜視図である
【図2】同型の拡大横断面図である。
【図3】同型の製造工程を示すブロック図である。
【図4】反転型の製作説明図である。
【図5】同反転型による型材の製作説明図である。
【図6】型を使用した樹脂製品成形例を示す説明図であ
る。
【図7】同通電と金属層の温度との関係を示す図であ
る。
【図8】従来の樹脂製品成形用型の横断面図拡大図であ
る。
【符号の説明】
1 樹脂製品成形用型 2 同型材 2a 表面 2b 凹条溝 4 セラミックス又は金属の層 5 電極 6 マスターモデル 7,10,12 型枠 8,14 空隙 9 石こう型 11 反転型 13 導線 S 石こう

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート製型材の全表面又は一部
    に、溶射により形成したセラミックス又は金属の層を具
    備したことを特徴とする樹脂製品成形用型。
  2. 【請求項2】 マスターモデルより反転型を製作し、該
    反転型内にコンクリートを打設してコンクリート製型材
    を製作するとゝもに、該コンクリート製型材の全表面又
    は一部にセラミックス又は金属を溶射してセラミックス
    又は金属の層を形成することを特徴とした樹脂製品成形
    用型の製造方法。
JP2741892A 1992-01-17 1992-01-17 樹脂製品成形用型及びその製造方法 Pending JPH05192931A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2741892A JPH05192931A (ja) 1992-01-17 1992-01-17 樹脂製品成形用型及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2741892A JPH05192931A (ja) 1992-01-17 1992-01-17 樹脂製品成形用型及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05192931A true JPH05192931A (ja) 1993-08-03

Family

ID=12220548

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2741892A Pending JPH05192931A (ja) 1992-01-17 1992-01-17 樹脂製品成形用型及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05192931A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010234756A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Kanto Auto Works Ltd 成形型の製造方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS501960A (ja) * 1973-05-11 1975-01-10
JPS53117076A (en) * 1977-03-23 1978-10-13 Amf Inc Method and apparatus for forming tread pattern of tire
JPS6014573A (ja) * 1983-07-05 1985-01-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画信号処理方法および装置
JPS6354213A (ja) * 1986-08-25 1988-03-08 Bridgestone Corp 成型用金型
JPH01288412A (ja) * 1988-05-16 1989-11-20 Daikyo Inc 合成樹脂成形用型装置およびその製造方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS501960A (ja) * 1973-05-11 1975-01-10
JPS53117076A (en) * 1977-03-23 1978-10-13 Amf Inc Method and apparatus for forming tread pattern of tire
JPS6014573A (ja) * 1983-07-05 1985-01-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画信号処理方法および装置
JPS6354213A (ja) * 1986-08-25 1988-03-08 Bridgestone Corp 成型用金型
JPH01288412A (ja) * 1988-05-16 1989-11-20 Daikyo Inc 合成樹脂成形用型装置およびその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010234756A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Kanto Auto Works Ltd 成形型の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH03101901A (ja) 化粧材料ユニットを用いたコンクリート製品の製造方法
CN102432163A (zh) 琉璃焊接玻璃的方法
JPH05192931A (ja) 樹脂製品成形用型及びその製造方法
EP0967295A1 (en) Tooling production
JP2593895Y2 (ja) 熱硬化性樹脂製品の成形用型
CN107030256A (zh) 一种金属器物的精密铸造方法
EP0728046B1 (en) Process for producing a pattern in a glaze composition and preparation of mold therefor
JPH091516A (ja) 化粧コンクリートブロックの製造方法
JPH05192929A (ja) 樹脂製品成形用型及びその製造方法
KR100432795B1 (ko) 중공형 귀금속의 로스트 왁스 주조방법
JPH10237475A (ja) 脂肪酸金属塩ブロックの製造装置及び脂肪酸金属塩ブロックの製造方法
JPS62204741A (ja) 歯科鋳造用鋳型及びその製造方法
JPH09277268A (ja) エポキシ樹脂型の製造方法及びエポキシ樹脂型
JPH08309760A (ja) 熱硬化性樹脂製品成形用型の製造方法
JPH07172962A (ja) 金属象嵌セラミックタイルの製造方法
JPH0527527B2 (ja)
KR100531456B1 (ko) 중공 귀금속의 제조방법
JPH05269762A (ja) 凹凸模様を具備した人造石の製造方法、その方法に使用する型の製造方法及び母型
JPH0362090B2 (ja)
JPH06134815A (ja) 射出成形用簡易型の精密鋳造方法
JPH0222180B2 (ja)
JPH01228731A (ja) 金型の製作方法
KR20060027584A (ko) 중공 귀금속의 제조방법
JPH05269763A (ja) 凹凸模様を具備した人造石の製造方法及びその方法に使用する型
JPH05309632A (ja) コンクリートブロック成形用型枠