JPH0527527B2 - - Google Patents

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JPH0527527B2
JPH0527527B2 JP4539085A JP4539085A JPH0527527B2 JP H0527527 B2 JPH0527527 B2 JP H0527527B2 JP 4539085 A JP4539085 A JP 4539085A JP 4539085 A JP4539085 A JP 4539085A JP H0527527 B2 JPH0527527 B2 JP H0527527B2
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JP
Japan
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core
mold
molding
molded product
lower mold
Prior art date
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JP4539085A
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English (en)
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JPS61205108A (ja
Inventor
Keisuke Ueno
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP4539085A priority Critical patent/JPS61205108A/ja
Publication of JPS61205108A publication Critical patent/JPS61205108A/ja
Publication of JPH0527527B2 publication Critical patent/JPH0527527B2/ja
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、脆性破壊材料よりなる中子を使用し
て中空製品を製造する方法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、圧縮成形や射出成形によつてプラスチツ
ク材料からなる中空製品を成形する際には、消失
性中子が利用されている。その例として、特公昭
52−18226号(特願昭46−9235号)公報および特
開昭54−156080号(特願昭53−66121号)公報を
挙げることができる。
すなわち、特公昭52−18226号公報は、不活性
の中子材料の粒子を融解塩で被覆した中子を成形
型内に配設し、この中子と成形型とによつて形成
される成形空間部にプラスチツク材料を充填・硬
化させた後、成形品を成形型から取り出し、中子
を水によつて流出させ、中空製品を得るようにし
たものである。
また、特開昭54−156080号公報は、低融点合金
からなる中子を連結部材成形金型の内部に取り付
けた状態でプラスチツク成形加工を行つた後、成
形されたプラスチツク製品の中に埋設されている
中子を溶融・除去し、中空の連通部を有する製品
を得るようにしたものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前者の特公昭52−18226号公報
においては、融解塩と不活性粒子からなる中子を
用いるために、強度的に弱く射出成形等の高圧成
形に用いるには成形品形状が極めて限定されるこ
とはもとより、中子を成形品から除去する際に長
い時間を必要として生産性が低下する不具合があ
る。
また、後者の特開昭54−156080号公報において
は、低融点合金からなる中子を用いているため
に、低融点合金製の中子を加熱・溶融して成形品
から除去するのに長い時間を必要として生産性が
低下することはもとより、低融点合金の組成金属
はすず、鉛、ビスマス、カドミウム、亜鉛、イン
ジウム等であつて、いずれも比重が7,0ないし
11,34で中子が重くなり作業が悪くなる不具合が
ある。
従つて、この発明は、上記の不具合を解消する
ためになされたもので、中空製品を製造するに際
して、脆性破壊材料からなる中子を使用すること
によつて、成形品からの中子の除去を短時間に行
ない、生産性を向上させることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち、この発明に係る中空製品の製造方法
においては、上型と下型とからなる成形型内に脆
性破壊材料からなる中子を配設し、この中子と成
形型とによつて形成される成形空間部にプラスチ
ツク材料等の成形材料を充填・固化せしめて成形
品を成形した後、この成形品を成形型から離型
し、脆性破壊材料からなる中子を小片に破壊して
成形品から除去するようにしたものである。
そして、中子を製造する脆性破壊材料として
は、ガラス、ホウロウ、陶磁器、〓器、耐火物、
セメント、石膏等を挙げることができ、これらの
脆性破壊材料の一種もしくは二種以上を混合し、
適宜形状の中子に製造して使用する。また、中子
にさらに強度を付与したい場合には、中子の製造
時において芯金、金鋼等の補強材料を鋳込むこと
ができる。
〔実施例〕
以下、本発明に係る中空製品の製造方法を図面
に基づいて詳細に説明する。
第1図は、本発明の第1実施例を説明するため
の成形装置の概略断面図、第2図は本発明の第1
実施例を説明するためのプレス機の概略断面図を
示すものである。
第1図において、1はプラスチツク材料を充填
して中空製品を成形する成形型であつて、この成
形型1は下型2と、この下型2の上方に配設され
て成形時に下型2に型閉めされる上型3とからな
つている。
そして、下型2の上面中央部には断面が形々
状の成形面2aが形成されており、その周辺は平
担な分割面2bとなつている。また、成形面2a
の両端底部には成形面2aよりも小径の穴2cが
形成されており、発泡ガラスによつて製造された
形々状の中子4の両端部が挿入されて固定され
るようになつている。
また、下型2の上部には上型3が配設されてお
り、その下面中央部には成形面2aに沿う凹状の
成形面3aが形成されている。また、成形面3a
の周辺は平担な分割面3bとなつており、上型3
が下型2に型閉めされた際に、下型2の分割面2
bに当節するようになつている。
そして、下型2の成形面2aに中子4が固定さ
れて、上型3が下型2に型閉めされた際に、成形
型1と中子4との間に成形空間部5が形成される
ようになつている。
また、第2図は第1図に示す成形装置で成形さ
れた成形品Wに一体成形されている中子4を除去
するプレス機6を示すもので、金属材料からなる
下盤7と上盤8とからなつており、両盤7,8と
も上面および下面が平担に形成されている。そし
て上盤8の上面には固定部材9に支持されたシリ
ンダ10のロツド10aが固着されており、下部
のパイプ11aにエアが供給された際に上盤8下
降するようになつている。
上記のように構成された成形装置において、中
空製品を製造する方法について説明する。
下型2と上型3とが型開きしている状態で、下
型2の成形面2aに形成されている穴2cに、強
化ガラスによつて製造された中子4の両端部を挿
入して固定する。次に、上型3を下型2に型閉め
する。その際、下型2、上型3および中子4によ
つて成形空間部5が形成されると共に、上型3の
分割面3bが下型2の分割面2bに当節して成形
空間部5が密閉される。
つづいて、成形空間部5に溶融したポリエチレ
ン樹脂を注入する。その際、注入されたポリエチ
レン樹脂が成形空間部5に万遍なく充填され、固
化されて成形空間部5に沿つた成形品Wが成形さ
れる。そして、成形品Wが成形されたところで、
上型3を下型2から型開きして、下型2の成形面
2aを開放すると共に、成形品Wを成形面2aか
ら取り出す。
しかる後、成形品Wをプレス機6の下盤7の上
に載置すると共に、シリンダ10の上部のパイプ
11bにエアを供給して、ロツド10aに固着れ
ている上盤8を下降させて成形品Wに適度な圧縮
加重を加える。その際、発泡ガラスからなる中子
4が豆粒程度の小片に破壊されるとともに、ポリ
エチレン樹脂からなる成形品Wは可撓性があるた
めに破壊は防止される。
そして、中子4が破壊された所で、シリンダ1
0の下部のパイプ11aにエアを供給して、ロツ
ド10aに固着されている上盤8を上昇させて成
形品Wを取り出すと共に、成形品Wを適宜方法で
加振して破壊したガラス小片を除去する。
これによつて、成形型1と中子4とによつて形
成される成形空間部5に沿つたポリエチレン樹脂
の中空製品が得られる。
(第2実施例) 第3図は本発明の第2実施例を説明するための
成形装置の概略断面図を示すものである。
第3図において、20は成形型であつて、この
成形型20は下型21と上型22とからなつてい
る。そして、下型21の上面中央部には凹状に形
成された段付きの成形面21aが形成されてお
り、その周辺は平担な分割面21bとなつてい
る。また、成形面21aの底部には小径の穴21
cが形成されており、強化ガラスから製造された
中空部23aを有する中子23の足部23bが挿
入されて固定されるようになつている。
また、上型22の下面中央部には下型21の成
形面21aに沿う凹状の成形面22aが形成され
ており、その周辺は平担な分割面22bとなつて
いる。そして、下型21の成形面21aに中子2
3が固定されていて、上型22が下型21に型閉
めされた際に、成形型20と中子23との間に成
形空間部24が形成されるようになつている。
上記のように構成された成形装置において、中
空製品を製造する際には、第1実施例と同様な手
順に従つて成形品(図示せず)が成形されると共
に成形型20から成形品が取り出される。
しかる後、成形品と一体成形されている中子2
3の中空部23aに加熱媒体および冷却媒体を交
互に通過させて、中子23の温度を急変させて無
数の亀裂を発生させる。その後、成形品を適宜方
法で加振して亀裂の発生したガラス小片を除去す
る。
これによつて、成形型20と中子23とによつ
て形成される成形空間部24に沿つたポリエチレ
ン樹脂製の中空製品が得られる。
(第3実施例) 第4図は本発明の第3実施例を説明するための
成形装置の概略断面図を示すものである。
この第3実施例は多くの点で第2実施例と同じ
であり、同一部品に同一番号を付して、その説明
を省略し、相違点のみを述べる。
第3実施例の異なつている部分は、中子23を
石膏で製造し、強度を増すために中子23内に金
網30を一体成形したところにある。そして、中
子23を取り除く場合には中子23の空隙部23
a内に鋼球等を入れた後、成形品を適宜方法で加
振して中子23を破壊し石膏をまず小片化して除
去する。次いで金網を適宜方法で取出す。これに
よつて中子23の強度を増すことができると共
に、中子23の破壊後においてすみやかに除去す
ることができる。
(第4実施例) 第5図は本発明の第4実施例を説明するための
成形装置の概略断面図を示すものである。
第5図において、40は成形型であつて、この
成形型40は下型41と上型42とからなつてい
る。そして、下型41の上面中央部には凹状に形
成された段付きの成形面41aが形成されてお
り、その周辺は平担な分割面41bとなつてい
る。また、成形面41aの両端部には小溝41c
が形成されており、中心部に金属棒43が一体成
形され、かつ中央部に膨出部44aが形成された
ホウロウ製の中子44の端部44bが挿入されて
固定されるようになつている。
また、上型42の下面中央部には下型41の成
形面41aと対称に形成された成形面42aが形
成されており、その周辺は平担な分割面42bと
なつている。さらに、成形面42aの両端部には
小溝42cが形成されており、上型42が下型4
1に型閉めされた際に中子44の端部44bが挿
入されるようになつている。
そして、下型41の小溝41cに中子44がセ
ツトされて、上型42が下型41に型閉めされた
際に、成形型40と中子44との間に成形空間部
45が形成されるようになつている。
上記のように構成された成形装置において、中
空製品を製造する際には、第1実施例と同様な手
順に従つて成形品(図示せず)が成形されると共
に、成形品40から成形品が取り出される。
しかる後、第1実施例と同様にして中子44が
破壊されると共に、ホウロウ小片が除去される。
これによつて、成形型40と中子44とによつて
形成される成形空間部45に沿つたポリエチレン
樹脂製の中空製品が得られる。
〔発明の効果〕
以上発明したように、本発明に係る中空製品の
製造方法においては、中空製品を製造するに際し
て、脆性破壊材料からなる中子を使用するように
したから、成形品からの中子の除去を短時間に行
うことができ、生産性を著しく向上させることが
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を説明するための
成形装置の概略断面図である。第2図は本発明の
第1実施例を説明するプレス機の概略断面図であ
る。第3図は本発明の第2実施例を説明するため
の成形装置の概略断面図である。第4図は本発明
の第3実施例を説明するための成形装置の概略断
面図である。第5図は本発明の第4実施例を説明
するための成形装置の概略断面図である。 1……成形型、2……下型、3……上型、4…
…中子、5……成形空間部、6……プレス機、7
……下盤、8……上盤、10……シリンダ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 上型と下型とからなる成形型内に脆性破壊材
    料からなる中子を配設し、この中子と成形型とに
    よつて形成される成形空間部に成形材料を充填・
    固化せしめて成形品を成形した後、この成形品を
    成形型から離型し、前記中子を小片に破壊して成
    形品から除去することを特徴とする中空製品の製
    造方法。
JP4539085A 1985-03-07 1985-03-07 中空製品の製造方法 Granted JPS61205108A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4539085A JPS61205108A (ja) 1985-03-07 1985-03-07 中空製品の製造方法

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JP4539085A JPS61205108A (ja) 1985-03-07 1985-03-07 中空製品の製造方法

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JPS61205108A JPS61205108A (ja) 1986-09-11
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JPH1134081A (ja) * 1997-07-23 1999-02-09 Ebara Corp 樹脂製素材の成形方法
KR101653978B1 (ko) * 2015-10-15 2016-09-05 화인케미칼 주식회사 성형물의 제조방법

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