JPH078503B2 - 中空製品の製造方法 - Google Patents

中空製品の製造方法

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JPH078503B2
JPH078503B2 JP16958586A JP16958586A JPH078503B2 JP H078503 B2 JPH078503 B2 JP H078503B2 JP 16958586 A JP16958586 A JP 16958586A JP 16958586 A JP16958586 A JP 16958586A JP H078503 B2 JPH078503 B2 JP H078503B2
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佳祐 上野
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、脆性破壊材料よりなる中子を使用して中空製
品を製造する方法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、圧縮成形や射出成形によってプラスチック材料か
らなる中空製品を成形する際には、消失性中子が利用さ
れている。その例として、特公昭52−18226号(特願昭4
6−9235号)公報および特開昭54−156080号(特願昭53
−66121号)公報を挙げることができる。
すなわち、特公昭52−18226号公報は、不活性の中子材
料の粒子を融解塩で被覆した中子を成形型内に配設し、
この中子と成形型とによって形成される成形空間部にプ
ラスチック材料を充填・固化させた後、成形品を成形型
から取り出し、中子を水によって流出させ、中空製品を
得るようにしたものである。
また、特願昭54−156080号公報は、低融点合金からなる
中子を連結部材成形金型の内部に取り付けた状態でプラ
スチック成形加工を行った後、成形されたプラスチック
製品の中に埋設されている中子を溶融・除去し、中空の
連通部を有する製品を得るようにしたものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前者の特公昭52−18226号公報において
は、融解塩と不活性粒子からなる中子を用いるために、
強度的に弱く射出成形等の高圧成形に用いるには成形品
形状が極めて限定されることはもとより、中子を成形品
から除去する際に長い時間を必要として生産性が低下す
る不具合がある。
また、後者の特開昭54−156080号公報においては、低融
点合金からなる中子を用いているために、低融点合金製
の中子を加熱・溶融して成形品から除去するのに長い時
間を必要として生産性が低下することはもとより、低融
点合金の組成金属はすず、鉛、ビスマス、カドミウム、
亜鉛、インジウム等であって、いずれも比重が7.0ない
し11.34で中子が重くなり作業が悪くなる不具合があ
る。
従って、この発明は、上記の不具合を解消するためにな
されたもので、中空製品を製造するに際して、脆性破壊
材料からなる中子を使用することによって、成形品から
の中子の除去を短時間に行ない、生産性を向上させるこ
とを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の中空製品の製造方法は、まず脆性材料から成る
中空体の中に充填物を充填口より充填し閉塞して中子を
形成する。ここに脆性破壊材料とはガラス、陶磁器、
器、セメント、石コウ等を示す。そして、この中子を用
いて成形品を成形する。成形は、たとえば、この中子を
成形型内に配設し中子と成形型の間に成形材料を充填し
固化せしめて成形するもの、また単に中子の表面にある
成形面に成形材料を被着し固化せしめて成形するもの等
を含む。
成形完了後、前記充填口を開口し内部の充填物を取り出
す。充填物には粒状物、粉末、液体さらには圧縮気体等
が採用できる。粒状物を採用する場合、粒状物の材質は
中空体を形成する材料と同じ材料の方が製造工程上好ま
しいがこれに限るものでなくてもよい。砂、金属粒、プ
ラスチック粒、その他適当な圧縮強さを有す材料で粒状
に出来る材質のものであればよい。さらには成形材料の
融点より低い融点を有す材料、例えばナフタリン、融点
240℃以下の低融点合金、でもよい。要するに中空体か
ら除去可能であれば、材質、形状は何でもよい。
充填物を取り出した後、中空体の温度を急変させ、また
は加振等することにより中空体は内側の中空部内で破壊
され成形品の内部から除去される。これによって中空の
成形品の製造がなされる。
〔実施例〕
本発明の一実施例を第1図〜第3図において説明する。
第1図において成形型1はインテークマニホールド成形
型であって、上型2と下型3から成る。下型3の上型2
と対向する面には成形面3a、中子支承面3b,3cが刻設さ
れている。同様に上型2の下型3と対向する面にも成形
面、中子支承面が刻設され(図示せず)、閉じ合せた状
態で成形面、中子支承面は整合されている。
中空体4はガラスを材料とし成形面4aと支承部5,6から
成ると共に支承部6の端部が開口されて充填物の充填口
7を有する。この充填口7から内部の中空体4を形成す
るガラス材料と同じ材料から成る粒状物8を充填物とし
て充填すると共に、支承部6の充填口7から芯金9を粒
状物8の中に着脱自在に差込む。そして芯金9の基部9a
で充填口7を閉塞して中子10を形成する。この芯金9は
中空体4の中空部4bに粒状物8をしっかり密着させるた
めのものであり、これによって中空体4が成形圧によっ
て破壊されないように補強されると共に補強芯金として
の効果をも持つ。そして、下型3にこの中子10を配設す
る。
第2図のように上型2を前記下型3に閉じ合せて、上型
2と下型3と中子10とによって閉成される成形空隙部11
に繊維強化プラスチック材料を注入し、固化させて成形
を完了する。その後、上型2と下型3を開いて成形面を
開放する。
そして、成形品12を下型3から取出し、まず芯金9を取
出して充填口7を開口し次いで粒状物8を取出す。
しかる後、中空体4を破壊除去するため、まず中空体4
の中空部4bに加熱媒体および冷却媒体を交互に通過させ
て中空体4の温度を急変させて無数の亀裂を発生させ
る。その後、成形品を適宜方法で加振して亀裂の発生し
たガラス小片を除去して中空一体のインテークマニホー
ルド成形品を得る。尚、この中空体4の破壊除去の方法
は他にも種々のものが考えられる。例えば、中空部4b内
に破壊用の鋼球を入れて加振し、亀裂を入れた後に鋼球
を取出し、さらに加振をして中空体4をガラス小片に帰
し取り出す方法である。この鋼球の加振は、交番磁界を
加えることによっても可能である。また例えば超音波に
より直接に中空体4を加振したガラス小片に帰すことも
できる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明に係る中空製品の製造方法
においては、中空製品を製造するに際して、脆性破壊材
料からなる中子を使用するようにしたので、成形品から
の中子の除去を短時間に行うことができ、生産性を著し
く向上させることができる効果がある。さらに、中子に
中空体を使用できるので、中子の破壊除去が効果的にお
こなわれる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す、後掲する第2図のI
−I断面図、第2図は本発明の一実施例を示す縦断面
図、第3図は第1図及び第2図の成形型により成形され
る成形品である。 1……成形型、2……上型、3……下型、4……中空
体、5,6……支承部、7……充填口、8……粒状物、9
……芯金、10……中子、12……成形品。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】脆性材料からなる中空体の中に充填物を充
    填口より充填し閉塞して中子を形成し、該中子を用いて
    成形品を成形した後、充填口を開口し内部の充填物を取
    り出し、中空体を破壊除去し中空製品を製造する方法。
JP16958586A 1986-07-18 1986-07-18 中空製品の製造方法 Expired - Lifetime JPH078503B2 (ja)

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JPS6327215A JPS6327215A (ja) 1988-02-04
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JPH07187038A (ja) * 1993-12-28 1995-07-25 Miwa Kanagata Kogyo Kk 駐輪器
ATE234713T1 (de) * 1998-07-03 2003-04-15 Bonus Energy As Verfahren zum herstellen geschlossener strukturen aus verbundwerkstoff und formgerät zur benutzung in diesem verfahren

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JPS6327215A (ja) 1988-02-04

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