JPH0519283B2 - - Google Patents

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JPH0519283B2
JPH0519283B2 JP62093145A JP9314587A JPH0519283B2 JP H0519283 B2 JPH0519283 B2 JP H0519283B2 JP 62093145 A JP62093145 A JP 62093145A JP 9314587 A JP9314587 A JP 9314587A JP H0519283 B2 JPH0519283 B2 JP H0519283B2
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JP
Japan
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magnetic
magnetic field
coil
main
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JP62093145A
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English (en)
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JPS63260116A (ja
Inventor
Tadatoshi Oota
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP62093145A priority Critical patent/JPS63260116A/ja
Publication of JPS63260116A publication Critical patent/JPS63260116A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、医療用磁気共鳴イメージング装置
(MRI装置)の磁気シールドに関する。
(従来の技術) MRI装置は、高磁界を発生するため、周囲に
影響を及ぼす。そのため、磁気シールドが用いら
れるが、そのシールドのタイプの1つとして装置
本体に、直接磁性体をつけてシールドするセルフ
磁気シールドがある。このセルフシールドは、第
6図に示すように、円筒型の磁性体1の両端に、
穴のあいた形の磁性体フランジ部2をつけた形と
なつている。
(発明が解決しようとする問題点) MRI装置は、超電導コイル等を用いて、より
高磁界とすれば、検出される信号のS/N比
(Signal/Noise比)が高くなり、高画質が得ら
れる。さらに、人体組織の微妙な異状を分析でき
るようになる。
しかし、磁性体には、高磁界において磁気飽和
現象があり、飽和してしまうとシールド効果がな
くなつてしまい、磁性体だけを使つての磁気シー
ルドを考えると、発生させられる主磁界Boは制
限されてしまう。
ひこで本発明の目的は、主磁界を高めても、シ
ールド効果が得られる磁気シールドを提供するこ
とにある。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために本発明の磁気シール
ドにおいては、磁性体の内側に主コイルによる磁
束と逆むきで磁性体を飽和させない磁束を生ずる
キヤンセルコイルを配置する。
(作用) このようにすると磁性体が飽和しないので外部
に磁界がもれなくなる。
(実施例) 本発明の第一の実施例においては、第1図に示
すように、磁性体5(シールド)と主コイル3の
間に、キヤンセルコイル6を配置し、そのキヤン
セルコイル6には、主コイル3とは逆向きの電流
を流して、磁性体5の中の磁場を弱めることによ
り、磁性体5が主コイルの漏洩磁界を吸収できる
ようにする。
第2図aに、主コイル3と磁性体5(鉄シール
ド)を用いた場合の主磁界Boを示す。この場合
主コイル3の電流は、紙面の裏から表への向き
(これを正方向とする)に流れていて、この電流
の発生する主磁界Boは、コイル内側において紙
面の左から右への磁界となる。主磁界Boがそれ
ほど高くない場合には、磁性体5が主磁界Boを
吸収し、漏洩磁界も減少して、磁性体によるシー
ルド効果は確保される。しかし、主磁界Boを強
めていくと、磁性体内磁界Bioも増加していき、
一般の鉄では、内部磁界が2.2テスラぐらいにな
ると、磁性体としての効果がなくなつてしまう。
次に、第2図bに、キヤンセルコイル6と磁性
体5を用いた場合のキヤンセル磁界Bcを示す。
キヤンセルコイル6に流す電流は、主コイル3と
は逆向き(この場合は、紙面の表から裏への方
向)にする。このキヤンセルコイルの電流による
磁界(キヤンセル磁界)Bcは、主磁界とは逆向
きになり、コイル内側において、紙面の右から左
への方向となる。したがつて、磁性体内の磁界
Bicも、主コイルによる磁性体内磁界Bioと逆向
きとなる。
したがつて、第2図a、第2図bのそれぞれを
組合せると、第3図のようになり、磁性体内磁界
Biが弱められ、飽和しなくなるので、磁性体と
しての特性を維持できるようになる。(この場合、
主コイル内の磁界も減少するが、主コイルの起磁
力よりもキヤンセルコイルの起磁力の方が小さい
こと、キヤンセルコイルの方が磁性体に近いこと
等により、診断空間内に主磁界の減少は少ない。)
よつて、主コイルの発生する漏洩磁界を磁性体が
吸収して、シールド効果が保持できる。
(他の実施例) 本発明を用いた他の実施例を第4図に示す。主
コイルは、3a,3b,3cの3つの部分から構
成され、磁性体5(鉄シールド)の内側に、5つ
のキヤンセルコイル6a,6b,6c,6d,6
eを配置する。この実施例では、主コイル3a,
3b,3cとキヤンセルコイル6a,6eは同じ
半径であり、また、キヤンセルコイル6b,6
c,6dの3つも同じ半径である。
また、この実施例においては、3つの主コイル
と、5つのキヤンセルコイルとで構成されている
が、これらのコイル数、半径は、任意でよい。
(ただし、Z=0の面に対して対称とする。) 主コイル3a,3b,3cに正方向の電流を流
し、キヤンセルコイル6a〜6eには主コイルと
は逆向きの電流を流す。これにより、主コイルの
発生した漏洩磁界を吸収した磁性体5の内部磁界
は、キヤンセルコイルの発生する磁界で弱めら
れ、磁性体は、飽和まで至らなくなる。
第5図に、本発明を用いた更に他の実施例を示
す。これは、第4図に示したシールドの構成にお
いて、さらに外側に同様のシールド構成を施し
た、多重シールドの1例である。
同図において、主コイル3と磁性体5の間に、
キヤンセルコイル6a,6b,6c,6d,6e
が配置されている。さらに、磁性体5の外側に、
磁性体5′が配置され、磁性体5′の内側にキヤン
セルコイル6f,6gが配置されている(磁性体
5′は、磁性体5と中心軸8が同じである。) 主コイル3に正方向の電流を流し、キヤンセル
コイル6a〜6gには、主コイルとは逆向きの電
流を流す。磁性体5および5′は、主コイルの発
生した漏洩磁界を吸収するが、磁性体5の内部磁
界は、キヤンセルコイル6a〜6eにより弱めら
れ、磁性体5′の内部磁界は、キヤンセルコイル
6f,6gにより弱められる。これにより、磁性
体5及び5′は、飽和まで至らなくなる。よつて、
磁性体は、漏洩磁界を吸収できるようになる。
このような、多重のシールド構成とすることに
より、一重の時と同様の効果が得られるととも
に、各々の磁性体の重量を一重の時よりも減らせ
るので、シールド組立て時等において、各々の取
扱いが容易になる。また、外側の磁性体は、内側
の磁性体により、小さくなつた漏洩磁界内に置か
れるので、より多くの漏洩磁界を吸収でき、シー
ルド効果がさらによくなる。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明によれば、MRI装置に
おいて、キヤンセルコイルと、鉄シールドを組合
せた構成とするため、高画質を得るために、ある
いは、各種分析用に、主磁界を高めても、キヤン
セルコイルの働きにより、鉄シールド内の磁界を
弱めることができる。したがつて、鉄の飽和をな
くせるので、主コイルの発生する漏洩磁界を鉄が
吸収でき、鉄によるシールド効果を保持できる。
また、主磁界を高めない場合では、キヤンセル
コイルを配置することにより、鉄の量を低減でき
るという効果があるので、装置全体の重量を減ら
すことができ、装置を設置する所の床の補強が低
減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明一実施例の磁気シールドの構成
を表す断面図、第2図aは主コイルの発生する磁
界を示す図、第2図bはキヤンセルコイルの発生
する磁界を示す図、第3図は第2図a,bを組合
せた磁界を示す図、第4図および第5図はそれぞ
れ本発明の他の一実施例を示す図、第6図は従来
のセルフ磁気シールドをつけたMRI装置の縦断
面図である。 3,3a,3b,3c……コイル、5,5′…
…磁性体、6,6a〜6g……キヤンセルコイ
ル、Bo……主磁界、Bc……キヤンセル磁界、Bi
……磁性体内磁界。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 主コイルを包囲する磁性体とこの磁性体の内
    側に配置されたキヤンセルコイルとからなり、こ
    のキヤンセルコイルは前記主コイルによる磁束と
    逆むきで前記磁性体を飽和させない磁束を生じる
    ものであることを特徴とする磁気共鳴イメージン
    グ装置の磁気シールド。
JP62093145A 1987-04-17 1987-04-17 磁気共鳴イメ−ジング装置の磁気シ−ルド Granted JPS63260116A (ja)

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JP2643384B2 (ja) * 1988-02-03 1997-08-20 富士電機株式会社 超電導マグネット
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