JPH04336037A - 磁場発生装置 - Google Patents
磁場発生装置Info
- Publication number
- JPH04336037A JPH04336037A JP3105520A JP10552091A JPH04336037A JP H04336037 A JPH04336037 A JP H04336037A JP 3105520 A JP3105520 A JP 3105520A JP 10552091 A JP10552091 A JP 10552091A JP H04336037 A JPH04336037 A JP H04336037A
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- JP
- Japan
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- magnetic
- coil
- magnetic field
- magnetic body
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- Pending
Links
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Landscapes
- Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気共鳴イメージング
装置(MRIと略す)の磁場発生装置に関する。
装置(MRIと略す)の磁場発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】MRIは生体組織中の核磁気共鳴現象を
利用した人体の断層撮影装置であり、鮮明な撮影像を得
るため診断空間に均一で強い磁場が必要である。他方M
RIは病院に設置することから、他の医療機器やペース
メーカーへの磁場の影響を抑えるため、磁気シールドを
用いてMRIからの漏れ磁場を低減する必要がある。磁
気シールドの方式の1つとして、例えば特公平2−19
430号公報に記載されているように、強磁場を発生す
る円筒の主コイルと、この外側に主コイルと同軸で電流
が逆向きであるキャンセルコイル2が設けられている。 主コイルとキャンセルコイルは床に対して水平に配置さ
れているため、MRIの軸方向は床に対して水平になっ
ている。主コイルの漏れ磁場はキャンセルコイル2によ
って低減される。そして主コイル1とキャンセルコイル
2の間に内側磁性体を、キャンセルコイルの外側には外
側磁性体が配置されていることで、径方向の漏れ磁場が
一層低減される。
利用した人体の断層撮影装置であり、鮮明な撮影像を得
るため診断空間に均一で強い磁場が必要である。他方M
RIは病院に設置することから、他の医療機器やペース
メーカーへの磁場の影響を抑えるため、磁気シールドを
用いてMRIからの漏れ磁場を低減する必要がある。磁
気シールドの方式の1つとして、例えば特公平2−19
430号公報に記載されているように、強磁場を発生す
る円筒の主コイルと、この外側に主コイルと同軸で電流
が逆向きであるキャンセルコイル2が設けられている。 主コイルとキャンセルコイルは床に対して水平に配置さ
れているため、MRIの軸方向は床に対して水平になっ
ている。主コイルの漏れ磁場はキャンセルコイル2によ
って低減される。そして主コイル1とキャンセルコイル
2の間に内側磁性体を、キャンセルコイルの外側には外
側磁性体が配置されていることで、径方向の漏れ磁場が
一層低減される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、内側
磁性体と外側磁性体の両端部間に開口部があるため、軸
方向の漏れ磁場はキャンセルコイルの起磁力に著しく依
存し、これを低減するにはキャンセルコイルに大きな起
磁力を必要とする問題があった。
磁性体と外側磁性体の両端部間に開口部があるため、軸
方向の漏れ磁場はキャンセルコイルの起磁力に著しく依
存し、これを低減するにはキャンセルコイルに大きな起
磁力を必要とする問題があった。
【0004】本発明は、上記欠点を除去した磁場発生装
置を提供することにある。
置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、内側磁性体
と外側磁性体の両端部間の少なくとも一方の開口部に磁
性体フランジ部を磁気的に接続するように取り付けるこ
とにより達成される。
と外側磁性体の両端部間の少なくとも一方の開口部に磁
性体フランジ部を磁気的に接続するように取り付けるこ
とにより達成される。
【0006】
【作用】このような構成にすることにより、軸方向の漏
れ磁場は、磁性体フランジ部と外側磁性体で形成される
磁路を通ることで低減され、キャンセルコイルの磁場が
軸方向の漏れ磁場に直接影響をおよぼすことがない。そ
のためキャンセルコイルの起磁力が低減できる。
れ磁場は、磁性体フランジ部と外側磁性体で形成される
磁路を通ることで低減され、キャンセルコイルの磁場が
軸方向の漏れ磁場に直接影響をおよぼすことがない。そ
のためキャンセルコイルの起磁力が低減できる。
【0007】
【実施例】図1に本発明の実施例1の切断斜視図を示す
。円筒の主コイル1とキャンセルコイル2は超電導コイ
ルで同軸であり、電流が互いに逆方向になるように設け
る。主コイル1とキャンセルコイル2の間に円筒の内側
磁性体3を設け、キャンセルコイル2の外側に円筒の外
側磁性体4を設ける。円板形の磁性体フランジ部5を内
側磁性体3と外側磁性体4へ磁気的に接続するように、
ねじ止め等で堅牢に保持する。磁性体は鋼板等を用いる
。主コイル1とキャンセルコイル2は超電導コイルのた
め、温度4.2K の液体ヘリウムで冷すことから、液
体ヘリウムが充満している低温容器内に固定する。内側
磁性体3と磁性体フランジ部5を磁気的に接続するため
、主コイル1とキャンセルコイル2の低温容器を2つに
分けて、それぞれの低温容器6,7を設ける。液体ヘリ
ウムを注入するための低温容器6,7の開口部はそれぞ
れ低温容器開口部8,9に設ける。
。円筒の主コイル1とキャンセルコイル2は超電導コイ
ルで同軸であり、電流が互いに逆方向になるように設け
る。主コイル1とキャンセルコイル2の間に円筒の内側
磁性体3を設け、キャンセルコイル2の外側に円筒の外
側磁性体4を設ける。円板形の磁性体フランジ部5を内
側磁性体3と外側磁性体4へ磁気的に接続するように、
ねじ止め等で堅牢に保持する。磁性体は鋼板等を用いる
。主コイル1とキャンセルコイル2は超電導コイルのた
め、温度4.2K の液体ヘリウムで冷すことから、液
体ヘリウムが充満している低温容器内に固定する。内側
磁性体3と磁性体フランジ部5を磁気的に接続するため
、主コイル1とキャンセルコイル2の低温容器を2つに
分けて、それぞれの低温容器6,7を設ける。液体ヘリ
ウムを注入するための低温容器6,7の開口部はそれぞ
れ低温容器開口部8,9に設ける。
【0008】図2に実施例1の断面図を示し、これを用
いて磁場の流れを説明する。内側磁性体3では軸方向の
磁場が支配的であり、主コイル1とキャンセルコイル2
の磁場が同方向であるため、内側磁性体3に磁場が集中
的に通る。よって、大部分の磁場は磁性体フランジ部5
の内側部分と磁気的に接続している内側磁性体3の磁路
を通ることから、径方向の漏れ磁場は低減する。また診
断空間10において磁場は軸方向に支配的であり、主コ
イル1とキャンセルコイル2の磁場が逆方向であること
から、内側磁性体3の存在はキャンセルコイル2による
診断空間10への磁場の影響を小さくするため、主コイ
ル1の起磁力を低減する。磁性体フランジ部5の内側部
分と内側磁性体3の磁路を通らず、MRIの開口部11
から軸方向へ漏れた磁場は、磁性体フランジ部5が主コ
イル1とキャンセルコイル2の磁場が打ち消し合うため
低磁場であり透磁率が高いことから、磁性体フランジ部
5に磁場が通りやすくなるため、磁性体フランジ部5と
磁気的に接続している外側磁性体4の磁路を通り、再び
MRI内に戻る。
いて磁場の流れを説明する。内側磁性体3では軸方向の
磁場が支配的であり、主コイル1とキャンセルコイル2
の磁場が同方向であるため、内側磁性体3に磁場が集中
的に通る。よって、大部分の磁場は磁性体フランジ部5
の内側部分と磁気的に接続している内側磁性体3の磁路
を通ることから、径方向の漏れ磁場は低減する。また診
断空間10において磁場は軸方向に支配的であり、主コ
イル1とキャンセルコイル2の磁場が逆方向であること
から、内側磁性体3の存在はキャンセルコイル2による
診断空間10への磁場の影響を小さくするため、主コイ
ル1の起磁力を低減する。磁性体フランジ部5の内側部
分と内側磁性体3の磁路を通らず、MRIの開口部11
から軸方向へ漏れた磁場は、磁性体フランジ部5が主コ
イル1とキャンセルコイル2の磁場が打ち消し合うため
低磁場であり透磁率が高いことから、磁性体フランジ部
5に磁場が通りやすくなるため、磁性体フランジ部5と
磁気的に接続している外側磁性体4の磁路を通り、再び
MRI内に戻る。
【0009】本実施例によれば、開口部11からの軸方
向の漏れ磁場は、キャンセルコイル2によって直接低減
するのではなく、磁性体フランジ部5と外側磁性体4で
形成する磁路を通ることにより低減する。よって軸方向
の漏れ磁場がキャンセルコイル2の起磁力に依存し難く
なり、キャンセルコイル2の起磁力が低減できる。また
本実施例は、主コイル1とキャンセルコイル2の少なく
とも一方に常電導コイルを用いても上記の効果が得られ
る。
向の漏れ磁場は、キャンセルコイル2によって直接低減
するのではなく、磁性体フランジ部5と外側磁性体4で
形成する磁路を通ることにより低減する。よって軸方向
の漏れ磁場がキャンセルコイル2の起磁力に依存し難く
なり、キャンセルコイル2の起磁力が低減できる。また
本実施例は、主コイル1とキャンセルコイル2の少なく
とも一方に常電導コイルを用いても上記の効果が得られ
る。
【0010】計算機シミュレーションによると、磁性体
フランジ部5を取り付けることによって、キャンセルコ
イル2の起磁力を90%程度に低減できる。
フランジ部5を取り付けることによって、キャンセルコ
イル2の起磁力を90%程度に低減できる。
【0011】図3に本発明の他の実施例2を示す。図1
の実施例1と異なるのは主コイル1とキャンセルコイル
2の低温容器6,7間に内側磁性体3の接続開口部12
を設けることである。これによって低温容器開口部8は
設けない。
の実施例1と異なるのは主コイル1とキャンセルコイル
2の低温容器6,7間に内側磁性体3の接続開口部12
を設けることである。これによって低温容器開口部8は
設けない。
【0012】図4に本発明の他の実施例3を示す。図1
の実施例1と異なるのは外側磁性体4を数枚の板状にし
たことである。径方向の漏れ磁場が少し増える程度で、
これにより外側磁性体4の製作が容易になる。
の実施例1と異なるのは外側磁性体4を数枚の板状にし
たことである。径方向の漏れ磁場が少し増える程度で、
これにより外側磁性体4の製作が容易になる。
【0013】図5に本発明の他の実施例4を示す。図1
の実施例1と異なるのは磁性体フランジ部5を複数の磁
性体板13で構成することである。これにより磁性体フ
ランジ部5の製作が容易になる。
の実施例1と異なるのは磁性体フランジ部5を複数の磁
性体板13で構成することである。これにより磁性体フ
ランジ部5の製作が容易になる。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、MRIから軸方向への
漏れ磁場が磁性体フランジ部5と外側磁性体4からなる
磁路を通ることにより低減するため、キャンセルコイル
の磁場が軸方向の漏れ磁場に直接影響をおよぼすことが
ないことから、キャンセルコイル2の起磁力が低減でき
る。
漏れ磁場が磁性体フランジ部5と外側磁性体4からなる
磁路を通ることにより低減するため、キャンセルコイル
の磁場が軸方向の漏れ磁場に直接影響をおよぼすことが
ないことから、キャンセルコイル2の起磁力が低減でき
る。
【図1】本発明実施例1の磁場発生装置の構成の切断斜
視図である。
視図である。
【図2】本発明実施例1の断面図である。
【図3】異なる他の実施例を示す断面図である。
【図4】異なる他の実施例を示す図である。
【図5】異なる他の実施例を示す図である。
1…主コイル、2…キャンセルコイル、3…内側磁性体
、4…外側磁性体、5…磁性体フランジ部、6,7…低
温容器、8,9…低温容器開口部、10…診断空間、1
1…MRI開口部、12…接続開口部、13…磁性体板
。
、4…外側磁性体、5…磁性体フランジ部、6,7…低
温容器、8,9…低温容器開口部、10…診断空間、1
1…MRI開口部、12…接続開口部、13…磁性体板
。
Claims (2)
- 【請求項1】磁場を発生する主コイルと、この主コイル
の外側にキャンセルコイルと、前記主コイルと前記キャ
ンセルコイルの間に内側磁性体と、前記キャンセルコイ
ルの外側に外側磁性体と、前記内側磁性体と前記外側磁
性体の両端に磁性体フランジ部を備え、前記磁性体フラ
ンジ部が前記内側磁性体と前記外側磁性体に磁気的に接
続していることを特徴とする磁場発生装置。 - 【請求項2】請求項1において、前記磁性体フランジ部
の内径が前記内側磁性体の内径より小さいことを特徴と
する磁場発生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3105520A JPH04336037A (ja) | 1991-05-10 | 1991-05-10 | 磁場発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3105520A JPH04336037A (ja) | 1991-05-10 | 1991-05-10 | 磁場発生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04336037A true JPH04336037A (ja) | 1992-11-24 |
Family
ID=14409880
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3105520A Pending JPH04336037A (ja) | 1991-05-10 | 1991-05-10 | 磁場発生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04336037A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009106742A (ja) * | 2007-10-31 | 2009-05-21 | General Electric Co <Ge> | 磁気共鳴撮像システム向けのマグネットアセンブリ |
-
1991
- 1991-05-10 JP JP3105520A patent/JPH04336037A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009106742A (ja) * | 2007-10-31 | 2009-05-21 | General Electric Co <Ge> | 磁気共鳴撮像システム向けのマグネットアセンブリ |
JP4686588B2 (ja) * | 2007-10-31 | 2011-05-25 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | 磁気共鳴撮像システム向けのマグネットアセンブリ |
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