JPH05192784A - レーザ加工装置 - Google Patents

レーザ加工装置

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Publication number
JPH05192784A
JPH05192784A JP4029036A JP2903692A JPH05192784A JP H05192784 A JPH05192784 A JP H05192784A JP 4029036 A JP4029036 A JP 4029036A JP 2903692 A JP2903692 A JP 2903692A JP H05192784 A JPH05192784 A JP H05192784A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
extinguishing agent
laser
laser beam
working station
processing
Prior art date
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Pending
Application number
JP4029036A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Mori
敦 森
Yoshinori Nakada
嘉教 中田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Fanuc Corp filed Critical Fanuc Corp
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Publication of JPH05192784A publication Critical patent/JPH05192784A/ja
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  • Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 加工中の火災を迅速に消火できるレーザ加工
装置の提供。 【構成】 レーザ加工装置に、その加工ステーションの
周囲から加工ステーションに向けて消火剤を散布する機
構を設ける。消火剤の散布と同時にこれと連動してレー
ザ発振装置、加工機本体の電源を遮断する電源遮断器を
設けることがある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、レーザ光を利用して
孔開け、切断、溶接などを行う加工装置に関する。
【0002】
【従来技術】レーザ加工装置は基本的に熱加工を行う装
置であり、また、その特性上から木材、プラスチックス
など可燃性素材のワークを加工することがある。この場
合、通常の切断加工などではレーザビームのスポットが
充分に小さく、ワークにおいて熱作用を受ける部分が狭
いことと、熱によって溶融あるいは破壊された素材がビ
ームのエネルギで切断線の間隙から吹き飛ばされてしま
うので、熱が周辺に広がらず、ワークそのものが大きく
燃え上がることはない。また、孔加工では不燃性のガス
を吹き付けながら加工を行い、ワークが燃え上がるのを
防止するなどの工夫がなされている。
【0003】しかし、可燃性のワークを加工していると
きに不測の理由によってレーザビームのスポットが拡大
したりあるいは不燃性ガスの吹き付けが不調になってワ
ークが大きく燃え上がる可能性は否定できない。
【0004】このような場合も含めて、工場内には常時
消火器などが備えられているが、レーザ加工装置とは別
置であり、前記のような非常時に必ずしも作業者の手元
やレーザ加工装置の近くにあるとは限らない。このため
に、火災の熱によって高価なレーザ加工装置を損傷して
しまう恐れがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、加工中の
火災を迅速に消火できるレーザ加工装置の提供を課題と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】レーザ加工装置に、加工
ステーションの周囲から加工ステーションに向けて消火
剤を散布する機構を設ける。消火剤散布機構の操作ハン
ドルとレーザ加工装置の電源を遮断する電源遮断器を連
動させることは好ましい具体的構成である。
【0007】
【作用】消火剤散布機構は非常の場合に作動され、火災
を初期段階で消し止める。電源遮断器は、消火剤散布機
構が作動されたときレーザ加工装置の電源を遮断する。
【0008】
【実施例】レーザ加工装置1(図1)は、レーザ発振装
置2、加工機本体3および数値制御装置(NC装置)4
を備える。加工機本体3は加工ヘッド4を備えた門型コ
ラム5と加工ステーション6で構成される。加工ステー
ション6はベッド7とその上面のガイドレール8をX軸
方向に移動されるテーブル9を備える。
【0009】門型コラム5は加工ステーション6の中央
部を跨いで配置され、水平部10にヘッドユニット11
をY軸方向へ移動可能に備えている。ヘッドユニット1
1の下部には加工ヘッド12がZ軸方向へ移動可能に取
付けられている。レーザ発振装置2のレーザビームは遮
光ダクト13とミラーユニット(図に見えてない)で形
成された導光路を経てヘッドユニット11に伝達され、
集光レンズを備えた加工ヘッド12の先端からワーク1
4に照射される。
【0010】NC装置4はレーザ発振装置2と、加工機
本体3においてX,Y,Z軸を駆動するそれぞれのサー
ボモータを制御する。
【0011】以上はレーザ加工装置1の概略であって、
その他の付属装置および具体的構成は従来例と格別に異
なるところはない。
【0012】符号15は遮蔽枠でテーブル9のストロー
ク領域を囲み前記した加工ステーション6の一部を構成
している。さらに、門型コラム5の水平部10の上面に
は高圧に維持された消火剤タンク16が交換可能に固定
されている。遮蔽枠15の上部周縁には6個のノズル1
7が適宜の等間隔に配置されて固定され、各ノズル17
は加工ヘッド12の先端に向けられている。
【0013】そして、消火剤タンク16と各ノズル17
は配管18で接続され、配管18の途中に操作ハンドル
19を備えたバルブ20が設けられている。この操作ハ
ンドル19は、図において下方の散布方向へ操作すると
バルブ20が開かれ、各ノズル17に消火剤タンク16
の消火剤が一挙に供給されるようになっている。なお、
操作ハンドル19は緊急時に目立つようにすることと、
不注意で操作しないように赤色などの危険色で塗ってお
く。すなわち、このレーザ加工装置1は、消火剤タンク
16、ノズル17、配管18、操作ハンドル19および
バルブ20で構成された消火剤散布機構を備えている。
【0014】前記操作ハンドル19の近傍で門型コラム
5の垂直部分の側面には、レーザ発振装置2と加工機本
体3全体の電源を遮断できる電源遮断器21が取付けら
れ、その作動アーム22が操作ハンドル19の下方に延
び出して操作ハンドル19が下方に移動されたとき衝突
する位置に配置されている。
【0015】以上の構成であって、レーザ加工装置1が
稼働されると、入力され記憶された加工プログラムと必
要なデータに基づいて、NC装置4がレーザ発振装置2
を制御すると共に、加工機本体3のX,Y,Z軸をそれ
ぞれ駆動し、ワーク14に所定の加工を行う。
【0016】そして、この場合にワーク14が可燃性の
素材で、また、何等かの理由により燃え上がった場合、
作業者が操作ハンドル19を下方に引くと消火剤タンク
16の与圧された消火剤が配管18を通じて各ノズル1
7に供給され、加工ステーション6の周囲から加工ステ
ーション6に向けて消火剤が一挙に散布される。操作ハ
ンドル19は作業者の手近にあり、火災に際して即座に
対応することができる。これにより火災は短時間で消火
される。
【0017】また、同時に電源遮断器21が作動され、
レーザ発振装置2と加工機本体3の電源が遮断されてレ
ーザ加工装置1は停止する。NC装置4では、前記の電
源遮断を信号として作動が強制停止される。これによ
り、レーザビームによる事故や消火剤の浸透による漏電
事故あるいは感電事故を防止することができる。
【0018】散布された消火剤は加工個所を覆った後、
余勢で広く拡散しようとするが、テーブル9のストロー
ク領域を囲った遮蔽枠15に衝突し、無制限な拡散が抑
制される。したがって、散布された消火剤によって、隣
接する工作機械などが直接に汚染されることが防がれ
る。また、消火剤が空気より重い場合には遮蔽枠15の
内側に滞留し、完全な消火が行われる。消火剤は粉体、
液体、ガス態様の化学消火剤を使用できる。簡単に水で
あっても良い。
【0019】以上は一実施例である。本発明の技術的思
想は、消火剤タンク16やノズル17の取付け位置を考
慮するだけで他の構造(門型コラム5を備えない)をも
つレーザ加工装置にも適用できる。本発明の課題は、前
記の実施例において電源遮断器21を省略しても達する
ことができる。本発明の課題は、前記の実施例において
遮蔽枠15を省略しても達成することができる。
【0020】ノズル17はシャワー式、ジェット式のい
ずれでも良い。また、特に隣接する工作機械への影響を
避ける場合には、炭酸ガスなどの重い気体を遮蔽枠15
の内側に静かに、しかし、急速に充満させるタイプのも
のでも良い。
【0021】バルブ20、操作ハンドル19の位置は、
作業者に便利なところであれば良く、実施例の位置に限
定されない。また、ノズル17の数や配置も実施例のも
のに限定されない。
【0022】
【発明の効果】レーザ加工装置における不測の火災に際
して、初期消火を効果的に行うことができ、安全性の向
上と共に、レーザ加工装置の損傷を防止できる。従来、
設置個所によって種々の態様であったレーザ加工装置の
消火設備を装置に付属させた形で統一することができ、
レーザ加工上の安全性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】斜視図。
【符号の説明】
1 レーザ加工装置 2 レーザ発
振装置 3 加工機本体 4 NC装置 6 加工ステーション 12 加工ヘッ
ド 14 ワーク 16 消火剤
タンク 17 ノズル 18 配管 19 操作ハンドル 20 バルブ 21 電源遮断器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工ステーションの周囲から加工ステー
    ションに向けて消火剤を散布する機構を備えたレーザ加
    工装置。
  2. 【請求項2】 消火剤散布機構が操作ハンドルを備える
    と共に、該操作ハンドルが散布方向に操作されたときに
    連動しレーザ加工装置の電源を遮断する電源遮断器が設
    けられていることを特徴とした請求項1に記載のレーザ
    加工装置。
JP4029036A 1992-01-21 1992-01-21 レーザ加工装置 Pending JPH05192784A (ja)

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JP4029036A JPH05192784A (ja) 1992-01-21 1992-01-21 レーザ加工装置

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