JP6653465B2 - 散水装置及びこれを備えた解体重機 - Google Patents

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本発明は、散水装置及びこれを備えた解体重機に係り、より詳細には、重機アタッチメントの刃部を効率よく冷却することができる散水装置及びこれを備えた解体重機に関する。
特許文献1には、散水機能を有する解体重機が示される。これによれば、解体重機のアームの先端部に散水ノズルが設けられ、散水ノズルから破砕箇所周辺に散水を行なう。人手による散水に比較して、効果のある粉塵の防止が行なえるとしている。しかしながら、重機に取り付けられるアタッチメントには散水を行なっていない。超大型重機のブームに装着されるアタッチメントには、鉄骨カッターや大割ニブラなどがある。鉄骨カッターは、例えば板厚20mmのH鋼を切断でき、大割ニブラは高強度コンクリートを圧砕できる。そのためアタッチメントの刃部が高温になって、解体部材に発火する危険もある。
鉄骨カッターは、一例として重量が約19000kg(=19トン)、高さが5.4m、幅が3m、刃部の切断力は6000kN/mである。大割ニブラは、一例として重量が約18000kg(18トン)、高さが4.8m、幅が4.2m、刃部の圧砕力は6700kN/mである。このため、H鋼の切断時や、コンクリートの圧砕時には、刃部が熱を持つ。火力発電所の解体においては、石炭屑、配管用のゴムシール材、オイルなど燃えやすい材料が多いので、より安全な解体が求められている。
特開平9−125709号公報
本発明の目的は、重機アタッチメントの刃部を効率よく冷却できる散水装置及びこれを備えた解体重機を提供することにある。
本発明による散水装置は、重機アタッチメントの上部に取り付けられる環状パイプと、前記環状パイプに設けられ、圧力水が送り込まれる水供給口と、前記環状パイプに設けられ、内部が水滴で充たされた円錐体の形状に散水する複数の散水ノズルと、が備えられ、散水が、重機アタッチメントの刃部に向かって行われ、刃部先端面の平面視で、前記円錐体の底部の半径が、前記環状パイプの半径より大きく、前記散水ノズルは、1流体ノズルと、2流体ノズルと、が交換可能に装着され、前記2流体ノズルは、空気と圧力水が混合されて噴射されることを特徴とする。
前記圧力水に、界面活性剤が添加されることを特徴とする。
前記散水ノズルに換えて、封止キャップが設けられることを特徴とする。
本発明による解体重機は、前記散水装置が搭載された解体重機であって、運転室の操作盤に、前記散水装置の散水の開始と停止の操作ボタンが設けられることを特徴とする。
本発明による散水装置によれば、
(1)重機アタッチメントの上部に環状パイプを設け、環状パイプに設けた複数の散水ノズルから、刃部に向かって散水したので、刃部を効率よく冷却できる。
(2)刃部先端面の平面視で、円錐体の底部の半径を環状パイプの半径より大きくしたので、刃部が回動しても、刃部は複数の円錐体によって形成される散水空間内にあるので、刃部の正面、背面及び側面を効率よく冷却できる。
(3)重機アタッチメントの下部の刃部に向かって散水するので、刃部の前方の解体物にも散水でき、粉塵の飛散防止ができる。
(4)煙が出ているような箇所に向けて散水すれば、消火と発火抑制ができる。
1流体ノズルと2流体ノズルが交換可能に装着できるので、例として、2流体ノズルを装着すれば、空気と水が混合されて噴射され霧が発生するので、水を大幅に節約できる。
圧力水に界面活性剤を添加し、水の表面張力を低下させたので、水が解体物の細部まで浸透する。水の浸透性が向上するので、例えばアスベスト粉塵の飛散防止に効果がある。
散水ノズルに封止キャップを取付け可能としたので、使用する散水ノズルの数を制限できる。例えば8つの散水ノズルのうち、4つのみを使用する事ができる。解体する素材によって、散水の量を制限する場合に有効である。
本発明による解体重機によれば、
(1)重機アタッチメントの上部に環状パイプを設け、環状パイプの散水ノズルから散水したので、重機アタッチメントの刃部を効率よく冷却できる。(2)刃部先端面の平面視で、円錐体の底部の半径を環状パイプの半径より大きくしたので、刃部が回動しても、刃部の正面、背面及び側面を冷却できる。(3)重機アタッチメントの下部の刃部に向かって散水するので、刃部の前方の解体物にも散水でき、解体物の粉塵の飛散が防止できる。(4)煙が出ているような箇所に向けて散水すれば、消火と発火抑制ができる。燃えやすい材料が多い場所に使用する解体重機として好適である。(5)運転室の操作盤に、散水装置の散水の開始と停止の操作ボタンを設けたので、散水の開始と停止が運転席から操作できる。
本発明による散水装置の斜視図である。 装着状態にある散水装置の平面図である。 装着状態にある散水装置の正面図である。 装着状態にある散水装置の右側面図である。 刃部先端面での各散水ノズルの散水範囲を示す平面図である。 散水装置を装着した解体重機の正面図である。 環状パイプが8角形の散水装置の例である。 散水装置を大割ニブラに適用した例である。
以下、添付の図面を参照して、本発明による散水装置及びこれを備えたを解体重機を詳細に説明する。
図1は、本発明による散水装置10の斜視図である。散水装置10は、環状パイプ1と複数の散水ノズル3とからなる。環状パイプ1には、圧縮水が供給される水供給口5が設けられる。環状パイプ1は、重機アタッチメント5の上部に取り付けられるので、溶接で環状パイプ1に接合した複数の取付ブラケット7を有する。散水ノズル3は、図1に示すように、1流体ノズル3aや2流体ノズル3bが交換可能に装着される。2流体ノズル3bは、水と空気を混合して霧を噴射できる。散水ノズルを使用しない場合には、散水ノズル3に換えて、封止キャップ4が装着される。散水ノズル3は、環状パイプ1の下側に突出するノズル取付部1aにネジ着される。本実施例では、ノズル取付部1aは円周上に等間隔で8つを実装した。2つのノズル取付部1aのなす角度は45度となる。環状パイプ1の半径は、r1で示す。半径r1は、これに限るものではないが、約70cmである。
図2は、装着状態にある散水装置10の平面図である。本実施例では、重機アタッチメント50は、具体的には鉄骨カッター60である。散水装置10は、重機アタッチメント50の上部に取り付ける。取付ブラケット7は、重機アタッチメント50の上部から外側に突出するように取り付ける。散水装置10が重機アタッチメント50に装着されている場合、単体の重機アタッチメント50を横に寝かして置くと、環状パイプ1に荷重がかかる。その場合は重機アタッチメント50を立て掛けるスタンドを使用する。これに限らず、散水装置10を着脱可能に取り付けるとしてもよい。そうすれば、単体の重機アタッチメント50の寝かし置きができる。
図3は、装着状態にある散水装置10の正面図である。重機アタッチメント50は、上部50aと下部50bからなる。上部50aが重機のブームの先端に取り付けられる。下部50bには刃部9が設けられ、下部50bは、内部に備えた回動機構により、縦軸を中心に回動できる。図3は、刃部9が正面を向いており、幅が広い状態にある。散水は、左右の散水ノズル3からの散水を示す。散水は、円錐体の形状で、内部が水滴で充たされる。図3によれば、円錐体は、刃部の先端だけではなく、刃部9の全体を覆う大きさとする。本実施の重機アタッチメント50は、鉄骨カッター60であり、刃部9の長さは約1.2mである。
図4は、装着状態にある散水装置10の右側面図である。刃部9は板状のもので、右側面図での幅は正面での幅より小さい。円錐体の形状に散水するので、刃部9の正面と背面に水滴がぶつかり、効率よく冷却を行える。刃部先端面での円錐体8の底面の半径をr2で示す。
図5は、刃部先端面での各散水ノズル3の散水範囲を示す平面図である。散水ノズル3の位置は、丸囲み数字1〜8で示す。点線で示す円C1〜C8は、刃部先端面での散水の円錐体8の底面を示す。円C1〜C8は、半径がr2とする。半径r2は、環状パイプ1の半径r1より大きい。そのため環状パイプ1の中心では、円C1〜C8の8つの円が重なる領域となる。この部分では散水が重畳される。円C1〜C8が重畳しない領域や、2〜7つの円が重畳される領域などができる。円C1〜C8の半径が小さく散水の形状が略円柱体の場合、刃部9には水滴がぶつからない。
図6は、散水装置10を装着した解体重機100の正面図である。重機アタッチメント50は、図6では左下方向を向いているが、水平にしたり、左斜め上方向にしたりできる。どの方向に向けても、散水は刃部9に向かって行なうことができる。解体重機100の運転室11の操作盤には、操作ボタン(図示せず)が設けられ、散水の開始と停止を散水装置10に指示できる。同様に2流体ノズル3bへの圧縮空気の送り込み開始と停止も指示できる。
図7は、環状パイプが8角形の散水装置10の例である。環状パイプ1は、図1の円形に限らず、8角形にすることができる。
図8は、散水装置10を大割ニブラ70に適用した例である。散水装置10は、鉄骨カッター60と同様に、大割ニブラ70の上部に取り付けることができる。取付ブラケット7は、上部から外側に突出するように取り付ける。大割ニブラ70は、圧砕用の刃部があり、内部に備えた回動機構により回動できる。
散水装置10は、金属板からなる保護カバー(図示せず)を設け、解体破片などがぶつかっても破損しないようにできる。樹脂発泡体からなる部材で環状パイプを覆うことでもよい。樹脂発泡体が割れることで衝撃を吸収する。圧送水には、水道水の他、タンクやプールに溜め置いた水や川の水も使用可能である。圧送水に0.1〜1%程度の界面活性剤を添加すると、水の表面張力を低下させることができる。表面張力が低下すれば、解体物の細部まで水が浸透する。そのため、アスベスト等の粉塵の飛散防止に効果がある。なお、水だけの散水に比べて散水量も少なくて済む。
本発明は、重機アタッチメントの刃部を効率よく冷却できる散水装置として、また、燃えやすい材料が多い火力発電所などの解体重機として好適である。
1 環状パイプ
1a ノズル取付部
3 散水ノズル
3a 1流体ノズル
3b 2流体ノズル
4 封止キャップ
5 水供給口
6 空気供給孔
7 取付ブラケット
7a 縦ブラケット
7b 横ブラケット
8 円錐体
9 刃部
10 散水装置
11 運転室
50 重機アタッチメント
50a 上部
50b 下部
60 鉄骨カッター
70 大割ニブラ
100 解体重機
r1 環状パイプの半径
r2 円錐体の底面の半径

Claims (4)

  1. 重機アタッチメントの上部に取り付けられる環状パイプと、
    前記環状パイプに設けられ、圧力水が送り込まれる水供給口と、
    前記環状パイプに設けられ、内部が水滴で充たされた円錐体の形状に散水する複数の散水ノズルと、が備えられ、
    散水が、重機アタッチメントの刃部に向かって行われ、刃部先端面の平面視で、前記円錐体の底部の半径が、前記環状パイプの半径より大きく、
    前記散水ノズルは、1流体ノズルと、2流体ノズルと、が交換可能に装着され、前記2流体ノズルは、空気と圧力水が混合されて噴射されることを特徴とする散水装置。
  2. 前記圧力水には、界面活性剤が添加されることを特徴とする請求項1に記載の散水装置。
  3. 前記散水ノズルに換えて、封止キャップが設けられることを特徴とする請求項1に記載の散水装置。
  4. 請求項1に記載の散水装置が搭載された解体重機であって、
    運転室の操作盤に、前記散水装置の散水の開始と停止の操作ボタンが設けられることを特徴とする解体重機。
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