JP4343063B2 - 作業車両を吊り下げ式の構造物解体機に改造する方法 - Google Patents

作業車両を吊り下げ式の構造物解体機に改造する方法 Download PDF

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本発明は、建設土木機械であるバックホーなどの作業車両を高層構造物の吊り上げ式解体機に改造する方法に関するものである。
従来から煙突等の中空塔状の高層構造物を解体するための吊り下げ式解体機としては、例えば、特許文献1に開示されたものが知られている。この構造物解体機は、クレーンによって吊り下げ可能に構成した水平台上に、エンジンや発電機、油圧ポンプ等の動力供給部を搭載すると共に、水平台の下面側に旋回フレームを水平方向に回動自在に枢着し、この旋回フレームの下面に油圧シリンダによって作動する固定刃と可動刃とからなる破砕装置をリンクを介して吊支して該破砕装置を上記油圧ポンプ等の動力供給部からの圧油によって作動させるように構成している。
一方、地表面下の地盤等の掘削を行うバックホーなどの作業車両においては、ブーム及びアームを起伏させて該アームの先端に装着しているバケットにより地盤等の掘削作業を行うように構成しているが、このバケットを破砕刃に取り替えて構造物の解体機として用いることが行われている(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−54308号公報 特開平10−219724号公報
しかしながら、前者のような吊り下げ式の構造物解体機は、その使用頻度は極めて少ないため、解体専用機として設計、製作して構造構造物の解体に必要とされるまで保管しておくことは不経済である。一方、後者の作業車両を利用した解体機によれば、ブームやアームの長さに限界があるため、上記吊り下げ式解体機のように高層構造物の解体に用いることができないといった問題点がある。ところが、この作業車両には前者の吊り下げ式の構造物解体機と同様に、旋回体を備えていると共にこの旋回体上にエンジンや油圧ポンプ、作動油タンク等の動力供給部が装備されている。
本発明は、上記作業車両に上記前者の吊り下げ式解体機に共通する旋回体や動力供給部を備えている点に着目し、この作業車両の旋回体や動力供給部を主要構成部に転用して該作業車両を吊り下げ式の構造物解体機に簡単に改造することができる方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の作業車両を吊り下げ式の構造物解体機に改造する方法は、請求項1に記載したように、走行体上に旋回リングを介して回動自在に装着された旋回台と、この旋回台上に搭載されたエンジンや油圧ポンプ、作動油タンク等の動力供給部とを備えている作業車両を吊り下げ式の構造物解体機に改造する方法であって、上記旋回リングの下端から走行体を切り離したのち、該旋回リングの下端に構造物解体用の破砕刃を装着すると共に、上記動力供給部からこの破砕刃に該破砕刃を作動させるための作動油の供給ホースを接続し、さらに、上記旋回台をクレーンによって吊り下げ可能に構成することを特徴とする。
このように構成した作業車両を吊り下げ式の構造物解体機に改造する方法において、請求項2に係る発明は、作業車両の旋回台上に設けられている操作室を旋回台から取り除いてその除去跡に水タンクを搭載、設置する一方、破砕刃に破砕物に向かって散水するノズルを装着し、該ノズルと上記水タンクとを散水用ホースによって接続することを特徴とするものであり、請求項3に係る発明は、上記作業車両の旋回台に設けているブーム枢支部をクレーンの吊り治具の取付け用枢支部として使用することを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、作業車両における上記旋回台の下端に一体に設けている旋回リングに、下面に破砕刃の吊支部材を設けているアタッチメントを固着することを特徴とし、請求項5に係る発明は、このアタッチメントの吊支部材を取り替え可能に構成していることを特徴とする。
さらに、請求項6に係る発明は、上記アタッチメントの一側部に構造物の破砕箇所の監視用カメラを取り付けるためのブラケットを破砕刃の作動方向に対して直交する方向に延設していることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、走行体上に旋回リングを介して回動自在に装着された旋回台と、この旋回台上に搭載されたエンジンや油圧ポンプ、作動油タンク等の動力供給部とを備えている作業車両から上記走行体を切り離して旋回リングの下端に構造物解体用の破砕刃を装着すると共に、上記動力供給部からこの破砕刃に該破砕刃を作動させるための作動油の供給ホースを接続し、さらに、上記旋回台をクレーンによって吊り下げ可能にして吊り下げ式の構造物解体機に改造するので、作業車両の下部走行体以外の本体部である動力供給部と旋回台、旋回リングを構造物解体機の主要構成部に転用して簡単且つ経済的に作業車両を吊り下げ式の構造物解体機に改造することができる。
さらに、請求項2に係る発明によれば、作業車両の旋回台上に設けられている操作室を旋回台から取り除いてその除去跡に水タンクを搭載、設置する一方、破砕刃に破砕物に向かって散水する水噴射ノズルを装着し、該ノズルと上記水タンクとを散水用ホースによって接続するものであるから、高層構造物を破砕する際に発生する粉塵に水を噴射して該粉塵の飛散を防止することができる散水機構を構造物解体機に簡単に組み込むことができると共に、水タンクを設置する位置は、旋回台上における空室状態の操作室の除去跡であるから、この位置に設置した水タンクの重量と操作室以外の旋回台上に搭載しているエンジンや油圧ポンプ、作動油タンク等の動力供給部との重量とがバランスして旋回台をクレーンによって水平状態を保ちながら安定した状態で吊り上げることができる。
また、請求項3に係る発明によれば、上記作業車両の旋回台に設けているブーム枢支部をクレーンの吊り治具の取付け用枢支部として使用するので、別に吊り治具の枢支部を設けることなく、吊り治具の装着が簡単に且つ強固に行うことができる。
さらにまた、請求項4に係る発明によれば、下面に破砕刃の吊支部材を設けているアタッチメントを上記旋回リングの下端に固着してこのアタッチメントを介して旋回リングに破砕刃を装着することを特徴とするものであるから、旋回リングの下端に上記アタッチメントを介して破砕刃を吊支状態に簡単に装着することができ、作業車両の改造による構造物解体機の製作が能率よく行うことができる。
その上、請求項5に記載したように、上記アタッチメントの下面に設けている破砕刃の吊支部材を取り替え可能に構成しておくことによって、破砕刃の形状や大きさ等に応じた吊支部材を使用でき、汎用性に富んだ構造物解体機を提供することができる。
また、請求項6に記載したように、上記アタッチメントの一側部に構造物の破砕箇所の監視用カメラを取り付けるためのブラケットを破砕刃の作動方向に対して直交する方向に延設しておくことによって、破砕刃の作動状況や破砕箇所、破砕状態を確実に視認することができ、送られてくる映像を見ながら破砕刃を最適な破砕動作となるように遠隔操作して能率よく解体作業を行うことができる。
次に本発明の具体的な実施の形態を図面について説明すると、図1は吊り下げ式の構造物解体機Aの側面図、図2はその正面図であって、この吊り下げ式の構造物解体機Aは、バックホー等の作業車両B(図4〜図6参照)における旋回リング1と旋回台2、及び、この旋回台2上に搭載、設置されているエンジン3aや油圧ポンプ3b、作動油タンク3c、燃料タンク3d等の動力供給部3を使用して、その旋回リング1の下端に破砕刃連結用アタッチメント4を取付けていると共に、このアタッチメント4に破砕刃5を吊支させ、さらに、上記動力供給部3における油圧ポンプ3bから圧油供給ホース6を通じて破砕刃作動用油圧ジャッキ7に圧油を供給するように構成していると共に、旋回台2の上面における上記動力供給部3の設置場所以外の場所に水タンク8を搭載、設置してこの水タンク8から散水用ホース9を通じて破砕刃4の適所に装着している水噴射ノズル10に水を供給するように構成している。
また、上記旋回台2上にクレーンCによってこの構造物解体機Aを吊り下げ可能にするための吊り治具11を取付けていると共に、上記アタッチメント4の一側部に破砕箇所等を監視する監視用カメラ12を取付けたブラケット13を延設している。
上記作業車両Bを上記吊り下げ式の構造物解体機Aに改造する方法を具体的に説明すると、作業車両Bは図4、図5に示すように、通常、キャタピラーと称されるクローラベルト(無限軌道)からなる下部走行体(以下、単に走行体B1とする)と、この走行体B1上に設けられた上部旋回体B2と、上部旋回体B2の前部に設けられている水平軸体からなるブーム枢支部14に基端を起伏自在に取付けられたブームB3(図5で二点鎖線で示す)と、このブーム枢支部14の前方側の斜め下方に設けられてブームB3を起伏させる油圧ジャッキB4(図5で二点鎖線で示す)の基端を支持した水平軸体からなる枢支部15と、このブームB3の先端にアームを介して取付けれているバケット(図示せず)とを備えてなり、上部旋回体B2は上記旋回リング1を介してこの旋回リング1を中心として水平方向に旋回自在に配設されている旋回台2上に操作室bや上記動力供給部3等を設置してなるものである。
そして、まず、図6(イ)〜(ハ)に示すように、この作業車両Bにおける走行体B1を上部旋回体B2における旋回リング1の下端から切り離して取り除くと共にブームB3及び油圧ジャッキB4を枢支部14、15から取り外してアーム及びバケットと共に解体、撤去したのち、上記旋回リング1の下端にアタッチメント4を固着する。なお、図1には、取り外された走行体B1やブームB3、油圧ジャッキB4を二点鎖線で示している。旋回リング1は図3に示すように、上下方向に貫通した中央通孔1aを有する短筒形状に形成されてあり、その長さ方向の中間部外周面に一体に固着している円環部材1bを旋回台2の下面中央部に突設している支持部材部材2aに回動自在に支持させていると共に上端に内歯車16を一体に設けて、旋回台2上に配置している旋回駆動モータ17の回転軸に固着した小歯車18を該内歯車16に噛合させ、旋回駆動モータ17の回転によって旋回リング1を回動させるように構成している。
上記アタッチメント4は、内径が旋回リング1の内径に等しく外径が該旋回リング1の外径よりも大径の円環状板からなり、その上面内周部を旋回リング1の下端面に溶接等によって一体に固着していると共に、このアタッチメント4の下面に、該アタッチメント4と同大、同形の円環状板からなり、且つ、下面に径方向に所定間隔を存して一対の破砕刃吊支用金具4b、4bを下方に向かって突設している吊支部材4aを複数本のボルト・ナット25によって着脱自在に取付けている。この吊支部材4aとしては、吊支用金具4b、4bの形状や取付け位置、間隔等が異なる複数の吊支部材を予め作成されてあり、解体すべき構造物の形状や組成物等に応じた形状、構造を有する破砕刃5を吊支可能な吊支部材に交換可能としている。
このように、旋回リング1の下端にアタッチメント4を固着して該アタッチメント4の下面に、解体すべき構造物に応じた所望の破砕刃吊支用金具4b、4bを有する吊支持部材4aを重ね合わせて複数本のボルト・ナット25により取り外し可能に固定したのち、吊支持部材4aの下面に突設している吊支用金具4b、4bに、図7に示すように予め形成しておいた破砕刃5を吊支させる。この破砕刃5は、固定刃体5aと該固定刃体5aの中央部に上端部を回動自在に枢着された可動刃体5bとからなり、これらの固定刃体5a、と可動刃体5bとの対向内端縁に構造物を破砕する刃部5a' 、5b' をそれぞれ形成していると共に固定刃体5aの基端部(上端部)と可動刃体5bの外側中央部間に上述した破砕刃作動用油圧ジャッキ7を連結して該油圧ジャッキ7のロッドを伸縮させることにより両刃体5a、5bを開閉させて上記刃部5a' 、5b' により構造物を破砕させるように構成している。
さらに、固定刃体5aの中央部と基端部との上面にブラケット5c、5dを突設してあり、基端部に突設しているブラケット5dを上記アタッチメント4に着脱自在に取付けた吊支持部材4aにおける一方の吊支用金具4bに直接、ボルト等の軸体19によって連結すると共に中央部に突設しているブラケット5cをリンク20を介してボルト等の軸体19a 、19b により上記吊支持部材4aにおける他方の吊支用金具4bに連結して、吊支持部材4aに破砕刃5を吊支させる。
しかるのち、旋回台2上に搭載、設置している上記動力供給部3における油圧ポンプ3bと上記破砕刃作動用油圧ジャッキ7とを上記旋回リング1の中央通孔1aを通じて配設した作動油供給ホース6によって連結、連通して油圧ポンプ3bから油圧ジャッキ7に作動油を供給するように構成する。
一方、旋回台2上においては、図5に示すように、上記動力供給部3におけるエンジン3aや油圧ポンプ3bは後半部側に搭載、設置されてあり、作動油タンク3cや燃料タンク3d、圧油分配部3e等は一側部上に搭載、設置されていると共に、他側部上には上述した操作室bが設けられている。そして、動力供給部3をそのまま設置しておく一方、図6に示すように、操作室bを構成しているフードと座席等を取り除いてその除去跡の空間部を利用して旋回台2の他側部上に水タンク8を搭載、設置し、この水タンク8と上記破砕刃5における固定刃体5aの内側面中央部に両刃体5a、5bによる破砕部に向けた状態で装着している水噴射ノズル10とを、上記旋回リング1の中央通孔1aを通じて配設した散水用ホース9によって連結、連通して、旋回台2上に設置した給水ポンプ(図示せず)の作動によって水タンク8から散水用ホース9を通じて水噴射ノズル10に水を供給するように構成する。
また、旋回台2上にクレーンCによる吊り治具11を装着する。この吊り治具11は、図8に示すように、前後方向に長い長方形状の固定板11a の下面の前半部における前後部に上記ブーム枢支部14とブーム起伏用油圧ジャッキB4の枢支部15間と同一間隔を存して脚部材11b 、11b の上端を一体に固着していると共にこれらの脚部部材11b 、11b の下端部に上記枢支部14、15にそれぞれ連結するための取付孔11c 、11c を設けている。さらに、この吊り治具11の上記固定板11a の上面四隅部に吊りワイヤ連結金具11d を突設し、これらのワイヤ連結金具11d にワイヤからなる索条物11e を連繋している。
上記ブーム枢支部14とブーム起伏用油圧ジャッキB4の枢支部15とは、図9に示すように旋回台2の前半一側部上に搭載、設置されている上記作動油タンク3cや燃料タンク3d、圧油分配部3e等を覆ったカバー体21と、旋回台2の前半他側部上に搭載、設置された上記水タンク8間において、旋回台2の幅方向の中央部から突設している両側突壁部材B5、B5間にその両端部を着脱自在に固定されてあり、これらの枢支部14、15からブームB3及び該ブーム起伏用油圧ジャッキB4を取り外したのち、該枢支部14、15に上記吊り治具11の前後脚部材11b 、11b の取付孔11c 、11c を挿通、支持させると共に該吊り治具11の固定板11a の後半部下面を旋回台2の後半部上に搭載、設置されている上記エンジン3aや油圧ポンプ3bのカバー体22の上面に添設した状態にする。
さらに、上記アタッチメント4の一側部に棒状のブラケット13を破砕刃5の作動方向に対して直交する方向、即ち、固定刃体5aと可動刃体5bとの枢軸に平行する方向に延設し、このブラケット13の先端に構造物の破砕箇所を監視する監視用カメラ12を取り付ける一方、固定刃体5aの外側面下部に破砕物の捕集バケット24を吊り下げる。なお、図3において、23はこの捕集バケット24の開閉用圧油供給ホースである。
こうして作業車両Bを改造することによって製作された構造物解体機Aは、作業現場において、クレーンCの下端フックcを上記吊り治具11の固定板11a の上面四隅部のワイヤ連結金具11d に連繋している索条物11e に引っ掛けることにより、高層構造物における解体すべき箇所まで吊り上げられる。この時、この構造物解体機Aの旋回台2上には、その前半一側部に作動油タンク3cや燃料タンク3dが設置されていると共に該前半他側部に水タンク8が設置され、且つ、後半部にはエンジン3aや油圧ポンプ3bが設置されてあり、さらに、旋回台2の下面中央部に旋回リング1、アタッチメント4を介して破砕刃5を吊支しているので、旋回台2における荷重の分布状態が偏ることなく均一に分散された状態となって構造物解体機Aをバランスよく吊り上げることができる。
そして、破砕刃5が解体すべき位置に達すると、監視カメラ12を通じて送られている破砕部の映像を作業員が地上において確認しながら遠隔操作により、旋回台2に対して旋回リング1を破砕部の位置や形状に応じて適宜に回動させると共に固定刃体5aに対して可動刃体5bを開閉させることにより、高層構造物における解体すべき部分をこれらの刃体5a、5bにより破砕し、破砕物を捕集バケット24内に投入する。さらに、この破砕刃による構造物の破砕時に、水タンク8から散水用ホース9を通じて固定刃体5aに装着されている水噴射ノズル10から破砕部に向かって水を噴射させることによって、破砕時の粉塵が飛散するのを防止する。
こうして、構造物解体機Aによって高層構造物を上端側から下端に向かって解体していくものであり、この解体途上において、或いは、次に解体すべき構造物が上記破砕刃5では破砕することが困難な形状や構造を有する場合には、上記アタッチメント4から該破砕刃5を吊支している吊支持部材4aを取り外したのち、上記構造物を破砕可能な形状、構造を有する破砕刃を装着することができる吊支持部材をアタッチメント4に装着し、この吊支持部材に破砕刃を吊支させるものである。
作業車両を改造してなる構造物解体機の側面図。 その正面図。 旋回リング部分の縦断面図。 作業車両の簡略正面図。 その簡略平面図。 作業車両を構造物解体機に改造する状態を示す工程図。 その分解側面図。 吊り治具の斜視図。 その取付け状態の正面図。
符号の説明
A 構造物解体機
B 作業車両
B1 走行体
B3 ブーム
b 操作室
1 旋回リング
2 旋回台
3 動力供給部
4 アタッチメント
4a 吊支持部材
5 破砕刃
6 圧油供給ホース
7 油圧ジャッキ
8 水タンク
9 散水用ホース
10 水噴射ノズル
11 吊り治具
12 監視カメラ
13 ブラケット
14 ブーム枢支部

Claims (6)

  1. 走行体上に旋回リングを介して回動自在に装着された旋回台と、この旋回台上に搭載されたエンジンや油圧ポンプ、作動油タンク等の動力供給部とを備えている作業車両を吊り下げ式の構造物解体機に改造する方法であって、上記旋回リングの下端から走行体を切り離したのち、該旋回リングの下端に構造物解体用の破砕刃を装着すると共に、上記動力供給部からこの破砕刃に該破砕刃を作動させるための作動油の供給ホースを接続し、さらに、上記旋回台をクレーンによって吊り下げ可能に構成することを特徴とする作業車両を吊り下げ式の構造物解体機に改造する方法。
  2. 作業車両の旋回台上に設けられている操作室を旋回台から取り除いてその除去跡に水タンクを搭載、設置する一方、破砕刃に破砕物に向かって散水するノズルを装着し、該ノズルと上記水タンクとを散水用ホースによって接続することを特徴とする請求項1に記載の作業車両を吊り下げ式の構造物解体機に改造する方法。
  3. 作業車両の旋回台の前部に設けたブーム枢支部に起伏自在に取付けているブームを該ブーム枢支部から取り外したのち、このブーム枢支部にクレーンの吊り治具を取付けることを特徴とする請求項1に記載の作業車両を吊り下げ式の構造物解体機に改造する方法。
  4. 下面に破砕刃の吊支部材を設けているアタッチメントを旋回リングの下端に固着し、このアタッチメントを介して旋回リングに破砕刃を吊支状態に装着することを特徴とする請求項1に記載の作業車両を吊り下げ式の構造物解体機に改造する方法。
  5. アタッチメントの下面に破砕刃の吊支部材を取り替え可能に取り付けていることを特徴とする請求項1又は請求項4に記載の作業車両を吊り下げ式の構造物解体機に改造する方法。
  6. アタッチメントの一側部に構造物の破砕箇所の監視用カメラを取り付けるためのブラケットを破砕刃の作動方向に対して直交する方向に延設していることを特徴とする請求項1又は請求項4に記載の作業車両を吊り下げ式の構造物解体機に改造する方法。
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