JPH05192697A - 汚泥消化制御装置 - Google Patents

汚泥消化制御装置

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JPH05192697A
JPH05192697A JP808792A JP808792A JPH05192697A JP H05192697 A JPH05192697 A JP H05192697A JP 808792 A JP808792 A JP 808792A JP 808792 A JP808792 A JP 808792A JP H05192697 A JPH05192697 A JP H05192697A
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JP
Japan
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sludge
digestion
temperature
digestion tank
detector
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Pending
Application number
JP808792A
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English (en)
Inventor
Yasushige Hirayama
平山安成
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明は、消化汚泥投入ポンプと消化タンク
との間に設置され投入される汚泥を事前に加熱する熱交
換器に温水を供給する温水循環ポンプと、温度差計算部
からの出力信号によって温水循環ポンプの運転を制御す
る加温制御器とを備えた汚泥消化制御装置、及び、消化
タンクの中の汚泥を撹拌する撹拌機の回転速度を調節す
る可変速装置と、温度差計算部からの出力信号によって
可変速装置の運転を制御する撹拌制御器とを備えた汚泥
消化制御装置である。 【効果】 本発明により汚泥の消化効率を高めることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、下水処理場の卵形消化
タンクに用いられる汚泥消化制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の下水処理場の卵形消化タンクに汚
泥を投入した場合においては、消化タンク上部と中間部
に著しい温度差を生じ、汚泥の消化発酵が行なわれなか
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の卵形消化タンク
では、投入汚泥がタンク上部と中間部で温度差が生じ、
一定時間汚泥を滞留して消化汚泥を引き抜く際、多量の
未消化汚泥を発生させることとなり、高効率で消化を行
うことが困難であった。
【0004】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、その目的は、卵形消化タンクの上
部と中間部の温度差に応じて投入汚泥を加温したり、攪
拌機の回転数を制御することにより、タンク内の温度を
均等に保ち、高効率の運転を可能とする汚泥消化制御装
置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、投入された汚
泥を処理する消化タンクの上部温度を検出する上部温度
検出器と、消化タンクの中間部温度を検出する中間部温
度検出器と、この中間部温度検出器からの中間部温度値
と、上部温度検出器からの上部温度値との温度差を算出
する温度差計算部と、消化タンクに汚泥を投入する消化
汚泥投入ポンプと、この消化汚泥投入ポンプと消化タン
クとの間に設置され投入される汚泥を事前に加熱する熱
交換器と、この熱交換器に温水を供給する温水循環ポン
プと、温度差計算部からの出力信号によって温水循環ポ
ンプの運転を制御する加温制御器と、を具備してなる汚
泥消化制御装置、及び、投入された汚泥を処理する消化
タンクの上部温度を検出する上部温度検出器と、消化タ
ンクの中間温度を検出する中間部温度検出器と、この中
間部温度検出器からの中間部温度値と上部温度検出器か
らの上部温度値との温度差を算出する温度差計算部と、
消化タンクに汚泥を投入する消化汚泥投入ポンプと、消
化タンクの中に汚泥を攪拌する攪拌機と、この攪拌機の
回転速度を調節する可変速装置と、温度差計算部からの
出力信号によって可変速装置の運転を制御する攪拌制御
器と、を具備してなる汚泥消化制御装置である。
【0006】
【作用】本発明の汚泥消化制御装置においては、投入さ
れた汚泥を処理する消化タンクの上部温度を検出し、消
化タンクの中間部温度を検出し、中間部温度検出器から
の中間部温度値と上部温度検出器からの上部温度値との
温度差を算出し、消化タンクに汚泥を投入する消化汚泥
投入ポンプと消化タンクとの間に熱交換器を設置して投
入される汚泥を事前に加熱し、消水循環ポンプで熱交換
器に温水を供給し、温度差計算部からの出力信号によっ
て温水循環ポンプの運転を制御する。
【0007】又、本発明の汚泥消化制御装置において
は、投入された汚泥を処理する消化タンクの上部温度を
検出し、消化タンクの中間部温度を検出し、中間部温度
検出器からの中間部温度値と上部温度検出器からの上部
温度値との温度差を算出し、消化汚泥投入ポンプで消化
タンクに汚泥を投入し、攪拌機で消化タンクの中の汚泥
を攪拌し、可変速装置で攪拌機の回転速度を調節し、温
度差計算部からの出力信号によって可変速装置の運転を
制御する。
【0008】
【実施例】次に本発明の一実施例を説明する。図1は、
投入された汚泥を処理する消化タンク6の上部温度を検
出する上部温度検出器1と、消化タンク6の中間部温度
を検出する中間部温度検出器2と、中間部温度検出器2
からの中間部温度値T2 と上部温度検出器1からの上部
温度値T1 との温度差を算出する温度差計算部3と、消
化タンク6に汚泥を投入する消化汚泥投入ポンプ8と、
消化汚泥投入ポンプ8と消化タンク6との間に設置され
投入される汚泥を事前に加熱する熱交換器5と、この熱
交換器5に温水を供給する温水循環ポンプ13と、温度
差計算部3からの出力信号PV1 によって温水循環ポン
プ13の運転を制御する加温制御器4と、を具備してな
る汚泥消化制御装置を示している。
【0009】また、図2は、投入された汚泥を処理する
消化タンク6の上部温度を検出する上部温度検出器1
と、消化タンク6の中間部温度を検出する中間部温度検
出器2と、中間部温度検出器2からの中間部温度値T2
と上部温度検出器1からの上部温度値T2 との温度差を
算出する温度差計算部3と、消化タンク6に汚泥を投入
する消化汚泥投入ポンプ8と、消化タンク6の中の汚泥
を攪拌する攪拌機9と、攪拌機9の回転速度を調節する
可変速装置10と、温度差計算部3からの出力信号によ
って可変速装置10の運転を制御する攪拌制御器11
と、を具備してなる汚泥消化制御装置を示している。
【0010】即ち、本発明の実施例は、卵形の消化タン
ク6の上部、中間部の温度検出によりその温度差を計算
する部分と、その温度差により、熱交換器5に投入する
温水の可温信号を直線的(リニア)に出す加温制御器4
と、同じ温度差信号により、攪拌機9の回転速度をリニ
アに制御する攪拌制御器11とから構成される高温汚泥
消化制御装置であり、消化タンク6の上部、中間部の検
出温度から、温度差を計算し、その偏差の大小に応じて
熱交換器5に投入する温水の加温を行い。その温水の熱
交換により投入汚泥の温度を調節し、タンク内の汚泥を
最適消化温度に保つ。又は、その偏差の大小に応じて消
化タンク内の攪拌機9の回転速度を調節することでタン
ク内の汚泥の対流を効率良くする。
【0011】このように温度差の大小を利用してリニア
に投入汚泥の温度かつ攪拌を行うことで、タンク内の温
度差を極力押さえ、かつ、最適消化温度に保つことで高
効率の汚泥消化が可能となる。
【0012】そして、高温汚泥消化制御装置は、消化タ
ンク上部温度検出器、消化タンク中間部温度検出部の温
度から、温度差計算部3を介して温度偏差PV1 を得
る。これを加温制御部へ入力する。又、加温制御部で予
め与えられた関数及び設定値SV1 より、温水加温量M
1 を推定し、このMV1 により、熱交換器5にて、投
入汚泥と熱交換を行う温水の温度を上下して投入汚泥の
温度を調節し、又、加温制御部より出力された温度偏差
PV2 を攪拌制御部へ入力し、攪拌制御部で予め与えら
れた関数及び設定値SV2 より攪拌機回転速度MV2
推定し、この攪拌機回転速度MV2 は攪拌機9の可変速
装置へ入力され、攪拌機9の回転数をリニアに変えるも
のである。従って、上記の制御は、次の様に定式化でき
る。即ち、温度偏差PV1 ,PV2 が大きければ、温水
加温量MV1 、攪拌機回転速度MV2 を大きくし、その
結果、投入汚泥の温度を高め、タンク内の汚泥の対流を
強める。
【0013】又、温度偏差PV1 ,PV2 が小さければ
温水加温量MV1 、攪拌機回転速度MV2 を小さくし、
その結果、投入汚泥の温度及び汚泥の対流を現状維持に
保つようにする。但し、汚泥の消化最適温度が存在する
ため、その温度補正を設定値SV1 ,SV2 で行うもの
である。
【0014】尚、実施例では、下水処理プラントの消化
汚泥プロセスに本システムを適用したが、他に学術研究
分野での温度に依存する水生微生物を培養、生物反応装
置等への展開も可能である。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、卵形消化タンク内の汚
泥の温度偏差を小さくすることができ、汚泥の温度を最
適消化温度に保ち、管理することが可能となり、下水処
理場の汚泥の消化プロセスにおける汚泥の消化効率を高
めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す汚泥消化制御装置の構
成図である。
【符号の説明】
1…上部温度検出器 2…中間部温度検出器 3…温度差計算部 4…加熱制御器 5…熱交換器 6…消化タンク 9…撹拌機 10…可変速装置 11…撹拌制御器 13…温水循環ポンプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投入された汚泥を処理する消化タンクの
    上部温度を検出する上部温度検出器と、前記消化タンク
    の中間部温度を検出する中間部温度検出器と、この中間
    部温度検出器からの中間部温度値と前記上部温度検出器
    からの上部温度値との温度差を算出する温度差計算部
    と、前記消化タンクに汚泥を投入する消化汚泥投入ポン
    プと、この消化汚泥投入ポンプと前記消化タンクとの間
    に設置され前記投入される汚泥を事前に加熱する熱交換
    器と、この熱交換器に温水を供給する温水循環ポンプ
    と、前記温度差計算部からの出力信号によって前記温水
    循環ポンプの運転を制御する加温制御器と、を具備して
    なる汚泥消化制御装置。
  2. 【請求項2】 投入された汚泥を処理する消化タンクの
    上部温度を検出する上部温度検出器と、前記消化タンク
    の中間部温度を検出する中間部温度検出器と、この中間
    部温度検出器からの中間部温度値と前記上部温度検出器
    からの上部温度値との温度差を算出する温度差計算部
    と、前記消化タンクに汚泥を投入する消化汚泥投入ポン
    プと、前記消化タンクの中の汚泥を攪拌する攪拌機と、
    この攪拌機の回転速度を調節する可変速装置と、前記温
    度差試算部からの出力信号によって前記可変速装置の運
    転を制御する攪拌制御器と、を具備してなる汚泥消化制
    御装置。
JP808792A 1992-01-21 1992-01-21 汚泥消化制御装置 Pending JPH05192697A (ja)

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