JPH05191744A - テレビジョン信号処理回路 - Google Patents
テレビジョン信号処理回路Info
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- JPH05191744A JPH05191744A JP4003306A JP330692A JPH05191744A JP H05191744 A JPH05191744 A JP H05191744A JP 4003306 A JP4003306 A JP 4003306A JP 330692 A JP330692 A JP 330692A JP H05191744 A JPH05191744 A JP H05191744A
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- nicam
- signal
- qpsk
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 1つのNICAM復調回路構成で複数のNI
CAM放送を受信する。 【構成】 I−NICAM用BPF7とB/G−NIC
AM用BPF12からの夫々の搬送波に重畳されている
QPSK信号成分が、第1のスイッチ14の切換え接点
A,Bと周波数弁別回路13に夫々供給され、I−NI
CAM放送受信時には“H”、B/G−NICAM放送
受信時には“L”レベルが第1第2のスイッチ14,1
5の制御端子に夫々供給される。レベルが“H”のとき
は夫々のスイッチの切換え接点をA側に、“L”レベル
のときはB側に切替える。第1のスイッチ14にて選択
された搬送波に重畳のQPSK信号成分が切換え支点C
を介しQPSK復調回路8に供給され、第2のスイッチ
15にて選択された搬送周波数に対応した発振子によ
り、該搬送波に重畳されているQPSK信号成分が復調
されPCM音声信号となって出力される。
CAM放送を受信する。 【構成】 I−NICAM用BPF7とB/G−NIC
AM用BPF12からの夫々の搬送波に重畳されている
QPSK信号成分が、第1のスイッチ14の切換え接点
A,Bと周波数弁別回路13に夫々供給され、I−NI
CAM放送受信時には“H”、B/G−NICAM放送
受信時には“L”レベルが第1第2のスイッチ14,1
5の制御端子に夫々供給される。レベルが“H”のとき
は夫々のスイッチの切換え接点をA側に、“L”レベル
のときはB側に切替える。第1のスイッチ14にて選択
された搬送波に重畳のQPSK信号成分が切換え支点C
を介しQPSK復調回路8に供給され、第2のスイッチ
15にて選択された搬送周波数に対応した発振子によ
り、該搬送波に重畳されているQPSK信号成分が復調
されPCM音声信号となって出力される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、NICAM音声多重方
式のテレビジョン放送を受信するテレビジョン受像機の
テレビジョン信号処理回路に係り、複数のNICAM信
号を自動的に判別するテレビジョン信号処理回路に関す
る。
式のテレビジョン放送を受信するテレビジョン受像機の
テレビジョン信号処理回路に係り、複数のNICAM信
号を自動的に判別するテレビジョン信号処理回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン信号の音声多重方式として
は、日本方式のFM−FM方式と、(旧)西独方式の2
キャリアFM方式と、米国方式のBTSC( Broadcast
Television System Committee)方式と、英国方式のN
ICAM( Near instantaneous Compand Audio Multip
lex )方式等が開発されている。例えばNICAM方式
を採用している国の中で、英国,香港等では、搬送周波
数 6.552 MHzのI−NICAM放送が行われ、スペ
イン,シンガポール等では、搬送周波数 5.85 MHzの
B/G−NICAM放送が行われている。
は、日本方式のFM−FM方式と、(旧)西独方式の2
キャリアFM方式と、米国方式のBTSC( Broadcast
Television System Committee)方式と、英国方式のN
ICAM( Near instantaneous Compand Audio Multip
lex )方式等が開発されている。例えばNICAM方式
を採用している国の中で、英国,香港等では、搬送周波
数 6.552 MHzのI−NICAM放送が行われ、スペ
イン,シンガポール等では、搬送周波数 5.85 MHzの
B/G−NICAM放送が行われている。
【0003】図4はこのようなNICAM方式の内、I
−NICAM方式のテレビジョン放送を受信する従来の
テレビジョン受像機のテレビジョン信号処理回路を示す
ブロック図である。図4において、アンテナで受信され
たI−NICAM放送のRF(高周波)信号はチューナ
1で第1中間周波数に変換された後、この第1中間周波
数はVIF(ビデオ中間周波数)用表面波フィルタ2
と、SIF(サウンド中間周波数)用表面波フィルタ3
とに夫々供給される。
−NICAM方式のテレビジョン放送を受信する従来の
テレビジョン受像機のテレビジョン信号処理回路を示す
ブロック図である。図4において、アンテナで受信され
たI−NICAM放送のRF(高周波)信号はチューナ
1で第1中間周波数に変換された後、この第1中間周波
数はVIF(ビデオ中間周波数)用表面波フィルタ2
と、SIF(サウンド中間周波数)用表面波フィルタ3
とに夫々供給される。
【0004】前記VIF用表面波フィルタ2で映像信号
成分が抽出され、次段のビデオ検波回路4で検波されて
映像信号が復元されると共に、前記SIF用表面波フィ
ルタ3でFM信号成分及びQPSK(4相位相変調)信
号成分からなる音声信号成分が抽出され、この音声信号
成分はSIF検波回路5で第2中間周波数に変換され
る。
成分が抽出され、次段のビデオ検波回路4で検波されて
映像信号が復元されると共に、前記SIF用表面波フィ
ルタ3でFM信号成分及びQPSK(4相位相変調)信
号成分からなる音声信号成分が抽出され、この音声信号
成分はSIF検波回路5で第2中間周波数に変換され
る。
【0005】この第2中間周波数の内、6 MHzの搬送
波に重畳されている前記FM信号成分はFM検波回路6
で検波されFM音声信号として出力される。一方、I−
NICAM用バンドパスフィルタ(BPF)7で前記F
M信号成分等の不要成分は除去され、 6.552 MHzの
搬送波に重畳されているQPSK信号から成る音声信号
成分のみが抽出され、 6.552 MHzの発振子8aを持
つたQPSK復調回路8で前記QPSK信号から成る音
声信号成分が復調され、インターリーブされたPCM音
声信号となって出力される。
波に重畳されている前記FM信号成分はFM検波回路6
で検波されFM音声信号として出力される。一方、I−
NICAM用バンドパスフィルタ(BPF)7で前記F
M信号成分等の不要成分は除去され、 6.552 MHzの
搬送波に重畳されているQPSK信号から成る音声信号
成分のみが抽出され、 6.552 MHzの発振子8aを持
つたQPSK復調回路8で前記QPSK信号から成る音
声信号成分が復調され、インターリーブされたPCM音
声信号となって出力される。
【0006】そして、前記PCM音声信号はPCMデコ
ーダ10でRAM9のデータによりデコードされインタ
ーリーブ前の2進コードの左右チャンネルのPCM音声
信号となり、更にこのPCM音声信号はD/Aコンバー
タ11によりアナログ信号に変換されPCM音声信号と
なる。またPCMデコーダ10では、音声データのデコ
ードだけでなく、NICAM信号の有無が判別され、受
信モードの判別信号として図示しない回路に供給され
る。
ーダ10でRAM9のデータによりデコードされインタ
ーリーブ前の2進コードの左右チャンネルのPCM音声
信号となり、更にこのPCM音声信号はD/Aコンバー
タ11によりアナログ信号に変換されPCM音声信号と
なる。またPCMデコーダ10では、音声データのデコ
ードだけでなく、NICAM信号の有無が判別され、受
信モードの判別信号として図示しない回路に供給され
る。
【0007】またスペイン,シンガポール等で使用され
るB/G−NICAM放送を受信するテレビ受信機の場
合は、前記BPF7と発振子8aを 5.85 MHz用に夫
々入替えて構成される。ところで、従来のテレビジョン
信号処理回路では、I−NICAM放送とB/G−NI
CAM放送を受信する場合には、夫々のNICAM復調
回路構成を備えた受信機が別々に必要となっている。
るB/G−NICAM放送を受信するテレビ受信機の場
合は、前記BPF7と発振子8aを 5.85 MHz用に夫
々入替えて構成される。ところで、従来のテレビジョン
信号処理回路では、I−NICAM放送とB/G−NI
CAM放送を受信する場合には、夫々のNICAM復調
回路構成を備えた受信機が別々に必要となっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
テレビジョン信号処理回路では、1つのNICAM復調
回路構成でI−NICAM放送とB/G−NICAM放
送の夫々を受信できない不都合があった。そこで本発明
は上記の問題を解決すべく、1つのNICAM復調回路
構成で夫々のNICAM放送の受信ができるテレビジョ
ン信号処理回路を提供することを目的とする。
テレビジョン信号処理回路では、1つのNICAM復調
回路構成でI−NICAM放送とB/G−NICAM放
送の夫々を受信できない不都合があった。そこで本発明
は上記の問題を解決すべく、1つのNICAM復調回路
構成で夫々のNICAM放送の受信ができるテレビジョ
ン信号処理回路を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明に
よるテレビジョン信号処理回路は、異なるNICAM搬
送周波数を有する複数のテレビジョン放送信号を選択的
に受信可能なテレビジョン信号処理回路であって、前記
テレビジョン放送信号を第1中間周波数に周波数変換す
る手段と、前記第1中間周波数のうちFM信号成分及び
QPSK信号成分からなる音声信号成分を抽出するフィ
ルタと、前記フィルタからのFM信号成分及びQPSK
信号成分からなる音声信号成分のうちQPSK信号成分
を第2中間周波数に変換する検波回路と、前記検波回路
から出力される第1の搬送波に重畳しているQPSK信
号成分を通過させる第1の帯域通過フィルタと、前記検
波回路から出力される第2の搬送波に重畳しているQP
SK信号成分を通過させる第2の帯域通過フィルタと、
前記異なる搬送周波数に適合した第1,第2の発振子を
備え前記第1の帯域通過フィルタまたは前記第2の帯域
通過フィルタからのQPSK信号成分をPCM音声信号
に復調するQPSK復調手段と、前記異なる周波数を搬
送波とするNICAM信号に対して前記第1の帯域通過
フィルタの出力と前記第2の帯域通過フィルタの出力と
を選択的に切換え前記QPSK復調手段に供給する第1
の切換手段と、前記異なる周波数を搬送波とするNIC
AM信号に対して前記QPSK復調手段の第1,第2の
発振子を選択的に切換える第2の切換手段と、前記第1
と第2の帯域通過フィルタの出力周波数を検出すること
により、受信中のNICAM信号を判別し、その判別信
号にて前記第1,第2の切換手段を切換制御する手段と
を具備したことを特徴とする。
よるテレビジョン信号処理回路は、異なるNICAM搬
送周波数を有する複数のテレビジョン放送信号を選択的
に受信可能なテレビジョン信号処理回路であって、前記
テレビジョン放送信号を第1中間周波数に周波数変換す
る手段と、前記第1中間周波数のうちFM信号成分及び
QPSK信号成分からなる音声信号成分を抽出するフィ
ルタと、前記フィルタからのFM信号成分及びQPSK
信号成分からなる音声信号成分のうちQPSK信号成分
を第2中間周波数に変換する検波回路と、前記検波回路
から出力される第1の搬送波に重畳しているQPSK信
号成分を通過させる第1の帯域通過フィルタと、前記検
波回路から出力される第2の搬送波に重畳しているQP
SK信号成分を通過させる第2の帯域通過フィルタと、
前記異なる搬送周波数に適合した第1,第2の発振子を
備え前記第1の帯域通過フィルタまたは前記第2の帯域
通過フィルタからのQPSK信号成分をPCM音声信号
に復調するQPSK復調手段と、前記異なる周波数を搬
送波とするNICAM信号に対して前記第1の帯域通過
フィルタの出力と前記第2の帯域通過フィルタの出力と
を選択的に切換え前記QPSK復調手段に供給する第1
の切換手段と、前記異なる周波数を搬送波とするNIC
AM信号に対して前記QPSK復調手段の第1,第2の
発振子を選択的に切換える第2の切換手段と、前記第1
と第2の帯域通過フィルタの出力周波数を検出すること
により、受信中のNICAM信号を判別し、その判別信
号にて前記第1,第2の切換手段を切換制御する手段と
を具備したことを特徴とする。
【0010】請求項2記載の本発明によるテレビジョン
信号処理回路は、異なるNICAM搬送周波数を有する
複数のテレビジョン放送信号を選択的に受信可能なテレ
ビジョン信号処理回路であって、前記テレビジョン放送
信号を第1中間周波数に周波数変換する手段と、前記第
1中間周波数のうちFM信号成分及びQPSK信号成分
からなる音声信号成分を抽出するフィルタと、前記フィ
ルタからのFM信号成分及びQPSK信号成分からなる
音声信号成分のうちQPSK信号成分を第2中間周波数
に変換する検波回路と、前記検波回路から出力される第
1の搬送波に重畳しているQPSK信号成分を通過させ
る第1の帯域通過フィルタと、前記検波回路から出力さ
れる第2の搬送波に重畳しているQPSK信号成分を通
過させる第2の帯域通過フィルタと、前記異なる搬送周
波数に適合した第1,第2の発振子を備え前記第1の帯
域通過フィルタまたは前記第2の帯域通過フィルタから
のQPSK信号成分をPCM音声信号に復調するQPS
K復調手段と、前記QPSK復調手段からの出力される
PCM音声信号からNICAM信号の有無を判定する判
別手段と、前記異なる周波数を搬送波とするNICAM
信号に対して前記第1の帯域通過フィルタの出力と前記
第2の帯域通過フィルタの出力とを選択的に切換え前記
QPSK復調手段に供給する第1の切換手段と、前記異
なる周波数を搬送波とするNICAM信号に対して前記
QPSK復調手段の第1,第2の発振子を選択的に切換
える第2の切換手段と、前記第1,第2の切換手段を一
定時間の間隔をおいて繰返し切換え前記判別手段からの
NICAM信号の有無により前記第1,第2の切換手段
の切換を中止または切換続行するように切換制御する手
段とを具備したことを特徴とする。
信号処理回路は、異なるNICAM搬送周波数を有する
複数のテレビジョン放送信号を選択的に受信可能なテレ
ビジョン信号処理回路であって、前記テレビジョン放送
信号を第1中間周波数に周波数変換する手段と、前記第
1中間周波数のうちFM信号成分及びQPSK信号成分
からなる音声信号成分を抽出するフィルタと、前記フィ
ルタからのFM信号成分及びQPSK信号成分からなる
音声信号成分のうちQPSK信号成分を第2中間周波数
に変換する検波回路と、前記検波回路から出力される第
1の搬送波に重畳しているQPSK信号成分を通過させ
る第1の帯域通過フィルタと、前記検波回路から出力さ
れる第2の搬送波に重畳しているQPSK信号成分を通
過させる第2の帯域通過フィルタと、前記異なる搬送周
波数に適合した第1,第2の発振子を備え前記第1の帯
域通過フィルタまたは前記第2の帯域通過フィルタから
のQPSK信号成分をPCM音声信号に復調するQPS
K復調手段と、前記QPSK復調手段からの出力される
PCM音声信号からNICAM信号の有無を判定する判
別手段と、前記異なる周波数を搬送波とするNICAM
信号に対して前記第1の帯域通過フィルタの出力と前記
第2の帯域通過フィルタの出力とを選択的に切換え前記
QPSK復調手段に供給する第1の切換手段と、前記異
なる周波数を搬送波とするNICAM信号に対して前記
QPSK復調手段の第1,第2の発振子を選択的に切換
える第2の切換手段と、前記第1,第2の切換手段を一
定時間の間隔をおいて繰返し切換え前記判別手段からの
NICAM信号の有無により前記第1,第2の切換手段
の切換を中止または切換続行するように切換制御する手
段とを具備したことを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明においては、現在放送されている放送方
式がI−NICAM放送であるかB/G−NICAM放
送であるかを検知させ、その検知内容で回路の一部を自
動切換することにより、夫々のNICAM放送の受信を
1つのNICAM復調回路の構成にすることができる。
式がI−NICAM放送であるかB/G−NICAM放
送であるかを検知させ、その検知内容で回路の一部を自
動切換することにより、夫々のNICAM放送の受信を
1つのNICAM復調回路の構成にすることができる。
【0012】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
1は本発明に係わるテレビジョン信号処理回路の一実施
例を示すブロック図である。
1は本発明に係わるテレビジョン信号処理回路の一実施
例を示すブロック図である。
【0013】この図1に示す実施例では、図4に示す従
来のI−NICAM用テレビジョン信号処理回路にB/
G−NICAM用BPF12と、B/G−NICAM用
第2の発振子8bと、I−NICAM用BPF7又はB
/G−NICAM用BPF12からの入力信号の周波数
を直流電圧に変換する周波数弁別回路13と、この周波
数弁別回路13で変換された直流電圧の値によりI−N
ICAM用BPF7とB/G−NICAM用BPF12
の出力を切換える第1のスイッチ14と、上記周波数弁
別回路13で変換された直流電圧値によりQPSK復調
回路8に接続されているI−NICAM用発振子8aと
B/G−NICAM用発振子8bを切換えるための第2
のスイッチ15を備えたものであり、その他の構成は図
4と同様であり対応する要素および部分には同符号を付
して示してある。
来のI−NICAM用テレビジョン信号処理回路にB/
G−NICAM用BPF12と、B/G−NICAM用
第2の発振子8bと、I−NICAM用BPF7又はB
/G−NICAM用BPF12からの入力信号の周波数
を直流電圧に変換する周波数弁別回路13と、この周波
数弁別回路13で変換された直流電圧の値によりI−N
ICAM用BPF7とB/G−NICAM用BPF12
の出力を切換える第1のスイッチ14と、上記周波数弁
別回路13で変換された直流電圧値によりQPSK復調
回路8に接続されているI−NICAM用発振子8aと
B/G−NICAM用発振子8bを切換えるための第2
のスイッチ15を備えたものであり、その他の構成は図
4と同様であり対応する要素および部分には同符号を付
して示してある。
【0014】図2は横軸に入力周波数を縦軸に出力電圧
を示した周波数弁別回路13の動作図である。周波数弁
別回路13は入力される周波数が 6.552 MHz(I−
NICAMで用いられる搬送周波数)であれば出力をハ
イ(“H”)レベルにし、また入力される周波数が 5.8
5 MHz(B/G−NICAMで用いられる搬送周波
数)であれば出力をロー(“L”)レベルにする特性を
備えている。
を示した周波数弁別回路13の動作図である。周波数弁
別回路13は入力される周波数が 6.552 MHz(I−
NICAMで用いられる搬送周波数)であれば出力をハ
イ(“H”)レベルにし、また入力される周波数が 5.8
5 MHz(B/G−NICAMで用いられる搬送周波
数)であれば出力をロー(“L”)レベルにする特性を
備えている。
【0015】次に、上記図1のテレビジョン信号処理回
路の動作を説明する。NICAM放送のRF信号はチュ
ーナ1で第一中間周波数に変換された後、この第一中間
周波数信号はVIF用表面波フィルタ2と、SIF用表
面波フィルタ3に夫々供給される。前記VIF用表面波
フィルタ2で映像信号成分が抽出され、次段のビデオ検
波回路4で検波されて映像信号が復元されると共に、前
記SIF用表面波フィルタ3でFM信号成分及びQPS
K(4相位相変調)信号成分からなる音声信号成分が抽
出され、この音声信号成分はSIF検波回路5で第2中
間周波数に変換される。この第2中間周波数の内、6M
Hzの搬送波に重畳されている前記FM信号成分はFM検
波回路6で検波されFM音声信号として出力される。こ
こまでは従来例と同じである。
路の動作を説明する。NICAM放送のRF信号はチュ
ーナ1で第一中間周波数に変換された後、この第一中間
周波数信号はVIF用表面波フィルタ2と、SIF用表
面波フィルタ3に夫々供給される。前記VIF用表面波
フィルタ2で映像信号成分が抽出され、次段のビデオ検
波回路4で検波されて映像信号が復元されると共に、前
記SIF用表面波フィルタ3でFM信号成分及びQPS
K(4相位相変調)信号成分からなる音声信号成分が抽
出され、この音声信号成分はSIF検波回路5で第2中
間周波数に変換される。この第2中間周波数の内、6M
Hzの搬送波に重畳されている前記FM信号成分はFM検
波回路6で検波されFM音声信号として出力される。こ
こまでは従来例と同じである。
【0016】第2中間周波数に変換されたFM信号成分
及びQPSK信号成分からなる音声信号成分は、I−N
ICAM用BPF7とB/G−NICAM用BPF12
とに夫々供給される。例えばI−NICAM放送受信時
であればI−NICAM用BPF7で前記FM信号成分
等の不要成分が除去され、 6.552 MHzの搬送波に重
畳されている前記QPSK信号成分のみが第1のスイッ
チ14の入力端子Aと周波数弁別回路13とに供給され
る。B/G−NICAM用BPF12からは搬送周波数
の相違により出力されない。
及びQPSK信号成分からなる音声信号成分は、I−N
ICAM用BPF7とB/G−NICAM用BPF12
とに夫々供給される。例えばI−NICAM放送受信時
であればI−NICAM用BPF7で前記FM信号成分
等の不要成分が除去され、 6.552 MHzの搬送波に重
畳されている前記QPSK信号成分のみが第1のスイッ
チ14の入力端子Aと周波数弁別回路13とに供給され
る。B/G−NICAM用BPF12からは搬送周波数
の相違により出力されない。
【0017】周波数弁別回路13に供給された前記QP
SK信号成分により“H”レベルとなった出力が、第1
のスイッチ14と第2のスイッチ15の制御端子に供給
され、切換接点が夫々A側に切替わる。第1のスイッチ
14の切換接点がA側に切替わると、I−NICAM用
BPF7からの前記QPSK信号成分が第1のスイッチ
14の切換接点A−Cを通り、QPSK復調回路8に供
給される。ここで、第2のスイッチ15の切換接点がA
側に切替わっていることにより 6.552 MHzの第1の
発振子8aが作動し、QPSK復調回路8にて 6.552 M
HZの搬送波に重畳されている前記QPSK信号成分のみ
が復調され、インターリーブされたPCM音声信号とな
りPCMデコーダ10に供給される。
SK信号成分により“H”レベルとなった出力が、第1
のスイッチ14と第2のスイッチ15の制御端子に供給
され、切換接点が夫々A側に切替わる。第1のスイッチ
14の切換接点がA側に切替わると、I−NICAM用
BPF7からの前記QPSK信号成分が第1のスイッチ
14の切換接点A−Cを通り、QPSK復調回路8に供
給される。ここで、第2のスイッチ15の切換接点がA
側に切替わっていることにより 6.552 MHzの第1の
発振子8aが作動し、QPSK復調回路8にて 6.552 M
HZの搬送波に重畳されている前記QPSK信号成分のみ
が復調され、インターリーブされたPCM音声信号とな
りPCMデコーダ10に供給される。
【0018】以下従来例と同じ動作であり、前記PCM
音声信号はPCMデコーダ10でRAM9のデータ内容
によりデコードされ、更にインターリーブ前の2進コー
ドのPCM音声信号となり、更にこのPCM音声信号は
D/Aコンバータ11によりアナログ信号に変換され左
右チャンネルのPCM音声信号となり図示しない回路に
出力される。
音声信号はPCMデコーダ10でRAM9のデータ内容
によりデコードされ、更にインターリーブ前の2進コー
ドのPCM音声信号となり、更にこのPCM音声信号は
D/Aコンバータ11によりアナログ信号に変換され左
右チャンネルのPCM音声信号となり図示しない回路に
出力される。
【0019】次に、B/G−NICAM放送受信時であ
れば、I−NICAM用BPF7とB/G−NICAM
用BPF12とに夫々供給された第2中間周波数に変換
されたFM信号成分、及びQPSK信号成分からなる音
声信号成分はB/G−NICAM用BPF12にて前記
FM信号成分等の不要成分が除去され、 5.85 MHzの
搬送波に重畳されている前記QPSK信号成分のみが第
1のスイッチ14の入力端子Bと周波数弁別回路13と
に供給される。ここでI−NICAM用BPF7からは
出力されない。周波数弁別回路13に供給された前記Q
PSK信号成分により“L”レベルとなった出力が、第
1のスイッチ14と第2のスイッチ15の制御端子に供
給され、切換接点が夫々B側に切替わる。
れば、I−NICAM用BPF7とB/G−NICAM
用BPF12とに夫々供給された第2中間周波数に変換
されたFM信号成分、及びQPSK信号成分からなる音
声信号成分はB/G−NICAM用BPF12にて前記
FM信号成分等の不要成分が除去され、 5.85 MHzの
搬送波に重畳されている前記QPSK信号成分のみが第
1のスイッチ14の入力端子Bと周波数弁別回路13と
に供給される。ここでI−NICAM用BPF7からは
出力されない。周波数弁別回路13に供給された前記Q
PSK信号成分により“L”レベルとなった出力が、第
1のスイッチ14と第2のスイッチ15の制御端子に供
給され、切換接点が夫々B側に切替わる。
【0020】第1のスイッチ14の切換接点がB側に切
替わると、B/G−NICAM用BPF12からの前記
QPSK信号成分が第1のスイッチ14の切換接点B−
Cを通り、QPSK復調回路8に供給される。ここで、
第2のスイッチ15の切換接点がB側に切替わっている
ことにより、 5.85 MHzの第2の発振子8bが作動
し、QPSK復調回路8で 5.85 MHzの搬送波に重畳
されている前記QPSK信号成分のみが復調され、イン
ターリーブされたPCM音声信号となってPCMデコー
ダ10に供給される。以下I−NICAM放送受信時と
同じ動作となり、PCMデコーダ10に供給された前記
PCM音声信号はRAM9のデータ内容によりデコード
され、更にインターリーブ前の2進コードのPCM音声
信号となり、更にこのPCM音声信号はD/Aコンバー
タ11によりアナログ信号に変換され、左右チャンネル
のPCM音声信号となり図示しない回路に出力される。
替わると、B/G−NICAM用BPF12からの前記
QPSK信号成分が第1のスイッチ14の切換接点B−
Cを通り、QPSK復調回路8に供給される。ここで、
第2のスイッチ15の切換接点がB側に切替わっている
ことにより、 5.85 MHzの第2の発振子8bが作動
し、QPSK復調回路8で 5.85 MHzの搬送波に重畳
されている前記QPSK信号成分のみが復調され、イン
ターリーブされたPCM音声信号となってPCMデコー
ダ10に供給される。以下I−NICAM放送受信時と
同じ動作となり、PCMデコーダ10に供給された前記
PCM音声信号はRAM9のデータ内容によりデコード
され、更にインターリーブ前の2進コードのPCM音声
信号となり、更にこのPCM音声信号はD/Aコンバー
タ11によりアナログ信号に変換され、左右チャンネル
のPCM音声信号となり図示しない回路に出力される。
【0021】即ち、周波数弁別回路13にて、I−NI
CAM用BPF7又は、B/G−NICAM用BPF1
2からの前記QPSK信号成分の搬送周波数を検出し、
その夫々の搬送周波数の有無によって現在行われている
NICAM放送がI−NICAM放送又は、B/G−N
ICAM放送のいずれであるかを判断され、その搬送周
波数を“H”又は、“L”レベル信号に変換し、第1の
スイッチ14と第2のスイッチ15の制御端子に供給さ
れることにより、第1のスイッチ14と第2のスイッチ
15とが夫々切換えられ、自動的にI−NICAM放送
受信用回路又は、B/G−NICAM放送受信用回路が
構成されるのである。
CAM用BPF7又は、B/G−NICAM用BPF1
2からの前記QPSK信号成分の搬送周波数を検出し、
その夫々の搬送周波数の有無によって現在行われている
NICAM放送がI−NICAM放送又は、B/G−N
ICAM放送のいずれであるかを判断され、その搬送周
波数を“H”又は、“L”レベル信号に変換し、第1の
スイッチ14と第2のスイッチ15の制御端子に供給さ
れることにより、第1のスイッチ14と第2のスイッチ
15とが夫々切換えられ、自動的にI−NICAM放送
受信用回路又は、B/G−NICAM放送受信用回路が
構成されるのである。
【0022】図3は本発明に係るテレビジョン信号処理
回路の他の実施例を示すブロック図である。図3におい
て、本回路における実施例では、図1に示すテレビジョ
ン信号処理回路の周波数弁別回路13をマイクロコンピ
ュータ16に置き換え、PCMデコーダ10からの判別
信号を上記マイクロコンピュータ16に供給し、この判
別信号により前記マイクロコンピュータ16にて前記第
1のスイッチ14と前記第2のスイッチ15を制御する
ように構成したものである。その他の構成は図1と同様
であり対応する要素および部分には同符号を付して示し
てある。
回路の他の実施例を示すブロック図である。図3におい
て、本回路における実施例では、図1に示すテレビジョ
ン信号処理回路の周波数弁別回路13をマイクロコンピ
ュータ16に置き換え、PCMデコーダ10からの判別
信号を上記マイクロコンピュータ16に供給し、この判
別信号により前記マイクロコンピュータ16にて前記第
1のスイッチ14と前記第2のスイッチ15を制御する
ように構成したものである。その他の構成は図1と同様
であり対応する要素および部分には同符号を付して示し
てある。
【0023】例えばI−NICAM放送受信時であれば
I−NICAM用BPF7で前記FM信号成分の不要成
分が除去され、 6.552 MHzの搬送波に重畳されてい
る前記QPSK信号成分のみが第1のスイッチ14の入
力端子Aに供給される。ここでB/G−NICAM用B
PF12からは出力されない。
I−NICAM用BPF7で前記FM信号成分の不要成
分が除去され、 6.552 MHzの搬送波に重畳されてい
る前記QPSK信号成分のみが第1のスイッチ14の入
力端子Aに供給される。ここでB/G−NICAM用B
PF12からは出力されない。
【0024】ここで、マイクロコンピュータ16は、テ
レビ受像機の電源投入時又は、テレビ受像機の電源投入
後のチャンネル選択時において、その出力が一定周期ご
とに“H”レベル又は,“L”レベルと交互に繰返さ
れ、それが第1のスイッチ14と第2のスイッチ15の
制御端子に供給される。第1のスイッチ14と第2のス
イッチ15は入力信号が“H”レベル信号であれば切換
え接点をA側に切換え、“L”レベル信号であれば切換
え接点をB側に切換える。
レビ受像機の電源投入時又は、テレビ受像機の電源投入
後のチャンネル選択時において、その出力が一定周期ご
とに“H”レベル又は,“L”レベルと交互に繰返さ
れ、それが第1のスイッチ14と第2のスイッチ15の
制御端子に供給される。第1のスイッチ14と第2のス
イッチ15は入力信号が“H”レベル信号であれば切換
え接点をA側に切換え、“L”レベル信号であれば切換
え接点をB側に切換える。
【0025】マイクロコンピュータ16により第1のス
イッチ14の切換え接点は、一定周期ごとにA側または
B側と切換が繰返されており、A側に切替わった瞬間に
I−NICAM用BPF7からの 6.552 MHzの搬送
波に重畳されている前記QPSK信号成分が接点A−C
を通り、QPSK復調回路8に供給される。ここで、第
2のスイッチ15の切換接点が第1のスイッチ14の切
換接点と同時期にA側に切替わった瞬間に 6.552 MH
zの第1の発振子8aが作動し、QPSK復調回路8に
て 6.552 MHzの搬送波に重畳されている前記QPS
K信号成分のみが復調され、インターリーブされたPC
M音声信号となり、PCMデコーダ10に供給される。
イッチ14の切換え接点は、一定周期ごとにA側または
B側と切換が繰返されており、A側に切替わった瞬間に
I−NICAM用BPF7からの 6.552 MHzの搬送
波に重畳されている前記QPSK信号成分が接点A−C
を通り、QPSK復調回路8に供給される。ここで、第
2のスイッチ15の切換接点が第1のスイッチ14の切
換接点と同時期にA側に切替わった瞬間に 6.552 MH
zの第1の発振子8aが作動し、QPSK復調回路8に
て 6.552 MHzの搬送波に重畳されている前記QPS
K信号成分のみが復調され、インターリーブされたPC
M音声信号となり、PCMデコーダ10に供給される。
【0026】PCMデコーダ10でインターリーブされ
たPCM音声信号は、RAM9のデータ内容によりデコ
ードされ、更にインターリーブ前の2進コードのPCM
音声信号となって、D/Aコンバータ11に供給される
と共に、PCMデコーダ10に該搬送波が供給されたこ
とによりNICAM信号の有りと判別され、受信モード
の判別信号として図示しない回路と、マイクロコンピュ
ータ16に供給される。
たPCM音声信号は、RAM9のデータ内容によりデコ
ードされ、更にインターリーブ前の2進コードのPCM
音声信号となって、D/Aコンバータ11に供給される
と共に、PCMデコーダ10に該搬送波が供給されたこ
とによりNICAM信号の有りと判別され、受信モード
の判別信号として図示しない回路と、マイクロコンピュ
ータ16に供給される。
【0027】マイクロコンピュータ16に判別信号有り
の情報が供給されることによって、マイクロコンピュー
タ16は、第1のスイッチ14と第2のスイッチ15の
次への切換えを中止し、以後、テレビ受像機のチャンネ
ル切換え等により、PCMデコーダ10の判別信号が信
号無し(NICAM放送受信無し)となるまでそれぞれ
のスイッチを固定とし、I−NICAM放送を受信し続
ける。以下図1の実施例と同じ動作であり、D/Aコン
バータ11に供給された前記PCM音声信号はここでア
ナログ信号に変換され左右チャンネルのPCM音声信号
となり図示しない回路に出力される。
の情報が供給されることによって、マイクロコンピュー
タ16は、第1のスイッチ14と第2のスイッチ15の
次への切換えを中止し、以後、テレビ受像機のチャンネ
ル切換え等により、PCMデコーダ10の判別信号が信
号無し(NICAM放送受信無し)となるまでそれぞれ
のスイッチを固定とし、I−NICAM放送を受信し続
ける。以下図1の実施例と同じ動作であり、D/Aコン
バータ11に供給された前記PCM音声信号はここでア
ナログ信号に変換され左右チャンネルのPCM音声信号
となり図示しない回路に出力される。
【0028】次に、B/G−NICAM放送受信時であ
れば、I−NICAM用BPF7とB/G−NICAM
用BPF12とに夫々供給された第2中間周波数に変換
されたFM信号成分、及びQPSK信号成分からなる音
声信号成分はB/G−NICAM用BPF12にて前記
FM信号成分の不要成分が除去され、 5.85 MHzの搬
送波に重畳されている前記QPSK信号成分のみが第1
のスイッチ14の入力端子Bに供給される。ここでI−
NICAM用BPF7からは出力されない。
れば、I−NICAM用BPF7とB/G−NICAM
用BPF12とに夫々供給された第2中間周波数に変換
されたFM信号成分、及びQPSK信号成分からなる音
声信号成分はB/G−NICAM用BPF12にて前記
FM信号成分の不要成分が除去され、 5.85 MHzの搬
送波に重畳されている前記QPSK信号成分のみが第1
のスイッチ14の入力端子Bに供給される。ここでI−
NICAM用BPF7からは出力されない。
【0029】ここで、マイクロコンピュータ16は、I
−NICAM放送受信時と同じく、テレビ受像機の電源
投入時又は、テレビ受像機の電源投入後のチャンネル選
択時において、マイクロコンピュータ16の出力が、一
定周期ごとに“H”レベル又は,“L”レベルと繰返さ
れ、第1のスイッチ14と第2のスイッチ15の制御端
子に供給される。第1のスイッチ14と第2のスイッチ
15は入力信号が“H”レベルであれば切換え接点をA
側に切替え、また“L”レベルであれば切換え接点をB
側に切替える。
−NICAM放送受信時と同じく、テレビ受像機の電源
投入時又は、テレビ受像機の電源投入後のチャンネル選
択時において、マイクロコンピュータ16の出力が、一
定周期ごとに“H”レベル又は,“L”レベルと繰返さ
れ、第1のスイッチ14と第2のスイッチ15の制御端
子に供給される。第1のスイッチ14と第2のスイッチ
15は入力信号が“H”レベルであれば切換え接点をA
側に切替え、また“L”レベルであれば切換え接点をB
側に切替える。
【0030】マイクロコンピュータ16により第1のス
イッチ14は、切換え接点が一定周期ごとにA側または
B側と切換を繰返しており、B側に切替わった瞬間にB
/G−NICAM用BPF12からの 5.85 MHzの搬
送波に重畳されている前記QPSK信号成分が接点B−
Cを通り、QPSK復調回路8に供給される。ここで、
第2のスイッチ15の切換接点が第1のスイッチ14の
切換接点と同時期にB側に切替わった瞬間に 5.85 MH
zの第2の発振子8bが作動し、QPSK復調回路8に
て 5.85 MHzの搬送波に重畳されている前記QPSK
信号成分のみが復調され、インターリーブされたPCM
音声信号となり、PCMデコーダ10に供給される。
イッチ14は、切換え接点が一定周期ごとにA側または
B側と切換を繰返しており、B側に切替わった瞬間にB
/G−NICAM用BPF12からの 5.85 MHzの搬
送波に重畳されている前記QPSK信号成分が接点B−
Cを通り、QPSK復調回路8に供給される。ここで、
第2のスイッチ15の切換接点が第1のスイッチ14の
切換接点と同時期にB側に切替わった瞬間に 5.85 MH
zの第2の発振子8bが作動し、QPSK復調回路8に
て 5.85 MHzの搬送波に重畳されている前記QPSK
信号成分のみが復調され、インターリーブされたPCM
音声信号となり、PCMデコーダ10に供給される。
【0031】PCMデコーダ10でインターリーブされ
たPCM音声信号は、RAM9のデータ内容によりデコ
ードされ、更にインターリーブ前の2進コードのPCM
音声信号となって、D/Aコンバータ11に供給され
る。またPCMデコーダ10に該搬送波が供給されたこ
とによりNICAM信号が有が判別され、受信モードの
判別信号として図示しない回路とマイクロコンピュータ
16とに供給される。
たPCM音声信号は、RAM9のデータ内容によりデコ
ードされ、更にインターリーブ前の2進コードのPCM
音声信号となって、D/Aコンバータ11に供給され
る。またPCMデコーダ10に該搬送波が供給されたこ
とによりNICAM信号が有が判別され、受信モードの
判別信号として図示しない回路とマイクロコンピュータ
16とに供給される。
【0032】マイクロコンピュータ16にNICAM信
号有りの情報が供給されることによって、マイクロコン
ピュータ16は、第1のスイッチ14と第2のスイッチ
15の次への切換えを中止し、以後、テレビ受像機のチ
ャンネル切換え等により、PCMデコーダ10の判別信
号が信号無し(NICAM放送受信無し)となるまで夫
々のスイッチを固定とし、B/G−NICAM放送を受
信続ける。
号有りの情報が供給されることによって、マイクロコン
ピュータ16は、第1のスイッチ14と第2のスイッチ
15の次への切換えを中止し、以後、テレビ受像機のチ
ャンネル切換え等により、PCMデコーダ10の判別信
号が信号無し(NICAM放送受信無し)となるまで夫
々のスイッチを固定とし、B/G−NICAM放送を受
信続ける。
【0033】即ち、テレビ受像機の電源オン時、又は、
テレビ受像機のチャンネル切換え時等にマイクロコンピ
ュータ16にて、第1のスイッチ14と第2のスイッチ
15の制御端子に“H”又は、“L”レベル信号を交互
に供給することによって、夫々のスイッチの接点をAか
らBに、次に、BからAにと一定周期ごとに交互に切換
られ、PCMデコーダ10から得られる判別信号の信号
有(NICAM放送有)時点で、マイクロコンピュータ
16からの第1のスイッチ14と第2のスイッチ15の
制御端子に供給する制御信号を固定することにより、I
−NICAM用BPF7又は、B/G−NICAM用B
PF12から出力される前記QPSK信号成分を次段に
供給することによって、自動的にI−NICAM放送受
信用回路又は、B/G−NICAM放送受信用回路が構
成されるのである。
テレビ受像機のチャンネル切換え時等にマイクロコンピ
ュータ16にて、第1のスイッチ14と第2のスイッチ
15の制御端子に“H”又は、“L”レベル信号を交互
に供給することによって、夫々のスイッチの接点をAか
らBに、次に、BからAにと一定周期ごとに交互に切換
られ、PCMデコーダ10から得られる判別信号の信号
有(NICAM放送有)時点で、マイクロコンピュータ
16からの第1のスイッチ14と第2のスイッチ15の
制御端子に供給する制御信号を固定することにより、I
−NICAM用BPF7又は、B/G−NICAM用B
PF12から出力される前記QPSK信号成分を次段に
供給することによって、自動的にI−NICAM放送受
信用回路又は、B/G−NICAM放送受信用回路が構
成されるのである。
【0034】以下図1の実施例と同じであり、D/Aコ
ンバータ11に供給された前記PCM音声信号はここで
アナログ信号に変換され左右チャンネルのPCM音声信
号となり図示しない回路に出力される。
ンバータ11に供給された前記PCM音声信号はここで
アナログ信号に変換され左右チャンネルのPCM音声信
号となり図示しない回路に出力される。
【0035】尚、上記実施例の図3では第1のスイッチ
14と第2のスイッチ15の制御にマイクロコンピュー
タ16を使用した一例を示したが、夫々のスイッチの制
御に双安定マルチバイブレータ等を用いたハードウエア
ー構成も可能である。また、上記実施例の図1および図
3ではI−NICAM用とB/G−NICAM用に夫々
BPFを設け、その出力をスイッチにて切換えている
が、1つのBPFにて、その中心周波数を切換えられる
ようにする方法も可能である。
14と第2のスイッチ15の制御にマイクロコンピュー
タ16を使用した一例を示したが、夫々のスイッチの制
御に双安定マルチバイブレータ等を用いたハードウエア
ー構成も可能である。また、上記実施例の図1および図
3ではI−NICAM用とB/G−NICAM用に夫々
BPFを設け、その出力をスイッチにて切換えている
が、1つのBPFにて、その中心周波数を切換えられる
ようにする方法も可能である。
【0036】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、I−NI
CAM用とB/G−NICAM用に夫々NICAM復調
回路を設けることなく、1つのNICAM復調回路構成
でI−NICAM放送とB/G−NICAM放送の夫々
の放送を自動選択受信できる。
CAM用とB/G−NICAM用に夫々NICAM復調
回路を設けることなく、1つのNICAM復調回路構成
でI−NICAM放送とB/G−NICAM放送の夫々
の放送を自動選択受信できる。
【図1】本発明に係るテレビジョン信号処理回路の一実
施例を示すブロック図。
施例を示すブロック図。
【図2】図1の動作を説明する特性図。
【図3】本発明に係るテレビジョン信号処理回路の他の
実施例を示すブロック図。
実施例を示すブロック図。
【図4】従来のテレビジョン信号処理回路を示すブロッ
ク図。
ク図。
7…I−NICAM用BPF 8…QPSK復調回路 8a…第1の発振子 8b…第2の発振子 10…PCMデコーダ 12…B/G−NICAM用BPF 13…周波数弁別回路 14…第1のスイッチ 15…第2のスイッチ
Claims (2)
- 【請求項1】 異なるNICAM搬送周波数を有する複
数のテレビジョン放送信号を選択的に受信可能なテレビ
ジョン信号処理回路であって、 前記テレビジョン放送信号を第1中間周波数に周波数変
換する手段と、 前記第1中間周波数のうちFM信号成分及びQPSK信
号成分からなる音声信号成分を抽出するフィルタと、 前記フィルタからのFM信号成分及びQPSK信号成分
からなる音声信号成分のうちQPSK信号成分を第2中
間周波数に変換する検波回路と、 前記検波回路から出力される第1の搬送波に重畳してい
るQPSK信号成分を通過させる第1の帯域通過フィル
タと、 前記検波回路から出力される第2の搬送波に重畳してい
るQPSK信号成分を通過させる第2の帯域通過フィル
タと、 前記異なる搬送周波数に適合した第1,第2の発振子を
備え前記第1の帯域通過フィルタまたは前記第2の帯域
通過フィルタからのQPSK信号成分をPCM音声信号
に復調するQPSK復調手段と、 前記異なる周波数を搬送波とするNICAM信号に対し
て前記第1の帯域通過フィルタの出力と前記第2の帯域
通過フィルタの出力とを選択的に切換え前記QPSK復
調手段に供給する第1の切換手段と、 前記異なる周波数を搬送波とするNICAM信号に対し
て前記QPSK復調手段の第1,第2の発振子を選択的
に切換える第2の切換手段と、 前記第1と第2の帯域通過フィルタの出力周波数を検出
することにより、受信中のNICAM信号を判別し、そ
の判別信号にて前記第1,第2の切換手段を切換制御す
る手段と、 を具備したテレビジョン信号処理回路 - 【請求項2】 異なるNICAM搬送周波数を有する複
数のテレビジョン放送信号を選択的に受信可能なテレビ
ジョン信号処理回路であって、 前記テレビジョン放送信号を第1中間周波数に周波数変
換する手段と、 前記第1中間周波数のうちFM信号成分及びQPSK信
号成分からなる音声信号成分を抽出するフィルタと、 前記フィルタからのFM信号成分及びQPSK信号成分
からなる音声信号成分のうちQPSK信号成分を第2中
間周波数に変換する検波回路と、 前記検波回路から出力される第1の搬送波に重畳してい
るQPSK信号成分を通過させる第1の帯域通過フィル
タと、 前記検波回路から出力される第2の搬送波に重畳してい
るQPSK信号成分を通過させる第2の帯域通過フィル
タと、 前記異なる搬送周波数に適合した第1,第2の発振子を
備え前記第1の帯域通過フィルタまたは前記第2の帯域
通過フィルタからのQPSK信号成分をPCM音声信号
に復調するQPSK復調手段と、 前記QPSK復調手段からの出力されるPCM音声信号
からNICAM信号の有無を判定する判別手段と、 前記異なる周波数を搬送波とするNICAM信号に対し
て前記第1の帯域通過フィルタの出力と前記第2の帯域
通過フィルタの出力とを選択的に切換え前記QPSK復
調手段に供給する第1の切換手段と、 前記異なる周波数を搬送波とするNICAM信号に対し
て前記QPSK復調手段の第1,第2の発振子を選択的
に切換える第2の切換手段と、 前記第1,第2の切換手段を一定時間の間隔をおいて繰
返し切換え前記判別手段からのNICAM信号の有無に
より前記第1,第2の切換手段の切換を中止または切換
続行するように切換制御する手段と、 を具備した請求項1記載のテレビジョン信号処理回路
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4003306A JPH05191744A (ja) | 1992-01-10 | 1992-01-10 | テレビジョン信号処理回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4003306A JPH05191744A (ja) | 1992-01-10 | 1992-01-10 | テレビジョン信号処理回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05191744A true JPH05191744A (ja) | 1993-07-30 |
Family
ID=11553675
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4003306A Pending JPH05191744A (ja) | 1992-01-10 | 1992-01-10 | テレビジョン信号処理回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05191744A (ja) |
-
1992
- 1992-01-10 JP JP4003306A patent/JPH05191744A/ja active Pending
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