JPH05191670A - フィールド・インデックス回路 - Google Patents

フィールド・インデックス回路

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JPH05191670A
JPH05191670A JP331092A JP331092A JPH05191670A JP H05191670 A JPH05191670 A JP H05191670A JP 331092 A JP331092 A JP 331092A JP 331092 A JP331092 A JP 331092A JP H05191670 A JPH05191670 A JP H05191670A
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JP
Japan
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signal
field
output
standard
flop
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JP331092A
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Inventor
Masayori Sato
正順 佐藤
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 非標準信号に対しても的確にフィールド判別
を行い、スプリアス等の発生の虞れのないフィールド・
インデックス回路を提供する。 【構成】 カウンタ1にてカウントしたコンポジットビ
デオ信号の垂直走査期間における水平同期信号HDの数
をコンパレータ2にて所定の数と比較し、積分回路3及
びDフリップフロップ4を用いて積分した後ラッチする
ことにより、第1、第2フィールドを判別可能な2垂直
走査期間2Vの周期を持つ第1の信号を生成し、コンポ
ジットビデオ信号から得た垂直同期信号VDを2分周
し、2Vの周期を持つ第2の信号を生成する。又、コン
パレータ2の出力に基づき、モノマルチバイブレータ
5,6を用いて判別した、コンポジットビデオ信号が標
準NTSC信号か否かの信号により、スイッチ8を選択
的に切り換え、第1第2の信号を選択出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフィールド判別信号を得
るためのフィールド・インデックス回路に係り、特に液
晶素子等をマトリクス状に配列してなる表示画面をイン
タレース方式により画像表示駆動する場合等に好適なフ
ィールド・インデックス回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、陰極線管(CRT)は、高度情報
化時代における情報表示手段として各分野で利用されて
きた。
【0003】ところが、ここ数年、液晶モジュールを用
いた液晶テレビジョン受像機(以下、液晶テレビとい
う)に関心が集まり、盛んに開発され、商品化がなされ
ている。
【0004】従来の液晶テレビは、液晶モジュール等の
製造条件により、画面サイズが数インチ程度で、垂直画
素数が200〜240画素であり、かつ該液晶モジュー
ルをノンインタレース駆動としている。ノンインタレー
ス駆動の場合、垂直解像度は低下するが、画面サイズが
数インチ程度の液晶テレビにあっては、あまり問題とな
らなかった。
【0005】しかしながら、ここ数年、画面サイズが1
4インチの液晶モジュールが開発されたり、液晶プロジ
ェクターの出現などにより、液晶テレビの分野において
も、大画面化、高精細化が重要な要素となってきてい
る。このため、従来のノンインタレース方式により大画
面の液晶モジュールを駆動する場合、垂直解像度の低下
が大きな問題となっている。
【0006】この問題に対する対策として、液晶モジュ
ールの垂直画素数を440〜480画素にするととも
に、液晶モジュールを駆動する方式をインタレース駆動
あるいは簡易フルライン駆動にする方法がある。
【0007】以下に、このインタレース駆動及び簡易フ
ルライン駆動について簡単に説明する。
【0008】図4(a),(b)は通常のNTSC信号
の垂直同期信号付近を示した図であり、図4(a)は第
1フィールドを、図4(b)は第2フィールドを示して
いる。
【0009】図4(a),(b)において、垂直同期信
号VDの立ち下がりTd、すなわち駆動走査開始から第
1フィールドの絵柄開始までの時間(nH)と、駆動走
査開始から第2フィールドの絵柄開始までの時間(nH
−0.5)とを比較するならば、図4(b)に示す第2
フィールドの方が絵柄開始までの時間が早いことが分か
る。
【0010】図5(a)〜(c)は第1フィールドと第
2フィールドの信号の内容を説明するための説明図であ
る。
【0011】上述したように第2フィールドの方が絵柄
開始までの時間が早いので、図5(a)に示す元の信号
600の内容(Fa,Fbの繰り返し)は、図5(b)
の第1フィールド601の内容(Faのみ)と、図5
(c)の第2フィールド602の内容(Fbのみ)とに
分けられる。
【0012】図6(a)〜(i)はインターレス駆動を
説明するための説明図である。
【0013】ここで、インタレース駆動は、通常のCR
Tを駆動するのと同様である。図6(a)に示す元の信
号700の内容(Fa,Fbの繰り返し)は、図6
(b)の第1フィールド701の内容(Faのみ)と、
図6(c)の第2フィールド702の内容(Fbのみ)
とに分けられる。
【0014】インターレース駆動の1つの方法として、
上記のように分けた第1フィールド701の信号(F
a)を図6(d)に示すように液晶画面の(2n)ライ
ンに、第2フィールド702の信号(Fb)を図6
(e)に示すように(2n−1)ラインに書き込む方式
がある。そして、これをインタレース駆動すると図6
(f)に示すようになる。
【0015】また、インターレース駆動の他の方法とし
て、第1フィールド701の信号(Fa)は図6(g)
に示すように(2n−1)ラインに、第2フィールドの
信号(Fb)は図6(h)に示すように(2n−2)ラ
インに書き込む方式があり、これをインタレース駆動す
ると図6(i)に示すようになる。
【0016】しかしながら、上記インタレース方式にあ
っては、液晶自体にメモリー効果があるため、EDTV
等のフレームメモリー動作と同様に動きのある信号に対
しては、二重像になってしまうという不具合がある。
【0017】この不具合を解決する一つの方法として簡
易フルライン駆動がある。図7(a)〜(i)は簡易フ
ルライン駆動の方法を説明するための説明図である。
【0018】図7(a)に示す元の信号800の内容
(Fa,Fbの繰り返し)は、図7(b)の第1フィー
ルド801の内容(Faのみ)と、図7(c)の第2フ
ィールド802の内容(Fbのみ)とに分けられる。
【0019】簡易フルライン駆動においては、第1フィ
ールドの信号(Fa)を図7(d)に示すように(2
n、2n+1)ラインに、第2フィールドの信号(F
b)を図7(e)に示すように(2n−1、2n)のラ
インに同時に書き込む方法であり、これを簡易フルライ
ン駆動すると図7(f)に示すようになる。
【0020】または、簡易フルライン駆動においては、
第1フィールドの信号(Fa)を図7(g)に示すよう
に(2n−1、2n)ラインに、第2フィールドの信号
を図7(h)に示すように(2n−2、2n−1)ライ
ンに同時に書き込む方法があり、これを簡易フルライン
駆動すると図7(i)に示すようになる。
【0021】図8(a)〜(c)は、ノンインタレース
駆動を示す説明図である。
【0022】このノンインタレース駆動は、図8(a)
に示すように第1フィールドを書き込み、図8(b)に
示すように第2フィールドを書き込みする方法である。
これをノンインタレース駆動すると、図8(c)に示す
ようになる。
【0023】そして、上述したようにインタレース駆
動、あるいは簡易フルライン駆動のライン数が、図8に
示すノンインタレース駆動のライン数と比較して多いこ
とから、垂直解像度を上げることが可能となる。
【0024】しかしながら、インタレース駆動、あるい
は簡易フルライン駆動のいずれにおいても、液晶モジュ
ールに正しく表示させるには、第1フィールドと第2フ
ィールドの上下関係が管理されてなくてはならない。
【0025】図9(a),(b)は、インタレース駆動
において第1フィールドと第2フィールドの上下関係が
損なわれた場合の説明図である。
【0026】インタレース駆動では、第1フィールドと
第2フィールドの上下関係がくずれてしまうと、図9
(a)に示す正しい表示が、図9(b)に示すように画
質を大きく損ねる結果となってしまう。
【0027】図10(a),(b)は、簡易フルライン
駆動において第1フィールドと第2フィールドの上下関
係が損なわれた場合の説明図である。
【0028】簡易フルライン駆動では、第1フィールド
と第2フィールドの上下関係がくずれてしまうと、図1
0(a)に示す正しい表示が、図10(b)に示すよう
に画質を大きく損ねる結果となってしまう。
【0029】したがって、上記インタレース駆動方法あ
るいは簡易フルライン駆動方法を実現するためには、現
在表示している信号が、第1フィールドの信号か、第2
フィールドの信号かを判断する必要があり、フィールド
・インデックス回路の導入が必須となる。
【0030】また、映像信号においては、CD−ROM
からの地図情報など、フィールド間に差異のない信号も
存在する。このような信号に対しても上記駆動方法を動
作させるには、同じラインの重書きを避けるために、フ
ィールド・インデックス回路において任意の第1、第2
フィールドの判別をおこなう必要がある。
【0031】図11は、従来のフィールド・インデック
ス回路の一例を示す回路図である。また、図12(a)
〜(c)はこのフィールド・インデックス回路の動作を
説明するためのタイミングチャートであり、横軸に時刻
tを、縦軸にフィールド・インデックス回路の各部の信
号Sa〜Seを示す。
【0032】図11において、クロックパルスCpは、
水平周波数fhより数μ秒遅れた周波数2fhのパルス
であり、出力信号Seがフィールド検出信号である。ク
ロックパルスCpはDタイプのフリップフロップ120
のクロック端子に入力される。また、水平周波数fh
は、Dタイプのフリップフロップ120のデータ端子、
Dタイプのフリップフロップ121のクロック端子、排
他的論理和回路122の一方の入力端子に入力される。
Dタイプのフリップフロップ120の出力は排他的論理
和回路122の他方の入力端子に入力される。垂直同期
信号VDは、フリップフロップ121,123のデータ
入力端子に導入される。排他的論理和回路122の出力
Saは、フリップフロップ123,124のクロック端
子と、アンド回路126の一方の入力端子に供給され
る。フリップフロップ123の出力Qは、フリップフロ
ップ124のデータ入力端子と、アンド回路125の一
方の入力端子に導入される。フリップフロップ124の
反転出力Q′は、アンド回路125の他方の入力端子に
導入される。アンド回路125の出力Sbは、アンド回
路126の他方の入力端子に導かれる。アンド回路12
6の出力Scは、フリップフロップ127のクロック端
子に入力される。フリップフロップ121の出力Sd
は、フリップフロップ127のデータ入力端子に導かれ
る。フリップフロップ127の出力Seは、フィールド
検出信号として出力される。
【0033】このような回路においては、図12(a)
に示す水平走査周波数fhとこれより数μsec 遅延した
2fhのクロックパルスCpがフリップフロップ120
に入力されると、排他的論理和回路122から信号Sa
が出力される。この信号Saが、フリップフロップ12
3,124のクロックとなり、かつアンド回路126に
入力される。垂直同期信号VDがフリップフロップ12
1,123に入力されると、図12(b)に示すよう
に、フリップフロップ121は水平走査周波数fhの立
ち上がりでラッチされて、フリップフロップ121の出
力Sdが“H”となる。また、アンド回路125の出力
Sbは、フリップフロップ123,124の出力により
パルスSbとなる。このパルスSbは、反転入力付アン
ド回路126に入力される。これによりアンド回路12
6の出力Scはフリップフロップ127に入力されてい
るデータをラッチし、その出力Seを“H”として第1
のフィールドと判定する。
【0034】次に、図12(c)の示すように次のフィ
ールドとなると、それぞれが動作してフリップフロップ
127のラッチを解除して、フリップフロップ127の
出力Seを“L”とする。これによって第2のフィール
ドと判定する。
【0035】したがって、これを繰り返すことにより、
現在のフィールドが第1か、第2かを判定できる。
【0036】しかしながら、上記従来のフィールド・イ
ンデックス回路では、本来第1フィールド、第2フィー
ルドの決定を行う垂直同期信号VD、水平走査周波数信
号fh以外に、クロックCpを必要とする。
【0037】また、上記従来のフィールド・インデック
ス回路では、標準NTSC信号以外の、例えばCD−R
OMからの地図情報のようにフィールド間に差異のない
信号では動作しなかった。
【0038】さらに、フィールド・インデックスを行う
他の手法として、第1フィールド、第2フィールドのそ
れぞれにおいて、垂直同期信号VDから1番最初の水平
同期信号HDまでの時間を検出することにより、第1フ
ィールド、第2フィールドの判定を行う方法もあるが、
時間検出用に高周波のクロックが必要であり、スプリア
ス発生の原因となるという不具合があった。
【0039】
【発明が解決しようとする課題】従来のフィールド・イ
ンデックス回路においては、標準NTSC信号のみの対
応であり、フィールド間に差異のない信号には対応され
ていないという不具合があり、かつフィールドインデッ
クスを行うのに種々の信号が必要であるという欠点があ
った。また、垂直同期信号VDから第1番目の水平同期
信号HDまでの時間を検出する手法を採用した場合、高
周波のクロックが必要となり、このクロックが原因とな
るスプリアス等が発生するという不具合があった。
【0040】本発明は、上述した点に鑑みてなされたも
ので、標準NTSC信号及びフィールド間に差異のない
信号に対しても的確にフィールド判別を行うとともに、
スプリアス等の発生のないフィールド・インデックス回
路を提供することを目的とする。
【0041】
【課題を解決するための手段】本発明のフィールド・イ
ンデックス回路は、コンポジットビデオ信号の垂直走査
期間における水平同期信号の数をカウントするカウント
手段と、このカウント手段のカウント数を所定の数と比
較する比較手段と、この比較手段の出力を積分した後ラ
ッチすることにより、第1フィールドと第2フィールド
を判別することが可能な2垂直走査期間の周期を持つ第
1の信号を出力する手段と、前記コンポジットビデオ信
号から得た垂直同期信号を2分周し、2垂直走査期間の
周期を持つ第2の信号を出力する手段と、前記比較手段
の出力に基づいて、コンポジットビデオ信号が、標準N
TSC信号か、フィールド間に差異のない非標準信号か
を判別する判別手段と、この判別手段からの判別信号に
より、標準NTSC信号のときは前記第1の信号を選択
出力し、非標準信号のときは前記第2の信号を選択出力
する切換手段とを具備したことを特徴とする。
【0042】
【作用】上記構成によれば、標準NTSC信号のとき
は、切換手段によりフィールド判別情報を持った第1の
信号が得られ、非標準信号(例えば、CD ROMによ
る地図情報など)のときは、フィールド毎に反転する第
2の信号が的確に得られる。上記構成では、垂直同期信
号VDから1番目の水平同期信号HDまでの時間検出の
ための高周波クロックを要せず、標準NTSC信号、ま
たはフィールド間に差異の無い非標準信号に対するフィ
ールド判別情報を得ることができる。
【0043】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。図1は本発明の一実施例のフィ―ルド・インデッ
クス回路を示す回路図である。
【0044】図1において、カウンタ1は、コンポジッ
トビデオ信号から分離した垂直同期信号VD毎に、水平
同期信号HDの数をカウントする。但し、垂直同期信号
VDは、図示しない同期分離回路で同期分離され、ディ
レ―タイムτ0 を持つ。このτ0 は、 0.5H<τ0 <1
H となっている。Hは1水平走査期間である。このカ
ウンタ1のカウント数を、コンパレ―タ2にて所定の数
(1フィ―ルド期間における水平同期信号HDの数26
2)と比較する。前記カウント数は、第1フィ―ルドで
は263、第2フィ―ルドでは262となる。従って、
コンパレ―タ2は、第1フィ―ルドの終了に近い期間で
のみ、ハイレベル信号を出力する。この比較出力(ハイ
レベル信号)を積分回路3にて積分することにより、信
号の立上がり時間を若干遅らせるように調整し、その積
分信号をDタイプのフリップフロップ4のD入力端に入
力しラッチする。フリップフロップ4のクロックCKと
しては前記垂直同期信号VDを使用する。フリップフロ
ップ4からは、第1フィールド期間にロ―レベルで第2
フィールド期間にハイレベルを示す2垂直走査期間(2
V)の周期を持ったフィ―ルド判別信号が出力される。
このフィールド判別信号はスイッチ8の入力端Hに供給
される。
【0045】一方、前記のコンポジットビデオ信号から
同期分離された垂直同期信号VDをDタイプのフリップ
フロップ7のクロック入力端CKに入力する。フリップ
フロップ7は反転出力端Q′と入力端Dが共通に接続さ
れている。フリップフロップ7の出力端Qからは、垂直
同期信号VDが2分周された2垂直走査期間(2V)の
周期を持つ信号が出力される。この信号は1Vごとに反
転する信号であり、スイッチ8の入力端Lに供給され
る。
【0046】また一方、モノマルチバイブレータ5,6
はコンポジットビデオ信号が、標準NTSC信号か、フ
ィールド間に差異のない非標準信号かを判別する判別手
段を構成しており、標準NTSC信号のときは判別信号
としてハイレベル信号を、非標準信号のときは判別信号
としてローレベル信号を出力する。コンパレータ2の比
較出力はトリガ信号としてモノマルチバイブレータ5に
入力され、その反転出力端Q′の出力はトリガ信号とし
てモノマルチバイブレータ6に入力され、その非反転出
力端Qの出力が判別信号として出力され、前記スイッチ
8の切換信号として使用される。モノマルチバイブレー
タ5,6はそれぞれトリガ信号ごとに一定時間幅τ1 ,
τ2 のパルスを出力する。ここで、τ1 =R1・C1 ,1
V<τ1<2Vで、τ2 =R2・C2 ,2V<τ2 <3V
である。
【0047】スイッチ8は、モノマルチバイブレータ6
からの判別信号により、標準NTSC信号のときは入力
端Hのフィールド判別信号を選択的に出力し、非標準信
号のときは入力端Lの信号を選択的に出力する。
【0048】次に、図2及び図3を参照して動作を説明
する。コンポジットビデオ信号から同期分離された水平
同期信号HDはクロックCKとして、又同期分離された
垂直同期信号VD(ローレベルパルス)はクリアパルス
CL′として、カウンタ1に入力される。標準NTSC
信号においては、1フレーム=525Hなので、クリア
パルスである垂直同期信号VDは、カウンタ1が263
又は262数えた所で、クリアする。カウンタ1の出力
はコンパレータ2に入力される。コンパレータ2の基準
値は262に設定しておく。
【0049】図2に示すように、第1フィールドは、
0.5H<τ0 <1Hの関係より、カウンタ1は263
まで数えてクリアされ、又第2フィールドは262を数
えてクリアされる。その結果、コンパレータ2のA>2
62の出力端子には、第1フィールドの時は、カウント
263から垂直同期信号VDでクリアされるまでの間ハ
イレベルの信号が出力され、又第2フィールドの時は、
カウントは262までしか数えないので、図2,図3
(a) に示すように第1フィールドの終了に近い期間にの
みパルスが立つ信号Saが得られる。この信号Saのハ
イレベル期間のタイミングと垂直同期信号VDの立ち下
がりのタイミングが一致するように、信号Saのハイレ
ベル期間のタイミングを積分回路3で遅らせる。信号S
aを積分回路3を通した信号がSbである。この積分信
号SbはDタイプのフリップフロップ4の入力端Dに入
力され、クロック端子CKには垂直同期信号VDが入力
される。従って、フリップフロップ4の出力端には、第
1フィールドの時はローレベル、第2フィールドの時は
ハイレベルとなるような、フィールド判別情報を持った
信号Scが得られる(図2参照)。この時、モノマルチ
バイブレータ5,6において、モノマルチバイブレータ
5のτ1 は1V<τ1 <2V、モノマルチバイブレータ
6のτ2 は2V<τ2 <3Vのように設定してあるの
で、図3(a) に示すようにモノマルチバイブレータ6の
出力Seとしてハイレベル信号が得られる。これによ
り、スイッチ8は入力端子H側に接続されるので、スイ
ッチ8の出力信号Sgとしてフィールド情報を持った信
号が出力される。
【0050】次に、非標準信号(例えばCD ROMの
地図情報のように第1フィールド,第2フィールドの区
別のない信号)が入力された時について、図3(b) ,
(c) を参照して説明する。
【0051】図3(b) は非標準信号でかつ1垂直走査期
間(1V)が1V≦262の時のタイミングチャートを
示す。
【0052】この時は、コンパレータ2の出力Saには
何も出力がなく、モノマルチバイブレータ5の出力Sd
はローレベルとなり、次段のモノマルチバイブレータ6
においても、何もパルスが入力されてないので、出力信
号Seはローレベルとなる。
【0053】図3(c) は非標準信号でかつ1V>262
の時のタイミングチャートを示す。
【0054】この時は、信号Saとして、1V周期のパ
ルスが発生する。ここで、モノマルチバイブレータ5に
おいて、1V<τ1 <2Vとなるように、R2 ,C2 を
設定しておけば、信号Sdはローレベルとなり、モノマ
ルチバイブレータ6の出力信号Seもローレベルとな
る。
【0055】従って、非標準信号の時は、信号Seはロ
ーレベルであり、スイッチ8は入力端Lに接続されるの
で、フリップフロップ7にて作成される1Vごとに交番
している周期2Vの信号Sfがフィールド・インデック
ス信号Sgとして取り出される。
【0056】その結果、標準信号(1フレーム=525
H)においては、フリップフロップ4で作成されるフィ
ールド情報を持った信号が、又非標準信号においては、
フリップフロップ7で作成される周期2Vの交番信号
が、フィールド・インデックス信号Sgとして得られ
る。
【0057】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、垂直
同期信号及び水平同期信号以外にクロックを必要とせ
ず、標準NTSC信号、フィールド間に差異のない非標
準信号に対して確実にフィールド・インデックス信号を
得ることができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のフィールド・インデックス
回路を示す回路図。
【図2】図1の実施例の標準NTSC信号の場合の動作
を説明するためのタイミングチャート。
【図3】図1の実施例において標準NTSC信号及びフ
ィールド間に差異のない非標準信号の場合の動作を説明
するためのタイミングチャート。
【図4】NTSC信号の垂直同期信号付近の説明図。
【図5】第1フィールドと第2フィールド信号の内容を
説明するための説明図。
【図6】インタレース駆動の説明図。
【図7】簡易フルライン駆動の説明図。
【図8】ノンインタレース駆動の説明図。
【図9】インタレース駆動において上下関係が損なわれ
たときの説明図。
【図10】簡易フルライン駆動において上下関係が損な
われたときの説明図。
【図11】従来のフィールド・インデックス回路の一例
を示す回路図。
【図12】図11のフィールド・インデックス回路の動
作を説明するためのタイミングチャート。
【符号の説明】
1…カウンタ(カウント手段) 2…コンパレータ(比較手段) 3…積分回路 4…Dタイプのフリップフロップ 3,4…第1の信号を出力する手段 5…モノマルチバイブレータ 6…モノマルチバイブレータ 5,6…判別手段 7…Dタイプのフリップフロップ(第2の信号を出力す
る手段) 8…スイッチ(切換手段) HD…水平同期信号 VD…垂直同期信号

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンポジットビデオ信号の垂直走査期間に
    おける水平同期信号の数をカウントするカウント手段
    と、 このカウント手段のカウント数を所定の数と比較する比
    較手段と、 この比較手段の出力を積分した後ラッチすることによ
    り、第1フィールドと第2フィールドを判別することが
    可能な2垂直走査期間の周期を持つ第1の信号を出力す
    る手段と、 前記コンポジットビデオ信号から得た垂直同期信号を2
    分周し、2垂直走査期間の周期を持つ第2の信号を出力
    する手段と、 前記比較手段の出力に基づいて、コンポジットビデオ信
    号が、標準NTSC信号か、フィールド間に差異のない
    非標準信号かを判別する判別手段と、 この判別手段からの判別信号により、標準NTSC信号
    のときは前記第1の信号を選択出力し、非標準信号のと
    きは前記第2の信号を選択出力する切換手段とを具備し
    たことを特徴とするフィールド・インデックス回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100492182B1 (ko) * 1997-12-31 2005-08-29 엘지.필립스 엘시디 주식회사 비디오신호용프레임인덱스생성방법및그장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100492182B1 (ko) * 1997-12-31 2005-08-29 엘지.필립스 엘시디 주식회사 비디오신호용프레임인덱스생성방법및그장치

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