JPH05191639A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JPH05191639A
JPH05191639A JP4002361A JP236192A JPH05191639A JP H05191639 A JPH05191639 A JP H05191639A JP 4002361 A JP4002361 A JP 4002361A JP 236192 A JP236192 A JP 236192A JP H05191639 A JPH05191639 A JP H05191639A
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JP
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JP4002361A
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Seita Masano
清太 正能
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Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 擬似輪郭のない滑らかな階調性を有する画像
を低コストで得る。 【構成】 注目画素に対応した多値画素データの下位ビ
ットを、乱数発生器123からの乱数を閾値として比較
器121により2値化し、この2値データと前記多値画
像データの上位ビットを加算器120により加算して量
子化データを求める。求められた量子化データに基づき
2値化誤差補正値を算出し、まだ2値化されていない注
目画素近傍の画素データに加算する。注目画素近傍の2
値化済み2値データから、重み付けROM124からの
n個の異なる重みマスクに基づき、演算器113により
重み付き平均濃度を算出し、n個の重み付き平均濃度を
閾値として比較器116により前記量子化データをそれ
ぞれ2値化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多値画像を量子化処理
し、n値画像の記録を行う画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ドットをON/OFFさせて画像
を記録する装置としては、例えば、インクジェット記録
装置が知られており、この装置は、中間調画像を2値表
示する方式である網点法やディザ法、誤差拡散法等を用
いて多値画像データを量子化処理し、擬似的に中間調記
録を行うようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、2値記録の画
像には、階調性および解像度に限界があり、多値記録装
置に比べて画質が著しく劣っていた。
【0004】本発明の目的は、上記のような問題点を解
決し、擬似輪郭のない滑らかな階調性を有する優れた画
像を低コストで得ることができる画像記録装置を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明は、多値データを量子化し、(n−1)
回の記録によってn値記録を行う画像記録装置におい
て、多値画像を2値化する2値化手段と、前記2値化手
段の処理パラメータを変化させる手段とを有し、毎回2
値化手段の処理パラメータを変えて(n−1)回の2値
化を行い、(n−1)個の2値画像に基づいてn値の画
像を記録することを特徴とする。
【0006】また、本発明は、多値データを量子化し、
(n−1)回の記録によってn値記録を行う画像記録装
置において、多値画像データを(n−1)個のデータに
変換する変換手段と、変換されたデータを2値化する2
値化手段とを有し、変換されたデータを順次2値化し、
(n−1)個の2値画像に基づいてn値の画像を記録す
ることを特徴とする。
【0007】さらに、本発明は、注目画素に対応した多
値画素データの下位ビットをn値が同確率で起こる乱数
を閾値として2値化する第1の2値化手段と、該第1の
2値化手段からの2値データと前記多値画像データの上
位ビットを加算して量子化データを求める量子化手段
と、該量子化手段からの量子化データに基づき2値化誤
差補正値を算出する誤差補正値算出手段と、該算出手段
により算出された2値化誤差補正値をまだ2値化されて
いない注目画素近傍の画素データに加算する加算手段
と、前記注目画素近傍の2値化済み2値データからn個
の異なる重みマスクに基づき重み付き平均濃度を算出す
る平均濃度算出手段と、該算出手段により算出されたn
個の重み付き平均濃度を閾値として前記量子化手段から
の量子化データをそれぞれ2値化する第2の2値化手段
とを備えたことを特徴とする。
【0008】さらにまた、本発明は、多値画像データを
予め定めた異なるn個の濃度特性に応じてデータ変換す
るデータ変換手段と、該データ変換手段により変換して
得られたn個のデータを予め定めたn個の異なる所定の
閾値に基づき2値化する2値化手段とを備えたことを特
徴とする。
【0009】
【作用】本発明では、毎回2値化手段の処理パラメータ
を変えて(n−1)回の2値化を行い、(n−1)個の
2値画像に基づいてn値の画像を記録する。
【0010】また、本発明では、多値画像データを変換
手段により(n−1)個のデータに変換し、変換された
データを2値化手段により順次2値化し、(n−1)個
の2値化画像に基づいてn値の画像を記録する。
【0011】さらに、本発明では、注目画素に対応した
多値画素データの下位ビットを第1の2値化手段により
ランダムに2値化し、第1の2値化手段からの2値デー
タと前記多値画像データの上位ビットを量子化手段によ
り加算して量子化データを求め、量子化手段により求め
られた量子化データに基づき誤差補正値算出手段により
2値化誤差補正値を算出し、算出手段により算出された
2値化誤差補正値をまだ2値化されていない注目画素近
傍の画素データに加算手段により加算し、前記注目画素
近傍の2値化済み2値データからn個の異なる重みマス
クに基づき重み付き平均濃度を平均濃度算出手段により
算出し、算出手段により算出されたn個の重み付き平均
濃度を閾値として第2の2値化手段により前記量子化手
段からの量子化データをそれぞれ2値化する。
【0012】さらにまた、本発明では、多値画像データ
を予め定めた異なるn個の濃度特性に応じてデータ変換
手段によりデータ変換し、データ変換手段により変換し
て得られたn個のデータを予め定めたn個の異なる所定
の閾値に基づき2値化手段により2値化する。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。
【0014】第1実施例図1は本発明の第1実施例を示
す。
【0015】図1において、1は入力センサ部で、CC
D等の光電変換素子およびこれを駆動する駆動装置によ
り構成され、原稿の読取り走査を行うものである。2は
A/D変換部で、入力センサ部1からの信号をディジタ
ル信号に変換するものである。3は補正回路で、光電変
換素子の感度ムラや照明光源の照度ムラを補正するため
のシェーディング補正等を行うものである。4はγ補正
部で、画像データに対する印字特性の補正を行うもので
ある。5は2値化回路で、γ補正部4からの画像データ
を2値化するものである。6はプリンタで、2値化回路
5からの2値画像データに基づき画像を被記録材に記録
するものである。
【0016】図2は図1図示2値化回路5の構成を示
す。
【0017】図において、101,102はラインメモ
リで、2値化された2値画像データを1ライン分記憶す
るものである。103〜112,119はDフリップフ
ロップ(DF/F)で、それぞれ画像データを1画素分
だけ遅延させるものである。124は重み付けROM
で、重みマスクデータを格納するものである。113は
演算器で、重み付けROM124の重みマスクデータに
基づき注目画素周辺の2値画像データから所定領域の重
みつけ平均値を求めるものである。
【0018】122は演算器で、注目画素データを上位
4ビットデータと下位4ビットデータとに分けるもので
ある。123は乱数発生器で、画素ごとに乱数を発生さ
せるものである。121は比較器で、演算器122から
の注目画素の下位ビットデータを乱数発生器123から
の乱数値を閾値として2値化するものである。120は
加算器で、演算器122からの注目画素の上位ビットデ
ータに比較器121により2値化した下位ビットデータ
を加算し、量子化データを出力するものである。
【0019】114は加算器で、加算器120からの量
子化画像データに濃度補正のための誤差データを加算す
るものである。115は減算器で、演算器113から出
力された重み付け平均値と注目画素の量子化データとの
差を演算するものである。116は比較器で、重み付け
平均値と注目画素量子化データを比較するものである。
117は誤差ROMで、減算器115から出力された重
み付け平均値と注目画素多値データとの差に基づき誤差
データを演算するものである。118はラインメモリ
で、誤差データを1ライン分記憶するものである。
【0020】次に、被記録材に重ねて3回記録を行い4
値画像を表現する際の動作を説明する。
【0021】入力センサ部1により読み取られた原稿の
画像データは、A/D変換部2によりディジタルデータ
に変換され、補正回路3によりシェーディング補正等が
行われ、γ補正部4により印字特性の補正が行われ、2
値化回路5により2値化される。
【0022】そして、各記録ごとに、2値化回路5のパ
ラメータを所定の値に変化させ、得られた2値データに
基づき、プリンタ6により、被記録材に重ねて3回記録
を行う。その結果、特性の画素にドットが集中せず、擬
似輪郭のない連続的で滑らかな階調の4値画像が得られ
る。
【0023】次に、注目画素(i,j)を2値化する場
合の動作を詳しく説明する。
【0024】注目画素近傍の2値データから重み付き平
均濃度を演算するには、注目画素以前に2値化の終了し
た画素の2値データをラインメモリ101,102に記
憶し、注目画素を2値化する際に、ラインメモリ102
から1ライン前の2値データB(i+2,j−1)を出
力し、ラインメモリ101から2ライン前の2値データ
B(i+2,j−2)を出力する。それぞれ、DF/F
103〜112により、1画素ずつ遅延させ、注目画素
近傍の2値データを演算器113に出力する。すなわ
ち、DF/F103からB(i+1,j−2)が出力さ
れ、DF/F104からB(i,j−2)が、DF/F
105からB(i−1,j−2)が、DF/F106か
らB(i−2,j−2)が出力される。また、DF/F
107からB(i+1,j−1)が出力され、DF/F
108からB(i,j−1)が、DF/F109からB
(i−1,j−1)が、DF/F110からB(i−
2,j−1)が出力される。さらに、DF/F111か
らB(i−1,j)が出力され、DF/F112からB
(i−2,j)が出力される。
【0025】重み付けROM124には、図3に示すよ
うに、3種類の重み付けマスクデータが記憶されてお
り、演算器113により、第1回目の記録時には、図3
(a)に示す重みマスクに基づき、注目画素近傍の2値
データから重み付き平均濃度値m(i,j)が演算され
る。また、第2回目の記録時には、図3(b)に示す重
みマスクに基づき、さらに、第3回目の記録時には、図
3(c)に示す重みマスクに基づき、平均濃度値m
(i,j)が演算される。したがって、記録ごとに処理
パラメータが変化され、特定の画素にドットが集中しな
くなる。
【0026】一方、注目画素の多値データf(i,j)
が演算器122に入力されると、演算器122により、
8ビット多値データが上位4ビットと下位4ビットデー
タとに分けられる。このうち、下位4ビットデータは、
乱数発生器123により画素ごとに発生された乱数値と
比較器121により比較され2値化される。そして、2
値化された下位データは、加算器120により上位ビッ
トデータと加算され、量子化データh(i,j)が得ら
れる。この量子化データh(i,j)は、加算器114
により、誤差補正データE1 (i,j),E2 (i,
j)と加算され、h(i,j)+E(i,j)が得られ
る。
【0027】ついで、加算器114からのh(i,j)
+E(i,j)と演算器113からの平均濃度値m
(i,j)が比較器116により比較され、比較器11
6から2値データB(i,j)が出力される。2値デー
タB(i,j)は量子化が終了したデータとしてプリン
タ等に送られるとともに、ラインメモリ102やDF/
F111に入力され、以後、2値化を行う画素のための
周辺画素情報となる。
【0028】他方、加算器114からのh(i,j)+
E(i,j)と、演算器113からの平均濃度値m
(i,j)の差が減算器115により演算され、演算し
て得られたh(i,j)+E(i,j)−m(i,j)
が誤差ROM117に入力される。そして、誤差ROM
117により、次式に従って誤差データE1 (i,
j),E2 (i,j)が求められ出力される。
【0029】 E1 (i+1,j)=E2 (i,j+1)={h(i,j)+E(i,j)− m(i,j)}/2 E1 (i+1,j)はDF/F119により1画素分遅
延され、次の画素(i+1,j)に割り付けられ、E2
(i,j+1)はラインメモリ118に記憶され、次の
ラインの画素(i+1,j)に割り付けられる。言い換
えると、注目画素に割り付けられた誤差補正値E(i,
j)は、上述した手法により注目画素の1画素前である
画素(i−1,j)を2値化した際に発生した誤差E1
(i,j)と、注目画素の1ライン前の画素(i,j−
1)を2値化した際に発生した誤差E2 (i,j)との
和、すなわち、 E(i,j)=E1 (i,j)+E2 (i,j) である。
【0030】このように、各画素における処理を全ての
画素に行うという一連の操作をパラメータを変えながら
3回繰り返すことにより、簡単で低コストの処理回路で
擬似輪郭のない階調性と解像度の両立する優れた画像が
得られる。
【0031】第2実施例図4は本発明の第2実施例を示
す。
【0032】図4において、1〜4,6は図1と同一部
分を示す。405〜407はLUTで、図5に示す異な
る曲線に従って画像信号を変換するものである。408
はセレクタで、第1走査の場合はLUT405からの信
号を、第2走査の場合はLUT406からの信号を、第
3走査の場合はLUT407からの信号を選択するもの
である。409は2値化回路で、セレクタ408からの
信号を走査ごとに異なる所定の閾値に基づき2値化する
ものである。
【0033】入力センサ部1により読み取られた原稿の
画像データは、A/D変換部2によりディジタルデータ
に変換され、補正回路3によりシェーディング補正等が
行われ、γ補正部4により印字特性の補正が行われる。
そして、γ補正部4からの画像信号をLUT405〜4
07により変換し、LUT405〜407からの信号を
走査ごとにセレクタ408により選択し、選択された信
号を走査ごとに異なる所定の閾値に基づき2値化回路4
09により2値に量子化し、2値信号に基づきプリンタ
6により3回重ねて記録を行い、各画素を4値で表現す
る。
【0034】このように、濃度を変えて2値化を行うよ
うにしたので、ドットが特定の画素に集中せず、擬似輪
郭のない階調性に優れた画像を得ることができる。
【0035】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0036】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0037】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0038】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0039】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0040】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0041】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0042】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0043】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
上記のように構成したので、擬似輪郭のない滑らかな階
調性を有する優れた画像を低コストで得ることができる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すブロック図である。
【図2】図1図示2値化回路5の構成を示すブロック図
である。
【図3】平均濃度算出用の重み付けマスクの一例を示す
図である。
【図4】本発明の第2実施例を示すブロック図である。
【図5】図4図示LUT405〜407による変換例を
示す図である。
【符号の説明】
1 入力センサ部 2 A/D変換部 3 補正回路 4 γ補正部 5 2値化回路 6 プリンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 15/68 320 A 8420−5L H04N 1/40 103 B 9068−5C // H04N 1/23 101 B 9186−5C

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多値データを量子化し、(n−1)回の
    記録によってn値記録を行う画像記録装置において、 多値画像を2値化する2値化手段と、 前記2値化手段の処理パラメータを変化させる手段とを
    有し、 毎回2値化手段の処理パラメータを変えて(n−1)回
    の2値化を行い、(n−1)個の2値画像に基づいてn
    値の画像を記録することを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 前記2値化手段は、 規格化された一様乱数を発生させる乱数発生手段と、 発生された乱数の値に基づき、画像信号の下位ビットを
    2値化する第1の2値化手段と、 2値化された下位ビット信号値を画像信号の上位ビット
    に加算する演算手段と、 注目画素近傍の2値化済の画像データの重み付き平均値
    を求める平均手段と、 求められた平均値に基づき画像信号の上位ビットを2値
    化する第2の2値化手段と、 2値化した際に発生する濃度誤差を注目画素周辺の末2
    値化画素に配分することにより濃度を保存する補正手段
    を有することを特徴とする請求項1記載の画像記録装
    置。
  3. 【請求項3】 前記処理パラメータを変化させる手段
    は、 注目画素近傍の2値化済画像データの重み付き平均値を
    求める領域を変化させる手段であることを特徴とする請
    求項1記載の画像記録装置。
  4. 【請求項4】 多値データを量子化し、(n−1)回の
    記録によってn値記録を行う画像記録装置において、 多値画像データを(n−1)個のデータに変換する変換
    手段と、 変換されたデータを2値化する2値化手段とを有し、 変換されたデータを順次2値化し、(n−1)個の2値
    画像に基づいてn値の画像を記録することを特徴とする
    画像記録装置。
  5. 【請求項5】 前記変換手段は(n−1)個のデータの
    和が元の多値データに等しくなるようにすることを特徴
    とする請求項4記載の画像記録装置。
  6. 【請求項6】 注目画素に対応した多値画素データの下
    位ビットをランダムに2値化する第1の2値化手段と、 該第1の2値化手段からの2値データと前記多値画像デ
    ータの上位ビットを加算して量子化データを求める量子
    化手段と、 該量子化手段からの量子化データに基づき2値化誤差補
    正値を算出する誤差補正値算出手段と、 該算出手段により算出された2値化誤差補正値をまだ2
    値化されていない注目画素近傍の画素データに加算する
    加算手段と、 前記注目画素近傍の2値化済み2値データからn個の異
    なる重みマスクに基づき重み付き平均濃度を算出する平
    均濃度算出手段と、 該算出手段により算出されたn個の重み付き平均濃度を
    閾値として前記量子化手段からの量子化データをそれぞ
    れ2値化する第2の2値化手段とを備えたことを特徴と
    する画像記録装置。
  7. 【請求項7】 多値画像データを予め定めた異なるn個
    の濃度特性に応じてデータ変換するデータ変換手段と、 該データ変換手段により変換して得られたn個のデータ
    を予め定めたn個の異なる所定の閾値に基づき2値化す
    る2値化手段とを備えたことを特徴とする画像記録装
    置。
  8. 【請求項8】 インクを吐出するための記録ヘッドを有
    し、該記録ヘッドが吐出するインクにより記録を行うこ
    とを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれかの項
    に記載の画像記録装置。
  9. 【請求項9】 前記記録ヘッドは熱エネルギーにより吐
    出されるインクにより記録を行うことを特徴とする請求
    項8記載の画像記録装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000006444A (ja) * 1998-06-26 2000-01-11 Seiko Epson Corp 印刷装置および印刷方法並びに記録媒体

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JP2000006444A (ja) * 1998-06-26 2000-01-11 Seiko Epson Corp 印刷装置および印刷方法並びに記録媒体

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