JPH051914A - 着磁ベクトル補正方法 - Google Patents

着磁ベクトル補正方法

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JPH051914A
JPH051914A JP3153383A JP15338391A JPH051914A JP H051914 A JPH051914 A JP H051914A JP 3153383 A JP3153383 A JP 3153383A JP 15338391 A JP15338391 A JP 15338391A JP H051914 A JPH051914 A JP H051914A
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JP
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vector
magnetization
magnetization vector
instantaneous
magnetized
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JP3153383A
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Masaru Masumoto
優 増本
Satoshi Odakawa
智 小田川
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Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C17/00Compasses; Devices for ascertaining true or magnetic north for navigation or surveying purposes
    • G01C17/38Testing, calibrating, or compensating of compasses

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自立型ナビゲーション装置において車体着磁
が発生したときにその既知の着磁ベクトルから未知の着
磁ベクトルへ補正する方法に関し、ユーザに負担を与え
ることなく微小な着磁ベクトル量の変化を補正して着磁
ベクトル量を検出しうる方法を提供する。 【構成】 基準位置から移動体の着磁状態を示す磁気円
の中心へ向かう着磁ベクトルを検出するステップ101
と、基準位置から移動体の進行方向へ向かう地磁気検出
ベクトルを検出する102と、磁気円の中心から移動体
の進行方向へ向かう瞬時方位ベクトルを算出するステッ
プ103と、瞬時方位ベクトルのベクトルの大きさの過
去の平均値から平均地磁気強度を算出しこの平均地磁気
強度に基づき1以下の正の実数である重み付け係数を算
出するステップ104と、着磁ベクトルを補正するため
の概略瞬時着磁ベクトルを算出するステップ105と、
着磁ベクトルと重み付け係数と概略瞬時着磁ベクトルと
から補正後の着磁ベクトルを算出するステップ106
と、を有して構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、着磁ベクトルを補正す
る方法に係り、より詳しくは、自立型ナビゲーション装
置において車体着磁が発生したときにその既知の着磁ベ
クトルから未知の着磁ベクトルへ補正する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車が踏切、鉄橋等を通過する際に、
それらが発生する磁界によって車体の磁化状態が変化す
ることがある。これを着磁現象又は車体着磁と呼ぶ。図
9に示すように、この着磁現象により自動車に取付けら
れた地磁気センサの出力も磁気円がC1 からC2 へ移動
するような変化を受けたり、あるいは着磁ベクトルがM
1 からM2 へ変化するような着磁を受ける。自立型ナビ
ゲーション装置では、方位ベクトルは常に新たな着磁ベ
クトルから求められなければならないので、着磁前の着
磁ベクトルからそれを算出すると真の方位ベクトルがR
2 であるのに対し見かけ上R1 のようになり方位を誤る
こととなる。ここに、SA は基準点0からの地磁気検出
ベクトルである。
【0003】このような誤りを避けるため、車を1回転
させ新たな着磁ベクトルを求める旋回補正、又は1回転
補正と呼ばれる方法がある。この方法を図10を用いて
説明する。図10に示すように、x方向の着磁量である
x の最大値Vxmaxと、最小値Vxmin、y方向の着磁量
であるVy の最大値Vymaxと、最小値Vyminとがわかれ
ば、磁気円中心Pの座標、すなわち着磁ベクトルMの先
端座標が、
【0004】
【数1】 として求められ、これにより着磁ベクトルMが求められ
るのである。しかし、この方法は自動車を回転させる場
所が必要であり、場所があっても煩雑な手順が必要であ
るなど、ユーザに大きな負担をかけるという欠点を有し
ている。
【0005】そこで、この欠点を解決する補正方法とし
て、角速度センサを併用して新たな着磁ベクトルを求め
る方法が知られている。この方法を図11を用いて説明
する。まず、角速度センサの出力を積分した後、角度出
力vx 、vy に変換して図11(B)に示すように地磁
気センサ平面上にプロットする。
【0006】その点の座標を(vx 、vy )とし、地磁
気センサと角速度センサの偏差を常に監視する。地磁気
センサ出力は図11(A)に示されているので両者の偏
差をそれぞれσx 、σy とすると σx =Vx −vx …(2) σy =Vy −vy …(3) で与えられる。地磁気センサに踏切等の外乱磁界が加わ
らなければ、すなわち異常がなければ、σx =k1 (一
定)、σy =k2 (一定)であるので、σx =0、σy
=0として一旦初期化した後にσx 、σy を監視する。
そこで、σx 、σ y <k(k:スレッショルドを示す定
数)ならば着磁は起きていないとし、σx 、σy ≧kな
らば着磁が起きたと判定する。
【0007】そして、図12に示すように、着磁前の着
磁ベクトルMn-1に偏差ベクトルΣ(成分:σx
σy )を加えたものを新たな着磁ベクトルMn とするの
である。ここに、ベクトル量として、 Mn =Mn-1 +Σ …(4) の関係がある。このように角速度センサを併用方法によ
れば、ユーザに負担をかけることなく新たな着磁ベクト
ルを求めることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この角速度セ
ンサ併用法はスレッショルド値kをどのような値に設定
すればよいかという点に難しさがある。また、σx 、σ
y の値がk未満のときは車体着磁が起きないと仮定した
が、一般に磁性体は、非常に小さな磁界以外ではヒステ
リシス特性を持つため、大なり小なり着磁する。従っ
て、この方法では微小な着磁ベクトル量の変化は修正で
きないという欠点を持つ。
【0009】そこで、本発明は、ユーザに負担を与える
ことなく微小な着磁ベクトル量の変化を補正して着磁ベ
クトル量を検出しうる方法を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、図1に示すように基準位置
から移動体の着磁状態を示す磁気円の中心位置へ向かう
着磁ベクトルMn-1 を検出する着磁ベクトル検出ステッ
プ101と、基準位置から移動体の進行方向へ向かう地
磁気検出ベクトルSn を検出する地磁気検出ベクトル検
出ステップ102と、磁気円の中心位置から移動体の進
行方向へ向かい方向角θmnを有する瞬時方位ベクトルR
n を下記の式 Rn =Sn −Mn-1 により算出する瞬時方位ベクトル算出ステップ103
と、瞬時方位ベクトルRn のベクトルの大きさrn の過
去の平均値から平均地磁気強度ronを算出し、この平均
地磁気強度ronに基づき1以下の正の実数である重み付
け係数hn を算出する係数算出ステップ104と、着磁
ベクトルMn-1 を補正するための概略瞬時着磁ベクトル
n を下記の式 Hn =Sn −ron・exp(jθmn) により算出する概略瞬時着磁ベクトル算出ステップ10
5と、着磁ベクトルMn- 1 と重み付け係数hn と概略瞬
時着磁ベクトルHn とから補正後の着磁ベクトルMn
下記の式 Mn =(1−hn )・Mn-1 +hn ・Hn により算出する補正後着磁ベクトル算出ステップ106
と、を有して構成される。
【0011】また、請求項2記載の発明は、図2に示す
ように基準位置から移動体の着磁状態を示す磁気円の中
心位置へ向かう着磁ベクトルMn-1 を検出する着磁ベク
トル検出ステップ101と、基準位置から移動体の進行
方向へ向かう地磁気検出ベクトルSn を検出する地磁気
検出ベクトル検出ステップ102と、角速度センサから
の出力を取り込み、この角速度センサからの出力に基づ
き地磁気ベクトルとの差である偏差ベクトルΣ(σx
σy )を算出する偏差ベクトル算出ステップ107と、
この偏差ベクトルΣの成分σx 又はσy が所定の値以上
か未満かを判別する判別ステップ108と、この判別ス
テップ108において、偏差ベクトルΣの成分σx 又は
σy が所定の値以上であれば、補正後の着磁ベクトルM
n を下記の式 Mn =Mn-1 +Σ により算出する補正後着磁ベクトル算出ステップ109
と、判別ステップ108において、偏差ベクトルΣの成
分σx 、σy が所定の値未満の場合に、磁気円の中心位
置から前記移動体の進行方向へ向かい方向角θmnを有す
る瞬時方位ベクトルRn を下記の式 Rn =Sn −Mn-1 により算出する瞬時方位ベクトル算出ステップ103
と、瞬時方位ベクトルRn のベクトルの大きさrn の過
去の平均値から平均地磁気強度ronを算出し、この平均
地磁気強度ronに基づき1以下の正の実数である重み付
け係数hn を算出する係数算出ステップ104と、着磁
ベクトルMn-1 を補正するための概略瞬時着磁ベクトル
n を下記の式 Hn =Sn −ron・exp(jθmn) により算出する概略瞬時着磁ベクトル算出ステップ10
5と、着磁ベクトルMn- 1 と重み付け係数hn と概略瞬
時着磁ベクトルHn とから補正後の着磁ベクトルMn
下記の式 Mn =(1−hn )・Mn-1 +hn ・Hn により算出する補正後着磁ベクトル算出ステップ106
と、を有して構成される。
【0012】
【作用】上記構成を有する請求項1記載の発明によれ
ば、容易に測定・検出可能な着磁ベクトルMn-1 と、地
磁気検出ベクトルSn とから瞬時方位ベクトルRn を算
出し、この瞬時方位ベクトルRn のベクトルの大きさr
n の過去の平均値から平均地磁気強度ronを算出し、こ
の平均地磁気強度ronから重み付け係数hn が算出でき
る。そして、Sn とronとベクトルRn の方向角である
θmnとから概略瞬時着磁ベクトルHn を求め、このベク
トルHn とhn とにより着磁ベクトルMn-1 を補正して
真の着磁ベクトルMn を求めることができる。
【0013】また、請求項2記載の発明によれば、角速
度センサからの出力から求められる偏差ベクトルΣの成
分σx 、σy と所定の値との大小関係に応じて、成分σ
x 、σy が所定値以上のときはMn =Mn-1 +Σにより
補正後の着磁ベクトルMn を求めることができる。ま
た、成分σx 、σy が所定値未満のときは請求項1記載
の手順と同様にして、Mn-1 とHn とhn とから補正後
の着磁ベクトルMn を算出することができる。
【0014】
【実施例】次に、本発明の好適な実施例を図面に基づい
て説明する。第1実施例 図3乃至図5に、本発明の第1実施例を示す。まず、図
3に示すように、既知の着磁ベクトルをMn-1 とし、求
めようとする新たな未知の着磁ベクトルをMn とする。
この場合、方位ベクトルとしては、瞬時の方位ベクトル
n が、 Rn =rn ・exp(jθmn) …(5) (rn :ベクトルの大きさ、θmn:ベクトルの方位)と
して、平均方位ベクトルRonが、 Ron=ron・exp(jθon) …(6) (ron:大きさ、θon:方位) として考えられる。瞬時の方位ベクトルRn は磁気的な
外乱によって、その大きさと方位が大きく変化するベク
トルである。また平均方位ベクトルRonは「平均」と表
現したように方位も大きさも急激に変化しないベクトル
で「平均的には正しい方位を示す」と考えられるベクト
ルである。
【0015】ここで概略瞬時の着磁ベクトルという考え
方を導入する。これを図示のようにHn とすると、観測
や測定により検出できる地磁気検出ベクトルはSn なの
で、図3より、 Sn =Hn +ron・exp(jθmn) …(7) の関係があるから、 Hn =Sn −ron・exp(jθmn) …(8) となる。
【0016】すなわち、概略瞬時の着磁ベクトルH
n は、検出ベクトルSn から、方位としては瞬時方位ベ
クトルRn の方位θmnを、大きさとして平均方位ベクト
ルRonの大きさronをもつベクトルron・exp(jθ
mn)を差引いたものと言うことができる。
【0017】そして、求めようとする着磁ベクトルMn
は、既知の着磁ベクトルMn-1 と上記の概略瞬時の着磁
ベクトルHn とから、重み付け係数hn (hn :0≦h
n ≦1なる実数)を変数とすると下記の式で与えられ
る。 Mn =(1−hn )・Mn-1 +hn ・Hn …(9) この場合、r′on、ronを、それぞれrn の過去数回、
又はそれ以上の回数求めた値の平均値として、hn
(rn −ron)、又は(r′on−ron)に比例するよう
に、すなわち磁気的な外乱が大きいときは1に近づき、
外乱が小さく安定なときは0に近づくように選ぶ。例え
ばhn は次の式で与えられるようにする。 hn =(1−γ)・hn-1 +γ・|(r′on−ron)/ron| …(10) ここで、γは定数、例えば0.005などの値であり、
n の初期値h0 は1とする。rn 、r′on、ronおよ
びhn の経時変化を図4に示す。
【0018】図4に示すように、hn は磁気状態によっ
て変化するので、Mn も同時に変化する。すなわち、外
乱が大きいときはMnはHn に重みが増し、安定なとき
はM n-1 に重みが増すようになっている。
【0019】上記の例では過去の平均値r′on、ron
用いたが、もちろんこれはronのみを用いてもよい。こ
の場合は、 hn =(1−γ)・hn-1 +γ・|(r′n −ron)/ron| …(11) として算出することができる。このr′on、ronは平均
値であるが、単なる平均値以外にも r′on(1−hn-1 )・r′on-1+hn-1 ・rn …(12) ron=(1−hn-1 )・ron-1+hn-1 ・r′on …(13) としてもよい。
【0020】この場合r′on、ronの初期値、すなわち
r′oo、rooには既知の地磁気強度(磁気円半径)を設
定する。図5に、上記の第1実施例に係る着磁ベクトル
検出方法のフローチャートを示す。図6は、踏切を通過
して左へある角度だけ2回L1 、L2と曲がった場合を
想定し、Hn ベクトルがどのように動くかを示した図で
ある。踏切通過時は、すでに説明したようにHn ベクト
ルは図5におけるベクトルHnoである。その後2回の左
折L1 、L2 によりHn1、Hn2へと変化して行く。そし
て求める着磁ベクトルMn に漸近して行く。このように
この方法によれば走行(左右折)すればするほど求めた
い着磁ベクトルに漸近的に近づいて行く。従って、この
方法は前記の旋回補正法や角速度センサ併用法の欠点を
是正した方法ということができる。
【0021】第2実施例 上記の第1実施例においては、図7に示すように、新旧
の磁気円がちょうど重なってしまう方位AE 、例えばこ
の方位で直進を続けた場合には、Hn =Mn-1 となり、
左右折しない限りHn はMn に近づかないという問題点
がある。そこでこれを是正するために第1実施例の方法
に前記の角速度センサ併用法を併用した方法が第2実施
例である。すなわち、角速度センサ併用法を粗調整とし
て採用し、Mn の近傍に一旦近づけた後に第1実施例の
方法で微調整して真の着磁ベクトルMn に近づけるので
ある。
【0022】図8に、この第2実施例に係る着磁ベクト
ル検出方法のフローチャートを示す。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ユーザに負担を与えることなく微小な着磁ベクトル量の
変化を修正しつつ着磁ベクトル量を検出することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図(1)である。
【図2】本発明の原理説明図(2)である。
【図3】本発明の第1実施例の方法を説明する図であ
る。
【図4】図2における係数値等の時間的変化を示す図で
ある。
【図5】本発明の第1実施例の構成を示すフローチャー
トである。
【図6】本発明の第1実施例の作用を説明する図であ
る。
【図7】本発明の第1実施例における問題点を説明する
図である。
【図8】本発明の第2実施例の構成を示すフローチャー
トである。
【図9】車体着磁による磁気円の変化を示す図である。
【図10】旋回補正による着磁ベクトル検出方法を示す
図である。
【図11】地磁気センサと角速度センサ上の偏差を示す
図である。
【図12】角速度センサを併用した着磁ベクトル検出方
法を示す図である。
【符号の説明】
1〜13…ステップ A…進行方向 A0 …最初の進行方向 A1 …1回目左折後の進行方向 A2 …2回目左折後の進行方向 AE …新旧の磁気円が一致する方位 C…磁気円 C1 、Cn-1 …着磁前の磁気円 C2 、Cn …着磁後の磁気円 Hn …概略瞬時の着磁ベクトル Hn0…踏切通過後のHn ベクトル Hn1…1回目左折後のHn ベクトル Hn2…2回目左折後のHn ベクトル M…着磁ベクトル M1 、Mn-1 …磁界変化を受ける前の着磁ベクトル M2 、Mn …磁界変化を受けた後の着磁ベクトル O…基準位置 P…磁気円の中心 P1 、Pn-1 …着磁前の磁気円の中心 P2 、Pn …着磁後の磁気円の中心 R1 …見かけ上の方位ベクトル R2 …真の方位ベクトル Rn …瞬時の方位ベクトル R0n…平均方位ベクトル SA 、Sn …検出ベクトル Vx …x方向の着磁量 Vy …y方向の着磁量 vx …x方向の角速度量 vy …y方向の角速度量 Σ…偏差ベクトル σx …x方向の偏差量 σy …y方向の偏差量

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準位置から移動体の着磁状態を示す磁
    気円の中心位置へ向かう着磁ベクトルMn-1 を検出する
    着磁ベクトル検出ステップ(101)と、前記基準位置
    から前記移動体の進行方向へ向かう地磁気検出ベクトル
    n を検出する地磁気検出ベクトル検出ステップ(10
    2)と、前記磁気円の中心位置から前記移動体の進行方
    向へ向かい方向角θmnを有する瞬時方位ベクトルRn
    下記の式 Rn =Sn −Mn-1 により算出する瞬時方位ベクトル算出ステップ(10
    3)と、前記瞬時方位ベクトルRn のベクトルの大きさ
    の過去の平均値から平均地磁気強度ronを算出し、当該
    平均地磁気強度ronに基づき1以下の正の実数である重
    み付け係数hn を算出する係数算出ステップ(104)
    と、前記着磁ベクトルMn-1 を補正するための概略瞬時
    着磁ベクトルHn を下記の式 Hn =Sn −ron・exp(jθmn) により算出する概略瞬時着磁ベクトル算出ステップ(1
    05)と、前記着磁ベクトルMn-1 と重み付け係数hn
    と概略瞬時着磁ベクトルHn とから補正後の着磁ベクト
    ルMn を下記の式 Mn =(1−hn )・Mn-1 +hn ・Hn により算出する補正後着磁ベクトル算出ステップ(10
    6)と、を有することを特徴とする着磁ベクトル補正方
    法。
  2. 【請求項2】 基準位置から移動体の着磁状態を示す磁
    気円の中心位置へ向かう着磁ベクトルMn-1 を検出する
    着磁ベクトル検出ステップ(101)と、前記基準位置
    から前記移動体の進行方向へ向かう地磁気検出ベクトル
    n を検出する地磁気検出ベクトル検出ステップ(10
    2)と、角速度センサからの出力を取り込み、当該角速
    度センサからの出力に基づき地磁気ベクトルとの差であ
    る偏差ベクトルΣ(σx 、σy )を算出する偏差ベクト
    ル算出ステップ(107)と、当該偏差ベクトルΣの成
    分σx 又はσy が所定の値以上か未満かを判別する判別
    ステップ(108)と、当該判別ステップ(108)に
    おいて、前記偏差ベクトルΣの成分σx 又はσ y が所定
    の値以上であれば、補正後の着磁ベクトルMn を下記の
    式 Mn =Mn-1 +Σ により算出する補正後着磁ベクトル算出ステップ(10
    9)と、前記判別ステップ(108)において、前記偏
    差ベクトルΣの成分σx 又はσ y が所定の値未満の場合
    に、前記磁気円の中心位置から前記移動体の進行方向へ
    向かい方向角θmnを有する瞬時方位ベクトルRn を下記
    の式 Rn =Sn −Mn-1 により算出する瞬時方位ベクトル算出ステップ(10
    3)と、前記瞬時方位ベクトルRn のベクトルの大きさ
    の過去の平均値から平均地磁気強度ronを算出し、当該
    平均地磁気強度ronに基づき1以下の正の実数である重
    み付け係数hn を算出する係数算出ステップ(104)
    と、前記着磁ベクトルMn-1 を補正するための概略瞬時
    着磁ベクトルHn を下記の式 Hn =Sn −ron・exp(jθmn) により算出する概略瞬時着磁ベクトル算出ステップ(1
    05)と、前記着磁ベクトルMn-1 と重み付け係数hn
    と概略瞬時着磁ベクトルHn とから補正後の着磁ベクト
    ルMn を下記の式 Mn =(1−hn )・Mn-1 +hn ・Hn により算出する補正後着磁ベクトル算出ステップ(10
    6)と、を有することを特徴とする着磁ベクトル補正方
    法。
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