JPH05190910A - 発光装置及びその製造方法、並びに光電センサ - Google Patents

発光装置及びその製造方法、並びに光電センサ

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JPH05190910A
JPH05190910A JP4024435A JP2443592A JPH05190910A JP H05190910 A JPH05190910 A JP H05190910A JP 4024435 A JP4024435 A JP 4024435A JP 2443592 A JP2443592 A JP 2443592A JP H05190910 A JPH05190910 A JP H05190910A
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JP
Japan
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light
light emitting
emitting device
optical fiber
fiber
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Application number
JP4024435A
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English (en)
Inventor
Norisada Horie
教禎 堀江
潤一 ▲高▼木
Junichi Takagi
Arata Nakamura
新 中村
Shiyoujirou Hasegawa
将次郎 長谷川
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
    • H01L2224/4805Shape
    • H01L2224/4809Loop shape
    • H01L2224/48091Arched

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  • Led Device Packages (AREA)
  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 LEDチップのような発光体を用いた発光体
の光出射効率を高める。また、発光体と光ファイバーと
の結合効率を向上させる。 【構成】 発光素子20のステム21の上面を光散乱面
反射部23とし、光散乱面反射部23の上に発光体22
を実装する。発光素子20の発光側を納めたファイバー
結合ユニット1の光学的空間2の内壁面には鏡面反射部
3を形成し、鏡面反射部3の中央に光出射部6を開口
し、光出射部6内に光ファイバー11を挿入する。発光
体22から出射された光は、鏡面反射部3と光散乱面反
射部23によって多重反射された後、光出射部6を通過
して光ファイバー11に入射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は発光装置及びその製造方
法、並びに光電センサに関する。具体的にいうと、LE
Dチップのような発光体を用いた発光装置と、その発光
装置の製造方法と、その発光装置を用いた光電センサに
関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】発光ダイオード(LED)
等の発光素子を用いた発光装置としては、図示しない
が、発光素子と発光素子から出射された光を集光もしく
はコリメートさせるためのマイクロフレネルレンズとを
一体に組合せた発光装置がある。
【0003】しかしながら、このような発光装置でも、
発光素子から出射された全光束をマイクロフレネルレン
ズで集光して出射させることはできず、マイクロフレネ
ルレンズを通して出射される光は発光素子から出射され
た光の一部に過ぎず、光の出射効率が低かった。
【0004】また、発光装置と光ファイバーとの結合方
式には、直接結合方式とレンズ結合方式とがある。図5
9は発光装置151と光ファイバー11の直接結合方式
を示す断面図である。この従来の直接結合方式にあって
は、発光素子152を内蔵した発光装置151内に光フ
ァイバー11の端部を挿入して光ファイバー11の端面
に発光素子152を当接させ、発光装置151のハウジ
ング153によって発光素子152と光ファイバー11
とを互いに位置決めしている。
【0005】しかしながら、光ファイバーの有効開口角
θc(光ファイバーがコア端面から受け入れることがで
きる光線の最大受光角であって、例えばコアの屈折率を
1とし、クラッドの屈折率をn2とすれば、NA=si
nθc≒(n1 2−n2 21/2で決められる。なお、この
NAは開口数と呼ばれる。)以上の角度で光ファイバー
のコアに入射した光は光ファイバー内を伝わらないの
で、直接結合方式にあっては、発光素子と光ファイバー
との結合効率に限界があった。
【0006】また、レンズ結合方式は、発光素子と光フ
ァイバーの端面との間にレンズを挿入したものであり、
発光素子から出射された光束のうち広い方位の光束をレ
ンズを通過させることによって小さな入射角度で光ファ
イバーのコア内に入射させることができるので、発光素
子と光ファイバーとの結合効率を高めることができる
が、レンズによって集めることのできる光量はレンズ径
によって決まるため光ファイバーとの結合効率にも限界
があった。従って、光ファイバーから高出力の光パワー
を得ることが困難であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は叙上の従来例
の欠点に鑑みてなされたものであり、その主な目的とす
るところは、発光装置の出射効率を向上させ、また、発
光装置と光ファイバーとの結合効率を向上させることに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発光装置
は、光散乱面反射部と、この光散乱面反射部に対して光
学的空間をおいて対向した鏡面反射部と、前記光散乱面
反射部側に配置された発光体と、前記鏡面反射部に形成
された光出射部とを備えたことを特徴としている。
【0009】本発明の第2の発光装置は、光散乱面反射
部を形成された基台と、この基台に配置された発光体
と、この発光体の周囲に形成された透光性の樹脂成形体
と、この樹脂成形体の表面に形成された鏡面反射部と、
この鏡面反射部に形成された光出射部とを備えたことを
特徴としている。
【0010】また、上記光散乱面反射部側にパラボラ状
反射部を形成し、このパラボラ状反射部に発光体を配置
しても良い。
【0011】本発明の第3の発光装置は、凸面状反射部
と、この凸面状反射部に対して光学的空間をおいて対向
した鏡面反射部と、前記凸面状反射部に配置された発光
体と、前記鏡面反射部に形成された光出射部とを備えた
ことを特徴としている。
【0012】また、上記光出射部には、出射光をコリメ
ートもしくは集光させるためのレンズを設けてもよい。
【0013】さらに、上記光出射部には、光ファイバー
を接続してもよい。
【0014】あるいは、光ファイバーを接続するための
ファイバー挿入ガイド及び上記光出射部から出射される
出射光をファイバー挿入ガイドへ向けて導入する光導入
部を有するファイバー結合ユニットを設け、該ファイバ
ー結合ユニットのファイバー導入ガイドに光ファイバー
を接続することもできる。
【0015】本発明による発光装置の製造方法は、発光
体を収納する凹所、この凹所の内壁面に形成された鏡面
反射部、光ファイバーを接続するファイバー挿入ガイ
ド、および前記凹所から出射される光をファイバー挿入
ガイドへ導く光出射部を有するファイバー結合ユニット
を成形し、当該ファイバー結合ユニットを受け型に納め
てファイバー挿入ガイド及び光出射部を塞ぎ、ファイバ
ー結合ユニットの前記凹所内に透明樹脂を注入して当該
透明樹脂内に発光体を封止すると共に当該透明樹脂に接
して散乱面反射部もしくは凸面状反射部を配置し、その
後、受け型を取り外すことを特徴としている。
【0016】本発明の光電センサは、上記のような発光
装置を用いたことを特徴としている。
【0017】
【作用】本発明の第1及び第2の発光装置にあっては、
発光体から出射された光を直接に光出射部から出射さ
せ、あるいは鏡面反射部及び光散乱面反射部で多重反射
させた後に光出射部から出射させることができる。従っ
て、発光体から出射された光の大部分を光出射部から出
射させることができ、発光装置の光出射効率を大幅に高
めることができる。
【0018】さらに、上記光散乱面反射部側にパラボラ
状反射部を設け、パラボラ状反射部に発光体を設けれ
ば、発光体から光出射部側への光の取り出し効率を高め
ることができるので、より一層発光装置の光出射効率を
向上させることができる。
【0019】また、本発明の第3の発光装置にあって
は、発光体から出射された光の一部を直接に光出射部か
ら出射させ、さらに、光出射部から直接に出射されなか
った残部の光を鏡面反射部及び凸面状反射部で1回づつ
反射させた後に光出射部から出射させることができる。
従って、この発光装置にあっても、発光体から出射され
た光の大部分を光出射部から出射させることができ、発
光装置の光出射効率を大きく向上させることができる。
【0020】また、これらの発光装置の光出射部に光フ
ァイバーを接続すれば、発光体から出射された光の大部
分を光ファイバーに有効に入射させることができるの
で、発光体と光ファイバーとを高い結合効率で結合させ
ることができる。
【0021】さらに、光出射部にレンズを装着すれば、
高い出射効率でコリメート光等を出射させることがで
き、レンズ系も含めた発光装置をコンパクトに構成する
ことができる。
【0022】また、ファイバー挿入ガイドや光導入部を
有するファイバー結合ユニットを用いて発光体と光ファ
イバーとを接続すれば、発光体と光ファイバーとの距離
が比較的離れていても効率よく結合させることができ
る。また、光ファイバーの径に応じたファイバー挿入ガ
イドのファイバー結合ユニットを用いることにより任意
の径の光ファイバーを発光体と結合できるようになる。
また、光ファイバーの被覆を除去することなく接続でき
る。
【0023】また、本発明の発光装置の製造方法によれ
ば、鏡面反射部及び光出射部を有するファイバー結合ユ
ニットに透明樹脂を注入することにより、透明樹脂の表
面に鏡面反射部及び光出射部を形成しているので、例え
ば透明樹脂(樹脂成形体)の表面の光出射部をマスキン
グした状態で透明樹脂の表面に金属蒸着膜を付けること
によって鏡面反射部を形成する方法に比べて、鏡面反射
部及び光出射部の製作が容易になる。また、ファイバー
挿入ガイドもファイバー結合ユニットに設けているの
で、透明樹脂内にファイバー挿入ガイド(あるいは、フ
ァイバー挿入用孔など)を形成する方法に比べてファイ
バー挿入ガイドの作製も容易に行なえる。
【0024】また、この発光装置を用いて光電センサを
構成すれば、強度の大きな光を出射させることができる
ので、検出距離を長くすることができ、また、検出感度
も向上させることができる。
【0025】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例による発光装置
Aを示す断面図である。この実施例にあっては、ファイ
バー結合ユニット1を用いて発光素子20と光ファイバ
ー11とを接続している。
【0026】発光素子20は、フランジ21aを有する
ステム21の上面に発光ダイオード(LED)チップの
ような発光体22を搭載し、この上面でエポキシ樹脂の
ような透明な封止用樹脂24によって発光体22を樹脂
封止してある。しかも、この封止用樹脂24はレンズを
兼ねており、凸レンズと同様な作用を営む。なお、25
は発光素子20のリード端子である。
【0027】この発光素子20のステム21上面は光を
散乱させる光散乱面反射部23となっている。光散乱面
反射部23を形成するには、金属製ステム21の上面に
粗面加工を施して反射率の高い金属粗面としても良く、
あるいは、ステム21の上面にAu、Ag、Al等の無
光沢金属メッキを施してもよく、あるいは、ステム21
の上面に硫酸バリウムの粉末、酸化マグネシウム、ポリ
テトラフロロエチレン(poly-fluorocarbon)〔Allied-
Chemical社製の商品名G-80 Halon〕、Kodak社製の白色
塗料(Eastman White Reflectance Paint)等の白色散
乱物質をコーティングしてもよい。
【0028】ファイバー結合ユニット1には略半球状を
した光学的空間2が凹設され、光学的空間2の内壁面に
は略球面状の鏡面反射部3が形成されている。この鏡面
反射部3は、光学的空間2の内壁面にAu、Ag、Al
等の金属粒子を蒸着させて鏡面を形成したものが適して
いる。さらに、ファイバー結合ユニット1の光学的空間
2の周囲には発光素子20を位置決めするための位置決
め用凹部4を設け、鏡面反射部3の中心には光出射部6
を貫通させてある。
【0029】発光素子20は、発光側を光学的空間2内
に向けてファイバー結合ユニット1に装着されており、
ステム21のフランジ21aをファイバー結合ユニット
1の位置決め用凹部4に嵌合させることによってファイ
バー結合ユニット1に位置決めされている。また、ファ
イバー結合ユニット1の光出射部6内には光ファイバー
11が挿入されており、光ファイバー11の端面12は
光出射部6の内側の端に設けられた位置決め用突部5に
よって位置決めされている。従って、発光体22と光フ
ァイバー11の端面12もファイバー結合ユニット1を
介して互いに位置決めされており、発光体22と光ファ
イバー11の端面12は光学的空間2を隔ててほぼ正対
している。
【0030】しかして、発光素子20を駆動すると、発
光体22から光学的空間2(封止用樹脂24のような光
学的媒質も光学的空間と呼ぶ。以下、同じ)へ出射され
た光のうち一部は光出射部6を通って光ファイバー11
の端面12に入射する。発光体22から出射して光ファ
イバー11に入射しなかった光は、鏡面反射部3で鏡面
反射され、再び発光体22及びその周辺領域へ戻る。発
光体22の周辺領域へ戻った光は、ステム21上面の光
散乱面反射部23で散乱反射され、その反射光のうち一
部は光ファイバー11に入射する。さらに、光散乱面反
射部23で反射されて光ファイバー11へ入射しなかっ
た光は、再び鏡面反射部3で反射されて発光体22及び
その周辺領域へ戻り、ステム21上面の光散乱面反射部
23で散乱される。このようにして、発光体22から出
射された光は、直接に光ファイバー11へ入射し、ある
いは、鏡面反射部3及び光散乱面反射部23で各1回も
しくは各2回以上反射及び散乱(多重反射)された後、
光ファイバー11へ入射する。従って、発光素子20か
ら出射された光のうち大部分の光量を光ファイバー11
内に入射させることができ、発光素子20と光ファイバ
ー11の結合効率が向上し、高結合効率を達成すること
ができる。また、封止用樹脂24は、そのレンズ作用に
より、発光体22から出射された光を小さな入射角で光
ファイバー11内へ入射させる働きをしている。
【0031】なお、光は光ファイバー11の有効開口角
θc以上の入射角では光ファイバー11内へ有効に入射
しないので、鏡面反射部3で反射した光が、発光体22
の周辺における光ファイバー11の端面12への入射角
が有効開口角θc以下となる領域へ戻るようにしておく
のが最も好ましい。従って、鏡面反射部3の曲面形状
は、封止用樹脂24による屈折も考慮した上で、発光体
22から出て鏡面反射部3で反射した光が発光体22の
周辺の当該領域へ戻るように設計しておくのが好まし
い。その場合には、光散乱面反射部23は、ステム21
の上面の全体でなくとも、ステム21上面の発光体22
の周辺部分だけであっても差し支えない。
【0032】図2に示すものは本発明の第2の実施例に
よる発光装置Bを示す断面図である。この発光装置Bに
あっては、光ファイバー11を光出射部6に貫通させ、
光ファイバー11の端面12を封止用樹脂24の表面に
当接させてある。あるいは、光ファイバー11の端面1
2を封止用樹脂24の表面に接触させることなく、光フ
ァイバー11と封止用樹脂24の表面との間隔を極く小
さくしている。この実施例にあっては、光ファイバー1
1の端面12を発光体22に近づけることができるの
で、発光体22から光ファイバー11へ直接に入射する
光の臨界入射角(<有効開口角θc)が大きくなり、発
光体22から直接に光ファイバー11の端面12へ入射
する光量が増加し、発光素子20と光ファイバー11と
の結合効率が一層向上する。
【0033】図3に示すものは本発明の第3の実施例に
よる発光装置Cを示す断面図、図4に示すものは本発明
の第4の実施例による発光装置Dを示す断面図である。
これらの発光装置C,Dにあっては、ファイバー結合ユ
ニット1に略円筒状もしくは略矩形状の光学的空間2を
形成し、その内壁面に鏡面反射部3を形成したものであ
る。このような鏡面反射部3を有する発光装置C,Dで
は、発光体22から出射して鏡面反射部3で反射した反
射光は発光体22の周辺へ戻らないので、発光素子20
と光ファイバー11との結合効率は図1の実施例や図2
の実施例よりも低くなり、また、光散乱面反射部23も
ステム21上面の全体に形成しなければならないが、フ
ァイバー結合ユニット1の成形加工が容易になるという
利点がある。なお、図3の発光装置Cは、位置決め用突
部5によって光ファイバー11の端面12を位置決めし
たものであり、図4の発光装置Dは、光ファイバー11
を光出射部6に貫通させて封止用樹脂24に当接もしく
は近接させたものである。
【0034】図5は本発明の第5の実施例による発光装
置Eを示す断面図である。この実施例にあっては、ステ
ム21上面の中央部にパラボラ状反射部26を凹設し、
パラボラ状反射部26内に発光体22を固定している。
このパラボラ状反射部26の内面は光散乱面もしくは鏡
面に仕上げられている。従って、発光体22から大きな
出射角度で横方向へ出射された光はパラボラ状反射部2
6の内面で散乱もしくは反射され、発光体22から出射
された光の上方(光ファイバー11側)への取り出し効
率が向上する。また、鏡面反射部3の略半球面と封止用
樹脂24の表面とを完全に一致させ、封止用樹脂24の
表面と鏡面反射部3とが密着するか、あるいは封止用樹
脂24の表面と鏡面反射部3との間の隙間δが極めて薄
くなる(図5においては、隙間δは誇張して示してい
る。)ようにしている。このため、鏡面反射部3におい
て反射した光の封止用樹脂24表面での散乱を防止する
ことができ、鏡面反射部3で反射した光を効率良く発光
体22及びその周辺領域へ戻すことができる。また、光
ファイバー11の端部においてファイバー被覆11bを
除去してファイバー芯線(コア及びクラッド)11aを
露出させ、ファイバー被覆11bの端面を位置決め用突
部5に当接させて光ファイバー11の位置決めを行なう
と共にファイバー芯線11aの端面12を封止用樹脂2
4の表面に当接もしくは近接させている。このように光
ファイバー11の端部においてファイバー被覆11bを
除去した結果、ファイバー被覆11bによる光吸収を抑
えることができた。この発光装置Eにおいては、これら
の改良の結果、発光素子20と光ファイバー11の結合
効率をより向上させることができた。
【0035】さらに、ステム21の上面にはモニター用
受光素子27が実装されており、発光体22から出射さ
れた光の一部はモニター用受光素子27に受光される。
このモニター用受光素子27によって受光される受光量
は、発光体22の出射光量に比例するので、モニター用
受光素子27の受光量が一定となるように発光素子20
の出射光量をコントロールすることにより発光素子20
の発光強度を一定にすることができる。
【0036】図6は本発明にかかる発光装置Fを用いた
光電センサ31を示す一部破断した側面図であって、光
電センサ31のケーシング32内には発光装置F及び受
光素子35が内蔵されている。この発光装置Fは発光素
子20と光ファイバー11を備えたものであり、光ファ
イバー11(投光ファイバー)の他端は検出物体33に
向けて導かれている。また、検出物体33側で光ファイ
バー11と隣接して配置された受光ファイバー34の他
端は受光素子35に導かれている。
【0037】しかして、検出物体33が存在する場合に
は、光ファイバー11の端面から出射された光は検出物
体33の表面で散乱され、その反射光が受光ファイバー
34を通して受光素子35で受光され、検出物体33が
検出される。これに対し、検出物体33が存在しない場
合には、受光ファイバー34を通して受光素子35で反
射光が受光されないので、検出物体33が検出されな
い。このような光電センサ31に本発明に係る発光装置
Fを用いれば、検出物体33へ高出力の光を照射させる
ことができるので、検出距離を拡大させることができ
る。また、検出物体33からの散乱光の受光量が増大す
るため、安定な検出が可能になり、温度特性の向上を図
ることができる。
【0038】図7に示すものは本発明の第6の実施例に
よる発光装置Gを示す断面図である。この実施例にあっ
ては、発光素子40の封止用樹脂44の表面に鏡面反射
部45を形成したものである。すなわち、金属製のステ
ム41の上面は反射率の高い粗面で光散乱面反射部42
となっており、当該上面にはLEDチップのような発光
体43が実装されている。ステム41の上面で発光体4
3を封止している封止用樹脂44の表面は楕円面に形成
され、封止用樹脂44の表面によって形成されている楕
円面の第1焦点F1及び第2焦点F2は図8に示すよう
にステム41の上面に位置しており、発光体43はこの
第1焦点F1に配置されている。また、封止用樹脂44
の表面の中央部を除く領域には反射率の大きな鏡面反射
部45が形成されている。この鏡面反射部45は、A
u、Ag、Al等の金属蒸着膜によって形成しても良
く、あるいは、発光体43から出射される光に対して透
過率が0となるように膜厚を調整された誘電体多層膜に
よって形成しても良い。鏡面反射部45の材質としては
誘電体多層膜のほうがコスト高となるが、誘電体多層膜
を使用すると反射損失が小さくなるので、高い次数の反
射光も有効に結合させることができ、より結合効率を高
めることができる。この鏡面反射部45の中央に開口さ
れた光出射部46には光ファイバー11の端面12が結
合されており、光出射部46の開口径は光ファイバー1
1のコア径とほぼ等しい大きさをしている。なお、47
aはステム41と導通したリード端子、47bは発光素
子43とボンディングワイヤ49によって接続されたリ
ード端子である。
【0039】図9(a)(b)(c)は同上の実施例に
おいて発光体43から出射された光の挙動を示す図であ
る。楕円面の第1焦点F1にある発光体43から出射さ
れた光は、図9(a)に示すように、その一部(0次
光)が光出射部46を通過して光ファイバー11内に入
射する。また、光出射部46を通過することなく鏡面反
射部45で反射された光は、楕円面の第2焦点F2のス
テム41上に集光される。ステム41上の第2焦点F2
に集光された光は光散乱面反射部42によって散乱さ
れ、図9(b)に示すように、その一部(1次光)が光
出射部46を通過して光ファイバー11の端面から光フ
ァイバー11内に入射する。再び光出射部46を通過す
ることなく鏡面反射部45で反射された光は、楕円面の
第1焦点F1である発光体43近傍に集光され、発光体
43付近の光散乱面反射部42で散乱された光の一部
(2次光)は、図9(c)に示すように、光出射部46
を通過して光ファイバー11内に入射する。このように
して発光体43から出射された光は、直接に光ファイバ
ー11内へ入射し、あるいは鏡面反射部45及び光散乱
面反射部42で各1回もしくは各2回以上反射及び散乱
された後、光ファイバー11内へ入射する。この結果、
発光体43から出射された光のうち大部分が光ファイバ
ー11内へ入射させられることになり、発光体43と光
ファイバー11との結合効率が向上する。なお、鏡面反
射部45で2回反射されてステム41の上面に集光され
る光のうち発光体(LEDチップ)43に当った光はほ
とんどが発光体43で吸収されてしまうので、光ファイ
バー11との結合に寄与しなくなるが、実際には、発光
体43は点でなく面積及び厚みがあるため、鏡面反射部
45により形成されている楕円面に収差が発生し、その
結果発光体43の周辺にある程度ばらけて集光され、鏡
面反射部45で2回反射された光も光ファイバー11と
結合する。
【0040】図10に示すものは本発明の第7の実施例
による発光装置Hを示す一部省略した概略断面図であ
る。この実施例にあっては、封止用樹脂44の表面によ
って形成されている楕円面の第1焦点F1及び第2焦点
F2がステム41の上面(光散乱面反射部42)よりも
深い位置αにあり、発光体43が第1焦点F1の直上に
おいてステム41の上面に実装されている。このため、
発光体43から出射され、鏡面反射部45で反射された
光はデフォーカスされ、大きなスポットとなってステム
41の上面に集光されるので、発光体43に当って吸収
される光の比率ないし光量が少なくなり、図7の発光装
置Gよりも一層結合効率を向上させることができる。
【0041】図11は本発明の第8の実施例による発光
装置Iを示す断面図である。この実施例にあっては、ス
テム41の上面にパラボラ状反射部48を凹設し、パラ
ボラ状反射部48の底面に発光体43を固定している。
このパラボラ状反射部48の内面は光散乱面もしくは鏡
面に仕上げられている。従って、発光体43から大きな
出射角度で側面へ出射された光はパラボラ状反射部48
の内面で散乱もしくは反射され、発光体43から出射さ
れる光の上方への取り出し効率が向上する。この結果、
発光体43と光ファイバー11との結合効率がより一層
向上する。なお、封止用樹脂44の表面によって形成さ
れる楕円面の第1焦点F1及び第2焦点F2は、ステム
1の上面にあっても良く、パラボラ状反射部48の底面
と同じ深さにあっても良く、いずれにしても鏡面反射部
45で反射された光はデフォーカスされる。
【0042】図12に示すものは本発明の第9の実施例
による発光装置Jを示す断面図であって、ステムレス型
の発光装置Jを示している。この発光装置Jにあって
は、リードフレーム51の上端に素子実装部53を設け
てあり、素子実装部53の上面を光散乱面反射部53a
としてあり、この素子実装部53の上面に発光体(LE
Dチップ)54を実装してある。さらに、リードフレー
ム51と平行に配置されたもう一方のリードフレーム5
2と発光体54とはボンディングワイヤ55によって接
続されている。そして、両リードフレーム51,52の
上部及び発光体54等を透明な封止用樹脂56の内部に
封止して発光素子50が形成されている。この封止用樹
脂56の上面は楕円面に形成されており、この楕円面の
第1焦点F1及び第2焦点F2は素子実装部53の上面
に位置しており、発光体54は第1焦点F1の位置に配
置されている。さらに、封止用樹脂56の上面(発光体
54の高さよりも上方)には、中央部を除いて金属蒸着
膜を付着させて鏡面反射部57を設けてあり、鏡面反射
部57の中央部に開口された光出射部58の開口径は光
ファイバー11のコア径とほぼ等しくなっている。この
ような発光装置Jによても、図7の発光装置Gと同様、
鏡面反射部57と光散乱面反射部53aにおける多重反
射によって発光体54と光ファイバー11との結合効率
を高めることができ、しかも、このような構造の発光装
置Jによれば製造コストを安価にすることができる。
【0043】図13は本発明の第10の実施例による発
光装置Kを示す断面図である。この発光装置Kにあって
は、ステム41の上面全体に無光沢Ag又はAuメッキ
等の反射率の高い粗面によって光散乱面反射部42が形
成されており、ステム41の上面では半球状の封止用樹
脂44によって発光体43が封止されている。封止用樹
脂44の表面はC44を中心とする半径rの球面となって
おり、この球面の中心C44はステム41の上面よりもリ
ード端子47a,47b側に位置している。従って、ス
テム41の上面に実装されている発光体43は前記球面
の中心C44よりも光出射部46に近い位置に配置されて
いる。また、封止用樹脂44の表面に形成されている鏡
面反射部45の中心に開口されている光出射部46の開
口径は、光ファイバー11のコア径とほぼ等しくなって
いる。
【0044】しかして、発光体43から光を出射させる
と、図14(a)に示すように、その一部の光(0次
光)は光出射部46を通過して光ファイバー11の端面
12に入射する。発光体43から出射して光ファイバー
11に入射しなかった光は、鏡面反射部45で鏡面反射
され、発光体43の周辺へ戻り、発光体43の周辺の光
散乱面反射部42で散乱反射される。光散乱面反射部4
2で散乱された散乱光のうち一部(1次光)は、図14
(b)に示すように、光ファイバー11に入射する。ま
た、光散乱面反射部42で散乱された光のうち光ファイ
バー11へ入射しなかった光は、再び鏡面反射部45で
反射されて発光体43の周辺へ戻り、発光体43の周辺
の光散乱面反射部42で散乱され、この散乱光の一部
(2次光)が、図14(c)に示すように、光ファイバ
ー11へ入射する。このようにして、発光体43から出
射された光は、直接に光ファイバー11へ入射し、ある
いは、鏡面反射部45及び光散乱面反射部42で各1回
もしくは各2回以上反射及び散乱(多重反射)された
後、光ファイバー11へ入射する。このような現象を繰
り返すことにより、発光体43から出射された光の大部
分は光ファイバー11内に入射し、発光体43と光ファ
イバー11の結合効率が向上する。
【0045】図15に示すものは本発明の第11の実施
例による発光装置Lを示す断面図である。この実施例に
あっては、ステム41の上面全体に光散乱面反射部42
を形成し、ステム41の上面に半球状の封止用樹脂44
を成形し、封止用樹脂44の表面によって形成されてい
る半径rの球面の中心C44をステム41の上面よりも光
出射部46側に位置させたものである。従って、ステム
41の上面に実装されている発光体43は、光出射部4
6から当該球面の中心C44よりも遠い側に位置してい
る。この実施例にあっては、発光体43の位置が封止用
樹脂44の表面が構成する球面の中心C44よりも下方に
位置しているので、鏡面反射部45で反射された反射光
は発光体43の手前で一旦集光した後、再び広がって発
光体43の周囲の光散乱面反射部42で反射され、図1
3の発光装置Kと同様、発光体43から出射された光
は、鏡面反射部45による反射と発光体43の周辺の光
散乱面反射部42による散乱とを繰り返して光ファイバ
ー11へ入射し、多重反射によって光ファイバー11と
の結合効率が向上させられる。
【0046】図16に示すものは本発明の第12の実施
例による発光装置Mを示す断面図である。この実施例に
あっては、ステム41の上面の中央部にパラボラ状反射
部48を凹設してパラボラ状反射部48内に発光体43
を実装してあり、ステム41の上面及びパラボラ状反射
部48内に光散乱面反射部42を形成してある。また、
ステム41の上面に成形されている半球状の封止用樹脂
44の表面によって形成されている半径rの球面の中心
44は発光体43の位置よりも上方もしくは下方へずら
せてある。この実施例による発光装置Mは、図13の発
光装置Kや図15の発光装置Lにおいて、ステム41に
パラボラ状反射部48を設けることによって発光体43
から光出射部46側への光取り出し効率を向上させ、こ
れによって光ファイバー11との結合効率を向上させた
ものである。
【0047】図17に示すものは本発明の第13の実施
例による発光装置Nを示す断面図である。この発光装置
Nは、ステムレス型の発光装置において図13の発光装
置Kや図15の発光装置Lと同様な作用を奏し得るよう
にしたものである。すなわち、リードフレーム51の上
端に設けられた素子実装部53の上面全体を光散乱面反
射部53aとし、この素子実装部53の上面に発光体5
4を実装し、リードフレーム51,52等を封止してい
る封止用樹脂56の上端部表面を半径rの球面に形成す
ると共に当該球面の中心C44を発光体54の位置から上
方もしくは下方へずらせたものである。
【0048】図18及び図19に示すものは本発明の第
14の実施例による発光装置Oを示す断面図及び外観斜
視図である。この発光装置Oは、図13の発光装置Kや
図15の発光装置L等における封止用樹脂44の表面の
球面を略環状ないし略円筒状の複数個の輪体部44a,
44b,…によって近似的に構成したものである。ま
た、図20に示すものは本発明の第15の実施例による
発光装置Pを示す外観斜視図である。この発光装置P
は、図13の発光装置Kや図15の発光装置L等におけ
る封止用樹脂44の表面の球面を複数個に区画された平
面部分44m,44n,…からなる多面体によって近似
的に構成したものである。
【0049】図21は本発明の第16の実施例による発
光装置Qを示す断面図である。この実施例による発光装
置Qは、図13の発光装置Kにおいて光出射部46から
発光体43に向けて封止用樹脂44に円筒状のファイバ
ー挿入用孔91を穿設したものである。このファイバー
挿入用孔91は、光ファイバー11のファイバー芯線1
1aの外径と等しい内径を有しており、その底面92は
平面となっている。そして、端部のファイバー被覆11
bを除去されたファイバー芯線11aがファイバー挿入
用孔91に挿入され、端面12がファイバー挿入用孔9
1の底面92に当接させられる。ここで、発光体43か
らファイバー挿入用孔91の縁に向かう方向が光ファイ
バー11の中心線となす角度θは、光ファイバー11の
有効開口角θcとほぼ等しくしておくのが好ましい。
【0050】しかして、この発光装置Qも図22(a)
(b)(c)に示すように、図13の発光装置Kと同様
な作用を奏する。すなわち、発光体43から光を出射さ
せると、図22(a)に示すように、その一部の光(0
次光)は光出射部46を通過して光ファイバー11の端
面12に入射する。発光体43から出射して光ファイバ
ー11に入射しなかった光は、鏡面反射部45で鏡面反
射され、発光体43の周辺へ戻り、発光体43の周辺の
光散乱面反射部42で散乱反射される。光散乱面反射部
42で散乱された散乱光のうち一部(1次光)は、図2
2(b)に示すように、光ファイバー11に入射する。
また、光散乱面反射部42で散乱された光のうち光ファ
イバー11へ入射しなかった光は、再び鏡面反射部45
で反射されて発光体43の周辺へ戻り、発光体43の周
辺の光散乱面反射部42で散乱され、この散乱光の一部
(2次光)が、図22(c)に示すように、さらに光フ
ァイバー11へ入射する。このようにして、発光体43
から出射された光は、直接に光ファイバー11へ入射
し、あるいは、鏡面反射部45及び光散乱面反射部42
で各1回もしくは各2回以上反射及び散乱(多重反射)
された後、光ファイバー11へ入射する。このような現
象を繰り返すことにより、発光体43から出射された光
の大部分は光ファイバー11内に入射し、発光体43と
光ファイバー11の結合効率が向上する。
【0051】しかも、光ファイバー11のファイバー芯
線11aがファイバー挿入用孔91に挿入されているの
で、発光体43と光ファイバー11のコア端面とを接近
させることができ、発光体43から出射された光を少な
い反射回数で光ファイバー11に結合させることがで
き、より高い結合効率を実現することができる。また、
ファイバー挿入用孔91に光ファイバー11の端部を挿
入することで、発光体43と光ファイバー11の位置決
めとを容易に行なうことができ、発光素子40と光ファ
イバー11との接続作業を簡単にできる。
【0052】図23は本発明の第17の実施例による発
光装置Rを示す断面図である。この発光装置Rは、図1
5の発光装置Lにおいて封止用樹脂44の光出射部46
に底面92が平面となった円筒状のファイバー挿入用孔
91を穿設したものである。
【0053】図24は本発明の第18の実施例による発
光装置Sを示す断面図である。この発光装置Sは、図1
6の発光装置Mにおいて封止用樹脂44の光出射部46
に底面92が平面となった円筒状のファイバー挿入用孔
91を穿設したものである。
【0054】図25は本発明の第19の実施例による発
光装置Tを示す断面図である。この発光装置Tは、図1
7の発光装置Nにおいて封止用樹脂44の光出射部46
に底面92が平面となった円筒状のファイバー挿入用孔
91を穿設したものである。
【0055】図26及び図27は本発明の第20の実施
例による発光装置Uを示す断面図及び外観斜視図であ
る。この発光装置Uは、図18及び図19の発光装置O
において封止用樹脂44の光出射部46に底面92が平
面となった円筒状のファイバー挿入用孔91を穿設した
ものである。
【0056】図28は本発明の第21の実施例による発
光装置Vを示す外観斜視図である。この発光装置Vは、
図20の発光装置Pにおいて封止用樹脂44の光出射部
46に底面92が平面となった円筒状のファイバー挿入
用孔91を穿設したものである。
【0057】図29は本発明の第22の実施例による発
光装置Wを示す断面図である。この発光装置Wにおいて
は、鏡面反射部45を光ファイバー11のファイバー芯
線11aよりも大きな径で開口し、鏡面反射部44の開
口から発光体43側へ向けて略テーパ状のファイバー挿
入用窪み部61を凹設したものである。このファイバー
挿入用窪み部61の底面62はファイバー芯線11aの
径とほぼ等しい径となっており、ファイバー被覆11b
を除去したファイバー芯線11aの端部をファイバー挿
入用窪み部61内に挿入し、ファイバー芯線11aの端
面12を底面62に当接させることにより光ファイバー
11の位置決めを行なえるようにしている。また、ファ
イバー挿入用窪み部61はテーパ状をしているので、光
ファイバー11の挿入及び位置決めを容易に行なえる。
そして、ファイバー挿入用窪み部61内にファイバー芯
線11aを挿入することにより発光体43とファイバー
芯線11aの端面12との距離を接近させることができ
るので、発光体43と光ファイバー11との結合効率を
向上させることができる。
【0058】図30は本発明の第23の実施例による発
光装置Xを示す断面図である。この実施例による発光装
置Xは、図13の発光装置Kにおいて、光出射部46か
ら発光体43に向けて封止用樹脂44に円筒状のファイ
バー挿入用孔91を穿設したものである。このファイバ
ー挿入用孔91は、光ファイバー11のファイバー被覆
11bを除去されたファイバー芯線11aの外径と等し
い内径を有しており、その底面92は凸レンズ面となっ
ている。図21の発光装置Qのようにファイバー挿入用
孔91の底面92が平面となっていると、発光体43と
底面92の縁を結ぶ方向の角度θが光ファイバー11の
有効開口角θcに近くなった場合、封止用樹脂44内に
おいては元々光ファイバー11の有効開口角θc内の方
向に出射されていた光線の一部(有効開口角θc内の周
辺光線)は底面92から封止用樹脂44外へ出る際に屈
折を受け、光ファイバー11の有効開口角θc外の光線
となってしまい、結合効率の損失が生じる。これに対
し、この実施例の発光装置Xにおいては、底面92の凸
レンズ面によってファイバー挿入用孔91の底面92か
ら出射される光は、光ファイバー11に対する入射角度
が小さくなるように出るので、周辺光線が有効開口角θ
c外の入射角となりにくく、光ファイバー11との結合
効率がより向上する。
【0059】図31は本発明の第24の実施例による発
光装置Yを示す断面図である。この発光装置Yは、図1
5の発光装置Lにおいて封止用樹脂44の光出射部46
に底面92が凸レンズ面となった円筒状のファイバー挿
入用孔91を凹設したものである。
【0060】図32は本発明の第25の実施例による発
光装置Zを示す断面図である。この発光装置Zは、図1
6の発光装置Mにおいて封止用樹脂44の光出射部46
に底面92が凸レンズ面となった円筒状のファイバー挿
入用孔91を凹設したものである。
【0061】図33は本発明の第26の実施例による発
光装置イを示す断面図である。この発光装置イは、図1
7の発光装置Nにおいて封止用樹脂44の光出射部46
に底面92が凸レンズ面となった円筒状のファイバー挿
入用孔91を凹設したものである。
【0062】図34は本発明の第27の実施例による発
光装置ロを示す断面図である。この発光装置ロは、図1
3の発光装置Kにおいて、光出射部46から発光体43
に向けて封止用樹脂44にテーパ状のファイバー挿入用
窪み部61を凹設したものである。このファイバー挿入
用窪み部61の底面62の径は、ファイバー芯線11a
の外径とほぼ等しくなっており、その底面62はフレネ
ルレンズ面となっている。
【0063】この発光装置ロにあっては、ファイバー芯
線11aの挿入部分がテーパ状のファイバー挿入用窪み
部61となっているので、ファイバー芯線11aの挿入
が容易になる。また、ファイバー挿入用窪み部61の底
面62がフレネルレンズ面となっているので、図30の
発光装置Xと同様、底面62から出射してファイバー芯
線11aへ向かう周辺光線の入射角が小さくなるように
作用し、光ファイバー11との結合効率がより向上す
る。しかも、ファイバー挿入用窪み部61の底面62が
フレネルレンズ面となっているので、凸レンズ面の場合
よりもファイバー挿入用窪み部61の底面62の凹凸が
小さくなり、挿入されたファイバー芯線11aの納まり
が良くなる。
【0064】図35は本発明の第28の実施例による発
光装置ハを示す断面図である。この発光装置ハは、図1
5の発光装置Lにおいて封止用樹脂44の光出射部46
に底面62がフレネルレンズ面となったテーパ状のファ
イバー挿入用窪み部61を凹設したものである。
【0065】図36は本発明の第29の実施例による発
光装置ニを示す断面図である。この発光装置ニは、図1
6の発光装置Mにおいて封止用樹脂44の光出射部46
に底面62がフレネルレンズ面となったテーパ状のファ
イバー挿入用窪み部61を凹設したものである。
【0066】図37は本発明の第30の実施例による発
光装置ホを示す断面図である。この発光装置ホは、図1
7の発光装置Nにおいて封止用樹脂44の光出射部46
に底面62がフレネルレンズ面となったテーパ状のファ
イバー挿入用窪み部61を凹設したものである。
【0067】図38は本発明の第31の実施例による発
光装置ヘを示す断面図である。この発光装置ヘは、発光
素子40のステム41の上面に反射率の高い散乱反射面
(粗面)もしくは鏡面の球面状をした凸面状反射部を4
2aを設け、この凸面状反射部42aの上に発光体43
を実装したものである。また、透明な封止用樹脂44の
表面は球面もしくは楕円面となっており、封止用樹脂4
4の表面に形成された金属蒸着膜や誘電体多層膜等から
なる鏡面反射部45の中央には光ファイバー11のコア
径とほぼ等しい開口径の光出射部46が開口されてい
る。ここで、封止用樹脂44の表面を球面とする場合に
は、図39(a)に示すように、発光体43を当該球面
の中心C44よりも少し上方に配置する。また、封止用樹
脂44の表面を楕円面とする場合には、図39(b)に
示すように、第1焦点F1と第2焦点F2とが上下に向
くように楕円面を配置し、上方の焦点位置〔図39
(b)では第1焦点F1〕付近に発光体43を配置す
る。光ファイバー11は、その端面12を封止用樹脂4
4の上面の光出射部46に当接させられている。
【0068】図40は封止用樹脂44の表面が楕円面と
なっている場合の光線の挙動を示す説明図である。すな
わち、発光体43から出射された光は、その一部が光出
射部46を通過して光ファイバー11内に入射する。発
光体43から出射されて光ファイバー11へ入射しなか
った光は鏡面反射部45によって第2焦点F2へ向けて
反射される。鏡面反射部45で反射され、第2焦点F2
へ向けて集光する光は、第2焦点F2へ至る前に凸面状
反射部42aによって反射され、ほぼ平行光線となって
光出射部46を通過して光ファイバー11へ入射する。
従って、発光体43から出射された光は、光出射部46
を通過して直接に、あるいは鏡面反射部45及び凸面状
反射部42aで2回反射した後、光ファイバー11内へ
入射させられる。一般の面発光型LED等の発光体で
は、真横からの光が出射されるが、このような構造にお
いては発光体43の真横から出る光も鏡面反射部45及
び凸面状反射部42aで2回反射して光ファイバー11
との結合に寄与するので、従来無駄に捨てられていた光
のほどんどを光ファイバー11に結合させることができ
るようになり、発光体43と光ファイバー11との結合
効率を飛躍的に高めることができる。
【0069】また、封止用樹脂44の表面が球面となっ
ている場合には、凸面状反射部42aで反射された後の
光は平行光線にはならず、若干の球面収差を生じるため
に結合効率はやや低下するが、同様な原理により結合効
率を向上させることができる。
【0070】また、凸面状反射部42aの表面を鏡面と
すると、各部の寸法形状が理想的に仕上がっている場合
には非常に高い結合効率を得ることができるが、わずか
に寸法形状が狂っただけで光線が光ファイバー11に入
射しなくなり、結合効率が大幅に低下してしまう。これ
に対し、凸面状反射部42aの表面粗さを少し落として
粗面にすると、凸面状反射部42aで反射された反射光
線の方向はある程度散乱されるので、最高の結合効率を
得ることはできないが、各部の寸法形状のばらつきに対
して常に高い結合効率を得ることができる。凸面状反射
部が散乱反射面であるとき、凸面状反射部42aで反射
された光のうち光ファイバー11内に入射しなかったも
のは、鏡面反射部45で反射され、再び凸面状反射部4
2aで反射されるので、多重反射を繰り返すうちにかな
りの部分の光は光ファイバー11との結合に寄与するこ
とができる。
【0071】図41に示すものは本発明の第32の実施
例による発光装置トを示す断面図であって、光出射部4
6において封止用樹脂44の上面から発光体43に向け
て底面62が平面となったテーパ状のファイバー挿入用
窪み部61を凹設し、ファイバー芯線11aの先端部を
ファイバー挿入用窪み部61内に挿入している。例え
ば、図38の発光装置ヘでは、発光体43の中心から出
た光は全く無駄なく光ファイバー11と結合するが、発
光体43の周辺から出た光は全てが結合するわけではな
い。これに対し、この実施例による発光装置トでは、発
光体43から光ファイバー11の端面12までの距離が
短いので、発光体43から出て光ファイバー11の端面
12へ直接入射する光束が増加するので、発光体43の
周辺から出た光の結合効率が高まり、その結果全体とし
ての結合効率も高くなる。すなわち、発光体43とファ
イバー挿入用窪み部61の底面62の縁を結ぶ方向とフ
ァイバー芯線11aの中心とのなす角θを光ファイバー
11の有効開口角θcに近づけることができる。なお、
光ファイバー11のファイバー被覆11bが厚い場合に
は、図41に示すように、先端のファイバー被覆11b
を除いてファイバー芯線11aを露出させ、ファイバー
芯線11aのみをファイバー挿入用窪み部61内に挿入
しないと、結合効率は高くならない。また、ファイバー
挿入用窪み部61のテーパ面は光の出射方向と平行にな
っているので、ここからは光は漏れず、ファイバー挿入
用窪み部61の底面62の径を光ファイバー11のコア
径とほぼ等しくしてある。
【0072】図42は本発明の第33の実施例による発
光装置チを示す断面図である。この実施例にあっては、
ファイバー挿入用窪み部61の底面62を凸レンズ面と
している。図41の発光装置トのようにファイバー挿入
用窪み部61の底面62が平面となっていると、発光体
43と底面62の縁を結ぶ方向の角度θが光ファイバー
11の有効開口角θcに近くなった場合、封止用樹脂4
4内においては元々光ファイバー11の有効開口角θc
内の方向に出射されていた光線の一部(有効開口角θc
内の周辺光線)は底面62から封止用樹脂44外へ出る
際に屈折を受け、光ファイバー11の有効開口角θc外
の光線となってしまい、結合効率の損失が生じる。そこ
で、この実施例の発光装置チにおいては、周辺光線が底
面62から封止用樹脂44外へ出たときに光ファイバー
11の有効開口角θcから外れることがないよう、発光
体43から出射されている周辺光線、あるいは発光体4
3や凸面状反射部42aで反射された光線が、底面62
を通過することによってほぼ直進か、やや平行光線化さ
れる方向に屈折されるように凸レンズ面を形成し、全体
の結合効率を高めるようにしている。ここで、底面62
を通過した後、光線がほぼ直進するような凸レンズ面を
形成する場合、すなわち、発光体43を中心とする球面
レンズを形成する場合には、発光体43と底面62の縁
とを結ぶ方向の角度θは、光ファイバー11の有効開口
角θcとほぼ等しくしておくと最も無駄なく、高い結合
効率を実現することができる。
【0073】図43は本発明の第34の実施例による発
光装置リを示す断面図である。この実施例にあっては、
ファイバー挿入用窪み部61のテーパ面の傾斜角度(す
なわち、ファイバー挿入用窪み部61の開き角)を大き
くすることにより、ファイバー被覆11bを付けたまま
の光ファイバー11の端面12をファイバー挿入用窪み
部61の底面62に近づけることができるようにしたも
のである。この実施例では、ファイバー被覆11bに当
たった光は無駄になるので、結合効率が低下する恐れが
あるが、光ファイバー11の端部のファイバー被覆11
bを剥がす必要がないので、光ファイバー11との接続
作業が簡単になる。
【0074】図44は本発明の第35の実施例による発
光装置ヌを示す断面図である。この発光装置ヌは、光フ
ァイバー11をファイバー挿入用窪み部61内に挿入せ
ず、ファイバー芯線11aの端面12と底面62との間
にガラス又はプラスチック製の透明円柱部材63を挿入
することにより、発光体43から出射された光を無駄な
く光ファイバー11に結合させるようにしたものであ
る。特に、透明円柱部材63として、屈折率分布型のロ
ッドレンズを用いたり、円柱の両端面を凸レンズ形状に
膨らませたりすれば、全体の結合効率をさらに高めるこ
とができる。
【0075】図45は本発明の第36の実施例による発
光装置ルを示す断面図であって、ファイバー挿入用窪み
部61に光ファイバー11を挿入することなく、鏡面反
射部45の開口位置に光ファイバー11の端面を位置さ
せている。
【0076】図46(a)(b)は本発明の第37の実
施例による発光装置オを示す平面図及び断面図である。
これはステムレス型の発光素子70を用いたものであっ
て、リードフレーム71の先端に凸面状反射部73を形
成し、凸面状反射部73の上に発光体74を実装し、発
光体74ともう一方のリードフレーム72をボンディン
グワイヤ75によって接続してあり、リードフレーム7
1,72の端部及び発光体74等を封止している封止用
樹脂76の上面にテーパ状のファイバー挿入用窪み部7
9を凹設すると共にその底面80を凸レンズ面に形成
し、ファイバー挿入用窪み部79の周囲の封止用樹脂7
6上面に鏡面反射部77を形成し、鏡面反射部77の中
央に光出射部78を開口したものである。しかして、こ
の発光装置オは、図43のステム41を用いた発光装置
リに対応するものである。
【0077】図47は本発明の第38の実施例による発
光装置ワを示す断面図である。この発光装置ワにあって
は、ステム41の上面に設けられた反射率の高い凸面状
反射部42aの上に発光体43を実装し、ステム41上
面に透明な封止用樹脂44を成形して発光体43を封止
してあり、封止用樹脂44の表面は球面もしくは楕円面
のフレネル面によって構成されている。また、封止用樹
脂44の表面のフレネル面は金属蒸着膜や誘電体多層膜
等からなる鏡面反射部45によって覆われており、鏡面
反射部45の中央には光ファイバー11のコア径とほぼ
等しい開口径の光出射部46が開口されている。図47
に即して説明すると、封止用樹脂44の表面のフレネル
面は、中央の円板部101、第1輪体102及び第2輪
体103からなっており、円板部101が光ファイバー
11のコア径とほぼ等しい径を有する光出射部46とな
っており、第1輪帯102及び第2輪帯103の表面に
凹面状に鏡面反射部45が形成されている。なお、第1
輪帯102と第2輪帯103の間のテーパ面104は発
光体43からの光の出射方向とほぼ平行であるので、鏡
面反射部45を設けていない。光ファイバー11は、端
部を第1輪体102の上に接触させられており、光ファ
イバー11のコアは光出射部46を通して発光体43と
結合されている。
【0078】封止用樹脂44の表面を球面とする場合に
は、図48(a)に示すように、発光体43を当該球面
の中心C44よりも少し上方に配置する。また、封止用樹
脂44の表面を楕円面とする場合には、図48(b)に
示すように、上下に位置している第1焦点F1と第2焦
点F2のうち第1焦点F1付近に発光体43を配置して
いる。
【0079】図49は封止用樹脂44の表面のフレネル
面が楕円面となっている場合の光線の挙動を示す説明図
である。すなわち、発光体43から出射された光は、そ
の一部が光出射部46を通過して光ファイバー11内に
入射する。発光体43から出射されて光ファイバー11
へ入射しなかった光は鏡面反射部45によって第2焦点
F2へ向けて反射される。鏡面反射部45で反射され、
第2焦点F2へ向けて集光する光は、第2焦点F2へ至
る前に凸面状反射部42aによって反射され、ほぼ平行
光線となって光出射部46を通過して光ファイバー11
へ入射する。従って、発光体43から出射された光は、
光出射部46を通過して直接に、あるいは鏡面反射部4
5及び凸面状反射部42aで2回反射した後、光ファイ
バー11内へ入射させられる。一般の面発光型LED等
の発光体43では、真横からの光が出射されるが、この
ような構造においては発光体43の真横から出る光も鏡
面反射部45及び凸面状反射部42aで2回反射して光
ファイバー11との結合に寄与するので、従来無駄に捨
てられていた光のほどんどを光ファイバー11に結合さ
せることができるようになり、発光体43と光ファイバ
ー11との結合効率を飛躍的に高めることができる。こ
の実施例の発光装置ワは、これ以外の点についても、図
38の発光装置と同様な作用効果を奏する。
【0080】さらに、プラスチック光ファイバー11の
ようにファイバー被覆11bが厚く、光ファイバー11
の外径が大きい場合には、図45のような実施例による
発光装置ルでは光ファイバー11の端面を発光体43に
近づけることができず、結合効率が低下するが、この実
施例の発光装置ワでは、このような場合にも光ファイバ
ー11の端面を光出射部46に接触させ、発光体43に
近づけることができるので結合効率を高めることができ
る。
【0081】図50(a)(b)は本発明の第39の実
施例による発光装置カの平面図及び断面図である。これ
は、リードフレーム71,72の上に発光体74を実装
したステムレス型の発光素子、例えば図46の実施例で
用いられている発光素子70の封止用樹脂76の表面を
フレネル面によって構成したものである。
【0082】図51(a)(b)は本発明の第40の実
施例による発光装置ヨを示す平面図及び断面図である。
この発光装置ヨにあっては、ファイバー結合ユニット1
11の下面にフレネル面状の凹所112を設け、この凹
所112の内壁面全面にメッキもしくは蒸着によって鏡
面反射部77を設けてあり、この凹所112内に透明な
封止用樹脂76を充填すると共に封止用樹脂76内に一
対のリードフレーム71,72及び発光体74を封止し
てあり、発光体74はリードフレーム71の凸面状反射
部73の上に実装されている。また、ファイバー結合ユ
ニット111の中心には光出射部78が上下に開口され
ており、ファイバー結合ユニット111の上面に設けた
ファイバー挿入ガイド113には光ファイバー11の端
部を挿入してある。しかして、この発光装置ヨにあって
は、発光体74から出射された光は、ファイバー結合ユ
ニット111の光出射部78を通過して直接に光ファイ
バー11内へ入射し、あるいは、ファイバー結合ユニッ
ト111の鏡面反射部77及び凸面状反射部73で2回
反射した後、ファイバー結合ユニット111の光出射部
78を通過して光ファイバー11内に入射する。
【0083】図52(a)(b)(c)(d)は上記発
光装置ヨの製造方法を示す断面図である。すなわち、図
52(a)に示すファイバー結合ユニット111は樹脂
成形品であって一方の面には第1輪体と第2輪体とから
なるフレネル面状の凹所112が形成され、他方の面に
は光ファイバー11の端部を挿入するためのファイバー
挿入ガイド113が設けられており、凹所112とファ
イバー挿入ガイド113とは光ファイバー11のコア径
とほぼ等しい径の光出射部78を介して連通されてい
る。しかも、このファイバー結合ユニット111のほぼ
外表面、特に凹所112の内壁面にはAu、Ag、Al
等の高反射率材料によって金属メッキ膜あるいは金属蒸
着膜を形成してあり、これにより凹所112内には鏡面
反射部77が形成されている。ついで、このファイバー
結合ユニット111は、図52(b)に示すような受け
型116内に挿入される。この受け型116には、ファ
イバー結合ユニット111のファイバー挿入ガイド11
3及び光出射部78を塞ぐ雄型117が設けられてお
り、雄型117の先端には封止用樹脂76の光出射部7
8と対向する箇所を成形するための成形面118が設け
られている。従って、受け型116内にファイバー結合
ユニット111を納めると、図52(c)に示すよう
に、雄型117がファイバー結合ユニット111のファ
イバー挿入ガイド113及び光出射部78に嵌合し、フ
ァイバー結合ユニット111の凹所112及び雄型11
7の成形面118によって封止用樹脂76を成形するた
めのキャビティが形成される。さらに、凸面状反射部7
3に発光体74を実装されたリードフレーム71と発光
体74をボンディングワイヤ75で接続されたリードフ
レーム72とを受け型116にセットした後、凹所11
2内に封止用樹脂76を注入する。ここで、封止用樹脂
76としては、エポキシ系樹脂のように時間とともに硬
化する熱硬化性樹脂を用いてもよく、紫外線照射によっ
て硬化する紫外線硬化型樹脂を用いてもよい。この後、
ファイバー結合ユニット111を受け型116から取り
出すと、図52(d)に示すように、リードフレーム7
1,72及び発光体74が封止用樹脂76内にインサー
ト成形されると共に封止用樹脂76がファイバー結合ユ
ニット111と一体成形され、図51(a)(b)に示
したような発光装置ヨが得られる。
【0084】このような製造方法によれば、封止用樹脂
76の光出射部78をマスキングして封止用樹脂76の
表面に鏡面反射部77を蒸着等によって形成するよりも
少ない工程で発光装置ヨを製作でき、低コストの発光装
置ヨを提供できるようになる。また、発光素子74と光
ファイバー11とを結合する部材と鏡面反射部77を構
成する部材とを共用させることができるので、少ない部
品点数で構成することができ、特性バラツキの小さな発
光装置ヨを得ることができる。なお、この製造方法は、
図52のような発光装置以外の構造の発光装置を製造す
る場合にも用いることができるのはもちろんである。
【0085】図53は本発明の第41の実施例による発
光装置タを示す断面図である。この発光装置タは、ファ
イバー結合ユニット121を介して発光素子40と光フ
ァイバー11を接続したものである。図53に示されて
いる発光素子40は、ステム41の上面に光散乱面反射
部42を形成すると共にその上面に凹設されたパラボラ
状反射部48内に発光体43を実装し、封止用樹脂44
の上面にテーパ状をしたファイバー挿入用窪み部61を
凹設し、ファイバー挿入用窪み部61以外の領域におい
て封止用樹脂44の表面に鏡面反射部45を形成し、鏡
面反射部45の中央に光出射部46を設けたものであ
る。また、ファイバー結合ユニット121の下面には、
発光素子40を嵌合させるために発光素子40の外形に
合わせて成形された凹型122が設けられており、上面
には使用する光ファイバー11の外径に応じた寸法のフ
ァイバー挿入ガイド123が前記凹型122と対向させ
て凹設されており、凹型122の光出射部46と対向す
る箇所とファイバー挿入ガイド123との間に光ファイ
バー11のコア径とほぼ等しい内径の光導入孔124が
開口されており、光導入孔124の内周面には鏡面加工
が施されている。このファイバー結合ユニット121
は、例えば金属材料で作製した後、光導入孔124の内
周面を鏡面研磨したものでもよく、あるいは、樹脂成形
した後、光導入孔124の内周面にAu、Ag、Al等
の金属メッキを施すことによって鏡面加工したものでも
よく、あるいは、樹脂成形した後、光導入孔124内に
内周面が鏡面加工された円筒部品を圧入させたものでも
よい。そして、ファイバー結合ユニット121の凹型1
22内に発光素子40の発光側をはめ込み、ファイバー
挿入ガイド123に光ファイバー11を挿入して(必要
に応じて接着してもよい)発光素子40と光ファイバー
11を互いに位置合わせして接続する。
【0086】しかして、このようなファイバー結合ユニ
ット121を用いた発光装置タにあっては、発光素子4
0と光ファイバー11の端面が離れているにも拘らず、
発光素子40の光出射部46から出射された光は光導入
孔124の内周面で反射されながら光ファイバー11へ
送られ、光ファイバー11内に入射させられる。しか
も、発光素子40の封止用樹脂44に光ファイバー11
を直接に結合した場合の結合効率と比較しても、結合効
率の劣化はほとんど生じない。さらに、この実施例で
は、ファイバー径に応じたファイバー結合ユニット1
21を作製すれば任意の径の光ファイバー11と発光素
子40とを結合させることができる、光導入孔124
の長さを長くすることにより発光素子40と光ファイバ
ー11の端面との距離を任意に設定できる、光ファイ
バー11の端部の被覆を除去する必要がない、ファイ
バー挿入ガイド123によって光ファイバー11の位置
決めをできるので、接続作業が容易になる、などの利点
もある。
【0087】上記のような構造の発光装置は、別な構造
の発光素子を用いても構成することができる。例えば、
図54に示す発光装置レは、リードフレーム71の上に
発光体74を実装したステムレス型の発光素子70、例
えば図46の実施例で用いられている発光素子70をフ
ァイバー結合ユニット121に嵌合させ、ファイバー結
合ユニット121の光導入孔124を介して発光素子7
0と光ファイバー11を結合させたものである。
【0088】図55に示すものは本発明の第43の実施
例による発光装置ソである。この発光装置ソに用いられ
ているファイバー結合ユニット121においては、下面
に発光素子40を納めるための円筒状の凹所122が設
けられており、上面のファイバー挿入ガイド123と凹
所122内の光出射部46と対向する箇所との間にはシ
リンドリカルリレーレンズ125を設けてある。従っ
て、発光素子40の光出射部46から出射された光は、
端面からリレーレンズ125内に入り、リレーレンズ1
25内を全反射によって損失なく伝わり、リレーレンズ
125の他端から出て光ファイバー11内に入射する。
この実施例によれば、ファイバー結合ユニット121
は、透明な樹脂によって一体成形することができ、鏡面
加工等の必要がないので、量産性に優れている。
【0089】図56に示すものは本発明の第44の実施
例による発光装置ツであって、シリンドリカルリレーレ
ンズ125を有するファイバー結合ユニット121を用
いて、ステムレス型の発光素子70と光ファイバー11
を結合させたものである。
【0090】図57に示すものは本発明の第45の実施
例による発光装置ネである。これはシリンドリカルリレ
ーレンズ125を有するファイバー結合ユニット121
を用いて細径コアの光ファイバー11と発光素子70と
を結合した状態を表わしている。このようにリレーレン
ズ125の集光性を生かせば、細径コアの光ファイバー
11の有効開口角θc内にリレーレンズ125が納まる
ように、かつ、リレーレンズ125から光ファイバー1
1に向かう光が光ファイバー11の有効開口角θc内に
納まるようにリレーレンズ125やリレーレンズ=光フ
ァイバー間距離を最適設計することにより、発光素子7
0と細径コアの光ファイバー11とを高い結合効率で結
合させることができる。
【0091】なお、上記各実施例においては、光ファイ
バーを接続した発光装置として説明したが、光ファイバ
ーを除去して光出射部から直接に外部空間へ光を出射さ
せるようにしてもよい。また、光ファイバーとの結合だ
けでなく、例えば図58に示す発光装置ナのように、レ
ンズ系126と結合させても良く、光出射部6にレンズ
系126を設ければ発光強度の大きい光源として利用す
ることもできる。
【0092】また、図7以降に示したいずれの実施例に
よる発光装置を用いても、図6に示した光電センサと同
様な光電センサを構成することができることはもちろん
である。
【0093】
【発明の効果】本発明の発光装置にあっては、発光体か
ら出射された光を鏡面反射部及び光散乱面反射部で多重
反射させた後に光出射部から出射させることにより、発
光体から出射された光の大部分を光出射部から出射させ
ることができるので、発光装置の光出射効率を大幅に高
めることができる。
【0094】さらに、光散乱面反射部側にパラボラ状反
射部を設ければ、発光体から光出射部側への光の取り出
し効率を高めることができるので、より一層発光装置の
光出射効率を向上させることができる。
【0095】また、本発明の別な発光装置にあっては、
光出射部から直接に出射されなかった残部の光を鏡面反
射部及び凸面状反射部で1回づつ反射させた後に光出射
部から出射させることができるので、発光体から出射さ
れた光の大部分を光出射部から出射させることができ、
発光装置の光出射効率を大きく向上させることができ
る。
【0096】また、これらの発光装置の光出射部に光フ
ァイバーを接続すれば、発光体から出射された光の大部
分を光ファイバーに有効に入射させることができるの
で、発光体と光ファイバーとを高い結合効率で結合させ
ることができる。
【0097】さらに、光出射部にレンズを装着すれば、
高い出射効率でコリメート光等を出射させることがで
き、レンズ系も含めた発光装置をコンパクトに構成する
ことができる。
【0098】また、ファイバー挿入ガイドや光導入部を
有するファイバー結合ユニットを用いて発光体と光ファ
イバーとを接続すれば、発光体と光ファイバーとの距離
が比較的離れていても効率よく結合させることができ
る。また、光ファイバーの径に応じたファイバー挿入ガ
イドのファイバー結合ユニットを用いることにより任意
の径の光ファイバーを発光体と結合できるようになる。
また、光ファイバーの被覆を除去することなく接続でき
る。
【0099】また、本発明の発光装置の製造方法によれ
ば、鏡面反射部及び光出射部を有するファイバー結合ユ
ニットに透明樹脂を注入することにより、透明樹脂の表
面に鏡面反射部及び光出射部を形成しているので、例え
ば透明樹脂の表面の光出射部をマスキングした状態で透
明樹脂の表面に金属蒸着膜を付けることによって鏡面反
射部を形成する方法に比べて、鏡面反射部及び光出射部
の製作が容易になる。また、ファイバー挿入ガイドもフ
ァイバー結合ユニットに設けているので、透明樹脂内に
ファイバー挿入ガイド(あるいは、ファイバー挿入用孔
など)を形成する方法に比べてファイバー挿入ガイドの
作製も容易に行なえる。
【0100】また、この発光装置を用いて光電センサを
構成すれば、強度の大きな光を出射させることができる
ので、検出距離を長くすることができ、また、検出感度
も向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による発光装置を示す断
面図である。
【図2】本発明の第2の実施例による発光装置を示す断
面図である。
【図3】本発明の第3の実施例による発光装置を示す断
面図である。
【図4】本発明の第4の実施例による発光装置を示す断
面図である。
【図5】本発明の第5の実施例による発光装置を示す断
面図である。
【図6】本発明に係る発光装置を用いて構成された光電
センサを示す一部破断した側面図である。
【図7】本発明の第6の実施例による発光装置を示す断
面図である。
【図8】同上の実施例における封止用樹脂の表面によっ
て形成された楕円面の焦点を示す説明図である。
【図9】(a)(b)(c)は同上の実施例の作用説明
図である。
【図10】本発明の第7の実施例による発光装置であっ
て、封止用樹脂の表面によって形成される楕円面の焦点
位置を示す概略図である。
【図11】本発明の第8の実施例による発光装置を示す
断面図である。
【図12】本発明の第9の実施例による発光装置を示す
断面図である。
【図13】本発明の第10の実施例による発光装置を示
す断面図である。
【図14】(a)(b)(c)はそれぞれ同上の実施例
における0次光、1次光、2次光の光線を示す図であ
る。
【図15】本発明の第11の実施例による発光装置を示
す断面図である。
【図16】本発明の第12の実施例による発光装置を示
す断面図である。
【図17】本発明の第13の実施例による発光装置を示
す断面図である。
【図18】本発明の第14の実施例による発光装置を示
す断面図である。
【図19】同上の実施例の外観斜視図である。
【図20】本発明の第15の実施例による発光装置を示
す外観斜視図である。
【図21】本発明の第16の実施例による発光装置を示
す断面図である。
【図22】(a)(b)(c)はそれぞれ同上の実施例
における0次光、1次光、2次光の光線を示す図であ
る。
【図23】本発明の第17の実施例による発光装置を示
す断面図である。
【図24】本発明の第18の実施例による発光装置を示
す断面図である。
【図25】本発明の第19の実施例による発光装置を示
す断面図である。
【図26】本発明の第20の実施例による発光装置を示
す断面図である。
【図27】同上の実施例の外観斜視図である。
【図28】本発明の第21の実施例による発光装置を示
す外観斜視図である。
【図29】本発明の第22の実施例による発光装置を示
す断面図である。
【図30】本発明の第23の実施例による発光装置を示
す断面図である。
【図31】本発明の第24の実施例による発光装置を示
す断面図である。
【図32】本発明の第25の実施例による発光装置を示
す断面図である。
【図33】本発明の第26の実施例による発光装置を示
す断面図である。
【図34】本発明の第27の実施例による発光装置を示
す断面図である。
【図35】本発明の第28の実施例による発光装置を示
す断面図である。
【図36】本発明の第29の実施例による発光装置を示
す断面図である。
【図37】本発明の第30の実施例による発光装置を示
す断面図である。
【図38】本発明の第31の実施例による発光装置を示
す断面図である。
【図39】(a)(b)は同上の実施例の説明図であっ
て、(a)は封止用樹脂の表面を構成する球面の中心と
発光体の位置との関係を示す図、(b)は封止用樹脂の
表面を構成する楕円面の焦点と発光体の位置との関係を
示す図である。
【図40】同上の実施例における2回反射光の光線軌跡
を示す図である。
【図41】本発明の第32の実施例による発光装置を示
す断面図である。
【図42】本発明の第33の実施例による発光装置を示
す断面図である。
【図43】本発明の第34の実施例による発光装置を示
す断面図である。
【図44】本発明の第35の実施例による発光装置を示
す断面図である。
【図45】本発明の第36の実施例による発光装置を示
す断面図である。
【図46】(a)は本発明の第37の実施例による発光
装置の光ファイバーを除いた状態における平面図、
(b)は同上の光ファイバーを接続した状態における断
面図である。
【図47】本発明の第38の実施例による発光装置を示
す断面図である。
【図48】(a)(b)は同上の実施例の説明図であっ
て、(a)は封止用樹脂の表面を構成する球面の中心と
発光体の位置との関係を示す図、(b)は封止用樹脂の
表面を構成する楕円面の焦点と発光体の位置との関係を
示す図である。
【図49】同上の実施例における2回反射光の光線軌跡
を示す図である。
【図50】(a)は本発明の第39の実施例による発光
装置の光ファイバーを除いた状態における平面図、
(b)は同上の光ファイバーを接続した状態における断
面図である。
【図51】(a)は本発明の第40の実施例による発光
装置の光ファイバーを除いた状態における平面図、
(b)は同上の光ファイバーを接続した状態における断
面図である。
【図52】(a)(b)(c)(d)は同上の実施例の
発光装置の製造方法を示す断面図である。
【図53】本発明の第41の実施例による発光装置を示
す断面図である。
【図54】本発明の第42の実施例による発光装置を示
す断面図である。
【図55】本発明の第43の実施例による発光装置を示
す断面図である。
【図56】本発明の第44の実施例による発光装置を示
す断面図である。
【図57】本発明の第45の実施例による発光装置を示
す断面図である。
【図58】本発明の第46の実施例による発光装置を示
す断面図である。
【図59】従来例の断面図である。
【符号の説明】
1 ファイバー結合ユニット 2 光学的空間 3 鏡面反射部 6 光出射部 11 光ファイバー 21 ステム 22 発光体 23 光散乱面反射部 24 封止用樹脂 31 光電センサ 41 ステム 42 光散乱面反射部 42a 凸面状反射部 43 発光体 44 封止用樹脂 45 鏡面反射部 46 光出射部 48 パラボラ状反射部 70 発光素子 73 凸面状反射部 74 発光体 76 封止用樹脂 77 鏡面反射部 111 ファイバー結合ユニット 116 受け型 121 ファイバー結合ユニット 122 凹型 123 ファイバー挿入ガイド 124 光導入孔 125 リレーレンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 将次郎 京都市右京区花園土堂町10番地 オムロン 株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光散乱面反射部と、 この光散乱面反射部に対して光学的空間をおいて対向し
    た鏡面反射部と、 前記光散乱面反射部側に配置された発光体と、 前記鏡面反射部に形成された光出射部とを備えた発光装
    置。
  2. 【請求項2】 光散乱面反射部を形成された基台と、 この基台に配置された発光体と、 この発光体の周囲に形成された透光性の樹脂成形体と、 この樹脂成形体の表面に形成された鏡面反射部と、 この鏡面反射部に形成された光出射部とを備えた発光装
    置。
  3. 【請求項3】 前記光散乱面反射部側にパラボラ状反射
    部を形成し、前記発光体をパラボラ状反射部に配置した
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の発光装置。
  4. 【請求項4】 凸面状反射部と、 この凸面状反射部に対して光学的空間をおいて対向した
    鏡面反射部と、 前記凸面状反射部に配置された発光体と、 前記鏡面反射部に形成された光出射部とを備えた発光装
    置。
  5. 【請求項5】 前記光出射部に出射光をコリメートもし
    くは集光させるためのレンズを設けたことを特徴とする
    請求項1,2,3又は4に記載の発光装置。
  6. 【請求項6】 前記光出射部に光ファイバーを接続した
    ことを特徴とする請求項1,2,3又は4に記載の発光
    装置。
  7. 【請求項7】 光ファイバーを接続するためのファイバ
    ー挿入ガイド、および前記光出射部から出射される出射
    光をファイバー挿入ガイドへ向けて導入する光導入部を
    有するファイバー結合ユニットを設け、 該ファイバー結合ユニットのファイバー導入ガイドに光
    ファイバーを接続したことを特徴とする請求項1,2,
    3又は4に記載の発光装置。
  8. 【請求項8】 発光体を収納する凹所、この凹所の内壁
    面に形成された鏡面反射部、光ファイバーを接続するフ
    ァイバー挿入ガイド、および前記凹所から出射される光
    をファイバー挿入ガイドへ導く光出射部を有するファイ
    バー結合ユニットを成形し、 当該ファイバー結合ユニットを受け型に納めてファイバ
    ー挿入ガイド及び光出射部を塞ぎ、 ファイバー結合ユニットの前記凹所内に透明樹脂を注入
    して当該透明樹脂内に発光体を封止すると共に当該透明
    樹脂に接して散乱面反射部もしくは凸面状反射部を配置
    し、 その後、受け型を取り外すことを特徴とする発光装置の
    製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項1,2,3,4,5,6又は7に
    記載の発光装置を用いたことを特徴とする光電センサ。
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